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「男三人麻帆良ライフ 第十三話(GS+ネギま!)」

宮本 (2007-02-17 19:45)
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「な、何やってるんですか?刹那さん。」

「ヨコシマサン、サクラザキサントナカナオリデキタンデスカ。」

挙動不審に妙な動きをするネギとなぜか片言でたずねる明日菜。

「これは式神返しの結界です。・・・ネギ先生、なんでそんな挙動不審なんですか?」

「とりあえず誤解は解けたからな。・・・明日菜ちゃんどうして片言なんだ。」

刹那と横島は二人を訝しげに見ながら返事をした。

「なんでもないですよ!」

「そうよ、なんでもないわよ!」

ねーっと顔を見合わせて言うネギと明日菜。
明らかにおかしい・・・。横島と刹那は冷や汗を流した。
この二人に何が起きたというのだと首を傾げる。

「いまから詳しく話そうと思いますが・・・神楽坂さんには話しても?」

「は、はい大丈夫です。」

「もう思いっきり巻き込まれてるわよ。」

そう言って明日菜はチラリと横島を見る。
今回はエヴァンジェリンの時とは違う、巻き込まないですむなら巻き込まない方がいい。そう横島に言われ、詳しい事は聞けなかった。
だが妙な小猿達、それからそれを追おうとしたら現れた大猿。今までのいたずらのように不特定多数の生徒を狙うのではなく明らかに木乃香を狙っての動き。
明日菜はそれを見て見ぬふりをする事は出来なかった。
自分の親友が狙われたのだから放っておけない。

横島も明日菜を見る。
巻き込まないですむなら巻き込まない方がいい。だが木乃香がさらわれかけた今明日菜が黙っているとも思えない。

「横島さん、よく分からないけどさっき木乃香がさらわれそうになったんですよね。私・・・。」

「・・・まあ、友達がさらわれかけて明日菜ちゃんが黙ってられるわけないよな。それが理由で明日菜ちゃんが決めたんなら俺には止めれねえよ。」

横島は苦笑して頭をかいた。明日菜はホッとしたように口元を緩めた。
そして横島は口元を引き締める。

「じゃあとりあえず整理な。ネギが学園長に頼まれたのは関西呪術協会っていう魔法団体の長に親書を届ける事。
それで関西呪術協会の一部勢力がその親書が届くのをこころよく思っていないから妨害をしてきた。
ピートと雪之丞も京都に来ていて今裏で動いてくれている。二人からの情報のおかげもあって今日の妨害にはかなり適切に対処することが出来たと思う。」

「な、なんか本格的ね。」

明日菜はバカレッドとしての頭を何とか稼動して全部理解しようとしている。

「そうですね。横島さんの話では怪しい人物を雪之丞さんが発見して追いかけたらしいです。
それとピートさんの情報を受けてネギ先生がした対処は非常に適切でした。この二つで敵は焦ったと思います。」

「え、僕はピートさんに言われた事をやっただけで・・・。」

刹那が感心したようにネギを見るとネギは戸惑ったような顔をした。

「その焦りだな。焦ったせいで相手は強行策に出た。
俺とネギはピートの策でネギが部屋にわざと親書を置いて部屋を出て風呂に行ったんだ。もちろんそこはピート達が二人がかりで見張って。
敵を誘い出そうと思ったんだけど見抜かれたみたいだな。それで敵はおそらくもう一つの目的だった木乃香ちゃんを狙った・・・と。
だけど俺とネギは本当に風呂入っとったしそこに護衛の刹那ちゃんも来た。」

まぬけやな〜と笑う横島。
確かにこっちも敵もお互い微妙にすれ違いをした。間抜けだ。
横島は今度は刹那ちゃんの説明だな、と彼女を促す。

「私は木乃香お嬢様の護衛です。木乃香お嬢様はその血筋から強大な魔力を持っておられます。それを狙ってくる者からお嬢様を守るのが私の仕事です。
一応ネギ先生のことは聞いていましたので今日は様子を見ていたんです。」

「いや、すまねえ剣士の姐さん。俺としたことが目一杯疑っちまった!!」

「ごめんなさい刹那さん・・・。僕も協力しますから襲ってくる敵について教えてくれませんか!?」

ネギとカモが刹那に謝ると刹那は陰陽道の呪符使いについて説明を始めた。

古くから日本の京都に伝わる日本独自の魔法「陰陽道」を基本としており、呪文を唱える際に無防備になる弱点は西洋魔術師と同じ。
西洋魔術師が従者を従えているように上級の術者は善鬼や護鬼という強力な式神をガードにつけているという事。
そして刹那の流派である京都神鳴流は関西呪術協会と深い関係にある事、呪符使いの護衛として神鳴流剣士がつくこともあってそうなったら非常に手ごわいという事を刹那は話した。

「ちょっと何かヤバそうじゃん?」

「まあ今の時代そんな事は滅多にありませんが・・・。」

「じゃ、じゃあ神鳴流ってゆーのはやっぱり敵じゃないですか。」

ネギの言葉に刹那はうつむく。

「はい・・・彼らにとって見れば西を抜け東についた私は言わば裏切り者。
でも私の望みは木乃香お嬢様をお守りすることです。仕方ありません。
私は・・・お嬢様を守れれば満足なんです。」

ネギと明日菜はどこか寂しげに言う刹那をじっと見る。
そして横島は少し考え込むような顔をした。

一番大切な相手。だからこそもし自分を否定されたらという恐怖が先に立ち、一歩踏み出せない・・・。
守れれば満足と自分に言い聞かせ、我慢している。
横島は心配になった。自分にはわずかな間とはいえ楽しかった思い出があった。仲間達は自分を気遣い、元気付けてくれた。そして彼女の欠片はいつも自分と共にある。
だが刹那はどうだ?木乃香に何かがあった場合、刹那は壊れてしまうのではないだろうか?

