『ランサー』
「……なあ、バゼット」
「何でしょう?」
「……いい加減飽きねえか?これ……」
「何を言うのです。お湯を注いで三分あれば出来ますし、バリエーションも豊富。缶詰と併用すれば多数の組み合わせが」
「……いや、そういう意味じゃなくってよ」
カップラーメンをすすりつつ、ランサーはぼやいた。幾らバリエーションがあっても三食毎回麺と缶詰ってのはねえだろう?
「まあ、何だ。お前には余裕がない」
「……余裕、ですか。そのようなものは」
「不要、とか言いたいんだろ。だけど、今のままじゃお前は負ける。だから言ってんだよ」
「……気になる物言いですね。どういう意味です?」
何時もの事と聞き流そうとしたバゼットだったが、ランサーことクーフーリンの言いように少しむっとして尋ねた。食いついた、そう内心でにやりとしながらも、ランサーはそれを顔には出さない。何時もの如く変わらぬ顔で告げる。
「なに、バゼット、お前は無駄ってもんをどう考えてる?」
「?…無駄は無駄でしょう。省けるならば省くべきです」
「違うな」
予想通りと言えば予想通りの答えに内心嘆息しつつも表向きは余裕ある態度を崩さず、人生の先輩としての風を装いつつ続ける。
「無駄ってのはな、人生を楽しむ事であり、余裕だ」
「そんなものは……」
「必要ない、なんて言うなよ。お前が人ならな」
食事への不満を訴えてもまともな答えが返ってくるとは思えないから絡め手から攻め出した事だが、この辺は本当だ。機械ならいいかもしれない。だが、人であるのに人生を楽しむ事をしないというのは何か大事なものが間違っているとしか思えない。幾分真剣になりつつランサーは言った。
「そうだな、ちょうど今俺らは日本にいる。この国の刀、サムライソードは知ってるか?」
「ええ、それが何か?」
「刀ってのはな。硬いだけじゃない。柔らかさっつーかしなやかさをも持ってるから世界最強の刃物とも言われる武器なんだ」
「しなやかさ、ですか?」
「ああ、だから刀つーのは柔らかい芯鉄の周りに硬い鋼を巻く事で折れず曲がらずよく斬れるっつー本来矛盾する機能を見事に融合させてる訳だ」
ここで一拍置いて、バゼットの顔をぎろりと睨む。
「つまり何が言いてえか、ってとーな。お前は硬い鋼だけなんだよ」
「硬い鋼、だけ」
その言葉にバゼットも真剣な目になる。ランサーの言いたい事が分かってきたからだ。
「斬れる内はいいだろうさ。ひょっとしたら最期まで折れずに斬れ続けるかもしれねえ。だがな、そりゃあ何時折れるかわからねえって事でもある。人間でいうその芯鉄が」
「……余裕であり、無駄であり、人生を楽しむ、という事ですか」
「そういうこった」
しばらくバゼットも考えていたようだった。世界最強、そんな称号をつけられている武器でさえも持つ柔らかさ。いや、むしろ芯に柔らかさを持つという事はそれは柔らかさ柔軟さというのが極めて重要な事なのではなかろうか。
バゼットは馬鹿ではない。理屈は理解出来る。人間も同じ、芯はあくまで柔軟さを保ち、すなわち余裕を持ち、されど外は硬くあれ。確かに今の自分は芯のない刀のようなものなのだろう。分析すればそういう答えが出てくる。
「わかりました。ではどうしましょう?」
とはいえ、余裕のない生き方と指摘された生き方こそ今まで自分が生きてきた生き方である。どうすればいいのかさっぱり分からない。故にこの場にいるもう一人に尋ねてみる。
