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▽レス始

「.hack//Splash login_2(黄昏の腕輪伝説+.hackシリーズ)」

箱庭廻 (2006-10-14 23:32/2006-10-15 01:16)
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【Δ萌え立つ 過越しの 碧野】

 薄暗い通路。

 石造りのダンジョンの中で、ボクは神経を研ぎ澄ました。

 目の前を飛び交うのは無数の刀剣。【カオスソード】という名のモンスター。

 使い手無き剣が飛び交い、迫って来る軌道は袈裟切り、上段、刺突、撫で切り、回転刃――エトセトラエトセトラ。

 その全てを食らえば、今のボクのHPなど簡単に尽きるだろう。

 けれど。

 ボクには――少し遅すぎる。

「スキル」

 手に握る双剣を引き寄せ――武器に刻まれた呪紋の力に乗せてボクは刃を振るう。

 “舞武”

 ――高速連撃の双剣技を発動。

 弾く。弾く。弾く。

 その全撃を正面から迎撃する。

 コントロールスティックを弾き散らし、迫る乱撃に呼応して足場を変える。高速のステップを刻みながら、剣を乱舞させる。

 乱撃を抜けて飛んでくる刃を、紙一重で躱す。

 ――そして、抜ける剣戟の雨。

 弾かれ、勢い抜けて飛び散る剣たち。それらが慌てて、体勢を立て直そうとする姿を見ながら、ボクは言葉を発する。

「“ウエポン・セレクト”」

 ジャコンッ!

 ボクは腰部から――“もう一つ”の双剣を引き抜いて。

 “虎輪刃“

 旋回するように放った双剣技の一撃に、甲高い音を立ててカオスソードたちが砕け散る。


 BATTLE MODE OUT


 ピロリロリーンッ。

 戦闘終了の文字と同時に響く古めかしい鈴の音。

「……レベルアップだね」

 ダンジョン最後の魔法陣を突破し、ボクのレベルは3まで上がっていた。

 そして、通路を抜けると巨大な石像が浮遊し、神殿の祭壇のような部屋に辿り着いた。

 ――アイテム神像の間。

 巨大な石像が見下ろす祭壇の上に置かれている宝箱には、通常ダンジョンで出てくるアイテムよりも数段高い価値のあるアイテムが入っている。

 ダンジョンを攻略する際に対し、ほとんどの目的となる場所だ。

「さてと、何が入ってるかな?」

 宝箱を開ける。

 その中に納められていたのは一つの双剣に、アイテムが二つ。

「ええと【黄金色の菓子】に、【快速のタリスマン】で……【アッサーシン】か」

 換金用アイテムと強化補助効果のあるアイテムに、レベルは低いが瀕死の追加効果を持つ双剣。

 まずまずの成果といえる。

 目的を達成したボクは手に入れたアイテムをデータ化して格納すると、操作用のスクリーンパネルを手の平に出現させた。

 スクリーンパネルを操作し、アイテムメニューからダンジョン脱出用アイテム【精霊のオカリナ】を選択した。

 現れる光のリング。

 ダンジョンの外へと転送された。


【.hack//Splash】
   login_2 黄昏の腕輪


【You Lose DATE】


 真っ白な視界。

 真っ白な世界。

 ここはどこだ?

 俺ってば死んだんじゃないのか?

 俺……まだコントローラー握っているよな。

 ディスプレイの下で見えるはずの視界が見えず、ただ目の前の白い世界だけが見える。

 見える。

 それだけしか見えない。

 退屈だ。

 でも手足が痺れて、なんかどうでもいい。

 どうせセーブもしてなかったし、ゲームオーバーになっても痛くも痒くもない。

(レナ、無事に逃げられたかな?)

 心配なのはただそれだけだった。

 ――リィィンッ。

(ん?)

 不思議な音が聞こえる。

 音叉を叩いた時のような不思議な音。

 まるで歌のような音。

(なんだろう?)

 音が聞こえる度に何かざわめく。

 肌が泡立つような感覚。

 嫌な感覚。

(一体どこから……?)

