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「崩壊からの帰還 第十話 『日はまた昇る』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-06-29 17:17)
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『ライダー同士で戦え……』
ああ、これは夢だ。
『戦え……戦わなければ…生き残れない。』
神崎 士郎…あの男による馬鹿げつつも彼にとっては聖なる戦い…
いくつもの命が失われた戦いの最後の勝者は………
「ふわぁあ……」
そこで目が覚めた。ただ一時の安堵も無かったあの戦いで私は何を得ただろうか?
ここは呪術協会の部屋。周りを見回し1人部屋を頼んだことに気がつく。
ぐっしょり濡れたシャツとパンティを履きかえる為、かばんを寄せる。
「………」
「………」
そこで目の前で浮くぷちだいばーと目が合った。
「汗で濡れた女性も萌え?」
尻尾が持ってたデジカメを奪い、ついでに尻尾を持ちぐるんぐるんまわしながら障子を足で開ける。
スパーンと言う音と共に開かれた障子の先は素晴らしい朝だった。
そして、開いた先にいたネギ先生・刹那ちゃん、エヴァちゃん・茶々丸ちゃんも目を丸くしていた。
「この青い空めがけて!光になってしまえぇえええええええええええええ!」
「あっちょんぶりけ!」
きれいに円を描きぷちだいばーは空の彼方まで飛んでいった。
「ああ、ネギ先生、おはようございます。後ろから生徒が二人来ますよ。」
そう言って私は障子を閉めて、改めて着替えを開始するのであった。

カターーーーーン……
鹿脅しが響く日本庭園。そこで私はネギ先生の父親の家に何故か行かなかった茶々丸ちゃんにお茶を立ててもらっていた。
「どうぞ……」
出されたお茶を作法通り受け取り一口飲む。
「そう言えば、あの女については何か分かったの?」
あの女、天ヶ崎 千草と昨日判明した女性。あの何かに対する憎しみはなんだったのだろう?
「はい。まずネギ先生の父親ナギ・スプリングフィールドをご存知ですね?」
私は頷く。理事長に聞き、資料を探した限りの知識はある。
サウザンドマスター。その身は人間にして千の魔法を秘める…らしい。
ネギ先生の対魔力を見るとどれほどであるかも分かろうと言うものだ。
「そのナギ・スプリングフィールドがサウザンドマスターと呼ばれるきっかけを作った大戦では西も東もありませんでした。」
「なるほど、おそらく彼女の両親、もしくは片親がその戦いで……」
戦いの中で親や支えを失う……これはどんな戦いにおいても必然的に出来てしまう犠牲だ。
お茶を一口含む。緑茶の苦い味が私の舌を刺激する。
「はい。両親を失っております。その事において、サウザンドマスターと言う称号を得た西洋魔術師を恨み、その対象を年月をおいて広げたものと思われます。」
犠牲は新たな憎しみの連鎖をうむ。あの戦いでもそれはいくつかあった……だが、そんな彼らも最後に共通する事があった。
「【新たに生まれる憎しみに我が身は飲まれ行く】…か…」
コトンとお茶を置きながら考える。あの千草と言う女性は間違ったのだ。
憎むべきはナギ・スプリングフィールドや西洋魔術師では無い。戦いを起こしてしまう人の心を憎むべきだったのだ。
その戦いがなぜ起こったかはわからない。だがサウザンドマスターは収めた。恐らく……犠牲が出るとも分かっていながらも収めたのだ。
ネギ先生ならそんな戦いをどう収めようとしただろうか?っと、茶々丸ちゃんがこっちを不思議そうに見てるわね。
「簡単よ。憎しみで人を殺せば、またその家族や関係者の憎しみに飲まれる覚悟をしろって事よ。」
ああと茶々丸ちゃんが納得する。あのまま彼女は西洋魔術師達に勝利してもいずれは破滅する運命にあったのだ。
いかな巨大な力も無意味に振り回せばいずれは終焉を迎える。
「そういえば、あの少年だけど何者か分かった?」
「いえ、ただ名前は偽称である事と、イスタンブールの協会から派遣されたそうです。」
茶々丸ちゃんがはっきり教えてくれる。そして同時にエヴァちゃんが手塚用の素体をくれた時に言った言葉を思い出した。

『良いか、こいつは自立しない。が、その分お前が言う鏡の中の世界では消えたりはせん。』
『ふ〜ん、自立するのもあるって事?』
『無い……とは言い切れんな。古代の魔法にその例を見た事はあるが非常に高等な魔術を幾重にも編み、その体は無限連環とも言えるエネルギーが必要だからな。』
『暴走してしまう恐れが多いって事?』
『そうだな。2つのエネルギーを支える『何か』があれば話は別だがな。』
『何かって?』
『私も余り見た事無いが、そうだな、賢者が作るといわれる【賢者の石】が良い例かもしれん。』

う〜ん、賢者の石ねえ……なんともファンタジーね。
でも、あの子はどこか作られた感じはするけど、作られたという感じがしない。
なんだろうね、この矛盾は…?
「そういえば、今日が最終日だっけ?」
改めてお茶をもう一口飲みながら茶々丸ちゃんに聞く。
「はい、マスターも今日一日満喫すると張り切っておられました。」
それを聞いて私は苦笑する。そう言えば、呪いか何かで学園から余り出れないんだったっけ?
「今朝早くから起きていたのももしかして?」
「はい、ガイドブックの情報を私が集め、総合したルートを聞いてわくわくしておられました。」
その瞬間、私は爆発したように爆笑したのは言うまで無く……駅でエヴァちゃんと合流した時、ぎゃあぎゃあ迫る彼女を見ながらも肩を振るわせたのは言うまでない…
そして、残った疑問は向こうに帰った後、時期を置いて判明することになる………それはまだ、この件について終わっていなかったことを後々私やネギ先生は知ることになる………
それを知らない私はその後お茶を飲み終えた後、適当に京都を回り、麻帆良学園に帰還する。


