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「うたわれるもの【オリキャラあり】 真紅の髪の青年 12話 (うたわれるもの)」

闇の王 (2006-12-14 01:04/2007-02-01 12:09)
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  11話の話と12話は繋がっていますが 十一話の方が後で作られた為に少しだけ話数としての読み方がおかしくなっています読む方は注意をしてください    


モロロ畑とキママゥ退治 

※すみませんかなり更新が遅れました、小説ですがようやく書ける状況になったので、更新させます。

モロロ畑収穫予定の日に大惨事が発生した
それはテオロがハクオロ達に大急ぎで知らせる必要があったためだ
その大惨事は【キママゥ達がモロロ畑を群れで襲って収穫まであとわずかだったモロロ畑の半数をキママゥ達が食べていた為に、村人達は即座に長老のトゥスクルさん家に集まり会議を始めて。

「それではこの策で行きましょう…キママゥ達を全て倒さないといけない策なので仕方ありませんが
こちらも生きる為には仕方がないのです」

このハクオロの演説には誰もが賛同したそして簡単だか策は直ぐにハクオロが考えたモノが
トゥスクルさんの了承を経て、次の日から、行動を開始した。、それからキママゥ達が襲撃した日から三日間が過ぎた。

「ふぁ〜〜あ…退屈だ……今日で三日目か…。中々来ねぇもんだな」

始末班のテオロが愚痴を同じ始末班のハクオロとホムラに言っていた。

「あと少しの辛抱ですって…多分」

「そうだ・・・折角頑張って造った、モロロ畑をアレだけ荒らした責任は取ってもらわないと」

ホムラの意見に少しはその最初の意思を取り戻すテオロが2人の獲物を見て言葉を出した。

「ところでアンちゃんの得物はどうしたんだ?…
ホムラの得物は刀だって分かってるけどさ、まさか手ぶらじゃねぇいだろ?」

「ああ、それならトゥスクルさんがこいつを持ってけって」

トゥスクルさんに渡された。鉄扇を懐からだしてテオロに見せると

「あん?…そりや扇子じゃねいか ンなモンじゃなくて得物だよ得物。
ホムラのような得物のことだそんなの物ってたって役にたたねえだろ」

ホムラもそれを考えていたが、先にテオロに言われたし、第一にあのトゥスクルさんが
ハクオロに意味の無いものを渡すわけないと思っていた。

『たしかにテオロの指摘は最もである…これからキママゥ達を相手にただの扇子では意味が無い
俺が持っているような確実に物が切れる得物ではないと、トゥスクルさんはいったいなにを考えているんだ』