「あんたが木乃香のこと嫌ってなくてよかった。それが分かれば十分!!友達の友達は友達だからね。私も協力するわよ!」

「か・・神楽坂さん・・・。」

「よし、じゃあ決まりですね。3−Aガーディアンエンジェルス結成ですよ!!」

友達と言ってくる明日菜とはしゃいでいるネギに戸惑ったように赤くなっている刹那を見て横島はこの調子なら心配ないかと口元を緩めた。
だがこれだけは言っておかねばと口を開く。

「ちょっと待った!!」

「何ですか横島さん。もちろん横島さんもメンバーの一人ですよ。」

ネギ達三人が首をかしげ、横島は首を横に振る。

「すまんな。俺はすでに一つの部隊のメンバーに入っている。
熱血闘士、ダテ・ザ・ヒーロー、神の戦士、ザビエル・ピエトロ、そして煩悩王子、ヨコシマン!三人そろって奇人警備員・三変人!!
我々三人も3−Aガーディアンエンジェルスと共に戦おう!」

ノリノリで言ってにやりと笑う横島。役作りから三人で決めた変な部隊名だ。

ネギは急に自分が叫んだ3−Aガーディアンエンジェルスという部隊名を恥ずかしく感じ、うつむいた。そして・・・

「敵はまだ今夜も来るかもしれませんね。早速僕外に見回りに行ってきます!!」

ネギは赤い顔を隠すようにして走り出す。

「どうしたんだネギのやつ。まあいいや。ちょっとピート達に連絡してから俺が後を追うよ。二人は班部屋の守りを頼む。一応木乃香ちゃん以外もな。」

横島の言葉に二人はコクリとうなずいた。


           『男三人麻帆良ライフ 第十三話』


「なあ、ザビエル。」

「なんだいヒーロー。」

ピートと雪之丞は旅館の部屋の窓が見える高い木の上に座って温かい缶コーヒーを飲んでいた。

「・・・俺達、なんか役割が地味な気がするんだが。こういう隠密行動は趣味じゃねえぜ。」

「仕方がないよ。適材適所。」

「あ〜、今夜敵が来たらな〜。いや、むしろ今すぐ!」

伸びをしつつ雪之丞は言った。
するとそれを見てピートは苦笑しつつ口を開く。

「今夜来る可能性は正直高いと思うよ。」

「あ?なんでだ?」

「こっちの修学旅行のコースとその予定は向こうに知られていると思った方がいい。
それなら先生であるネギ君が親書を届けに行くとしたら三日目の自由行動の時しかないだろうと向こうも思うだろうし、その通りだ。
さっきの露天風呂への襲撃で木乃香さんが狙われている事をこっちが知り、向こうは横島さんも親書、あるいは木乃香さんの護衛であるという事を知った。
一度襲撃した直後という事で多少気が緩んでいるかもと思って木乃香さんか親書を狙ってくる事は十分ありえるよ。親書の奪取か木乃香さんの奪取に成功すれば向こうにとっては最高だ。
失敗したとしてももう一度襲う事でこっちの戦力を把握できる。明後日の自由行動までに向こうも戦力の増強やこっちの戦力に合わせた作戦を立てる事ができる。
どっちにしろ捕まりさえしなければ向こうにはいい事尽くめってわけさ。
だからいざという時のために能力や正体がばれていない僕らは自重しないとね。」

ピートの長い説明を聞いて気が遠くなった雪之丞はふらっと木から落ちそうになり慌てたピートにひっぱり上げられる。

「・・・ピート。おまえ、ほんっと頭いいな。だてに年食ってるわけじゃねえぜ。」

雪之丞は感心したように言ってピートの背中を叩いた。
突っ走る雪之丞と何を考えているか分からない横島。自然と考えるのはピートの役割だ。
非常にバランスの取れた三人組である。本当はもう一人の友人、体に似合わず慎重なタイガーがピートと共にストッパーとなっていたのだが彼はこの世界には来ていない。

