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▽レス始

「4月に雪が降った後 「キング一派の脅威!! ……既に壊滅してますが」の巻(まぶらほ+ホーリーランド)」

平成ウルトラマン隊員軍団(仮) (2007-02-23 21:49)
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 夕菜の自己紹介に激昂したB組男子一同に袋叩きにされた和樹は、夕菜によって保健室に担ぎ込まれた。

 その後、保健室から戻ってきた夕菜に対して果敢にアタックをかけるも全く相手にされなかったB組男子達は「そもそも何故夕菜が和樹の妻などと名乗るのか」を和樹を脅して問い詰める為、大挙して保健室に押し寄せていった。
 当の夕菜に聞こうにも、彼女は「自分が和樹の妻である事は自明かつ当然の事である」の一点張りでマトモな答えが返ってこなかったので、彼女以外に事情を知っているはずの和樹に質問しなければならなくなったからである。

 また生徒の半数を失ったB組ではもはやホームルームも1限目もあった物ではなく、夕菜を含めた女子一同も男子と共に保健室へと足を運ぶ。

 しかし、彼らの疑問に答えたのは、いまだ目覚めぬ和樹ではなく紅尉だった。

 彼は
 ・葵学園のサーバから生徒のデータが流出した事
 ・それを見た名門名家の数々が「数多くの有名魔術師を祖先に持つ和樹の子供は、強力な魔術師に生まれる可能性が高い。」として和樹の子供を生ませるべく夕菜を始めとした少女達を和樹の元に送り込んできた事
 ・しかし紅尉の見立てでは遺伝子に秘められた潜在能力は和樹の時点で既に開花してしまっており、残っているのはどんな優秀な血が混じっても平凡を貫き通した平凡の遺伝子のみである。
 ・以上の事から、和樹がもし夕菜と結婚した場合、和樹とその子供は非常に高い確率で破滅する事になる。

 これら4点を分かりやすく簡潔にB組の面々に説明する。

 話を聞いて「和樹が破滅するのであれば、夕菜と結婚させるのも悪くは無いかも」と言い出す者も中にはいたが、多くの男子は夕菜と和樹を救うという大義名分の下夕菜をなんとか自分の彼女にしようと高速で脳細胞を回転させる。
 女子も女子で、「和樹を破滅させる為に夕菜と結婚させよう」と言う者と、「和樹が上流階級の仲間入りするのは許せない」と言う者とに分かれている。

 もっとも激しい反応を示したのは夕菜で、紅尉の言葉を否定しようと必死で彼に突っかかっていた。


 そんな喧々諤々の狂騒に包まれた保健室で、沙弓は夕菜とは全く別の事を考えていた。
 何故、和樹のような無力な男がドラッグキングなどという危険人物と敵対していたのか、という事である。
 しかしそれこそ和樹が起きてからでないと話にならない。

 そこで沙弓は和樹が目を覚ますのを待ってから和樹にドラッグキングについての話を聞こうと、彼の枕元で待ち構える事にした。


「うっ、ここは……なんだ保健室か。」

 クラスメート達に袋叩きにされて意識を手放し、気が付いた時には保健室という事態は、和樹にとってはありふれた日常である。
 今回は少しばかり周りが騒がしいものの、気にするほどの事ではない。

「あら、気が付いたかしら?」
「杜崎さん? なんかみんな騒いでるけど、なんかあったの?
 っていうか、なんでみんな保健室にいるわけ?」

 先に質問されてしまった沙弓は、事のあらましを和樹に話す。

「そ、そうなんだ……」

 話を聞いた和樹は苦笑いを浮かべる。

「ところで式森君、あなたなんでキングがどうの脱法ドラッグがどうのって話に関わってたわけ?
 式森君って、どう考えてもそういう話と縁があるようには見えないんだけれど。」