「そうでもないですよ。…これ…結構えげつないですよ」

テオロに自分が持っている鉄扇を渡した。

「−−−−−っと、重い? コイツぁ鉄扇か」

テオロの手に在った鉄扇をハクオロが再び取り、

「それに…こうするとーーーー」

風を切るような音共に鉄扇の一部から何かが出てきた、それを見たテオロとホムラは一斉に声を上げた。

「「ぅ…仕込みかよ(だ)」」

「確かにエゲツねぇな…何だって村長がそんなモノ・・・」

「さぁ…それは自分にも…そういったのは親ッさん達の方が詳しいんじゃないですか?」

ハクオロの問いかけにテオロも
「いや…そうかもしれねぇが…あのヒトは結構謎が多くてなぁ」

「「…………」」

『それだけじゃなく、ここの溝…何かの液体を流し込めるようになっている、
それにトゥスクルさん程の薬師だ…大体検討はつくが……まさか』

そうしてハクオロがトゥスクルさんから渡された鉄扇の溝を眺めていると始末班に差し入れに来た、エルルゥが見えてきた。

「どうぞ差し入れです」

エルルゥは手馴れた手つきでハクオロ・テオロ・ホムラの順にモロロと水を渡していった。

「ああっ…ありがとう」

「おっ、コリャありがてぇ」

「ありがとうございます」

「それと、こっちは姉さんから」

エルルゥはソポク姉さんに渡された、中身は水の紐にぶら下がった徳利を手渡す。

「カアちゃん…気が利いてるなぁ」

何の疑いもせずにテオロは徳利の蓋を開けて一気飲みをした。

「んん?」

その違和感に気づいたテオロは

「なんだこりゃ…ただのお茶じゃねぇか…」

エルルゥはまるでソポク姉さんが言ったとうりの反応を示す、オヤジにソポク姉さんの言葉をそのまま伝える事にした。

「アハッ、もしそう言ったら『何だと思ったの、この宿六…こんな時ぐらい真面目に仕事をしろ』−−−
ってソポク姉さんの伝言です」

流石のテオロもソポクの名が出たとたんおとなしくなった。

「んぐ……」

「ハハハ、流石の親っさんも、カミさんに掛かれば形無しか」

「確かにそうだね…テオロさんの性格も見事に把握しているようだな」

ホムラ達の笑い声が、大空に響きわたりったいた。

「笑っていられるのも今のウチだぜ。そのうちアン達も味わうようにならぁね、
あれでも昔はよ〜〜……ホレ、エルルゥみたいに純朴な女性だったんだがぁ……
それが何がどうなったら、あんな肝っ玉カァちゃんになったんだが…………。」

テオロのなんとも言えない物々しさにホムラとハクオロは黙ってしまった。

『エルルゥみたいに?』『アルルゥもね?』

ホムラとハクオロは2人はそれぞれの女性がソポクのようになった姿を想像したが
どうしてもアルルゥだけは、今までの行動から見てもその様な姿を思いつけなかった。

「アルルゥがソポクさんの様な姿を思い浮かべても、全然想像できないし、
何かの間違えじゃない……」

そしてエルルゥを横目で見て。

「エルルゥなら別と思うけど」

と本人に聞こえない程度の小さな声で言ってみた。


そしてエルルゥはテオロが言った愚痴を聞いて。

「も〜〜〜〜〜〜そんなこと言って……オヤジさん……あ……と……で……ソポク姉さんに……
い言いつけますからね〜〜〜」

その言葉を聞いて、テオロは、

「カ…カ…カチャンに、それだけは止めてくれエルルゥ……」

それはまるで悪戯が見つかった子供の様にテオロは先ほどの威勢はすっかりと消えてしまっていた。

ハクオロがその様子を黙って見ている筈もなく、落ち込んでいるテオロの側まで近寄り

「おやっさん……元気をだしてください」

ハクオロが元気つける言葉を掛けていると、テオロもその言葉を聞いて

「アンちゃん……いい奴だな、それじゃ今から言う事は黙ってくれよな、
辺境の女って奴は、どうも年食う度に肝っ玉が太くなるからな、アンちゃんも気おつけな」

エルルゥに聞こえないようにハクオロに言った後に再び、今日の昼飯のモロロを食べ、水を飲んでいた。


そして五分が経った時に、遠くの方から合図の鐘が響いてきた。

カン・カン・カン・カンカンカンカン・カンカンカンカンカンカンカンカン〜

それを聞いたハクオロはエルルゥの方を見て。

「ーーーー!! エルルゥは今すぐにこの場を離れるんだ……直ぐにあのキママゥ達が来るからな」

「ハイ……分かりました、ハオクロさん、それではホムラさんにおやじさん気おつけて」

エルルゥは2人にも挨拶をした後にそのまま、その場を離れるように後にした。

「おいでなすったか。村の皆ぁ…頼んだぜ」

エルルゥが去ったのを確認すると、同時に鐘の音と共に獣の断末魔と呼べる
声がハクオロ達がいる場所まで聞こえてきた。


「どうやら…エルルゥにはこのような声を聞かせる事は無かったようだ」

「そうだな……あんまり、聞いていていい気分はしないしな」

『確かに…だが俺はなぜかこの悲鳴を聞いていると昔何処かで似たような事が……
駄目だな…今はあと少しで来るキママゥ達の始末が先だ』

そうしてハクオロはトゥスクルさんから譲り受けた鉄扇を持ちテオロは昔から使っている
斧を持ち、ホムラも同じくトゥスクルさんから、自分が拾われた時に持っていたと思われる見事と呼べる業物の刀を抜刀していた。

