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「ガンダムSEED DESTINY 〜紅き鷹の幻想曲〜  第06話前編(微修正版)(SEED DESTINY)」

桑ジュン (2007-03-08 20:31/2007-03-09 10:05)
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注意:このお話は作者が『何となく』の『思いつき』でちまちまと書いているお話です。
思いつきで書いるので構想はまだおぼろげにしか組みあがっていません。
執筆スピードが遅いので更新は遅いです。
基本的に主人公の視点ですが、<キラ>と頭に表記される場合その後の文がそのキャラ視点での文になるという表記です。(この場合はキラ)
それと、作者の設定上微妙にキャラの年齢や性格等が違ったりする場合があります。
後、このお話は『記憶憑依系』?です。
嫌いな方はお気をつけ下さい。
後、こういうのが嫌いな方は読まない方が宜しいと思います。
誤字脱字修正感想等宜しくお願いします。

読んでも良いという方は下にスクロールしてください。
では。


<ルナ>

「ふっ!はっ!せい!」

あれから10日程して支障なく動けるようになり、まだ太陽が昇り始めたばかりの早朝に僕は『夜叉姫』を手に素振りをしている。
衰えた体中の筋力を鍛えなおすという意味でも毎朝鍛錬をしているのだけれど、記憶を無くす前にもしていたのか苦にならなかった。
…記憶を無くす前の『僕』か…
ザフト兵、しかも『赤服』だったらしいけれど実感が無い。

まるでまったくの他人の事の様な

有るはずの無い事を思ってしまう。
……駄目だ、このままでは鍛錬に身が入らない。
今朝の所はここまでにしておこう。
汗で張り付いたタンクトップの感触に少しの不快を感じ、頬を伝う汗をタオルで拭きながら汗を流す為に家の中に戻る事にする。

数日前のプラントで『ルナマリア・ホーク』の死亡が確定したと判断され、その日の内に表面上は関係各所に『死亡通知』をして密かに『戸籍情報抹消』という形で乗っていた機体の存在ごとデュランダル議長の指示で存在が『抹消』されたという事。
そしてその日以後、『メイリン・ホーク』が姿を消したという事も神ならぬ僕には知る由も無かった。


ガンダムSEED DESTINY 〜紅き鷹の幻想曲〜
第06話 ターニングポイント 前編


<ラクス>

「あら?今朝はもう終えられるのですか?」

何時もより早く帰ってきたルナさんを見て驚きながらも声をお掛けしたら、こちらに気づいて「おはよう」と覇気の無い顔で挨拶をなされました。
目が覚められたあの日から毎夜酷く魘されてその為かルナさんの髪の色素が少し…ではなくかなり抜けてしまい、背中まで伸びた今の彼女の髪の色は私よりも少々薄いピンク色になってしまっています。
魘されるようになってからルナさんは毎朝早朝に木刀を手に鍛錬の日々で、私は鍛錬を終えて汗を流すルナさんの着替えを用意しておき出て来るのを待ちキラが起きて来て一緒に朝食という日課になっていました。
一度そんな様子を見たマリューさんが私とルナさんを「仲の良い姉妹みたいね」と仰っていました。
父を亡くした私としては妹が出来たようで大変嬉しいのは確かですね。
あら?考え事をしている内に何時もの様に汗を流す為にそのまま浴室に行かれたみたいです。

「…そうですね、可愛い『妹』の悩みを解消する為にも『裸の付き合い』というものをしてみることにしましょう」

『思い立ったが吉日』という事で直ぐに浴室の方へ向かう事にしました。


<ルナ>

脱衣場で汗に濡れた服を洗濯籠の中に放り込み、着替えの服を棚に置いてタオルを片手にお風呂場に入った所で脱衣場に誰かが入ってくる。
ラクスさんが脱いだ服を洗濯する為に回収しに来たのかな。
そう思いながら浴槽の湯の加減を確認した後、体を洗おうとするとお風呂場の戸が開く。

「ルナさん、一緒に入りましょう♪」

体にタオルを巻きつけた姿で乱入してきた。

「ええ?!でっでも朝ご飯の準備は?」

「済みましたわ」

即答だった。

「でも、キラさんが起きて来るんじゃ…」

「キラは寝ぼすけさんですから大丈夫ですわ」

バッサリ一刀両断ですか。
キラさん相変わらず朝弱いんですね…。
口で勝てる筈も無く押し負けて何時の間にか背中を洗われる事になっていました。
キラさんやアスランさんカガリさん等の事を冗談を交えながら話に花を咲かせ、お互いの体を洗いっこして浴槽に浸かる頃になるとお互い何故か無言になってしまった。
畳んだタオルを頭の上に乗せた状態でラクスさんを見る。
僕と同じように畳んだタオルを頭の上に乗せこちらを見ていた。
見た事の無い凄く真面目な表情で見ていたので何となく気恥ずかしくなって視線を逸らしながら声をかける。

