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▽レス始

「退屈シンドローム 第13話(涼宮ハルヒの憂鬱+ドラえもん)」

グルミナ (2006-10-07 22:42/2006-10-07 22:44)
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 転校生がやって来た。転校生だという理由だけで休み時間になる度にハルヒから尋問と言う名の尋問としか呼べないような尋問を受け続け、転校生だという理由だけで放課後はハルヒに問答無用で拉致され、転校生だという理由だけでこの謎の集団に有無を言わさず入団させられるという、転校早々に早速トラウマの一つや二つは軽く抱いて溺死していても別に不思議でない程に災難続きな転校生が。

 そんな感じで、まだ顔も見ぬ転校生への僕の認識は同情八割憐憫二割と言った感じだったのだが、

「一年九組に本日やって来た即戦力の転校生、その名も、」

「古泉一樹です。……よろしく」

 ハルヒに促されるように部室に現れたアイドル系超能力者の顔を見た次の瞬間には、その認識は跡形も無く崩れ去っていた。

「ここ、SOS団。あたしが団長の涼宮ハルヒ。そこの三人は団員その一とその二とその三、ちなみにその四は今日は欠席。あなたは五番目になるわね。皆、仲良くやりましょう!」

「そんな紹介ならされない方が遥かにマシだ。解ったのはお前と転校生の名前だけじゃないか」

 これ以上無い程に的確なツッコミを入れるキョンにハルヒは一瞬眉を寄せ、

「それもそうね、団長として迂闊だったわ」

 あっさりと自分の失敗を認めてしまった。明日は雨か?

「まず、そこの冴えないのがキョンね。こっちの眼鏡を掛けたのが有希で、そっちの眼鏡を掛けたのがのび太。それと今はいないけど、みくるちゃんっていう可愛い娘もいるわ」

 名前を呼びながら順番に僕達を指差して、ハルヒは全てを終えた顔をした。大変だキョン、結局手抜きのまま完結してしまった。

「入るのは別に良いんですが、ここは何をするクラブなんですか?」

 古泉は落ち着いた笑みを浮かべたまま僕達を見渡し、ある意味当然と言うべき一言を口にする。

「よくぞ訊いてくれたわ!」

 古泉の問いにハルヒは猫じゃらしを差し出された猫のような顔で歓声を上げ、

「でもまだ秘密。全員揃った時に言いたいから」

 そんな問題外発言をのたまったのだった。ハルヒ、そんな事言って実は何も考えてませんでしたとか、そんな事は無いよね?

「ふむ……」

 古泉は笑顔のまま寄せるという器用な表情を浮かべ、何やら思案するように黙り込んだ。当たり前だ。いきなりこんな正体不明詳細不透明な謎の集団に入れと言われてYesと即答出来る奴などいる筈が無い。

「解りました。入りましょう。今後とも、どうぞよろしく」

 ……どうやらここに一人いたらしい。

「流石は涼宮さんですね」

 意味不明な事を言いながら訳知り顔で一人頷き、古泉は白い歯を見せて微笑んだ。リアクションに困った僕はまず自分の役割を全てやり遂げたような顔で立っているハルヒを見て、続いて液体ヘリウムのような眼で新入部員を無言で見つめる自称人型パソコン長門有希に視線を移し、色々と言いたそうな顔で黙り込んでいるキョンは無視して最後に僕自身の人間性をふと省みて、一言。

「……類は友を呼ぶ、か」

「待て野比。それは流石に聞き捨てならん」


 学校を案内してあげると言ってハルヒが古泉を連れ出し、部室には再び僕とキョン、そして長門の三人が残された。長門はいつの間にか定位置に戻ってハードカバーの攻略を再開し、キョンはキョンでオセロに飽きたのか帰り支度を始めている。そして僕はと言えば、鞄から取り出したラヴクラフトの続きを今まさに読み始めようとしている所だった。今更だが、一体僕達は何の為にここにいるのだろうか。

