その時、焔は黒闇の守護者の本部で事務処理に追われていた。
人数が増え組織が大きくなれば、当然整理すべき項目も格段に増える。
現実であれば専用の人間を雇ったりすることも出来るだろうが、ここは剣と魔法のファンタジー世界。
基本的に強制力の少ないこの組織において、組織“のみ”に従事する者は意外と少ない。
その分、トップたる焔が受け持つ量も半端ではなくなるのだ。
「まさかこの年でこんな仕事をする羽目になるなんて……」
リアルで11歳の焔は溜息をつきながらそう愚痴を零す。
今や完全にアンチPK&初心者サポートが中心となっている組織。
構成員は既に100や200のレベルを超えており、組織を頼る者達の数もそれ相応に増えてきている。
任務成功率の高さという売りを崩さない為に、構成員も依頼人も上手い形でまとめなければならない。
更に構成員1人1人の組織依存レベルも把握して、“駒”としての位置も考える必要もある。
そんなことを考えているうちに部屋の扉が開かれる。
「何か服装変えるだけで、そのまんま事務員になれるんじゃないの?」
「お疲れ様です、カール。
…………そう思っているのなら貴方も」
「冗談きついって」
普段他の誰にも見せることのない微笑みで焔の提案を跳ね除けるカール。
焔が組織に置いて最も信頼している人間の1人だ…………仕事仲間としてだが。
焔がカールと出会ったのは、彼女がPKされそうになっていた時のことだ。
当時ある“目的”と個人的な“願望”を指標に組織を設立したばかりの焔は、丁度いい宣伝になると思い彼女を助けた。
PKをキルし終わった焔がカールへと視線を向けた時、彼は少なからず驚かされた。
カールの雰囲気は尋常ならざる絶望感に満たされていたのだ。
何とかして話を聞き出せば、彼女はログインした当初は極普通のプレイが出来ていたらしい。
しかしそれから時を待たずして、1人で居る時にPKされてしまう。
彼女の不運はそれに留まらず、そのPKにストーカーの如く追いかけられる羽目に。
更にキルされた彼女を助けてくれたPCが実は例のPKの仲間で、再びキルされることまであった。
そんなカールは助けてくれた焔に対して今までの鬱積の全てをぶつける。
PKシステムのあるこの世界は“悪意”を持つ者が勝利する場所なのだ、と。
仮想であるここの方が現実よりよっぽど残酷な世界じゃないか、と。
「そういえばそろそろログアウトする時間じゃないですか?」
「……あ、そうだった。
何かこういう時間って本当に早く過ぎちゃうよね」
彼女は焔と出会うことで変わった。
焔が“世界”を憎む彼女に対して告げた一言。
たった数十字でしかないその一言は、しかし彼女にとって数十万に値する言葉であった。
それはそのまま、彼女の中で『The World』における確固たる行動理念となっている。
……それが彼女にとって良い事なのかは疑問だが。
「……カール」
「ん? 何?」
ログアウトすべく部屋を出ようとするカールを焔は呼び止める。
「貴方はこの世界が好きですか?」
かつてその質問をした時は、憎しみ溢れる言葉を返された。
その頃の彼女は現実に、『The World』に絶望していたから。
「……“世界”は大嫌い。でもここは好き」
カールはそんな言葉を静かに呟きながらドアを閉めた。
.hack//intervention 『第23話 惑乱の主人公』
はいはいどうも、お久しぶりです。
10話以上いなかったけど、一応この話の主人公だったりします。
えーさて、俺はついさっきまで期限の迫った大学のレポートをやっつけ仕事的に頑張ってました。
いや別に忘れてたとかじゃなくて、単に他にやることがいっぱいあったから出来なかっただけなんですよ。
…………主にバイトとか飲み会とかその他云々だけど。
んで何時だったかな……夜の10時くらい?
