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▽レス始

「買い物(さよならトロイメライ)」

洋端 (2006-11-15 23:39/2006-11-16 22:57)
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あらすじ・・・・・のような電話

『もしもし?え?ひょっとしてお兄ちゃん?
わぁ、久しぶりだね、元気にしてる?うん、琴も元気だよ。
唐突に聞いてみるけど、買ってもらった靴、しっかりと使ってる?
え?使わされてる?おかしいよ、それ。
でも、お兄ちゃん結局家に帰ってこなかったよね、夏休み。
大変だったんだからね、今年は。え?毎年そのセリフを聞いているって?
____お兄ちゃん、変に賢いのは、どこにいても変わらないね。
それでね今年は、海に行ったの。それでお父さんがね、クラゲの大群に
突っ込んじゃって大変だったんだよ!お兄ちゃんも見にくればよかったのに。
え?そうゆうことは、楽しげに言わないほうが良いって?
____確かにだね。それはそうとして、お兄ちゃん、そちらの事を教えてよ。
え?ココ最近は、朝バテで死んでいたって?死んでいるなら、
帰ってくればよかったのに。それで?靴をくれた子がおいしいご飯を作って
くれて、元気100倍になったの?へぇ、よかったね!お兄ちゃん。
その子、なんと言う名前なの?ましもやちよっていう子なんだ。
あれ?その名前、前に聞いたことがある気がする・・・。
あの時は、お互い頭のねじが外れていたから、あんな暴挙をやってしまったって?
なにやらかしたの?お兄ちゃん。琴、少しドン引きかも。
え?もうおなかがすきすぎて死んでしまいそうだから、きるねって?
もうきるの?はやくない?お兄ちゃんは、琴と電話どっちが大事なの?
もうきるねーって平坦な声でいってもかわらないよ!
え?もう本編に入るからきるって?よくわからないよ、お兄ちゃ―――ん』


都がココ最近、不機嫌である。
それは、ココ最近都の様子から見てよくわかる。
みんなで八千代ちゃんに聞いてみたところ、ココ最近は、とくに忙しく、
みんなと一緒にいる時間が少ないため、ストレスがたまっているらしい。
ストレスがたまって不機嫌なるってかわいそうだと思う。

そんなかわいそうな都を見ていて、
騒がしいこと大好き女こと、カンナが黙っているわけ無かった。
つーか、黙ったことなんかあるかと聞きたい。

昼ご飯の時間、都と八千代ちゃんのいない時にカンナが
切り出してきた。

「なあなあ、ココ最近さ〜みやちゃん、不機嫌だよね」
それに対しては同じ意見。
「だよね、だよね?だからさ〜なにかみやちゃんにプレゼントを渡して、
喜ばすのはどうかと思うね」
それも同じ意見である。
「だけどさ、カンナ。何渡すのさ?
それにそれが何処に売っているかもわからないし」
「さすが、トマぴょん。そこまで考えるとは、あったまさえてる〜」
いや、普通に思いつきますから。
「じゃあ、何か良いアイディアある人いるか?」
「え〜と私パスね」
速攻でいいだしっぺが拒否してどうする、オイ。
そこで泉ちゃんが案を出してきた。
「とーまさん、とーまさん。ずっと前のときに、ウサギのお人形を
あげたら都さん、喜んでくれていました。
だから、何かのお人形をまたあげたらどうかと発言します!」
おお。泉ちゃん、いい事言うね。
そのお礼に頭ナデナでしてあげるよ〜。
その案が通ったらしく、
「んじゃ、その案で、良いとしよう。トーマス、
パンフレットを渡しておくから、
今度一人で何かいい商品と昼飯が食べられる場所を探して来い。
その後で、みんなでまわろう」
おお、春太。むちゃくちゃに手が早・・・・え?ちょっと待って?オレ一人で回るの?何故?
「なあ。何で俺が一人で回った後、皆でまた回るんだ?面倒じゃない?」
それに対し、
「ああ、それはな、トマぴょん。一人のほうがばれづらくてな
みんなで渡したほうが、みやちゃんは、喜ぶと思うよ?」
そういわれれば、そう思えてくる。詐欺っぽいよこれ。
「んじゃ、トーマス。半日で、パンフレット理解して、2日以内に
早いとこ、行って来いよ。八千代ちゃんには、俺達から説明しておくから」

