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「鬼畜世界の丁稚奉公!! 第九話(鬼畜王ランス+GS)」

shuttle (2006-11-26 17:38/2006-11-26 23:36)
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―魔王城 ハウゼルの私室―

『た・・・たすけ・・・ハウゼ・・・っ!!』

「―――っ!?」

―ガバッ!

自室で仮眠を取っていたハウゼルは、突如頭に鳴り響いた悲鳴で目を覚ました。
跳ね上げるように身体を起こし、同時に目蓋に映った光景に固唾を呑む。

刀を両手に構え、ハウゼルに向かって振り下ろそうとする見たことも無い人間の男。
眼前に迫る白刃に為す術も無く、ハウゼルは身体を竦ませたまま動くことすら出来なかった。

(――斬られる・・・っ)

だが、予想した痛みも衝撃も届くことはなかった。
そもそも、ハウゼルの部屋にそのような狼藉者が居ようはずもないのだ。

一瞬、夢でも見たのかと思ったが――すぐに否定する。

「・・・これは、まさかサイゼルの・・・?」

サイゼルとハウゼル、彼女ら双子の姉妹には肉体的同期が存在する。
肉体に強いダメージを受けたとき、もしくは精神に大きなショックを受けたとき、それらの衝撃や感情が互いに伝わるのだ。

ハウゼルは現在、仲違いしてしまっている姉サイゼルのことを思い浮かべる。

何かにつけてハウゼルと比較され、不出来と嘲笑されていたサイゼルは、その怒りの矛先を妹であるハウゼルに向けてしまっていた。
そして今ではホーネット派とケイブリス派、対立する二つの派閥に分かれて争うコトになってしまっている。
前代魔王ガイの理想を受け継ぐホーネットに従うハウゼルに対し、サイゼルは妹への対抗心からケイブリスに付いたのだった。

常日頃から、ハウゼルは派閥の思惑など関係なくサイゼルとの不仲を解消したいと思っていた。
しかし、ここ3年間・・・ケイブリスとの戦いが激化する中、その機会は一向に訪れる気配も無かった。

だが・・・。

「サイゼルが・・・私に助けを求めたの?」

悲鳴と同時に感じたのは、死への恐怖とハウゼルに助けを求める叫び。
そして、今は何も感じない。
そのことがサイゼルが死んではいないことを裏付けるため、内心ほっとしているが・・・。

―ゴトッ!

不意の物音に考えを中断し、そちらへと視線をやると・・・。

「わ、私のタワーオブファイヤーが・・・・・・」

立て掛けてあったハウゼルの魔法銃がスッパリと真っ二つに割れていた。
銃の手入れを怠らないハウゼルのこと、整備不良のはずがない。

恐らく、刀をもった男の手によってクールゴーデスが破壊されてしまったのだろう。
サイゼルとハウゼルの関係と同様、彼女達が持つ二丁の魔法銃の関係もまた似たようなモノ、呼応するかのように二つに割れたタワーオブファイヤーを見てハウゼルは不安に襲われる。

「何があったの・・・?サイゼル・・・・・・」

ハウゼルの呟きは誰に聞かれることも無いまま消えていった。


〜鬼畜世界の丁稚奉公!!   第九話「魔王様は女子中学生?」〜


―リーザス城近くの荒野―

「美樹様・・・美樹様・・・大丈夫ですか?」

健太郎と美樹を匿っていた穴倉から外に運び出す。
人の姿に戻った日光が美樹の傍で優しく呼びかけている。

横島は未だ目を覚まさない二人を心配そうに見ていた。
美樹は不思議と怪我こそしていないようだが、所々擦りきれた白いブラウスが痛々しかった。

「・・・そっちの男・・・健太郎さんだっけ、助かりそうか?中途半端だったが文珠で<治>しておいたんだが」
美樹のことは日光に任せ、横島は健太郎の傍らで怪我の具合を見ているカーチスに声をかける。

「ええ・・・、深手を負っていたようですが、傷はほぼ塞がっているようですし、命に別状はありません。ただ流れた血が多かったみたいで・・・輸血が必要でしょ

うね。しばらくは絶対安静で・・・」
ヒーリングの魔法を掛けながらカーチスは診断する。
魔法でも失われた血液を補うことは出来ないそうだ。

「血かぁ・・・さすがにそれは補充できんな・・・」

医学知識の無い横島には文珠の力を使って<輸><血>させても、上手くいく自信が無い。
そもそも文珠は既に品切れである。

「やっぱ、リーザスに連れて行く。それしかないだろ」

「・・・そう、ですけど」

横島としては日光たちを助けてハイサヨウナラ、というワケにはいかない。
自分と同じか、少し年上に見える小川健太郎という男を、成り行きとはいえ助けた以上、このまま死なれてはあまりに後味が悪い。
まして来水美樹というまだ幼さの残る少女や、日光という絶世の美女(たとえ仮初の姿であっても)を見捨てるなど横島には出来ない。
訊きたいこと、知りたいことも山ほどあるのに、まだ何も話を聞いていないのだ。

