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▽レス始

「狩人の世界に現れし福音者達  第45話(エヴァ+HUNTER×HUNTER)」

ルイス (2006-09-29 23:16)
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 ヨークシン全体が見渡せる山の頂上にライテイとミストはいた。

「ふむ……この辺なら丁度良いな」

「では私は探して来る……」

「まぁ待てって。お前の能力なら、そんなに急ぐ事も無いだろ……少しゆっくりしようや」

 ドカッと草の上に座るライテイに、ミストはしばらく黙っていたが、彼の横に腰を下ろした。そして、彼女は仮面を取り、フゥと心地良い風を感じる。彼女の顔は、右目から頬のかけて大きな火傷の痕があった。

 ふとミストは、驚いた顔でライテイが自分を見ているので、彼女は不思議そうに青い瞳を彼に向けた。

「…………何?」

「あ、いや……マスク外すなんて珍しいなと思って」

「…………」

「へぇ……マスクの下って、そうなってたんだな。治さないのか?」

 見た所、火傷の痕は一生残る程酷くない。整形手術さえすれば充分、治せる範囲である。ライテイが、そう質問すると、ミストはヨークシンの街並みを見下ろして答えた。

「治すと……あの人の戒めにならないから」

「レインか? お前ら仲悪いけど、何かあったのか?」

「…………聞きたいの?」

「お兄さんは、弟や妹が仲悪いのを見てると辛いんだぞ、うん。ほら、何でも兄ちゃんに言うてみ? ん?」

 本人は、おふざけのつもりで言ったのだろうが、妹、と言われてミストは少し驚くと、唇の端を吊り上げた。ライテイも、彼女が笑っているのを見たのは初めてなので、驚きを隠せず、唖然となる。

「…………どうしたの?」

「いんや……別に」

「別に……私とあの人は仲が悪い訳じゃない。ただ私が一方的に意地を張ってるだけ……」

「あん?」

「分かってるけど……感情が、それを許してくれない」

 そう言い、ミストは顔の火傷に触れる。

「きっと私は、あの人を……」

「どうした?」

 急に話をやめるミストに、ライテイが眉を顰める。

「誰か……ヨークシンに来てる」

「んあ?」

 そう言われ、ミストが指差す方を見ると、リンゴーン空港からヨークシンに続く道路を歩いている人影が見えた。

「別に珍しいもんでもあるめぇ?」

「タクシーも使わずに歩く観光客がいる?」

「ん?」

「それに……今、ヨークシンは陸・海・空とマフィアが網を張っている」

 少し気になるミストは、自分の影に手を突っ込む。すると、影の中から望遠鏡を取り出し、その人影を見ると、眉を寄せる。

「どうした?」

「見て」

 聞くより見た方が早い、とミストはライテイに望遠鏡を渡す。そして、彼女と同じ人影を見て、「げ……」と声を上げた。

「マフィアも何とまぁ……」

「どうする?」

「マインドに連絡。で、後はマスターの判断だ」


「こっちも」

 値札競売市にて、レイはオーラの出ていた商品――何て書いてるか分からない掛け軸――の値札を見て呟く。値札には自分の名前が消され、『ゼパイル』という名前の人物が上乗せしていた。