 首を折り曲げる。

 ぎこちなく動かした目の先。

 そこで何かが――揺らめいた。

(え?)

 ゆらめく何か。

 それは俺の目の前で形になり……

(女の……子?)

 銀髪の少女へと姿を変えた。


【Δ萌え立つ 過越しの 碧野】


 追ってくる。

 追ってくる。

 追ってくるモンスターから逃げながら、私は肩に背負ったシューゴに呼びかける。

「お兄ちゃん! お兄ちゃん!! 返事をしてよ!!」

「……」

 シューゴから返事がない。

 HPがゼロになり、灰色に染まった状態――ゴーストと呼ばれる状態になっているけれど、本来ならそれでチャットも出来なくなるわけじゃない。

 本当に意識でも失わない限り、ピクリとも反応しないなんてことはありえない。

 ありえない筈、なのに。

 なんでシューゴは――兄はピクリとも反応しないのだろうか。

「くぅ!」

 逃げる足を止めないまま、私は唇を噛み締める。

 こんなに近くにいるのに。

 声を掛けることも、顔も見えるぐらい近くにいるのに、なんで私は本当の兄さんに触れることも出来ないんだろう。

 なんで。

 なんで

 なんで!


 BATTLE MODE IN


「Guooooooo!!!!!」

「っ!」

 追いつかれた!?

 巨大な鎧モンスターが、その大きさに似合わない速度で迫ってくる。

 ――逃げ切れない!?

「くっ! お兄ちゃん!」

 私はシューゴを近くの岩陰に投げ飛ばすと、逆方向に向かって走り出した。

「こっちよ!」

 せめてシューゴからは注意を引き離す!

「Gu!?」

 私の声に反応したのか巨大なモンスター――【鎧超将軍】の目がこっちを睨む。その巨大な青龍刀の穂先がこっちを向いた。

(っう!)

 怖い。

 レベル1で相対する高レベルモンスター。

 たった一人での戦闘。

 ゲームだと分かっていても、心が折れそうになる。

「でも」

 私が兄さんを護る。

 だから――

「GUOOOOOOOOOOOO!!!」

 私は差し迫って来る刃を見つめた。


 ――横から迫る影に気付くことなく。

 ――灰色から色づいていく兄の存在に気付かなかった。


【???】


 感じたのは暖かい感触。

 視覚による接触行為。

 ――現れた銀髪の少女によって、俺はキスをされていた。

(……っておい!?)

 なんで俺はゲームの中で唇奪われてんの!?

「何するんだ!?」

 思わず俺は少女を突き飛ばす。

 ――が、その手がすり抜けた。

「……映像?」

 蜃気楼のように少女の体をすり抜ける俺の手。

「ってあれ? 声が出る」

 そして、先ほどまで力が抜けて動かなかった手が動く、声も出る。

 見れば真っ赤に染まっていたHPゲージが満タンに埋まっていた。

「きみが回復してくれたのか?」

 こくりとうなずく銀髪の少女。

「あ、ありがとう」

 そういって俺が礼を言うと、少女は微笑んだ。

「シューゴ……あなたは選ばれたもの」

え?

「アナタはドットハッカーズのでんせつをつぐもの。“世界”が新たに求めた【腕輪】の勇者……」

 少女が手を差し伸べる。

 思わず、俺はその手を受け取って――


 右手が光に覆われた。


「うわ!?」

 まぶしい光。

 まるで太陽を直視したかのように目が焼ける。目の前が白く染まる。

「わすれないで。強い力は破滅にも救いにもなる」

 遠ざかっていく声。

「ま、まってくれ! きみは誰だ! キミの名前は――」

「私はアウラ。幾重にも散った花たちの想い……」

 さらに遠ざかる声。

 まるで山彦のように、声が掻き消える。

「ア、アウラ!!」


「伝説を探して……“あの人”を追ってください……」


「【黄昏】の勇者よ……」


【Δ萌え立つ 過越しの 碧野】


 光が終わると。

 そこには蒼い空が浮かんでいた。

「あ?」

 身体を起こして、周りを見てみるとそこは見覚えのある光景。

「元のエリアか?」

 なら、先ほどの映像は一体なんだ?