「じゃあな」

 そう言ってキョンが鞄片手に部室を出ようとしたその時、

「本読んだ?」

 顔を上げた長門が、暗闇色の瞳でキョンを見ていた。

 本。僕ではなくキョンを見ていると言う事は、それは昨日長門がキョンを撲殺しかけた時に凶器として使用した異様に厚いハードカバーの事だろうか。確かあの後キョンに押し付けていた気がするが、自分を殺しかけたモノの内側を読み解くというのは一体どんな心地がするのだろうか。

 そんなどうでも良い事を思考している僕の横で、同じような結論に至ったらしいキョンが同じような事を尋ねて長門の肯定を貰っていた。

「いや、まだだけど。……返した方が良いか?」

「返さなくて良い」

 どうでも良い事だが長門の科白はいつも端的だ、一文節で収まってしまう。人間ではないからと本人は言うかもしれないが、同じ人型パソコンだと言う朝倉があれだけ喋っているのだから言い訳にはならないだろう。

「今日読んで。帰ったらすぐ」

「……解ったよ」

 何やら釈然としないという表情を浮かべたキョンの返答に、長門は用は済んだとばかりにまた自分の読書に戻った。首を傾げながら今度こそ部室を出て行くキョンを見送り、僕もまた手元の本に視線を落とす。閑散とした文芸部室にページを捲る音だけが響く中、僕の意識はゆっくりとまどろみの深淵に堕ちていく。読み終えたページ数は三ページ、昨日よりは多少は進歩しているのではないだろうか。

 鉛のように重い瞼の裏で何か大切な事を忘れているような気がしたが、それが何かを思い出す前に僕の意識は完全に闇に沈んだ。


 その後、第一回チキチキ校内散策ツアー転校生といっしょ編(僕命名)から帰還したハルヒに文字通り問答無用で叩き起こされたのは言うまでも無い。


 ● ● ●


 翌日。週休二日制が全国に普及して最早世間の常識となって久しいというのにこの北校ではご苦労にも休日特別補習授業が実施され、一応補習と銘打ってはいるがその実態は普通に通常授業という荒技のおかげで僕達北校生徒は土曜日だと言うのに登校と言う名の早朝強制ハイキングコースを心行くまで満喫する羽目になっていた。ゆとり教育のしわ寄せか進学校を気取る教師陣の見栄かは知らないが、どちらにしても迷惑極まりない話である。

「午前中だけって事が、せめてもの救いかなぁ……」

 溜め息混じりに独り言ちながら延々と続く坂道をひたすら登っていた僕は、視界の端に見知った栗色の髪を見つけてふと足を止めた。バニー騒動のトラウマか何かで昨日学校を休んでいた朝比奈先輩が、他の生徒に混じって坂道を登っている。

「あ、野比くん。おはようございます」

 朝比奈先輩も僕に気付いたらしく、陰り一つ無い微笑みを浮かべて手を振ってきた。

「もう大丈夫なんですか?」

「はい、もう吹っ切れました。放課後は部室の方にも顔を出そうかなって思ってます」

 問い掛ける僕に、朝比奈先輩は燃え尽きる寸前の蝋燭のように明るい笑みで応えた。本当に大丈夫なのか、この人。

「……本当に、もう大丈夫なんですか?」

「はい、本当にもう大丈夫です。バニーだろうがセクハラだろうが……、」

 再度尋ねる僕に朝比奈先輩は不自然な位弾んだ声で微笑み、

「ーーあのあのあの涼宮さん今度はナニをする気なんですかやめて揉まないで剥かないでぇっ!!」

 滅びの呪文を唱えられた某天空の城のような勢いで崩れ落ちた。というか、壊れた。

「……相当根が深いな、こりゃ」

 自分の両肩を抱いてカタカタと震えながらしゃがみ込んでしまった朝比奈先輩のトラウマ具合に、僕は大きく嘆息を零した。呆れるような目で一瞬僕達を一瞥し、そして何事も無かったように黙々と坂道を登っていく周囲の反応が何気に堪える。遂にノーリアクションになったか。