今夜は徹夜で頑張るぞ、ってな感じで気合を入れて自宅のパソコンの前にいたわけです。
既に友達から資料は沢山借りてたし、後はそれを料理して考察入れるだけだった……筈なんです。
だから上手くいけば3時間くらいは眠れるかなぁ、とか思ってたんスよ。
…………思ってたんですけど……ね。
「知らない天井だ……あ、台詞違ったっけ…………な、何じゃこりゃー……」
何か目の前にはパソコンのモニターが無いんですよ。
代わりにどこかで見たような杖持った男の子やらプニプニしてそうな金色のゼリーお化けとかならいるんですけど。
周りには本棚とか布団とか部屋にある筈のものが無いんですよ。
代わりにどこかで見たようなヘルメット野郎共がそこらじゅうに溢れかえってるんですけど。
俺には一緒に部屋に居てくれるような彼女は存在しない筈なんですよ。
なのにどこかで見たような10歳前後の女の子が抱きついてきてるんですけど。
……そろそろ現実逃避は止めよう。
「シェリル……だよな?」
「……うんッ!」
顔を俺の背中に埋めながら、嬉しそうに頷くシェリル。
何が何だか現状が未だに掴めないが、1つだけ嫌でも分かったことがある。
(また……なんだよな?)
無茶苦茶混乱してる一方で、意外と冷静に判断している自分もいたりする。
ここ最近、寝る度に夢の中で奇妙なノイズ音を耳にしていたしな。
更に一度だけだが、ハッキリとフィアナの末裔らしき人影を見た覚えがある。
いくら資料を処分したと言っても、たった1年しか経っていないのだ。
細かいところはともかく、大まかな流れや登場人物の名前くらいは無駄なくらい覚えている。
人には忘れようとすればする程、逆に記憶に残っちゃう性質があるってことだ。
それにしても不思議なもんだ。
明らかに異常事態に巻き込まれたってのに嬉しく感じるんだから。
まるで俺の本来の居場所がこの世界であるかのような錯覚を起こしてしまいそうなくらいだ。
おそらくそれだけこの世界、取り分けシェリルに対する思い入れみたいなものがあったってことなんだろう。
そう、俺はこの世界に“やってきた”んじゃなくて“戻って来た”んだ。
実際に居るべき場所がどうとかは関係ない。ただ純粋に心がそう感じているというだけの話。
十分過ぎる程の遣り残しがあったってのも“戻る”と表現する一因になっているかもしれない。
シェリルには色々聞きたいことが山程ある。
この1年をどうやって過ごしてきたかとか、どうして俺が呼び戻されたのかとか。
でもそれ以上に言いたいことが1つ。
「シェリル……」
「……何?」
「…………ただいま」
ちょっと照れながら小さくそう呟いた俺にシェリルは……、
「…………おか、えりッ!」
感涙にむせびながら初めて出会った時のような最高の笑顔で答えてくれた。
「…………で、だ」
一応再会の儀式みたいなもんも終わったし、そろそろ突っ込んでもいいだろ?
というか、ハッキリ言って今のまんまじゃ激しく恥ずかしいし。
何かこっちを凝視している奴等が100人以上いるし……てかどんな羞恥プレイ?
嬉しそうに抱きつきながら動こうとしないシェリル。
だがな、お前の返答次第では…………お仕置きを覚悟しておけよ。
「シェリル、早速聞きたいことがある」
「……………………」
シェリルは再び顔を埋めてしまっているが、この距離なら普通に耳に入る筈だ。
別に返事はなくても、後できちんと答えてくれるだろうさ。
つーかもう正直我慢の限界。
いい加減疑問やら突っ込みやらをぶちまけないと精神的負荷がヤバイ状態になっちまう。
俺は勝手にそう決めつけ、自らの思いの全てを吐き出すことにした。
「目の前の杖持った奴って司だったよな? でも何で俺の目の前に居るの?
それにプニュプニュしてそうな鉄アレイモンスターは何とかの守護者だっけか? でも何で俺の方向いてんの?