「今はザビエルでしょ?ヒーロー。でもこんな事が分かっていてもこのまま防戦一方じゃちょっと僕らにはきついものがある・・・。」

ピートが言うと雪之丞はにやりと笑った。

「それで、その防戦一方の状況を打破できるんだろ?教えろよ。」

おまえなら考えているはずだと言う雪之丞。

「ああ。それは・・・」

そしてピートはピクリと反応した。

「明日菜さんが見ていたはずだけど。」

旅館の窓から出て行く大きな影。

「じゃあヒーロー、僕は追跡する。君は横島さんに連絡してから普通の泊り客、伊達雪之丞として他の生徒の警備についてくれ。」

「おーう。まあいらねえと思うけどな。」

ふて腐れたように言う雪之丞の隣からすでにピートの姿は消えていた。
雪之丞は携帯電話を取り出す。

「もしもし横島。嬢ちゃんがさらわれたぜ。ピートが追っている。方向は・・・」

電話しながらも雪之丞はピートが考えている現状を打破する方法で自分が強い奴と戦えれば・・・と自分の淡い希望に思いを馳せた。


「ってわけさあ。」

「へ〜、なるほど。このカードにそんな効果が。」

仮契約カードについての説明をネギにし終えたカモ。ネギはまじまじとカードを見る。

「召喚や道具、能力は役に立つけど念話なら携帯の方がいいぞ。」

「師匠!それを言っちゃあお終いですぜ!!」

すでにエヴァンジェリンから説明を受けている横島があっさりと言うのでカモが突っ込む。
その時横島のポケットで電話が鳴った。

「もしもし、ダテ・ザ・ヒーローか・・・。」

「ふっ、魔法使いが携帯じゃあ様にならねえぜ・・・。」

寂しそうにつぶやくカモをよそに横島は顔を険しくして電話を切り、誰かに電話を始めた。

「刹那ちゃん!・・・え?そうか。その気配は多分向こうの罠だ。すぐに旅館を出た場所にある橋のところまで来てくれ!俺とネギは今そこにいる。それに向こうも動いてる方向的にこの辺りを通るらしい。」

急いで用件を伝えると横島は急いでネギをつかみ、木陰に隠れた。

「ど、どうしたんですか横島さん!」

「シッ!木乃香ちゃんがさらわれた。」

「え!?」

「静かに・・・。」

「でも!」

だがそんな意味のない言い合いを続けているとカモが三日月をバックに空から降りてくる影を見つけた。

「兄貴、師匠!あれは!?」

影はだんだん大きくなり、ズシャンッと音を立てて着地した。

「あの時のお猿!?それに、木乃香さん!!」

ネギは様子を見ようと思っていた横島を振りきり、木陰からバッと飛び出した。

「あら、カワイイ魔法使いさん。こんなところにいたんや・・・。」

つぶやいたのはお猿ではなくお猿のきぐるみのようなものを着た女。
女は何枚もの符をばら撒き、信じられない跳躍力で跳んだ。

「待ちなさい!ラス・テル・マ・スキ・・・もがっ!」

始動キーを唱えるネギの口を符を媒介に現れた小猿がふさぎ、ネギは呪文を唱えられない。

「ちっ、ヨコシマン!バーニング・サイキック猫だまし!!」

ずばばっと妙な動きをした後、淡く光る両手で拍手を打つ横島。
パーンッと音が鳴り、激しい光が広がる。
横島の霊波をともなった光は周囲の小猿達の依り代に刻まれた術のシステムを乱し、それを依り代の紙に戻していった。

「うわっ・・・って、あれ?小猿は?」

「ネギ先生、横島さん!!」

「ネギーッ!」

ネギが突如消えた小猿に戸惑っていると刹那と明日菜の声が聞こえてきた。

「横島さんさっきの光と音は!?」

「大丈夫だったの!?」

「ふっ、さっきのはヨコシマン!バーニング・サイキック猫だまし。奇人警備員・三変人の筆頭である煩悩王子、ヨコシマンの必殺技だ。あの程度の低級な式神なら一発さ。」

ふっふっふっと笑う横島。
三人は確かに奇人警備員・三変人というなら三人の中では奇人度、変人度ともに横島は筆頭だと妙に納得する。

「それはそうと早く追おうぜ。ピートが追跡しているから取り返すだけなら簡単だが、今後のためにもピートが取り返すというのは避けたいそうだ。」

そう言って横島は走り出す。
ネギ、明日菜、刹那も慌ててそれに続いた。

「なんでですか?すぐ取り返せばいいじゃないですか!」

ネギが驚いたように大きな声を上げる。

「何でか?知らん。」

「し、知らんって・・・。」

明日菜は呆れた。

「詳しい事を聞く時間なかったけどピートがそう言うんだったらそうだろ。あいつは俺なんかよりずっと頭がいいからな。あいつの考えなら確かだ。
木乃香ちゃんが危なそうだったらあいつがすぐなんとかするだろうし。」

そのあまりの信頼に全員が呆気に取られる。

「それよりネギ、おまえの生徒だろ?明日菜ちゃんは親友だろ?刹那ちゃんは守りたい人なんだろ?」

横島はそう言って振り返るとニッと笑った。

「俺達で助けてやろうぜ!」

その言葉に三人は顔を見合わせ、表情を引き締めると「「「はい!」」」と声を上げた。
カモは「さすが師匠!漢だぜ・・・」と目元をぬぐう。
そしてふと首をかしげた明日菜が口を開いた。

「じゃあ横島さんは?仕事だからですか?」

「そりゃ木乃香ちゃんは将来有望そうな美少女だからな!!俺が助けんで誰が助ける!」

拳を握り締めてのその言葉に三人はこけかけ、慌てて体勢を立て直した。

「な、なによそれ横島さん!!」

「そうですよ!横島さんには・・・。」

明日菜とネギは叫んだ後、口を押さえてそろって刹那を見る。
横島の最初の言葉に気を引き締め、直後のギャグで力が抜けた刹那は自分を見ている二人に気づいて怪訝そうな顔をした。

「どうしたんです?」

「「い、いやなんでもないです!!」」

同時に叫んだ二人はすっと顔を寄せ合うようにして小声で会話を始めた。

「・・・嫉妬、しないんですかね?」

「もしかして、桜咲さん結構心広いのかしら。」

「ふっ、兄貴も姐さんも若いな。愛には色々な形があるんだぜ。」

ネギと明日菜、カモはこそこそと話す。
それを見て横島と刹那は顔を見合わせ首をかしげた。
だが、標的を発見して再び気を引き締める。

「駅に逃げ込む!・・・ていうかこの人気のなさは・・・」

「ええ、おそらく人払いの呪符です。普通の人は近づけません!!」

横島に刹那は答える。

「そういえばあのでかいお猿、顔に女の人の顔がついてたんですけど。」

「ネギ先生、たぶんお猿の中に呪符使いが入っているんだと思います。」

「・・・っていう事はその女を捕まえればいいわけね!」

駅に踏み込んだ一行はお猿が電車に駆け込むのを見て慌ててその電車に乗り込んだ。
そして電車は走り出す。
こうなったら袋の鼠ならぬ袋のお猿だと追い詰めるべく追いかけた。

