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「狩人の世界に現れし福音者達  第47話(エヴァ+HUNTER×HUNTER)」

ルイス (2006-10-10 20:18/2006-10-12 15:10)
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 オープンカフェにて、幻影旅団のノブナガとマチは普段とは別の服装で席を囲んでいた。

「………ウボォーは、本当にやられちまったのかね」

「恐らくね。それを確かめる為に此処にいるんだろ」

「………ウボォーは……ただの怪力バカじゃねぇ」

 たとえ相手が苦手なタイプであろうが、対応できるだけの経験と頭があるとノブナガが言うと、マチも『分かってるよ、そんな事は』と答える。

 その時、後ろのカップルの携帯が鳴った。


<もしもし!>

「こちらお尋ねサイトの者だ」

 その頃、上のカフェでゴン、キルア、レオリオ、アスカ、レイの5人がノブナガとマチを見張っていた。

<遅いわよ、今何処!?>

「キョロキョロすんなよ。ちゃんとお前らは見えてるぜ。彼氏の後ろの席のカップルがそうだな。間違いなさそうだ。約束の金を振り込むから確認してくれ」

 そうレオリオが、キルアが携帯から報酬の金を振り込む。1500万ジェニーが振り込まれているのを確認すると、カップルは即座に、その場から退散した。


「でも、ウボォーは戻って来なかった。今までアイツが集合時間に遅れた事があったか?」

「ねぇよ。だが、奴は『鎖野郎と決着をつけるまで戻らねぇ』とハッキリ言った。お前も聞いただろ?」

「だからアタシも『恐らく』と言ってるんだ。間違いなくやられたとは言ってない」

 マチの意見に、ノブナガは眉を顰めて尋ねる。

「勘か?」

「勘だ」

 ハッキリと言い切るマチに、ノブナガはチィと舌打ちし、頭を掻き毟り、「お前の勘は当たるからなぁ』と呆れた口調で言った。そして、テーブルに立て掛けてある布で包んだ刀を握り締めた。

「探し出してぶっ殺す。必ずな」


「さて、此処からが問題だな。どうやって、あの2人を捕まえるかだが……」

「無理だね」

 対策を練ろうとしたレオリオに対し、キルアが言い切った。

「俺達の手に負える相手じゃないよ」

「何だと!? やる前から、そんなこと分かるか!! っつーか、今更、何言い出すんだよ、テメ!」

「騒ぐなよ。気づかれる」

 そう言い、キルアは実際見てヤバそうだと言った。

「そんなに強そうなのか?」

「ん〜……あそこにヒソカが2人、座ってると考えたら少し分かるか?」

 ゴンとレオリオは、ヒソカが2人で仲良くお茶してる姿を想像する。アスカとレイも想像したようだが、気持ち悪くなってすぐやめたようだ。レオリオも、ヒソカの実力は十分知っており、そのレベルが2人相手と考えると、手に負えない事が理解できたようだ。

「っと、待てよ! アスカとレイ、黙示録の1人やったんだろ? じゃあ、上手くすれば捕まえるぐらいは……」

「無理ね」

「んだと?」

「アタシらが勝てたのは運が良かったからよ。ぶっちゃけ相手が最初から殺す気で、全開で来てたら確実にやられてたわ」

 そう言われ、レオリオはガクッと肩を落とす。

「あいつ等……何で、こんな所にいると思う?」

「「え?」」

 不意にキルアの投げかけた疑問に、ゴンとレオリオはキョトンとなり、アスカとレイは眉を顰める。

「そりゃお前デートだろ、当然」

「「え? そうなの?」」

「「違う!!」」

 が、レオリオの発言にゴンとレイが意外そうに驚き、キルアとアスカは怒鳴って訂正する。

「あいつら、後ろのカップルにも、ちゃんと気付いてたぜ」

 さり気なく周囲の様子や動きに細心の注意を払い、自分達もこれ以上、近づくと彼らの警戒網に引っかかるとキルアは4人に注意する。

「初めはマフィアに追われてんだから注意すんのは当然かと思ってたけど、それなら、初めっから人目につく広場なんかに来る訳ないんだよね。あいつ等に追われてる自覚なんか、これっぽっちもないね」