かかった、内心ニヤリとしつつもあくまでも表面は余裕を持ったままランサーは言う。
「そうだな、まずは……」
「……………」
「おいおい、まだ4分しか経ってないぜ、もっとゆっくり味わって食べねえと」
本日の課題、ファミリーレストランで頼んだ食事をゆっくりと待ちながら15分以上かけて食べる。結果、待ち始めて3分で『遅い』とか呟き出して、来たら来たでゆっくり食べようとしていたようだが、4分足らずで完食。失敗。
バゼットが幼い頃から憧れていた男性と二人で食事に行くというこのシチュエーションが所謂デートというものなのではないかと思える程余裕が出来るのはいましばらく先の事になる。
『ライダー』
「あの……兄さん」
「あ?何だよ」
不機嫌そうな慎二に恐る恐る、桜は切り出した。しばらく先輩の家に泊まりたいのだが、と。見る見る内に慎二は不機嫌になる。以前は慎二と先輩は友人だった。いや、今でも向こうは友人と思っているだろう。だが、慎二は桜に手を上げた事が原因で喧嘩してから士郎とは距離を置いたままだ。
それだけにこんな事を言い出せば、彼が不機嫌になるのは分かっていた。だけど、桜は遠坂凛が、姉が衛宮士郎の家に短期間とはいえ滞在するという事実を前に思い切って勇気を振り絞って告げたのだった。
だが、そんな事とは関係ない、と言わんばかりに慎二が不機嫌なまま怒鳴りかけて。
「ほう、泊まりたいというか」
重い声に遮られた。
「あ……」
喚こうとしていた慎二がいきなり黙る。予想していた通り、そこにいたのは間桐臓硯。一応自分達の祖父という事になっているが実際の所はこの地にマキリが訪れた頃より存在し続ける怪物。
「桜よ、衛宮の家に泊まりたいというか」
顔は皺だらけの中に穏やかに見える笑みを浮かべているようにも見える。だが、桜は知っている。この家に来てよりずっと行われ続けてきた儀式。地下で自分が何をされ続けてきたか……をだ。だから。
「よかろう、行って来るが良い」
その言葉は予想外だった。
「え?…い、いいんですか?」
「何を言うんだよ、お祖父さま!」
同時に、桜と慎二は再起動し問いを発した。
「なに、既に桜はサーヴァントの召喚を終えた。そしてそのサーヴァントのマスターとしての権利は慎二、お前の手にある」
その言葉に思わず間桐慎二は懐の本に手をやる。『偽臣の書』、桜の令呪が形を変えたものであるがこのような使い方は矢張り令呪システムを完成させた間桐、その祖の技故だろう。
「ならば、そう目くじらを立てる事もあるまい。いちいち連絡する事もない。しばらく向こうでゆっくりしてくると良い」
慎二と桜、二人とも臓硯の言葉をこう取った。すなわち、『用済み』と……。用は終わったから、行きたければ行くがいい、実の所この言葉を両者とも密かな喜びを持って聞いた。
無論、受け取り方は違う。
桜はもうあの蟲達の中に戻らずとも良いのかと。
慎二は所詮桜は間桐の正統な末ではないのだと。
ただ一つはっきりしているのは、慎二の機嫌が修復された事だ。『ああ、いいだろう。まあお祖父さまもああいってる事だし、そんなに行きたければ行けよ』、そう余裕を見せてやれる程度には。
結局、桜は着替え他をまとめ、衛宮の家に向かった。今頃は衛宮家で他の面々と賑やかに楽しんでいる事だろう。自らも魔術師の一族である事を明かしているかどうかで多少状況は変わるだろうが。
その様子を脳裏に描きながら、臓硯はほくそえんだ。
「あやつが大人しくしておれば、危害を加えられる事もあるまい」
