インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「.hack//intervention 第26話(.hackシリーズ+オリジナル)」

ジョヌ夫 (2007-03-06 00:01)
BACK< >NEXT


紅衣の騎士団による司拘束作戦が決行されてから1週間。
紅衣の目論見は司に逃げられたことからして失敗に終わったと言える。
だがアルビレオにとって、計画自体大した収穫でも失敗でもなかった。

彼にとってより重要だったのは“吸魂鬼”の変化。
バルムンクから聞いていた以上に化け物染みた姿、それに反比例するかのように人間染みた反応。
アルビレオはその時、“吸魂鬼”が“ヘレシィ”へと変わったのを理屈を抜きにして感じていた。


「ようやく探していた人物を見つけたわけだが……」


彼は混乱していた。

ヘレシィのPCが抜け殻状態の時はその特徴である筈のデータ容量の増減が見られなかった。
それどころかつい先日まで放浪AIであると判断してしまう状態であった。
なのにヘレシィのリアルらしきものが加わることで、それらの特徴が再び復活したのだ。

ログインすることでPCの性質が変わる。
そんなことが可能なのだろうか? 確かに不可能では無いだろう。
パスワードによって発動するように組み込めばいいだけ。それを実践するのは容易ではないが。
だが本当にそういう問題なのか?

加えてその目的がまるで見えない。
そもそも彼の行動目的そのものが当初から全くわからないのだ。


「少女の方はまだ分かる……」


少女の行動にはまだ明確な目的らしきものが見えた。

彼女が動いていた目的、それはおそらくヘレシィ復帰の為。
自主的に行動を始めて以来、ずっと冷たい表情と言われ続けてきた少女。
そんな彼女がヘレシィがログインしたと思われる瞬間に、その表情を溶かし喜びを露にしていたのだから。
あまりにも人間染みた理由だが、彼女達放浪AIは“人”を真似ることで“人”を学ぶことが出来るように思える。
きっとヘレシィと接することで様々な感情を学んだのだろう。

更に今までアルビレオが消してきた放浪AIのほとんどが所謂“欠陥品”であった。
体の一部が無かったり、話が通じない相手であったり。
寧ろリコリスのようにまともなタイプの方が少数なのだ。
だからあの少女が何らかの理由で破損したと思われるヘレシィのPCを修復した結果、あのような容姿になってしまう可能性も十分にある。


彼女の行動には、目的と呼ぶにふさわしい“想い”があった。


「あの男の目的、か……」


この世界の“真実”とやらを知っているらしい人物。
現在、焔から聞いた名前のうち捉えることに成功した者は“司”“ヘルバ”の2人のみ。
その上“ヘルバ”について分かったのは、その名前と明らかにハッカーであることくらい。
彼女の行動による被害は出ていないが、まるで此方を嘲るような不正行為の数々は言わばヘレシィ級と呼んでも過言ではない。
とにかく彼女の技術がかなりの高レベルである為、その尻尾に触れることすら叶わない状態だ。

ヘレシィが再びログインしたあの場で行われたのは少女とのじゃれ合いと、司との2言程度の会話。
ヘレシィや少女、司の会話の内容は距離がありすぎた為に窺い知れない。
1つだけ確かなのは、どちらかと言えば司の方がヘレシィ達を求めていたように思える事実。
それ以外のことは全く分からないままだった。


彼が復活した今、最早少女の時のようにパターンを読むのは難しいだろう。
そして同時に彼等がこれから何を為そうとするのか見当も付かない。
アルビレオは今までの方針を白紙に戻して、再び1から練り直さなくてはならなくなったのだ。


「差し当たってすべきは……」


あの場に焔らしき人影はいなかった。
そこから考えて、彼は捜し求めていた人物があの場に居たことを知らない筈。

ならば知らせないわけにもいかない。
今現在、最もヘレシィ達に近づいているのは彼かもしれないのだから。


アルビレオが焔宛に送ったメール。

たった1通の手紙がどれ程の事態を引き起こすことになるのか、その時の彼には知る由も無かった。


.hack//intervention 『第26話 のんびりしつつも準備は進めよう』


俺がこの世界に戻ってきてから1週間。
現実世界で何とか処分した資料をかき集め、数多くの情報を頭に詰め込むことが出来た。
…………代わりに財布の中身は流れ出ていったけど。