振り返ったお猿が一枚の符を放る。
そして符から水が次から次へと溢れ出して来た。

「わーーー!!」

「な、何この水!?」

あっという間に四人と一匹のいる車両は水でいっぱいになり、皆がゴボゴボと水の中でもがく。
だが、その車両の中心を一筋の光が通り過ぎた。
水で一杯の車両の後部に体を固定させた横島が伸ばした栄光の手だ。
栄光の手はそのまま反対側の車両へ行くドアを破壊し、お猿へと向かう。

「ひいっ!?」

お猿は叫び声を上げて木乃香を抱えたままそれをかわした。
そして隣の車両から流れ込んで来た水がそのお猿をも押し流す。

――― プシューッ
音を立てて電車の扉が開き、そこから出た水が電車に乗っていた者達をホームに流し出した。

「そこのデカ猿女、大人しくお嬢様を返すがいい!」

「・・・なかなかやりますな。しかし木乃香お嬢様は返しまへんえ。」

猿の口から顔を覗かせた女はにいっと笑った。
女は木乃香を抱えなおし、再び走り出す。

慌てて四人はその後を追う。

「刹那さん!あのお猿のお姉さんは木乃香さんの強大な魔力というのを狙っているんですか?」

「・・・おそらくは。実は以前より関西呪術協会の中に木乃香お嬢様を東の麻帆良学園へやってしまったことをこころよく思わぬ輩がいて・・・。
おそらく、やつらは木乃香お嬢様の力を利用して関西呪術協会を牛耳ろうとしているのでは・・・。」

「え・・・?」

「な、何ですかそれ〜〜〜!!」

刹那の言葉にネギと明日菜が叫ぶ。
四人は人払いの呪符のせいで人気のない駅を走った。

長い階段の上の方で女が立ち止り、猿のきぐるみの中から出てきてネギ達を見下ろす。

明らかな待ち伏せに立ち止まるネギ達。

「フフ・・・よーここまで追ってこれましたな。」

「気をつけて下さい!露天風呂での大きい猿と熊の強力な式神、それがいるはずです。」

女を見てネギと明日菜は驚き、刹那が叫ぶ。

「ああ、ウチの猿鬼と熊鬼のことどすか?それならほれ、あんたらの後ろに。」

女は含み笑いをしつつ言う。
慌てて振り返るとそこには鋭い爪を振りかぶり向かって来る熊鬼・・・。

ガキンッと鋭い音を立てて刹那が夕凪でその一撃を受け、そして横島が熊鬼の腹を殴り飛ばした。

「なんで・・・」

刹那は横島が熊鬼をただ殴っただけなので思わず声を漏らす。おそらく横島ならガードされなければ一撃で倒す事ができたはずだ。
だが横島は刹那が抱いたその疑問には答えず、慌てた様子で刹那の手をつかんで引き寄せた。

「刹那ちゃん、ネギを。」

横島は近くにいるネギを刹那に押し付ける。そして自分は前に出た。

「明日菜ちゃん!!」

「え!?ちょ、横島さん・・・」

明日菜を抱き寄せるようにして連れてきた横島が全員を一所に集めるようにした状態で右手の中の何かを光らせる。

「三枚符術京都大文字焼き!!」

女の声が聞こえ、ゴウッと炎が広がる。
だがその炎と熱気はドーム状の光にさえぎられて皆に届く事はなかった。

「な、何やて!?」

女の驚く声が聞こえる。
待ち伏せさせておいた熊鬼で背後から襲撃、そして熊鬼に注意がいったところで巨大な炎で大ダメージを与えようとしたのだ。

だが驚いているのはネギ達も同じ・・・。

「ふ〜、なんとか間に合ったか。・・・容赦ねえな。かなり用意周到に準備してたみたいだ。」

「よ、横島さんこの強力な結界は!?」

刹那は炎から自分達を守っている結界の強力さに驚く。

「ああ。俺の力の一つってとこだ。」

「な、なんで分かってたみたいに・・・。」

明日菜は横島の腕から逃れてたずねる。

「ふんっ!敵対する目つきの悪いねーちゃんは性悪って決まっとるんや。今まで何度信じて騙されたと思ってる?
それにこの程度の罠見破れないでどーする?俺の雇い主はもっとえげつなく、凶悪な罠を仕掛けてたぞ!!
その母親にいたっては俺ごと敵の戦艦を破壊しようとしたほどだ!」

