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「崩壊からの帰還 第八話 『凶獣咆哮』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-06-22 01:27/2006-06-22 16:29)
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関西呪術協会総本山。ここはこのかちゃんの実家である。
このかちゃんが帰ってくると巫女さんが整列し、歓迎してくれる。
『巫女さん……ハァハァハァ……』
皆が本殿に行った後、はぁはぁするぷちだいばーをかばんから引っ張り出し、叩きつけたのは言うまでない……

「きゃあはははははははは」「あはははははは!」「星が落ちてくるのよぉおおお!」
何故こうなっているのだろうか……
このかちゃんが実家に帰ってきたことで私……いえ、私【達】は歓迎を受けていた。
お酒が入っていないとは言え、豪華すぎる食事に皆ハイテンションになっている。静かなのはせいぜいのどかちゃん、刹那ちゃん、アスナちゃん、ネギ先生ぐらいだ。
その刹那ちゃんは長と話しこんでいるし、護衛対象のこのかちゃんは皆と一緒に騒いでいる。
私はそっと退室し、別の部屋で鏡を通して監視する。
鏡の先に見えるのはあの女陰陽師と少年、そしてあの剣士だ。
念の為、鏡からゼール達に監視させて正解だったわね。少年が動いた。
「変身……」
鏡を通り抜け、少年が行く先に向かう。

「少し時間がかかったね…でも、後はあのお嬢様を連れ去ればいいだけだ。」
「それはどうかしら?」
少年の呟きと同時に私は鏡から出ると、少年の顔に驚きが彩られる。
まさか、ここに人が来るとは思わなかったようだ。
「君は何者だい?」
お決まりのセリフね。だが、そのセリフは…
「そういうあなたこそ何者かしら?」
【ソードベント】
地に刺さったドラグセイバーを引き抜き、その切っ先を少年に向け問いかける。
「僕はフェイト・アーウェンクルス。」
「違うわ。名前じゃない。あなたは【何で】出来ているのかしら?」
その言葉と同時に彼の顔に動揺が走る。
「もっと良い表現で言いましょうか?あなたは自分の意思でこの世界に【いる】のかしら?」
ザッザッと彼、フェイトに近づいていく。
「く!ラーク。ルビカンテ達、あいつを足止めしてくれ。」
あの子の式神のようなものが2体私に向かってくる。
「向かうならば容赦はしない。」
1体のパンチをかわし、更にもう一体のパンチをかわすと、私の剣は意思を持つかのように懐に飛び込むと同時に1体の頭部を刎ねる。
更にもう一体の後ろに回りこみ、唐竹割りで両断する。
【龍舞斬】ソードベントによる斬撃だ。
見回すとあの少年が居ない。
しまったわね。ここからだと本殿は少し遠い。
案の定、鏡を見ると少年の使い魔がこのかちゃんを連れて逃げているのが見える。
ネギ先生、アスナちゃん、刹那ちゃんが追いかけているということは総本山に居た西の長やその配下の人は何かしら足止めを食らっているということ。