しかし、カーチスとしてはすんなりとその意見に賛同することは出来なかった。

横島が追い払ったという魔人、そして日光と名乗ったJAPAN人の侍の話と自分の推理を統合すれば、眠っている少女は間違いなく魔王リトルプリンセス。
そして長身に黒髪、和装の美女、カタチこそ人の姿だが、あの『聖刀日光』なのだろうか?
どうやって魔人を撃退したのか、横島も日光も語りたがらなかったのでこれも推測でしかなかった。

しかし、本人らの目の前でそのようなことを口にするわけにもいかず、カーチスはその場から少し離れることにした。

「マリス様にお伺いしてみます。どちらにせよ、リーザス国民でなければ正門の検問を簡単に通ることは出来ませんから・・・」

モンスターの襲撃を受けている今、リーザスには完全な警戒態勢が敷かれていることだろう。

「む・・・そうか、しゃーないな・・・。けど、日光さんたちをリーザス城に入れないというなら、俺もしばらくは戻りません、ってマリス様に伝えといてくれ」
普段、弱腰の横島にしては珍しく随分と強気の発言だった。

「・・・・・・分かりました」

カーチスはそう言うと、念話の魔法を使うため少し離れた場所へ歩いていった。


―リーザス城 謁見の間―

「ダーリン、大丈夫かな・・・それに魔人とか魔王とか・・・」

「リア様・・・」

逃げた使徒を追いかけるように出て行ったランスを見送ったあと、リアはポツリと不安げに呟いた。

「ご安心ください、リア様。ランス王の強さはリア様もご存知のはず。それに魔王のことも考えあってのこと・・・妻であるリア様が信じていなくては、誰がランス王を支えられるのですか?」

「そうよね、マリス。リアはダーリンの奥さんなんだもん。うん、ダーリンのこと信じてる」

リアはふと何事か思いついたのか、窓際まで走り寄ってリーザス城の前方に広がる荒野を見つめる。

「あ・・・マリスマリス!遠眼鏡持ってきて!早くっ!」

リアの言葉に懐からすぐに遠眼鏡を取り出すマリス。
筆頭侍女たるもの、主君が望むものなら何でも携えておかなくてはならないのだ。

マリスから受け取ったリアはそれを覗き込み・・・そして歓声をあげる。

「わぁあ、すごいすごい!アレ、ダーリンだわっ!!」

マリスが目を凝らして見つめたその先、確かにリーザス軍の先頭に立ち、縦横無尽に駆け抜ける戦士の姿が確認できる。

「確かに・・・ランス王とリック将軍ですね」

「ダーリン、頑張れー!」

届くはずもない声援ではあったが、その一生懸命な姿にマリスだけでなく謁見の間を掃除しているメイド達も微笑ましげにリアを見守っている。

とにかくモンスター達はランス王と軍に任せるしかない。
マリスはこの後に予想される事態に備えておかなくてはならなかった。

『マリス様・・・っ!』

折りよくカーチスから念話が届く。

『カーチス殿、ご無事でしたか?そちらの状況を報告してください』

『はい。横島さんは無事でした。話によれば魔人を撃退し、男性一人に女性二人を助けたようです。そしてそのうちの少女ですが、やはり魔王リトルプリンセスではないかと・・・』

『そうですか・・・こちらでも一騒動ありました。話を統合すれば、やはり魔人が追ってきたのはその少女で間違いないようですね・・・』

『モンスター達は・・・どうなりましたか?』

『現在、王自らが迎撃に出ています。対応も早かったため問題なく撃破できると思います』

『それと・・・日光と名乗る女性が・・・おそらくあの・・・』

『なるほど・・・横島殿が魔人を撃退した、ということはその女性は『聖刀日光』・・・ということでしょうか?』

『はい、詳しくは語っていただけませんでしたが・・・それと怪我人が一人、横島さんの治療のお陰で命に別状はありませんが、輸血等の処置が必要かと思われます。横島さんが彼らを連れてリーザスへ戻ることを提案していますが・・・』

『そう・・・ですね。とにかく一度リーザスへ戻ってください。正門側は危険ですので、別の門・・・東門に連絡を通しておきます。そのまま私の執務室まで通してください』

『よろしいのですか?魔王を匿うことはリーザスにとって多大な危険をもたらすのでは・・・』

『構いません。ランス王が彼らを保護する、と明言されていましたので。それに・・・ここで彼らを拒絶したりしたら、横島殿に恨まれてしまいますからね』

『・・・・・・・・・』

『横島殿はこちらの期待通り・・・いえ、それ以上に働いてくれています。私は彼との契約のためにも、出来うる限り応えてあげなくてはなりませんから』

マリスにしては非常に珍しい、言い訳のような心情の吐露だった。

『分かりました。では――』


念話を打ち切り、マリスはため息をつく。

「・・・さて、これからますます忙しくなるわね」

それまで念話のため集中していた意識を散らし、顔を上げる。
リアは未だに遠眼鏡を覗き込んで応援を続けているようだ。

声を掛けても気付くことはないだろう、とマリスはそのまま謁見の間を出て執務室へと向かった。


―リーザス城近くの荒野―

ほぼ同じ頃・・・。

「日光さん、美樹ちゃんは大丈夫ですか?」
まだ、目を覚まさない美樹を心配そうに見ながら、横島は日光に問いかける。
先ほど回復魔法を美樹ちゃんに掛けるようカーチスに頼んだのだが、日光がやんわりと無用だと断っていたのが引っかかっていた。