「なっ何ですか?」

「ルナさんは胸が大きくて羨ましいですわ、私はそんなに大きくないので…」

胸かよ!!!
っていうか、ラクスさんも別に小さくは無いじゃないですか。
マリューさんは比べる以前の問題だしカガリさんも以外とスタイルは良い。
目算だけどC…いやDに殆ど入っていると思う。
まあ、僕も怪我の具合をマリューさんが診た時に測られたのだけどDらしいし…。
……Eカップのラクスさんがレオタードみたいなコスチュームで歌ってる姿が頭に浮かんだけど何なんだろう。
気のせいだね。

「まあ、半分は冗談ですけれど。…真面目なお話があります」

半分は本気な訳ですね。(汗)
ほんわかと微笑みながら誤魔化しつつも真面目な表情に切り替えて本題と思われる話を切り出してきた。

ごくり

「…何でしょう?」

ラクスさんの真面目な雰囲気につられて僕も緊張してきた。
少しの時間が妙に長く感じてしまう。
そんな『間』を置いて出された言葉は予想の斜め上を逝っていた。

「ルナさん、私の妹になりませんか?」

「……は?」

なんでさ?


<ラクス>

あら?私(わたくし)何か可笑しい事を言いましたでしょうか?
ルナさんが首を少し傾げた状態で呆けられております。
…その仕草がとても可愛らしくて、私は思わずルナさんの顔を自分の胸に抱きしめてしまいます。

「うぷっ、ラクスさん?」

戸惑った表情で上目遣いに見上げられたルナさんのお姿は、何と言いますか…こう『クル』ものがありますね。
これが俗に言う『萌え』と言うものなのでしょうか?

「…あの?」

「(はっ!脱線してしまいましたわ)…ルナさん、目が覚められて以後毎夜魘されて見えますが何かあったのではないですか?」

ビクッ

やはり何かを抱え込んでいらっしゃるのですね。
私で良ければルナさんを護って支えになってさし上げたい。
キラはまだ心の傷が癒えたとは思えませんし、マリューさんはモルゲンレーテに出向していていらっしゃいますからここには居ませんし…やはりここは私が!

「何か悩み事があるのですね?…良ければ相談に乗りますけれど、私では駄目でしょうか?」

「え?いえ!別に駄目と言うのではなく…」

?何やら顔が赤いですが、湯あたりではないでしょうが…なるほど抱かれているのが恥ずかしいという事でしょうか?

「いかがなされました?」

「いえ、あの。放してくれませんか?」

「嫌ですわ!」(0.01秒)

「はえっ?!」

腕力で敵わないはずの私から逃げないのは、このままで居たいという気持ちの方が強いと判断いたします。
ですから放しませんわ。
…少し卑怯かもしれませんが…

「でしたらルナさん、先ほども言いましたが私と姉妹になりませんか?…無理にとは言いませんが」

「…別に嫌じゃないです」

「では!」

「でも、理由を聞かせてはくれませんか?」


…もっともです。
キラに心配をかけまいと伏せていたこの想い。
ルナさんなら…。

「…分かりました。お話いたします」

緊張して強張っていた体の力を抜いて私に体を預けて来たルナさんを優しく抱き止める。
先の大戦の事、…父の死の事。
そして、私の本当の夢を……


つづく?


あとがき
私は帰ってきたーーーー!!!(ガトー調)
どうも、約半年振りです。
PCのOSが逝った為今までのと3話程書いたのが全部消えました。(泣)
残っていた覚書とかで何とか形に出来ましたがリアルで忙しいのもあってか更新が遅れてしまいすみません。
毎度毎度、我ながら経験が足らなくて申し訳ないです。
後編は近い内には投稿出来ると思います。
相変わらず執筆速度が遅い為更新が遅いですが気長にお待ち頂けるとありがたいです。
では、また。

PS.
『前振り』としての意味で前編はこの分量だったのですが余りに短いと思い少々追加しました。
第6話の本題は後編ですので次の第6話後編をお待ちください。

レス返しです。

D,さん
>未来視
先の展開によってはあるかもしれません。(ぇ
>キラはカップルクラッシャー
無印のキラは正にそうなんですよね。(汗)

弐さん
応援ありがとうございます。
>恋愛遍歴暴露大会
はい、キラが一番の被害者(加害者?)です。
>大破したセイバー
これに関しては答えがあります。
大破したプロトセイバーですがどんな状態だったかというと、手足に相当する部分や翼等の部分は装甲を含め殆どが突入時の熱で融解変形していてシールドに守られていた部分(頭部から胴体)は辛うじてPS装甲は生きていたものの頭部の大半は陥没や融解しておりメインカメラ部分は半壊状態(というかご臨終寸前状態だった)で胴体も突入時の熱で殆どの内部機械は大破。(デブリに衝突した時の損傷の影響も有る)
コクピットは内部は半壊で済んでいるもののその周りは殆ど全壊しており、ルナは文字通り『首の皮一枚で助かった』という状態。
後の正式製作されるセイバーを見ても同型の機体だとは気づけない位に大破していました。

そのままにしておくと誘爆したりする危険性もあったため回収調査の後破棄された事になっています。

>ミネルバでルナの抜けた代わりはハイネ西川?
……どうしましょう?(ぉぃ

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