ホムラが抜刀した、業物の刀の刃には竜【後に呼ばれるようになる生物】の絵が確りと出ていた。
その絵はまるで今にも、その生物が今にもその絵から飛び出してくるかと思えるほどの業物だった。


そうしていると、段々とキママゥ達がハクオロ達に前に現れた。
その数約六頭、その内傷ついたキママゥは2体残り四体のキママゥ達は
此方が仕掛けた罠を切り抜けた様だ。


さすがのテオロも自分達の二倍いるキママゥ達を見て

「アンちゃんよ、ちょいと数が多くねぇか!?」

『そう言えば……ツメが甘かったかーーーーー』

「ハクオロさん……今は悔いているより…残っている、キママゥ達の退治でしょう、
幸い2体は傷ついているから、傷ついている者から倒せば数の上では一体多いだけ、
それに幾ら賢いとは言え所詮は獣です!! あわてずに対処すれば勝てます」


そしてハクオロ・テオロ・ホムラの三人は、手負いのキママゥ三匹を一人一匹として対決した。

ハクオロは、トゥスクルさんから譲り受けた、鉄扇を器用に使っていた、傷ついたキママゥの一匹は、自慢の爪と生まれ持った
敏捷性を使い、自らを討とうとする、鉄扇を片手で持つ仮面をつけた者、向かっていた。

キキィーーーーーーー

傷ついたキママゥが奇声と呼べるほどの声を上げて、ハクオロに自慢の爪を振るった、

ガキィーーーーーーン

キママゥの爪がいつの間にか開ききった鉄扇に防がれた、音だった、

その次の瞬間には、開ききった鉄扇を今度はそのままキママゥに斬り付けた。

風を何かで切る音と共にキママゥの悲鳴と呼べる奇声を上げて、絶命した。

ウギィーーーーーー


「ふっうーーーーー、何とか一体はかたずけたぞ、次は此方が用意した罠を抜けてきた、キママゥ達か…」

そうハクオロが呟いていた時に、

ウギィーーーーーー

二つ目の奇声が森中に響き渡った、その声の元に目を向けてみると、
地面には血が溜まり、その血の上にキママゥの死体としてホムラの持つ刀で切られていた。

そして刃に描かれている絵にキママゥの血が付いているのがなんとも異形と呼べるほどの【なにか】が
そこに在るようなキママゥ達が本能的に感じてしまった。


その二匹目のキママゥの奇声が少しだけ聞いたのか、他の無傷のキママゥ達がその場から動こうとしなかった。

その時、元々6対3で始まった戦いが、キママゥ達二体死亡で残り四体になっていた。

テオロは先ほどの二回目の奇声で実際の所は助けられていた。

『やべぇな…………』

手負いのキママゥ一体に相手にテオロはその命を自分の手で刈り取るのは嫌だったようで、
テオロが手に持っている斧、をキママゥが攻撃している時はそれを立てとして使い、攻撃を防いではいたが、
自らが攻撃をしかける際にどうしても最後の踏み込みが甘くなり、幾度も斧が空を切り、逆にキママゥの反撃で
テオロの腕を中心として、キママゥから受けた引っかき傷が目立ちはじめていた。


それを見たハクオロはすぐさま手に持っている鉄扇を閉じ、親父さんを相手にしているキママゥに鉄扇を全力で投げた。

ヒュン

風を何かが切る音共に、

ドン

変わりに何か途轍もない重たい物が何かにぶつかった音がした。
その直後親父さんを襲っていた、キママゥの引っかき攻撃が突如としてやんだ事によって、親父さんはその防御に使っていた斧からキママゥがいると思う場所を見てみると、キママゥがその場で口から泡をだしてノビていた。
その反対側にはハクオロが持っていたはずの鉄扇が閉じた状態で。そこに転がっていた。


