警告 このお話はNTRと呼ばれるジャンルになります 注意
ちょっと買物とか映画とか付き合っただけでさ、彼氏ヅラするんじゃねーよ、そう思うときって無い?
期待させるだけってのも罪な物よ。その気が無いなら断りなさい
第六話
「ええ! そうなんですか!」
「ああ。俺も詳しい事を聞かされているわけじゃないけど」
キヌの見舞いの為、横島忠夫と弓かおりは美神除霊事務所を目指していた。揺れる電車の中、ならんでつり革を掴んでいる二人。
「氷室さんがそんな事に」
横島は美神から聞いた通りの事を話した。即ち、キヌは除霊の際に悪霊にダメージを負わされ、しばらく自宅で療養する事になった。と、いう事を。
「おキヌちゃんが俺に心配かけたくないって言ってるんだと。でもなー 流石に三日も連絡無しだと流石に心配になってきて」
「そうですわね」
キヌの事を心配する横島の表情にかおりは胸がチクっと痛む。こんな状況でキヌと雪之丞の事は話せない。
「ここだけの、いや」
話の流れのせいか、横島は思わず思っていても避けていた考えを口にする所であった。しかし露骨に止められた話は気になるもので。
「いや? その、言い辛い事なのでしょうか?」
なにか自分が信頼されていない様に感じ、不安げに横島を見つめるかおり。本来ならあまり交友の無い相手にそれを求めるのはおかしいのだが、それでもかおりはそう思ってしまうのであった。
「や、その、ね? たいした事じゃないんだ。ただ、なんか俺避けられてるみたいでさ。俺に原因があるとは思わないんだけど、俺がいたら困るような事が起きてんのかな〜 なんて気にしちゃって」
「ご、ごめんなさい。でも横島さんは避けられるような心当たりは無いのでしょう?」
妙に悲しげに語る横島に、悪い事をした気がして思わずフォローを入れる。
「やぁ、何時も馬鹿な事やってるからね。でもさ、やっぱ心配なわけで。でさ、身体の調子が許すんならおキヌちゃんをどっかに誘おうと思ってんだ」
「仕事で落ちこんでたりする可能性もありますから、ね。羨ましいですわ。氷室さんはこんなに心配されて」
横島がキヌの事を大切に思っていることが感じられてしまい、言うつもりのなかった本音がポロリと洩れた。
「弓さんになにかがあった時だって俺は真剣に心配するぜ。って何も無いのが一番だけどな」
「もう、本当ですの?」
何時の間にか自分がフォローされている。全然歳の離れていない同世代の少年に、かおりは父のように頼り甲斐あるなにかを感じ取っていた。
「すんませーん。美神さんいますか?」
美神の自宅を兼ねている除霊事務所。横島とかおりはまずは美神に話を聞いておく事にした。
『いらっしゃいませ横島さん。そちらはおキヌさんのお友達の弓さんですね』
「はい! こんにちは」
横島たちを出迎えたのはこの家そのもの、人工幽霊壱号であった。
「美神さん居るか?」
『はい、オーナーにご用事ですか?』
「まあな、頼めるか?」
『リビングでお待ちください。直ぐにお呼びします』
人工幽霊壱号の対応でリビングで美神を待つ横島とかおり。
「どうも、な」
人工幽霊壱号はキヌの事は知っているはず。しかしこいつはキヌの事に触れようはしなかった。だからこそ、横島は美神に用があると告げたのだ。本来なら勝手知ったる他人の家。バイトの時も勝手に入っていたものだが。
「心配ですか?」
「ま、ね」
全ては美神に尋ねれば良い。そう思い言葉数を減らす二人だった。
「ゴメン、待たせたわね」
そう言ってやってきた美神令子。横島たちの目には彼女が少し憔悴したように見えた。
「どうしたんですか美神さん! そんなやつれちゃって!」
「どうもこうもないわよ。言った通りおキヌちゃんが倒れちゃってね。家事一切をあの子に任せてたからこの有様よ」
良く見れば普段以上に散らかった部屋。たった3日でこの有様である。
「あの、こんにちは美神お姉様。私、氷室さんのご様子をうかがおうと思いまして」
立ちあがり、深く頭を下げた後に要件を告げるかおり。
「珍しいく組み合わせじゃない」
「あ、じつはここに来る時に偶然出会いまして」
「そ、そうなんです! 偶然なんです!」
「あらそう」