失ったものは大きかったが、その分今が物語のどの段階かを朧気ながら把握したつもりだ。

まず俺が再びこの世界にやってきた当日。
丁度あの日は司が紅衣の騎士団に捕らえられるところだったらしい。
なんで俺がそこに居たのかシェリルに聞いてみたところ、


「楚良が良さそうな部品がここにあるって言ってたから」


とのこと。つまり彼女は楚良に騙されたわけ。
楚良の意図は分からないが、どうやら俺達(若しくはシェリル)を司と会わせる魂胆だったようだ。
物語によると、楚良が暗躍して司拘束作戦が行われたようだし。


次に出会ったばかりの司が言っていた言葉。
あの時は余計なことを考える余裕がなかったから流していたが、


「“母さん”がアンタを呼んでる」


こんな感じのことを喋っていた筈だ。
聞いた直後は大して気にしなかったんだけど、これってよく考えなくてもヤバイんだよな。

現在、司はログアウトが出来ずに『The World』に閉じ込められた状態。
その間、彼は覚醒前のアウラが眠っている部屋で、猫PCのマハやモルガナ・モード・ゴンと共に過ごしているらしい。
勿論ミミルやベア達とも関わっているが、現段階では未だモルガナ寄りとしか言いようが無い。

明確にはされていなかったと思うが、おそらく“母さん”=モルガナ。
つまりモルガナが俺を本格的に探し始めているということだ。
果たしてそれが俺自身なのか、器であるウィルスバグ入りPCなのか。
何故自らの一部である筈のウィルスバグの位置を感知できないのか。
そしてシェリルではなく俺を見つけて何を為そうとしているのか等等、疑問は尽きない。

とにかく俺はこの世界の神様から正式に追われる立場になってしまった。
1年前ならいざ知らず、今は可能な限り避けたい相手。同時に1番厄介な相手でもある。
何せ俺がどれだけ頑張ろうとも倒すことの叶わない存在なのだから。


尤も、対抗策がないわけでもないが……。


「なあシェリル……楚良との連絡って付けられないの?」

「ん〜無理、メンバーアドレスがあれば良かったかもしれないけど……」

「BBSに書き込んだりってのは?」

「やり方知らない」


明日来るとか言っていたくせに、奴は1週間経ってもまだ来ない。

俺はこんな姿でこれ以上外に出るわけにはいかないし、シェリル1人に任せるのもモルガナの目があるから危険だ。
おそらく彼女が俺達を見つけられないのは、このゴミ箱エリアが『The World』であって『The World』で無い場所だから。
余談になるが、楚良がこのエリアに来れるのは、あくまでシェリルのおかげ。
詳しいことはよく分からないが、所謂一般PCには存在しない許可証を与えたようなものとか。

そういうわけで、俺達は奴が来ない限りは動きようが無いのだ。


んで俺達が今何をしているかと言うとだな、


「ところでシェリル……結局お前は何を作ってるんだ?」

「ん〜秘密。トモアキこそ、それ何?」

「そっちが秘密ならこっちも秘密」

「ぶぅ……」


そこら辺の物体を組み合わせて遊んでたりする。

え? そんな余裕あんのかって?
……フッ、人には動くべき時というものがあるのさ。
無闇矢鱈に慌てたり、闇雲に動き回ったところで待っているのは碌な結末じゃない。

…………ぶっちゃけ暇だし。


「それにしても本当に、このエリアって不思議だよな〜」


シェリルが偶々見つけたらしい“ゴミ箱”エリア。
宙に浮かぶ数多くの不良品以外には何も存在せず、周りは黒に緑の線が引かれているだけのデジタル世界。
これは憶測だが、多分ここはヘルバが創る『ネットスラム』の原型みたいなものなんだと思う。

それはさておき、シェリルは相変わらず妙な物を作ろうとしている。

1週間前は筒に色々付けているだけだったのが、今や禍々しいくらいの巨大大砲みたいになっている。
元々原型らしき筒は土管のような円柱状だったのに、先っぽに一回り小さい筒が付け加えられてどこぞのバズーカに近づき始めている。
その周りには何というか……その…………表現しきれないくらいの色んなものが、付けられているというより生えてる感じで広がっている。

気のせいか視界に入る度に嫌な予感がするんだけど?
シェリルのセンスというか美的感覚は一体どうなってしまってるんだろうか?