 相手は自分達が見つかるのを待っている。そして獲物がかかるのをジッと待ち、狩る気満々だと言うと、ゴンとレオリオは唾を飲み込んだ。


「…………見られてんな」

 ノブナガは、視線を泳がさず誰かが自分達を監視している事に気付いていた。

「やっぱり? こっちは素人じゃないね」

「ああ。何処かは分かんねぇが、俺達を意識してる」

「『鎖野郎』かね?」

「さぁな。もし、そうなら団長の命令通り、やりたいようにやるだけだ………ん?」

 その時だった。ノブナガは人の波の中に、ある人物を見つけた。

「おい、ありゃあ」

「ああ、ウチルだっけ? 黙示録の」

 人形を持って歩いている姿は良く目立ち、ウチルもノブナガとマチに気付いたやって来た。

「ヨゥ、くもノ奴ラジャネェカ。コンナ所デ何ヤッテンダ? でーとカ?」

「まさか。鎖野郎を探してるのさ」

「そういう、お前は何やってんだ?」

「チョイト前ノ職場ニ顔出シニ行クノサ」

 何で、そんな所に? と2人が不思議そうな顔を浮かべると、人形が片手を挙げた。その手には『たいしょくとどけ』と書かれた封筒がある。

「律儀だな、おい」

「給料良カッタンダケドナァ……のすとらーど組」

 ウチルがボソッと呟くと、ノブナガとマチはピクッと反応し、席から立ち上がると彼女の両側に立って取り囲む。

「おい、今何つった?」

「アンタの前の職場、何だって?」

「のすとらーど組ダ」

 ノブナガは眼光を鋭くさせると、刀を手にする。

「テメェ……鎖の使い手を知ってるのか?」

「アア、イタナ」

「誰だ?」

「ソッチノ団員ヲ殺シタ奴ヲ探スノハ、ソッチノ仕事ダロウガ。俺ッチニハ、教エル義理モ義務モネェヨ」

 ピシッと、3人の間で空気が張り詰めた。


 その圧迫感は、ゴン達5人も感じ取り、思わず身を竦ませる。

「明らかに空気変わったな……」

「あの小さい女の子が来てからね……」

「あの子、確か手配書に載ってたよね」

 汗を流しながら、ゴンは手配書を出す。写真の中には間違いなく、眠っているウチルの写真があった。

「まさか……こんな所で戦ったりしないでしょうね」

「分からんぜ。何しろ奴ら、テロリストかもしれねぇんだからな」

「とりあえず落ち着こうぜ。もし、俺らがちょっとでも変な気起こしたら、奴らの警戒網に引っ掛かっちまう」

 キルアはパクッとジュースに付いているサクランボを口に持って行き、4人に言った。

「もっと自然と朗らかにして……」

 と、忠告するキルアだったが、いつも通り無表情のレイに対し、ゴン、レオリオ、アスカの3人は笑みを引き攣らせていた。

「ゴメン、俺が悪かった」


 ノブナガ、マチと2人の旅団員に睨まれながらも、ウチルは恐怖ひとつ浮かべず、対応する。

「ソンナニ鎖野郎ニ仲間ガ殺サレテ憎イカイ? 俺ッチ達トハ違ウナ。他人ヲ殺シタ時点デ、自分ガ殺サレテモ文句ハ言エネェ。ソシテ騒ギ立テルノハ筋違イ。オ前ラダッテ散々、人ニ憎マレルヨウナコトシテキタダロウガ?」

 カタカタカタ、と口を動かし笑うような口調にノブナガは額に青筋を浮かべる。

「グダグダうるせぇ……教える気がねぇなら、骨の1本か2本へし折ってやるぜ。パクに突き出せば後は良いだけだからなぁ」

「ヤル気カ? コッチハ構ワナイゼ。タダシ……30対2ダガナ」

「何?」

「ノブナガ」

 今にもウチルに斬りかかりそうなノブナガだったが、マチが止めた。彼女は路地裏を見ると、人形が1体、こちらを窺うようにしていた。そして、他にも誰も座っていないテーブルや椅子の下、建物の屋根の上などに人形がいた。

「(このガキ……)」

 ノブナガは、ウチルの人形がこの周辺にいる事に対し、唇を噛み締める。

「コイツラハ皆、うちるノ友達ダゼ。うちるヲ傷ツケルナラ問答無用デてめーラヲ攻撃スル」

「ちぃっ!」

「分カッタナラ大人シクシテナ」

 ウチルを取り囲んでいるのは自分達だが、逆に自分達が彼女の人形に取り囲まれていた事に対し、ノブナガとマチは唇を噛み締める。念を込められてるとはいえ、2人なら人形を全滅させられる可能性は高い。が、そこにウチルと戦い、勝てたとしても消耗し切った自分達ではマフィアに捕まえられる可能性が出て来る。2人は、去って行く彼女の背中を黙って見ているしか出来なかった。


 その頃、ノストラード組の宿泊しているホテルでは、依頼主であるライト・ノストラードが到着し、事情を説明した。

「なるほど。おおよその事は分かった。部屋を替えたのは賢明だったな。さっき組の者が宿泊先で皆殺しにされてるって連絡があった」

 恐らくウボォーギンがクラピカを探しに組のホテルを虱潰しに探していたのだろう。

「幻影旅団と黙示録がプロハンターサイトを利用してるのは、まず間違いない。手を打つのが遅れれば娘に危害が及んでいたかもしれん。礼を言う……で、今後の事だが、まずネオンは家に帰す事にする。それで良いね? ネオン?」