「それにあの少女は……」

 そう考えながら、先ほど光に包まれた右手を見てみる。

「ん?」

 そこにあったのは眩いばかりの黄金色。

 見たことのない腕輪。

 それが右手に嵌っていた。

「これは……あの子がくれたのか?」

 ……そういって、思い出したのは彼女から感じた唇の感触。

「……俺のファーストキス……」

 いや、実際には触れてないはずなんだけどな。バーチャルだし。

「うわぁ――ってちょっとまて」

 ――死ぬ前の光景を思い出す。

 振り落ちる巨大な剣。

 貫かれた身体。

 そして、目の前が歪む――

「レナ!!」

「お兄ちゃん!?」

 その瞬間、聞こえたのは聞き間違えるはずのない妹の声。

 俺は即座に声がした方向に振り返る。

「ほわいっ?」

 そして、目が釘付けになった。

「お、おにいちゃん」

 レナは無事だった。

 でも。

「だ、誰だその男はぁ!?」

 ――見知らぬ男にお姫様抱っこされてるぅ!?

 見たところ俺と同じツインユーザー。

 黒髪に、変なマフラーをつけた美少年顔の少年プレイヤー。

「大丈夫?」

 その見知らぬ少年は平然とした態度でレナに話しかけている。

 ……。

 こいつは敵だ!!

「お、おいこら!! 人の妹になにしてんだ、このやろう――ぉおおおお!?」

 こっちが喋り終える前に、見知らぬ少年はこっちへとジャンプした。

「きゃあぁ?!」

 そして、着地。

 ざざぁっとスノーボードでブレーキするかのように土埃を上げて止まった。

「レナ!」

「お兄ちゃん!」

 少年の腕から飛び込んできたレナを抱きしめる。

「よかった無事だったんだな、レナ」

「それはこっちのセリフだよ!!」

「――早く彼女を連れて逃げるんだ」

 再会の喜びに浸るまもなく、そいつはそういった。

「は?」

「来る」


「GuaOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」


 怪獣のような咆哮と共に見えたのは巨大な鎧。

「あぁああああああ!!!!?」

 そういえばこいつが居たんだっけ!?

「逃げるぞ、レナ!」

「うん!」

 思わず後ろに振り返って、全力疾走で逃げ出す。

 が。

「足速ぇ!!」

 ズシンズシンと地面を揺らしながら追ってきますよ!?

 なんだ、あの足の速さ! 某○の巨人だってあそこまで早くねえぞ!?

「――【鎧超将軍】ッ。 君たちは早く逃げろ! レベル1じゃ即死するだけだ!!」

「お、お前はどうするんだよ!?」

「多少時間を稼いだらボクも逃げる! だから、早く――」

 言葉を告げ終わるよりも早く、でっかい鎧野郎が追いつき。

「Guooooooooooooooooo!!!!」

「!? 快速の――」

 チュドンッ!

 アイツがいた場所に巨大鎧の剣が直撃した。

 巻き上がる粉塵に、爆砕する地面。

「お、おい!?」

 しゃれにならないぞ!?

 こんなの受けて、大丈夫なのか!?

「不味いよ、お兄ちゃん!」

「レナ?」

「あの人の持ってた双剣、素人の双剣だった! アタシたちとレベル殆ど変わらない初心者だよ!」

「なにぃ!?」

 そ、それじゃ勝てるはずないじゃないか!?

「Guooo……」

 ってぇ、怪獣鎧がこっちをザ○みたいな目で睨んでる!?

 次は俺たちってか!?