……ま、まあ勝手に作ってるだけだし放っておくとしよう。


(とか言いながらも、実際俺が組み立ててるもんも微妙だったり……)


俺が作ってるのは…………地面。
辺りに散らばる平面状の物体をただひたすら繋げていってる。
ちなみに俺が出来るのはあくまで互いを近づけるだけで、実際にくっ付けるのはシェリルの仕事。
今の広さは大体……20m平方くらいだな。これでも結構頑張ったんだぞ?
指が無いから左腕の大剣の腹を上手く使って物を動かさなきゃならないし。

一見馬鹿みたいに思えるだろうが、それなりの動機はちゃんとある。
つっても単に地に足がついていないのが落ち着かないからなんだけど。
けどやってるうちに段々面白くなってきている俺もいたりする。

せっかくだから『ネットスラム』っぽくしてみるのも一興だろ?


さて、のんびりばかりしていてもしょうがない。
そろそろまともな話でも始めようかね。


「シェリル」

「ん〜?」

「……父親に会いたいか?」

「……………………」


互いに各々の手を休めることなく、顔を合わせることなく話しかける。
俺がいきなりこんな話を持ちかけたのにも、きちんと理由がある。

物語の流れからして、次に起こる出来事は『司達とハロルドの残留思念の遭遇』だ。

簡単に説明しておこう。

司・ミミル・ベアチームとクリム・楚良・BTチーム。
両者が伝説のアイテム『key of the twilight』を捜し求めていく中で、ある場所へと辿り着く。
それは『Δ隠されし 禁断の 聖域』から行くことの出来る通常のエリアとは異なる場所。
天上から下に向かって建ち並ぶ数多の塔が集うその場所の名前は『逆城都市』。
そこに『key of the twilight』があると結論付けた彼等は、それぞれの思惑を胸に奥へと急ぐ。
しかしその先にあったのは『key of the twilight』ではなく壊れた謎の男、即ちハロルドの意思であった……といった感じだ。

用があるのは、ハロルドというより楚良がこの頃にヘルバと連絡を取ることの方。
その事実は当然の如くヘルバが既に存在することを示しており、彼女との接触は最重要事項。
彼女の方も俺達には興味があるだろうし、楚良を使って誘えば確実に食いついてくる。
そこまで行けば、俺やシェリルの当面の安全は確保される。上手くいけば物語の終わりまで、だ。

だがその一方で俺は感情的な理由からハロルドに会いたいと思っている。
相手が話の通じない壊れた存在であろうと関係ない。一方的に言いたいことがあるだけだから。
ハッキリ言って全くの無駄な行動だが、何とか益になるような計画を立てるつもりだ。


問題なのはシェリルがついてくるかどうか。
彼女は母モルガナと父ハロルドの間に生まれ、そして捨てられた子供。
ハロルドに対する感情が良いものの筈がない。

先にヘルバと接触していれば、シェリルの安全もほぼ確保される。
エリア移動さえ手伝って貰えば、ここだけでなく普通のエリアでも宙に浮けるようになった俺は自分で行ける。
だから言い方は悪くなるが、彼女がついて来る必要はほとんどない。


俺はそう思っていたんだが、


「……会えるの?」

「…………会いたいのか?」

「……うん」


意外にも拒絶するものと思っていた彼女の声には、何故か負の感情を感じられない。
純粋に“会いたい”という想いが込められているのだ。

まあモルガナは自己保存の為にシェリルを利用したが、ハロルドは違う。
シェリルに与えることもしなかったが、同時に奪おうともしなかった。
彼は自らの娘である究極AIアウラの誕生をのみ願っていたような気がする。


「シェリル……何で会いたいのか、聞いてもいいか?」

「ん〜、言っておきたいことがあるから」

「…………そうか」


事も無げに喋るシェリルに対して、俺は敢えてそれ以上追求しないことにした。

先程も言ったが、彼女から負の感情が感じられない以上、止める必要が無いと判断したから。
究極AIアウラの失敗作として生まれた彼女に、モルガナやハロルド関連の事情は切っても切れない問題。
そのことに彼女なりの決着を付けようとしているのなら、今回の行動は寧ろ彼女にとって有益なものになるに違いない。


よし、それじゃあ頑張って計画を立てるとしますかッ!