「ええ、ご覧のとおり美樹様に怪我はありません。まもなく目を覚まされるかと」

日光の言うとおり怪我は見当たらない。
それに気絶しているとはいえ呼吸も安定している。
何も知らなければ安らかに眠っているだけのようにも見えるほどだ。

「そうですか・・・よかった。今、日光さんたちがリーザス城に入れるようカーチスに連絡いれてもらってるトコっス」

「ありがとうございます、横島殿。貴方を巻き込んでしまったにも関わらず・・・」

「いやいや、全然オッケーっスよ!美女・美少女(ついでに野郎)を救うのは漢の義務!!」
格好良くビシッと親指を立てて笑う横島。
ただ、どことなく引きつってるように見えるのは内心、魔人の恨みを買ってしまったことに対する恐怖が原因だろうか・・・。

「横島殿・・・」
何を『血迷ったのか』まるで主君に対する臣下のように、片膝を付き頭を垂れる日光。

「ちょ・・・っ日光さん・・・っ!?やめてくださいよ、俺みたいなヤツにそんな大げさな・・・」

「横島殿、いえ・・・横島様は仮初であるとはいえ我が主。そして、美樹様を救ったこと、それは人間界を救ったといっても過言ではないのです。感謝の念、いくら尽くしても足りません」

「人間界・・・を救った?」
急に話が大きくなり、理解できない横島。
「様」付けで呼ばれていることにも気が付かないほどに。

「そうです。これは本来、簡単に話して良いことではありませんが・・・・・・」
そう前置きをして日光は語り出す。

「横島様が先ほど仰ったとおり、健太郎様、そして美樹様は元々この世界の住人ではありませんでした。貴方の言う「ニホン」という国の「カナガワ」という地からやってきたと聞いたことがあります」

「日本・・・神奈川・・・やっぱり・・・っ!」
横島は自分の付けた見当が大当たりだったことに興奮する。

「美樹様はある理由によってこの世界へ来ることに・・・いえ、連れてこられたと言うべきでしょう・・・前代魔王ガイによって美樹様は次代魔王継承者として選ばれてしまいました」

「魔王・・・継承者・・・?」
どうやって美樹たちがこの世界にやって来たのか、横島にとって最大の関心事の一つだったが、いきなり雲行きの怪しい話となった。

「そうです・・・血の継承により美樹様は魔王として即位することになりました。美樹様御本人の意思はまったく関係なく・・・今から3年以上前の話です」

「3年・・・まさか、マリス様やチャカ爺さんが言ってた逃亡中の未覚醒の魔王って・・・・・・」

「そうです。横島様も魔人サイゼルが話したことを覚えておいででしょう・・・美樹様のもう一つの名、リトル・・・」
「・・・やめて、日光さん・・・・・・」

うっすらと目を開いた美樹。
弱々しくも、強い拒絶の意志をこめた声で日光の言葉を遮った。

「っ・・・美樹様・・・申し訳・・・ございません」

「ん・・・いいの・・・。必要があったから話したのは分かってるから。でも・・・」


「それでも、その名前だけは嫌なの・・・」

泣きそうな表情でポツリと呟く美樹。

「・・・・・・・・・」

横島は悲痛な面持ちで美樹と日光を見つめていた。

今の自分もたいがい不幸な境遇だと思う。
眠りから覚めて、気が付いたときには既にこの世界の山中で倒れていた自分。

しかし、不幸の比較に意味などないのは分かっているが、この少女に襲い掛かった運命はあまりに過酷と言えた。

(魔王の後継者―そんなワケの分からない理由で無理矢理に異世界に連れてこられ・・・拒否して逃げ出せば、今度は魔人達から命を狙われている・・・か・・・)