そして普通にしている限り疑われる事もあるまい。別に桜に何かをさせる必要はない。既に必要な種は蒔いた。後は自然と芽吹くのを待つだけの事。
「裏技のみに嵌り遠くから離れもせんアインツベルン、知識を失いし遠坂。いずれも怖るるに足らず」
アインツベルンは前々回はイレギュラークラスを召喚した。前回は家の外からの魔術師を傭兵として雇った。今代においてはマスターを聖杯としただけではなく、聖杯戦争が始まる前、聖杯による供給が為される前からサーヴァントを召喚させた。遠坂家に至ってはその後継の様子を見ると聖杯システムの基、大聖杯の位置すら知っているか怪しいものだ。
厄介な相手とは取引を成立させた。代行者と死徒の取引、教会の堅物が知ったら喚きそうだが、何、教会とて必要ならば見て見ぬ振りをするのは裏では常識の事実。
「令呪システムを構築せし、マキリならではの裏技というものを見せてやろうぞ」
かか、と笑う臓硯……その脳裏には慎二になど全く当てにしていない、ただライダーは少し惜しいか、そんな計算が渦巻いていた。
「見ておれ、此度の聖杯戦争こそ儂が聖杯をこの手に入手してみせよう」
聖杯を共に作りた者達も最早なく、自分以外にはただ第二魔法の魔法使い「宝石翁」ゼルレッチが残るのみ。既に何故己が聖杯を作らんとしたのか、それを手に入れようとしたのか、それで何を目指したのか……忘れはてた魔術師の残骸は闇に静かに沈んだ。
だが。
世の中そんなに甘くない、彼の常識を超えた非常識が存在する事を……知る機会はあるのだろうか?
『バーサーカー』
ぺペロンチーノ。
オリーブオイルに鷹の爪、にんにくを入れて炒め、みじん切りにしたベーコンと事前に茹でたパスタを絡め、さっと軽く塩コショウバジル等を混ぜ完成。こだわらなければお手軽な方法であり、パスタ自体が決して難しい料理でも時間のかかる料理でもないが、それでも……500gパスタ袋3袋分ともなれば結構な量にもなるし、手間もかかる。
「出来たぞ」
そう言いつつ、リズことリーズリットに手伝ってもらって運んでくる。そこには今衛宮家にいる残り全員……セイバーとそしてイリヤ、セラが待っていた。
遠坂凛に飲まされた魔術回路固定の為に調整された宝石(胃に悪そうだ)で気絶していた士郎だったが、昼頃には起きてきた。そして最初の仕事は昼飯の作成だった。当初はセラが作ろうとしたのだが、何分ここは衛宮邸。どこに何が置いてあるかさっぱり分からない上、食材にもいちいちあーだこーだと文句を言ってる内に家主が起きてきて、セイバーの要請とイリヤのお願いに簡単なもので良ければ、と応じた次第だ。
「へえ、美味しそう」
居間のテーブルに座っていたイリヤが目を輝かせる。なまじっかこういう簡単な料理には縁のない生活をしてきたお嬢様なのだ。
各自の皿に盛られた一人前とは別に、中央の大皿に残りが大量に盛り付けられている。誰が食うのだ、と普通なら思ってしまいそうな量だが、ここにいる者は誰も心配していない。だって大食漢が二人もいるのだからして…むしろ、足りるかな?とか思ってたりする。まあ、バーサーカーが食卓に加わらないのは助かるが。
賑やかな食事、そんな光景を見ながら、一人悩む姿があった。セラである。
正直に言ってしまえば、セラはあれこれ口うるさいように見えるが、実際はイリヤが可愛い。そう、こう言うと彼女は怒るかもしれないが、お母さんのように。ちなみに皆さんは『アインツさん家のイリヤちゃん』は見ただろうか?
