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「崩壊からの帰還 第十八話 『襲撃 前編』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-08-05 17:41/2006-08-06 18:42)
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「……なんて事……」
「気づくべきだったな…いや、気づいておくべきだったか?」
私とぷちだいばーは図書館島の隠し資料室で愕然とした。
ぷちだいばーの言う通り気づくべきだったのだ。彼の異名で、そして、彼の噂で…
「もし、コレを為したとしたら…流石はサウザンドマスター……か…」
「ああ、まさか、この世界でコレが見れようとはな…」
私の手には魔法について書かれた資料、その資料の…【存在の変換】のページを開いていた…

<ネギサイド>
あの特訓から数日、毎日何とかこなしていけている。
連日の特訓もあれから余裕が出来て慣れてきた。
今日は城崎さんと瞑想の日だ。この日だけは打撃や魔法といった特訓ではなく、ただひたすら瞑想するのだ。
他の皆さんは師匠と刹那さんが見てくれている。初歩的な魔法なら大丈夫だろう。
この瞑想もただの瞑想じゃない……来た!
ヒュンと飛んできた何かをその場から動かず、目を閉じたままキャッチする。どうやら最初はゴムボールだ。
勿論、コレだけでは終わらない。次々と飛んでくる何かを飛んでくる音だけで判別し最善の方法でキャッチする。
軟式用ボール・ソフトボール、バレーボール・矢じりがついてない矢・バスケットボールがあらゆる方向から色んな方法で投げられるのをキャッチしていく。
ヒュオッと音がする。これはと考える前に僕の体はその場から退いていた。
ズドン!と城崎さんの足が地面にヒビを入れていた。
「おぉ、やるわね。」
「やるわねじゃないです!殺す気ですかぁ!」
あっはっはっと笑う城崎さんはいつの間にか姿を変えていた。
何度も見たけどすごい力だ。師匠はこの空間の壁や地面はちょっとやそっとでは壊れないと言っていた。
つまり、彼女自身、かなりの力で空間を叩いている。
この力が手に入れば、父さんに近づくことが出来るだろうか?
考えていると、城崎さんが声をかけてきた。
<ネギサイド終了>

案の定、彼はこの力を欲しがっているわね。
先程からデッキから離れない視線がそれを物語っている。
私は変身を解き、ジャケットに入れてきた例の物を取り出す準備をする。
「ネギ先生。この力、欲しい?」
「は、はい。」
彼は迷いながらも頷いた。だが、この【迷い】は私が歓迎する【迷い】じゃない。
私はジャケットから新たに作り上げたデッキを取り出す。
「私、エヴァちゃん、学園長そして魔法に関係するものが作り上げた新たな【デッキ】よ。」
ごくりとネギ先生の喉が鳴る。私には分かる…これは追いつけなかった者の力の渇望……
私は無言で手にしたデッキを投げる。
「変身してみていいわ。ただし、【覚悟】しなさい。」
私はそういったきり瞑目した。この先どうなるか何てすでに分かっているから………

<ネギサイド>
ドクンドクンと胸が鳴る。
今この手にあるのは追いつこうとして追いつけなかった【力】……
父と同等の【力】…………
やり方は分かっている。後は変身するだけ………
「変身!」
体に銀色の何かが纏わりつき、鎧に替わっていく………
体を触る…そして自覚する……僕は……変身した!
興奮が体を駆け巡る。

ドクン!

突然、心臓が激しく動いた。

ドクン!ドクン!ドクン!

嬉しいはずなのに心臓が警鐘を止めない。

ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!

何かが聞こえる、心臓の音より小さくても心臓の音より恐ろしい何かが…

キィーン!キィーン!キィーーーン!

鏡が擦れる音……それが一番的確かもしれない。
その音が聞こえる方向を見る。

雪の街

猛る炎

石化した人々

アレはアレはアレハ……アァAAAAAAAAA!
うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああAAAAAAAAA!!!
ドサッと言う音と共に僕は倒れていくのを覚えた。
<ネギサイド終了>

