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「うたわれるもの【オリキャラあり】 真紅の髪の青年 10話 (うたわれるもの)」

闇の王 (2006-10-30 06:39/2006-11-05 05:57)
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※また文章が短い事と、テンポが遅い指摘を受けて、夕食のシーンを追加してみました


ハクオロとエルルゥ達は、いきなり森の茂みから現れた人達を見た、

ソポクは森の茂みから出てきた、アルルゥと共に姿を見せた、赤い髪の青年?に
興味が沸くと共に驚きを隠せなかった、あの人見知りが人一倍激しいアルルゥがその青年の
後ろに隠れて、ハクオロを見ていた。

『あの青年…髪の色は別として、あのアルルゥに好かれるなんて優しいやつかもしれないね』
とソポクが思っているとテオロは、何処かで見ているはずだと、ずっーーーと考えていたが。

「だめだおもいだせねい、何処かでみたはずなんだが、何処だったか?」

とテオロは大声で笑った。

それを黙って見続けるホムラ達、そこへソポクがテオロの後頭部に拳で殴った。

「いってて、カァちゃんよ、なにも殴ることはねいだろうよ」

「なっに言ってんだ……アンタが話しただけで聞くひとかい?}

「うぅ」

テオロはソポクが言った言葉を返す事ができず、それ以降黙ってしまった。

それを見ていた、アルルゥ・ハクオロ・アルルゥ・ホムラはそのやり取りを見ていることしか出来なかった。

そこにソポクが、近づいてきて、赤い髪をした青年を見ていると、

「あんた……ハクオロの素顔を見たことは無いけどいい男なんだね、アルルゥがあんたにこんなにも懐いているところを見れば誰だってそう思うけど、違うのかい?」

ソポクは赤い髪の青年に問いただしてみた。
その青年も此方に話しかけてきた。金髪の女性に返答した。

「確かにそうです…自分はアルルゥに、おに〜ちゃんと呼ばれていますから」
と言いながら、アルルゥの頭を右手で撫でていた。

「ん〜〜〜〜」

アルルゥもまんざらでもなさそうで、アルルゥの尻尾がパタパタと振っていた。


それを暫く見ていたソポクは…。


「……そうかいそれを聞いて安心したよ、アルルゥも私にとっては可愛い妹だからね」

それを聞いたホムラは、直ぐに浮かんできた疑問をそのままその金色の髪をした女性に聞いてみた。

「あの〜〜〜妹って?どういうことですか…たしかアルルゥの姉はエルルゥだったと思いますが?」

その質問をしてみるとその女性は突然笑ったと思うと話してくれた。

「ぷっ……それはね、確かにアルルゥの姉はエルルゥだけどね、このヤマユラでは年上の人には大抵兄さんか姉さんとか言うのが昔から言っていたからね」

それを聞いて、ホムラは一安心した。

「そうですが…それでは俺は貴方を姉と呼んだほうが良いですね」

それを聞いたソポクは、

「そうだね…でもアルルゥに兄とばれているなら、別に言う必要はないとおもいけどね」

「そうですが…わかりました、今さらっと言うと思いますが自己紹介します確か名乗っていなかったはずですから、俺はホムラですよろしくお願いします…名前を教えてもらっていいでしょうか?」


金色の髪をした女性は…

「確かに名前を聞かないまま会話をしていたようだしね、わたしは、ソポクって皆から呼ばれている、ホムラで有っているね私はあそこでオヤジ顔をしている人の奥さんだ」

「・・・・・・・・・・・・・・」

ホムラはその真実に少しの間現実から逃げてしまった。

現実に戻ってくると、エルルゥがなぜアルルゥがなぜ森から出てきたのか問い詰めている所だった。

「アルルゥ……貴女って子は…また危ないって言っている事をしてどうして姉ちゃんの言う事が聞けないのそれにホムラさんもつき合わせて、」

エルルゥの説教を受けていたアルルゥはホムラがアルルゥが説教を受けている所を見ている事に気づくと、
アルルゥはエルルゥの説教中にも関わらず、アルルゥはホムラの後ろに素早く隠れてしまった。