 今度は沙弓が和樹に質問する。

「う〜ん、神代の奴と友達だったから、アイツと一緒に巻き込まれちゃっただけだよ。
 それに脱法ドラッグって言っても不良の間だけで蔓延してたわけじゃなくて、一般人にも結構犠牲者が出てたみたいだし、それだったら僕にだって関係あるでしょ?」

 和樹は沙弓の質問に答える。
 と、不意に視線を感じた和樹と沙弓が周囲を見渡すと、夕菜を含めたB組の面々が目を丸くして二人の方を見ていた。

「だ、脱法ドラッグって……なんだよ?」
「し、式森、貴様まさか……」

 どうも、彼らには和樹が脱法ドラッグにまつわる事件に関わっていた事が死ぬほど意外だったらしい。
 見るからに人畜無害な和樹がそんな事件に関わっていたと知ったなら、彼らでなくともこれくらいは驚くだろう。

「し、式森君、ドラッグをさばくなんて見損なったわ!!」

 その和美の一言を切欠に、B組一同が総出で和樹の事を「ドラッグをさばく極悪人」と非難する。
 そこへ弁護に入ったのは紅尉だった。

「逆だよ。式森君は街を脱法ドラッグから守った方の人間だ。」
「ええと、どういう事ですか?」
「何、単純な話だよ。
 まず最初に、ドラッグキングと名乗る青年がトゥルーと言う脱法ドラッグをかなりの広範囲にわたってばら撒いていたんだ。
 そして、彼は新たなターゲットとしてこの近辺を選んだ。
 急速にトゥルーによる汚染が広まる中、警察は中々動きを見せなくてね。
 仲間やカタギの友人らをトゥルーに汚染された街の不良達は、キングを倒しトゥルーを街から一掃するべくキングに対して抗争を挑み、かろうじて勝利した。
 式森君はその時、街の不良側に属していたんだよ。
 彼らが取った戦術の関係上、式森君は後方支援的な役割に回されてしまったけれど、まあ元々式森君は戦力としては計算し辛いからね。」

 紅尉は、極簡単に事のあらましを話す。

「街の不良側……って式森が?」

 和樹が不良と共にいる。その事に大きな違和感を覚える一同。
 唯一、ユウの防御特訓に付き合っている沙弓のみは知っていたので、反応はしない。

「おや、知らないのかい?
 彼は以前から「B組などより遥かに安全だ」と言って度々夜の街に繰り出していて、そこでの知人友人に不良達のカリスマ的存在が何人かいるんだよ。
 一応エリートである君等には不良の世界の事など縁のない話だろうから、不良狩りだの路上のカリスマだの言った所で聞いた事も無いだろうがね。」
「そんな、一般人の不良なんて魔法攻撃一発で終わるだけの雑魚じゃないですか。
 そんなのと一緒に居ても人生損するだけっすよ。」

 そんな呆れ口調で紅尉に返す仲丸。

「それが魔術師の不良という者も探せばそれなりにいるんだ。
 それに今挙げた二人は、魔法が使えないにもかかわらず磨き抜かれた力と技で魔法を連発できる退魔師さえ倒せる程強い。
 魔法がどれ程強力な物か考えてみれば、彼らの強さが尋常の物ではない事も分かるはずだ。」
「……できるんですか、そんな事?」
「できるわね。
 式森君に騙されて不良狩りの神代ユウってののディフェンスの練習につき合わされてるから分かるけど、洒落になってないわよアレ。」

 沙弓の一言に一同重く沈黙する。

「んで、そいつ等と知り合いなのか?」
「まあ神代は僕が意識不明になるまでボコられて病院送りにされたら、ブチ切れて暴れまわる位には親しいよ。
 でもあの時は金田も一緒に病院送りになってたからなぁ。」

