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「崩壊からの帰還 第十六話 『歪なる思い 前編』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-07-24 18:12)
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あの体育祭から幾分か過ぎ、今、私は地下特別訓練室で瞑想をしている。
「城崎、珍しいな。」
ぷちだいばーが声をかけてくると同時に私は意識を現実に覚醒させる。
「イメージトレーニングってね。後、少し考え事をね。」
近くにおいてあったタオルで汗を拭き、スポーツッドリンクを飲みながら地上に出る階段を歩く。
「手塚。聞いていい?」
「なんだ?」
私は考えていたことを言うことにした、そしてそれは………
「あの子、ネギ先生はサウザンドマスターに追いつけると思う?」
「無理だな。あのままではどんなに手がかりがあろうと…かの魔術師とやらの片鱗すら敵うまいよ。」
それは私が何度も到達した結論。そして、残酷なまでの真実であった……
ビシャアアアアアン!と窓から見えた雷鳴はそれに呼応するかのように階段を鮮やかに光らせた。
そう、このままでは彼は追いつくどころかますます距離が伸びてゆくだけ………

<学園長サイド>
わしが仕事中、城崎君から連絡が入った、聞けばネギ先生以外の魔法関係者を集めて欲しいとのこと。
重大なことを言うと言う……彼女の真剣な言葉にわしは急遽関係者を集めた。
ギィッと関係者を集めた学園長室の扉が開く。
「学園長、感謝します。これから言うことは私及び手塚が結論したことであります。」
「うむ、それで話とは?」
次に彼女……城崎 優の口から放たれた言葉は全ての者に衝撃を与えることじゃった。
「彼……いえ、ネギ・スプリングフィールドは【魔術師の中の魔術師】になる事は現状絶対不可能であることを申し上げます。」
ざわっと場がざわめく………それは、彼の現在を全て否定させる言葉じゃった………
<学園長サイド 終了>

最近ネギ先生がやせ衰えている。それは噂ではなく確実たる事実だ。
まあ、その原因は知っている。エヴァちゃんとあそこで特訓してればそりゃ痩せ衰えるわよ。
エヴァちゃんが作ったと言う現実と空間と流れが違う空間で毎日特訓しているのだ。
勿論、私もお世話になっている。アスナちゃん達がひそひそ話してるわね。
こりゃ、今日中にばれるかしら………
案の定ばれた……が、何かがおかしい。アスナちゃんだけ、何故か一緒に入らなかった……いや、魔法の仕掛けが『作動』しなかった?
いや…まさか発動を無意識化で【無効】にした?真祖と呼ばれる強力な吸血鬼の魔法すら無効化するか……
そして、契約執行中の武器の事………となると、彼女は……
しばらく経つと、永続的に回るエヴァちゃんの魔力が勝ったのか彼女も【別荘】に入っていく。
あれは本格的に修行つけたらどこまでも成長しそうね………エンチャントと呼ばれるサポート的な魔法すら彼女は無効化してしまうのはまず間違いない。
いや、下手をすれば魔法による物質すらも全てその効果を無効化してしまうかもしれない。末恐ろしい子がネギ先生と契約結んだものだ……
さて、私もいくか………

<ネギサイド>
走る!いや走らなければ!
追いつかれた!それならば、左手にエンチャ……
しまった!向こうは魔力でリーチが!
ズドンとエヴァンジェリン師匠のパンチが決まる。
「ぎゃう!」
息が一瞬詰まる、だけど意識を持たせ、体勢を整える。
顔を上げると、茶々零さんと茶々丸さんがコンビネーションを仕掛けてくる。
ならば、結界で!
「風花!風障壁!」
同時に後ろに飛ぶ。高速的に呪文をつむぎ……
「雷の暴風!」
【シュートベント】
ズドンと雷が炎にかき消される。
師匠はにやりと後ろを向く。更なる強敵の……登場だ。
<ネギサイド終了>

