インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

!警告!壊れキャラ有り

「崩壊からの帰還 第七話 『ライア再び…』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-06-16 13:22/2006-06-21 12:29)
BACK< >NEXT

「で、何してるのよ、あなた達は………」
学園長から合流の通知を貰った私は皆が泊まっている旅館に行った第一声がこれだった。
だって……ねえ?アスナちゃんと刹那ちゃんを除くネギ先生のクラスの大半がロビーで寝ていたのだ。
て言うか、誰か説明プリーズ………

「あ〜〜〜〜っはははははははは!お、お腹痛い〜〜〜〜!」
事情を聞いた私は大笑いした。事情を聞けば聞くほど大笑いする。
なんでも事の起こりは昨日私が寝ていた辺り。和美ちゃんとカモによる仮契約カード大量ゲット作戦『くちびる争奪!!修学旅行でネギ先生とラブラブキッス大作戦』と言う競技をしたらしい。
結果的に参加者は全員捕獲。仮契約カードは中途半端なものを含め6枚もゲットしたらしい。
「あ〜はははははは!そ、それで皆ロビーで寝てたんだ。あ〜ははははははは!」
自販機近くの休憩室の机をバンバンと叩く。
「ひどいですよぅ。僕は被害者なのに〜。」
ネギ先生がぷく〜っと頬を膨らませる。ま、まあ、確かに被害者よね。ネギ先生は英国出身だからカタカナは難しいだろう。
「ごめん、ごめん。それで、のどかちゃんも仮契約できるようになったわけね?」
何とか笑いを抑え、ネギ先生のほうを向いて聞く。
「は、はい。でもカードのコピーは景品と言うことにしてあるので。」
なるほど、これは魔法の産物だと知らないわけだ。この場に居るのは刹那ちゃん、和美ちゃん、アスナちゃんだけだ。
「ところで、仮契約カードについてはある程度エヴァちゃんと学園長に聞いたけど、どんな感じなの?」
「あ、はい。まず僕の契約執行時間と僕の魔力が続く限りは、飛躍的に身体能力と防御力が高まります。」
ライダーシステムみたいだな、神埼が居ればめっちゃ喜んだのは間違いないわね。
「後【アデアツト(来れ)】の言葉で武器が出せて、【アベアット(去れ)】消すことが出来るんです。アスナさんのは剣のはずなんですけど…でも各々が強力な武器なのは変わりないです。」
フォローを入れたつもりなんだろうけど、アスナちゃん沈んでるわね〜。『私のキャラってツッコミキャラなのかしら…』と聞こえてるけどこの際無視する。
「今日は自由行動よね。ネギ先生は本山でしょ?」
「あ、は、はい。親書を届けるのがお仕事なので。」
敵が狙うとすればそれか、そしてこのかちゃんね。
「ネギ先生は、一旦他の班と合流してからアスナちゃんと総本山に行ったほうがいいわ。」
「え、どうしてですか?」
簡単なのよね。今さっきゼールが隠れていた少女を叩き出したところだから…
「先生が単独で行動しちゃまずいでしょ。私はこのかちゃんの護衛につくから。」
「あ、は、はい。お願いします!」
さてさて、行動開始ね。敵はどう動くかしら?
念のため……

