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▽レス始

「男三人麻帆良ライフ 第二十話(GS+ネギま!)」

宮本 (2007-03-12 13:49)
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横島と雪之丞を見送ったピートは一人で敵のアジトを調査していた。
慎重に、罠がないか、誰か戻ってこないか気をつけながら調査をしたのだが予想以上のものが見つかった。
敵の一味に関西呪術協会の幹部と思われる者から送られた命令書、指示書。さらに駅に人払いの結界をはるための手回しの際にもらったと思われる幹部からの手紙。

これだけあればこの一味とつながっていた幹部には間違いなくなんらかの処分がなされるだろう。
書斎でそれらを見つけたピートだが釈然としないものを感じていた。
『木乃香お嬢様さえ手に入ればアレをつこうて・・・』
呪符使いの女はそう言っていた。
そしてその前にバックについている幹部を非難するような事も・・・。
独り言であるがゆえにあれは彼女の本心、ならば彼女には幹部達と違う狙いがあるのではないか?

「木乃香さんさえ手に入ればアレを使って。と、いう事は逆に言えば木乃香さんがいないと使えないという事。アレというのは権力のようなものではない・・・」

ピートはそうつぶやいて違和感に気づいた。
少年との戦いで壊れた部分。その下にあるのが地面ではないのだ。
だとするとどこかに地下室が・・・。
そう考えてピートは体を霧にする。

月詠という剣士の少女も小太郎も雇われていただけだ。と、いう事はあの女が信じているのは自分だけ。
ならば地下室というものを隠せる場所に何らかの重要な秘密を秘匿しているのだろう。
敵とはいえ信じれる仲間がいないのは少し悲しいと思いつつピートは霧になった体を広げる。

そして隙間を見つけるとそこから地下へ降りて行った。

そこで見つけたのは机と、散乱する資料や地図・・・。
見た事もないような古い文字やそれによって書かれた文。
その中にピートは女が訳したらしい文字が書かれた紙を見つけた。
書かれているのは二面四手の巨躯の大鬼『リョウメンスクナノカミ』。飛騨に伝わる大鬼神。

「まさか・・・彼女の個人的な目的はこれを制御して権力ではなく力で西にいう事を聞かせる事?」

馬鹿げている。
飛騨の大鬼とやらが相手でも魔法使いが大人数でかかればいくらでもやりようがある。
しかし・・・しかし、その時どれだけの被害が出るか・・・。

ピートはゴクリと喉を鳴らすと電話を手に取り、友人を呼び出す。

「もしもし横島さん!」

『ピートか?大変だ!本山が襲われた!!』

「くっ!遅かったですか。やつらの本当の狙いは巨大な魔力を使える木乃香さんの力を利用して封印された巨大な鬼神を復活させる事だったんです!!」

『ま、まじで!?』

「まじです!僕も今からすぐそちらに向かいます。・・・もし、鬼神が復活するようなことがあったらアレを使って下さい。死人を出すわけにはいきません」

『了解。ちくしょー!また面倒な事に。使わずにすむように頑張ってみるわい』

「頑張って下さい」

ピッと携帯電話を切るとピートは再び霧になって地下室を出ていった。


             『男三人麻帆良ライフ 第二十話』


「ピートからだった。敵の目的が分かったみたいだ。・・・木乃香ちゃんの力を利用して巨大な鬼神を復活させる事らしい」

電話を切った横島は走りながらエヴァンジェリン、刹那、茶々丸に言う。
それを聞き、エヴァンジェリンは顔をしかめた。
横島、雪之丞、ピート、ネギ、刹那、明日菜・・・。決め手がない。
その鬼神というのが伝説クラスの大物なら・・・いやこれだけ大それた事をしているのだ、かなりの大物なのだろう。
エヴァンジェリンは立ち止まる。

「どうしたエヴァちゃん。早くしないと・・・」

「・・・横島、文珠を使って私と茶々丸を麻帆良に転送しろ」

「え゛!?」

「今の大して力を使えん私では役に立たんさ。麻帆良に戻ってジジイに完全な一時開封をさせる。
確認したろう?五秒に一回じじいが書類に判子を押していれば私は全盛期並の力をふるえるはずだ。おまえでも雪之丞でもピートでも、鬼神を相手にするには火力が足りん。
全盛期の私と対鬼神用の装備を施した茶々丸ならばもし復活したとしても対処できる。
文珠はあといくつ残っている?」

「・・・六個だ。わかった、転送する」

先程風呂で明日菜とエヴァンジェリン、刹那の絡みを見て目が覚めたらストックが一つ増えていたのは秘密だ。主に横島のアイデンティディーのために。
エヴァンジェリンの説明をうけた横島は文珠を二つ取り出してイメージを固める・・・。
浮かび上がる文字は『転』『送』。

「私が来るまでもたせて見せろ。いっそのこと決めてしまってもいいぞ?」

発動された文珠の光の中にエヴァンジェリンと茶々丸は消えて行く。

「・・・鬼神ですか。急ぎましょう。お嬢様が!」

「おう!!」

刹那に促されて横島は走りだした。


明日菜は目の前の光景に思わずため息をつく。
ネギ、茶々丸、刹那、エヴァンジェリン、横島というメンバーが戦っているところを見た事はあるが、今まで見た誰の戦いとも違う戦いが目の前で繰り広げられていた。

速くて鋭い重そうな拳。体を捻って繰り出される強力な蹴り。そして修練に修練を繰り返したのであろう流れるようにスムーズで効率的な敵をしとめるための動き・・・。
伊達雪之丞の動き、攻撃はその練度、そして迫力が他の者とは違っていた。

