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「ガンダムSEED DESTINY 〜紅き鷹の幻想曲〜  第04話(加筆修正版)(SEED DESTINY)」

桑ジュン (2006-07-22 22:03/2006-07-23 15:51)
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注意:このお話は作者が『何となく』の『思いつき』でちまちまと書いているお話です。
思いつきで書いるので構想はまだおぼろげにしか組みあがっていません。
執筆スピードが遅いので更新は遅いです。
基本的に主人公の視点ですが、<キラ>と頭に表記される場合その後の文がそのキャラ視点での文になるという表記です。
(この場合はキラ)
それと、作者の設定上微妙にキャラの年齢や性格等が違ったりする場合があります。
後、このお話は『記憶憑依系』?です。
嫌いな方はお気をつけ下さい。
後、こういうのが嫌いな方は読まない方が宜しいと思います。
誤字脱字修正感想等宜しくお願いします。

読んでも良いという方は下にスクロールしてください。
では。


<キラ>

助けた女の子が気になってマリューさんに聞いたら、今はマルキオ導師の所でラクスに看病されている事を聞いて見に来た。
唯僕がノックせずに部屋に入った為、ラクスが助けた女の子の体を微温湯で拭いている所に来てしまい一騒動が有った。
と言うか、怒ったラクスが少し怖かった。
話を逸らしたい事もあったけれど、容態の方が気になったのでラクスに話しかける。

「まだ、意識が戻らないんだね」

「……はい」

僕たちの目の前のベッドには紅い髪の女の子が静かに眠っている。
あの墜落から2週間が経ったけれど、まだ意識が戻る気配は無かった。
墜落した機体はバルトフェルドさんがムラサメで回収して行ったけれどどうするんだろう?(修理は無理そうだったけれど)
この女の子、正確な名前はまだ分からないままだった。
認識票らしき物は有ったのだけれど曲がって真っ二つになっていたり血がこびり付いていて取れず殆ど読めない状態だった。
名前の部分も中々読み取れず

『NAME:Lunam……』

と名前の頭の方と思う『ルナ』しか読み取れなかった。
この2週間で体の治癒力が高まっている為かショート程しかなかった髪が肩に掛かるぐらいにまで伸びている。
その姿を見て助けられなかったフレイの事を思い出してしまい鬱な気分になってしまった。
傍らに居るラクスが心配顔で僕を見ているとも気付かずに…。


ガンダムSEED DESTINY 〜紅き鷹の幻想曲〜
第04話 事故それから…(加筆修正版) 


<シン>

パン!!

ルナのMIA報告をメイリンに伝えてそうなった経緯を正直に言うと。

「何で…何でお姉ちゃんを助けてくれなかったの?!絶対許さないから!!」

と言われ睨みながら叩かれた。
叩かれた頬を押さえながら、走り去るメイリンを見送る。
レイがこっちを見て「大丈夫か?」と心配してくれるが一人になりたかったので「大丈夫」とだけ言うとこの場を去った。
自室に戻って横になり天井をぼーっと見る。
あの事故はどう考えても俺の操縦ミスが原因だ。
あの後急いで母艦と通信が繋がる距離まで戻り、事の次第と救援要請をしてポイントを知らせて戻った時にはルナのセイバーの姿が見えなかった。
後から来た救援と一緒に周辺宙域を探し回ったけれどデブリが多いせいも有ったけれど2週間経った今も行方が知れない。
それに後から聞いた事だけれどあの時のルナは衝突時の影響で何かしらの怪我を負っていたのではないかという事らしい。
インパルスに残っていた通信記録で検証された時に、僅かだけれど吐血する音が聞き取れたと…。
あの時俺がその事に気付いていたら、いやそもそもあの時操縦をミスらなければこんな事にはならなかったかもしれない。

くそっ!!


