Q、自分の部屋で女の子に朝、起されたらどうする?
俺、藤倉冬麻は、いつも泉ちゃんに起されてるため、慣れているが・・・・・・。
もし、それが、違う子だったら。
もし、それが、黒い服だったら。
もし、その子の向こうにエプロンが置いてあったら。
もし、テーブルの上に、きちんと朝食が2人分置いてあったら。
己のスーパーコンピュータ『別名』脳 でその子の顔と服で検索してみる。
0.01秒後、その人物の名が挙がってきた。
脳内会議どん。
『これは、夢か?』
『否』
『夢の中の夢か?』
『否』
『前の人物は、変装した泉か?』
『否』
『この学校に黒い色の着物を着た女は居ない』
『否』
『目の前の人物は、真霜 八千代であっているか』
『肯定』
時間にして、0.01秒にして終わる。
Q、そんな八千代ちゃんに対して、第一声は、何にすべしか?
しばしの沈黙。
こーゆーのは、まずこちらから。
「「おはようございます」」
きれいに綺麗にはもった俺。
で。で。はもったからこちらから。
「「あの・・・・」」
なにしとんじゃーおれはー!
こーゆーのは、空回りぎみにでもこちらからだ!
「八千代ちゃん!今朝早くから出会えて俺は嬉しいと思いますそれになにやらおいしそうな匂いがするねそうだよねなんだろうねさあさ今日もまた暑い日々が始まるよ俺はもうだめだめだけどさ八千代ちゃんは頑張っていこうねうん約束だよ」
一気に言い切った。端から見たら、朝からこんなに元気な人はおかしいと言われるだろう。
というより、なぜ、八千代ちゃんがココに居る?
「・・・・何かご用ですか?」
そして、ご用件はなんですか。
そんなこんなで八千代ちゃんは、こっちが言ったことをどうやら伝わったらしい。
「はい、私は、都様から藤倉様を元気にしてきなさいといわれてきました」
・・・ハイ、期待した俺が馬鹿でした、でもいったい何に期待をしていたのだろうか。
で、元気にして来いと。しかしね、朝から貴殿の顔を見れたら100%勇気じゃなくて元気になれましたとも。唐突に思うけど、何かいつもよりも美しいって言うより可愛いと思うのは、気のせいだろうか。気のせいだろうけど、じっと見ているとこう、押し倒したくなるくらいに可愛いよ、本当。
朝から問うのはおかしいかもしれないが聞いてみる
「・・・・あのさ、八千代ちゃん、もしかして、化粧とかしていたりして・・・」
しばしの沈黙。
「え、あ、わかりますか・・・。はい、ココ[俺の部屋]に来る途中にみどりさんに会って、
要件を言ったら、『どうせなら、行くんでしたら化粧しましょ〜』といわれまして・・・・」
なにかがありがとう、みどりさん。明らかに狙っているように感じるけど、
一切問わないことにします。
「・・・・そういえば、泉ちゃんは?いつも呼びに来るけど」
良く頭が回るなぁと自分をほめたくなる。こんな朝っぱらから。
少し間が空き、答えた。
「化粧をしていただいた後、みどり様が
『久しぶりに3人で仲良く朝食を食べたいな〜って
思いましたので〜、泉ちゃんは、連れて行きます〜』
と言われたので、多分、今ごろは、みどり様の部屋でたべて居ると思います」
何か、何かを感じるけど、いったいなんだろう・・・。
「藤倉様、そろそろご飯が冷めるかと・・・」
ああ、忘れてた。ご飯は、よそってすぐがいいよな。
冷めると硬いしまずいし
それで、俺がベットから降りたとき、すかさず、八千代ちゃんが、
俺の布団を整頓しようとしたので、布団をつかんで止めさせようとした。
「あ、あのさ、いいよ、こんなことぐらい」
「いえいえ。藤倉様に無駄な行為をさせたくありませんので」
「や、俺がやるからいいって・・」
「いいえ・・・」
そんないざこざをやっていたら、突然、不幸が訪れた。
八千代ちゃんが引っ張っていた時に____
地面がグラッと揺れて____
そしてそのまま_____
八千代ちゃんを_____
自分のベットに_____
押し倒した______!!!
俺が上、八千代ちゃんが下で、俺は、両手で支えてぎりぎり八千代ちゃんに
触れないようにしよう思ったが・・・・
パキン!
そんな音とともに俺の腕の関節が曲がり、八千代ちゃんに近づく・・・・。
Q、この場合、キスの着陸地点は、どこが正しい?
1、額 2、ほっぺた 3、耳 4、唇
悪魔が出てきてこんにちは。「さあさあ、4番が正解だぞ?他の場所なんて無いぞ?」
えへへ・・・そうですか、悪魔さん、4番4番・・・って駄目ですよそんなのは!