『これはアンちゃんの鉄扇だな……だとしたら自分の得物を投げてくれたお陰で助かったのか、アンちゃんには借りができちまったな』

親父さんがこんな事を思っていながらハクオロの鉄扇を地面から拾い上げて持っていると、ハクオロが親父さんの方に近づいてきた。

「親父さん……もしかして……今までキママゥを退治した経験在るんですが、どうも動きが悪かったようで、助けに入りました。」

ハクオロの言った言葉で親父さんは。

「アンちゃんの言うとうりだぜ、今までキママゥ達は村に入ってくることは滅多になかった事だからなぁ……、それよりもアンちゃん達のなんかなれてねいか、特にホムラはよう」


ハクオロしテオロが話している間も、ホムラは戦いを続けていた、
無傷で残っていたキママゥ三匹の内、二匹までもが既にホムラの手に在る刀によって惨殺されていた。

『俺は……なぜココまで戦える……分からないだか……だが一つ分かるのは
キママゥを斬りそして、そこに流れる血を見るとなぜか、俺の中に流れる血が騒ぐ……分からない……分からない……だが今は村の皆が作った畑の恨みを晴らすだけ』


最後の一匹になった、リーダー格のキママゥはその俊敏性を生かして、
岩山にある小さな岩を足場にして、高速移動と呼べるほどの移動をホムラを中心として円見たい中形行っていた。

「くっ……早い流石はリーダー格のキママゥ、雑魚とは違い賢くて素早い」


だがキママゥも幾ら敏捷性に長けて早かろうか、動物と人間では決定的に不足している者が在る、それは知恵があるかないかで在る。

三分以上も同じ技と呼べる程の移動を見せられていると人間の目はそれを見定める為に段々となれて、見えてくるように、そして一貫性がある技は時間を相手に与えるほどその弱点をさらし出していく。

ホムラもこの膠着状態が現在五分たてば策の一つも浮かんくる、そしてその策をホムラは躊躇せずに実行してしまった。

「幾ら早くとも、一貫性があれば、そこを付け入るだけ」

ホムラは地面に転がっている、キママゥの斬死体を持ち上げると、タイミングを計った様に、リーダーが次に来る小さな岩の前に放り投げた。

次の瞬間キママゥのリーダーに、仲間であったキママゥの死体が移動中の自分の目の前に在る事が分かった、その時は時既に遅し、方向を変えられるわけも無く、仲間の死体に中り、リーダーは死体と共に地上に落下した。


キィキィーーーーーーーー


キママゥのリーダー大層怒りながらも、仲間の死体と地面からはいずり出そうとした瞬間、大気を切る音と共に、リーダーは絶命した。


その後。全てのキママゥが退治されたと同時に、エルルゥが再び、ついさっきまで戦場であった場所に戻ってきてしまった。


その後キママゥの引っかき傷が明らかに多い、親父さんは途中で生えていた、痛み止めや、擦り傷に効く薬草をエルルゥに煎じてもらい、それを傷口に塗ってもらい、一休みをした後。今ではホムラやハクオロにとっては帰る場所になっていた、ヤマユラの里を目指して、足を進めていた。

ハクオロ達がその日、ヤマユラの里に帰ってきたときには既に夕刻を回っていた。


今回はホムラに視点を合わせて見ました、

少し筒では在りますが、ホムラの正体が分かるように色々とネタを仕込み
ヒントと思えるものを小出しに行っています、

また今回は少しだけダークになっています、
キママゥ達を殺すしか選択肢は無かったので、ゲームとは違い多少は着色を
出してみました。

また作者本人は戦闘病は下手なのでその辺はご愛嬌という事でお願いします。

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