 その時、レイの携帯が鳴って、電話に出るとキルアからだった。

<レイ、そっちどうだ?>

「オーラの出ている品物を2つ見つけたけど、ゼパイルとかいう人が両方とも上乗せしてるわ」

<そっちもか。俺もゴンも同じだ。ゼパイルって奴が先に入札してて、2.5倍で書き換えてやったら、今度は4倍でかぶしてきやがった>

「こっちも同じよ。4倍で書き直されてる……やっぱり手が出ないほどに」

<だぁ〜! やめろやめろ! もし1億なんて書いて、売値がそれ以下だったら損だろうが!!>

 キルアは悟っていた。レイの金銭感覚は一般のソレとズレていると。彼女が、こんな調子ではアスカも色々と苦労したに違いないと思うと、自然と目頭が熱くなった。

「じゃあ、どうするの?」

<時間ギリギリまで引っ張って、リミット直前で書き直そうぜ。それなら、最低3つは確保出来る>

「分かったわ」

 キルアの指示を受け、レイは他にお宝が無いのか探し始めた。


 ヨークシンへと続く道路の脇を、懸賞金ハンターであるマイサは歩いていた。その後ろでは、青いパーカーを被って歩く少女が付いている。

「けどまぁ……十老頭の連中も私に暗殺依頼なんてヤキが回ったわね」

「…………」

「幻影旅団と黙示録の暗殺なんて……ネテロのジジィが精鋭連れてするような仕事じゃない。誰が悲しゅうてマフィアの老いぼれなんかに……」

「お金」

「そうよ! ギャラがいいのよ!! 一人始末すれば30億ジェニー出すって言うのよ!」

 興奮し、手をワキワキと動かすマイサに、少女は少し怖そうに尋ねる。

「えっと……」

「マイサよ」

「マイサ……さんは、戦うのが怖くない?」

「これでも一つ星(シングル)ハンターだしねぇ……ま、黙示録のリーダーとも色々あったし、そろそろ引導渡してやるべきかね」

 眼前に広がるヨークシンを目に、マイサは少し眼光を鋭くさせる。後ろで少女は首を傾げると、砂埃に乗って、3人の人影が見えた。

「マイサさん……ですね」

 黙示録のユーテラス、そして幻影旅団のフランクリンとシズクの3人だった。マイサは自然と構えると、ユーテラスはいつもの微笑を打ち消し、真剣な表情になる。

「おい、この女が何なんだ?」

「昔、マスター、ライテイ、リキの3人相手に防衛策を張り、撤退を余儀なくされた事があります。そして、マスターとも互角に渡り合った事があるプロハンター……」

「ちなみに今じゃ飲み仲間でもあるわよ」

 金を払って貰えば黙示録の首領相手にも戦うが、それ以外のプライベートなら気に入った相手なら付き合う。そういう間柄、とマイサは付け加えた。

「お引取り願えますか? いずれ此処は戦場になります。マスターも貴女とはなるべく戦いたくないと願っています」

「愚問ね。私はプロのハンターよ? 依頼されたなら何が何でも遂行する」

「そうですか……フランクリンさん、シズクさん。すいませんが援護をお願いします」

 そう言って、ユーテラスは目つきを鋭くさせると、後ろの2人に頼んだ。

「お前が奴と直接戦うのか?」

「ええ」

「大丈夫? あっち相当の使い手だよ」

「心配して頂き、感謝します。ですが、ご安心を……私、こう見えて」

 そう言うと、ユーテラスは1本のナイフを取り出す。

「戦闘能力高いですから!」

 ダン、と地面を蹴り、ユーテラスはマイサに向かって突っ込んで行く。その後ろからフランクリンがユーテラスを避けるよう念弾を放って来る。マイサは少女に「下がって!」と叫ぶと、髪の毛を一本抜いて地面に落とす。すると、土が盛り上がって彼女の腕に集まり、盾のようになって念弾を防いだ。

「(重い!)」

 が、フランクリンの念弾が予想以上に重かったのでマイサは表情を歪める。そこへ、背後からユーテラスがナイフを振り上げる。

「(振り下ろした瞬間、ナイフを回避して念弾と同士討ちさせる……)」

 フランクリンと同士討ちさせようとすると、ユーテラスはニヤッと笑い、もう片方の手を突き出した。マイサは目を見開いて彼女の腕を掴んで突き出して来た手を止め、ナイフを振り下ろした手を避ける。

 そして、地面を蹴って跳躍し、ユーテラス達と距離を取る。マイサは、ユーテラスの手を見て目を細めた。

「アンタ……それ」

「これが私の能力です」

 ユーテラスの掌からは刃が突き出ていた。その刃を引っこ抜くと、普通のナイフが出る。薄く笑いながらユーテラスは、拳銃を出すと、みるみる内に彼女の手に埋まっていき、銃身が人差し指と融合し、手の甲にシリンダーが現れる。

「やっぱり3対1は無茶ね……」

 ユーテラスの武器融合、フランクリンの念弾、そして具現化した掃除機を構え、隙を窺っているシズクの3人を相手に、マイサは冷や汗を浮かべ、3人を一瞥する。そして、チラッと戦いを静観している少女を見る。

「(あの子を戦わせる訳にはいかないけど……しょうがない)アイリス!」

「?」

「やっちゃっていいわよ」

 そう言って、マイサはユーテラス達3人を指差す。少女――アイリスはコクッと頷くと、胸の前で手を広げる。次の瞬間、世界が光った。


「…………あら?」

 目の前が真っ白になったと思ったユーテラスが気が付くと、マイサとアイリスの姿は無かった。

「どうなってんだ?」

「意識が……飛んでた?」

 フランクリン、シズクもキョロキョロと周囲を見回し、表情を顰めている。

「お2人とも、何があったか理解出来てないのですか?」

「ああ」

「確か、あの女の子が何かの能力を使ったまでは覚えてるんだけど……」

「私もそこまでは意識がハッキリしています。ですが、それからは……だとすると妙です」

「何がだ?」

「何故、あの女性は私達にトドメを刺さなかったのか、です」

 如何に自分達でも意識が無い時に攻撃されれば一溜まりも無い。それなのに、何もせず目の前から消える事に違和感を感じた。

「言われてみれば確かに……」

「一応、今回は任務失敗……マスターに連絡しますか」

 ハァ、と溜息を零し、ユーテラスは携帯を取り出した。

「おい、これを見ろ!」

「え?」

 電話を終え、ユーテラスは突然、フランクリンが叫ぶ。そこへ駆け寄ると、彼女は目を見開き、口を押さえた。


「うん、分かった」

 アロハシャツにポニーテール、そして眼鏡をかけた少年は、ユーテラスからの連絡を受け、2,3度頷いた。その隣には、スーツに身を包み、バンダナをして髪を下ろしたクロロが歩いている。