「くっ・・、ほんとに野生の獣みたいな動きだね」

「へん!まだいけそうじゃねえかクソガキ!!」

右拳が迫り、それを少年は左腕で何とかガードする。
直後に今度は右足で一気に少年の懐に踏み込み、雪之丞はかぶせるように左拳を放つ。
少年はなんとか上体をスウェーさせてかわしたが、雪之丞はそのまま踏み込んでいた右足を軸に回転。そして左足で回し蹴りを放つ。

「か・・は・・・」

回し蹴りを脇腹にくらって少年は吹き飛び、壁にぶつかった。

普段ならそこに追撃で霊波砲を放つところだが霊波砲により少年の動きが見えなくなり、呪文を唱えたりされることを嫌った雪之丞は霊波砲を放たず、しっかりと少年の様子を観察する。

「俺は横島みたいに器用に色々できるわけじゃねえ。ピートみたいに頭使って戦ったって俺の頭じゃたかが知れてる。
でもな、格闘って俺の土俵じゃ奴等にも負ける気はしねえぜ。もちろん、そこのガキにも負けねえ」

誰にともなく雪之丞は言う。
その視線はしっかりと少年を睨みつけている。

「す、すごい・・・」

明日菜は思わずつぶやいた。

「相手がすげえ魔法使うっていうんなら魔法使わせなければいいんだ。相手の手の内が多少わかればいくらでもやりようがある。わかったか?嬢ちゃん」

なんでもない事のように言うが、鍛え抜かれた体術と相手の動きを捉えられるほどの動体視力や反射神経がなければあの少年ほどの相手を圧倒するなど不可能だ。
明日菜は改めて雪之丞の強さを思い知った。

「よう、クソガキ。魔法は使わねえのか?」

雪之丞はからかうように言って笑う。
少年が魔法使いだという認識がある今、空間に限りのあるこの場所では自分の方が有利だという自信がある。

「・・・よく言うね。それだけの攻撃を受けながらじゃ君を倒せるような詠唱が必要な魔法は使えないよ」

でも・・・と少年はつぶやく。
そしてスッとその姿を湯煙の中に溶かしていった。
それを見た雪之丞は舌打ちをする。

「・・・逃げたか?」

「そ、それより雪之丞さん!木乃香が、木乃香がさらわれて・・・」

明日菜が思い出したように慌てて雪之丞に木乃香の事を伝える。

そして、浴場に三人の男女が駆け込んで来た。横島と刹那、そして先程二人と合流したネギ。
三人は浴場の光景を見て思わず立ち止まった。

「おまえら遅いぞ!!・・・って、どうした?」

「おまえがどうした雪之丞ー!!」

スパーンッと横島が栄光の手で雪之丞をどつく。

「な、なにしやがる!」

「こんのロリコンがー!」

雪之丞は横島に文句を言うが全く要領をえない。

「あ、明日菜さん大丈夫ですか?」

「な、なにもされてないんですか!?」

ネギと刹那が焦って明日菜にたずねる。

「何もって・・・脱がされただけで別に何も・・・。私は大丈夫よ」

首を傾げて答える明日菜。だがネギと刹那は真っ赤になった。
横島は般若のような形相になる。

「あわわわわ・・・」

「ぬ、脱がされただけって・・・」

「貴様雪之丞、脱がして何をしようとしたー!!おまえの名前はこれからロリ之丞だ!!」

ネギ、刹那が焦り、横島が怒声を発する。ロリ之丞・・・意外に語呂がいい。
それでようやく雪之丞と明日菜は事情を察した。
上着をかけられているとはいえ全裸で地面に座り込んでいる明日菜。そしてその側で立っていた雪之丞。
二人だけでそんな事をしていたと思われていたのだろう。

「ち、違う!さっきまであのクソガキがいて・・・」

弁解をしていた雪之丞はそれを途中でやめ、表情を引き締めると一瞬で刹那との距離をつめた。
刹那の背後には水溜りから湧き出るように現れたあの白い髪の少年。
――― バチイイイインッ!!
ヒュッという鋭い風切り音とともに放たれた少年の拳と雪之丞の拳がぶつかり合った。
刹那は振り向きざまにすぐさま夕凪で居合いを放つ。
だが少年は拳のぶつかり合いの衝撃を利用して後ろに飛んでかわした。

少年が逃げたように見えたとはいえ気を抜いてはいなかった雪之丞は再び構えなおす。

「気をつけろ。こいつが俺とピートを石にした奴だ」

「・・・さっき長さんも言っていました。格が違う相手だから気をつけろって」

身構えた雪之丞の言葉を聞き、ネギは先程石になった近衛詠春の言葉を思い出した。
不意打ちで石化の魔法を使われ、詠春も防ぎきれなかったのだろう。

「さっき木乃香がそいつの鬼にさらわれたのよ!」

明日菜も体を隠しつつ叫ぶ。
刹那と横島は無言で夕凪と霊波刀を構えた。

「不意をうったとおもったんだけどね。人数が多いし場所も悪い。不利だね・・・」

つぶやくと少年は水に包まれるようになって部屋から消えた。

「水を利用した『ゲート』。瞬間移動だぜ!?兄貴。かなりの高等魔術だ」

「いなくなってよかった。俺らの当面の目標は木乃香の嬢ちゃんを取り返す事だろ?あのガキにこんなところで足止めされるわけにはいかねえ」

カモが少年が消えた魔法について解説すると雪之丞がさっさと後を追おうと促した。

「あのガキただ者じゃないぞ。雪之丞だから格闘勝てたみたいだけど俺は殴りあいじゃ無理。きついと思う」

ぶんぶんと顔の前で手を振る横島。

「よ、横島さんでも勝てないんですか!?」

「横島の格闘は反射神経と動体視力がずば抜けてるからそれに頼ったもんだ。だから攻撃しまくって魔法を使わせねえってのはあのガキ相手じゃ厳しい。勝てないわけじゃねえけどな。
体術で攻撃すると型も攻撃の効率もめちゃくちゃだからすぐにボロが出る。
回避力と耐久力は無駄にすげえくせにな。だから何か剣術でも武術でも習えって言ったのに・・・」