 仲丸の質問に答える和樹。

「何で黙ってた?」
「みんなにあいつの事話しておけば、みんなが僕の事袋叩きにしなくなる事が分かってたからだよ。」
「……マゾ?」
「違うって。袋叩きにされなくなるのは嬉しいけど、それじゃあいつの事利用してるみたいで嫌だったんだよ。
 それに僕の味方って事で、神代がみんなに狙われる事にもなりかねないし。
 みんな一人一人の時はそうで無くても、『B組』ってくくりで纏まった時には、それこそキングの手下になってでも僕と敵対しようとするからね。」
「そんな事無いぞ式森。大体俺達がんな重犯罪の片棒担ぐはず無いじゃないか。」
「薬物売買は死ぬほど儲かるのに?」
「「「うっ、そう言われると心がっ」」」
「動かされないで下さい。」

 仲丸や和美他多数のリアクションに対してツッコミを入れる夕菜。
 転校初日なので当たり前だが、B組に染まっていない彼女らしい常識的な発言である。

「でも先生、なんで不良がどうのキングがどうのって話知ってるんですか?」
「おや? 元々私があの事件に首を突っ込む事になったのは、君が切欠なんだがね。」
「へ?」
「君、あの事件の最中に「自分以外のB組生徒は全てキングの手先である」と思い込んで、土屋という男に『どうすればB組を全滅させられるか』と相談しに行ったそうだね?」
「あの、先生、それってどんな話なんですか?」

 紅尉は浮氣の質問に答える形で、和樹が今朝方夢に見た内容とその続きを話し始めた。


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「さて、中村先生との待ち合わせ場所に移動しましょう。
 葵学園の裏にあるコンビニです。」
「ちょっと待て。さっきの電話、ただの世間話にしか聞こえなかったんだが?」
「何言ってるんですか。B組のみんなが盗聴してないとも限らないじゃないですか。
 あれは世間話に見せかけた、僕と中村先生との間で取り決めた符丁ですよ。」

 土屋は段々和樹の事が分からなくなってきた。
 オメー、そういうのが2−Bの流儀に染まってる証拠なんじゃねーのか?
 土屋は咽喉元まで出掛かったその言葉を何とか飲み込み、和樹の後についていく。

 土屋の家であるパン屋「マッスルコアラ」や彼等が話していた公園からいくらも行かない位置に葵学園があるため、待ち合わせ場所のコンビニに行くのはさほど手間ではない。
 ややうんざりしながらも和樹と共にコンビニに向かった土屋だが、ゲッソリと痩せ細った男が和樹の姿に反応し、和樹が彼を「中村先生」と呼んだ時には流石に帰りたくなった。


「ふっ、脱法ドラッグ売買か。
 薬物関係には何時か手を出すと思っていたが……」
「ちょっとまておっさん。今、先公にあるまじき不穏当な発言しなかったか?
 つうか濡れ衣の可能性は考えないのかよ!?」
「そういう……そういうクラスなんだよ……っ!!」

 血の涙でも流しそうな勢いで実感を込めて吐き捨てる中村と、彼と共に辛そうにする和樹。
 土屋は彼らの姿に、それ以上追求する事ができなかった。

「で、君は奴等を壊滅させる為の知恵を貸してくれるそうだね?
 何だってする。何でも言って見てくれないか!?」

 中村が縋るような視線を土屋に向ける。
 どうやらキング云々関係無しに、B組を何とかして欲しいというのが彼の本音らしい。
 和樹も本来なら似たような物だろうが、彼の場合は「B組はキング一派の戦力」という認識が先にある。
 キング一派の戦力に出くわして倒されるという事は、力尽きた所でトゥルーを無理やり飲まされ薬物中毒にされる事を意味する。
 テンパッた和樹が想像したような殺害よりかは流石にマシだが、それでも充分洒落になってない事態には違いない。
 その為、和樹の場合「キングの戦力であるB組は、犠牲者が出る前に早急に殲滅しなければならない」という認識の方が強いのである。

「いや、別に全員まとめて病院送りにするとかじゃねぇぞ?」
「……なんだ。」
「そこで落胆すんなおっさんっ!!」

 B組の中でも最もマトモな和樹と中村の相手をしているというのに、猛烈な勢いで体力が削がれていくのを実感する土屋。
 もっとヤバいという他の連中に興味が湧くものの、同時に死んでも関わりたくないとも思ってしまう。