周りに角無し銀漢共がウジャウジャ湧いてるのも何で? それに何、この数?
いや、ここまではまだいい。分からなくともないかもしれないから。
でも、でもな…………この体はどうなってんだよゴラァッ!?
右腕が無いのは許せなくも無い、けど何さこのバグった左腕はッ!? しかも“腕”なのは肘までやんけッ!
いやいや、これも仕方が無かったんだろう。元々俺の考え無しな行動のせいで無くした部分だからな。
1番問題なのは、後ろのボロボロな翼とかくるくる回ってるビリビリ車輪っぽいのッ!!
明らかに人には要らない部分じゃないの、これッ!? 寧ろモンスター用じゃんかッ!!
今の俺ってさ、半分人間半分モンスターな状態っぽくねッ!? 下手すりゃRPGに出てくるラスボス第一形態ッスよッ!?
あれッスか、一旦これでやられたら今度は本物の化け物&巨大化して最終形態でもなれってことかッ!?
いやいやいやいや、これも多分、きっと、おそらく必要だったんだよな、な、なぁッ!?」
いつの間にかシェリルを振り払って向かい合う形になっていた。
腕が使えないからデコにデコを合わせて迫る俺。
そんなかなり切羽詰った俺に対して、口をぽかんと開けていた相手の反応は、
「…………ほぇ? ごめん、ボーっとしてて聞いてなかった」
「…………あーそう……ハハ……」
“えへへ……”ってな感じでにやけるシェリル。
うん、いつもならそれで許すかもしんないけどさ……今は逆効果なんだよね。
以前だったら2つの拳を使ってグリグリのお仕置きが出来たかもしれない。
しかし今あるのは無駄に幅の広い大剣と同化している左腕だけ。
幾らなんでもこれじゃあグリグリは無理。う~む、どうしたものか。
俺は頭をフル回転させて怒りをぶつける方法を模索する。
こういう時に限って思いつかないのが心苦しい。
(考えるんだ…………今の俺に出来ることを)
内容がお仕置き方法というのがアホらしく聞こえるかもしれないが、俺は真剣そのもの。
シェリルのふざけた態度に対する報復……じゃなくて教育をせねば、俺の体中を渦巻く憤りは抑えられない。
そう、言わばこれは死活問題なんだッ!
…………フッ、笑いたければ笑え。呆れたければ呆れろ。
「だって…………ったから」
「…………ん?」
そんな時、相変わらず間近にいたシェリルの呟きが耳に入る。
少し震えているその声に俺の思考は一旦止められてしまった。
互いの顔をジッと見つめる俺達……って何か微妙な表現だな。
そして彼女の口から紡がれた言葉は、
「だって……帰ってきてくれて嬉しかったから」
「……………………ぐはぁ」
俺の憤りとかそんなもんを洗いざらい吹き飛ばすのに十分な威力を誇っていた。
目の端っこに涙付きでの微笑み+この発言は反則過ぎます。
1年以上会うことのなかったせいか、妙に輝いて見えるのもきついです。
これでお仕置きなんてしたら……多分俺、どこからともなく溢れかえる後ろ指に刺殺されちまいそう。
いやそれより何より言うべきことがある。
シェリルめ……………………うい奴じゃ。
「何かもう怒る気が失せた。
これ以上ここにいるのは色々マズそうだし……」
ぬぅ……この体では頭撫でられぬではないか。
まさかこんなところまで影響が出るとは思わなかったぞ。
それはともかく、さっき言ったように一刻も早く離脱すべきだ。
今まで傍観していてくれた司や角無し銀漢集団がいつ動き出すともしれないし。
というかこの時点まで何の反応もしないこと自体が珍しい。
俺はそう結論付けてメニューを開こうとする。
以前行っていたように頭の中で呟いているうちに“ヴォンッ”って音が…………しない?