 ノストラードは、不機嫌そうな娘にそう言い聞かせると、彼女も膨れっ面ながらも納得する。

「だってしょうがないもん。競売品が全部盗まれてオークションが中止になったんじゃ、此処にいる意味ないし……あ〜あ、行きたかったな〜」

「オークションは来年もあるさ。気を落とすな。それに、お前が欲しがっていたものは、必ずパパが盗賊から取り戻してみせる」

「ホント?」

「ああ、約束だ。パパがネオンとの約束を破った事があるかい?」

「守った事の方が少ないくせに〜」

「ははは! こりゃ一本、取られたな」

 殉職者が出たというのに、暢気な会話をする親子に、スクワラ、バショウ、ヴェーゼの3人は呆れ果てる。

「センリツとバショウと言ったかな?」

「「はっ」」

「今すぐネオンと侍女を連れて屋敷まで戻ってくれ。お前達も大男を拉致した時に顔を合わせているので完全に安全とはいえんが、ハンターサイトに顔写真まで載っている他の連中よりはマシだろう」

 カオルとヴェーゼはオークション会場でウボォーギン以外の敵と顔を合わせてしまっているので、2人より危険であると配慮しての事である。

「あの……」

「ん? 何だ?」

 その時、カヲルが挙手したのでノストラードは彼を見る。

「黙示録の中に我々と仕事を共にしていた者がいます」

「ああ、クラピカから連絡を受けている」

「もし、彼女が我々の情報を漏らしていたら、危険です。お嬢様は一刻も早くヨークシンから離し、我々も此処を引き上げた方がよろしいと思いますが?」

 ウチルもこのホテルの存在を知っているし、バショウやセンリツの顔も知っている。早い内に行動しないと危険だと、カヲルは進言するとノストラードは頷いた。

「確かにな。では、ネオンは早速、部屋に戻って仕度をしなさい」

「は〜い」

 ネオンが部屋から出ると、ノストラードはソファに座りなおし、煙草を咥えた。

「さて、それでは本題に入ろう。オークションは今夜から再開されるそうだ。場所も時間も同じだ。コミュニティーにしてみれば、相手が誰であろうがナメられるわけにはいかないんだろう。十老頭は、盗まれた2日分の品も必ず取り戻すと言っている」

「? 盗まれた?」

 確か競売品は陰獣が運び出したと聞いていたクラピカが疑問の声を上げると、ノストラードは驚愕の返答をした。

「陰獣は全員やられたらしい」

「「「「「「「!?」」」」」」」

「9人までは遺体を回収したそうだ。残る1人だが、競売品の運搬役をやってる梟って奴だが、恐らく旅団と黙示録に攫われたんだろう。念能力の怖さは十老頭も十分承知だ。自白させる能力の持ち主がいれば、拷問の必要すらないからな。梟が運び出した2日の分の競売品は奴らの手に渡ったものと見ている」

 陰獣全滅、と聞かされたが、あのウボォーギンの実力を目の当たりにすれば、信じられない話ではない。

「で、話を戻すが陰獣が全滅した事で、十老頭は敵の始末をプロに任せる事に依頼した」

「プロ?」

「俺達マフィアにとって殺しは威嚇の手段であって専門分野じゃない。ああいう連中が相手なら、専門家に任せた方が手っ取り早い」

 そこで十老頭は優秀な殺し屋を数人揃え、チームを編成したとノストラードは説明する。

「これで俺達が何もせずとも、そいつらが旅団と黙示録を潰してくれるだろう。だが、これはコミュニティーに名を売るチャンスだ。何も殺し屋連中だけに手柄をやる気はない。そこでだ、クラピカ……殺し屋のチームに参加して貰いたい」

 その言葉に、クラピカは大きく目を見開き、驚愕した。


「動いたぜ、どうする?」

 ウチルが去り、その後、動き出したノブナガとマチ。当初、ウチルを追いかけようとも考えたが、彼らも人形に気づき、追跡を取りやめた。

「何度も言うけど、戦って勝てる相手じゃないからな」

「何とかするさ……しなきゃなんねーだろ」

「うん。黙って帰る訳にはいかないもんね」

「ま、アタシとレイなら気付かれても逃げる隙を作るぐらいなら出来るっしょ」

「…………ええ」

 4人の意見に、キルアはフゥと息を吐いた。

「OK、じゃ、俺の言う事を良く聞いてくれ」

 5人は席を立ち、ノブナガ、マチの尾行を開始する段取りをキルアが説明する。

「尾行は俺、ゴン、アスカ、レイでやる。こっから先は絶対、奴らに姿を見られちゃいけないから、“絶”を使う」

 そうキルアが言うと、レオリオは、キルアが目の前にいるのに、その存在感が急に薄くなったような気になった。

「ゴン、アスカ、レイ、2つ約束を守れ。奴らに姿を見られたら尾行は即中止! 速やかに場を離れる事! それ以外にも俺がこれ以上追跡不可能と思ったら中止! いいな?」

「うん!」

「OK」

「了解」

「合図は携帯でやる。中止の場合はコール1回。だから通常の連絡はコール2回目で出る事。勿論、バイブ設定な。もし奴らがバラけたら女の方を追う! レオリオはゼパイルと連絡を取って、競売を担当してくれ」

