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「妖使い!?横島の生活! 第二話〜おしかけネコの来た理由〜(元ネタ GS+おまもりひまり)」

ハルにゃん (2007-01-11 02:10)
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「若殿は鬼斬り役十二家の一つ、横島家の末裔なのじゃ、そして今その力が目覚めつつある。」
今このネコミミ美少女はなんと言った?……横島はいきなり訳のわからない事を言われて混乱していた。
鬼斬り役十二家?オニギリの親戚かなんか?いや違う、これは断じて食べ物とか飲み物の話しではない。鬼斬り役十二家、つまり鬼を斬る家計の事だろう、そのまんまだが。
鬼ってのはたぶん妖怪とか悪霊とかの事を指すのだろう。なんだ現代で言うGSと同じようなものじゃないか?だがわからない、末裔って事は代々その仕事をやってきた一族の事を言うんじゃないのか?それなら変だ、うちの親父もお袋もGSとはなんの関係もない仕事をしている。まぁ二人とも妖怪じみた能力を持ってはいるがやはり一般的な人間だ。
しかもそんな話し一度も聞いた事がない。その旨を緋鞠に伝えてみた。
「ふむ、確かに若殿の御両親は鬼斬りの力に目覚める事はなかった、じゃが若殿の御祖父殿は相当の使い手じゃったぞ?そしてその御祖父殿をも凌駕する力が若殿には眠っておる。」
緋鞠の話しには実感が沸かないがモノホンのネコミミを生やした美少女が真顔で言うからには嘘ではないのだろう。
横島の頭では反論する予知はなかったのでとりあえず1番の疑問を聞いてみた。
「つまり家は霊能力者の家系だったんスか?それでなんで妖怪の緋鞠さんが俺の家に?」
それを聞いてまた緋鞠は語り始める。
それは遠い昔の事。いにしえの政(まつりごと)は人に仇なす妖に容赦しなかった。多くの鬼斬り役と妖怪の双方が殺しあった。
生き残った妖怪の末裔は今でも鬼斬り役を憎んでいる者も多いらしく、覚醒しかけの横島は奴らにとって狩りやすい獲物らしい。
しかしある代の横島家の当主は時の権力者への忠義に反してまでも報奨よりも慈悲を選び、妖怪を滅せず従えたのだ。
「そしてそれが私の祖先じゃ」
緋鞠の雰囲気が妖艶なソレに変わる。
「その時盟約を結んだのじゃ、末代まで横島家に従うという誓いをな。」
そう言うと緋鞠は横島に抱き着いてきた。
「ひ!?緋鞠さん!!?」
横島はうろたえるが緋鞠は全く動じない、むしろ楽しそうにじゃれつきながら続きを話す。からかってる?
「ちなみに若殿の御両親には私の兄が従っておる、名はクロサキと言うのじゃが聞き覚えがあるじゃろう?」
確かにある…あのとんでもにーちゃんには何度か会った事がある…そっかぁ妖怪だったのかぁ……。
とにかく話しはわかった、あとは親父たちに説明を聞けば良いだろう。
「はぁ〜なんかスケールのでかい話しっスねぇまぁとにかくよろしくお願いします緋鞠さん」
「うむ、よろしくされよう若殿、ところでその”緋鞠さん”というのはやめぬか?私は若殿に仕える身じゃ、”緋鞠”と呼び捨てで構わぬ、歳も大差なかろう敬語もなしじゃ」
「わかった、改めてよろしくな緋鞠」
一段落して落ち着いたので二人は朝食をとる事にした、あいにくカップ麺しかないので緋鞠にもそれで我慢してもらうしかない。
「これはまた寂しい朝餉じゃな、もう少しマシなものはないものかのう?」
「仕方ないだろ?仕送りがめちゃくちゃ少ないんだから今はこれで我慢してくれ。」
横島はこの春高校に入学して一人暮しをする身になる訳だが彼の両親は最低限の学費しか出してくれない事になっているのだ。その他食費やら光熱費やらは自分で払えと。
それが嫌なら遠い異国のナルニアに来いとか無茶苦茶な事を言っている。冗談ではない、あんな緑しかない辺境の地に行ったら横島は一週間で禁断症状を起こすだろう。
第一、なぜか偏差値のかなり高い六道学院に入学が決まっているのにいまさらフイにするのは惜しすぎる。やはり何かバイトを始めるしかなさそうだ。
「今日中にバイト探すからしばらくはこれで我慢してくれ」
「若殿、”ばいと”とはなんじゃ?」
「ん?バイトってのは仕事の事だぞ?ほらここにいろいろ載ってるだろ?食費や家賃稼ぐには仕事しなきゃな」
それを聞いて緋鞠は横島が開いたバイト情報誌を見つめて何事か考えている。なーんか危ない雰囲気だ……。
考えがまとまったのか少し意地悪そうな笑みを浮かべて提案してきた。
「ならば若殿、この”ごーすとすいーぱー助手”というのをやってみぬか?」
またまたとんでもない事を言ってきましたよこの娘は?GS?そんなん素人の俺にできる訳がない。
鬼斬り役の力に目覚めかけてるとはいえ、やはりまだまだ一般人と大差などないのだから。
「あのな?まだ早いだろ?GSってのは死と隣り合わせの過酷な仕事だってテレビで言ってたぞ?それはさすがに無理だろう?」
「ふむ、無茶は言ったが無理は言っておらぬ、無理は不可能じゃが無茶は可能じゃ。若殿にはそれだけの秘めたる可能性があるのじゃ。それに私は若殿の護り刀じゃ、どんな事があっても若殿を護る故あんずる事はない。そうじゃな、まずはここの事務所に行くとしよう。なぁに、駄目で元々じゃ試しに行ってみようではないか。」
安心するような頼もしい、されど見惚れるような笑顔を浮かべる緋鞠の指した記事を見てみると。
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スリリングで楽しい仕事…霊に興味のない方でも気軽にどうぞ。
給与・勤務時間等、委細面談
シャングリラビル 5F
美神令子除霊事務所
なんだかすっげ〜嫌な予感がする……。
こうして朝食を平らげた横島と緋鞠は鬼の待つ要塞…もとい職を求めて除霊事務所に向かって行った。