「あら? メニューが出てこない……ってもしや」
「ああ、PCとしての機能はもうほとんど使えないよ?」
当然の如く聞きたくもない答えを返すシェリル。
んじゃどうやって移動せいっちゅうねん。
しかもPCじゃないってことはNPC? それともモンスター?
……もういいや。こういうの慣れてるし。
どうせシェリルなら何とかしてくれるだろう。
今までこの体を動かしてたの、多分コイツだし。
ずっと気になってたんだけど、この体浮いてるし。
そういうわけで帰ろうとしたんだが、世の中そうは問屋が卸さないらしい。
「シェリル、帰ろ「ちょ、ちょっと待ってよッ!」何じゃらほい?」
「“母さん”がアンタを呼んでるんだ」
ある意味ようやくってな感じで呪紋使い“司”が話しかけてきた。
その声につられて視線を彼に向けようとした時、ふとある言葉が気になった。
今“母さん”って言ってたよな?
司の母親って誰だっけ? それ以上に物語に出てきたか?
大まかな物語の流れとかは覚えているものの、流石にそんな細かいところまではすぐには思い出せない。
司について覚えてることといったら……ログアウト出来なくなったり、鉄アレイモンスター操ったりってくらいだ。
あとは何かミミルやベアと一緒に“key of the twilight”を探していたらしいってことかな。
昔立てた計画の中でも彼の存在ってあんま関係なかった気がする。
まあどうあれ、今は彼の言い分を聞くつもりはない。
こっちはこっちでシェリルから色々説明して貰わなきゃならないんだから。
「悪いが、俺もやるべきことが沢山あってね……シェリル」
「うん、分かったッ!」
言葉を介さなくても彼女は理解してくれたようだ。
そしてシェリルの元気な了承の返事とほぼ同時に俺の体は周囲に溶け込み始め……、
「あ、シェリ――――」
そんな声を出しながら手をこちらに伸ばしてくる司が見えた瞬間を合図に、俺とシェリルはこのエリアから消滅した。
辿り着いた先は昔懐かしいホーム…………じゃなかった。
上も下も右も左も全てが黒の上に緑の線が引かれているデジタルの世界。
地面はなく、俺達以外にあるのはタルの欠片やモンスターらしき尻尾、そしてPCのものであろう胴体。
どれもがあちらこちらに浮遊しており、そのどれもが不完全な状態であった。
「……ここは?」
「アタシとトモアキと……楚良の新しいホーム」
「成る程、ここで俺の体を修理したわけ…………ん?」
自分の体をよく見れば、ここにありそうな物ばかり。
具体的な方法は知らないが、この場所で色々付けられたのはほぼ間違いないだろう。
何で片腕がないのかについては後で教えて貰うことにしよう。
だがそれ以上に問題なのが今の発言。
“楚良”……確かにそう口にした筈だ。
彼については名前だけでなく、その性格も印象的なんでよく覚えている。
好奇心を中心とした自らの欲求の下、目的を達成する為なら裏切りも普通にするPK。
“司”を巡る物語の中で1番早く“key of the twilight”の正体に気づき、尚且つ単独でモルガナとの接触に成功した人物。
リアルについてはよく覚えてないが、結構幼かった記憶がある。
彼の危険度レベルは……微妙だ。
味方のままであれば戦力、情報収集能力共にこの上ない。
しかし同時に常に裏切る可能性が存在する為、心を休めることすら叶わなくなってしまう。
裏切らせない方法として思いつくのは、彼が知らないであろうこちらの情報を小出ししていくことくらいか?
……いや、そういった理屈云々は後回しだ。
他の何より、ある意味自分の体について以上に俺が気になっていることがある。
シェリルよ…………何だ、その声色は?
気のせいか妙に思い入れが含まれているような……何があった?
そして楚良よ…………貴様人の娘、じゃなくてパートナー(?)に何をしやがったッ!?