「分かった」

「じゃ、行くぜ」

 4人は、店から出てノブナガとマチを追跡する。

 ゴンはレイと、キルアはアスカと組んで建物の屋上を伝って追跡する。

「今、ターゲットが広場を抜けて小道に入る」

<OK、確認。バレてなさそう?>

「大丈夫だ。“絶”を使ってなければ、滅多な事じゃ見つからないよ。でも奴ら、常に尾行を警戒してるから油断すんなよ」

 そう言い、キルアは携帯を切る。

「バレたら、とっくにアタシらやられてるわね」

「全くだ。こっちは奴等の変化を見極めんのに、なけなしの神経すり減らしてるっつーのに」

 ゴンの暢気さに呆れながらも、キルアはノブナガとマチを見る。

「(大丈夫、バレちゃいない。奴等が俺達の行動に気付けば、必ず行動の何処かに変化が生じる。どんなに隠そうとしても、どんな人間であろうと『ぎこちなさ』が仕種や顔に現れる)」

 無論、それらは蚊の命ほどの儚さで消え、並の経験や観察力じゃ見つけられない違和感である。キルアは大量の汗を掻き、2人を見る。

「(こちとら3つの時から、ずっと命懸けの『尾行ごっこ』させられていたんだ。その『ぎこちなさ』を見落とすような間抜けなマネだけは絶対にしない!)」

 緊張するキルアだったが、ポン、とアスカが肩に手を置いてきた。

「んなガチガチだったら“絶”してても意味ないでしょうが。ちょっとはリラックスしなさいよ。アタシやレイだって、あいつ等の違和感見落とすような事しないわよ」

「…………ああ、悪い」

 気を張り詰めていたキルアだったが、彼女の一言でフッと肩の力が抜け、再び2人を監視した。


「尾けられてる?」

「恐らく、としか言えねぇがな」

 ノブナガとマチも当然の事ながら、尾行には気付いていた。

「大した奴等だ。尻尾を掴ませねぇ。完璧な“絶”だ」

「かなりの使い手だね」

 2人はそのまま、尾行している人間を誘うかのように人気の無い場所へと移動する。原っぱのど真ん中に立ち、周りには廃墟が建っている。

「…………誘いに乗ってこないね」

「鎖野郎じゃないかもな」

「何で?」

「こいつらは複数だ。だが、鎖野郎は、恐らく単独で動いている」

「根拠は?」

「奴は、ノストラード組の人間な訳だろ。にも関わらず、ウボォーとは一対一で戦ってる節がある。何故なら、マフィア側に全く動きがねぇからな。組が関わってれば、生死を問わず、ウボォーはあらゆる手段で俺達への脅しに使われる。死んでれば顔の判別がつく程度に壊された生首の写真が、とっくに電脳ネット上で公開されてる筈。それがねーって事は、鎖野郎が1人でウボォーを倒し、しかも組に報告してねぇって事だ。組に養われてる奴が組みぬきで動いてる理由ってのは一体何だ? 多分、私怨だ」