「ま、まあいい。
 俺の考えた手はな、小テストの名前欄に記入するとそれが『ギアスの契約書』の書名欄に写る様、小テストの裏に感圧紙と『ギアスの契約書』を仕込んで置く。
 んで、『ギアスの契約書』と感圧紙に認識障害の魔法をかけておく。
 俺は魔法は良く分かんねえけど、確か認識障害の魔法がかかっている物に対しては、まず『調べよう』って気持ちにもならねぇんだろ?
 これで、まあ1回か2回は引っかかると思ってるんだが、どうなんだ? 行けそうか?」

 土屋は自分のアイディアを話し、和樹と中村の反応を待つ。
 「少し単純すぎたか?」と思わないでもないが、それならそれで二人からのダメ出しが出るだろう。
 土屋はそう考えていたが、中村の反応は違った。

 彼はしばらく黙って肩を震わせた後、泣きながら土屋に縋りついた。

「ありがとう。ありがとう! 本当にありがとう!!
 そんな手があったのか!
 極限まで追い詰められてたから、そこまで考えが回らなかった。
 そうか、そうすれば奴等にギアスの契約書へのサインをさせる事ができるのか!」

 中村は土屋のアイディアに痛く感激し、土屋の両手を自分の両手で挟み、腕全体を激しく上下させた。

「じゃあ早速明日の……」
「ちょっとまて、あんた以外の先公のテストに仕込んどけよ?
 あんた、顔に死ぬほど出てるからな。あんたのテストでやったら多分バレる。」
「なるほど。分かった。
 今日は本当にありがとう。胃のもたれの感触から解放されたのは、もう半年振りだよ。」

 実に清清しい笑顔を見せる中村。
 そこへ、和樹が話に入ってきた。

「あの土屋さん。それでウチの連中全員にギアスをかけるとして、一体どんな契約内容で拘束するつもりなんですか?」
「契約内容か……どういうのがあるんだ?」
「自宅謹慎で寮の外に出れないとか、魔法が使えないとかですかね?
 期間は大体2,3日から一週間くらいです。
 期間無制限ってのもありますけど、そんなのは大体裁判の刑罰に使われる位で、学校なんかにはありませんね。」
「じゃあ『一週間魔法が使えない』で行ってくれ。
 そいつ等の部屋も調べる必要が出るかも知れねえから、寮に閉じ込めるのはちょっと不味いな。」
「了解だ。」

 土屋の支持に、見違えるほどの生気を持った中村が頷く。
 どうやらこれでB組に一泡噴かせられるのが死ぬほど嬉しいらしい。

 だが、そこに土屋が冷や水を浴びせた。

「けどこれだけじゃダメだ。
 いくら2−Bってクラスが異常でも、クラス総出でキング一派に加わっている連中がいるってんなら、葵学園の汚染はかなり進行している筈だ。
 警戒するべき相手はあんたの教え子だけじゃねえ、式森を除いた葵学園生徒全員だ。」
「あ……」

 土屋の指摘に絶句する和樹と中村。
 しかし中村はしばし考え込んだ後、土屋にこう応えた。

「いや、式森君が君を頼ったように、私にも頼るアテがある。
 その辺りはこちらに任せてくれないか?
 事が事だけに、必ず力を貸してくれるはずだ。」


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「とまあこんな事があってね、式森君達と別れた中村君は保健室に来て私に相談を持ちかけてきたんだ。」

 紅尉の話が一段落する。流石に土屋が中村に貸した知恵については誤魔化していたが、他はかなり詳細な内容だ。

「……なんで中村先生が来る前の事まで知ってるんですか?」

 和樹がジト目で紅尉を睨みつけるが、彼は意に介さない。

「それで丁度身体測定が間近に迫っていたから、その時のどさくさに紛れて薬物検査をしてみたんだ。
 その検査結果のお陰で君等B組は汚染されていない事が分かったが、もっと恐ろしい事態が進行していたよ。
 もし見過ごしていたかと思うと、正直ぞっとする。」
「もっと恐ろしい事態、ですか?」

