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!警告!壊れキャラ有り

「SASUKE 憑依伝 波の国突入編 6(NARUTO+オリジナル 現実→憑依)」

相原 (2007-03-09 15:36/2007-03-09 15:37)
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俺の知る原作とは違ってマジで女の子な白が仮死状態の再不斬を背負って消えた後、チャクラ切れ?でぶっ倒れたカカシを運んでタズナの家へとやってきた。
俺が前に居た現実世界ではタイヤカンボジアの川沿いに建ってそうな、2階建てのバラック風の家だ。


「ところで先生、あんた本当に大丈夫なのかい?」
「いえ、それが1週間ほど動けないんです・・・・」


申し訳無さそうに部屋の中心に敷かれた布団の中で、カカシは言った。

布団を敷いてくれたのはタズナの娘のツナミさんだ。黒いストレートヘアにシャツと長めのスカートを穿いていて、実際に見てみると結構な美人さんだったりする。

俺は背負っていたバックパックを下ろすと、ぼんやりと窓の向こうの外の風景を眺めた。まだ霧が立ち込めてはいるが、その向こうに川が下流に向けて延々と続いているのが分かる。俺の後ろではカカシが追い忍についてや忍者の死体から分かる事についての説明をしている。


(しかしまいった、まさか白が女になっちまってるなんてなあ・・・・・)


思わず溜息が出る。
原作での波の国での出来事は、アドベンチャーゲームで言えばバッドエンドの部類に入るだろう。そりゃあああいった事はナルト達の精神的成長を促す良い機会だったんだろうが・・・やっぱりハッピーエンドが好きな俺としてはこのまま同じ展開にするつもりは無いんだが。

それでも、俺がやり辛くなった事には変わりない。
この先戦う事自体は避けられないだろうし、俺達の中では誰も死なない―いや、橋での戦いで俺やカカシは死にかけるだろうが―のは分かってる。だが俺は女にあっさり手をあげれるような性質じゃない。

笑いたきゃ笑え。けどな、守れるんなら何だってするって決めちゃいてもそうあっさり割り切れるかっての(いやま、既に殺人の方は経験済みの俺がこんな事で悩むのも可笑しいかもしれないが)。


「どうすりゃいいもんかねえ・・・・」
「サスケ君、どうかしたの?」


いつの間にか話を終えて俺のすぐ後ろまで近づいていたサクラが、俺の呟きを聞いたらしい。

とりあえず正直に考えてた事をバラすのはマズいので誤魔化す事にする。


「いや、さっきの追い忍の事を考えててな・・・・」
「あの仮面の子?凄いよね、私達とあまり変わらない歳ぐらいなのに、あんなあっさり殺しちゃうなんて。」
「いや、多分再不斬は死んではいない。」
「え!?どういう事!」
「何でそう思う、サスケ?」


話を聞いてたらしいカカシが俺に問いかけてくる。


「いや・・・殺傷能力の低い千本であっさり再不斬を殺ったのはまあ、ツボを的確に狙ったって事にすれば納得できる。
けど処理するのにいちいち再不斬の死体を持っていく訳が分からない。あれだけの腕ならその場であっさり死体を消す事だって可能な筈だろう?
それにだ、ツボを的確に狙えるのなら俺達を誤魔化す為に仮死状態にするのも理論的には可能な筈だ。」
「なるほど、それならあの追い忍が実は再不斬の仲間で、助けに来たと考えられなくも無い・・・・」
「そんな・・・・」


カカシは顎に手を当てて考え、サクラはショックを受けて呆然とした顔つきに。
そして黙って俺達の話を聞いていたナルトは―――微かに震えながらも、嬉しそうな笑みを浮かべていた。


(再不斬が生きてると知ってを喜ぶとはな・・・)
「で、でも再不斬が生きてるのならまた襲ってくるんでしょう?」
「上等だってばよ、また俺達で返り討ちにしてやらあ!!」
「ま、ナルトの言う通りそれだけの事だ。」


サクラの言葉にナルトが不敵な口調で、俺は淡々とした声で答える。
そんな様子の俺達を見てカカシは、軽く笑ってからこう言った。


「よし!お前たちに修行を課す!!」


「ここまで来れば大丈夫ですかね・・・・」


自分達が話題になってるとは露知らず、仮面の少女は背負っていた再不斬の体を地面に横たえると、治療兼拷問用の道具一式を取り出した。
その中から糸切ハサミに似たものを手に取ると、右頬の傷で血に染まった口布を切り取ろうと手を伸ばす。