「レナ! とにかく今は逃げるぞ!!」

「う、うん! ゲートアウトするね!!」

 そういうとレナは手元からスクリーンみたいな画面を出現させて、操作し始める。

 早く早く早く早く。

「えぇ!?」

「どうしたレナ! 早く脱出を!!」

「ゲートアウト出来ない!」

「なにいぃ!?」

「入力しても反応しないの! なんで?! どうして!!」

 泣きそうな表情で何度も何度もスクリーンパネルを叩くレナ。

 そして、完全にこちらを捉えて迫ってくる鎧野郎。

「くそっ」

 こちらもメニューを開く。

 手探りでなんとか装備品の画面を開くと、先ほどレナが言っていた素人の双剣を見つけ、選択する。

 ――顕在化。

 魔法のように手元から出現した双剣を握り締め、俺は不器用に構えた。

「お兄ちゃん!? 何してるのって、まさか?! 戦う気!? ダメだよ!! 絶対に勝てない!!」

「逃げられないならやるしかないだろ!」

「私たちまだレベル1なんだよ!?」

「レベルがどうした! 装備がどうした!! んなもん根性で埋めてやる!!」

「無理だよ!」

「無理じゃない! 俺はお前を護るんだ! 例えゲームでも護ってやる!!」

「お兄ちゃん……」

「くるなら掛かって来い、デカブツ野郎!」

 そう口元で罵って、俺は走ってくる鎧超将軍を睨んだ。

 ――リィン。

「え?」

 さっき死んだ直前に聞こえた音が聞こえた。

 その音が響いた発生源を探すと、右腕に嵌めていた腕輪が光を放っていた。

「なんだ? これ」

 黄金色の腕輪が淡く光を放っていた。


 ――その瞬間思い出したのはかつてみた“黄昏の光景”。


 フラッシュバックみたいに脳裏を過ぎる“思い出”。

「……【黄昏の腕輪】?」

 ――いけるのか?

 助けてくれるのか? この腕輪が。

「レナ! 離れろ!!」

「えっ!?」

「いいから早く!!」

 右手を前に向ける。

 今まさに目の前に迫る鎧超将軍へと照準を合わせるように手を伸ばす。

 その度に、光が、強くなる。

「うぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

「お兄ちゃん?!」

 光が溢れる。

 まるでFMD越しに叫ぶ俺の叫びに応えるように光が強くなる。

「GuOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」

 その目の前で、巨大な剣を振り上げようとする鎧野郎は。

 “舞武”

 不意にたたらを踏み。

「放つんだ!! 腕輪の力を!!!」

 俺はどこからか聞こえた通りに、腕を突き出した。

「ぉおおおおお!!!!」


【EXTEND】


 “データ・ドレイン”

 腕輪から放たれた閃光が、目の前の鎧超将軍を貫いた……


 パキィイインッ!

 ガラスが割れるような音。

 モクモクと上がる煙。

 そして、そこから現れたのは。

「あ?」

「なにこれ?」

 殆ど丸裸で小汚い槍を持ったモンスター――【裸人】が立っていた。

「鎧超将軍が……」

「変態になった?」

「――違うでしょ!!」

 ボカリとレナに殴られる。

「っておい、逃げるぞ!?」

 裸のモンスター、元鎧超将軍が背中を向けて逃げ出す。

「この逃がすか!!」


「――【雷訪者の呪符】!」


 突然目の前の裸人が落雷に打たれた。

 丸焦げになり、バタリと前のめりに倒れる裸人。

「い、今のレナか?」

 振り返りレナを見ると、フルフルと首を横に振るレナ。

「ち、違うよ!」

「じゃあ、誰が……」

「ボクだよ」

 やったんだと言おうとした時、聞こえたのは男の声。

「ごめんね。いらない手助けだったかな?」

 そこに立っていたのは先ほど鎧モンスターの一撃でやられたはずの少年だった。

「お、おまえ! モンスターの一撃でやられてた筈じゃ!?」

「いや、攻撃は躱したからダメージは受けてないよ」

「かわしたぁ!?」

 あの化け物みたいな一撃をか!?