その頃、学園長室
ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたん
「死、死ぬ死ぬ死ぬ。わし、死んじゃうかも………」
「ウガ……」
ぽんと肩を叩いて器用に慣れない指でサムズアップするデストワルダーと……
「マア、モウ少シダシナ、アト1時間ホド……」
励ましだか皮肉だか分からない事を言う茶々零が居た……

______________________________________________

修学旅行騒動編、完結!
あえて、城崎をナギの家に行かさず無難ににまとめさせてみました。
城崎は帰りはバイクで帰ってます。そりゃあもうストレス発散爆走、そしてぷちダイバーは引きずりw
次回は閑話として体育再編!作者の妄想爆発としてブルマに変更!飛び散る汗!上気する肌!
そしてポロリ………………はあるのかなあ?(ヲイw
ぷちだいばー×茶々零は好評なようで。ちなみに清純なお付き合いですよ?ホントダヨ?w

>>ザヴィアさん
手塚はまだ理性ぎりぎり人間ですよ?本当ですよ?(笑)

>烈火はまだ取っておくと・・・・・なかなかやるじゃなぁい(ニヤリ)
ふ、まだ取っておかねばなるまい(ニヤリ

>敵を攻めあぐねている刹那。
>その後ろに突然立つメタルゲラス、無言のまま肩に刀構えさせたままの刹那の足を乗せて超加速。
>そのまま敵に突っ込むなんちゃってヘビープレッシャー。
>当然何がなんだか分からないまま新幹線並みの速度まで加速して敵に突っ込まされた刹那は泣くほどビビってる(笑)
あ、それいいですね。ヘルマン戦あたりでやってみましょうか(マテw

>ところでフリーズベントつかったら超をカシオペア使う前に倒せそうな気がするんですが
さて?現在超と直接戦う予定はありませんよ?(カクカクw

>>す〜さん
城崎は現在最強と言うより、この世界では至高の存在でしょうね。その気になればガードベントで隕石も止めそう(^^;)

>それは置いといて一言突っ込みたい、日ごろ何やってやがりマシタカ、ストラップもどき(笑)。
>しかも、会話的にSっ気てかご主人様ですか、このムッツリめ。城崎にばれた日には・・・。
ハッハッハッ、ファイナルベントの実験台ですな(爽

>>ニライ=カナイさん
ぷちだいばーと茶々零の愛・戦士変ですか、考えておきますw

>まぁ本編で朝倉をはじめとして結構不意打ち食らってましたからねぇ(変身しようとしたら後ろから鉄パイプで殴られたり、仲間と思っていたタイガ、インペラーに振り向いたとたんに攻撃されたりetc…)
まあ、彼ほど不意打ちに関して敏感な奴はおらんでしょう。オーディンも彼をぼこぼこどついてましたしw

>>皇 翠輝さん
初めまして、読んでいただきありがとうございます♪
ぷちだいばーはこれからもはっちゃけますよ〜。と言いますか「まだまだ逝くよ〜〜〜!」ですのでよろしくw

>既に人としての矜持を失った手塚に哀悼の意を表します。
>つーかあれか? ○っぽプレイか?!
いやん、○っぽプレイだなんて………………当たり前じゃないですか、そこ以外どこ使えと?(マテw

>>ATK51さん
このかとせつなについては非常に強引だったかなあと思いますが展開的にはこれいけるかな?と思いました。
スクナについては妖刀を吸収すれば荒ぶる魂の吸収と同じなので阿修羅神をモチーフにして見ました。
心の奥底では京都を攻撃したくない心もあったわけです。日本の仏教信仰の発祥の地のようなものですからね、京都は。

>ネギを助けようとした時の詠春さんの対応やネギの回復の副作用の解説とそのフォローは中々でしたが、欲を言うとサポートしようとした時の刹那のセリフが少し引っかかりました。
う〜ん、でも溝が埋まったときこういうしゃべり方だったので勘弁を(ヲイw

>で…千草へのおしおきは…チャチャゼロ&ぷちだいばーのWで悪夢…合掌です。いつの間にか消えていた月詠は幸いかと。(苦笑)
>あと、こちらも一応チャチャゼロは漢字を交えたカタカナで話しています。
あ、茶々零の口調はあえてカタカナにしました。ホラーな感じがするでしょ?w
ちなみに書いてて、自分も怖かったのはひみちゅ〜w

>>空牙さん
お久しぶりです♪2枚のサバイブカードについては今後ヘルマン戦あたりでやって見たいことがありますのでそれまで秘密です♪
空牙さんの言ってることは妄想で無いとだけ言っておきましょう。(ニヤリ)

>…今回もはっちゃけてますね手塚(汗)なんていうかもう「夢は酒池肉林!」とかそんなイメージが(をい)…城崎さん、一番危険な存在は貴女の傍ですよー(マティ)
ふ、ぷちだいばーの暴走はまだ終わらんよ!次回の体育祭で更なる暴走の予定だ!w

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