注意:このお話は作者が『何となく』の『思いつき』でちまちまと書いているお話です。
思いつきで書いるので構想はまだおぼろげにしか組みあがっていません。
執筆スピードが遅いので更新は遅いです。
基本的に主人公の視点ですが、<キラ>と頭に表記される場合その後の文がそのキャラ視点での文になるという表記です。
(この場合はキラ)
それと、作者の設定上微妙にキャラの年齢や性格等が違ったりする場合があります。
後、このお話は『記憶憑依系』?です。
嫌いな方はお気をつけ下さい。
後、こういうのが嫌いな方は読まない方が宜しいと思います。
誤字脱字修正感想等宜しくお願いします。
読んでも良いという方は下にスクロールしてください。
では。
<カガリ>
私はアスランと共にキラ達の家に来ている。
墜落した機体のパイロットの様子を見るためだ。
アスランはラクスと話している。
ラクスに教えられた部屋に入って見た光景は何処かの絵にでも有る様な不思議な光景だった。
窓から入る涼やかな風の中、静かに眠る燃えるような紅い髪の女の子の傍らでその子を心配そうに見ているキラの姿だった。
「…キラ?」
思わず出た声にやっと私のことに気付いたのか驚いた顔している。
一体どうしたというんだ…。
「…この子がそうなのか?」
「うん、傷も殆ど治って後は目を覚ますのを待つだけなんだけれどね…」
静かに眠る女の子を見る。
肩まで掛かる紅い髪を見て何処かで見た事があるような気がしてしまう。
会うのも初めて筈なのに、…何故だ?
「虎からの報告だと、名前と思しき『ルナ』という事以外が不明という事だが…」
「うん、認識票らしき物らしきものは有ったんだけれど損傷が酷くて名前の頭の『ルナ』位しか読み取れなかったんだ。後は私物だと思うんだけど木刀が一本有ったよ」
「木刀??」
聞き返す私にベッドの脇に立てかけてあった物を渡してきた。
手に取り調べる。
黒木だろうか、私にはかなりの業物に見える。
柄付近に銘が彫ってあるのを見つけた。
『夜叉姫』
「すごいなこれは…」
思わず私は魅入られるかのように呟く。
「カガリさん?」
後ろから掛かったラクスの声に正気を取り戻す。
危ない危ない、皆には秘密で最近はまっている『刀剣類のコレクション』の事がばれたら何を言われるか。
とはいえ、はまる原因となったのは先の大戦で知り合ったジャンク屋なのだが…。
ガンダムSEED DESTINY 〜紅き鷹の幻想曲〜
第05話 覚醒、そして…
<ラクス>
アスランをマリューさん達に任せてキラの所に戻ると、カガリさんが木刀を手に持って怪しい笑みを浮かべていました。
何か有ったのでしょうか?
「カガリさん?」
私が声を掛けると面白いようにうろたえ木刀をキラに押し付け私に慌てています。
どうしてそんなに慌てているのでしょうか。
「……うっ」
「キラ!カガリさん!!彼女が目を覚まされます、少しお静かにお願いします」
とたん、静かになったお二人を他所に覚醒しようとしている彼女の傍らに行く。
数回震えたかと思うとすっと瞼が開かれ現れたのは綺麗な蒼い瞳でした。
「おはようございます」
「…おはよう…ございます」
まだ覚醒しきっていないのか、ぎこちない喋りですが挨拶が返ってきました。
次は自己紹介をしませんと。
「私の名は『ラクス・クライン』です。貴女のお名前をお聞かせ願えますか?」
「名前?……っ!『私』?『僕』?誰??」
「しっかり!大丈夫?!」
名前を聞いて彼女が答えようとした所で急に頭を抱え苦しみだしました。
それを見たキラが駆け寄る。
「うううっああぅ!!」
「キラ!カガリさん!体を押さえていて下さい!!」
「うっうん!」
「分かった!」
彼女の身に一体何が起きたのですか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<キラ>
「…大丈夫?」
「はい、すみません。唯何故か見た事も無い…と思うんですけど、情報が僕の頭の中に凄い量で流れ込んできたので混乱してしまいました」
「「「僕?」」」
思わず僕とラクスとカガリの声が重なる。
一人称が『僕』?…『僕っ娘』?