俯いた美樹と、気まずそうに憂いた表情の日光の間で、横島は黙ったまま二人を見ることしか出来なかった。


「あ・・・っ・・・健太郎くん!健太郎くんはっ!?」

キョロキョロと辺りを見渡し、すぐに自分の傍らで眠っている健太郎を見つけて安堵する美樹。

「日光さん・・・健太郎君は・・・・・・?」

「ご安心ください、美樹様。健太郎様は無事です。手当ても応急処置ではありますが、命に別状はありません」

「そう・・・良かった・・・。でも、どうやって・・・?もしかして、この人が?」

美樹が横島に視線を向けると日光は軽く頷いた。

「そうです。この方は横島忠夫様、健太郎様と美樹様が倒れた後、この場に駆けつけた横島様が魔人を追い払ってくれたのです」

「横島・・・忠夫・・・さん?」

不思議そうに横島の名前を呟く美樹。
この世界では聞きなれないが、しかし馴染みのある語感に美樹は懐かしさを覚える。

「初めまして、来水美樹・・・さん、でいいのかな?」

「うん・・・あ、はい。あの・・・美樹でいいです。横島さん」

「そっか、それじゃ美樹ちゃん。俺のことも『忠夫』でいいよ。できれば『お兄ちゃん』を付けてくれると尚良し・・・イテッ!」

日光のコブシが美樹から見えない角度で横島のわき腹に軽く突き刺さる。
ギラリと横島を睨む目は「何馬鹿なことを言ってるんだ」と語っている。

「ほんの軽い冗談なのに・・・」

「・・・・・・・・・本当にそうですか?」

「スイマセン。かなり本音入ってました」

ペコペコ頭を下げる横島を見ながら美樹がポツリ。

「忠夫・・・お兄ちゃん・・・・・・?」

「ぐほうっ!!」

クリティカルヒットだった。

そう元の世界では女王様、高ビー、ツンデレ、巫女、天然、獣っ娘、神族に魔族、お嬢様に貧乏娘、貧乳から巨乳、委員長、はては魔女っ娘にロボットまで、数多くの『属性』をカバーしていた女性達と知り合いだった横島だったが、ある意味最もメジャーで重要な『妹属性』だけはいなかったのだ。
パピリオはちょっと違う気がするし。

横島ハーレム『属性補完計画』が密かに進行中であった。

「グウウゥッッドッ!!美樹ちゃん、ソウグッドだよっ!!さぁ、リピートアゲインッ!!」

カモンカモンと手で誘いかける横島。
その後ろでは頭を抱えている日光がいる。

「・・・え〜と・・・辞めておきます」

「なんでっ!?」

美樹の言葉に眼前にまで迫る横島。
血涙流すまでのことか。

「私・・・見た目、中学2年生の頃と同じですけど・・・一応17才ですし・・・忠夫さんと同じくらいじゃないかな、と思うんですけど」

「え・・・マジ?」

「マジです。ここの世界に来てから、私、年を取らない身体になっちゃったし・・・」

美樹の言葉に横島は魔王について聞かされていた言葉を思い出す。

この世界の生態系ピラミッドの頂点に君臨する最強の生命体。
1000年という寿命を持ち、その間は不老不死の無敵の存在。
恐るべき力を持つ魔人を従える恐怖の象徴。

「・・・・・・・・・」

「・・・あの、忠夫さん?」

黙り込んでしまった横島を見て・・・美樹はこの世界に来て以来、何度も感じてきた忌まわしい想いに囚われる。
自分は魔王。
好む好まざる関係なく、それは変わらない事実。

やはり自分はどこまでも忌み嫌われ、逃げ回らなければならない存在なのか・・・と。

「勿体無い・・・・・・」

「・・・えっ?」

『もったいない』とはどういう意味だろうか?

「もったいねぇえええ!!せっかく!せっかく俺のことを『お兄ちゃん』と呼んでくれそうな『妹属性美少女』のフラグを立てることが出来たかと思ったのにぃぃ!!!」

「「・・・・・・・・・・・・は?」」

「あああああ・・・悔しい・・・俺は悔しいぞおおっ!!」

バンバンと地面を叩く横島。
それを呆然と見ているだけの美樹と日光。

「あのー・・・忠夫さん?」

「・・・なに、美樹ちゃん。やっぱり俺のこと『お兄ちゃん』って・・・」

「違います。絶対にイヤです。そんなことより、私のこと・・・怖くないんですか?」

「・・・何でさ?」

「私・・・魔王だって、この世界に来てから怖いことばかり私の周りで起きて・・・健太郎君のお陰でなんとか耐えてきたけど・・・」

「あー・・・魔王、魔王ね・・・うん、全然」

あっけらかんと言い放つ横島。
横島にしてみれば、これまでもっと恐ろしい存在に数多く接している。
魔神アシュタロスは言うに及ばず、見た目に比例しないなら小竜姫様はコワイの代表格だ。

だが、やっぱり横島の本能を刺激する『怖さ』を持っているのは美神や母親の百合子、最近ではマリスが該当する。
そして真に恐ろしいのは・・・・・・止めておこう・・・考えるだけでトラウマが甦りそうである。

つまり、見た目ポヤポヤの女子中学生「魔王:来水美樹」は横島にとってなんら恐怖の対象にはならない。


「そーだなー・・・美樹ちゃんが180メートルくらいの大きさになって島一つ吹き飛ばすくらいのビームを出したらビビるかもしんない」

「大きくなりませんし、ビームも出しませんっ!どこの世界のゴ○ラですかっ!?」

中々に良い反応をしてくれる美樹。

「やっぱりゴジ○知ってるんだ・・・。いや・・・ちょっと前、日本に襲ってきたし・・・アシュタロスって・・・あ、そっか」

日光の話では美樹や健太郎は3年以上前にこちらの世界にやってきた。
アシュタロスの事件のことは知らなくて当然である。

(・・・俺が中学生の頃にこっちに来たということだもんな・・・・・・)