それを見たエルルゥは、ホムラの所まで近づいてきて、ホムラが左手に持っている。

袋に気づき、ホムラの手からその袋を取り上げると、中身を見た途端にエルルゥの周りの空気が変わった。

「ほーーーむーーーらーーさん、貴方も貴方です、アルルゥと共に蜂蜜とりに行っているなんて、どーーーーうーーーして!!止めなかったんですが!!」

エルルゥは既に怒りでエルルゥの額には筋が既に何本かはたっていた。

それを見った、ハクオロは先程テオロに言われていた言葉を思い出していた。

『辺境の女は……歳を取るごとに、段々と強くなっていくってテオロさんが言っていたとうりにエルルゥがなっているような……』

それから一刻ほどエルルゥによる、ホムラとアルルゥに説教が行われていた、当然アルルゥは、エルルゥの説教から逃げ出そうとしたが直ぐに捕縛されて説教の時間が当初の予定より長くなったのはご愛嬌である。


そしてエルルゥの説教が終わると、ホムラは自分が居る、人の手が入った跡地の事を聞いてみた。
するとエルルゥ・ソポク・テオロ・ハクオロは少しだけ暗い顔をしたが、ハクオロが此処の事を話してくれた。

「これはモロロ畑の後だそうだ…何度も何度もモロロを植えたが…結局は実がならず放置されていたが…
この様子ならば【アレ】を試せば立派な畑に生まれ変わるだろう」

ハクオロがその手で畑の跡地の土を手に触りながら言った言葉で、今まで頑張ってきた。
エルルゥ達を吃驚させるほどの言葉だった。

「あんちゃんそれは本当だろうな」

「ハクオロっと言ったかね、ほんとうにそんな事ができるんだろうね、今まで私達ヤマユラの民が頑張ってできなかった事が」

「本当ですが…ハクオロさん!!」

「……できるの??」

今ひとつ状況をつかめない、ホムラだけはこんな言葉驚いているエルルゥ達に変な言葉をかけてしまった。

「それって……そんなに凄い事なんですが?」


それを聞いた、ソポクはため息をついて、説明してくれた。

「さっき…ハクオロが言っただろう、何度も私達がやって失敗した畑がハクオロが何かを試すことで出るといわれて驚かない方がおかしいさ」

それを聞いた、ホムラは何を試すかハクオロに聞いてみた。

「そうですが…それでハクオロはいったいどのような事をこの【畑の跡地】に試すんですか?」

ホムラに聞かれた、ハクオロは自分が試すことをホムラ達に聞かせた。

「そんな……事で本当にモロロが根付くのかい?」

「根付きますよ…その為には、もう一度徹底的にこの畑を使えるようにしないといけませんが」

それ聞いたテオロは

「あんちゃんの言うとうりなら、明日からさっさく始めようぜ」

その考えはソポクも納得できるものだった、伊達に【辺境の女】ではないらしい。


「そうだね……もう一度畑を耕すにも人手が要るからね、始められるのは明日からだね、もっともアンタはそれが終わっても家の建て直しがまっているけどね」


それを聞いた、オテロは直ぐにソポクに言い訳を始めていた。

そして、その後エルルゥ・アルルゥはハクオロとホムラにヤマユラの里を案内しておばぁちゃんが待っている自分たちの家に戻った。

ハクオロとホムラはお世話になっている家に戻ると、トゥスクルさんが再び体のことを見てくれた、
特にハクオロはいまだ完全には直っていない為、余計に時間を取っていたが、それは仕方が無い事だった。

その間、エルルゥは一人で台所に立って、ハクオロとホムラの回復祝いの料理を作り終えていた。
そのいい匂いにつられてハクオロとホムラが居間にやってきた時には既にアルルゥが来ていた。