自然な横島に不自然なかおり。美神はなにか思う事もあるのだが、今はその件には触れない事にした。それ所では無いからだが。
「で、実際の所はどうなってんスか? おキヌちゃんが除霊で怪我をしたとか、俺が来ない方が良いとか」
思いきって直球で挑む。美神に小細工など通じないと知っているから。
「霊障の類よ。あの娘、悪霊とシンクロし過ぎちゃってね。横島クンだけじゃなくってああまり人に会わせない方が良い状況なのよ」
嘘は言っていない。しかし全ての真実を語ったわけでもない。
「それって大変な事じゃないですか! なんで早く教えてくれなかたんですか!」
だから、横島も納得しきれなかった。
「ちゃんと治療も済んでるのよ! 後は、ゆっくりと回復を待つだけね」
重症ではないか。なんという事だ。横島同様、かおりもショックを受けていた。
「あの、氷室さんとお話とかは出来ないのでしょうか」
「出来ないわけじゃないけど。今は寝てるからごめんね? もう、そんなに深刻なものじゃないわよ。後、数日もすればピンピンするわ」
あまりの二人の落込み様に困り、フォローを入れる美神。
「霊障は祓われたんですよね?」
「ええ。私がほっとくわけ無いでしょ。だから大丈夫だって」
この私がそんな事するはずが無い。そう美神は言っている。たしかにキヌにたいしての事だ。横島はその事は信頼できる。ならば、今は全てを信頼して任せておこう。そう結論付ける事にした。
「なら、明日とか外出とかは出来ますか」
「流石に無理ね。なにかあったの?」
「いえ、その、映画のチケットを手に要れたんスよ。それでおキヌちゃんを誘うつもりだったんッスけど。仕方ないですね」
映画のチケット。おキヌを誘う。その言葉にビクっと反応する女性二人。
「そうね、私もおキヌちゃんのそばを離れられないし」
さりげなく自分の事をアピールする美神。しかし自分が離れられないのは事実だ。
「わっかりました! おキヌちゃんには宜しく伝えといてください。それと、一応文珠を置いて行きます。今出せるのは五つなんですけど」
「悪いわね。なら二つ、いえ三つ置いて行ってくれないかしら」
「はい、どうぞ」
手のひらに三つ文珠を作りだし、それを美神に手渡す。
「じゃ、なんかあったら連絡くださいよ」
「その、私も失礼します。氷室さんには無理を為さらぬようお伝えください」
軽く装い去って行く横島を慌てて追いかけるかおり。何時の間にあの二人はあんなに仲が良くなったのかと美神はいぶかしむが、横島が意外と女性に信頼がある事は承知している。人が苦労してる時に、とは思うが今はそれ所ではない。そう思う事で彼女は自制していたのだった。
「なんだかなぁ」
事務所の扉を抜け、外の空気を吸いながら横島は呟いた。
「心配ですわね、氷室さん」
確かにキヌの事は心配だ。しかし横島には先ほどのやり取りの不自然さの方が気になっていた。最後にかまかけに渡した文珠。美神はそれを必要と感じて受け取らなかったか? 考えても仕方が無い事なのだが、疎外感のようなものを感じてしまい、少し寂しい。
「そうだな」
先ほどの事を考えているのだろうか? 妙に真剣な表情を浮べる横島に少し驚く。普段の気の抜けた表情とは比べられない凛々しさではないか。思えば自分を怒鳴って治療してくれたあの時も同じように真剣だった。つまり、自分はキヌと同じ位に真剣に接してもらえたのだ。そう思うと、妙に心が弾む気がした。
「その、元気出してください。美神お姉様が付いてらっしゃるのですもの。きっと大丈夫ですわ!」
拳をグッと握り締め横島を応援するようにガッツポーズを取る。そんなかおりに気を使わせたと思い、横島は笑って話題を変える事にした。
「しかし折角のチケットが無駄になっちまった。あ、良かったら弓さん、明日映画をご一緒しません?」
「え? ええ! 宜しいのですか! はい! 喜んでご一緒させていただきます!」
かおりとしてはどうやって振ろうかと悩んでいた話題だ。横島の申し出はとてもありがたかった。
「あ、そ、そんな喜んでもらえるとは思えなかったよ。くぅ、美人のネーチャンが俺の誘いに乗ってくれた! ここは現か幻か!? よし、今日と言う日を忘れない為に記念日に制定しよう!」
「デート記念日ですか?