驚くネギに雪之丞が解説してやる。

基本的に横島は剣術や格闘術に優れているわけではない。剣では刹那に勝てないだろうし格闘では雪之丞に勝てない。
横島は拳銃の弾を弾くほどずば抜けた反射神経と動体視力での回避や防御をし、そして変幻自在の栄光の手や万能な能力といえる文珠を使って敵に読まれないトリッキーな戦い方が得意だ。
自分の能力をフルに使えば少年に遅れを取る事はないだろう。

「むっ!これはいける!!名案を思いついたぜ!!」

「えっ?」

「何ですかカモさん。」

カモが前足を上げて叫ぶと明日菜と刹那がたずねる。

「ふふ・・刹那の姉さんと兄貴がチュウすんだよ」

「「な゛!?」」

赤くなり、声を上げるネギと刹那。明日菜はステーンとこけた。

「この非常時に何言ってんのよー!!」

「ち、違うよ姐さんパクティオーだよパクティオー」

「あ」

カモをつぶした明日菜だがカモに説明されて納得する。

「刹那の姉さんは気が使えるだろ?そこに兄貴の魔力を上乗せすれば一気に倍のスーパーパワーアップってわけさ」

「あ、それ無理だ」

仮説を披露するカモだが横島があっさりとダメだしした。

「エヴァちゃんが言ってたんだけど気と魔力は基本的に相反するものらしい。メチャクチャ訓練しないとそんなん無理みたいだぜ。俺もエヴァちゃんに言われて訓練してるけど全然ダメ。難しい」

カモはそれを聞いてガックリと肩を落とす。
しかし横島はニヤリと笑った。

「だが、霊気と魔力は相反する事はない。・・・どうだ、雪之丞。ここは一発ネギとパクティオーしてしまえば」

「「な!?」」

今度は雪之丞とネギが声を上げる。

「そりゃあ名案だ!雪之丞の兄さんが一気にパワーアップしたら鬼に金棒だぜ!!」

カモが嬉しげに言い、雪之丞がうろたえる。

「さあ!一気にぶちゅーっと!!」

「バラはダメー!!」

口を尖らせてちゅっちゅっと音を立てるカモを明日菜が叫び声とともに壁にめり込ませた。

「とにかく話し合ってても仕方がないです!」

「そうですね!行きましょう!!」

刹那とネギが叫ぶ。

「あ、待ってよ。私も行くわ。今着替えるから・・・」

明日菜は置いて行かれてはかなわないとばかりに服を取りにいく。
横島はとりあえず鬼神の事を皆に話しておくことにした。


「おおっ!やるやないか新入り!どうやって本山の結界をぬいたんや!?」

縛った木乃香を猿鬼に抱えさせて天ヶ崎千草は喜び、叫んだ。

「ふふ・・・これで木乃香お嬢様は手に入った。あとはお嬢様を連れてあの場所まで行けばうちらのかちやな」

「油断しない方がいい。さっき戦闘したけど完全に圧倒されたよ。接近戦では勝てない。しっかり足止めをして、分断しないと・・・」

「・・・なるべく殺したくなかったけどそうも言ってられんようやな」

少年の忠告を聞き、千草は顔を引き締める。
それを聞き、木乃香がガムテープでふさがれた口で唸った。

「安心しなはれ木乃香お嬢様。何もひどい事はしまへんから。・・・お嬢様には、なあ」

千草はそう言ってニイッと笑った。
そこに上空から少年の鬼が降りてきて少年の隣で翼をたたむ。

「彼らが来たみたいだよ。おかしな動きはない。足止めの人員を早く召喚しないと」

少年が言う通り、本山の屋敷の方からネギ達五人と一匹が走ってきた。

「お〜お〜、ぞろぞろと・・・」

「待て!!天ヶ崎千草!明日には応援が来るぞ!!」

「木乃香さんを利用して鬼の封印を解くなんて許しません!!」

笑みを浮かべていた千草だが刹那とネギの言葉を聞き、表情が険しくなる。

「・・・そうか。こっちの目的はそこまで知られてるんやなあ。じゃあ、あんたらが追って来れないようにお嬢様の力の一端を見せてやるわ」

そう言って千草は池の上に降り立ち、符を取り出すとそれを木乃香の喉元へ投げてはりつけた。
はりつけられた符が光を放ち、体内の魔力を無理やり使役される事による快感が木乃香の体を走り、木乃香は「ん゛っ・・・」とうめいた。

思わず飛び出そうとする刹那だが何が起きるか分からないので飛び込むわけにもいかない。

そして千草の召喚の儀式が始まった。
『オン』という一言とともに千草の周囲に梵字が浮かび、それを中心とした円形の光が千草の周囲を覆う。

「『キリ・キリ・ヴァジャラ・ウーンハッタ・・・』」

千草の力ある声が響き、木乃香の体を介して大量の魔力が使用される。
唱えられたのは奉献供養の真言と呼ばれる呪文。
木乃香の持つ力を献げ、自分の味方となる存在を召喚しようというのだ。