「遅かったじゃないか。」
エヴァちゃんが茶々丸ちゃんと茶々零ちゃんを下がらせる。
「今日は掃除当番でしたから。それよりエヴァちゃん、もう少し注意したほうがいいわよ。」
私はちょいと指を差すと『あわわわ』と何人かが倒れこんできた。
「ん、あっちは任せろ。説明は面倒だがしておいてやる。」
「ご武運を。」
3人がアスナちゃんのほうに行くのを確認する。ネギ先生はそっちが気になるようだ。
「駄目よ、ネギ先生。目をそらしちゃ♪」
ズドンと手に持ったキャノン砲が炎を吐く。
「風花!風障壁!」
彼は結界がもたないと見るや横に飛んだ。なかなかいい判断だ。
私はキャノンを捨て、新たなカードを装填する。
【トリックベント】
私が3つに分かれる。彼は目を剥いている。しかし、次の瞬間杖をぎゅっと握り締めて臨戦態勢を取る。
「契約執行!90秒!対象ネギ・スプリングフィールド!」
なるほど、アレが強化魔法ね。そして、この判断力は……
「でやぁ!」
魔法を纏ったパンチが私の一つに迫るが冷静に避け2人の私が捕まえ、もう1人の私が蹴りで彼を吹き飛ばす。
「がっ!」
咄嗟に杖でガードしたとは言え吹き飛んでいくネギ先生を見ながら私は新たなカードを装填する。すると2つの分身が鏡が割れるように消える。
【ストライクベント】
「昇龍……突破!」
迫る炎、避けようのない攻撃、さあ、どうする?
「神明流、斬岩剣!」
「てやぁああああ!」
ありゃま?アスナちゃんと刹那ちゃんに止められちゃったか。
流石は京に伝わる幻の剣と無効化の力を持つ武器か………刀で塊を、無効の力で炎を消したか…
「ちょうどいいわ。ネギ先生。その二人と組んでもいいわ。」
炎が切り裂かれた先に立つネギ先生にそう宣言する。これは確認だ。
【ソードベント】
空中から飛んでくる剣を持ち3人のほうに走る。確かめさせてもらうわよ!ネギ先生!
あなたが力を持つに相応しいかを!

<刹那サイド>
まさか、城崎さんと戦うことになるとは思いもしなかった。
「明日菜さん、私が剣を何とかします。」
「余裕ね。」
な?!早い!
ズドン!そんな音と共に景色が後ろに下がる、意識を持ち空中で回転し体勢を整える。
咄嗟に刀で蹴りをガードしたのにここまで吹き飛ばされるなんて…やはり強い………
<刹那サイド終了>

<アスナサイド>
びりびりと手が痺れる。ネギは魔法武器はよほどの事がなければ壊れることは無いと言っていた。
ただの一撃でこれほどの手ごたえだからこそ分かる。彼女は…強敵だと……
「明日菜さん、私が剣を何とかします。あ……」
な?!刹那ちゃんが吹き飛ばされた。早い?!
私は素早く武器を構える。
「アウト、常に相手を視界に入れなさい。」
私は襟をぐんと引っ張られる感覚を受けると、景色が一気に後ろに飛んでいく。
投げられた!そう考えると同時にある言葉が私に聞こえる。
「契約執行90秒!対象神楽坂 明日菜!桜咲 刹那!」
ネギ、ナイス!と考えると同時に体に力が巡り、景色も急速にその速度を落としてくる。
危なげなく着地し、刹那ちゃんと同じ方向に走る。
<アスナサイド終了>

一気に加速し、ネギ先生に迫る。
「く!ラス・テルマ・スキル……」
あの詠唱は雷の暴風か……
「来れ雷精!風の精!!」
私はバイザーにカードをセットする。
【フリーズベント】
「雷の暴風!」
ネギ先生が出そうとした魔力がシュンと消える。どうやら、これは杖を媒介にした魔法にも有効みたいね。
「な?!そんな!」
私は素早くネギ先生の懐に潜りこみ一気にアスナちゃん達の方に向かい勢いをつけて投げる。飛んできたネギ先生をキャッチする二人。
「魔法を無効化されたとてそこで冷静さを失うようじゃアウトね。」
ちっちっちっと人差し指を振る。
「詠唱も気づかれないようにしないと発動の意味もありませんよ。今日も私の勝ちですね。」
デッキを抜き取りにっこり3人に向けて笑い、奥の部屋に行く。
そして、確信を得てしまった。彼があのままである限りはサウザンドマスターと言う存在を越せないだろうと……