 かなり正反対な容姿の2人は、結構、注目を集めていたが、本人達は気にせず、街中を歩く。

「どうした?」

「ん〜……マイサの始末に失敗しちゃったみたい」

「フランクリンとシズクも付いていてか?」

「うん。何か他に念能力者がいて、そいつの能力で煙に巻かれたようだね」

「…………その割に3人は何ともないのか?」

「まぁね」

 口に手を当てて考え込むクロロ。その横で、少年は鼻唄を歌いながら歩いていると、2人は同時に口を開いた。

「「それが制約か」」

 2人は同じ意見を出し、真剣な表情を浮かべる。

「意識が無かったというのなら、閃光弾や煙幕といった類ではない」

「催眠効果が可能性高いね。その間、対象者には何も出来ない、というような能力」

「だが、それならマイサ、という女に攻撃させれば良い……つまり対象者には何も出来ないという事か」

「だとすると催眠効果って弱くない?」

「確かに……3人の体に害は無く、それでも何もされずに煙に巻く能力……」

 自分達がピンチになれば、確実に逃げる事の出来る厄介な能力、と少年とクロロは推測した。

「ま、分からない能力考えても疲れるだけだし、これ以上の詮索はやめとこう」

「そうだな」

「にしてもユーテラス達は仕留めれなかったか……こりゃ僕が何とかするしかないかな」

「結構、親しいんだろう? 本気でやれるのか?」

「クロロ、僕は敵だったら君でもやるよ」

 冷笑を浮かべる少年にクロロは「愚問だった」と、訂正した。

「ん?」

 その時だった。少年は、人込みの中に、ある人物を見て目を見開いた。少年の珍しい反応に、クロロが不思議そうに尋ねる。

「どうした?」

「いや……ちょっとね」

「ちょっと何だ?」

「クロロ、余り詮索し過ぎると友達失くすよ?」

「友人として、お前のコンディションを気遣ってやってるんだ」

 両腕を組んで、フッと笑うクロロに、少年は嘆息した。ついさっき、敵だったらやる、と言った相手に気遣って貰うのは妙な気分だった。

「別に……昔見たような人がいただけ」

「ほう? まだ予定まで少し暇があるな。たまにはお前の昔話でも聞こうか……お茶でもしながら」

「僕の昔話なんて聞いても面白くも何とも無いよ」

「興味はある」

「クロロ、君ってさ僕の前だと割と子供っぽいよね」

「お前は逆に俺の前だと大人びてるがな」

 2人は苦笑いを浮かべ、近くの喫茶店に向かう。少年が振り返ると、長い黒髪と金髪の後ろ姿が見えた。

「(気になるけど……今の僕には関係ないか。ただ顔が同じだけの別人なら……とっくに知ってるし)」

 同じ顔なのに全く知らない人間のように言われるのは慣れている。少年は目を閉じ、背を向けた。

「(あの人達は、所詮2人目……だから)」


「ん……」

 アスカは目を覚ますと、ベッドから上半身を起こし、大きく背伸びする。

「痛っ!」

 ズキッと胸に痛みが奔り、表情を歪めるが、昨日ほどの激しい痛みは無い。が、逆に意識がある分、痛みは酷く、ベッドから降りて隣の部屋に行く。

「ん? おお、アスカ。起きたか」

「何やってんの?」

 部屋に入ると、レオリオがパソコンと睨めっこしていた。

「ほれ」

 レオリオはパソコンの方を向いたまま、ある資料を渡す。それには、昨日、アスカとレイが殺した女性を含む13名の男女の写真が載っていた。

「これは?」

「黙示録と幻影旅団の顔写真。一人捕まえれば20億だぜ」

「なるほど。その為の情報収集?」

「おう。ゴンとキルアとレイは、値札競売市に行って、お宝探しだ。“凝”とか出来なきゃ意味ねぇらしいからな……お前も手伝いに行ってやれよ」

「そうしたいけど……ねぇレオリオ。鎮痛剤打ってくれない?」

 アスカのその言葉にレオリオはピクッと反応し、振り返った。

「お前の能力の事はレイから聞いたが、鎮痛剤なんか打って効くのか?」

「多少はね。ま、気休めよ」

「じゃ、駄目だ」

「は?」

「気休め程度に薬打ったって意味ねぇよ。もし、寝るのが一番の回復方法なら、黙って寝とけ。薬ってのは無闇に使うもんじゃねぇよ」

 そう言って、パソコンに向き直るレオリオに、アスカは反論しようとしたが、彼の方が正論なので、黙ってソファに横になる。