「朝比奈せんぱーい?」

 放って置いても埒が明きそうにないので、取り敢えず呼び掛けてみた。

「……」

 返事は無い。

「あーさーひーなーせんぱーい?」

「……」

 返事が無い。まるでしかばねのようだ。

 僕は物言わぬ朝比奈先輩に再度溜め息を零し、取り敢えず強行手段に走る事にした。鳴かぬなら、何とかしましょう、ほととぎす。……あれ、字余り?

 手刀の形で右手を振り上げ、朝比奈先輩の首筋に狙いを定める。進路クリアー、ターゲットロックオン。昔からこうすればちょっと位のものならば直ってくれる、右斜め45°が成功の秘訣だ。

 そして僕が絶妙な角度とタイミングで手刀を振り下ろそうとしたその時、

「ちょいとっ少年、おイタはダメにょろよっ!」

 気風の良い誰かの声と共に、白い腕が僕の右手を掴み取った。そのままぐいと捻り上げられ、右腕の関節が嫌な音を立てる。痛い。

「みくるファン倶楽部の子かいっ? いきなりは良くないなぁっ。ごらん、うちのみくるがすっかり怯えてるよっ」

 いや朝比奈先輩がこんな調子なのは単にトラウマってるだけで全然全く僕のせいではありません、などと大いに反論したい僕ではあったが、捻られた右腕の関節が悲鳴と言うか絶叫を上げていてそれどころでは無かい。仕方無しに取り敢えず謎の刺客の顔だけでも拝んでおこうと首を回してみたら、二年生らしき髪の長い女子生徒と目が合った。その顔は笑っていたが、眼は全然笑っていない。思わず視線を逸らした僕を一体誰が責められようか。

「あれぇ? 僕ちんはもしかして火曜日にみくるを引き抜いてったメガネ君じゃないかいっ?」

「違います。」

 僕の顔を見るなり意外そうに目を瞬かせる謎の刺客もとい髪の長い先輩の言葉に、僕は間髪入れずに即答した。朝比奈先輩の拉致騒動を知っている事からどうやら書道部在籍の人らしいが、この話題を振るのは何やら非常に嫌な予感がすると僕の第七感辺りが敬称を鳴らしている。初対面だけど。それに朝比奈先輩を無理矢理入部させたのは僕じゃなくてハルヒの方であって、僕はただ見てただけ。うん、嘘は言っていない。

「またまたぁ! あたしもあの時部室にいたんだよっ。ハルにゃんのトコから帰って来たみくるがいきなり書道部辞めるなんて言い出してさっ、これはメガネ君と何かあったなと勘繰らない方がおかしいってもんだよっ」

 勘繰らないで下さい。というか何故ハルヒからいきなり僕にワープしてるのか、まずそこから説明して頂きたいものですよ僕は。などと正直に胸の内を吐き出してみたら、右腕を捻る強さが更に強くなった。関節の上げる絶叫が断末魔のそれに変わり、死ぬ程痛い。

 再び先輩と目が合った。その顔は笑っていたが、眼も愉快そうに笑っている。ヤバい、楽しんでるよこの人。サドか、サドなのか。いやこの清々しいとしか言い様の無い笑みは寧ろ目の前の獲物をからかう事に一生懸命で対象の片腕に関節技を極めてる事などどうでも良いと言うか寧ろすっかり忘れてると言う感じの顔だ。それにしても僕の右腕は疫病神にでも取り憑かれているのだろうか。月曜日に爪が掌に食い込んだかと思えば木曜日には打撲を負った挙げ句更には土曜日こと今日は通学中に関節技を極められている。と言う感じで笑ってしまいたくなる程に不幸続きな我が右腕に、どうか神の祝福あれ。