「ふん、応援が何ぼのもんや」
ほっほう………この女、攫えた位で調子に乗ってるわね。
「お嬢様、失礼を……オン」
あ、あのアマ!このかちゃんの生命エネルギーを使って手当たり次第呼び出した?!
魔力=生命エネルギーと聞いている私の怒りはすでにボルテージを超えた。
「あんたらはその鬼どもと…」
バキィイイイイ!
セリフを皆までしゃべらせず、私は出現と同時にその女を思いっきり殴る。
【アドベント】
吹っ飛ぶ女を見ずに、呼び出したドラグレッダーにこのかちゃんを確保させる。
「し、城崎さん?!」
私はネギ先生に軽く会釈すると、このかちゃんを刹那ちゃんの元に戻す。
「あ、あんたは?!」
「黙れ、しゃべるな……」
どうやら少年に支えられて激突を免れたらしい女は頬を押さえながらこちらを向くが私の言葉と同時に震える。
「貴様が過去にあった事にどうこうしようと自由だ。だが、自分の復讐のために他者の命まで使うことは私が許さない。」
「い、命やて!うちはお嬢様の魔力を少し使っただ…」
「黙れ!知らないとは言わせないわよ!陰陽道においても気とは生命エネルギー!それを訓練してない器が消費し続ければどうなるかぐらいかわね!」
ネギ先生と刹那ちゃんもハッとする。そう、いくら魔力と言うエネルギー容量が多くも、訓練すら受けてない人間がそのエネルギーを消費すればどうなるか?
このかちゃんを見る限りはまだ余裕ありそうだが、もしこれ以上の何かを降ろそうとすれば高確率で生命及び人体にも危険がある。
蛇口に例えれば、ネギ先生や刹那ちゃんは加減して出すことが出来るが、このかちゃんは全開で出してしまうのだ。
刹那ちゃんとネギ先生、そして説明を受けたであろうアスナちゃんの顔が険しくなる。
「く、撤収です。プランBに移すしかありません!」
フェイトと言う少年が彼女を掴み撤収する。周りは鬼だらけとは言え、問題あるわけがない。
「ネギ先生、刹那ちゃん!あいつらを追いなさい!アスナちゃんはこのかちゃんを連れて、修学旅行先のホテルに!あそこなら安全だわ。」
「おい、こら行かせると思うとるんか?」
「簡単には行かせませんえ〜。」
おや、驚いた式神が話すなんてね。それにあの剣士も一緒か…
「「「城崎さん!」」」
「心配要らないわ。」
私はそういって仮面の舌で笑う。その手でデッキからカードを4枚取り出す。
斬りかかって来た式神の攻撃をかわしカードを装填する。
【アドベント】
「ギュァアアアアアアアア!!!」
蛇のミラーモンスター…かっての浅倉の契約モンスターであるベノスネーカー。
べノスネーカーは斬りかかって来た式神を一気に噛み砕く。
「く、やらせん!」
横から斬りかかって来る式神の攻撃をベノスネーカーの頭までジャンプすることでかわす。
【アドベント】
「キュァアアアアアアア!」
犀のモンスター…芝浦の契約モンスターメタルゲラスは複数の式神を自慢の体当たりで蹴散らす。
【アドベント】
ベノスネーカーと言う安全な場所にいる私は必要な最後のモンスターエビルダイバーを召喚する。
「シュガァアアアアア!」
手塚の人格とダイバーの人格が入れ替わる。
今ここにいるのはエビルダイバーと言うモンスターなのだ。分かってはいても私はダイバーの頭を撫でる。
「今です、行きなさい、ネギ先生!アスナちゃん!」
それぞれのモンスターに進路を開けさせ3人…いや4人は行った。
「勇ましいなあ、けどこの数に勝てるんか?いくらそっちがそんな奴がいるとしてもや。」
「そうですえ〜」
そのセリフに私は声を上げて笑う。ここにいる者は覚悟が足りない。
多対一はあの世界では日常だった。ああ、そうか……この人達は1が弱いということを認識してしまっている……
「何がおかし……」
【ユナイトベント】
3体の契約モンスターの体に波紋が走る。そして一瞬の閃光……
「キュアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
凶悪なる咆哮が場に響く。最凶のミラーモンスター【ジェノサイダー】この姿だけは見られるわけには行かなかった。
私は素早く呆然としている剣士の後ろに回りこみ、手刀を入れ気絶させ確保する。そして、何故か来ていたクーちゃんと真名ちゃん(後で聞けば夕映ちゃんのお願いだったらしい)に任せ離れてもらう。
そして、私はデッキから最後の一手を取り出し、装填する。
【ファイナルベント】
「はぁあああああ!」
私は腰を深く構え密集してきた式神達をジェノサイダーと囲む形を取ると同時にジェノサイダーの胸部が開き、小さなブラックホールが出現する。
凶悪なる風が場を包む。私は式神達に向けキックを連発し、ジェノサイダーに叩き込む。逃れた者も全て余波の吸収でジェノサイダーに飲み込まれていく…
これぞ【ドゥームズディ】……あらゆるファイナルベント中【エターナルカオス】を除けば最強のファイナルベントだ。
戦場にはもはや何も居なかった。あるのは破壊の爪痕のみ…
「今は感傷に浸ってる場合はないみたいね。」
遠くで閃光が走っている。どうやら、彼らのプランBが発動したらしい。
私はユナイトベントを解き、エビルダイバーに乗り、急いで場に向かう。

<<刹那サイド>>
プランBとあの少年は言った。
私は走りながら、その手を考える。奴らはこのかお嬢様をあっさり諦めた。ならば相応の何かを手に入れている?
……まさか?!
「刹那さん、危ない!」
ネギ先生の声で正気に返る。後ろから来るのは狗神?!
「覇っ!」
私は気合と共に刀を抜刀し、狗神を斬る。
「待っとったでぇ!ネギ!」
アレは獣人の小太郎とか言う少年?!こんなところで?!
「どいてよ、コタロー君!あの人はとんでもないことをしようとしてるんだよ?!」
ネギ先生が必死で言う。先生の言うことは最もだ。私の予測が正しければアレは……
「ここを通るには俺を倒すしかない!俺は譲らへんで!!」
ここで時間を取られるわけには……こうなれば私が…
「ぐっ……」
「挑発に乗るな、兄貴!出し抜く手を考えるんだ!!」
カモと言うオコジョがネギ先生に忠告する。そう今は彼女達を止めないと…
「全力で俺を倒せば間に合うかもしれんで?!来いや、ネギ!!男やろ!!」
「わかっ……」
その言葉を聞き、ネギ先生が受けようとしたとき、一陣の風が地に立った。
「その勝負は拙者が預かろう。」
「長瀬さん、夕映さん!?」
「楓さん!」
助かった。彼女ならば彼を抑えられるだろう。
「それより急ぐでござる、ネギ坊主、刹那殿。【童子斬安綱】や【村正】といった妖刀が本山から盗まれてるでござる。」
やはり!!奴らは妖刀に宿る妖力で何かを降ろす気だ!そして複数と言うことは封印されるほどの何かだ!
「ネギ先生、急ぎます。」
「え、でも長瀬さんが!」
「大丈夫です。彼女も私やネギ先生と同じく特殊な力を持ってますから。」
手短に説明し、奴等の方に向かう…急がなければ…そう、どんなものであれ呼び起こさせるわけには行かないのだから…