彼女はイリヤに笑っていて欲しい。
メイドだから、イリヤがアインツベルンの姫なのだからと食事も衣類も最高のものを取り揃えているが、セラにとって一番の最優先事項はイリヤが喜んでくれる事。
此度の聖杯戦争で共にこの街を訪れたイリヤとリズ。だが、この聖杯戦争が終わった時二人が生きているかは可能性は低い。三人ともホムンクルスではあるが、その設計事項というか基礎となる部分は大分異なる。というかそれぞれが別物だ。リーズリットに至っては本来人格が必要なかったのを何の気まぐれか、或いはただ単に必要な機構に人格をつけて自律行動させれば楽と考えたのかもしれないが、加えられている。
と、このような事を現せば、誰かは言うかもしれない。
『何だ、ただの同情か』と。
セラはそのような意見には思う。同情と笑うなら笑え。何もしないよりはした方が先へと進める。所詮同情、そう言われれば或いはそうなのかもしれない。だが、だからといって何もしないのか?例え自分の根源にあるものが同情やそれに類するものであったとしても、自分はイリヤを大切に思っているのは事実だと考えているし、何かをすれば、それは意味のある行為だ。
無から有は生まれない。有を生み出すのは有だ。
何もせずして、対価が生まれないなら、何かをして対価を生む。そうすれば何かを残せるではないか、何かを与える事が出来るではないか、セラはそう思う。
……そんな考えに没頭していたから、目の前で展開されている事態に気付かなかった。
「……セラはいらないの?」
「いらないのなら私が食べる」
「む、いえ私もまだ」
既に皿は中央の大皿も空になり、その目は未だ手のつけられていないセラの皿に向けられていた。
今のイリヤは楽しそうだ。
『日本にはキリツグとシロウがいるの』
父親であるキリツグ、あんな男を信用したのが間違いだったとアインツベルンでは唾棄すべき裏切り者として、それでも愛していた父。兄であり弟でもある、血の繋がっていない、けれど会いたいシロウ。キリツグに会う事は最早出来なかったけれど……シロウはイリヤが一番欲しかったものを与えてくれている。
そう考えると、たかだか食事ごときで不満を述べている自分が馬鹿らしくなってきた。
そうだ、構わないではないか。イリヤに立派な食事を、というならば次の夕食の時今度は返礼として私が作れば良いだけの事。
さて、私も食事にしましょう。そう思ってフォークを手にして皿に視線を向けようとして……。
「……あら?私の分は?」
忽然と消えた皿に、卓上を探すと……。
「……リーズリット、何をしているのかしら」
「セラ、食べないみたいだからもらった」
「冷えて拙くなる前に食べてあげるのが食事への礼というものです」
衛宮家の二大大食漢の間に置かれたカラの皿だった。
「どうしたの?セラ……あ、シロウの御飯食べたかったの?」
リーズリットを思わず怒鳴りかけて、しかしイリヤの問いかけに素直に答えられたら、ああもギスギスした言葉を投げかけまくったりしてはいない。
「いいえ、そんな事はありません。このような下賎な食事、イリヤスフィール様には合わないとつくづく思っていただけです」
「むーいいじゃない、美味しいんだから」
結局。
夕飯は私が手本を見せてあげます、と買い物に出た彼女が江戸前屋で何か買ったりなんかしていない、ないったらない。少なくとも衛宮邸に戻ってきた時、そんなものはなかった。
ちなみに夕飯はフランス料理のフルコースで、当初新たな料理人の登場に喜んだ虎はテーブルマナーの煩さにすっかりバターになっていたそうである。
『?????』
「アサシン!」
何時もの如く山門の上で横になっていた彼は下から聞こえる聞き覚えのある声に体を起こした。というかぶっちゃけ戦闘でもなければ、彼に声を掛ける相手なぞ決まっているのだが。
「何かな?マスター」
少し怒ったような顔で……そう、ローブは彼女の顔を隠してはいない……見上げる女性がいた。紫の色がよく似合う大人の女性の雰囲気を漂わせた女性である。いや、実際伝説では子供まで作ってるのだが、それが本人の望みであったかはともかくとして。