「え・・・と、ひょっとして、忠夫さんって・・・私達と・・・同じなんですか?」

美樹は薄々感じていた違和感の正体に思い至り、恐る恐る横島に尋ねる。

「うん。そうじゃないかなーって思ってたけど、もう間違いなく同じ、だね。俺は東京に住んでいた高校生だったんだ」

「東京・・・私は神奈川でした。健太郎くんも・・・高校生だったから学校は違うけど・・・」

「俺は一ヶ月くらい前にここに来たんだ。もちろん望んで来たわけじゃないけど・・・というか、どうやって来たのかも分からないし・・・ね。今は帰る方法を探しながら、リーザスで丁稚奉公をしてるってワケなんだよ」

「そう・・・だったんですか。あ・・・私や健太郎くんを助けてくれたお礼もまだでした・・・!」

立ち上がり、ぺこっと可愛らしく頭を下げる美樹。

「いやいや、さっきも言ったけど美少女を助けるのは漢の義務ってね。まぁ、つもる話、というか、美樹ちゃん達には聞きたいことがたくさんあるんだけど・・・こんなところでこれ以上、話を続けるのもなんだしね」

・・・そろそろカーチスが報告を終えて、戻ってきてもいいと思うのだが・・・・・・。

「横島さーん」

少し離れた所から横島の名前を呼びながら駆けつけてくるカーチス。

「ホラ、来た」

多分にご都合主義的だが、気にしない。

「遅いぞ、カーチス。で、どーだった?マリス様から許可でたか?」

「え、ええ。ランス王直々の命令で・・・魔・・・、美樹さん達を保護せよ、と」

「おっし、上等。んじゃ、早速、美樹ちゃん、日光さん。健太郎さんは俺が背負うから、とにかくリーザスへ行きましょう」

「はいっ!ありがとうございます!」
「ありがとうございます、横島様」

「私達が乗ってきたうし車が街道に止めたままになっていますので、まず、そこまで歩いていきましょう」

先に歩き出すカーチスに連れ立って、横島たちはリーザスへ向かうのであった。


―魔王城 広間―

魔人達の世界の中心、恐怖と混沌の象徴である魔王城。
だが、本来の主たる魔王リトルプリンセスはいない。

前魔王ガイの愛娘、魔人筆頭ホーネット。
魔人四天王の一人、シルキィ。
ラ・サイゼルの妹、ラ・ハウゼル、そしてサテラ、メガラス。

今は彼ら前代魔王ガイの遺言を忠実に守ろうとする、ホーネット派と呼ばれる魔人達の居城となっている。

「・・・そう、リトルプリンセス様は無事、カミーラ達から逃げ切れたのね」

「はい、今はランスという人間が治めるリーザスという国に保護されているようです」

「・・・・・・っ」
シルキィの報告に驚き、一瞬ではあるが反応するサテラ。

「どうしたの、サテラ?」

「いや・・・何でもない、何でもないぞ」
その動揺に気付いたハウゼルが声を掛けるが、サテラはすぐに否定した。

「そう?・・・しかし、これで諦めるはずもありません。ケイブリスが差し向けた追っ手の魔人達はこれからは矛先を人間たちにまで向けるかと・・・」
憂いた表情で語るハウゼル。
その追っ手の魔人の中には、彼女の姉サイゼルも含まれているコトを今しがた知った。

「そうね・・・。リトルプリンセス様の居場所もはっきりした今、我々も人間界へ・・・」

魔人に対抗できるのは魔人のみ。
ホーネットはリトルプリンセスの護衛役として、ここにいる魔人の中から誰かを派遣しなくてはならない、と考えた。

「・・・しかし、ホーネット様・・・。今の我々の状況で軍の中心となる魔人が一人でも欠けるというのは・・・」
シルキィが控えめではあるが意見を述べる。

「シルキィの言うとおりです、ホーネット様。護衛なんてコトをするよりも、リトルプリンセス様に一刻も早く魔王として覚醒してもらわないと・・・っ!このままケイブリスの野郎を野放しなんてできません!」

サテラも同意するように大声を張り上げたが、ホーネットは静かに首を振ってそれを否定する。

「それはいけません。魔人の世界の安定、そして秩序の維持のためにも・・・リトルプリンセス様に無理強いをしては何の意味もありません」

「ホーネット様・・・」

「リトルプリンセス様をお守りし・・・魔王として真に即位していただくその日まで、リーザスへ護衛を派遣いたします。サテラ、貴方なら人間の世界のコトを他の誰よりも知っているので適任でしょう。そしてメガラス、よろしくお願いします」

「はい・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
サテラは渋々と、メガラスは沈黙でもって肯定する・・・が。

