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!警告!壊れキャラ有り

「崩壊からの帰還 閑話 『テスト』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-08-15 17:53)
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人間は苦手なものに本能で危機を感じる。
それは生存本能と言うものだ。
「「「「「中間テストォオオオオオオ?!」」」」」
このクラスで悲鳴が絶叫したそれもいわゆる本能だろう……

「ねえ、どうして叫んでるの?」
私はエヴァちゃんに聞く。今は放課後、ネギ先生が中間テストの日程を発表し去っていったところだ。
しかし、疑問がある。ずっと飾られているのだが、彼女達が一度学内1位を取ったというトロフィーがある。
それならば、かなりいい点が取れるので安全なはずなのだ……
「ああ、城崎は知らなかったな。今叫んだあの5人はバカレンジャーと呼ばれていてな……」
ああ、5人だからレンジャーね………
「学内1位取ったんでしょ?」
私はハテナ顔でトロフィーを指差し、首を傾げる。
「ああ、前回はぼーやが集中的に教えたからだな。今回は流石に期間が短いし、職員の会議も出なければいかんから無理だろう。」
「ふ〜ん……」
私はポリポリとポテチを食べながら傍観する。
あ、アスナちゃんが大絶叫を始めた……
「そんなに悪いの?」
私はエヴァちゃんと茶々丸ちゃんにポテチを差し出しながら聞く。
「確か前はテスト始まるまでこんな感じだったな……」
エヴァちゃんが何事か呟くと私の記憶に映像が流れ込む。
………私は絶句を知った。掛け算・割り算・足し算・引き算・現代文の文法・英語の訳・世界史の間違いetc………
とてもではないが見れたものではない……私が言えることは唯一つ。
「奇跡ね、あれは奇跡の証だわ……」
何の変哲もなかったトロフィーの輝きが増した気がする。うわ、眩しっ!
「ネギ先生は疲れ取るために寝かせたほうがいいけど、やはり、それなり取らなきゃ駄目よねえ?」
「そうだな…」
「そうですね。」
こくこくと私に同意するエヴァちゃんと茶々丸ちゃん。
仕方ないわねえ………
「え〜と、そこのバカファイブフィーバー?」
「「「「「誰がバカファイブですか!」」」」」
うわ、連携凄いわね。なんとなくコレも友情なのかとか思ってみる。
後、フィーバーに関してはツッコミ入れないのね……
「よければ、テストの勉強を教えてあげるけど?」
「「「「「お願いします、お姉様!」」」」」
うわ、身代わり早?!

「え〜と、とりあえず、ば〜っとテスト範囲内の問題作ったから解いてみてくれる?制限時間は1教科5問の30分。よ〜い、スタート!」
30分後………私は初めてネギ先生が教育の神の化身に見えた。
「へ、平均点……30点……」
「……マジか?」
「そのようです……」
付き添ってくれたエヴァちゃんと茶々丸ちゃんも絶句する。
平均点30点………この平均点もバカレンジャーの1人である、ゆえちゃんのお陰である。
彼女を除けばおそらく平均点はガクッと下がり………10〜15点そこそこである。
今時の学校の問題である学級崩壊なんてコレに比べれば優しいだろう。ゆとり教育の問題すらも次元の狭間行きである。
一応問題もテスト範囲から簡単な問題を抜粋したものである。普段の授業を受けていれば60点は固い筈………なのだ。
「ゆえちゃんは帰っていいわ。一応テストのヤマのプリントもあげる。ただし、予習も忘れちゃ駄目よ?」
「あ、はいです。」
ゆえちゃんが帰ろうとする所ハルナちゃんとのどかちゃんが外で待っており、ぺこりと挨拶して帰って行った。うんうん、いい友情ね。
「さて…………どこに行くのかしら?馬鹿4人組?」
コソコソ帰ろうとする4人に絶対零度の視線を向ける。
「「「「いえ、お構いなく!!!」」」」
「構うわよ!」
逃げ出す4人をエヴァちゃん達にも手伝ってもらい全員捕獲……もとい納得してもらい席に着かせる。
「気をつけい!今からあなた達の体・頭脳は私が預かるわ!今からテストまであなた達の時間は全て補習の時間?オーケイ?」
「いや、え〜っと……」
何か言おうとするアスナちゃんの前にパサリとテスト結果を置く。
「神楽坂 明日菜……5点……他の者も結果を聞きたいか?」
「はぐぅ!」
にやりと笑い、全員の顔を見る。イイ、イイわ、その絶望に打ちひしがれた顔♪
「今日からテスとまで徹底的にやるわよ!」
私はいつの間にか持っていた教鞭を振るう。

「ええい!こんなことも分からないのか!」
「いや、コレ、高校のレベルじゃ…」
「どやかましい、これは中学生レベルだ!」
『え”?!』
「……やはり、徹底的にやらねばならんか…」
『いぃやぁああああああああああ!!』

中間テストでバカレンジャー4人は何とか平均点より少し上の成績を取れたのは言うまでなく…
そして、テストが返却されると同時にばったり倒れこんだのは言うまでない…
_____________________________________________

諸君、私は夏休みが好きだ!
夏に食べるかき氷が好きだ!
水着を着たお姉さんがいる海が好きだ!
山が好きだ!特にサバゲーで燃える山が大好きだ!
諸君は宿題は終わったか?終わってない?
よろしい!ならば今からが修羅場の地獄だ!
筆を取り、ハチマキを取り、冷房を入れずに机に向かえ!

と今回の閑話のイメージをザッと書いてみましたw
とりあえずギャグ分を補充。次こそヘルマン戦を(ぉw

>>覇邪丸さん
さてさて、ここからがネギの正念場になります。
この強さを取るかどうかはネギにかかっています。

>>アレス=アンバーさん
ついにデッキで一度変身。ですがまだまだブランクになるに値しないネギ。
ここからが彼の成長の階段になります。
後、ギャグ分補充しました、ボス!w

>>空牙さん
ネギのあれは前話でも触れたトラウマの具現です。
このトラウマに打ち勝ってこそネギが成長できると思いましたので…
萌えとエロですか…夏が過ぎるとあんまいいネタないんですよねw
まあ、考えてみますねw

>>流星さん
この痛い目はすでに予定調和内ですからね。この痛みをどう感じるかは次回以降語られると思います。
【存在の変換】はすでに設定を固めてあります。流星さんの予想通り、まず100%誉められた魔法でないことは確かです。
しかし、その魔法をナギが使った理由も今後語られていくかと…

>>ATK51さん
ネギにとって今まさに大きな試練が訪れました。
父を追う前にまずはトラウマの克服…これは超編に入る前に当たって大前提だと思うのですよ。

>現実論的には危険な力だろうと何だろうと手にしないといけないとしても果たしてそれを盾にできる限界は…?
>現実世界への問いかけ、甘い幻想だけでなく「厳しい現実」の側にも来そうな予感がします。

この話でどこまで世界に問いかけれるかは分かりませんが力は必ずしも盾になりえず、武器にもなりえないということを書いていきたいと思います。
力と言うものがいかに恐ろしいものであるか……それを知っていただこうかな?と。

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