「恐らくとか多分とか多くない?」

「うるせぇな。マフィアの後ろ盾抜きで復讐を考える奴が他の連中と組むのは考え辛い。故に鎖野郎は単独犯で、今俺達を張ってる奴等とは違う」

「何か穴がボコボコの理論だけど」

「じゃ、オメーはどう思うんだよ!?」

 さっきからケチばかり付けているマチに、ノブナガは語気を荒くする。

「ん〜、そうだねぇ。この追跡者も鎖野郎と関わりがあると思うけどね」

「勘かよ」

「勘だ」

 閃きだけの人間に、理論がどうとか言われたくないと、ノブナガは渋い表情を浮かべた。


「どう? キルア」

 一方、廃墟の中から4人は、それぞれノブナガとマチの動向を窺っていた。

<待ち合わせか……俺達を誘ってるか、どっちかだな>

「俺達を? まさか尾行がバレてんの?」

<五分五分だな。でも位置はバレてねーよ。誘いだとしたら、俺達が何処にいるか分かんないから、『姿を見せろ』って言いたいわけさ>

「どうする?」

<待ち合わせの可能性もある。動かず、様子を見よう>

「男の携帯が鳴ったわ」

「<!!>」

 レイがノブナガの携帯の着信音に気付くと、ゴンは身を竦ませる。

<ゴン! 一度、切るぞ。レイと注意して見てろ。奴等の顔や仕種に少しでも違和感感じたら、すぐ逃げるぞ。俺が携帯鳴らしたら、ソッコー脱出だ、いいな!>


「ノブナガだ」

<よぉ、フィンクスだ>

「おう、何だ?」

 仲間からの突然の電話にノブナガが不思議そうに尋ねる。

<どんな様子かと思ってな>

「今、尾行られてんだけどよ、襲ってこねーんだ。中々、位置がつかめねーし、長引きそうだ」

<それじゃ、いい情報教えようか?>

「? どーゆー事だ?」


 4人は、しばらくノブナガを見ていたが、やがて彼の視線が自分たちの方に向けられた。4人はゾッとなり、アスカ、レイは即座に構える。

「キルア! 逃げなさい!」

 キルアは即座に逃げようとしたが、思わず踏み止まった。部屋の入り口には、ジャージ姿のフィンクスが立っていた。

「くっ!」

 アスカはフィンクスに向かって駆け出すと、ヒュッと拳を放つが、簡単に受け止められる。が、一気に脚にオーラを集中させると、それにフィンクスは目を見開いて後ろに跳んだ。蹴りが空振りすると、そのまま回転し、アスカは石を拾って投げつける。フィンクスは素早い動きで石を避けると、アスカの蹴りが目前に迫る。が、フィンクスは体を低くし、避けると壁が崩れる。

「(今の避けた!?)」

 体術の差は余りにもあり過ぎ、アスカは表情を歪め、キルアも舌打ちした。

「よぉ、フィンクス」

「「!?」」

 その時、背後から声が聞こえて2人は振り返ると、ノブナガが窓から入って来た。

「何でオメーが此処にいる? 団長と一緒にお出掛けじゃなかったのか?」

「敵を騙すには、まず味方からだそうだ。お前達が普段通りに振舞えるようにな」

「か〜〜〜……また団長にしてやられたよ。“絶”の達人が多過ぎると思ったんだよなぁ」

「「(二重尾行!?)」」

 キルアとアスカは、自分達が標的を追跡していたと思っていたが、逆に標的の仲間に追跡されていた事に対し、唇を噛み締めた。

「さて、兄ちゃんに姉ちゃん。幾つか聞きてぇ事があるんだが……問1、何故、俺達を尾けた?」

「簡潔に述べよ」

 アスカは、2人に挟まれ、窓や入り口を使って逃げるのは無理だと考える。一度、床を蹴って部屋を壊して逃げようとしたが、如何せん、脚部にオーラを集中する必要があるので、バレてしまうので、諦めた。2人は、下手な嘘は逆効果と判断し、素直に答える。

「マフィアがあんた達に莫大な懸賞金をかけてるんだ」

「あんた達の居場所を教えただけで大金をくれるってサイトもあるわ」

「問2、尾行は誰に習った?」

「尾行ってゆうか“絶”っていう気配を消す技なんだ、念能力の。俺、プロのハンターを目指してるから」

「誰に習った?」

「心源流の師範代だよ」

「アタシは、独学よ」

「問3、鎖を使う念能力者を知ってるか?」

「鎖?」

 急に自分達と関係の無い質問に、キルアとアスカは眉を顰める。

「具現化系か操作系の使い手だ」

「お前の師匠ってのが右手にジャラジャラ鎖を束ねてるんじゃないのか?」

「知らないね。俺の師匠は強化系だし、それに教えて貰ったのは基本の四大行だけだ」

「アタシも知らないわね」

「そうか、知らねぇんじゃ、仕方ねぇ。んじゃ、最後の質問だ」

 ノブナガは、ボリボリと頭を掻くと指を2本立てた。

「今死ぬか、後で死ぬか……どっちがいい? 3秒以内に答えろ」

 殺気を込めた視線で睨んで来るノブナガに、キルアとアスカは戦慄した。


 一方、ゴンとレイはマチとパクノダに挟まれてしまっていた。

「坊や、お嬢さん。鎖野郎って知ってる?」

「え?」

「鎖を使う念能力者の事よ。アタシ達、探してるの。あんた達、そいつに頼まれてアタシ達のこと尾けてたんでしょ?」

 マチに説明され、ゴンとレイは顔を見合わせる。

「知らないよ」

「私達は自分達の意志であなた達を追ってたわ」

「…………どう?」

「そうね〜……とぼけてんなら大した嘘つきだわ。調べようか?」

 そうパクノダが言って、2人に近づこうとすると、不意に彼女の携帯が鳴った。それを見て、ゴンが脚部に力を入れようとすると、一瞬でマチが彼の背後に回りこみ、両肩を押さえた。

「無駄よ。下手なマネしないで」

「(速い!?)」

 ライターに手をかけそうになっていたレイも、マチのスピードに驚愕し、硬直する。

「はい、ええ……分かったわ。今、行く」

 パクノダは一言二言話すと、ゴンとレイに言った。

「坊や、お嬢さん。お友達は大人しく捕まったわよ」

「「!?」」

 ゴンとレイは驚愕したが、2人が捕まった事を聞かされ、自分達も抵抗せず、素直に捕まった。


「はい、差し入れ」

「お、サンキュ」

 街外れの廃墟から少し離れた廃ビルの屋上で、カジは望遠鏡を覗いていると、後ろからミサトがビールを差し出されて顔を上げる。

「どう?」

「あの廃ビルをアジトにしてるのは間違いないな。屋上にいる」

 そう言い、望遠鏡を覗くように言うと、ミサトは望遠鏡で廃ビルを見る。すると、屋上には10歳ぐらいの少年が、座り込んで卵に手を当てていた。卵の大きさは尋常ではなく、5メートルぐらいある。