そういって、カバンの中からパンフレットが結構な量出してきた。
「んじゃ頑張れよ、トマぴょん。都ちゃんのためや」
その言葉が言い終わる前に自分は、パンフレットを見始めた。
しかし、少し疑問に思ったことを口にした。
「何人ぐらいで行って、どのくらいで帰って来る?」
少し考えて、
「オレとカンナと泉ちゃんとトーマス。それに長峰さんとみどりさんと
後、八千代ちゃんぐらいの7人ぐらいだな。
八千代ちゃんは、来れるかどうかは、わからないけど」
春太の言葉を途中で切って、カンナが話してきた。
「んとな、朝の8時か9時ぐらいに街を回って、
昼飯食ってさらに街を回って帰ってくるって感じだね」
・・・少し難しいと思うけど、がんばってみます。つーかむずいぞ、それ。
袖を引っ張りながら、泉ちゃんが話してきた。
「とーまさん、とーまさん。泉、すっごく似合う服を着て
とーまさんをびっくりさせますから!」
いや、泉ちゃんと一緒にいるといつもびっくりしたりするけどね。
びっくりしなかったこと無かったと思うよ、泉ちゃん。
まあ、それはいいとして。自分は、都のためにも、しっかりとパンフレットを覚えないと。


少し時間がたってからのカンナと春太。
「なあなあ、春やん、うち実は、機械系等の街行きたいんだけど」
「ああ、俺もそう思っていたよ。街を回るのは、長峰さんに任しておこう」
「それにたいして、さんせー」
「あ、でも、少しびっくりさせるということで、
当日10分前ぐらいに言っておくか」
「それもさんせー」


さらに時間がたって長峰たちにもその話が伝わった。
「どうしよう?その当日健康診断があるけど。みどり、さぼってもいいよな?」
「いけませんよ、そんなこと。遊んでいる最中体調くずしたら、皆様に迷惑ですよ?」
「むむ。それもそうだな。しかし、泉も多分この話を聞いているだろう。どうしよう?」
「だったら、冬馬くんたちに何か買ってきてもらうしかありませんね」
「そうだね。とりあえず、この話は、当日に話すことにしよう。落ち込み続けている
妹を見ているのは、いやだからね」
「それについて、賛成します」
「後、思ったんだけど、冬麻君たちは一夫多妻制の国にいってみたらどうかな。
地上最強の格闘家の子孫とか最高の魔力を秘めた魔術師の子孫とか
伝説の使い魔とかをみならって」
「いいですかと。・・・でも長峰さん側室を作ったら、怒りますからね?」
「作るわけありませんよ」


3日後。
オレは、必死になってパンフレットを理解し、さらに、買う商品の場所と
昼飯を食べる場所を入れた頭に入れ、その町の集合場所の向かっていた。
つーか、頭が結構痛いです。勉強よりも頭使った可能性がある。
「やばいかも。少しだけ遅刻するかも。ガイド役が遅刻をしてどうする!」
そんな事を言い、最後の角を曲がると、集合場所に着物を着た少女だけが立っていた。
なんで一人?と思いながら近づいていくと、
その少女はやっぱり八千代ちゃんで、なぜか男3人といいあらそっていた。


こんな朝から元気だなー、とこの場面前にもあったなーと思いながら、
ダッシュで駆け寄って右手をとった。

「ごめん。デートの時間に遅れた」
一瞬、きょとんとした八千代ちゃんだが、こちらの意図を理解したらしく、
「遅い遅い遅い!冬麻が来るの遅かったから、ナンパされた!
それに久しぶりのデートっていうのに!」
肩をいからせて、腕を組んできた。いつもと違ってた八千代ちゃんは少し大胆だった。
腕を組むなんて。もうほんとのカップルみたいですけど・・・。
八千代ちゃんをナンパしようとした男性3人は、
「ちぇ。彼氏持ちかよ」「誰だよ!こんな季節から着物を着ているなんて
電波系な女の子だから、必ず落とせるっていったやつ!」「忘れたよ!かわいい子なんだから彼氏がいてもおかしくはないだろ!?」「俺達って悲しいな」「同感。かなしいぜ」
「頑張ろうぜ!?俺ら。太陽なんか月という彼女と会える回数なんて、少ないぜ!」
「そうだな。太陽も彼女に会えるんだ。俺達も会えるはずだぜ!」
「頑張っていこうぜ!」