 などと現実逃避に走る僕の意識を他所に右腕を襲う激痛は遂に骨にまでその猛威を振るい始め、長生きし過ぎた巨木が自重に耐え切れずに崩壊を始めたような音を立て始めていた。ヤバい、折れる。というか砕ける。

「怪しいなぁ。みくる、本当の所はどうなんだいっ?」

 僕への尋問は意味を成さないと考えたのか、先輩は依然として沈黙を保ち続けている朝比奈先輩へと標的を変えた。僕の右腕を掴んだまま。そして一方の朝比奈先輩はと言えば、依然として丘に上がった人魚姫のように沈黙を貫いている。

「みくる?」

 朝比奈先輩の様子に髪の長い先輩は怪訝そうな顔で再度呼び掛けてみるが、

「……」

 返事は無い。

「みーくーるーっ?」

「……」

 返事が無い。まるでしかばねのようだ。

 髪の長い先輩は物言わぬ朝比奈先輩に困ったように頭を掻き、

「てりゃっ」

「ひゃう!?」

 いきなり朝比奈先輩の首筋目掛けて右斜め45°から手刀を振り下ろした。取り敢えず強行手段に走る事にしたらしい。

 ……って、ちょっと待て。いきなり何やってやがるんですかあんたは。

「あっはっは、昔からこうすればちょっと位のものならば直ってくれるものなんだよっ、右斜め45°が成功の秘訣だっ」

 最後の力を振り絞りジト目を向ける僕に、髪の長い先輩はそう言って快活に笑って誤魔化した。僕の右腕に掛けた関節技を解きながら。忘れずにいてくれた事は取り敢えず助かったが、この人はもう何が何やら訳が解らない。というか、考えたくもない。

「あ、鶴屋さん」

 漸く現実への帰還を果たした朝比奈先輩の一言により、髪の長い先輩の名前が遂に判明した。どうやらこの人は鶴屋というらしい。

「やぁ、みくるっ。早速なんだけどこのメガネ君とは本当の所どんな関係なんだいっ?」

 朝比奈先輩が復活した途端に直球で訊く鶴屋先輩。朝比奈先輩はまるで眠っていない眠りの名探偵に何故かいきなり犯人扱いされた刑事のような顔で返答に困っている。

「えと……。今の部活の後輩、ですね」

 数秒程悩んだ末に朝比奈先輩が出した答えは、そんな無難で当たり障りの無いものだった。まぁ、それが一番妥当でしょうね。

「……ふーん」

 鶴屋先輩は何かを含んだような眼で朝比奈先輩と僕とを交互に見遣り、

「そっか。じゃあ今日はそう言う事にしといてあげるさっ」

 そう言ってあっさりと引き下がった。この僕の時とは天と地程もある扱いの違いは何だろう。

「お邪魔虫はとっとと退散するさっ。少年、しっかり青春しときなよっ」
 そう言って鶴屋先輩は海軍式の敬礼でもするようにシュタッと右手を垂直に立て、全国を狙えそうな健脚で坂道を爆走していった。何がしたかったんだろう、あの人は。

「……結局誰だったんですか、あの人は?」

 取り敢えず、隣で呆然としている朝比奈先輩に訊いてみた。

「お友達の鶴屋さんです。一年の頃から同じクラスで、私の最初のお友達です」

 僕の問いに朝比奈先輩はまるで宝物を自慢するような顔で答えてくれた。最初のお友達云々は少し気になるが、本人がそう言うならそういう事にしておこう。

 人の姿の消えた坂道の中腹で、僕は何となく息を吐いた。遮蔽物無しで下の街を一望出来るこの場所から見る景色はそれなりに見晴らしが良く、通学路として毎日登らなければならないという点さえ除けばたまには足を運んでも良いと思いたくなる。特に今のように周りに人がいない状況ならば尚更だ。