「お〜・・・・」

「ふふっ、凄いでしょう。晩御飯はご馳走なんだから さぁ、アルルゥも並べるの手伝って」

そのエルルゥの言葉でアルルゥは晩御飯を並べるのを手伝いを始めた。

「ん」

アルルゥもエルルゥの手伝いを始めた事で少しだけ余裕が出来たお陰で、ハクオロとホムラが近づいてくるのが分かり、
2人に声をかけた。


「あ、ハクオロさんに、ホムラさんはご飯ですから、そこに座って待っててください。」

ホムラとハクオロはエルルゥに感謝の言葉を述べた。

「ああ、ありがとうエルルゥ」

「ありがとうございます、エルルゥ」

言われたとおりに2人が座っていると、エルルゥはハクオロに料理を配り、
アルルゥは昼間から懐いている、ホムラに嬉しそうに料理を並べていく。

ハクオロはその並べられていく料理を見ていた。

『蒸かした芋…のようなもの、器に盛られた煮物、焼いた小魚、団子、葉のお浸し、漬物』

御馳走と呼ぶには質素な感じはするが、美味そうな匂いが空いた小腹に響き食欲をそそる。

アルルゥもこれ程のご馳走は年に一度有るか無いかの食事なので、体全体で大喜びした。

「きゃっほぅ〜〜〜〜〜」

アルルゥの耳と尻尾はパタパタと振って、うれしさを隠せずに居た。

トゥスクルさんも目の前に並ぶ料理の数々を見て、

「ほほぅ、奮発したのぅ」

料理の事を祖母にほめられたのか、またはハクオロに料理をほめられたのか、妙に嬉しそうにする
エルルゥは祖母の言葉に返事をした。

「うん、ハクオロさんとホムラさんの回復祝いだもの」

ハクオロは自らとホムラの祝いの為だけにこの様な料理が出ことに
少々驚いていた。

『自分とホムラの……為だけに、これほどの料理をするなんて自分は、エルルゥ達にただ厄介になっているだけなのに』

ホムラもハクオロと似たような考えを心の中で思っていた。
その最中でもエルルゥとアルルゥによって料理が配られると、トゥスクルさんがそれを測ったように
ハクオロ・エルルゥ・アルルゥ・ホムラに聞こえるほどの声で。

「それでは、皆が揃ったところで、この料理をいただこうかね」

それを合図にトゥスクル・エルルゥ・アルルゥは何時もと同じご飯を食べる前の祈りをささげ始めた。


「「「♪森の神様【ヤーナゥン・カミ】、いつも恵みを有難うございます 大神【オンカミ・ウィツァルネミテア】に感謝を」」」

ホムラとハクオロは初めて聞く言葉に困惑していた。

「「…??」」

2人ともエルルゥ達がしている意味や仕草が分からないままだが、
ホムラとハクオロは居候の身、2人を泊めてくれている家の者達がしている以上多少ギクシャクしても妙味真似に
してみる事とした。

「「あ…ええと、……感謝……」」

その直後、五人一斉に、

「「「「「いただきます」」」」」

それぞれが一斉に、目の前に並べてある料理を手に取り食べ始めた。
特にハクオロ・ホムラはいまだ食べ方が分からないものがあるので、
アルルゥやトゥスクルさん、エルルゥの食べ方を実ながら食べていた。