「……駄目か。」
私は倒れてきたネギ先生を抱き、デッキをかちりと抜いてやり再びジャケットに入れる。
元に戻った彼の顔は真っ青である。
だが、コレで確信した。彼はかってのトラウマと正面から見合えない。
「おい、何が起きた?」
エヴァちゃんがこちらに来る。他のメンバーも驚いたようでこちらに来るのが見える。
「デッキを渡しただけよ。」
その言葉にエヴァちゃんの目が見開かれる。
「馬鹿な!下手したら精神崩壊を起こすところだぞ!」
私はエヴァちゃんに1冊の本を渡す。それはあの資料が載った本。
「コレの326ページ目……おそらくサウザンドマスターが使用したであろう魔法よ…」
こつこつコツとネギ先生を抱っこし、ベッドに乗せる。
皆から色々聞かれたが多分魔法の使いすぎだと説明しておいた。
しばらく経つと、鏡から報告が来る……
それは必然のことであった襲撃かもしれなかったことを後に私は知る事になる………
_____________________________________________

ネギ先生初変身!
でも発狂寸前。ライダーになるにはまだまだでした。この世界の力も取り入れてるため必然的に心強き者を選ぶデッキになりました。
まあ、ぶっちゃけ、ガタックの影響をかなり受けてます(笑)
さていよいよ、次回はヘルマン卿が学園を襲撃します。
ネギは果たして、自分の力を使いこなせるでしょうか?

>>アレス=アンバーさん
さてさて、いよいよネギ先生の成長フラグが1つ立ちました。あのトラウマを受け入れれるか否か……
契約モンスターについては秘密と言うことでw

>>覇邪丸さん
はい、この世界と優の知識の結晶とも言えるデッキです。
コレを装着すればそれなりに強くなれますが……さてさて?

>もしかしたらヘルマンを契約モンスターにしたり(笑)
さてさて、それはこの話の最終章で語られるかとw

>>weyさん
初めまして、読んでいただきありがとうございます♪
ぷちだいばーは自分の妄想の産物です、今ここに明かされる笑撃の事実(笑)
こちらの感想で手塚復活の声が大きく、そのままと言うのも面白くないので、こうなりました(笑)
これからもぷちだいばーをよろしく!w

>>神鳴神薙さん
さてさて、まずはネギに第一の試練。最初の挑戦はリタイアです。
ですが、まだ更なる試練が訪れます。今回はネギの成長を主軸にしているので、ネギを応援してあげてください。

>そして、ネギの夢中に出てくるナギ、サウザンドマスターですが
>人間に数えていいのか、と疑問に思うのは私もですね
>アレはないでしょう、人として出来ない事はないでしょうが、確実に命を消費するはずです
さて、この作品ではサウザンドマスター=神崎と同質の存在として考える方に固めました。
魔法なら、肉体を捨てた完全なる存在の変換もありかな?と。

>>U−さん
初めまして、読んでいただきありがとうございます♪
さて、色々予想されていますが、今回はブランク体のみで登場。それもテレビで言うと数秒ですがw
契約モンスターは少し驚かせる形で契約予定です。さて、どれが当たるかな?w

>>流星さん
ネギには一度受け取ってもらいました。デッキと言う怖さを知ってもらうためにです。
この世界には当然ライダーバトルはありません。ですが、トラウマとの闘いが多い世界だと思ってます。
果たして、ネギは次にデッキを見たときどういう決断をつけるか?今回最大の注目点です。

>>空牙さん
アマダムは神話になりますからねえ、ごらん、あれが空牙の星だよ(笑)
仕方ない、薬草で(ぺたぺた)

>燃えて熱い展開へと移動ですな?燃えも大好きなので期待させていただきますw
次回は戦闘だらけですよ。乞うご期待!w

>>ATK51さん
ナギがなぜ人ならざる力を持ってしまったか、自分なりで設定してみました。
心情はまだですが、まずは存在の変換と言う理由を作ってみました。

>原作ではヘルマン卿戦を経て自分が過去から逃げていた事を見せつけられかなり長い事へこんでいた(今でもまだ引きずっている?)様ですが、今回は余計にその辺が加速しそうな予感が。
>灰色のライダーデッキ、僕も受け取り拒否を祈りたい一人です。とは言え力を持つ事の意味を考えるとデッキは拒否しても…と言うのはありますし。
さて、まずは一度は受け取りましたが、倒れてしまいました。ここからがネギの成長の始まりです。
力を手に入れることは何かを受け入れなければいけない。今回の話は現実の世界への問いかけにもなるかもしれません。

>ネギの記憶の真相は原作の展開を待つとしても、こちらでの「一応の選択」は思い切り気になる話です。
>実際彼は一人で戦うには直すぎ、周りと共に戦うには歪すぎなようですから…?
彼が今後どう戦いと言うものを認識していくか。コレもまたこの話の要になります。

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