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「崩壊からの帰還 第十七話 『歪なる思い 後編』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-07-26 17:43)
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戦いは修羅の道……力持つ事は力と言う意思への覚悟…
力振るうことは新たな恐怖を生み出すと言う事……
汝、その覚悟ありきか?
汝受け入れる器はありきか?

<ネギサイド>
皆さんに初歩の火の魔法を教えた深夜、あすなさんに声をかけられ、6年前の記憶を見せることになった。
でも、何故だろう。父の記憶に触れようとすると、あの戦いの後の師匠の言葉を思い出すのは………
『お前はサウザンドマスターにはなれん。』
その一言が僕に強くのしかかっていたからかもしれない。
今は呪文に集中する。おでこをくっつけて呪文を紡ぐ。
「ムーサ達の母 ムネーモシュネーよ…おのがもとへと我らを誘え…」
呪文を紡ぐと急速に意識だけがあの日………6年前に到着する。 
懐かしい町並み、懐かしい人が見える……
ネカネお姉ちゃん、アーニャ……スタンお爺ちゃん……おじさん……
あすなさんに説明しつつ、僕は顔が綻ぶのを抑え切れなかった。
そしてそして、運命のあの日……僕は……僕は!
ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
そこで一時、僕の意識は消えていく………
<ネギサイド 終了>

<明日菜サイド>
ネギの過去を見ている。暖かい人達、少年らしいネギの一面。
そして何よりネギの存在を支えた大きな存在……ネギの父…サウザンドマスター。
画面が切り替わる……あの暖かい町が瞬時で火の海になっていた。
「か、火事!?ちょちょっとどういうことよ!?何で村が燃えてんのよ!」
私は思わず声を上げる。そしてネギを追いかけると、今度は石になった人々が見つかる。
これは……修学旅行のときと同じ?
ネギを慰めようとするが言葉が届かない。そうだった、私は今はこの世界には関係ないのだ。
そして、場面が更に変わる。修学旅行のときに出た式神…アレに似ているが異なる何かが大量に現れる。
「ネ…ネギ逃げて!」
ちっちゃいネギにそう言い続けるが、彼は泣いたまま父の名を呼び動かない。
成人男子のあろうかと思う拳がネギに迫る。
ドン!!
凄まじい音がしたかと思うとその拳はネギを捕らえることなく、青年らしき人の手により止められていた。
受け止めた青年…まさか!
その手に雷が宿ったかと思うと……
え?何?呪文が高速で聞こえない…
『雷の斧!』
ガカァアアア!と言う音と共に悪魔らしきものが真っ二つになる…ス、スゴイ……
それを見た悪魔…でいいのかしら?悪魔達はその青年に向かう。流石に量が量……
そう思ったら、青年は先頭の悪魔にパンチとキックで吹き飛ばした。その後やはりすごいススピードの呪文を紡いだ。
『雷の暴風!』
それは本当に暴風だった。ドッゴォオオオオオオオオン!と言う音と共に悪魔の集団と山をまるで苦と言う言葉も無く消し去った。
そして、青年は悪魔の屍の山の上で生きていた悪魔の首をゴキンと折った。その悪魔が発した言葉…そうまるで悪魔以上の存在に私は見えた…
ネギを追うと更に場面が変わる。ネギが逃げた先に悪魔がいたのだ。
その悪魔の攻撃を受け止めたネギの姉であるネカネさんとスタンと言うおじいさんが石化していく……
『封魔の瓶!』
最後の力を振り絞ったスタンお爺さんが瓶らしき物に悪魔を封印した。
更に場面が切り替わり、サウザンドマスターと再び対峙したネギが杖を受け取った。
ここで私は違和感を覚えた。彼が言った言葉…
『俺の形見だ。』
確かに彼はそう言った。おかしい、現に彼は生きている、なのに形見?
場面は移り変わっても私はこの違和感を忘れられようもなかった……
<明日菜サイド 終了>

<エヴァンジェリンサイド>
宮崎 のどかのアーティファクトを借り、ぼーやの心を他の者達と共に覗く。
私はこのサウザンドマスターに激しい違和感を覚えたと同時に悪魔達の襲撃にも同様の違和感を覚えた。
まるでこの襲撃はサウザンドマスターが来ることを前提したかの様な召喚量。
更にサウザンドマスターの魔法量…確かに奴は伝説を持つ男だが、アレではまるで……人を超越した存在……神だ。
周りが感動でぼーやのほうに駆けて行く中、私はこの事実に激しい違和感を覚えた。
<エヴァンジェリンサイド 終了>