 和樹も紅尉の言う『もっと恐ろしい事態』の事は知らないので、そう鸚鵡返しに応えてしまう。

「ああ。調べてみた結果、各学年十名前後汚染されていたんだがね、3年生で汚染されていた者の多くは風椿君に近しい人間だったんだ。
 そこで彼等の部屋を探してみたら、当時彼女が使っていた睡眠薬で中身がトゥルーにすり替えられた物が見つかった。
 どうも時機を見て睡眠薬の箱をすり替えて風椿君を薬物中毒にし、彼女をキングの配下にしようとしていたらしい。
 葵学園での権力は彼女に集中しているからね。もしこれを見過ごしていたら葵学園は本当にキングの手中に納まっていたかも知れない。」
「……何すか、それ?」

 紅尉の言葉に、一同絶句。

「他にもキング配下の戦闘要員の中には、杜崎家や神城家の人間が相当数いたようだ。
 特に神城家の人間が振るう真剣には、神代ユウのような鬼人でも手を焼かされたらしい。
 また彼らは戦闘以外にも、杜崎君や神城君を仲間に引き込もうと策を巡らしていたようだ。」
「え゛っ。」

 いきなりとんでもない物の名前を聞かされて、更に言葉が無くなる沙弓。

「もっとも、彼等の策の殆どは君や彼女を呼びつける事が前提の物ばかりだったから、結局全て不発したようだがね。」
「ど、通りで、何時に無く『顔を見せろ』と五月蝿いわね、と思ってたら……」

 沙弓は冷や汗を垂らしながら苦笑いを浮かべる。 

「全く玖里子さんといい、凜さんといい、碌でもない身内がいるみたいですね。
 その点、私は大丈夫ですよ、和樹さん。」
「……キングの資金源の一つに宮間家の一部がいるんだが。
 健太郎に『ウチの人間が東京で妙な動きをしているみたいだ』と相談されて、調べてみたらキングに行き着いたよ。」
「へっ?」

 これをライバルの醜聞と受け取り、和樹にアピールしようとする夕菜に、彼女側の醜聞を提示する紅尉。
 なお、健太郎とは夕菜の父親で、紅尉とも親しい男だ。

「宮間家って、彼女の家ですか?」
「ああ。」
「そか、宮間夕菜でフルネームなんだ。」
「……知らなかったのかい?」

 知らなかったのである。和樹が夕菜の名字を聞いたのは、この場が初めてだ。

「あの、和樹さん、私の名字は式森に決まってるじゃないですか。」
「……これからよろしくね、宮間さん。」

 和樹は何とか拒絶の言葉を搾り出す。
 こうして、和樹は少年達の友情と闘争の世界から、ラブコメの世界へと足を踏み入れる事になった。

 ……と、思いきや。その日の夜。

「何ですか和樹さん、その女はっ!!」
「か、彼女は神代の彼女で伊沢さんの妹のマイちゃんだよ。か・み・し・ろ・の・か・の・じょ!!」
「信用できませぇぇぇんっ!!」
「ひっ、な、何なの!?」

「何……今度は……伊沢さんなの……?」
「なんですか、また泥棒猫の片棒担ぐんですか! キシャァァァァァァァァァァッ!!」
「もう嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 ラブ……コメ?


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ええと、一応「雪の後」の後日談ですコレ。前回では書き忘れてましたけど。
「雪の後」で準備が整って、ここからラブコメ展開!! ……の筈だったんですがw
キング一派が妙に強力になっちゃいましたが、既に壊滅しているので流しちゃってください。

しかし夕菜とユウ、仲直りさせんと和樹が死ぬなw

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