『ふ〜む…、この芋のようなものを、このタレに付けたりおかずと一緒に食べたりするのか?』

エルルゥはハクオロの手があんまり進んでいないことを気にして。
声をかけることにした。

「…ハクオロさん、モロロのおかわりがありますから、いっ〜〜ぱい食べてくださいね」

「あ…ああ…、ありがとう、エルルゥ」

ハクオロに【ありがとう】を言われた事で、エルルゥの尻尾はハクオロに見えないところで、
パタパタと尻尾を振っていた。

パクッ…モグモグモグ……

『この芋のようなのはモロロと言うのか。昨晩のお粥もこのモロロのお粥だったんだな
それにしてもほんとうに美味しいなこのモロロは』

ハクオロがモロロの味を心の中で思っていると、エルルゥがおそるおそるその味を聞いてきた。

「……どう……ですが? おいしいですが?」

「ああ…、おいしいよ、エルルゥ」

「よかったぁ」

ハクオロがエルルゥに言った【おいしい】の一言で、今まで以上にエルルゥは喜んでいた。
それこそ尻尾や耳もパタパタと動くほどに、

それを察したのかハクオロが聞いてみた。

「もしかして…エルルゥが、これを?」

「はいっ」

そのよこではアルルゥが必死に熱々のモロロを口一杯にほおばって勢い欲食べていた。

「ハフハフホフホフモグモグモグ…」

それを見ていたホムラは、

「アルルゥ…そんなに食べると喉を詰めらすよ、俺のを少し上げるからゆっくりお食べ」
ホムラは自分の分のモロロの残りの二個をアルルゥの皿に渡した。

アルルゥもそれが分かると。

「きゃっほぅ〜〜〜」

それを見逃せないエルルゥに注意を受けた。

「あっ…それはホムラさんのぶんよ…アルルゥはもう駄目。
一人でそんなに食べたら、」

即座にアルルゥが言葉でエルルゥに攻撃してきた。

「貰ったから、良いの…それに【可哀想】になりたくない」

「あなったてっ子……なにが可愛そうなのかな? それにもうアルルゥの分は食べたっちゃでしょう」

「でもまだ残っている」

「ダメったら、ダメなの…ホムラさんもアルルゥを甘やかさないでください」

いまのエルルゥには逆らっていけない感じが漂っている、
それが分かるホムラはただ静に返事をするしか選択肢は残っては居なかった。


ハクオロもアルルゥにモロロを渡そうとしていたが、先程のホムラとエルルゥのやり取りを見て、
黙って食べるしか残っていなかった。

こうして無事に?食事がすむと、トゥスクルさんが2人の顔を見て大事な話を始めた。

「ところでお前さん達はこれから先…、どうするつもりかぇ??」

「「それは…」」
これ以上は2人とも言葉を濁すしかなかった、
ハクオロはトゥスクルさんに名前を貰うまでは全てを忘れているし
ホムラも断片的なものか分からないが、名前ぐらいしか思い出せていない、
そんな身寄りも無い2人がどうするか聞かれても、返す言葉がおもいつかなった。

そんな2人を見かねたトゥスクルは

「んむ・・・前にも言うたが、何にも思い出せんのでは、行くあても帰る所も無かろうて」

「それは…確かに気持はとってもうれしいのですが、いいんですが見ず知らずの私やホムラさんを」

それだけ聞くとトゥスクルは

「えぇえぇ、困った時はお互い様じゃて、第一に、ホムラは兎も角、ハクオロはまだ傷も癒えとらんそんなからだでは、満足に動けんじゃろ
それにソポク達との約束があるはずだろう」

「それは確かに…ソポクさん達にモロロ畑を作ると約束はしましたがなぜトゥスクルさんはそんなことを知っているんですが?」

ハクオロが疑問を持つのは同然だが、それを平然と答えるトゥスクルもある意味凄いしか言いようがない

「わしは村長じゃ…村の居るものからも相談を受ける事が在ってなそれで聞いた、…ただそれだけじゃて」

「そうですが…私達が増える事で足りなくなるのでは?」

「なに構わんよ。生きていくだけの糧は森の神さまが恵んでくださる、それに一人2人増えたところで大してかわらんよ」

それを聞いたホムラとハクオロはトゥスクルさんのその処置に例を述べるくらいの事しかできなかった。

「「ありがとうございます…、この恩は一生忘れません」」

「アルルゥもエルルゥも、これでいいな?」

「うん」

「………ん」

「ええんじゃよ。ワシらはお互いに助け合う、当たり前の事じゃ、そうしなければ、この辺境の地は世辞にも豊かとは言えん
だからこそ、ワシらは助け合わねばならん。 皆が助け合わねば生きてはゆけぬからの…そうそうワシは一応、ここの村長ということになっとる
もし何かあったら遠慮なく言うとええ」

「「はい分かりました」」

ホムラとハクオロは返事よく答えて、居る頃には既にエルルゥとアルルゥの手により全ての食器や料理はかたずけられていた。

その後エルルゥはハクオロと共にハシゴを登り、ハクオロの未だ癒えて無い体を診察して、エルルゥは下の自らの布団がある場所に戻っていった。


『後のことは…後で考えよう今は……眠い…』

ハクオロも段々と睡魔に襲われてそのまま布団で寝てしまった。

ホムラはアルルゥの相手をしていたが、おなかが一杯であったのだろう、
遊んでいる間にアルルゥはそのまま寝てしまった、ホムラは寝たアルルゥを引き離そうとするが
アルルゥの力が強いのか、ホムラの着物を掴んだまま寝ているアルルゥを起こすのは忍びなくて、そのまま自らの布団でアルルゥと共に一緒に寝てしまった。


後書き〜
かなり更新が遅れました…。
今回はの話はハクオロがどのようにしてモロロ畑をつくる為にテオロ達に
話す回にしてみました、


誤字・脱字があれば言ってください、直ぐに直します。

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