そしてその効果はすぐあらわれた。
円形の光から次々に現れるのは妖怪変化や鬼、魔物といった人にあらざる者達。
百体を軽く超えるそれらを前に皆が身構える。

「ちょっとちょっとこんなのありなのー!?」

「やろー、木乃香姉さんの魔力で手当たり次第に召喚しやがったな!」

「ひゃ、百体くらい軽くいるよ・・・」

明日菜は顔を真っ青にし、カモとネギ、横島は冷や汗を流している。刹那ですらも険しい顔で歯を食いしばる中、一人余裕な表情をしている男がいた。

「これで終わりか?俺達も安く見られたもんだぜ」

戦闘大好きな伊達雪之丞だけは好戦的な笑みを浮かべて千草と少年を睨みつける。

「ふん!あんたらのしぶとさはよーわかっとるつもりや。鬼神の事を知っとったのには驚きやけど・・・あんたらは見る事はできんかもなあ。
最初は殺す気はなかったけどあんたらえらいしつこいからな。こいつらには本気でやるよう命じといてやったわ。
残念やな。鬼神の力を見せてやりたかったわ〜」

茶化すように言うと千草と少年は空に浮かび、飛んで行く。
猿鬼に抱きかかえられ、連れ去られる木乃香を見て刹那が「待て!」と叫ぶが待てといわれて待つようなものでもない。
人影は夜空の闇に紛れて行く・・・。

そして千草達がいなくなると周囲の鬼達の存在感、威圧感が圧し掛かってきた。
周囲を鬼に囲まれている五人は背中合わせになって鬼を牽制している。

「何や何や。久々に呼ばれた思ったら・・・相手はおぼこい嬢ちゃん坊ちゃんかいな」

「悪いな。呼ばれたからには手加減できんのや。恨まんといてな」

数多く呼ばれた鬼の中に混じっている別格の存在感を持つ者達が声をかけてくる。
周囲を囲まれた状態に怯えた様子の明日菜が歯の根の合わない状態で口を開く。

「せ・・刹那さん。こ、こんなのさすがに私・・・」

その明日菜の肩にポンと手が置かれる。
落ち着くよう声をかけようとしていた刹那はその手の主を見て声をかけるのをやめた。
手の主は雪之丞。
魔装術で作った鎧に身を包み、顔は黒いマスクで隠れているが笑っているのが分かる。

「嬢ちゃん、落ち着け。俺らの目標はなんだ?やつらを全滅させる事じゃねえ。木乃香嬢ちゃんを助ける事だろ?それに、あいつら程度じゃ役不足だ。横島もいるし、何より俺がいる」

自信満々。己が鍛えてきた力への絶対の自信が雪之丞には溢れていた。
ネギはそんな雪之丞に一瞬見惚れ、明日菜は体から余計な力が抜けて体の震えが止まる。

「・・・俺はあんな連中の相手は勘弁したいところだぞ」

横島が控えめに言うが黙殺されてしまった。

「役不足か・・・。大した自信やなあ兄ちゃん。あながち過信とも思えんところが凄いわ」

鬼が雪之丞を睨む。
ネギはカモの指示を受けて小声で魔法を唱え、そしてその魔法が完成した。

「『風花旋風風障壁!!』」

竜巻のような風が数体の鬼を巻き込みつつ天に向かう。
その竜巻はネギ達を包み込むようにして一時的な隔離空間を作りだした。

「風の障壁です!ただし2、3分しか持ちません!!」

「よし!手短に作戦立てようぜ。どうする、こいつはかなりまずい状況だ!!」

ネギが叫び、カモが呼びかける。

「こいつらをまともに相手する必要はないが放っておくわけにもいかねえ。俺は残るぜ。飛べるやつは奴等を追えよ。ネギと横島は飛べるだろ?・・・二人じゃちょっと手薄な気もするが。おまえらは行け。
刹那の嬢ちゃんと明日菜の嬢ちゃんは残って俺と一緒にここの奴等の迎撃。・・・できるか?」

「はい!」

「た、多分・・・」

雪之丞の言葉に刹那ははっきりと、明日菜は自信なさ気に答える。

「明日菜の姐さんのハリセンなら召喚された奴等を送り返せるからな!あの鬼達を相手にするには最適だぜ!」

「ああいう相手を退治調伏するのが神鳴流の役目ですから私も問題はありません」

「じゃあ雪之丞、ネギと仮契約しとけ」

「って、なんでそうなる!!」

雪之丞は突然の横島の言葉に突っ込んだ。

「その鬼神がもし復活してしまったら俺らは攻撃されるとお終いだろ?復活したら・・・アレを使う」

「マジか!?」

「マジだ。・・・使いたくなかったけどな。だからいざとなったらネギが雪之丞を召喚できるようにな」

横島が言うアレというのがなんなのか分からないがネギ達は切り札のようなものだろうと理解する。

「なら刹那の姉さんも仮契約しとこうぜ!何かあった時雪之丞の兄さんと明日菜の姐さんを召喚できて刹那の姉さんを召喚できないのはまずいだろ!!」

カモが叫んだ。

「う〜ん、とりあえず俺とネギで飛んで行って木乃香ちゃんの確保。確保できたら逃げてここの皆と合流。
向こうで時間がかかるようだったり、鬼神が復活してしまったりしたら雪之丞、明日菜ちゃん、刹那ちゃんを召喚して総力戦だな。
雪之丞たちを召喚したらここの鬼達とあのガキ達とで挟み撃ちにされちまうけど仕方がない・・・」

