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「SASUKE 憑依伝 7班結成編 2(NARUTO 現実→憑依)」

相原 (2007-01-07 14:57/2007-01-07 15:31)
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結局班分けは原作通りになりましたとさ。


そして今、俺・ナルト・サクラの3人は数時間もの間担当の上忍がやってくるのを待っていて(この時点で原作と同じ)、業を煮やしたナルトは扉に挟んだ黒板消しなんつー下手なトラップを仕掛けている。これも原作どおり。
サクラも口ではナルトを止めちゃいるが、内心楽しそうにしてるのは間違いないだろう。これまた原作通りに。


・・・・・が、このままずっと原作通りってのはつまらん。なので、


「ナルト、これも仕掛けとけ。」


俺が放り渡したのは直径5cmほどの黒い玉。
サクラは首をひねってたが、同じような物を見た事があるナルトは楽しそうに黒板消しの中の綿を少し抜いてから詰め込んで、落ちて当たった瞬間発動するように仕掛ける。ぱっと見じゃ中に何が入ってるか判るまい。


「すぐ来るだろうから早く離れて準備しとけ。」
「おうっ!」


言い忘れたが、この世界のナルトは原作とは違って額当て以外に首にサバゲー用のに似たゴーグルをぶら下げている。昔俺がこいつの誕生日に贈った特別製で、グラスのふちの内側には術式が掘り込んである代物だ。
ナルトはゴーグルをかけると指を耳に突っ込み、俺は目を瞑って同じく耳に指を突っ込んで塞ぐ。サクラは怪訝そうに首を捻るだけだったが、俺が真似する様に言うと慌てて従った。


5秒後、扉の開く音がしてから一瞬間が開いて、


ボンッ!!!!


・・・・・・閃光と爆音が、至近距離で響いた。


目をゆっくり開けてみると、そこには床でピクピク痙攣している人間が1人。
頭の上で発動したせいか、その余波をほぼゼロ距離で食らったお陰で銀髪は焦げてマリモ・・・・ゲフンゲフン、アフロになっているとりあえず似合わん。


「・・・サスケ、威力強過ぎってばよ。」


遮光機能装備のゴーグルを外しながらナルトが言う。分かってらあ、こっちだって耳塞いどいたのに耳鳴りが酷くて何とか言ってる事が分かる程度なんだ。


「やっぱ、閃光音響玉を至近距離でもらったら上忍でもきついか・・・・」


他人事みたいに俺が言った途端、痙攣していた銀髪アフロ(+額当ての眼帯&覆面)な愉快な上忍は起き上がると、


「お前らなんか・・・・・大っっっっ嫌いだ〜〜〜〜〜〜!!!!」


泣きながら、教室を飛び出してった。マンガみたいに(いや、マンガの世界なんだけど)、滝みたいな涙を流しながら。


・・・・・・・ちなみにサクラは耐え切れずに気絶してました。


何とかかんとかアフロマン上忍(もしくはマスクマン上忍)の機嫌を直してもらってから、俺達はアカデミーの屋上にて自己紹介をする事になった。ちなみに頭の銀髪アフロは直っておらず、ナルトはひたすら噴出すのを堪えて身もだえしてる。

が、その前に気を取り戻したサクラ(ナルト同様、銀髪アフロを見て笑いを堪えている)がアフロマン上忍の事を聞いたので、アフロマン上忍は渋々といった風に自己紹介を始めた。


「あ〜、俺の名前ははたけカカシ。お前らの担当上忍になった。好き嫌いをお前らに教える気はない・・・が、生意気な奴は嫌いだ!(俺とナルトを睨む)。夢は…いまさら夢といってもなぁ?ま、趣味はいろいろだ。」
「・・・結局名前ぐらいしか分からないってば。」