「な、何アレ!?」

「さぁな。だが、さっきよりも大きくなってやがる。あの子供は俺ら追って来た奴だろ?」

「ええ。蟲を具現化してたけど……って、まさか!?」

 あの卵から孵化した蟲を想像し、ミサトは冷や汗を浮かべる。カジにしても、想像したくないようで苦笑いを浮かべている。

「早いとこ叩かないとヤバいわね……」

「だが、ずっと監視してたが、何人かの出入りは認められたが、ボスらしい奴等が出入りした気配は無かったな」

「つまり黙示録、幻影旅団のボスを含めて、今もあそこにいるって事か。アタシらだけで乗り込むのは無茶ね」

 買って来たつまみのピーナッツを食べながら、ミサトが言うと、彼女はふと一台の車が廃ビルの前で停まったのを見つけた。

「車? あれも幻影旅団と黙示録かしら」

「どれ」

 ミサトに代わって望遠鏡を覗くカジ。

「…………子供?」

 車から降りて来たのは大人に混じった少年と少女達だった。


「アジトへようこそ」

 廃ビル郡に連れて来られたゴン、キルア、アスカ、レイの4人。パクノダは、そう言って、扉を開ける。

「「「「!」」」」

 部屋の中には、18人の男女がいた。

「(おや?)」

「(うわちゃ〜)」

「(あ♪)」

「(知らんぷり)」

 その中で、シフ、ライテイ、アクア、ヒソカの4人は表情こそ変えなかったが、4人を見て反応した。

「(ヒソカの奴、やっぱりクモの一員だったのか……それにアクアとあのシフって奴も……まぁ、あいつ等はゴンやアスカ達のこと気に入ってるから何とかしてくれる筈……知らんぷり)」

「(下手に知り合いと知られて騒がれるのは面倒……知らんぷり)」

「あ!!」

「うげ!?」

 キルアとレイも即座に他人のフリを決め込むが、ゴンとアスカが同時に声を上げてしまった。

「(アホ!)」

「(無様ね)」

「何だ? 顔見知りでもいるのか?」

 ノブナガが不思議そうに質問すると、キルアが「あ〜、いや」と口篭らせる。そこでキルアは、ふと本を読んでいるシズクに気が付いた。

「あ! あの時の女!!」

「?」

「何だ? シズクの知り合いか?」

「ううん、全然」

「ああ、思い出した。腕相撲してた子供ね」

 首を横に振るシズクに代わり、その時、彼女と一緒に行動をしていたフェイタンが思い出す。

「何だっけそれ?」

「お前、一昨日、あの子供と腕相撲して負けただろ?」

「無理ね。シズクは一度忘れたこと思い出さない」

「嘘だよ。いくら私でも子供には負けないよ」

「いや、その時、お前右手でやったから」

「何で? 私、左利きだよ」

「……いや、いい。俺の勘違いだった」

 フランクリンも何を言っても無駄だと悟り、そういう事にしておいた。

「ほぉ、オメー、シズクとやって勝ったのか」

「う、うん」

「良し、俺と勝負だ」

 感心した様子のノブナガは、急に髪を纏めてゴンに言った。

「ちょっと待ったぁ!!」

 その時、突然、アクアが声を上げ、全員が彼女へと視線を向ける。

「そっちの女の子2人、私らの部屋に連れてくわ」

「何のつもりだ?」

「ちょっとね〜」

 意味あり気な笑みを浮かべるアクアを、ノブナガが睨みつける。アクアはチラッとマインドに視線を送る。

「(あの2人、マスターの言ってた娘達よ)」

「!?」

「(あの娘達は私達で……ね?)」

 マインドに念話で語りかけ、アクアはウインクする。マインドは頷くと、先程のアクアの話を他の黙示録のメンバーに念話で話す。シフとライテイは、驚いた様子でアスカ、レイを見ると不意にゾロゾロと部屋から出て行った。