無論、俺はシェリルを問い詰めて奴について聞き出そうとした。
その時のことだ。
「シェリル、その楚良とやらは「ばみょんッ!」……」
「あ、楚良ッ!」
宙に浮かぶ壊れた壁の影から奇妙な掛け声と共に例の奴が現れたのは。
「もう、どこ行ってたの?
先に行って待ってるって約束してたのにッ!」
「気にしない気にしなぁ~い。
そんなことよりもう入っちゃってる?」
「うんッ!」
俺を置いて仲睦まじく会話する2人。
問題の人物が早速現れたのは手間が省けて嬉しい……だが何だろう、このどす黒い感情は?
しばらくしてこっちを興味深そうに眺め始める楚良。
俺は何とかして自らの湧き上がる感情を無理矢理抑えこむ。
彼がどの程度俺達のことを知っているのか把握すべく声を掛けることにした。
「おいコラ糞ガキ、てめぇシェリルに何晒したんじゃボケ。
(えっと始めまして。シェリルが色々とお世話になったみたいだな)」
…………あれ? 本音と建前が入れ替わっちゃった?
あとがき
色々と暴走しかけた主人公の巻。
焔、結局主人公復活の場に居合わせて無いし。
物語の重要人物が目の前にいたのに大して気にして無いし。
何か昔以上に親馬鹿っぽくなっちまってるし……ま、いいや。
驚いたのは主人公復活に対する意外な程の反響。
いやまさかここまで心待ちにして貰ってたなんて知らなかったです。
次回は主人公のPC事情についてがメインになるかな。多分。
説明っぽくならないように気をつけないと。
というわけで今日はこの辺で。
レス返しです。
>totetitoteさん
復活して早々に化け物PCになっちゃった主人公。
でも実は彼の不運は終わらない。敵は大小の差はあれどテンコ盛り。
ヘレシィについてる主人公補正は“へこたれない精神”。
というわけでこれからもよろしくお願いします。
>P!さん
読んで下さって有難うございます。
1日更新を完結まで続けたいと思いつつ、これからもよろしくお願いします。
>マジィさん
シェリルと主人公って見た目“美女と野獣”?
題名の通り、今回は主人公に惑乱してもらいました。
主人公の目下の目標は“早く人間になりたーい”かも。
これでもジョヌ夫はブレーキをかけたつもり。
けどタイヤ擦れてるから効果なかったみたいです。
次回もよろしくお願いします。
>フェイクKさん
主人公、ようやく復活しました。
とりあえず今回は主人公の錯乱第一段階だったりします。
これから主人公がどれ程暴走し、どのようなお仕置きを下すのか。
出来る限り早くわかるよう、努力していきたいと思います。
>サイコーさん
ミミルはともかくベアがずっこけるのはかなり珍しいのです。
実はその遠くで銀漢もこけていたとかいなかったとか……。
これからもよろしくお願いします。
>友紀さん
主人公、中盤になってようやく復活です。
彼にはとりあえず錯乱してもらいましたが、勿論これだけでは済みません。
事態を知れば知るほど、彼の精神は……。
次回もよろしくお願いします。
>TAMAさん
彼は主人公なので、個人で周りに影響を与える力があるのです。
……どんなにシリアスでもぶち壊せるほどに。
というわけで早速主人公には現実逃避をしてもらいました。
けど話が進むにつれて、今以上に知りたくも無いことを大量に知らされちゃいます。
唯一の救いは体が本物じゃないから胃に穴が空いたりしないことくらい。
これからもよろしくお願いします。
>白亜さん
ある意味劇的です。一応インパクトだけは劇的だったかと。
化け物以上に化け物な外見なのに、中身はあまりにも一般人。
この化け物モードは近いうちに変わる予定…………悪い意味で。
これからもお互い頑張りましょう。
>ionさん
読んで下さって有難うございます。
基本シリアス偶にギャグ(?)なこのSSを楽しんでいただけたら幸いです。
次回もよろしくお願いします。