は!?」
自分で言った台詞に真っ赤になるかおり。デート、逢引き。自分は明日映画に誘われた事をデートと認識し、させたのだ。なに言ってんだ私は! 馬鹿馬鹿、私の馬鹿! かおりの心の中で、迂闊かおりが折檻かおりにボコボコにされていた。
「いやぁ、嬉しいな」
「え、いえ、思い出せば何時の間にか文珠を頂いた事にもなっていますし、怪我のお詫びもしていませんし! 本来なら私の方から誘うべき事でして! その、えっと!」
横島もこの展開は予測していなかった。が、自分にも気分転換の必要を感じていた。考えれば考えるほど先ほどのやり取りの不自然さが浮んでしまうのだ。それにせっかく誘いの乗ってくれたのだ。自分がここで引くのは不味い。
「じゃ、細かい事決めよっか?」
「はい!」
駅の方に歩いて去っていく横島とかおり。その二人をじっと見つづける視線。事務所の二階、その窓から。虚ろな瞳をじっと二人に向けつづける影。手がそえられていた窓が、ミシっと音を立てる。
「そう、来ましたか」
「変な所で横島クンって感が良いから。隠し通すのは無理かもね」
横島たちが帰った後、美神はひとり文珠を手のひらで転がしながら考えこんでいた。解決策はある。とても簡単な事だ。〈忘〉の文珠を使うだけ。しかしそれで良いのだろうか? 嫌な記憶や都合の悪い記憶は忘れることで済まされるのだろうか? その思いが美神を留まらせる。
「どうしたんですか美神さん?」
「おキヌちゃん! 起きたの」
考えこんでいた美神の所にキヌがパジャマ姿のまま現れた。血行も良さそうで特に顔色が悪いと言った感じはなく、足取りもしっかりとしている。
「はい。なんか気分が良かったんで」
「そう。でもあんまり無理しちゃダメよ? 今横島クンが来てたのよ。おキヌちゃんの事すっごい心配してたわよ」
あえてかおりが来ていた事は伏せる。あまり刺激を与えたくなかったからだ。
「そんなぁ〜 起してくれれば良かったのに。せっかく横島さんと契りを交わして結ばれる所だったのに。美神さんのいじわる」
「ゴメンね。アイツも忙しい所来てくれたんだし、引きとめるのも悪いと思って。でもほら、ね?」
治っていない。いや、むしろこれは治るものなのか? 握り締めていた文珠を見た後、どうすべきかを改めて考える。
「あ、文珠ですね」
「ええ。おキヌちゃんの為にって」
「嬉しいな。やだ、横島さんの事考えてたら火照って来ちゃいました。やだな、立ってられないかも」
片手をパジャマのズボンの中に入れ、モゾモゾとさせながらキヌは喜びを隠しきれず微笑む。
「ほら、ベッドに戻りなさい。まだ本調子じゃないんだから」
モモを擦り合わせモジモジするキヌを寝室に連れて行く。
「あの、その文珠一つ貸してもらえませんか?」
キヌが赤らめた顔を上げ、美神に懇願する。
「何に使うの?」
「別に使いたい訳じゃないんです。ただ横島さんの作ったものを抱きしめれば、横島さんに全てを委ねる夢が見られるかなって」
「そう。いいわ、持ってなさい」
横島から渡されたばかりの文珠をキヌに手渡す。それを大事な宝物のようにキヌは見つめ、愛しげに頬擦りした後、握り締めた。
「ありがとうございます」