横島がまとめるとチラチラとネギと明日菜が横島と刹那を見ている。

「ん?どうした?」

「え、いや横島さんは刹那さんがネギとキスしても平気なのかな〜って」

「はあ?そりゃ仮契約とかいう妙なシステムを利用してネギが将来有望な美少女とキスするのは許せんが緊急事態にそんな事言ってられんだろう」

「そ、そうじゃなくって・・・横島さんと刹那さん一昨日の夜抱き合っていたじゃない」

「「は、はあ!?」」

真っ赤な顔で明日菜が一昨日の夜目撃した事を言う。
それを聞いて横島と刹那は同時に驚きの声をあげた。

「あ・・・あの時か」

「ち、違うんです!あれは、ちょっと色々あって横島さんになぐさめられてそれでですね。あ、決して横島さんが嫌いだとかそういうわけではなく・・・」

思い当たる事のある横島はつぶやき、刹那は赤くなってうろたえしどろもどろになりながら弁解する。
それを聞いてネギと明日菜は勘違いだったのかと悟りなんともいえない表情になった。

「そ、それなら早くしてしまおうぜ」

カモはそう言ってネギと刹那を覆うように魔法陣を書く。
刹那はなぜかちらりと横島を見てから魔法陣に足を踏み入れた。

「・・・す、すみませんネギ先生。いきます!」

思い切ったように刹那は目を瞑って軽くネギにキスをする。
それを見た明日菜は少し複雑そうな顔だ。
そして光が二人を包んでカードが現れた。

「ネギ先生、明日菜さんの事は任せて下さい。私が守りますから。先生、横島さん・・・木乃香お嬢様を・・・頼みます」

ネギから離れた刹那が言い、ネギは力強くうなずいた。

「・・・やっぱりおかしいシステムやな〜。こうなったら俺も従者を探してディープなキッスでパクティオーを!!でないといつかネギを呪い殺してしまう」

「何アホなこと言っていやがる」

やはりキスシーンを見せられるのはムカつくのか血涙を流している横島を見て雪之丞はため息をついた。
そして横島はニヤリと笑みを浮かべる。

「美少女とのキスは許せんが、男同士のキスならば気持ち悪いが許容範囲内だ。さあ、やれ雪之丞!」

「そうっすね!今度は雪之丞の兄さんの番っすよ!!」

嬉しげな横島が叫び、カモもそれに乗っかる。
ネギはほんのりと頬を赤らめ、雪之丞は頬を引くつかせた。

「な、なんで刹那さんとのキスの時より恥ずかしそうなの?」

「築き上げてきた時間の差じゃないでしょうか?ネギ先生は雪之丞さんに憧れていたようですし・・・」

バラの花が見えると明日菜は首を振り、刹那は興味深げに二人を見ている。
そうこうしているうちに風が弱くなり始めた。

「急げ雪之丞!!」

「うっせえ!にやけるな横島!!」

横島が楽しげに叫び、雪之丞が怒鳴る。
カモがネギと雪之丞を囲う魔法陣を書き、ネギは頬を染めて雪之丞を見つめた。そしてゆっくりと目を閉じる。

ちょっとした興奮作用のある光を浴びつつ二人の距離が近づく。

「さっさとやれよ〜」

横島にからかわれ、ネギは少し目を開き雪之丞を確認して再び目を閉じる。
雪之丞は埒が明かないとばかりにぐいっとネギを引き寄せた。
ネギの口から「あっ・・・」と声が漏れる。

「そ、そんな乱暴な・・・」

「バラは嫌、バラは嫌、バラは嫌、バラは嫌、バラは嫌・・・」

刹那は顔を赤くしてつぶやき、明日菜は目を閉じて壊れたようにぶつぶつと繰り返す。
光に包まれ、現れたカードを嬉しげにカモがキャッチして雪之丞とネギの顔が離れた。

「ネギ、嬢ちゃん二人は守ってやる。おまえはおまえのやる事をやって来い」

「は、はい!」

「・・・何見つめ合ってるのよ」

ネギの肩に手を置き、励ますように言う雪之丞。
それを見て明日菜が疲れたようにつぶやいた。

「じゃあ障壁が消えたら僕が魔法を・・・」

「いや、おまえは力を温存しろ。明日菜の嬢ちゃんに魔力供給しないといけないんだろ?嬢ちゃんはおまえからの魔力が切れたら終わりだ。俺への魔力供給はいらん。
俺が特大の一発をやつらにお見舞いしてやるからその隙に横島とネギは行け」

その言葉にネギと横島がうなずく。

「明日菜ちゃん、刹那ちゃん無理すんなよ。いざとなったらそこのバトルジャンキーを盾にすればいいから!」

「おい!!」

横島のあまりの言葉に雪之丞は突っ込む。
明日菜と刹那は冷や汗を流した。

「雪之丞、将来有望な美少女二人を傷物にしたら許さねえからな!!まあおまえがあんなのに負けるところなんて想像できんけど」

ニッと笑うと横島は右手を軽く上げる。
それを見て雪之丞は笑い返した。

「当たり前だ。ここは俺に任せろ。おまえも俺のライバルならなんとかしてみせろよ」

「・・・ライバルになった覚えはないんやけどな〜」

二人の右手が打ち合わされてパーンッと音が鳴る。
その様子を見たネギ達三人は何とかなるのではないかという気分が高まってくるのを感じた。

なんだかんだ言って一昨日の夜、天ヶ崎千草を出し抜いて木乃香を取り返し、シネマ村では敵の一味を追い返した横島。
そして雪之丞が少年を圧倒するのを明日菜は見ていたし、その自信に満ち溢れた様子は皆の士気を高める。