ナルト、ナイスツッコミ。サクラも思わず頷いてる。


だが、現実世界から来た俺は『はたけカカシ』という忍者をよく知っていた。


木ノ葉の白い牙と恐れられた忍者はたけサクモの息子であり、英雄といわれる四代目火影の弟子。


暗部にも所属経験があり、うちはオビトから写輪眼を受け継いだ天才コピー忍者。


それが今・・・・俺の目の前に居る。


銀髪のアフロで。


「んじゃ次はお前らだ・・・・そこの金髪君から順に言ってってくれ。」
「自己紹介って何を言えばいいんだってば?」
「ん・・・・ま、好き嫌いとか目標とか特技とか趣味ぐらいでいいぞ。」


ナルトは少し考え込んでから、元気良く言い始めた。


「名前はうずまきナルト、好きなものはカップラーメン!もっと好きなのはイルカ先生に奢って貰った一楽のラーメンとサスケの作ってくれるご飯!」
「さ、サスケ君の手料理ィ!?」


サクラの精神に100のダメージ!サクラはショックを受けている!


「そんでもって、1番好きなのがヒナタだってばよ!」
「(・・・堂々と宣言したなコイツ・・・・・・)」
「嫌いなのは里の大人達の視線と・・・あと、サスケの忍具の実験台だってばよ!」
「・・・・ああいった忍具は実践して見た方が改善点が分かりやすいんだよ。」
「いや、だからって俺を実験台にするなってば〜!あ、趣味はイタズラとヒナタやサスケ達と修行をする事だってば!」
「(う、羨ましい〜!ナルトめ、しゃーんなろー!!)」
「(!?ま、また寒気が・・・・!?)


また教室みたいなピンク色の気配を感じ取って思わず俺は身震いした。しかもそこはかとなく黒いオーラも混じってる気が・・・・・殺気か、こりゃ?


「目標は火影を超して、里の奴ら全員に俺の存在を認めさせてやるんだってばよ!」
「(中々面白い成長をしたなこいつ・・・・・)」


カカシは微かに頷くと、今度はナルトの隣に居た俺を見た。次は俺だって合図らしい。


「・・・・名前はうちはサスケ。好きな物も嫌いな物も特に無し。趣味は新しい忍具と術の研究と修行。特技は・・・家事と料理だな。」


この2つばっかりは否応無しにも得意になった。ナルトは泊まっていっても片づけしていかないし、ナルトの食生活の偏りっぷりを見かねてバランスのいい食事を作ろうと研究したからな。


「(け、結構家庭的なんだ・・・)」
「目標はある男を殺す事・・・・ってのは冗談だが、少なくとも大切な物をすべて守れるだけの力を手に入れるのが今の目標だ。」


少なくともこれは本心だった。


元がオタクだろうが関係ない、手に入れてやるさ。


うちはイタチに奪われないくらい。


大蛇丸の力を借りなくてもいいくらい。


大切なものを守れる力を。


この世界にやって来た時に、俺はそう誓ったんだ。誰でもなく、自分自身に。


「(こいつもまた、面白い成長をしたな・・・・・)」


うちは一族の事情を知っているカカシはさっきよりも更に感慨深げに頷くと、


「最後、そこの女の子!」
「私?名前は春野サクラ。好きな物というか、好きな人はぁ・・・・・・・」


サクラは俺の方を熱のこもった目で俺を見てから「きゃ〜〜〜〜〜〜っ!」と身もだえする。


「嫌いな物は激辛料理。そして夢はぁ・・・・・」


そしてまた俺を見て、


「きゃぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」


・・・・・・それを見た俺は思わず引いてしまったが、不可抗力として納得してもらいたい。


その後明日のサバイバル演習について聞かされた俺達は、それぞれの考えを胸に解散した。


あとがき:なんかグダグダになってしまった気が(汗)
次回からはサバイバル演習に入ります。こっちの世界に来たサスケと彼と一緒に鍛えられたナルトVSカカシの戦いがメインになる予定。
サクラについては・・・まだ未定です。

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