「貴方は何時までそうやってゴロゴロしているのかしら」
「ふむ、これは異な事を。私の仕事はやってくるサーヴァントの撃退だと思っていたが」
ぐッ、と口ごもる女性だったが、即座に反撃に出た。
「何もしてないなら、掃除ぐらいしなさいと言ってるのよ!」
「何を言う、私をこの山門にくくって動けなくしているのは他ならぬ貴殿ではないか」
冷静な指摘に押し黙る女性。いや、確かにその通りなのだが、好きでやった事ではない。ただ単に不正規の裏口入学みたいな手口で召喚した為にくくらざるをえなかったというべきなのだ。
と、ふとじーっとアサシンが自分を見ているのに気付き、ふと彼女は自分の体を抱えるような形を取る。
「な、何よ」
「いやなに、好いた男に毎晩抱かれて気力も腰も充実していると見えると思ってな」
「なっ……!」
「お陰で奪う力も僅かで済んでいるのであろう?まあ、夕べは激しかったせいで加減を少々間違えたようで街では貧血騒ぎになっているようだが」
ニヤリ、と笑うアサシンに紫の女性は真っ赤になってわたわたと慌てるしかない。
「な、なななななななななな」
「何故知っているかとな?これは妙な事を。頬を押さえてくねくねと体をよじるわ、いきなりきゃーきゃー言って柱を叩き出すわ……寺の者なら誰でも知っておろう」
さすがマスターとサーヴァント…いや、誰でも分かるか。あっさり答えられた事実に最早顔はまっかっかだ。
「あ……」
「うん?」
「貴方だけでも忘れなさああああああああああい!」
「ぐほあっ!?」
「やれやれ、だが気付いているのかな」
ぷりぷりしながら箒を担いで戻ってゆく彼女の背を何時の間にやら吹っ飛んだ様子なぞ欠片も感じさせず山門の屋根から見下ろし彼は呟いた。まあ、キャスターは魔術師であるからして、受身ぐらい取るのは簡単というのもあるのだが。
「以前のそなたはこのような行動を取らなかったという事に」
そう、以前の、呼び出されたばかりの頃のキャスターならばこのような会話すらなかった。例えからかったとしても、冷徹な返事だけが凍るような声で返ってきただけだったろう。何故ならそこにいたのは裏切りの魔女、女神の気まぐれの為に如何なる残酷な行動をも惚れさせられた相手の為となるならば行ってしまうようにされ、最後は全てを失った。いや、失わされた。
「充実しているのは宗一郎も同じだ」
あのがらんどうの男の中が僅か、ほんの僅かだが……満ちているのに誰が気付こうか。おそらく本人でさえ気付いてはいまい。いや、本人なればこそか。
「連理の枝、番の鳥、いや彼らの場合は……刀と鞘か」
ふっと笑みを浮かべ、日本稀代の剣豪の一人と伝説に名を残す、だが武蔵の記した五輪書にさえ名を記されず故に実在したかは疑問とされる男は最早姿の見えぬ己のマスターの入っていった寺を見やった。
「今の貴公らならば……」
どこか嬉しそうな口調で呟く。
「我が身をかけて護る価値があるというものだ」
飄々と。一人のサムライが穏やかな笑みを浮かべ街を見やった。
『文珠について』
前回の話に関して、文珠を使いながらという指摘が複数あったので私なりの解釈を
文珠はGSで読んだ限りでは製作時と文字を込める際は集中が必要なようですが、一旦発動した後も制御が必要なようには見えません
デミアン戦で美神を護った時、横島が集中し続けていたりしていたようには見えません
ですので前回の場合、まず『護』の文珠を事前に発動させておき、『増』『幅』してからレーヴァテインを発動させたという方法を取っています
そもそも指摘されている方の言われる通りならば、遥かに使い勝手が悪い代物にしかならんので、私はそのような発動させた後も集中が必要なものとする予定は今後もありませんし、指摘に対しては『ふーん、あ、そう』としか言えません
『後書きっぽい何か』
えー、Fateのキャラ達が動いてないとも言われたのでちと書いてみました
題名はそれぞれの陣営のサーヴァントの名を冠しています
次回は本編、種蒔きもほぼ終わります。次々回ぐらいには戦闘となる予定です。……そうなるまでの展開の描写で終わるかもしれませんけど。
感想へのお返事は次回の本編にて……。