 そう、周りに人の姿の無い、今のような時には……。

「……って、今何時だよ?」

 自問しながら僕はブレザーのポケットから携帯電話を取り出し、液晶画面の端で控えめに点滅するデジタル式の時刻表示を見て不覚にも固まってしまった。

「どうかしたんですか?」

 僕の様子を怪訝に思ったのか、朝比奈先輩が横から画面を覗き込み、そして僕と同様に音を立てて石化した。時計に表示された時刻は八時二十分、ホームルーム開始五分前である。

「ち、遅刻だぁぁぁっ!!」

 日頃の慣れのおかげで逸早く我に返った僕は、未だ思考を停止させている朝比奈先輩の手を引いて坂道を駆け上がり始めた。朝比奈先輩が困惑したように何か言っているが、時間が無いので取り敢えず無視。この瞬間、僕は確かに風になった。


 ……そして結局、健闘空しく二人揃って遅刻してしまった事は今更言うまでも無い事だと思う。


ーーーあとがきーーー
 旋回の宇宙人会談が思わぬ好反響でちょっとビックリなグルミナです。『退屈シンドローム』第13話をお届けします。ギャグ主体に走ったので前話とのギャップで色々と反応が怖いです。
 今回は未来人編前編です。第10話ラストの描写と微妙に食い違っていますが、まだ朝比奈先輩が部室に行っていない段階では開き直りきれていなかったと思って納得しておいて下さい。本番に強い人なんですよ、きっと。
 今回鶴屋先輩を登場させてみましたが、キャラが掴み切れずに何やら別人みたいになってしまったと自己嫌悪中です。その内該当のシーンを大幅に書き直すかもしれません。
 そして実は今回一番書きたかったのは「類は友を呼ぶ」発言、遠からず朝比奈先輩相手にもボソッと言って困らせてるシーンを書きたいものです。

>kouさん
 誤字指摘ありがとうございます、該当箇所は修正しておきました。
 宇宙会談ではこのssの世界館の核心付近を穿ってみたのですが、正直どこまで書こうか迷った箇所でもあります。
 のび太の記憶と朝倉の情報との相違がとその往く末が、今後の鍵の一つとなっている事は規定事項です。
 のび太がキョンのところで解っていない理由は、猫型タヌキが消えたので無意識の内に時空移動という選択肢を除外しているからです。ちなみに朝比奈先輩未来人説はキョン撲殺未遂事件やらバニー騒動やら転校生やらで頭が一杯になっててすっかり忘れてます。それにのび太が出会った『キョン』は実はキョンではないという点もあるのですがこれ以上は禁則です。
 のび太にとってキョンの達位置は大長編のゲストキャラと言うよりも、どちらかと言えばジャイアン達に誓いものがあります。前者は喩えるならば旅行先でできた現地の友人という感じですが、後者は掛け替えの無い日常の一部なので喪失の恐怖は一入なのです。それにのび太は基本的に人から嫌われる事には慣れてなさそうですしね。

>おのけんさん
 安心して下さい、書いてるこちらも途中から混乱しかけましたから。(ヲイ
 のび太の直感が発動しなかったのはKouさんへのレスに書いてある通りです。原作でも基本的に一度思い込むとそのままどこまでも突っ走るという母親譲りの性格の持ち主らしいですし。

>rinさん
 銀河系の知的宇宙人からの技術提供ですか、それは知りませんでした。今後の執筆の参考にしたいので詳細を教えて欲しいのですが……。
 青ダヌキが嘘を吐いていたのかどうかは今は秘密です。しかしその辺りの辻褄合わせは作中でやっていきたいと考えています。
 のび太の平和ボケ具合は、……まぁ見ての通りです。

>砂糖菓子さん
 キーパーソンは揃いましたが、のび太はまだ全てのピースを集めた訳ではありません。キョンも現段階で一つだけですし。二人の主人公が全てのピースを集め切った時に初めて、このssは本当の意味で物語を始めます。
 猫型タヌキは情報統合思念体にとってもアンノウン扱いです。その理由を含めて当方独自の解釈の上でドラ世界を拡げていきたいとおもっております。
 メ○沢氏は一番の理不尽でしょうね。ネタですけど。
 長門の描写での情熱云々は、……ノーコメントで。