とぅーびーこんてぃにゅー

あとがき〜
うむ…むずい…文章とはこんなにも難しかったんですね。今回自分が書きたかった事を今月号のひまりで先にやられて消さざるをえなくなりましたし…。
書きたい事は山ほどあるのに文章にならない。すごくもどかしいです。
一生懸命書いてるんですが他の方々と比べるととてもとてもヘコみますねぇ〜。なんとかして上手になりたいのでいろいろご指導してくれるとすごく助かりますよぉ。
そんな訳でレス返しというものをやってみます。
○somosomo様
まずは早速のレスありがとうございました。おもしろそうと言ってくださってホントに嬉しかったです。
今回は改行を気をつけてみたんですがいかがでしたでしょうか?
内容の方は最初からGSを軸に進めていく予定でしたがキャラクターの背景設定などが原作と若干違うのでよろず板の方に投稿しました。
原作は知らなくてもわかるように書いていくつもりですのでご安心ください。
○親電様
レスありがとうございます。ホントに励みになるものなんですねぇ。
今回の長さはこれくらいになりましたがどうですか?携帯で5500文字くらいなんですがまだ短いでしょうか?
年齢についてですが一応横島は16歳で原作よりも煩悩低めって事にしています。でないとソッコー緋鞠の誘惑に負けてしまうんで……。
○ZEROS様
レス、ホントにありがとうございます。まさかこんなに付くとは思いませんでした!
今回は前回の2倍くらいの量になってると思うんですがどうですか?
一応前回と今回はプロローグ的な部分と説明を中心にしてきましたが次回からはキャラも増えていくと思いますので、いろいろ教えてくださると嬉しいです。
○突発感想人ぴええる様
レスありがとうございます。
おぉ!!まさかご存知の方がいらっしゃるとわ!
しばらくあとですが水治のろりっ娘ももちろん出ますよぉ。
私が暴走したら突発的に武装メイドのブックマスター(原作にも出るので)とかろりっ娘吸血姫とかも出ちゃうかもしれないですので、期待してくれると嬉しいです。
それではレス返し終了です。
レスをくれた皆さんにも読んでくれた皆さんにもとても感謝しています。

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