「・・・そろそろ障壁が消えます」

ネギが言うと雪之丞は両手を前に突き出して構え、横島はいつでも飛べるように身構える。
刹那と明日菜は互いに得物を握り締めた。

「3、2、1・・・ッラァァアアアアア!!!!」

障壁が消え、視界に鬼達が入ってくる。
そして叫び声とともに雪之丞が打ち出した巨大な霊波砲が鬼達のいる一角を突き抜けた。

「行きます!!」

「おう!!」

ネギと横島は同時に飛ぶ。

「さて、俺らもやるぜ!無理すんじゃねえぞ二人とも!!」

雪之丞は鬼達に向けて真っ先に飛び出していく。
そして鬼の一群に突っ込み、拳を振るいだした。

「す、すごいわね」

「はい。でも私のこの剣も明日菜さんのハリセンもこいつらと互角以上に戦う力を持っています。せいぜい街でチンピラ100人に囲まれた程度だと考えてください」

「それって安心していーんだか悪いんだか・・・」

明日菜はつぶやくとハリセンをギュッと握る。

「しょーがないわね・・じゃあ、ま・・鬼退治といこーか!!」

「はい!!」

叫んだ二人は雪之丞に続いて鬼達の群れへ向かって行った。


あとがき・・・が長い(笑)

祝!!第二十話です!これもたくさんのレスを下さった皆さんのおかげ・・・。初SSの稚拙な作品にも関わらずいつもたくさんレスをいただけてとても嬉しいです。
雪之丞と同じで(更新)スピードと回数が取り得な宮本ですが、これからもよろしくお願いいたします。

京都修学旅行編終了までラストスパートー!!!!といった感じです。
ラストバトルは一話にまとめようかとも思いましたがそしたら字数がかなり・・・(汗
おかげで今回は盛り上がりにかけて(涙

作中に出てくる『アレ』は・・・ばればれですね(汗
ちょっと今後のためにここで『アレ』を出しておかねばという作者の都合です。

時代はラブを求めている!!
しかし、しかしパクティオー自体は原作通りさせておかないと原作との間の不都合が出てくるのでは!?
というびびりな宮本は刹那とネギをパクティオーさせました。横島と・・・と考えておられた方々申し訳ない。
まだ、まだせっちゃんは己の気持ちに向き合う余裕が!!

でも今回読み直すと最大の見せ場をガンガン奪っていったのは漢、ロリ之丞
!!じゃなかった、雪之丞(笑

彼の明日はどっちだ!!


皆さんの感想でいつもモチベーションが急上昇します。感想ありがとうございます!
レス返しです。


>23さん
笑っていただき何よりです。
原作第一部終了、そして次なる展開が気になるところです。
魔法の国に行く前に夏休みだからキャンプとかがあったりして・・・。
そしてある程度色々な疑問に答えが出たりするんでしょうね。原作の続きが楽しみです!
私も第一部終了の前に終了・・・なんてことにならないように頑張ります!!(笑

>九頭竜さん
笑いすぎて気絶!?ギャグ耐性がおちていたのですね?(汗
アナコンダ様再び!!いつかカモがアナコンダ教を設立し、ネギが参拝すると思います(笑
不毛なシーンで不毛な場所が目撃されたのは自分的にはよし!とガッツポーズだったのです。・・・微妙に親父ギャグかもしれませんが(汗
今回ユッキー&ピートは大活躍・・・かな?いや、ピートはそうでもないか。急げピート!!という事で。次回は彼も活躍を!!

原作との相違、オリジナリティーが足りないというのが恨めしいです(涙
原作との大き目の相違は、修学旅行編終了後にご期待を(土下座)

>powerLさん
横島の過去・・・ですね。
もう少しのんびりと小ネタを絡めたりしつつしてもよかったと反省です。
結構面白エピソードを書けそうな場所なだけに・・・。
アーティファクトの定義が難しいですよね(涙
個人の資質に応じて、すでにあるものが贈られるというのが有力なのかな?と。
横島のアーティファクトについては独自の設定を一応用意しております(原作17巻を見て慌てて付け足した設定ですが)。

ユッキーの戦いぶりを見た明日菜が尊敬の念を新たにし、そして雪之丞は新しい二つ名をGET!!です(笑

>マイマイさん
ルシオラのくだりが説明的だったのは自分の文章構成力不足で・・・(涙
でもそれ以外の第十九話の内容には結構満足している自分がいたりします。やはり久しぶりのギャグがあったからかと(笑
アーティファクトの感動ネタはもう少しこれからもあります。マイマイさんがこれからも不覚!!と思ったらご連絡下さい!

はい、ありがとうございます!完結目指して頑張りたいです。

>先頭バッターさん
お久しぶりです、レスありがとうございます!

妄想がおもむくままのギャグをほめていただけると嬉しいです。妄想のしがいがあります(笑

大局を見て裏で動くザビエルは情報をゲット!!
リベンジを果たしたヒーローは汚名をゲットです(涙

ありがとうございます、がんばります!

>アイクさん
せっかくのシリアスが・・・アナコンダに吹っ飛ばされましたw
雪之丞のトラウマについてはいつか語らねばならないときがくるでしょう(笑

刹那ちゃん、ネギと仮契約です(涙
でも、でもいつかファーストキスのあいてが横島じゃなかった事にため息をつく日が来るはず!!(オチツケ!