えーとえーとそれで、答えは_____
0,001秒の間に考えた答えは・・・・
全反射神経と運動神経を総動員に使用し、八千代ちゃんの顔の横のあたりに着地する。
かつ、耳とは違うところに。
よ・・・良かった・・・本能に勝てて・・・・。
本当に良かったよ・・・。
だけどさ、今のこの状態は、男が女を押し倒したとしか見えないというより、
そうとしかみえない。
今、八千代ちゃんの顔は、見えない、否顔を動かすことさえできない。
と、言うより、自分が冷静すぎるのも、おかしい。
アレかな、パニックになり過ぎて、逆に冷静になる・・・みたいな・
少しの時が永久に感じられた。
先に動いたのは、下にいる八千代ちゃんだった。
「・・・冬麻・・・?」
はい?
い、今のは、多分聞き間違えだ、絶対に。パニックっているんだ八千代ちゃんは。
自分の中の本能と理性が戦い、激戦を生き残った理性とともに
八千代ちゃんから体を離そうとした。
が。
「・・・冬麻、少し、朝から疲れたので、このままに・・・」
そういって、下から俺に抱きついてくる。抱きついてきます。抱きついてきています。
第3次脳内大論争試合で、どうにか生き残った理性とともに、
今、自分に出来ることをやってみる・・・けど、さぁ。
もう流されよう・・・流されて、あわよくば、黒の色の服が白___
精神が崩壊する寸前、
自分の鼻に、朝食のおいしい匂いがしてきた。
・
・
・
・
・
そうだ、八千代ちゃんは、{朝食}を食べさせるためにきたのであり、
決して、{自分}を食べてもらうために来たんじゃない!
そう思い、言った。
「八千代ちゃん、朝食を早く食べないと。冷めるし、時間が遅くなると都お嬢様が心配するかもしんないし・・」
「え・・・都お嬢様・・・?・・・・えっと・・・都様!」
その言葉をいい終わり理解するやいなや、俺を突き飛ばし、音速の速さでテーブルの
ところに行き、こちらに土下座した。
「ご・・・ごめんなさい!す・・・すみませんでした!あ、朝から、藤倉様に対して・・・こんな・・・失礼極まり無いことをしでかして・・・・ごめんなさい!」
そういって、何度も同じ様なことを行ってくる八千代ちゃん。
でもさ、悪いのは、こちらですよ、こっちが潔くあの時にひいていればよかったんだし。
そう思い、八千代ちゃんの傍に向かっていった。
「八千代ちゃん。悪いのは、俺だからさ、そんなに謝らなくてもいいよ」
「そんなこと・・・・」
顔を上げた八千代ちゃんは、目を少し潤ませていた、いや、泣きそうだった。
目の前の人が泣きそうである。この場合の一番いい対処方法は・・・。
脳内検索で0.001秒で出てきた。
ふわっ。
八千代ちゃんに抱きついてあげた。あげた。
日本語が少しおかしいが、そうなのである。。
当然の如く、八千代、パニック。
「ふ、藤倉様何をしますんですか!」
「いや、八千代ちゃん泣きそうだったからさ、この前のときのように」
「え?この前?・・・・こ、この前は、この前です!」
「八千代ちゃん、もう泣きそうじゃない?」
「もともと泣きそうじゃなかったです!」
「ほんとに?」
「ほんとです!」
そして、八千代ちゃんは、すばやく離れた。
なるほど、もう泣きそうではない。
ナイフがでてきてもおかしくない気がする。
そんな朝から死ぬのはやだなので。
「それじゃ、ちゃちゃと朝ご飯食べますか。」
「えっ・・・え・・・」
どうやら、八千代ちゃんは、怒ろうとしたようだが、こちらの流れに
のってしまい怒りが冷めたご様子だ。よかったよかった。
そして、一緒に朝ご飯の食べる用意をし始めた。
続く
あとがき
こんにちは、洋端です。
・・・・遅くなってすみません・・・。
時間が無かったものなので・・・・。
・・・誤字が多いと上司に給料が一割りカットです・・・(謎
この話、もともと1話で終わるはずが、
長くなってしまって2話で終わるはずだったのに3話になりました・・・。
なので、次で終りです、のはずです。
後、どのくらいの長さまでならいいんでしょうか。
どこかに書いてあるんでしょうか・・・。
ぁ、後地面が揺れたってところは、運悪く地震がきたと思ってくれたら、嬉しいです・・・。
返信します。
>目覚まし様
押し倒しみたいなのですが、満足していたたげましたでしょうか・・・。
>諒斗様
頑張っていきます・・・。
>e1300241様
誤字報告ありがとうございます。
頑張っていくつもりです。
>スケベビッチ・オンナスキー様
こちらもありがとうございます。
・・・自分には、1対3とか4は、無謀です。
津々美ちゃんは・・・まだキャラが良くわからないので、ごめんなさい・・・。
それでは、失礼します。
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