・・・・何か少しむちゃくちゃな理論を言いつつその男達は去っていった。
長い目で見れば、日食とかってかなりあるからとか必ず日食はあるということに気づかないのだろうかと思うけどな。つーか八千代ちゃんの事、電波系な女の子だって?
確かに服装違うけど、八千代ちゃんはそんな子じゃありませんことよ!
それはいいとして、他の人たちは、いったいどうしたのだろう?
「朝から災難だね。」
「周りに人がいたので、少し恥ずかしかったです。殴っても良かったんですけど。」
いや、この腕を組んだ状態でそんなこといわれても怖くありませんが・・。
「さすがに流血騒ぎになると他の人の迷惑となりますし・・。
だからやりませんでした」
いや、気づいてない!?それともこちらの反応待ちなのか!?
「ナイフでも一様、銃刀法違反にひっかかりますでしょうか?
もってこなかったほうが良かったでしょうか?」
いや、そんな事より腕!腕からんだままですよ!うれしいような後が怖いような・・・。
「でも、正当防衛用ってことで・・・」
「あの・・・八千代ちゃん」
「はい?なんでしょうか?春太様とカンナ様は、機械系等のほうの町に行きたいと
先ほど連絡がありました。」
いや、そっちも大事だけど。それよりも・・・。
「八千代ちゃん・・・腕」
「腕?・・・・・・ああ!!す、すみませんでしたーーー!!」
そんな事を言い、瞬時にはなれた。今回は、八千代ちゃんが鈍感だね。
そんな大声出すと、いろいろとやばいのよ、ホントに。
周りからの視線がさらに痛く感じてきた。
「まあ、それはいいとして。長峰さんは?見当たらないけど」
それに対して。
「長峰様とかは、今日は、健康診断が急に入ってきたため、来ることができないそうです。
泉ちゃんも同じ理由です」
そうなんだぁ。泉ちゃんのかわいい私服を拝めるのは、いつになるのかな。
「・・・泉ちゃんは、大変そうだった?」
「大変そうでした。電話の向こうで、死んで償わないとシクシクと泣いていました」
やっぱりそうなるのか、どうやって慰めればいいんだよー!!
おやつとか食べ物を与えたりすればいいのかな?わからないぜ。
・・・・かっこつけたら虚しくなってきた。
さらに八千代ちゃんは、続ける。
「後、泉ちゃんから、お土産を買ってきて欲しいそうです」
?なんだろう?いったい。謎だ。
「それは。マクドナルドで売っている何か、だそうです」
なんじゃそりゃ?一体何を買えばいいんだろう?
1番安いハンバーガーだとかなり嬉しいだけどな。
「何か、ヒントある?」
「ええ、ヒントは、クレジットカード、だそうです。私には、わかりません」
なんじゃそりゃ?クレジットカード?うーむ、謎だ。
とりあえずその謎は置いといて。今は買い物に出かけないと。
「それじゃ、八千代ちゃん。都のためにも、お買い物を始めましょー!」
「そうですね」

こうして妙にテンションが高い男と着物を着た女の
お買い物が始まった。それは、デートに近いのかもしれない。


あとがき
こんにちは、洋端です。
・・・前回は、質<量だったので質>量となりました・・・。
なったでしょうか・・・?
今回は前よりはましだと思います・・。
琴ちゃんのイメージは自分の中では、イリヤの浅羽夕子ちゃんです・・・。
次回は、できれば今年中がいいな・・・・。
・・・辛口コメントでも良いので下さい・・・・。
以上、洋端でした。

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