「これも使ったし」

 そういって少年が取り出したのは、綺麗な宝石がくくりつけられたペンダント。

「――【快速のタリスマン】?」

 それを見て、レナがボソリと呟く。

「そっ。これでなんとか逃げ切れたんだ」

「なんだそれ?」

「移動速度及び反応速度が上がる倍速アイテムだよ。でも、それで躱すなんて……」

「一応初心者じゃないから」

 にっこりと微笑む見知らぬプレイヤー。

「ボクはオウル。君たちは?」

「レ、レナです!」

「……シューゴだ」

 レナの上ずった声を聞きながら、俺も名前を名乗る。

「シューゴ君に、レナちゃんか。どうもこんにちは。君たちもレベル上げ?」

「は、はい。そうです」

「そうか……」

 そういうと、オウルはしばしの間に沈黙した。

 というより、なんかジロジロ見られているような気がする。

「なんだよ?」

「見慣れない外装だけど……何かのレアキャラなのかな? それにこの【腕輪】は……」

 そういうと、いきなりそいつは俺の右手を掴んだ。

「お、おい。何すんだ!?」

「ごめん、ちょっと見せてくれないかな」

 真剣な眼差しで、オウルは俺の腕輪を見る。

「カイ……【黄昏の腕輪】か」

「この腕輪知ってるのか?!」

「一応ね。……昔見たことがあるんだ」

 オウルはそう呟くと、不意に空を見上げた。

 なんだ?

「っと、いけないや」

「どうしたんですか?」

「知り合いから呼び出しが入った。ボクはもう行くね」

 そういうと、そいつは俺の手を離した。


 ――オウルのメンバーアドレスを取得しました。


 その途端、ディスプレイに現れる一文。

「ボクのメンバーアドレス渡しておくね。ここであったのも何かの縁だし、もしよかったら今度一緒に冒険しよう」

「は、はい!」

 まてレナ。

 なんでそこで勢いよく返事をするんだ?

「それじゃ」

 そういって、背中を向けるオウル。

「あとそうだ」

「なんだよ?」

「――“データドレイン”の使い方には気をつけるんだ。強い力は救いにも滅びともなるのだから」

「なっ!?」

 ――その言葉はさっきの!?

 その瞬間、光に包まれて掻き消えるオウルの姿。

 伸ばした手がすり抜ける。

「なんなんだ? 一体……」

 消えたオウルの方向を見ながら、俺はそう呟いた。

「黄昏の腕輪……か」

 そして、右手に嵌った腕輪を見る。

「たかがゲームじゃないか……」

 救いだろうが、滅びだろうが関係ない。

 そうだろ?


「オウルさんかぁ……」

 そして、俺はその時、背後で妹がときめいていることに気が付かなかったことを激しく後悔することになる。

 ような気がする。


【Δ 隠されし 禁断の 聖域】


 目の前に見えるのは聖堂。

 半ばから寸断された橋を渡り、ボクはその扉を開けた。

「始めましてオウル……そう言うべきかしら?」

 そして、その祭壇の上。

 ボクらにとって馴染みぶかい少女をモチーフにした石像の前で待っていたのは。

「照れくさいな。いつもどおりでいいよ、ヘルバ」

 ――【闇の女王 ヘルバ】

「フフフ。そうね、なら言い直すわ」


「久しぶりね――“カイト“」


あとがき

 多分誰もが考えた最終兵器を投下。
 とはいっても、そのままいれたのではシューゴの存在価値がなくなるので、一工夫してみました。
 今後はシューゴとオウル(カイト)のダブル主人公で話が進んでいく予定です。
 後を追う者と辿り着いた先を走る者。

 ちなみにオウルはエクステンドキャラではないので腕輪は使えません。


それでは二度目のレス返し

 オキャダ様>ないなら作るしかない。その一心で書き始めました。最後まで長そうですが、頑張って完結させます。


 盗猫様>伝説の武器商人様からレスが!?(違う) 漫画版とアニメの方はかなり内容が違うのでびっくりするかもしれません。どうか漫画版とも違う面をお楽しみください。とはいっても、両方知っていてもびっくりするようなネタを準備していますが。


 SS様>ZEROでは一体何が?! これはもう読むしかないですね。二度目のレスをどうもありがとうございます。


 夜偽様>はっ、バレた!? そうです、貴女様の予想が大当たり。リアルでの名前だけがオリジナル設定です。如月 陸は何故カイトではなく、オウルを使うのか。それに関しては次回以降で語りたいと思います。ちなみにオウルの外装はXXXXのクビアとほぼ同じです。無いのは髪飾りだけで、データドレインも使えません。

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