って、何考えているんだ僕は!
「膨大な量の情報ですか、貴女の事ではないのですか?」
ラクスが少し真面目な顔で問いかけている。
カガリも流石に真面目な表情だ。
「僕の事は何も思い出せません。何と言うか、情報という雪に埋もれてしまって掘り出せないというのだと思いますけど」
「はあ?何だそれは」
思わずカガリが疑問の声を上げる。
僕は何となくだけど想像がついた。
ある意味『埋没』といった感じの『記憶喪失』という事なんだろうね。
同じ結論に至ったであろうラクスと頷きあう。
「その情報は断片的にしか読み込めないのですが、ラクスさん達の事の情報も有るんです」
「あら!」
「ええっ!」
「何っ!」
驚いて硬直する僕たちを見て言う事を吟味しているのか少し首を傾げて考え込む。
「今何年の何月ですか?」
「C.E.72年9月ですわ」
ラクスが答えると纏まったのかラクスの方を向き…
「えっと、凸事アスラン・ザラの元婚約者でプラントの歌姫の『ラクス・クライン』さん」
「あらあら!大当たりですわ」
…ここに居ないアスランの事を知っている?!
ラクス、何気に酷いね。
確かにアスランのおでこ広いけどね。
あっ、カガリの方を見てる。
「オーブの獅子の娘で『紫ワカメ』が婚約者だけどアスラン・ザラと慎ましく交際している『カガリ・ユラ・アスハ』さん」
「っ!何故アスランとの事を知っている!!って『紫ワカメ』ってユウナの事なんだろうな。確かに『紫ワカメ』だな」
アスランとの事を言い当てられて顔を真っ赤にしていたけど、『紫ワカメ』という単語で妙に納得した感じになっている。
何故?
って、次は僕?!
「えっと………言って良いですか?」
何故か神妙な顔で聞いてきた、何か嫌な予感が…。
「構いませんわ、私達だけというのも不公平ですし」
ラクス?!
「だな、さあ言ってやってくれ」
カガリ?!
「では」
呼吸を整える為に深呼吸する彼女が言おうとするのを阻止しようとするけれども間に合わず。
「親友の彼女フレイさんを寝取り、親友の婚約者ラクスさんと仲良くなって奪っちゃったストライクとフリーダムのパイロット『キラ・ヤマト』さん」
「がふっ!」
いっ痛いっ!心が痛い!
そっそりゃあさフレイの場合あの状況で優しくしてくれたのがフレイだけだった事もあって『つい』しちゃったけどさ。
戦闘のストレスも有ったし。
ラクスは包み込むような優しさと強さが心地よくて一緒に居たくなっちゃうんだよね。
それに婚約解消したのはアスランのお父さんらしいし。
トラウマモードに入っちゃった僕を他所にラクスとカガリは彼女の名前というか呼び名を決めていた。
唯一判明している『ルナ』という名前で…。
つづく?
あとがき
相変わらずリアルで忙しいため更新が遅れてしまいすみません。
毎度我ながら経験が足らなくて申し訳ないです。
相変わらず執筆速度が遅い為更新が遅いですが気長にお待ち頂けるとありがたいです。
では、また。
レス返しです。
D,さん
ぐはっ、言い当てられちゃいました。(汗)
まあ、普通の記憶喪失ではないですけどね^^;。
弐さん
どうもです。
それも一応考えたんですが、結果こうなりました。
どうでしょうか?(ぇ
天満宮さん
>文の量
すみません、気をつけてはいるのですが錬度不足です。
期待されるのは嬉しいですのでより一層頑張って行こうと思います。
良い作品になるように頑張って行きたいと思いますので応援宜しくお願いします。
なみれい。さん
>NEME
直ぐに直しました。
指摘ありがとうございます。