>しゅり。さん
横島のルシオラへのスタンスは今後結構出る事がありますが、自分としてはある程度吹っ切っていい思い出として語れる方がらしいかな?と思いました。
しゅり。さんがおっしゃるとおりのスタンスです。別にやましい事でもないし、知られたのなら隠す必要はない・・・と。
それで親友の雪之丞に心情を吐露、アシュや核の事を言うと焦点がずれますし触れる必要が無いので触れませんでした。

木乃香とネギの仮契約というのは原作でも詠春が言っている言葉で、意味としては修学旅行直前での頬へのキス(出たのはスカカード)の事を指しています。

>黒帽子さん
そこまで復活を喜んでいただけるととても嬉しいです!
アナコンダは臨戦態勢ではありませんでしたが私は臨戦態勢に戻る事ができました(笑
詠春さんもびっくりです。教えられたら拝むかも・・・
ネギ君はアナコンダ様は神なのだと教え込まれております(笑
『受け』も、『攻め』も目指していないとは思いますが・・・それ系の少女達に狙われている!!

ネギ・・・羨ましい子!!!!

>麒山悠青さん
第十九話は笑いあり、涙ありで・・・、笑って感動してもらえたなら何よりです!
これからも毎回よろしくお願いします!感想ありがとうございました。

>HOUMEIさん
アナコンダ、再臨!!でございます。しかし奴はまだ臨戦態勢ではない・・・。
いつか、いつかパーフェクトアナコンダが少女達の前に現れる!?(笑
今回は前回と違いシリアスとギャグが両方ちょっと小粒かな〜と思いますがお納め下さい。

>鋼鉄の騎士さん
ユッキーにも、色々とあったのですよ(遠い目)
詠春の登場+彼の一言で会話の中心がアナコンダへと変更しましたからね。
シリアス横島が続きませんでした。

雪之丞×ネギフラグが今回とりあえず急上昇です。小太郎を一歩リード(オエ・・・

薔薇は・・・私も嫌です(涙

>藤堂尚也さん
はじめまして、感想ありがとうございます。
三人とももともといいキャラなので彼らを生かすように作者的に必死です(笑
詠春さんにはできればセンスとかもたせたかったですね〜。『あっぱれ』って書いてあるやつw
ユッキー、ピートともどもトラウマ持ちで・・・。やはり男としてのプライド(棒状の物)を粉砕されたのです(涙
それはのちのち作中で出てきます(笑

ユッキーリターンマッチは圧勝です。
格闘戦のみであればユッキーは遅れを取らないという事で。・・・魔法を使われたら結構デンジャーかな?と。

>冬8さん
ダメー!!アナコンダに飛び込むとか・・・ダメー!!!(笑
ヒーローは大活躍!そりゃあもう新たな二つ名を頂戴するほどの活躍っぷりです。
ネギとの仮契約・・・やっちゃいました(気持ち悪いですが)w

>ジェミナスさん
風呂場での告白台無しです(笑
順調に進むフラグ・・・。この作品ではのろのろとラブの部分が進んでいましたがようやく・・・ようやくラブ臭のする部分に差し掛かっていきそうです。
・・・あと数話で(笑
時代はラブを求めている!!!!

格好いいヒーローですが、ロリ之丞・・・。ジェミナスさん、惚れますか?(笑

>遊鬼さん
ユッキー、ピート復活はあったものの刹那フラグ回収にはやはりまだ戦闘継続中ですので。
刹那&明日菜に知られてしまいましたが、それでもフラグ回収を精力的に行いたいですw

今回も雪之丞はかっこいいです(笑

>kkhnさん
復活の宮本!そしてともに復活したアナコンダ!!!
現在アナコンダ様は一番人気です(謎

エヴァちゃんの小さな手じゃとてもとても・・・(汗
にぎにぎしたりしたらPTAから苦情が来ますよねw

文珠の件は少しポンポン多量に使ってしまったかな〜という反省でございます(涙

>スケベビッチ・オンナスキーさん
説明っぽい(風呂)>まだまだ未熟な宮本です(汗

コタが強さの色々を知るには・・・やはり学園祭編かな〜と思ったり。
実は学園祭編を書くのが楽しみです。色々からめられそうですから。

明日菜と雪の関係はそんな感じですよね。肉体派同士気は合うけど、決して恋愛方面に向かうものではない・・・と。

刹那→エヴァ→鳴滝姉妹・・・・・・・ソレダーーーーーー!!!!!!
ロリからペドへ!ゴールデンパターン!!(笑

修学旅行クライマックスです。
震えは・・・止まってないと思います。クライマックスがまだ終わっていないという(汗

>タカジさん
せっちゃんのおにぎりサービス!?「うらやましいですわー!!」と、雪広あやか嬢風に叫んでみたり(笑
ネギは御本尊、アナコンダ様にご参拝。彼にとってアレは神なるものなのです。
救出されたヒーローとザビエルが鬱憤を晴らすかのようにヒーローは表で、ザビエルは裏でともに活躍!!
感想ありがとうございます、これからも頑張ります!

>meoさん
長の式は百合へ!?ま、まさかそれもまた長の趣味?巫女フェチに続いて百合フェ・・・(自主規制)
飛べないユッキーに涙。
あの浮いていたのは・・・なんなんでしょ?(汗

>我邪芋さん
そう、チョンギリマルは実は認知されたのです(笑
ハリセンバージョンの名前がハマノツルギ、大剣バージョンの名前がチョンギリマルに・・・。
持ち主にまで言われたら大剣・チョンギリマルがかわいそう(涙

>HALさん
横島やルシオラの事を知るものの何と戦ったのかはわかっておりません。
エヴァちゃんは一応びっくりしました。ええ、そりゃあもう相手は魔神ですから。しかし・・・SS書き初心者の私は描写しきれなかったと(涙
HALさんのご期待通り雪之丞は見せ場を乗り切れたでしょうか・・・あれ?ロリ之丞にくわえてネギにキスまでして薔薇之丞に?(汗
どこで間違えたんでしょう、彼は・・・