横島の言葉に一同は冷や汗を流す。
同時にネギと刹那は横島と自分達との戦闘の経験、場数の差を理解した。

「でもこのままじゃ逃げられる。ネギ!」

「はい!」

「おまえ、魔法でこの炎を何とかできるか?」

「はい、できます。」

「よし。じゃあ5数えたら結界を解除するからネギは炎を何とかしろ。刹那ちゃんは後ろをうろうろしている熊を破壊。」

「「はい!!」」

「よし、いくぞ。5!」

横島のカウントダウンとともにネギは始動キーを唱え始め、刹那は夕凪を構える。

「・・・2、1、0!!」「『風花・風塵乱舞!!』」

0のカウントとともにネギの魔法が炎を消し飛ばし、無言で飛び出した刹那がウロウロしていた熊鬼を低い姿勢から一刀で切り捨てる。

「うお!すげえ。マジで火消えたじゃん。無理っぽかったらもう一度文珠使おうと思ったけど必要なかったな。」

そう言って横島は風塵の陰、そして物陰に隠れつつ階段を駆け上がっていく。

結界があった場所ではネギが明日菜に契約を執行、熊鬼を倒した刹那も戻ってきた。

「くっ、炎が消された?はよ逃げな・・・。」

「・・・おっとお姉さん。逃がさねえぞ。」

「ひいっ!?」

横から聞こえて来た声。
女は振るわれた光の拳を受けて吹き飛ぶ。
何枚か身につけていた符が破れたのと引き換えにダメージはほとんどない。だが狙っていた少女は光の拳を振るった男に奪われていた。

「あ!お嬢様を!!この・・・返しなはれ!!」

「って、お姉さんが木乃香ちゃんをさらったんだろ?」

言葉と同時に女は符を放つ。額に2と書かれた熊鬼が現れ、横島は身構える。

「のわあああ!?さ、猿!?」

だが違う方向、真横にあった女が着ていた猿のきぐるみが動き、熊鬼に気を取られた横島を攻撃してきた。

「や、やべっ!木乃香ちゃんもいるってのに!!」

動き出した猿鬼、そして熊鬼が木乃香がいるのも気にしていないかのように横島を攻撃する。

「横島さん!!」

「任せて下さい!!」

そこに駆け寄ってきた明日菜と刹那。
二人はそれぞれの得物、ハリセンと夕凪で猿鬼と熊鬼に攻撃する。

「横島さんはお嬢様の護衛を!!」

「了解。」

刹那に言われ、横島は木乃香を抱えたまま下がる。
その間に明日菜は一度は止められたハリセンを再び振るった。

「このっ!・・・お猿〜!!」

「ム゛キ!?」

明日菜のハリセンでの一振りは猿鬼を送り返し、それに誰もが驚く。

「な、なんかよくわからないけど行けそーよ!刹那さん、この熊は私に任せてあの女を!捕まえないとまた来るんでしょ?」

「すみません、お願いします!!」

刹那は言い捨てて女に向けて距離を詰める。
だが、その攻撃は「え〜い」という気の抜けた声とともに防がれた。

(しまった!この剣筋・・・。まさか神鳴流剣士が護衛についていたのか!?マズイ・・・!!)

刹那は着地して体勢を整え、声の主を睨む。
そこには少女趣味な服を着て眼鏡をかけた少女。
二言、三言かわしたあと刹那はその少女と切り合いを始めた。
だが長い野太刀を使う刹那は二刀流の少女相手では相性が悪い。

呪符使いの女はその拮抗した様子を見て嬉しげに笑った。

「・・・じゃあウチはお嬢様を早い事取り返して。」

そう言って符を取り出した女だが、忘れていた少年の声を聞いてぎくりとして急いで符を放った。

「『風の精霊11人!!縛鎖となりて敵を捕まえろ!!』」

ネギは完全に隙をついたと思い、勝利を確信した。
だが木乃香をもう一度取り戻そうと符を取り出していた女がだした額に2と書かれた猿鬼にネギが放った魔法は当たり、猿鬼の動きを止める。
そして女が急いで別の符を猿鬼に貼り付け、何事かを唱える。すると猿鬼はネギの魔法の効果から逃れ、自由を取り戻した。

「ムキーッ!!」

叫び声を上げる猿鬼の攻撃を慌ててネギはかわしながら他のみんなを見る。
刹那は剣士の少女と一騎打ち。
明日菜は熊鬼と戦っており、数匹の小猿に纏わりつかれているので苦戦している

「くっ!!」

ネギは迫り来る猿鬼の攻撃をかわそうと再び体をよじった。
だが、猿鬼の攻撃はネギの前で止まる。木乃香の護衛をしていたはずの横島が光る右手で猿鬼の攻撃を防いだのだ。

「はっ!あの男があそこにいるという事は今お嬢様には護衛はいない・・・。小猿共!!木乃香お嬢様を」

女は今がチャンスとばかりに叫び、そしてどこにも木乃香の姿がないのに気づいた。
ほんの少し前まで男が抱えていたはず・・・。

「ネギ、あのねーちゃんは体中に守りの符を隠してるぞ!殴ってもダメージが与えられんかった。脱がしてやれ!!」

「はい!!」

自分を守る位置に立つ横島に木乃香はどうしたのか?と聞こうとしたがネギはそれは後だとばかりに呪文を唱え始める。

「『ラス・テル・マ・スキル・マギステル、風花!!武装解除!!』」

「なあ〜〜〜っ!?」

ネギの呪文は狙い通り女の符を服ごと吹き飛ばす。
そして、それは一人の男をパワーアップさせる効果もあった。

「うおおおおおおお!!やはりええ体しとる!」

パワーアップした男、横島は目を血走らせて目の前の猿鬼を霊波刀で一気に切り捨てた。

「刹那ちゃん、合わせろ!!」

叫んで右手の栄光の手を刹那と切り結ぶ少女にむけて伸ばす。
少女はそれをガードするが、その隙を逃す刹那ではない。

「は!!」

気合一閃、少女がガードに使った刀ごと吹き飛ばす。

「明日菜ちゃん、ジャンプして目を閉じろ!!」

今度は明日菜に指示を出す。
明日菜は言われたとおりジャンプして目を閉じる。ネギと刹那も横島がする事がわかったのか目を閉じた。
パーンッ!!という聞き覚えのある音の直後、「目を開けろ!」と声がする。
目を開けると明日菜にまとわりついていた小猿達はおらず、下方には目を抑えている熊鬼。