「・・・あのっ、ホーネット様っ!」

「どうしたの、ハウゼル?」

「リトルプリンセス様護衛の任務、私に行かせていただけませんか?」

ハウゼルの突然の希望にメガラスを除く全員が驚いたような表情をする。
ハウゼルがホーネットの意向に逆らうなど、これまで無かったことだった。

「え・・・でも、ハウゼル、あっちにはサイゼルがいるのよ?姉妹で直接争うコトになってしまうなんて・・・」

「ええ・・・分かってるわ。でも、だからこそ・・・なの。いつまでも姉さんを避けて・・・このままなんて、きっと後悔するだけだから・・・」

そしてハウゼルは自室で感じ取ったサイゼルの叫びのことを説明する。
死への恐怖からハウゼルへ助けを求めたサイゼルの言葉を見過ごすことなど出来ない・・・と。

「ハウゼル・・・」

だが、ホーネットだけでなくシルキィも、そしてサテラも内心ではハウゼルを人間界へ派遣することは躊躇っていた。
それは姉妹同士で殺し合いをさせたくない、という理由だけではない。

ハウゼルは現在のホーネット軍の中核を担う魔人である。
情に流されやすいという司令官に不向きな性格ではあるものの、温厚で人(?)望にも厚い彼女を中心にした軍隊は強い力を発揮することが出来ていたからだ。

その場に居る誰も、ホーネットですら言葉を発することが出来ずに、長い沈黙が続いた。

しかし、その沈黙を意外な魔人が打ち破った。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行ってこい」

「「「「メガラス?」」」」

普段から滅多に口を開くことの無いメガラスの言葉にその場にいた全員が驚く。

「・・・後は・・・・・・我と我がホルス族が引き継ごう・・・・・・気にせず・・・行け・・・・・・」

普段寡黙なメガラスらしい、抑揚の無い淡々とした言葉だったが、そこにはどこかハウゼルを気遣う響きを感じさせた。

再び辺りを沈黙が支配する。

やがてホーネットが嘆息し・・・そしてゆっくりと吐き出すように言葉を紡ぐ。

「・・・分かりました。ハウゼル、そしてサテラ。リトルプリンセス様のこと、よろしく頼みますよ」

「・・・ホーネット様、ありがとうございます」

「ハウゼル、こうなったら二人で一生懸命リトルプリンセス様を説得しよう。そしてサイゼルとも仲直りして、一緒に魔王城に帰ってこよう」

「サテラ・・・。ええ、もちろんよ」

こうして魔人サテラ、そしてラ・ハウゼルらは少数の部下を引き連れ、リーザス城へ派遣されることとなったのだった。


―魔王城 テラス―

「メガラス・・・さっきはありがとう。それで・・・もし良かったらだけど、私の部下を貴方の配下に加えて一緒に戦ってあげて欲しいの。皆には私から・・・」

ハウゼルの主部隊は飛行能力を持ち、魔法にも剣にも長けたエンジェルナイトの部隊。
メガラスの率いるホルスの部隊とは相性も良いだろうし、共に戦うことは十分に可能である。

「・・・・・・・・・・・・」

だが、メガラスは無言のまま手を上げて、やんわりと無用の意思を伝える。

「えっ・・・必要ない?でも・・・」

ホルス族は少数部族のため、メガラスが現在率いているのはわずかに2000足らず、これから激しくなる戦いを切り抜けるには十分とは言えない。

「・・・・・・・・・ヘルマン・・・ホルスの母なる船・・・・・・・・・」

そう告げると、魔人最速と謳われているメガラスは、亜音速であっという間に飛び去っていってしまった。

「・・・・・・船?」

残されたハウゼルはメガラスの言葉の意味が理解できなかったが、メガラスほどの魔人が必要ないと判断したのならそれはそれで問題ないのだろう、とハウゼルは自身を納得させる。

(こういうときに使徒がいれば・・・って思ってしまうのは・・・・・・駄目ね、どうしても否定的なイメージが生まれてしまう・・・・・・)

その原因は間違いなく、姉の使徒ユキだった。
主である姉サイゼルですらロクに制御できない傍若無人ぶりと、誰にでも憚ることのない無礼な口聞き。

(あのコも一緒に居るのなら、厄介ね・・・いろいろな意味で。他にもレイ、それにカミーラ・・・・・・)

彼ら全てが一筋縄ではいかない強敵ばかりであった。
だが、リトルプリンセスがケイブリス達の手に堕ちれば・・・それこそ終わりである。
自らが望んだとはいえ、己に課せられた任務は魔人界だけでなく、この大陸全ての命運を左右するだろう。

(頑張らなくちゃ・・・ホーネット様のためにも・・・サイゼルのためにも・・・)

「ここにいたんだ、ハウゼル」

自分のガーディアン、シーザーの肩に乗っかってサテラがテラスへとやって来る。

「あれ、メガラスは?」

「何処かへ行ったわ。ヘルマンの船がどうとか・・・」

「ふーん・・・。まぁ、いっか」
スタッと降り立ち、素っ気無く呟くサテラ。

「ヘルマンの船」という言葉に心当たりはさっぱり無かったが、普段から無口で何を考えているのか全く分からない魔人である。
普通ならその行動に不審を覚えるはずだが、メガラスは悪いヤツではないしその実力も折り紙つき、信頼できる相手とサテラは思っている。