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


<ギルバート>

「そうか、分かった。だが万が一という事も有る、範囲を広げてもう少し捜索してくれ…ああ、よろしく頼む」

カチャ

最終調整等が遅れているセイバー(3号機)の為、インパルスと共同テスト中2号機を託したルナマリア・ホークが2週間前に事故にあった。
テスト中にインパルスを庇ってデブリに衝突した後行方不明、周辺宙域を捜索するも見つからなかった。
2週間捜索を続けても見つからない事で軍がMIAとしたようだ。
これでセイバーは更に完成が遅れ他のセカンドシリーズより正式発表が遅れてしまうが仕方が無い。
今日、オーブの獅子姫『カガリ・ユラ・アスハ』から極秘裏会談の申し入れが来た為了解の旨を伝え、会談の日は一月後の記念式典の日に決まった。
恐らくは先の大戦時にプラントに移民してきたオーブの民の事なのだろうが…。


まったく、物事は中々思う通りには行かないものだな……タリア。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


<カガリ>

私の執務室の机の前のテーブルで、PCを操作して仕事をしているアレッk…(二人だけしか居ないから本名で良いか)アスランに声を掛ける。

「アスラン、明日はキラ達の所へ行くからお前も来い!」

「は?……ああ、例の件か?」

スケジュールでやっと明日がフリーになったからキラ達の所へ行ける。
あの件の事も直に確認したいからな。

「分かった。じゃあ明日何時もの時間に迎えに行くから」

「頼む」

私の返事が聞こえたのとほぼ同時に作業が終わったのか、PCを閉じて執務室を出て行くアスランを見送る。
ゆったりと休みながら思い起こす。
『例の件』……2週間前にオーブ本島から離れた島、キラ達が静かに暮らしている島近くにザフト製と思しきMA(…いやMSか)が墜落した事件だ。
幸いなのか軍のレーダーには引っかからなかった為大事にはならなかった。
知る者も当事者のキラとラクス私とアスランやバルトフェルド等のあの島に居た三隻同盟面々の関係者ぐらいだ。
呼んだ医療班もお父様の代から世話になっている者たちばかりだ。(戒厳令もしてある)
墜落した機体はバルトフェルドが地下ドックに収容したが修理できるような状態ではなく、私自身実物を見てはいないが『良くパイロットが生きていた』というような状態だったらしい。
キラ曰く「あの機体があの子を護っていたんだよ。……嘗ての僕とストライクみたいにね」と言っていた。
まだそのザフト兵…しかもらしい女の子は目覚めてはいないようだが、覚め次第問いたい事が色々ある。

「ふう…」

MS等の機動兵器、『あのような力が有るから戦争が起こる』今でもその考えは変わらない。
だが最近はこう思う事も多くなってきた。
『力無き力は唯無力、けれども過ぎた力は災いの原因となる』
先の大戦時、お父様が言った事だ。(私自身記憶力が無いせいか細かいニュアンスが違っているかもしれない)
力の持ちようの匙加減と力を使う者により力は変わる事、競い合いと戦争、争いと殺し合いは違う。
競い合わなければ人は発展しなかっただろうし、人の性質上意見の相違から喧嘩(争い)は無くなる事は無い。
だが事によってはそれによりお互いの絆を深める事が出来るのもまた事実。
だが、戦争と殺し合いは破壊しか生まない。
何も創られる事は無い、『壊す』と『殺す』しかない。
先の大戦時キラはフリーダムに乗ってからは『殺す』を覆し『不殺』を貫いた。
けれども『壊す』だけはどうする事も出来なかった。
『不殺』をする為に戦闘行動が出来ない位の損傷でMSを『壊す』
キラでもあの戦争でそれがやっとだった。
戦争は何も作り出さない。
生まれるとしても『負の感情』だけが増加してしまうのが殆どだ。

ふぅ

カフェを飲んで一息つけると、先の事を思う。
私はまだ力不足だ。
民の為と思っても現時点では影響力も無く経験が足りない為、セイラン達の言う事を聞かざるを得なくなってしまう。
ホムラのおじ様が居てくれてはいるが、結局の所は私自身が経験を積んで力をつけなくてはならない。

オーブの理念そしてオーブを含む中立国の真の役割を実現する為私はやる!


見ていてください、お父様!!


つづく?

あとがき
相変わらずリアルで忙しいため更新が遅れてしまいすみません。
一度投稿したのですが、余りにも短いので加筆修正しました。
我ながら経験が足らなくて申し訳ないです。
毎度ですが執筆速度が遅い為更新が遅いですが気長にお待ち頂けるとありがたいです。
次話位がターニングポイントになるかも。(ぇ
では、また。


レス返しです。

D,さん
>ルナ×キラ
正直そこまではまだ考えていませんが、キラがルナにフレイを重ねて見ている現状ではまだそうなる事は無いでしょう。
まだ!分かりませんけどね。(ニヤリ

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