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「狩人の世界に現れし福音者達  第8話(エヴァ+HUNTER×HUNTER)」

ルイス (2006-07-22 15:20)
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「戦う? アンタとアタシ達が?」

「ええ、そうよ」

 次の試験会場までの間、飛行船の中で各々、休憩をする受験者たち。アスカ、レイ、カヲルも売店でお茶しながら休んでいた所へ、アクアという女性が話し掛けてきた。

「冗談。アンタ、ヒソカの仲間でしょうが? そんなのとやるつもりないわよ」

「おや? そうなのかい?」

「ええ。ヌメーレ湿原でヒソカと一緒にいたのを見たのよ」

 そんな奴と戦うなんて真っ平ゴメン、と言うアスカに対し、アクアはニコッと笑った。

「あら〜。私に一発でも当てれば黙示録……ヨハネについて教えて上げるけど?」

「「「!?」」」

 その言葉に、三人の目が見開かれる。

「アンタ……一体」

「ヨハネは黙示録の通称……何故、その事を知っているの?」

「さぁね。私に一発でも入れたら教えたげるって言ったでしょ? どう? 戦う? 戦わない?」

 挑発的なアクアの微笑みに、三人は目を鋭くさせた。


「へっくし! う〜、さむ」

 アクアに連れられ、アスカ、レイ、カヲルの三人は飛行船の屋根の上で彼女と対峙していた。アクアはクシャミをして体を摩りながら、三人を指差して言った。

「さっきも言ったように私に一発でも攻撃を当てる事が出来たら“黙示録(ヨハネ)”について教えたげる。逆に言えば、私に一発も当てる事が出来なけりゃ諦めなさい」

「って、アンタ! 何でアタシ達が黙示録探してるって知ってんのよ!?」

「さぁ? それも私に一発当てて吐かせてみたら〜? あ、そうそう。三人同時にかかって来ても良いわよ〜。ついでに“能力”使っても可」

「ナメてんじゃないわよ」

 流石にプライドを刺激されてアスカも我慢出来ず、拳を鳴らしながら近付いて行く。

「喰らいなさい!」

 地面を蹴り、アスカはアクアに向かって拳を放つ。が、彼女は片手で受け止めるが、そのままアスカは体を捻って蹴りを放つ。アクアは体を後ろに反らして避けると、アスカに向かって手を広げる。

「(マズい!)」

「な〜んちゃって♪」

 思わずガードしてしまうアスカだったが、アクアは彼女の掴んでいる手を振り上げ、放り投げた。

「っと!」

 そのまま飛行船から落ちる勢いだったアスカをカヲルが受け止める。

「能力使っても良いって言ったのに……何で使わないの?」

「アスカ君の能力は、この勝負じゃ意味ないからね〜」

「うっさい! あの女、体術半端じゃないわよ! レイ!」

「分かってる」

 アスカに言われる前に、レイはアクアに向かって突っ込んで行く。すると彼女はポケットからライターを取り出した。

「(ライター?)」

 カチッと火をつけると、火が伸びて剣みたいになった。

「いぃ!?」

 それには流石のアクアも驚き、炎の剣が振り下ろされると後ろに跳んで避ける。

「こ、怖〜……それが貴女の能力な訳?」

 凄まじい勢いで燃え盛るレイの炎の剣に、アクアは冷や汗を垂らした。

「何か性格と合ってないような気がするけど……まぁ良いわ。ライターの炎を操作してるのか、それとも炎を強化させてるのか……どちらにしろ、能力見せられたら、私もそれ相応に対応しなくちゃね」

 そう言うと、アクアは両手に光を発する。その光を見て、アスカ、レイ、カヲルは眉を顰めた。

「さぁ! 行くわよ!!」


<皆様、大変、お待たせ致しました。目的地に到着です>

 夜が明け、飛行船内に放送が響く。

「ふわぁ〜、おはよ〜」

「…………おはよ」

 アスカが窓から外を見ていた所へゴンが、欠伸を掻きながらやって来た。

「あれ? アスカ、どったのその顔?」

 アスカの顔は、あちこち絆創膏が貼られており、頭にも包帯が巻かれていた。彼女は無言でレイとカヲルを指すと、二人ともアスカと同じような状態だった。

「三人で喧嘩でもしたの?」

「まぁ……そういう事にしておくわ」

「?」

 アスカはギリッと唇を噛み締め、昨夜の事を思い出していた。


「駄目ね。この程度?」

 パンパン、と手を叩いてアクアは倒れ伏しているアスカ、レイ、カヲルを見下ろして言った。アクアには、ダメージを喰らったと思える形跡は無い。

「三人で私に一発も当てれないようじゃ黙示録は捕まえれないわよ。この試験の間に一発でも私に攻撃を当ててみなさい。そうしたらヨハネについて良い情報を教えたげる」

 ニコッと3人に微笑みかけ、アクアはその場から去って行った。アスカはギリッと唇を噛み締め、アクアの背中を睨み付けた。


「(このカリ絶対に返してやる)」

 静かに燃えるアスカに、ゴンは触らぬ神に祟りなしなので、そそくさと彼女から離れて行った。やがて、飛行船はあるタワーへと到着する。


 タワーの屋上へと到着した飛行船からゾロゾロと受験生が降りて行く。そのタワーには何も無く、ただ平坦な床が続いている。そこへ、マーメンが説明を始めた。

「此処はトリックタワーと呼ばれる塔のてっぺんです。此処が三次試験のスタート地点になります。さて、試験内容ですが、試験官の伝言です。生きて、下まで降りて来ること。制限時間は72時間」

 そうマーメンが説明すると、彼は飛行船に乗り、飛び立って行った。


 〜レス返し〜

 ルー様
 確かに淡水魚は寄生虫問題ありますから生じゃ食べませんね。っていうか、ハンター世界の魚ってグロいものばかりですから、普通に焼いても食えるのか不安です。でも、ゴンとキルアって、ゴンの家に帰った時、普通にコンの取ってくれた川魚食べてましたし、味は大丈夫だと思います。これからもよろしくお願いします。

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