「レオリオ、何か進展あったら教えなさいよ。黙示録が関わってんなら、アタシも黙ってるつもりないから」

「わぁったよ」

 そう言うと、アスカはすぐに寝息を立て始める。レオリオはヤレヤレ、と肩を竦めると、ベッドから掛け布団を持って来て、彼女に被せ、再び情報収集を始めた。

「バカ……シンジ……」

「ん?」

 ふとアスカが何か言った様な気がしたが、スースーと寝息を立てているので、レオリオは首を傾げるのだった。


 〜後書き〜

 名前:マギ
 年齢:13歳
 血液型:B型
 身長:155cm
 体重:50kg
 出身地:不明
 念の系統:特質系。
 詳細:黙示録癸隠院8気六氾魅ぅ蹈Ε襦自称黙示録のアイドル。マルクトとは、施設時代からの幼馴染。マスターに対し、強く信頼と憧れの念を持っている。口はかなり悪い。マルクトに対しては傍若無人。普段、マスターの電話を着信拒否にしてるのは、マルクトに迎えに来させる為。除念師で、黙示録でも重要な役割。口は悪いが、頭は博士号をいくつも取れるぐらい頭は良い。マルクト曰く『天才だがバカなので始末に負えない』。紋章は右肩に刻まれている。


 能力名:“Delete【削除プログラム】”
 効果:対象者にかけられた念を取り除く。
 発動条件:愛用のノートパソコンのコードの先端に付いてる針を対象者に刺す。
 制約・リスク:念を数式化し、その計算を演算機よりも早く解かなければならない。数式は、強い念ほど複雑になる。
        除念のデータをフロッピーに保存する。そのフロッピーを破壊されたら、除念の効果が消える。
        死者の念は、消す事が出来ない。


 〜レス返し〜

 麒山悠青様
 あ、そうか。蛾でした。注意ありがとうございます。


 髑髏の甲冑様
 シンジ暴走(パニック)状態です。思えば、あの首絞めが補完の始まりですからね〜。マギは犬ちっく? う〜ん、猫っぽい面もありますけど。
 伊達に頭貫かれて体貪られてません。体が斬られるぐらい、ちょっと我慢すれば良いんです!
 そういえば久しぶりですね、レイのお色気シーン。今回は、そんな色気ないですが、キルアとレオリオが喧嘩しました。
 はい、ウィップも何だかんだで黙示録のメンバーが好きなので(アクアは割と嫌い)、他の奴が『化け物』なんて言ったら、本気でキレます。


 流刑体S3号様
 小さなものなら大量に生み出せますが、巨大なものなら一体しか作れません。量より質か、質より量です。大都市なら、巨大なので一気に鎮圧、という手もあります。
 身長と体重はともかくスリーサイズって……まぁ精々、某掃除大好きメイドロボぐらい。(貧相!)
 あ、マルクトの紋章は左肩にあります。


 ショッカーの手下様
 生きて、自分の傍にいる間はシンジは惜しみなく大切にします。ですが、死んだりして自分から離れると途端に冷たくなるのです。結局、他人に自分を肯定して欲しいという考えは昔から変わりません。


 なまけもの様
 シンジも今は普通の人間です。スパシンのように割り切ったり出来ず、未だ悩んでます。むしろ自覚がある分、昔より辛いです。
 余り意識してなかったからだと思ってください。普段からゴンやキルアも色んな人間やモノのオーラ見てる訳ではないですし。ノブナガやマチの備考で、ゴンが2人の強さがイマイチ分からなかった事もありますし。
 そうですね。青年も知らないですが、ライターの所為で家が火事になりました。


 エセマスク様
 キルアってHなテレビ見るくせに、実際になると免疫ありません。まぁレオリオも一緒に入ろうとしたので、キルアが止めなきゃ今頃、レイは大変な事になってたかも。でも今回は傍でアスカが寝てても何もしない辺り、漢を見せました。
 大金を払えば、人は大抵、言う事を聞く。昔、どっかの髭に教えて貰ったそうです。
 マルクトの紋章は左肩です〜。
 いや、ウィップは褌姿では戦いませんよ。
 スランプというか、シンジをナーヴ3人組と戦わせるべきかどうか迷ってました。で、白羽の矢を立てたのが、序盤に出て来たマイサです。そして新キャラのアイリスですが、彼女がシンジ打倒のマイサの切り札でもあります。ちなみに彼女、強いですよ。モラウやノブとも互角以上に戦える、超一流のハンターですから。

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