「ええ〜〜〜い!!」

チャンスとばかりに振り下ろした明日菜のハリセンは狙い違わず熊鬼の頭にヒットし、熊鬼を送り返した。

大勢は、数十秒で一気に決した。


ネギはその全てを見ていた。

いきなり妙な事を叫びスピードが上がった横島は猿鬼を切り捨てた後、横島の変幻自在の武器だという右手の光る手を伸ばして刹那の相手の少女を牽制し、隙を作る。
そしてそれが終わったら明日菜が自由に動けるよう邪魔な小猿を一掃、同時に熊鬼の目をつぶす・・・。

どうやったら自分が敵を倒せるのか?ではなく、どうやったら自分達が敵を倒せるか?のための戦術。
前雪之丞が言っていた『なぜか横島が中心にいて、動き回って、馬鹿やって、最後は俺達が勝っていた。』という言葉。
それはこれを指すのではないか?
一瞬で拮抗していた局面を打開し、大勢を決めた横島の一連の行動にネギは思わずごくりと喉を鳴らした。

「さて、あのねーちゃんをどうしようか。」

ネギは横島がなぜか目を血走らせて敵の女を見ているのに気づき、冷や汗を流す。

「・・・捕らえて、背後関係をはかせますか?」

「少なくとも、もう木乃香を襲わないようにしないとね。」

刹那と明日菜がやってきて言う。
消えた木乃香が心配なのか二人は横島をちらちらと見る。

「・・・なあなあ、あのねーちゃんが捕虜って事は誰かが縛らないといけないよな!それ、俺にやらせてくれ!!」

血走らせた目のままいきなり言いだす横島。

「な、何を考えているんですか!不謹慎ですよ!!」

「何をって失敬な!わいは、わいはなんもせんうちに逃げられたらまずいな!って思って!!」

「なんもせんうちって何するつもりですか!!」

横島に刹那と明日菜が突っ込む。
だが誰も体を手で隠してこっちを睨んでいる呪符使いの女からは目を離さない。
しかし、目を離さざるをえないような事態が起こった。

「ぬお!?」

突如空から降ってきた角が一本折れた鬼が横島を鉈のような剣で襲ったのだ。

「「「横島さん!!」」」

鬼の剣は横島の体を軽く斜めに切り裂き、そのまま地面にめり込んだ。
刹那が夕凪を抜刀、素早く鬼に切りかかる。
夕凪を何度か振るい、それは鬼に剣で防がれて夕凪と剣は拮抗状態になった。

「こっのお!!」

だがその拮抗状態で出来た隙で十分。
明日菜が叫びながらハリセンを振りぬき、その一撃は鬼を送り返した。

「覚えてなはれ〜!!」

声が聞こえてネギ達がそちらを見ると呪符使いの女と剣士の少女を抱え、跳んで逃げていく猿のシルエット・・・。

「・・・逃げたか。」

「横島さん!」

残念そうに言った刹那はネギの声で慌てて思い出す。
ネギはTシャツをななめに切り裂かれ、血を流している横島を心配そうに見ている。

「あ〜大丈夫、浅いから。一応治療も出来るしさ。しかし向こうもやっぱり隠し玉がいたんだな。」

そう言って横島は何か丸い玉を取り出して自分の傷口に押し当てた。
一瞬光りが傷口を覆い、血が止まる。

「す、すごい・・・。」

「治療術?しかも傷跡すら残さないなんて・・・。」

「横島さん・・・なんでもできるんですね。」

ネギ、刹那、明日菜の順に言う。明日菜は少し呆れたような顔をしている。

「そ、そうだ!お嬢様!横島さんお嬢様は!?」

いち早く我に返った刹那は慌てたように横島にたずねる。

「ん?木乃香ちゃんか?木乃香ちゃんならほれ、そこに・・・。」

横島が指差したのは自分達の近く。・・・だがそこには何もない。
三人は横島に食って掛かろうとするが、次の瞬間何もなかった場所に浴衣を着た木乃香が現れた。

「お、お嬢様!?お嬢様、しっかりして下さい!!」

ギョッとした刹那だが、慌てて木乃香に駆け寄り、ゆする。

「ん・・・、あれ?せっちゃん・・・?」

ぼんやりと目を開けた木乃香。
皆がホッとため息をつく。

「あーせっちゃん・・・ウチ夢見たえ・・・。変なお猿にさらわれて、・・・でもせっちゃんやネギ君や明日菜、あとなぜか横島さんが助けてくれるんや。」

木乃香の言葉に「なぜかってなんやねん」と小声で突っ込む横島だが誰もリアクションを返してくれない。

「・・・よかった、もう大丈夫です。木乃香お嬢様。」

特に異常がない、いつもの木乃香だと思い思わず嬉しげな顔をする刹那。
それを見て木乃香は目を丸くしてから微笑んだ。

「よかった・・・。せっちゃん・・・ウチのこと嫌ってる訳やなかったんやなー。」

「えっ・・・。そ、そりゃ私かてこのちゃんと話し・・・。」

木乃香の言葉に刹那が真っ赤になり、そして慌てだす。
そして「失礼しました!」などと他人行儀な事を言ってから走り出そうとする・・・。

「な、あ!横島さん?放してください!!」

だが横島に右手を捕まれ、刹那は逃げれない。
横島は苦笑するとネギ達が見る中、刹那に何事か耳打ちした。
刹那はさらに真っ赤になり、慌て、「でも・・。」とか「あの・・・。」とかつぶやいている。
しかし横島に促されると木乃香の方を見て、意を決したように目をギュッとつむり、口を開いた。