「それよりもハウゼル、探してたポピンズの爺さん来たよ」

「本当?良かった・・・どうしても彼らじゃないと扱えない機構があって困っていたのよ。・・・何とか出発までには間に合いそうね」

ポピンズ族は小柄な体格のカラクリ作りに長けた種族である。
破損してしまったタワーオブファイヤーを修理するため、探していた人物が来たことを知りハウゼルはほっとする。

「・・・ホントはサテラは行きたくない。ホーネット様やシルキィ達を残して行くなんて・・・・・・」
ハウゼルの言葉にサテラはポツリと本音を漏らす。

そしてもう一つの本音。
『あの男』が王になったという国に行くということ・・・。
1年前の復讐が果たせるのなら喜んで行くのだが今回は事情が事情であるため、それは固く禁じられている。

「・・・サテラ」

「大丈夫、ハウゼル。サテラにだってリトルプリンセス様をお守りすることの大切さは分かってる。それにサイゼルのためにも・・・ね」

「ありがとう・・・サテラ」

ホーネットの理想の為、自分の我侭を許してくれた皆の為にも・・・ハウゼルは固い決意を胸に秘めるのであった。


第九話    完


―バラオ山脈 山中―

―バサリ・・・パラッ

手にしたナイフでサイゼルはその美しい髪を切っている。

「ねー、サイゼル様ー」

「何よ」

「何でいきなり髪の毛なんか切ってるデスか?」

腰まであったサイゼルの長い髪は、いまや肩にすら届かないボブカットにまで短くなっている。

「・・・これは決意よ。武器も新しく・・・作り直したしね。・・・カミーラに頭を下げるのは癪だったけど」

「その服装もデスか?」

ノースリーブに太ももの位置まであるニーソックスはあまり変わりがないが・・・。

「ケケケケケケ。やっぱりあの餓鬼に言われたことが気になっていたり?」

そう、いわゆる・・・その、股間の部分の露出が大分落ち着いたというか、あまり見えないようになっているのだ。

「・・・っ!違うわよっ!!くだらないこと言ってないで、とっととヨコシマ・・・じゃない、リトルプリンセスの居場所を調査してきなさいっ!!」

「ケケケケケ、まったく素直じゃないデスねー。殺したいほど愛しいヒト・・・ケケケケケケ!」

「んなっ!?何が・・・っ!!」

「ケケケケケ、逝ってきまーす!!」

主の激昂に付き合う気などサラサラないため、さっさと逃げ出すユキ。

「ったく・・・ユキめ・・・覚えてなさい・・・」

無造作に持っていたナイフを投げ跳ばし、そのまま真っ直ぐ近くの木にスコッと小気味の良い音を立てて突き刺さる。
そこにはサイゼルの描いた横島の・・・あまり似ていない似顔絵が張ってあった。

「ふん・・・さぁ、首を洗って待っているのね・・・ヨコシマ・・・・・・」

イメチェン?を終えたサイゼルは気分一新、新たに横島への殺意を滾らせるのであった。


後書きのようなもの

ごめんなさい!
遅くなってごめんなさい!!
執筆をサボっていたワケではないのです・・・。
色々と展開を考えて、書いては消し書いては消し・・・しかも出来上がったものもそんな上等なものでもなし・・・。ああああ・・・凹む。

さてさて、お話はそんなに進んでいないですね。
ギャグも薄めですが、『妹属性』は残念ながら美樹ちゃんには付きません・・・。
で、思い当たってGSの原作を読み返したのですが、アレだけ多くの女性キャラがいるのに、何故か『妹属性』っていなかったですよね。
当時は流行っていなかったのか?昨今なんか右見ても左見ても(以下略)

期待の魔人ハウゼル。
サイゼルに横島との因縁を持たせるなら、ここはハウゼルにも登場して貰わなくてはならないでしょう!
「IF横島」の存在が魔人界にも影響を『本人はまったく知ることもなく』与えているのですねー。ご都合的ですねー(苦笑)

勘のいい読者なら私の企みが薄く見えるでしょうから、ココは一つ、黙っていてくださいな。
今回、ここまで更新が遅れた原因でもあります・・・ひあぁ。

最後に、サイゼルはデザインがここでランス困離皀里吠僂錣蠅泙靴拭ΑΑΔ箸いΔ海箸砲靴討ださい(笑)
ハイレグもいいけど、困里曚Δ好みなんですよねー。
クールゴーデスも片手で持てるサイズに変わったと想像してください。
色々とこじ付けが増えてきましたが、基本方針は変わりません故、生暖かい目で見守っていただけると幸いです。

次回、「魔人界からの来訪者」お楽しみに

以下返信いたします。

>ラッキーヒルさん
 横島と日光、そして美樹、健太郎とも大きな関わりを持たせるつもりです。
 日光さんの過去話も書きたいなー。オリジナルになっちゃうのがアレですけど。
 リズナは・・・必死に考え中。
 物語の中心に据えるわけにはいきませんが、活躍させたいキャラですね。

