※エルルゥとハクオロがテオロ夫妻と会う前の物語です。
アルルゥとの蜂蜜取り。
トゥスクルはハクオロと名づけた仮面の青年と、孫のエルルゥが
家を出るのを確認すると、次に残っている仕事
ホムラの体調を見るために、ホムラを居間に待たせていた。
ホムラは居間でトゥスクルさんが来る間待っていると、
何処からとも無く、声が聞こえてきた。
「おに〜〜ちゃん?」
「???」
その声で聞きなれない言葉を聞いたホムラは、
声の方向を向いてみた。
「えっ・・・?」
ホムラはその声の主に会って吃驚した。
その声の持ち主は先程ハクオロを避けて奥に隠れていた
アルルゥだったからだ。
「アルルゥ……いまなんって、言ったの?」
ホムラは自分の事を慕う人の事すらも居たかどうか分からない状態で
初めて慕ってくれる人の声が聞こえたのだから。
「ん…おに〜〜ちゃん」
アルルゥはふただびその名で自分を呼んでくれた。
「自分はアルルゥのおに〜ちゃんか…それでもいいか」
『自分は素性の覚えていないけど……この子は自分を兄だと思ってくれるこれ以上望むのは
わがままだな』
「それでアルルゥは…おに〜ちゃんにいったい何のようだい?」
「ん…」
アルルゥは行き成り茶色の色をした物を持っていた左手をホムラの前に出して
まるで持って暮れと言わんばかりの表情をしていた。
「もしかしてこれを持てと」
ホムラが答えをアルルゥに聞いてみるとアルルゥは笑顔で
答えてくれた。
「ん///」
それを黙ってみていたトゥスクルは。
『アルルゥがあれほど簡単に近寄るとは…よく好かれているようじゃな』
トゥスクルはこんなことを思っていると。
アルルゥはホムラの手を取りそのまま家を出て行った。
ホムラもアルルゥを一人で行かせられないために、アルルゥと共にトゥスクルさんの家を出て行った。
アルルゥは本来の街道ではなく、横道の中をホムラ共に歩いていった。
その時、アルルゥが突然木の陰に隠れてしまった。
アルルゥが隠れたのでホムラもその場の勢いでアルルゥと一緒に隠れてしまった。
そしてアルルゥが何かを見ているのが分かったので、アルルゥの見ている物を見るために
その視線の先を見ると先程家を出た、エルルゥとハクオロが一緒になって木陰で休んでいた。
「おね〜ちゃん…なぜかうれしそう」
アルルゥはなぜかは分からないがその言葉には実の姉がなぜ
あの人と一緒に居るのと言う、寂しそうな表情を造っていた。
その表情見た、ホムラは。
「アルルゥ…寂しそうな顔しているよ、元気を出して」
ホムラは無駄かも知れないが、自分の事を兄としたってくれる
アルルゥのが寂しそうにしているのが耐えられず
言葉をかけて、左手でアルルゥの頭を撫でていた。
「…ん…////」
アルルゥは頭をホムラに撫でられた事で寂しそうな表情が少しだけやわらいでいた。
そうしている間に新に斧を担いだ見た目は親父みたいな男ともう一人は
金色の髪で薄緑の着物を着た、女性が近づいてきた、これを見たアルルゥは
「…行く」
と残してアルルゥが立とうとしたので、
もう一度確認をした。
「いいのか?アルルゥ見ているだけで」
ホムラはアルルゥに話すとアルルゥは首をたてに振り。
「……ん……」
と返事をして、アルルゥはその場を後にした、
ホムラもそれに続きその場を後にした。
それからアルルゥの後を追いながら、歩いていると、アルルゥが
行き成り止まり、何かを見て指を刺してホムラの方を見た。
ホムラもアルルゥが指を刺した方向を見ると木の枝に何か大きな
物付いていた。
「もしかして…アルルゥさん アレを取れと」
「そう」
ホムラは再び木の枝をみる、付いている物に周りを飛んでいる者は明らかに
一歩間違えればそれに攻撃される事が分かっているが…
『どうしよう…どのように取ればいいのやら、採ろうとすれば確実に攻撃される』
暫く考えていると、アルルゥが突然着物の裾を引っ張ってきた。
「どうしたの?」
アルルゥに聞いて見ると、
「煙焚いて、その間に袋を被ってアレを取る」
それだけを言うと、いつの間にか用意していた、落ち葉と墨がいつの間にかアルルゥの前に置いてあった、
おそらくホムラが考えている間にアルルゥが用意したのだろ。
ホムラは用意された落ち葉と隅を取り、煙を炊く為に、一生懸命【種火】をつけるために頑張って格闘していた。
それから約20分ようやく種火が出来、落ち葉と墨に種火をつけて、煙を少しずつ上げていた。
『後少しで、煙が完全に上がる』
そうして、煙が上がると一斉に木の枝に付いている物から何かが沢山飛び出してくる、ホムラは直ぐに
持っていた、袋を被ろうとしたが…。
「小さい!! こうなれば付いている物を袋に入れるしかない」
ホムラは直ぐにその行為を実行した。
付いている物からどんどんと小さい何かが飛び出して来るが煙で正確な位置が分からずに、色々な方向に飛んでいくものが居たが
あるものは付いている物に残っていたが者がホムラを攻撃し始めた。
「痛い…けど後はこの部分を取れば、袋に入れられる」
ゴットン
大きな音と共に袋の中に何かが入った。
この音を聞いたホムラは逸早く木からはなれる為に煙を出していた。種火後と持ちそのままアルルゥと共に村の方に走り出した。
当然それを知らずに戻ってくる者がいたが時には既に木の枝に付いていた。
【蜂の巣】はホムラが手に持っている袋の中にはいていた。
アルルゥは何時もの道を走りながら、とある場所まで走っていた、ホムラはアルルゥの道案内の下にアルルゥの後ろ姿を見ながら走っていた。
そのままアルルゥとホムラが走り続けると、森から日の光が見えてきて、その視界の中には、先程街道にいたはずのエルルゥ・ハクオロとエルルゥの知り合いの2人が
村人達の手が入った、土の上に立っていた。
後書き〜
アゥグ様
返事入れ忘れてすみません
元々物語りを造る特に絡ませる相手を決めていましたが
中々話がどのように進展するのかを考えると難しかったけど
何とかアルルゥとの蜂蜜取りアップできました。
これからも【うたわれキャラ】のみに視点を合わせて話を出していきます
特に一番の難敵は【ユズハとハクオロが会う前のオボロ達の話だったりします】 これは書き始めていますが資料が殆ど無いので手探りで書いています
追伸・うたわれらじを聞いて時々暴走エルルゥを書く衝動になったりします
番外編では書く予定ですがあくまで予定なので期待しないでください。