「あ、あの、木乃香お嬢様。明日の班行動!私達の班とお嬢様の班は同じ場所に行くらしいのですが・・・、わ、私と一緒に奈良を回っていただけませんでしょうか!!」

刹那の突然の言葉。
木乃香は驚いたように大きく目を見開いてから、とびっきりの笑顔を浮かべた。

「うん!せっちゃんとなら喜んで!!」

「じゃ、じゃあ失礼しましゅ!!」

真っ赤な顔の刹那は恥ずかしいのか語尾もさだまらない状態で走りさっていった。
今度は横島も引き止めない。

「よかったわね、木乃香。」

「うん。」

明日菜の言葉に木乃香がうなずくのをネギとカモと横島が笑顔で見ていた。


古びた日本家屋。
誰も住んでなさそうなその家の上空に風もないのに霧が集まる。
その霧は人の形を取り、すっと木陰に隠れた。

「ここがアジトで間違いなさそうだな。さて、雪之丞が喜ぶかは分からないけど。一応こっちが仕掛ける準備は整ったね。」

ピエトロ・ド・ブラドーはそう言って辺りを見回して簡単に確認をすると再びその姿を消した。
風もないのに霧が飛んで行った・・・。


あとがき
20をこえるレスに感謝感激の宮本です。
やはり風呂のシーンは需要が高いと見え、キャラクター人気投票をしたらアナコンダがトップになるんじゃないか?とあほな事を考えております。

さて、今回はうって変わって比較的シリアス。
千草が死んでも構わない程度の攻撃をしてくるというデンジャラスさではギャグ一色は難しかったです。

実は一番の見所はピート暗躍してアジトを見つける・・・でございます。


では、レス返しです。
感想ありがとうございます!!


>先頭バッターさん
初めまして、私は刹那にならつぶされかけてもいいかな〜と思ってしまったアホです(汗
鉄の玉をつけて歩くたびにカチンッて・・・どんな映画ですかw ちょっと笑いました。

この修学旅行編では横島だけでなく、ピートや雪之丞の活躍もあるので期待していて下さい!!

>皇 翠輝さん
アナコンダは永遠に不滅です!!
刹那フラグは強力なのが立ちましたがこのままストレートにすんなりとはいきません。いや、いかせません!
今回はこんな感じです。アナコンダの出番なし(笑

>遊鬼さん
遊鬼さんも危機を感じられましたか?バイオレンスにならなくてよかったですw
後半の横島は少し格好良くしてみました。
悪かったと思ったら悪かったと言う男であると思いますし、刹那は前の伏線で横島なら受け入れるのではないか?との期待が。
ちなみにピートの方のフラグではありません。ピートのような見た目色男にはもっとやってもらわねばならない事が(邪笑
ありがとうございます、頑張ります。

>HOUMEIさん
メッチャおもしろかった>ありがとうございます。
アナコンダは永遠に不滅です!
刹那とのフラグはゆっくりと、いい感じに進めていければいいかな〜と思っています。

>黒覆面(赤)さん
アナコンダ二階級特進はしませんでしたw
わざとシリアス風味にして最後はバカバカしいと明日菜がしめる感じは好きです。
京都編でこの話は三番目くらいに好きかも・・・。
横島が立てたフラグがこれからどうなるか楽しみにしていて下さい。

>桜川さん
横島はいい意味でプライドがないですからね。お願いする時はしっかり年下にも頭下げます。
・・・年上の美人のお姉さまには土下座をして下からパンチラを狙いますw
刹那は人との関わりが希薄だと思うのでこのような態度に出てくる男を見て驚いたことでしょう。
この二人の今後にご期待下さい!

>wooさん
実はロリってほどの年齢さじゃないんですよね(汗
比較的刹那の発育がいい方ではないという事でご容赦を。
アナコンダつぶす戦闘技術男は全力でかけれないんですか?
初めて聞きましたが確かにそんな技かけた男がいたら自分自身も幻痛を感じてしまいそうです(涙

>Iwさん
初めまして、感想ありがとうございます。
ピートは確かに基本的に真面目系だし暴走させ辛いのでちょっと扱い難しいです。
横島賢者にクラスチェンジ>確かに困った奴ですよね。
ギャグキャラなのに結構しょっちゅうまともな行動もするから周りもドキドキです。
ありがとうございます!テンションとモチベーションを保って頑張ります。

>Plutoさん
私も書く時内股でした(笑
アナコンダが無事じゃなかったら『男三人』じゃなくなりますからねw
無事でよかったです!