>HAPPYEND至上主義者さん
 日光さんで脱童貞なんて筆者が許しませんよ!
 サイゼルはハウゼルをこの時期に登場させることで原作になかった味を出すことを期待していてください。

>腐さん
 よく言われる「DNA鑑定」は対象の血液を採取して行うので、問題ないと思います。
 というより、人体の細胞その全てにDNAがありますから。

>kurageさん
 鼻血契約は・・・というより、血の契約がホントに出来るか公式見解がないため非難も覚悟してましたが、読者様的にアリなようでほっとしてます。
 カミーラさんも誰かさんに目をつけたようなので・・・今後どうなることやら・・・。 

>紅き眼さん
 日光と横島を組ませて欲しい、というご意見は初期のほうからありましたが、やっぱりそう期待しますよねー。
 私も読者の立場だったらそう言うでしょうし・・・。

>黒覆面(赤)さん
 筆者はルシオラーなので、やっぱルシオラの存在は小出しながらも前面に出してあげたいですね。
 もちろんランスキャラ達が押しのけられるようなコトにはしませんが、彼女の想いや残したものが横島やランス世界にどんな影響を与えるのか。
 それもテーマの一つだったりします。

>おでんさん
 スッパリ斬ります(笑)
 何にもしてこないなら、基本的に喧嘩が嫌いですから逃げるでしょうけど、命を狙ってきているなら遠慮する必要はないはずです。
 あ、もちろん女性は別ですよ?サイゼル、ワーグなどはもちろん。
 カミーラは・・・そんな余裕ぶっこける相手ではないか・・・。メディウサに遭遇したらどうなるんだろ?メドーサとは違うけど系統は同じ蛇女だし。

>御神冥さん
 やっぱり鼻血契約は私だけですかっ!
 何か誇らしい気持ちになりますね←馬鹿
 ランスとカオスは早いところくっつけないとどんどん主軸から離れてしまいそうで・・・アッー!って感じです。

>アクセル・ウェイカーさん
 横島らしい、と言われると嬉しいです。
 メドーサとは因縁深いですからねー、ルシオラを守るためにもあの時の横島は容赦がなかったですね。

>Iwさん
 >鯨神まで辿り着けるかな?
  ホントに辿り着けるのか、いったいどれくらいかかるのか、作者にも想像できません(マテ
 日光さんが刀になってしまったのは、まぁ、本人の思惑とはズレたカタチでの顛末ですからね・・・。
 あっさり引いたのも、彼女の控えめな性格と、彼女自身横島に引け目があったからですね。描写不足でした。
 もしカオスなら横島の身体を乗っ取って無理やり刺し殺していたと思います。

>nasさん
 ガンジー(水戸黄門)ご一行かぁ・・・あんまり考えていませんでした。
 横島って『うっかり八兵衛』役にぴったりですよね。
 「むうう!彼こそ我々に必要だった真の逸材!!」ってガンジーが拉致しそう(笑)
 リズナをどうすれば合理的に登場させることが出来るか・・・アンケート募集したいな・・・・・・。

>ZEROSさん
 ホントになんでユキを使途にしたんでしょうねー。
 ただのフローズンだったころはマトモだったのかもしれませんが・・・。
 レイも大事な人材ですからね、ギャグキャラだけでは終わらせません。

>サミーノッチさん
 年表チェック中・・・・・・

 あ、ホントだ。
 ということはコパンドンやリズナはすでにランスのお手つきか・・・それはそれでいいんですが、リズナはともかくコパンドンがっ!!

>無虚さん
 >一応、鬼畜王本編が4からの分岐となってますので、5Dの迷宮内で初出メンバーは中で迷ってるハズ

 って、いきなり上の返信を根底から覆すコトに。難しいなー。

>名刀ツルギさん
 自分の文章や表現、展開に自信を持って届けられませぬ故・・・。
 冗長に思われるも止むなしです。でも努力して改善したいです。でも難しいデス・・・しぼむー。

>七位さん
 しかし、健太郎と美樹が自分に日光を押し付けてイチャイチャしてたら怒り狂うでしょうね(笑)
 ビバ・ツンデレ!

>闇の王さん
 ヒラミレモンは原作通りプルーペットから買うも良し、横島が文珠で代用・・・できるのか?でも美樹ちゃんが自分で<抑>と文字を込めればイケルかな。
 『消えちゃえボム』はネタとして使う予定アリです。お楽しみに〜。

>ウェストさん
 「サイゼルフラグはむしろハウゼルフラグの伏線だったんだよ!!」
 「「な、なんだってー!!」」

 やっちまった・・・orz

 サイゼル&ハウゼル姉妹の今後に乞うご期待!

>東西南北さん
 今後とも応援、よろしくお願いいたします。

フリーですが、私のメアドを今回からつけることにしました。
ここでは書けない(規約に引っかかってしまう)ご意見、非難、感想・・・などなど、ご返信には限界もありますが、よろしくお願いいたします。

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