>meoさん
 ドラ焼きのシーンがここまで人気があるとは思っても見ませんでした。そして長門は着々と天然キャラの地位を確立しつつあります。
 のび太やタヌキは今やある意味全宇宙の英雄ですからね。どこに言ってもその名前は出て来ると思います。
 練馬残留組に張り付いている人型パソコンは、……一瞬出木杉の正体とかベタな事を考えてしまった当方は負け組です。

>シスさん
 えーと、これはどうコメントすれば……?

>佳代さん
 お久しぶりです。
 宇宙組にとっては「妹」やセワシについてもアンノウン状態ですね。ただ未来組(朝比奈先輩(大))に関しては多少の情報は持っているという設定にしています。そこらへんの詳細は詳しくはまだ禁則ですけど。
 長門の目はきっと輝いていたでしょう。ドラ焼き好きに悪いヤツはいないんですから。

HEY2さん
 宇宙組解説の要約は大方それで合っています。最後のドラ焼き運人は保留ですけど。
 キョンサイドの前にのび太の未来組との第一次接近接触を済ませます。尤も原作を読まれているのならば解る事ですが、この時点で長門のキョンへの接触は終わっています。のび太視点なので書けないのが残念ですが。

>PONさん
 はじめまして、読んで下さってありがとうございます。
 いえいえ、ワルなんて所詮本人が粋がって名乗ってるだけですよ。やはりヤンキーという学名で呼んで差し上げなければw

>無虚さん
 はじめまして、読んで下さってありがとうございます。
 昆虫陣に関してはのび太達が自由研究で造った第二の地球での出来事なのでノーカウントです。
 確か彼等は第三の地球に移住した筈です。

>ZEROさん
 植物型宇宙人は元々地球にはいませんでしたから。地球に在住していたのも外交官のキー坊だけですし、朝倉さん曰くの「大して珍しくもない」知的有機生命体という事で一つ。
 ロボット文明の名前は出します、というか重要なキーワードの一つです。

>さんだがさん
 海底人は地上人と同じ扱いですね。宇宙に移住した天上人も。

>山の影さん
 はじめまして、読んで下さってありがとうございます。
 鳥人に関しては完全に頭から抜け落ちてました。そうですよね、そんなのもいましたよね。
 猫型タヌキーズに関しては、申し訳ありませんが深く考えておりません。話題に出すかどうかも謎ですね。

>クリスさん
 はじめまして、読んで下さってありがとうございます。
 ハルヒキョンのび太の三角関係は意外と根が深かったという事です。詳細は七夕編までお待ち下さい。
 世界館や設定への助言をありがとうございます。そうですよね、深く考え過ぎたら面白みが消えてしまいますもんね。(開き直り)

>オーベルシュタインさん
 はじめまして、読んで下さってありがとうございます。
 猫型タヌキの来た22世紀は22世紀ですし、タイムマシンにも何の秘密もありません。ただ技術の超発展に関しては色々と裏の事情があります。

>龍牙さん
 人型パソコン組による宇宙論はハルヒ世界とドラ世界を擦り合せる為の一時的な苦肉の策です。それと何故地球に興味を持つのかという良い訳も含めて。これからしっかりと中身を練り上げていきたいと思っています。
 某女子寮管理人の妹は一発で解りましたが、朝倉と同じ声とまでは知りませんでした。というか、実はこの人本人を出そうと画策してたりしてなかったりするんですよね。のび太の師匠として。いやだって、糸(縄)と変装という共通の特技があるんですよ? これはもう師弟関係でも結んで貰おうかと考えない方がおかしいですよ。(逆ギレ?)
 演劇部部長氏の今後の活躍にはどうぞ期待していて下さい。

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