それから更に数日経って流石にイライラし始めた頃、


「ばみょんッ!」


定番の呑気な声と共に楚良がやってきた。
その様子からどうやらご機嫌らしいが、こっちは真逆な状態だ。


「もう楚良、遅すぎッ!」

「ごみんごみん〜」


俺と違ってシェリルはそんなに怒った素振りは見せていない。
彼女にとっては、単に友達が遅れた程度にしか捉えてないのだろう。
シェリル曰く、楚良は“変な友達”らしいしな。

だがそうは問屋が卸さない。

俺は音を立てることなく左腕を振り上げ、近くを漂うタルに足をつける。

そして勢いよく足元を蹴りつけ、


「はぁッ!」「ぅわおッ!?」


力の限り振り下ろす……が無論、奴は大げさなくらいに体を反らして軽々と避ける。
まあこれは想定内、というかマジで当たったりしたら洒落にならないし。

元は呪紋使いだった筈のこの体は、シェリルの改造によって大幅に身体能力がアップした。
速さ、力、反応速度……そのどれをとってもこのエリア内でなら異常なまでの強さを誇る。

……けど他のエリアではまだ試してない。というか未だに他のエリアに出かけもしていない。
このエリアは物体に足をつければどれでも“地面”となり得る上に、自分の意思を忠実に再現した動きも取れる。
重力的なものが欠如しているこの空間だからこその設定だ。
慣れれば外でも自由に動けると思うが、空中においてはしばらく体に振り回される羽目になるだろうな。


「楚良く〜ん……君さ、次に来るのいつって言ってたっけ?」

「う〜ん…………わす<ブォンッ>うっそうっそ、昨日だしょ?」

「1週間前じゃボケェッ!!」


は、激しく本気で叩き潰してやりたくなってきた……。

が、あんまり攻撃ばっかりしてると逃げられそうだから、これ以上は我慢。
奴は意味も無くムカつく野郎だが、ヘルバと接触するのには欠かせない存在だ。

そう……ヘルバと接触するまでは、だ。
その後は…………クックックッ、どうしてくれようかねぇ?

……っと危ない危ない、何か妙なことを考えてしまってたようだな。

とにかく奴との用件をさっさと済ますとしよう。


「あーゴホンッ! 楚良、お前が遅れたことに対しては不問にしておいてやる。
 それよりもこっちは急いでいるんでな……取引をしたい」

「べっつにアンタに許して貰わなくてもいんだっけどね。
 ……んで、俺に何をして欲しいの?」

「話が早くて助かる。
 ヘルバを知っているだろう? 至急彼女に会えるようにしてくれ」

「……へぇ〜、アンタもなんだ」


アンタ“も”? ……ああ、その時期だったのか。

丁度奴がヘルバと接触する時期だったらしい。
ちなみにその理由はミミルを介してベアから頼まれたから、だった気がする。
正直そこまで細かいことは朧気にしか覚えていない。

となれば話は一気に進められそうだ。


「場所の指定はあっちに任せていい。
 とにかく俺が呼んでいることを伝え、目の前に連れてくる。
 それを可能な限り早く、但し夜の時間帯に限定した上で済ませて貰いたい」