「まず口布を切って、血を吐かせてから・・・!」


その時突然、伸ばした手を掴まれた。少女は一瞬驚いたようにその手を見つつも、どこか呆れた様に言葉を発する。


「何だ、もう生き返っちゃったんですか?」
「ったく、手荒いなお前は・・・」


体を起こしつつも、首から生えた千本を無造作に引き抜く再不斬。血が千本で塞がっていた穴から噴き出すが、命に関わるほどの勢いではない。


「あ、再不斬さんもあまり手荒に抜かないで下さい。本当に死んじゃいますよ?」
「うるせえ、テメエこそいつまでその胡散臭い面をつけてんだ。外せ。」
「すいません、猿芝居にちょうど良かったので・・・」


そう言われて少女はやっと、自分の顔を隠している面に手をかけた。


その下から現れたのは――――雪の様に白い肌の美少女。


「僕が間に入らなかったら確実に死んでましたね。」
「仮死状態にするならもっと安全な体のツボでも良かっただろうが、白。相変わらず嫌な奴だな・・・・お前は。」
「そうですね。」


再不斬の言葉に少女―――白は傷ついた風でもなく、真っ赤になった口布を取り除いていく。


「再不斬さんのキレーな体にはあまり傷をつけたくありませんでしたから・・・それに筋肉のあまりついていない首の方が確実にツボを狙えるんです。」


次に首の傷に包帯を巻いて出血を抑えながら続ける。


「・・・・一週間ぐらいは痺れて動けませんよ。でも、再不斬さんならじきに動けるようになると思います。」
「・・・まったく、お前は純粋で賢く汚れが無い・・・そういう所が気に入ってる。」
「フフフ・・・僕はまだ子供ですから。」


いつの間にやら2人に向けて日が差していた。霧も既に晴れている。


「いつの間にか・・・・霧が晴れましたね。・・・・次、大丈夫ですか?」
「次なら・・・・写輪眼を見切れる。」


決意を込めて再不斬は呟く。
そんな時ふと、白は再不斬の右頬の傷に目をやった。結構深く傷ついてるようで、最初ほどではないがまだ出血は止まっていない。


「そういえば、頬の傷はまだ手当てしてませんでしたね。」
「ほっときゃもうすぐ出血は止まる。」
「ダメですよ、一応消毒や止血はしとかなきゃ。」


そう言うやいなや、白は顔を再不斬の右頬に近づけると、


ペロッ


傷口を舐めた。


「んなっ!!?」


予想外の行動に思わず素っ頓狂な奇声をあげる再不斬。だが白はお構いなしに傷口に沿って舐め続ける。


「ななな何やってんだテメエはー!?」
「何って、消毒ついでに傷の周りの血を舐めとってるんですよ。動かないで下さいね?」
「〜〜〜〜〜〜っ!?」


あまりにあっさりと当たり前のように白が言ってのけたお陰で、ほぼ思考停止に陥る。半ば抱き疲れた形でひたすら傷口周辺を舐められ続ける再不斬。

いや、実は舐められる感触が傷口にしみるのかそれとも気持ち良いのか、はたまた胸に当たる2つの柔らかいふくらみ―同年代の少女と比べるとかなり大きな部類だろう―に思わず股間がヒクヒクしてて、相手はまだ子供、まだ子供なんだ!と内心絶叫して暴走気味の相棒を押さえ込んでたりしてたのは彼の名誉の為に黙っておこう。


・・・・でも本当に鬼人と呼ばれる忍びなのかねえ、アンタ。


(違う、俺にはそういう趣味は無いんだ――――!!!)


そう叫びたくて仕方の無い再不斬であった。


(ビクッ!!)
「あれ?どうかしたのサスケ君?」
「いや・・・・何か親近感を感じる叫びが聞こえた気がしたんだが・・・・」


あとがき:中途半端なギャグとなりました。これくらいで壊れキャラに入るんでしょうかね?
白を女の子にしたらこんなに反応が凄くなるとは想定外でした(微妙にネタ古)。
とりあえず白との組み合わせは『王道』でいくつもりなので、ご了承下さいませ。


今日はこれで失礼。

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