<エヴァンジェリンサイド>
シンジ……いや優の恐るべき実力を知ってはいたが、魔法無効すら出来るとは……
そして、この戦いは私にもう一つの確信を持たせた。
ぼーやはサウザンドマスターに自分を重ねている。それが例え息子としての想いであったとしても……
ユウが学園長室で話したあの事実は……こういう事だったのか……
確かに、このままではぼーやの成長は……望むべくもない。
「おい、ぼーや。」
私はぼーやに話しかけた。
<エヴァンジェリンサイド終了>

「城崎……やはり、作るのか?」
私が奥の部屋に行く途中ぷちだいばーが話しかけてくる。まったく我が相棒は良く分かってらっしゃる。
「そうね。でも【アレ】を受け取るかは彼次第ね。」
「そうだな。」
私は借りている部屋の扉を開く。
そこにあるアレは、誘惑の力、根源を否定する力……彼は果たして臨むだろうか?
それはまだ分からなかった………
_____________________________________________

バトォオオオオル!やはり戦う女性とライダーは美しい!
やはりバトルはいいねえ、リリンが生んだ文化の極みだよ(ヲイw
しばらくこんな感じでシリアスが続きます。次回はネギの回想シーンです。
多分原作寄りの内容になるかと。ただ、エヴァの視点が少し違うかも?

>>アレス=アンバーさん
さよちゃんの水着は……意外ですが和美が用意したものですw
扱いぞんざいなのにな……は?!コレがツンデレ?!w

>幽霊受け入れてるし・・・懐の広い学校だなぁ。(笑)
あの学校の懐は遊戯王で何故か立体映像でダメージ受けるのを受け入れるぐらい心広いかとw

>しかしアレ喰らって普通に生きていけるこの連中って・・・まぁ全員人外だしギャグだからいっか♪(笑)
HAHAHAHA,あの4人を本気で倒すならドゥームズディがいるでしょうw

>>覇邪丸さん
いやいや〜、流石にあの4人が居なくなると番外編が書けませんから(笑)
いよいよヘルマン卿戦、その前にネギは一つ強さを知ると言う階段を踏むかもしれません、乞うご期待!

>>空牙さん
まあ、一応ヘルマン戦終えたらまた番外書く予定なんでご期待くださいw
またこの四人出しますよ、多分w

>いや、むしろ包帯とユンケルください。絆創膏じゃ間に合いません(ユンケルて)。…---ところでゴッドかわめん様、この城崎さんの今回使用した水
>着、いくらで売ります?(抜け目がねぇ?!)
うむ、(空牙さんの後ろを見て)ユンケルと絆創膏では確かに間に合わんな。
ゴーゴーフォーミュラーと緊急手術を予約しておきましょうw

>じーざす…。あそこまでステキな乳揺れですか(鼻血)
誰か体育祭編の絵を描いてくれる人壮絶に募集中。お礼はリクエスト権でw

>>ATK51さん
でも水着用意押したのは和美だぜ。これはツンデレに認定できますかな?(笑)
何気に彼女はツンデレの素質ありと思うのですがどうでしょう?w

>何げにOPを歌うお二人さん、なかなか技ですね。個人的には「レボリューション」が好きですが。
ぬぅ、なかなかマニアックですな。レボリューションを覚えてる人何人居るだろう?w

>次回はいよいよヘルマン卿戦…ある意味MWの戦いに通じる要素も持つかのエピソードをどう昇華するか。
まずはヘルマン襲撃前にある意味歪なネギのことをエヴァに認識してもらいました。
そして最後のは、きっと龍騎を見てれば分かるはず…コレを受け取るか否か?

>>神鳴神薙さん
おぉ!頑張ってライブ映像を死守して俺にも見せてください(笑)
でも、エリクサーだけじゃあ死ねますね。
よし、フェニックスの尾とリレイズもつけましょう!w
がんばれ〜〜〜(助けないのかよ!w


>>龍牙さん
そして、夢をありがとう、黒幕四人!
龍牙さん、サソードで守りきる映像は永久保存物なのでがんばってくださいw
町を点在するゼール軍団から逃げれれば勝利だw

>>流星さん
まあ、生きてないと学園祭の挨拶とか出来ませんからねw
代役立てるのは面倒(それだけかよ!w

>パッドよりもその中身のほうが・・・(爆)
貴様!漢だな!w

>さて現在自分はバイクになっているドラグランザーの追撃を受けている真っ最中であります。
ああ、あれから助けるのは無理っぽいなあw

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