>シヴァやんさん
物語が自然すぎて、違和感がないなぁ。その構成力に乾杯。>ありがとうございます。

さすがに白いものは出すのはまずい・・・と(汗
被害が集中するのは仕様という事で。危機一髪なのは確かにアナコンダのエネルギータンクの方です。
ですがエネルギーがなければやつもおしまいですw

やはりヒーローは伊達じゃない!>>上手いです(笑
今回は伊達じゃないヒーローは居残りでしたが・・・。

>鋼鉄の騎士さん
危うく終わるところでしたが確かに災い転じて福となるですね。
しかしつぶしかけたあいてを口説くとはさすが・・・w
ルシオラの事は以前ちょこっと書きましたが乗り越えています。
それについても今後出る予定ですのでこうご期待で!
敬礼ありがとうございます。これからも彼のめちゃくちゃな行動とそれで死にかけるであろうアナコンダを見守っていてください。

>スケベビッチ・オンナスキーさん
中華キャノン発射したらびびりな私は15禁設定にします(笑
ルシオラの事は確かに雪之丞が語るのもなかなか面白いですね。ですがそしたらせっちゃんが横島に踏み込めなさそうな気がするので保留です。
刹那と明日菜の認識はまさにスケさんが言われている通りです!!伝わっていて良かった・・・。
今回はこんな感じです。ギャグが・・・ない(涙

>23さん
風呂といったらアナコンダ、やつはいつでも横島とともにあり、時に現れ時にちょん切られかけ、時につぶれかけます(汗
雪之丞とピートにシリアスを当てはめるのは簡単ですから、二人にはお笑いけいのフラグを立てました。
ショタ・ホモそして・・・!?と、今後彼らの笑いネタをどうしようか迷っております。
原作でピートが赤くなった>覚えてないです(汗
いつですか?非常にいい感じのネタに使えそうな予感が・・・w

>HAPPYEND至上主義者さん
はじめまして、レスありがとうございます!!
満足いただけているようで嬉しいです。
今回のアナコンダは書く時に手が勝手に動いているんじゃないか?っていうほどネタが思い浮かんだ自信ネタなんです(笑
ありがとうございます!これからも頑張ります!!

>kouさん
警戒されたために千草が凶悪な攻撃をしかけてきましたが、敵はまだ様子見です。
逆にピートのストーキングで本拠地発見・・・と戦略的に優位に立ちました。

白いのをだしてしまったのかと・・・> さすがにまずいです・・・よね?(汗
みんなのお風呂です。綺麗に使わないと(笑

刹那は男になって女横島と添い遂げるという責任を・・・w
でもそれは横島を知っていないからこその発想ですよね。
姫様は性格が最高なのですが・・・。わいそうなお方なのです(涙

エヴァの終わる世界はルシオラ達には通じないと思いますよね。
文珠の『凍』で一瞬凍っただけでしたし。まあそれでもエヴァンジェリンが手も足も出ないか?といったらそうではないとも思ってしまいます。
逆に言えば横島の文珠はエヴァの『こおるせかい』並みの威力を発揮できるという事で未来横島といい、横島最強フラグはいたるところに立っていたんだな〜と感じますね。

>冬8さん
今回の流血量は私のSS史上最も多いです。情けないことですが(笑
横島の色欲ならばこの程度でこりるということはないでしょうw
汚れブラックの力の源は角なのです!実はピートのこだわりで・・・。
バッタ触覚にしたら完全にライダーの仲間入りですね(汗
はい、今回はフラグ進行無しですが頑張ります。

>ヴァイゼさん
ヴァイゼさんも真っ青ですか?w
平和が一番です。みんなで高らかに訴えましょう。我々には同じモノがついている!分かり合えるはずだ・・・と。

横島なら玉つぶしすらもほんのちょっと快感に感じたり?・・・は、ないですよね(汗
しかしつぶしかけた相手とすぐにフラグ立てるのが横島クオリティー!!
見事に人外ばっかりゲットの横島!しかし・・・報われてないです(涙

キティの反応・・・・というか出番は次回!!次回はキティが・・・。お楽しみに。

>冬(に咲く雪だるま)さん
大事なところ・・・以外もいい男でいてくれたらもっとモテモテなんですがね〜。残念な男です。

は、はえてくるんですか!?エリンーギ舞茸ぶなしめじ・・・とアナコンダは同じ系統・・・(汗
しかし!ザビエル×横島はかなり危険な香りが!!

HN戻ったのかと思いました(笑
これからもよろしくお願いします。

>meoさん
フラグ成立まであとちょっとです。リーチ、リーチ!!って感じで。
タイムボカン(笑
バッタ進化は・・・どうなるか内緒ということで。

>twilightさん
第三次チョンギリ大戦が起こったらえらいことです(汗
刹那が責任とってくれるならちょん切れても確かに本望ですな(笑
刹那で萌え死にするのはまだまだ先ですよ〜。おそらく第二十四話くらいになれば・・・w
これからもつまらなくならないように頑張ります。

>DOMさん
かなりやばかったですが刹那フラグが立ったので問題無しで!!
実年齢はエヴァがかなり上ですが体はロリ〜。
それにしても人外系は全員体ロリ〜なんでしょうかね?
この二人は比較的フラグ立てやすいですしキャラも確立されていますからどのSSもフラグ立ちますね(汗
確かにユッキーにはハカイダーは合ってるw
しかしピートをライダー騎士は微妙に難しいです・・・。

>九頭竜さん
レス20ごえ嬉しい限りです!刹那を落とした横島がこれからどうくるか・・・見守ってやってください。
ダテ・ザ・ヒーロー・サード、ゴキブリバージョンはみんながユッキーって呼ばずにゴッキーって呼びます(笑
千草登場は予想の斜め上を行ってシリアス系バトルに・・・。
敵が感じた焦りがギャグを書くのを不可能にしました(涙

>みょーさん
下っ腹に大ダメージですね。
あれは痛みを抑えることができないという衝撃が・・・。
せっちゃんに萌えましたか?せっちゃんはやっぱりいいですよね。
レスありがとうございます、これからも頑張ります。
PS 確かに拠り所を失いそうですね。なくなったらとおもうと・・・恐ろしい。

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