「ほれほれ、嬢ちゃん達。俺らは俺らで楽しんじゃおうぜ」

 ポン、とライテイがアスカとレイの肩に手を回して、笑顔を浮かべて言った。が、アクアは以前、ライテイのした事を忘れてないのか、ギロリ、と彼を睨みつけた。

「じゃ、旅団の諸君。そっちは、そっちで取り調べよろしく」

 マインドはシュタッと手を上げると、最後に部屋を出て行った。


「へぇ……この子達がね〜」

 黙示録が使っている部屋に着くと、ウィップはジロジロ、とアスカとレイを値踏みするように見て来る。目の前にオカマの顔が近付けられ、2人は渋い顔になる。

「マスターが良く話してた奴か……ふ〜ん、アタシのイメージとは違うな」

「マギ、人を見かけて判断してはいけません。彼女達は、これでも強い意志と力を兼ね備えた方達ですよ」

「ん? シフの旦那、このお嬢さんら知ってんのかい?」

「ええ、天空闘技場で少々。お久し振りですね、アスカさん、レイさん。あ、何か飲みます? ジュース、紅茶、コーヒー、お酒もありますよ?」

 何故か丁寧にもてなすシフにアスカとレイは呆気に取られてしまうが、黙示録の面子は、勝手に話を進める。

「それじゃあ、自己紹介でもしますかね。俺はイスラーム」

 ギターを鳴らし、イスラームは2人に笑いかける。

「よろしく、麗しいお嬢さん達」

「私はユーテラス。普段は小学校で教鞭を執ってるの。よろしく、可愛らしいお客様」

「アタシはマギ! 黙示録一の頭脳! 尊敬の眼差しを向けてくれても構わないよ!」

「俺ぁスカイ。マスターの言ってたのが、こんな可愛らしい小娘だったとは驚きだぜ」

「私はロザリー。薔薇のような高貴さと美しさ、そして魅惑を兼ね備えた女よ」

「本名はウィップでただのオカマだけど」

「うっさいわよ!!」

 余計な事を付け加えるアクアに、ウィップが怒鳴る。

「私はマインド……君達と会うのを楽しみにしていたよ」

「あの時は名乗れなかったな。俺はライテイだ。よろしく」

「「……………」」

「こら! レインもミストも、ちゃんと自己紹介しろ!」

 黙って突っ立っているレインとミストの頭に手を置いてライテイが言うと、2人とも名前だけ言った。

「他にマルクトとウチルってのがいるんだけど、2人とも別件でいないからね」

 アクアとシフは既に知っているので挨拶はしなかった。そこで、今まで黙っていたレイが口を開いた。

「彼は……何処?」

「…………マスターかい?」

「そうよ! あのバカ、今何処にいんのよ!?」

「テメー! マスターの悪口言うんじゃねぇ!!」

 アスカの言葉にキレたマギが飛び掛ろうとするが、後ろからライテイが「まぁまぁ」と羽交い絞めにして止める。

「マスターは生憎、出掛けられております」

「出掛けてる?」

「はい」

「何処!?」

「それは我々も……」

 どうやら黙示録のメンバーにも詳しい場所は知らされていないようで、アスカは舌打ちする。

「こちらもリキという大変、強い仲間が死んで色々と予定が狂ってしまって……」

 ヤレヤレ、とシフが首を横に振ると、アスカとレイはハッとなる。その反応を見逃さなかったアクアは、ニヤッと笑みを浮かべて言った。

「ひょっとして……リキは貴女達がやったの?」

 その言葉に黙示録内に緊張が走り、先程までの穏やかな雰囲気が一変した。アスカは、その空気に気圧されそうになりながらも言葉を搾り出す。

「だったら……何よ?」

「「っ!」」

 それを聞いて、マギ、そしてスカイが一歩、踏み出そうとするとライテイがマギを、レインとイスラームがスカイの前に立って止めた。

「どけ」

 スカイが険しい表情で、レインとイスラームを睨んで言った。

「待て、スカイ」

「待て? 何がだ?」

「このお嬢さん達をぶっ殺すのをだ」

「断る。どけ」

 体中から突き刺すようなオーラを発するスカイに対し、イスラームも同じようにオーラを発する。

「他の人間なら、ぶっ殺して終いだが、このお嬢さん達は別だ」

「何が? こいつ等に対してマスターは何も言ってねぇだろうが。何、遠慮する事があんだ? どけ!」

「ライテイ、テメーもどけ! じゃなきゃ、アタシがアンタをぶっ殺してでも……」

「バカたれ。リキの仇討ちたいお前が、俺を殺しちゃ本末転倒だろうが」

 一方、殺気を丸出しにするマギに対し、ライテイは呆れ口調で制する。

「イス、レイン、本気でこの小娘ども庇い立てする気か?」

「言っとくが、俺様は常に可愛い女の子の味方だ。それに、この娘らを此処で殺すのは、な〜んか気乗りしねーのよ」

「人間は、いつか死ぬ……遅かれ早かれ。俺達に出来るのは、弔ってやるだけだ」

 レインのその言葉に、ミストは人知れずギリッと唇を噛み締めた。

「はっ! 奇麗事並べんな! 仲間殺した奴らが目の前にいる! そいつらぶっ殺すのは当然だろうが!」

「俺達がどれだけの人間を殺して来てる?」

 ギロッとレインがスカイを睨み返すように言うと、それにはスカイも言葉を詰まらせた。

 パンパン!!