寝室のドアを閉めると、すぐにキヌの嬌声が部屋から漏れ出す。
「どうすりゃ、いいのよ」
己の無力をから来る悲しみを払うため、力なく美神は壁を叩いた。
その日の夜。
「良く考えなくても明日はデートじゃねえか! なんだかんだで俺ってラッキーだったかも!? ぐふふ! ついに時代が俺に追いついたのか!」
横島は自室で明日の準備に励んでいた。
「やたるでー! 男になったる!」
明日に向けてテンションをあげてみる。これ以上自分が考えても答えが出せそうにない。ならば今は自分が出来る事をしよう。つまり女子高生とのデートに全力を向けるのだ。
「そういや賽鳳さんにも会えるんだよな。チケットのお礼も言わなきゃ」
チケットが同封されていた封筒に視線を向けながら、横島は明日が訪れる事を楽しみにしていた。同封された写真は壁に飾られ、それに写った女性は部屋の住人に微笑みかけていた。
一方、かおりは自室で転げまわっていた。
「きゃー! きゃー! きゃー!」
デートだ。間違い無くデートなのだ。自分は明日の事を心から喜び待ち望んでいる。なんでこんなに嬉しいかはわからない。しかしそんな事はどうでもよい。だって嬉しいのは事実でデートは現実なのだから。
「こんな時はアレを利用するのです!」
参考書のケースの中にこっそり隠していたハウトゥー本を取り出した。
「このような事があろうかと!」
『どきどき らぶげっちゅ 外法帖』恋する乙女のバイブルである。
「えっとデート編、デート編」
ピンク色のしおりを挿んだページをめくる。
『やは! 私ミア! 明日は愛するウィンとデートなの! うふふ♪ ちゃんとデートの前に色々準備をしなくっちゃね。お気に入りの下着はこれ! なんと真中に穴が開いてる合理的パンチュ! ファスナー付き! それと、排卵誘発剤! これがなくっちゃ始まらないよね?』
デートのお約束が書かれたバイブルを真剣に熟読する。チンピラを雇ってピンチを演出するやり方とか、落とし物をして世界中の男の子とお友達になりたいニャアとか。それは素晴らしき知恵の泉であった。
「なんか、あまり参考になら無いような? とにかく、明日はなにを着て行こうかしら? あ、新しい下着も用意しなくっちゃ! って下着をどうするつもりなんです! はしたない!」
自分に怒鳴ってます。
「まぁ、折角ですし、お気に入りのものを履くくらいかまわないですわよね?」
明日着て行く服を見繕っているかおり。服を着ては脱いで、着ては脱いでと繰り返していた。
「どうしよっかな。でも嬉しい。なんでだろ? これじゃまるで」
あきらかに自分は横島に気があるみたいではないか?
「そんな! 私はただ、お詫びとお礼をしようとですね! その」
ふと、横島にそう言った時の事を思い出す。確かに彼はお礼にデートを申しこんできたはずだ。だからだ。だから自分はそれを受ける義務があるのだ。そう、たしか彼はこう言った。
『いいの! ならデートしてとかもあり!? そのあと熱い夜を一緒に過ごすとか!」』
と。そうだ。だからデートするのだ。問題はない。
「そうです! だから横島さんの要望にこたえ、デートして熱い一夜を!」
一夜。あれ?