>DOMさん
美少女じゃなく美女を!!と本人は思っている事でしょう。しかし我々一般人からするとうらやましークオリティーで・・・。
シリアスがギャグに変わるのはもうGSクオリティーです(笑
一昔前のヒーローな雪之丞。
今回も多くの鬼達を前にしておらワクワクしてきたぞ!状態。
まさに山吹色の胴着が似合う男!!(笑

>念仏さん
みねうちは・・・男の浪漫で(笑
なんとなく気づいたら書かれていたみねうちなのです(汗

横島も雪之丞も巫女さんにメロメロ。エヴァちゃんが止めなかったら・・・う〜ん、巫女さんによってボコボコに?w
詠春さんは巫女好きですよね!!きっと!!・・・強く生きて欲しいものです。
娘が父親を生暖かい目で見る事はいつかある事なのです・・・(涙

>HAPPYEND至上主義者さん
前回、レスを入れ忘れてしまい、申し訳ありません。>いえいえ、お気になさらず。いつもレスありがとうございます。
やはりレスが多いとモチベーションが上がるし嬉しいです。

今までシリアスだった反動で少量の巫女萌え成分で沸きあがった横島のコスモ!!詠春さんは・・・かわいそうですが自業自得で(マテ

最終兵器、アナコンダ!!聖なるかな性なるかな精なるかな・・・(漢字がみそ)といつかネギとカモが拝んでくれます(笑

雪之丞がいつの間にか周囲の噂的には一番濃いキャラに!?(涙

修学旅行編ついに終了へ・・・長かった。
やっとラブコメに入れる。よし、さっさと修学旅行を終えて(マテ
とりあえず修学旅行編も終わろうとしております。勢いのままにガンガン投下しようと思います!!

>ヴァイゼさん
風呂場での会話の稚拙さは私の文章構成のチェックと能力の低さのなせるアホさです。
もう少し会話を簡潔に、その分心理描写と周囲の景色の描写をしっかりと書けばもっといいものになっただろうと反省です。

詠春がびっくり、そしてネギが拝むほどのアナコンダですからキティじゃ・・・(自主規制)
ユッキー、明日菜師弟フラグ今回も進行です。頼りになる男ユッキー。彼がいると話が進ませやすいです。

戦いを教える雪之丞が明日菜を押し倒し、顔の前で拳を寸止めする。
明日菜はまた負けたとばかりに頬を膨らませると近くに見える男の顔から視線を逸らす。
雪之丞は彼女の上からどくと手を差し出し引っ張り上げ、服についた汚れを払ってやると『まだまだだな』と言って笑った。
そんな二人を木陰から見ていたネギは悔しげにハンカチをかみ締めた・・・。

と、レスにあわせて即興で作ってみました(笑
ええ、どっちを見てハンカチをかみ締めているかは言いませんよw

>塵芥さん
『男はでかさじゃない!膨張率だ!!』
な、なんて素晴らしい言葉なんだ!ユッキーに教えてやらねば。
しかし、しかし・・・アナコンダは膨張率も半端じゃない上にすでに脱皮も・・・・(自主規制)

>海鮮えびドリア
はじめまして!感想ありがとうございます!!
海鮮えびドリアさんの感想をいただいて無性に食べたくなったのでドリアを食べに行きました(意味なし)。罪な方だ・・・(笑)

かなりおもしろい作品>これからもそういわれるよう頑張ります!
・・・特にまだ少ないラブの要素を!!

横島本人も意識しておりませんが・・・「まだ」です!「まだ」なんです。
結構おいつめられているのかもしれません。あれだけの中学生に囲まれたら堕ちない自信がないはず?(笑

最後に『刹那グラフ完全樹立成功!』おめでとうございます。>ありがとうございます!!
長かった・・・。ちまちまちまちまと前振りに前振りを重ねた結果がついに!
これでようやく『男三人麻帆良ラブコメライフ』にバージョンアップが(笑

>瞬身さん
テク!テクっすか!?それなら雪之丞も勝てるか・・・!?
トラウマスイッチ押しちゃったんですか?初コメントがアホな書き出しになってもいいと思いますが・・・作品自体がアホですし(笑
しかし、私でもいいのなら責任をとって嫁に・・・。家で家事とSS書きだけしている嫁になりますが(笑

ギャグの切れはエヴァンジェリン戦で現れたチョンギリマルとアナコンダの二大巨頭が支えております。
彼らはいいライバルです。言うなればマテー!!と追う側と追われつつも何か得物を探している側。
そう、ICPOの某とっつあんとどこかの大泥棒の三世さんのような関係です。
シリアスは・・・まあ、おまけで(マテ!!

ハリセン→ハマノツルギ。大剣→チョンギリマル。横島のせいで定着しつつあるこの名前・・・。かわいそうなアーティファクト!!
『トモニアルカノジョ』は能力は多彩ですが夕映やのどかのものもかなり応用範囲が優れているのでまあ特に問題が無い程度の多彩さかな?という漢字です。
近々再び活躍するのでお楽しみに。

ロリとペドの狭間で苦悩する横島・・・(マテ!!)
どっちもアウトじゃないですか!?
新たな世界に横島が踏み込んだその時、未来予想図は現実に?いや、でも・・・でも私は恥ずかしがりなせっちゃんが好きだ!!(笑

絵掲を見ました!!素晴らしかったです。リクエストを・・・という事なので遠慮なくリクしました(笑
あ、あと第三十一話そこまで大幅なエロスじゃないっす(汗
15禁とかなったら作風的にまずい(すでにまずいという意見もあり・・・)ので。
・・・外伝とかなら(ぼそっ

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