 緊迫する空気だったが、突然、マインドが手を叩いた。

「はいはい、5人ともそこまで。スカイもマギも、とりあえず落ち着いて」

「バッキャロー! これが落ち着かずにいられるか!」

「リキだって、自分が死んで仲間内で殺し合いするのを望んでないと思うよ」

 呆れた口調でマインドがそう言うと、マギとスカイは押し黙った。

「悪いね、君達。今日は帰って貰えるかい? 流石に居辛いだろう」

「でも……」

「ヨークシンにいれば、いずれマスターにも会える。ま、あの人の事だから、割と騒ぎのある場所に行けば会えるよ」

「って、待ちなさいよ。ゴンとキルアが旅団に捕まったまんまじゃない!」

「安心しなさい。あの子達なら旅団の用が終われば、無事に帰してあげるわよ」

 そこへ、アクアが腰に手を当てて笑みを浮かべながら言って来た。が、アスカもレイも信用ならない目でアクアを見る。

「いやん、そんな目で見ちゃって。私ってば、約束はちゃんと守るわよ」

「……本当でしょうね」

「勿論。それに生きて帰して上げるんだし、此処は素直に引き下がった方が得だと思うけど?」

 そう言われ、アスカとレイは互いに目配せする。確かに、此処で黙示録のメンバーと戦っても死ぬだけだ。

「ゴンとキルア……ちゃんと無事に帰してよ」

「分かってる。任せときなさい」

 ニコッと笑顔を浮かべるアクアに、此処は信用する事しか出来ず、アスカとレイは出て行った。

「くそ! 気分悪ぃ!」

 2人が出て行くと、スカイが床を蹴って吐き捨て、何処かへ行った。それを見送り、嘆息したマインドがアクアに尋ねた。

「いいの、アクア? あんな約束して」

「ゴン君もキルア君も結構、縁があるからね〜。付き合い薄い旅団よりは、気に入ってるわよ」


「アイツ……あんな人達を集めてテロリストやってんのね」

 廃ビルから去って行くアスカは、チラッと振り返り感慨深げに呟いた。

「何考えて、こんな事やってんのかしら……」

「…………」

「あの気弱で、自分に自信の無かったアイツがテロリストなんて……今でも信じられないわ」

「でも事実……」

「分かってるわよ。でも納得出来ないでしょ、アンタも? アタシとアンタとカヲルが本当に会いたいのは……」

 今の彼ではなく、昔の彼。そう言おうとしたが、アスカは口篭る。

「アスカ……もう私達は昔には戻れない。今も、これからも」

「……………」

 憂鬱な表情を浮かべ、歩く2人の前にフッと影が現れた。誰かと思い、顔を上げる2人は目を見開いて驚愕した。

「や」

「あなた達、ちょ〜っち、お姉さん達に付き合ってくんない?」

 忘れられない顔。そして声。アスカとレイは硬直し、震える声で言った。

「ミサト……カジ……さん」


 〜後書き〜
 更新遅れて申し訳ありません。最近、PCの調子がおかしいので、ネットカフェなどでコツコツと仕上げました。


 〜レス返し〜

 夢識様
 はい、マトリエルが来た時の奴です。
 リツコは一度、精製した薬はいつでも具現化できます。過去、ミサトのお仕置き用に作ったやつです。


 ショッカーの手下様
 地味だけど、アオバってギターが趣味でしたっけね〜、そういえば。
 アスカ、ゴン、レオリオが自然な表情を装えないのに対し、レイは常に無表情です。貧乏姉弟は、私も好きです。


 髑髏の甲冑様
 すいません、元ネタ両方とも知りません。両方とも、即興で思いついただけです。
 今回、アスカ、レイがナーヴ組と接触! さぁ、果たしてヨークシン編では、誰が死亡するのだろうか!?
 マギもですが、スカイもキレました。ですが、他のメンバーに説得され、とりあえず事態は沈静です。
 そうですね〜……細胞というか分子や原子レベルでの融合ですかね。ユーテラスの能力は詳細を発表してませんが、彼女が武器として認識し、その構造を理解する必要があります。ナイフや銃のような単純な武器は簡単ですが、ミサイルとか戦車、戦闘機なんかは構造を理解するのに苦労します。


 エセマスク様
 伊達に胡散臭いオッサンのお気に入りだったわけじゃありません!(関係ないですけど)
 黙示録は、かなり仲間を思いやる気持ちが強いです。リキは家族と思ってましたし、マギは何と思ってるんでしょう? アクアとマルクトは微妙です。
 肉体を強化する強化系なんかは、特に危険です。ある意味、ウボォーにとっては、天敵だったかもしれません。上記でも説明しましたが、武器の構造を理解する必要があります。まぁ、理解と言っても、共通するのは、その武器の種類(銃なら○○社製など)刃物なら長さや重さ、銃なら弾薬数、戦車や戦闘機はもっと複雑です。人間なら、身長、体重、念の系統ってところです。その辺は曖昧なんです。


 デコイ様
 はい、シンジはビスケと同じように、常時、“纏”を使って若い体でいます。それだけじゃありませんけど。
 ウチル、ノブナガとマチに接触しながらも、意外とすんなり2人を避けました。抱いてる人形は1体ですが、常に彼女の周囲には、人形が隠れています。

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