「一夜! そ、そんな! 出会ったばかりでそのような! いえ、よく考えれば出会いそのものからは随分たってますし早すぎる物でもありませんし、でも、いえ、そりゃ、ね?」
下着姿で再びゴロゴロと部屋を転げまわる。やがて部屋に布かれた布団の上でピタリとと止まり、キュウと声を漏らした。
「なに期待してんでしょう私」
横島忠夫。馬鹿で助平で情けない人。そして優しくてあたたかくて。
「恋人募集中と言ってましたわよね? って事は氷室さんとの関係は仕事仲間で良いのかしら? きっとそうなのでしょう。そうに決めました。だってそうじゃないと!」
雪之丞と微笑み合うキヌの姿。それを唐突に思い出した。
「なにやってんのよ。ふられたばかりでもう次の男に夢中になってんですの?」
横島の事を考え、横島と一緒に居る事を考えていて忘れていた事。いや、心からその事実を忘却する為に自分は横島を利用しているのではないか? 嫌な考えが心に広がってくる。
「なにやってんのよ」
溢れ出そうな涙を堪えながら机の上に置いたお守りを握る。悲しくなったらこうする。こうすれば心の痛みが引いていき、自分を包むようなあたたかさが得られる。
「あたたかい」
胸に押えたお守りを自分ごと腕で抱きしめる。そうすれば自分が抱きしめられているように感じるから。抱きしめられたい。切なくてしかたがない自分を包みこんでほしい。
「横島さん 横島さん 横島さん!」
お守りを握り締めていた手は、何時しか自らの胸を揉み始めていた。文珠を入れたお守りの上から自分の胸を揉む。不思議とそれはまるで横島に胸を揉まれているように感じられ、かおりは夢中でその行為を続けた。
「よこし、くぅ」
下着の中に入れた指が胸の先端に触れる。すでに硬くなってピンと起っていた乳首は普段以上の感度を示していた。
「んあ! はぁ、はぁああ!! く」
自分の声があまりにも大きいので、きゅっと唇を閉じる。ブラジャーを上にずらし、露になった豊満な胸。それをかおりは優しく、そして段々と激しく揉む。
「くぅ、ひぃ!」
親指と人差し指で乳首を摘み、上にひっぱる。かおりは乱暴に自分の胸を弄ぶ横島を想像する。この指は横島さんの指、今胸を触っているのは横島さん。
「いやぁ、ダメですぅ! よこひまひゃん! はひぃ」
よだれが零れ、呂律も回らないほど興奮してしまう。右手をショーツにそっとあてる。
「ひゃひ!」
白いショーツは溢れる愛液でぐっしょりと濡れ、黒い陰毛が透けるほどだった。それだけに留まらず、愛液はフトモモを伝い、布団までもぐっしょりと濡らしていた。
「いやぁ、そこはダメですよ! いけません、ひ! らめぇ」
ショーツの上から陰部を人差し指と中指でなぞる。クチュクチュと音を立てかおりのそこはすっかり男を受け入れる為の状態になっていた。
「らめ! らめれす! 横島さん! 横島さん〜!」
最も敏感な小さい突起。ショーツがずれて剥き出しになった陰部のそこにかおりの指が触れる。身体を大きく仰け反らせながら、かおりは横島のなを呼びながら悶絶した。
「あ、あああ〜!」
胸と淫核を同時に慰める。数秒とたたない内に、かおりは脳が真っ白になっていく事を感じながら力なく倒れた。
「はしたない」
胸や陰部を晒したまま、かおりは布団の上に仰向けになって倒れていた。こんなに自慰に夢中になったのは始めてそれに目覚めて以来だ。自分は横島に本気で抱かれた気になって悶えていたのだ。なんて妄想力だ。
「ごめんなさい横島さん。私は悪い子です」
妙な罪悪感に苛まれながら、かおりは欲望に流された自分を恥じ、そして欲望の対象とした横島に詫びた。
「でも」
ウェットティッシュでグチョグチョになった陰部や内腿を拭く。その際に今だプクっと勃起した淫核に触れてしまい、自制心が足りなければまた自慰をはじめてしまうところだった。
「はあぁ、こんなお漏らししたみたいに布団を汚すなんて、うぅ」
仕方が無いのでとりあえず布団を裏返し、新しいシーツを布く。付けていた下着も脱ぎ、それを隠す様にタオルに包み、簡単に服を羽織ってからカオリは浴室に向かったのだった。
同じ頃、やはり横島の名を叫びながら自慰に耽る少女。力尽き、裸でベッドに横たわる彼女の秘部から、コロっと愛液に塗れた珠が転がり出てくる。〈調〉と刻まれた珠が。
つづく
好きな人とはじめてデートする前日の夜。あのドキドキ感は凄いったらもうってアレでそれでええ。そんな時代が自分にもあった事を忘れかけ日々に感け生活していますが皆様はどうよ(挨拶)
そろそろギャグとエロの比率が逆転する辺りになってきました。若者の青春物語と言う都合上、令子ちゃんの出番が少ないッス。でもね、気まぐれで書いた外伝、その名も『男女七人の侍Shodown』では美神が主役になってます。当然エロ。でも普通のエロじゃないのは私的に当然。需要が無さそうなので仮封印!