<<エヴァンジェリンサイド>>
まさか西の長が足止めを食らうとはな…しかし、いくら協力者がいるとは言え易々とあの本山の結界を破るとは…
呪術だけではない何かがある?だが、あの結界は巨大なだけでなく相当な密度を持っていたはず……それを破るほどの協力者か…
ぼーやだけでは少し荷が重いかもしれんな、急ぎたいが…
「なにいぃ!?やっぱ駄目とは何だじじィ!マゴの危機だろ!」
「うぅ〜〜む、修学旅行も学業の一環じゃし短時間なら呪いの精霊もだまくらかせると思ったんじゃがの〜〜ナギの奴め、力任せにかけよってからに…正直無理かも。」
じじぃがてへっと言うなあ!くそう、何とかならんか?
「何とかしろ、じじィ!殺るぞ!?」
「マスターそんなに熱心になって…よほどネギ先生が心配なのですね。」
茶々丸の言葉に思わず反応する。だ、誰がだあああ!
「誰・が・あのガキを心配してるだってえええ?ええい、巻いてやる!このボケロボ!」
ネジを強引に巻く。茶々丸が「あああ、いけません。そんなに巻いては…」といっているが無視。
待てよ?学校行事か…いや、待てよ、儀式の後、アレをやれば……
私はにやりとじじィに向かい、提案する…待ってろよ、ボーヤ達。
_______________________________________________

暑いです。梅雨なのに暑いです(パタ)
とりあえず頭の中『あはは〜』な状態で煮えながら書いております。
プールか海にいきてえ、水をジャブジャブ浴びてえです、いやマヂで(トオイメ
妖刀は完全にネタです。妖刀の怨念もあの世界では魔力のようなものなのでこのかを奪取しなくても出来るかなと思いオリジナルにしてみました。
修学旅行騒動編は次回戦いは完結予定です。次は体育祭かなあ、ブルマ、イイナア。海水浴も捨てがたいんですが皆さんどう思います?(ヲイw

>>す〜さん
初めまして♪読んでいただきありがとうございます。(ペコリ
ゼールはすでに問答無用ですね、はい(笑)

>このノリでいくと、スクナの際の鬼の集団に「ゴチャゴチャしたのは好きじゃないんだ。」ってマグナギガのファイナルベント喰らわすのを期待してもよろしいでしょうか
惜しい!正解はジェノサイダーのドゥームズディでした。いや、コレ本編じゃあめっさ不発連発でしたから(笑)

>>アサガミさん
コルドスマッシュですか、ではフリーズベントを(ヲイw
ライアを喜んでいただけたようでw

>さて、はっちゃけてますがこの程度しか書き込めませんが更新頑張ってください!!でわ(ジェットスライガーに乗ってどっかに行く(ぉ
ジェットスライガーは変形させちゃ駄目ですよ〜(笑)

>>流星さん
刹那ちゃんは必死に戦ってたですよ。多分w
ゼールの大軍はすでにトラウマでしょう。っーか確定w

>あのここがよく分からないのですが、本編では刹那の総本山に向かう発言があってから、合流したと思うのですがこの作品ではその前にネギ達と刹那達が合流したと言うことでよろしいのでしょうか。
ああ、書き不足だったかな?ネギは本来あの社のシーンではほとんど力使ってるんですが、ライアの登場により、余力があまってるので素早く刹那と合流できたんですよ。
だから、刹那が提案しようとしたとき合流したと思ってくだされば…

>>ニライ=カナイさん
ライアはスポット参戦とは言え、今後は出ないとは多分限らないと思います。
何かしら都合いい魔法があれば多分再登場も可能でしょう。

>個人的にジェノサバイバー(ベノスネーカー・メタルゲラス・エビルダイバー・デストワイルダー・ボルキャンサー・ギガゼール・ブランウイング・バイオクリーザ・ダークウイング・ドラグレッダーの合体HERO SAGAより)が出てきてほしいです。
う〜ん、考えておきますw

>>diaさん
初めまして♪誤字指摘ありがとうございます。修正しておきました。

>>ATK51さん
ラブキスは部屋でテレビ中継見てた人からすればお笑いネタでしょうなあw
アスナは第一話からすでにツッコミキャラだと思うのですがどうでしょう?(笑)

>ネギの難点…良くも悪くも「ワル」になれないのはまだしも(と言うよりそう言うのとは別の道を歩んで欲しい)自分で抱え込みたがる性格は確かに問題ですね。
この辺は結構意見分かれるんですよね。純粋ゆえに今はまだ楓には遠く及ばないとか。まあ、おいおい成長させていきたいと思います。

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