<手塚サイド>
俺は自分を通して、優に報告している。
俺の感想は唯一つ。
歪……そう彼が見て、目指しているサウザンドマスターは歪なのだ。
俺が文献で知るサウザンドマスターとは余りにかけ離れている。そして、気になるのは途中から少年の意識が見えないというところだ。
目を逸らしている……あの惨劇から……そして、かすかに残るサウザンドマスターを目指す……
これは余りに歪な想いではないか………
<手塚サイド 終了>

「歪ね……」
「は?」
私がボソッと喋ると茶々丸ちゃんがどうしました?と言わんばかりに顔を向けてくる。
「歪な思いは時として振り切らなければいけないってことよ、茶々丸ちゃん。」
茶々丸ちゃんはますます判らないという顔をしている。
「難しかったかな?まあ、要するに彼はコレを受け取る資格は今はないってことかな。」
私はお茶を置いている横に置いた【ソレ】を取り、手でくるくる回す。
「完成……したのですね。」
「まだここに文様がない内は未完成よ。」
私はまだブランクの象徴である灰色の【ライダーデッキ】を持ち、考える。
さあ、力はここに出来てしまった。果たしてこれは彼にいかな力を与えるか?
救いか、破壊か……どちらに進むかはまだわからない……
_____________________________________________

へ〜い、ライダーデッキ作っちゃったZE!w
ついにネギ用(?)のデッキが完成してしまいました。
果たして、これからどう進むかはご想像にお任せしますw

>>空牙さん
はっはっはっ、空牙さんはエロイなあw
ユンケルで蘇生ですか、ならばポーションの炊き込みご飯も持っていくがいい!w
いよいよ、ヘルマンが迫ります。果たして、原作とどう違う成長かお楽しみください。

>>覇邪丸さん
はい、予想通り、彼女が作り出したのはライダーデッキですた。
元々のノウハウはオルタナティブの資料を見たはずですからね、出来るという設定で。
まさにご都合主義万歳(笑)

>>アレス=アンバーさん
しばらく後1〜2話はシリアスが続きます。
ネギが1段階レベルアップする予定です。さて、彼はどういう心境でデッキを受け取るのか?

>たしかにネギはこのままではナギに追いつくのは無理ですね。
>目標を持つというのはいいことですけどそこにこだわりすぎると逆効果ですからねぇ。
同時に、あのナギは余りに人を超越してると思うんですよね。
それに追いつこうとするのもまた歪なわけです。

>>ATK51さん
ついに専用デッキも完成したわけですが簡単に渡す予定はないです。
VSへルマン卿戦はネギの成長の重要ファクターになります。

>今の彼を動かすのは義務でも使命でも「純粋な願い」とやらでもないと言う事ですね。
>それをつき抜ければ良い意味で「清濁併せ呑む事を強要する」環境を乗り越えられそうですが、果たしてどうなりますか。
その辺りも今回の重要なキーワードの一つです。
今の彼を動かすもの……それは父か、それとも現在か?
今回のテーマは力持つ時の意思と言うのも重要なところです。

>>神鳴神薙さん
影分身で逃亡中ですかw
仕方ない、ゴーゴージャイロをお貸ししましょうw

>ネギの歪はなかなか的を得ているかと思います
>自身と父を重ねる、どうしても成れない者に成ろうとする
原作でもそうですが、現在のネギは惨劇の時助けてくれた父をトレースして強くなろうとしてるんですよね。
あらゆる意味、相成れない存在なのですよね、ネギの戦い方とか考えると…

>>流星さん
ひき潰されたですか。よっしゃ!ゴーゴーフォーミュラーで緊急手術だ!
ザビーゼクターで蘇るがいい!w

>ネギの駄目な点については、仲間のことを過剰に大切にしすぎていて、自分だけで全てを解決しようとする点には気づいていましたが、成る程確か
>にネギは自分と父親を重ねすぎていますね、う〜む納得
今回も書いてありますが余りに父を理想にしすぎてるところがあるんですよね。
男性にはよくある父を越えるではなく彼は父になろうとしてるんですね、あの惨劇を退治できた偉大なる父に…
これもネギの一つの弱さでしょう。

>>龍牙さん
ついにこの世界に新たなデッキが生まれました。
契約モンスターは秘密ですがかなり驚かれる展開を用意しています。ご期待ください!
DVDは版権料出してくださいね(ヲイw

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