さて前回のレス返しです。
>米田鷹雄(管理人)様
うっす、了解しました。お手数おかけします。
>初(略)様
隙あらば愛子時空に引きずりこむのですが。それでは話が進まないんで微エロに。愛子は良いです。もっと愛子の話を書きたいです。でも文才がそれを許さなかったり。栗と栗鼠ですか? エロい人としては烏賊も混ぜといて欲しい所です。
>九尾様
えっと、どの様な事が書きこまれていたか私読んでいません。ですので細かい事は言えませんが、その内容が私にたいする苦言であるならば善処致す次第でございます。痛物書いてる以上は覚悟していますので。
>田辺様
台風の影響でしょうか。停電とはまた電気が無ければ生きられない人間としてとても苦労したのだと思うわけで。今年は凄かったですね。百合子vs愛子。あまりにインモラル過ぎて投稿を控えた怪作でした。改稿してみようかな。
>武者丸様
アマド・ザって新手のスタンド能力みたいですね。男は拳で語り合う。ガチンコバトルは絶対に外せないポイントですね。でもそれはもっとドロドロになってから。親知らずは抜く理由が無いならほっとく方が良いとおもます。すっごい痛かったし。泣くほど。ゴリゴリ グリーって! グリーって!
>偽バルタン様
愛の究極の形の一つ。それが羞恥プレイ! 人の視線を感じると燃えるという伝説の秘奥。いや、嘘です。出番がない分壊れなくて済む小鳩ちゃんですが、改めて彼女の境遇を書き出すと凄い娘だと改めて認識できます。
>柳野雫様
最近のボーイズラブ風な彼等の話を書いてみるのも恐ろしくて面白いかも。砂になりながら書いてみるか! ギャグ抜き、切なさ百倍で薔薇五割増の。あぅ、興味本位でホモゲーやるんじゃなかった。弓は前回真面目な分、今回はっちゃけますた。
>まさのりん様
六道女学院の場面が少ないので魔理の出番が減る一方って事に。因みに弓パパは勘違いはしていません。落ちこんでいた娘を救った男、その事は事実ですし。ちなみに出番は後であったり。
>紅蓮様
学校で馬鹿な事やってる時って本当に幸せな時間だったんだといまでは思います。そんなのを彼等に託しながら書いてるわけで。あそこまで大袈裟ではないですけど、私の学生時代もこんな感じでした。物の怪は居ないよ?
>司様
うを! 学校の猥談と来たか! 先をこされた! 学校にある7つの猥談を解決していく除霊委員の話をやろうと画策していたのにぃ! えっと学校のエッチい事って7つもあるのでしょうか?
>TF様
ブルマ? いえいえ、時代は生スパッツ! やってみたら死ぬほど身体の線がでて恥ずかしいのなんの。人はまた心理に近づいたのでしょうか? そしてピートは元に戻れるのでしょうか? 頑張れピート。
>槍持ち奴様
なんと! 横島がパレンケストーンもって飛び跳ねていた事に気が付いた方が現れるとは。さて置き、へんな確執も無くチャンスを最大限に生かす愛子が確かにリードしっぱなしですね。追い上げる事が出来るかピートと乙女達? あとタイガーも。