「何で夜?」

「俺がログイン出来るのが夜限定だから」


シェリル1人の状態でヘルバが来ても何の意味もない。
色々と忙しそうな彼女が無駄に時間を浪費するとも思えないしな。

自らの双剣を出し入れしながら軽く唸る楚良。
用件を受け入れるかどうか悩んでいるのか、それとも取引材料について考えているのか。

こっちとしては、たとえ奴が拒否しようと関係ない。
いざとなれば、それが出来ないくらいの重要な情報をチラつかせてやるだけ。


俺は頭の中で様々な場合に対する対応を考えていたんだが、それは杞憂だったようだ。


「そんじゃこっちの質問に答えるんならオッケー」

「内容次第だ。答えるか否かは俺自身で判断する」

「分からない可能性については言わないんだ?
 やっぱり未来知ってるとか言う口?」

「単なる情報の価値の問題だ。
 あと訂正しておくが、俺が知っているのは“未来”じゃない。
 ……土台となる情報と1つの“可能性”だ」


正確に言えば俺が知っているのは、この世界の物語の行く末じゃない。
例えるなら、この世界を“模した”物語の行く末だ。
似通っていることは多くとも、全く同じ未来である確率は限りなく低い。

俺の答えに満足したのかしていないのか、楚良は値踏みするように俺を眺めた後、


「しっつもーんッ! これからミミル達が行く場所に“key of the twilight”はあるのか?」

「…………ほぅ」


中々面白い質問をしてきた。

これは俺の推測だが、多分奴は直接的な答えよりその反応を探ろうとしている。
ミミル達がこれから行くことになる場所、即ち『逆城都市』にはハロルドの意思の欠片があるだけ。
答え自体は“無い”という一言で済む問題だ。

ミミル達がその場所へ向かうことになるのは、ヘルバの助力によるもの。
今の段階では楚良は勿論、彼女達でさえ自分達が行く予定の場所を知らない。
もし奴の問いにヘルバと知り合っても居ない俺が答え、尚且つそれが当たったならば……。

以前楚良は俺に言った……“色々試してみよう”と。
つまりはそれを早速実践しているというわけだな。


無論、答えは決まっている。
情報における奴との立場関係を良くする為には、俺のアドバンテージを示しておくに越したことはない。


「……そこに“key of the twilight”は無い。
 あるのは、いや居るのは1人の男だけだ」

「ふ〜ん……ミミル達、無駄足っちゃう?」

「そうでもないさ、あそこにヒントはある」


“にやり”……奴は確かにそんな笑い方をした気がする。
知るべくもないが、楚良は何かを掴んだらしい。


「ヘルバの都合が取れ次第、まぁた来るねんッ!」


“幽霊ちゃん、ばぁいばぁ〜い”などと手を振りながら、奴はこのエリアを離脱していった。


モルガナから身を守る為の計画の第一段階にして最重要事項であるヘルバとの接触。

今回俺は楚良を通してその糸口を掴むことに成功した……筈だ。

あとは奴の報告をひたすら待つのみ。


――――とりあえずは『逆城都市』での計画を立てなきゃな。


あとがき

現状把握とこれからの方針の巻。
相変わらずあんまり物語は進んでませんが勘弁して下さい。
『逆城都市』のイベントから先は一気に進める予定ですので。
原作より少し早い時期にSIGN編は終了すると思われます。

次回はようやくあの人が登場……と言って分かる人はどれくらいいるんだろうか?
ついでにシェリルが作っていた謎の物体の正体も明らかになるかと。

これからもよろしくお願いします。


レス返しです。


>サイコーさん

他から見ればシュールがほのぼの。
他から見ればシリアスがギャグに。
第三者から見れば主人公とシェリルの関係って魔王と囚われた姫に見えなくもないのです。
それがこのSSの主人公クオリティ(笑)。

次回もよろしくお願いします。


>フェイクKさん

主人公のお仕置きは基本的に見た目は微笑ましいのです。
やられるシェリルにとっては勘弁して欲しい代物ですが(笑)。
主人公が聞き逃したことが分かるのはずっと先の話ですが、話の節々にその断片を取り入れる予定です。

これからもよろしくお願いします。


>TAMAさん

実は冒頭での楚良の計画は主人公に会った時には既に失敗に終わってます。
でも基本的な目的は変わっておらず、これからも常に画策する可能性あり。
シェリルが作っていたもの、そして言い漏らしたことの内容は物語の中で明かす予定です。

それがわかるまでお付き合いしていただければ幸いです。

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

yVoC[UNLIMIT1~] ECir|C Yahoo yV LINEf[^[z500~`I


z[y[W NWbgJ[h COiq O~yz COsI COze