私はこのかちゃん達とゲーセンで遊び、さりげなくネギ先生とアスナちゃんを送り出した。
街中ではさすがに来ないと思っていたが、来たわね。あの少女剣士がいるということは向こうに【あいつ】を送り出して正解ってことか。
やれやれ…さりげなく刹那ちゃん達から離れ、誰も見てない路地裏で変身する。
ミラーワールドから見ると、刹那ちゃんは少女剣士に釘付け、ネギ先生…じゃないわね。式神かな?がこのかちゃんを守って天守閣に逃げている。さて、行きますか!
「さあ、おとなしくお嬢様を(ずどどどどどど!)げぶぅ!」
ゼールの大群にまたも肘打ち・裏権・正拳・膝蹴り・モンゴリアンキックを食らわせ吹き飛ばす。
吹っ飛ぶ少女を支える少年。ありゃ、多分神崎見たいな奴ね。少し同情をせざるを得ないわ。
「悪党の自由にはさせぬ!仮面忍者 桃龍見参!義によって姫を守る忍者と剣士に助太刀いたす!」
あらかじめ出しておいたドラグセイバーで矢をつがえている式神を斬り伏せる。
下のほうでわぁああああと言う言葉が聞こえる。見世物みたいね〜。
「ま、またあんたか!」
がくがくぶるぶる震えている女性と少女剣士を睨みつける。
二人とも泡を吹きかけている。うむ、楽しいわね。
「懲りずに来たわね。そこの少年も恐怖味わってみるかしら?」
ちなみに、後でその場にいた関係者に【くすくす笑ってご〜ご〜ご〜】な顔を見せていたと聞いた。
「に、逃げ、いえ!戦略的撤退を提案します!」「き、今日も勘弁したるわ!」
ちっ、またあの符で逃げたわね。
「とう!」
私はこのかちゃんをお姫様抱っこし、天守閣から降りる。
「剣士よ、姫は君に返そう。また危機あらば、私の名を呼ぶが良い!さらばだ!」
このかちゃんを呆然としている刹那ちゃんに渡し、屋根伝いにジャンプしていく。そして路地裏に逃げ、誰も居ないことを確認し、変身を解く。
さて、向こうは大丈夫かしら?

<<???サイド>>
俺はミラーワールドから様子を見ている。
学生服らしきものを着た少年とネギ君とアスナ君の戦いを…素晴らしい戦いだ。
だが、半分は感心しない戦いだった。勝利したとは言え、己のパートナーを信頼できないようでは、噂に聞くサウザンドマスターに及びもすまい。
ん?あの小太郎だったか?奴の質が変化していく。獣人か?西洋には俗に言う狼男がいるが、アレの類だろうか?
考えても仕方あるまい。エヴァ君に用意してもらったこの体でいざ行くとしよう。
ただの1回しか持たないらしいがそれでいいだろう。もはやこの身は新しき器であるモンスターと一体なのだから…
「変身」
久しぶりの感覚に心が沸き立つ。俺の体が変質していく。
そして、俺は地に降り立つ。
「な、なにもんや、お前!」
降り立った俺に小太郎と言う少年が聞く。マゼンダ色の装甲、そして手にある契約モンスター型のバイザー【エビルバイザー】…そう、俺は……
「ライア……仮面ライダー……ライアだ……」
俺は再び、己が拳を握り締め、己が足で大地を踏みしめた。
「ネギ君だね。ここは任せて逃げたまえ。」
そしてネギ君とアスナ君、そして刹那君であろう式神に言う。
「あ……あの!」
「安心したまえ、俺は城崎の味方だ。」
「逃がすかあ!」
獣人と化した小太郎の声に反応し、俺はバイザーにカードを装填する。
【スイングベント】
素早くエビルウィップ装備し、奴が消える前に絡めとる。
「し、しもた!」
勿論殺す気はない。こいつを足止めすれば充分なのだ。しかし、ネギ君は困惑している。
ああ、そういえば逃げる方法が無いんだったな、さてどうしたものか…
「あ、あの……逃げる方法ならあります。」
その声はのどかと言う少女だった。見れば手にする本は彼らが言うところアーティファクトであろうか?
「あ……あのぉーー!小太郎君!ここから出るにはぁどうすればいいんですかぁー?」
「なんやて?!アホか姉ちゃん。俺がそんなこと言うわけ…はっ?!」
ずるっと空気がずれた。しかし、彼女の本は小太郎が反応すると同時に輝き始める。
俺も気がつく。おそらくあの本は思考を読み取るものだ。予想だが名前さえ分かれば、任意であの本に載る…と言うところだろうか?
後ろから歓声が聞こえる。どうやら逃げる方法が分かったらしい。
「行きたまえ。まだ君達は成すべき事がある。」
ネギ君の視線を受けながら、俺は振り返らずに言う。
「安心したまえ、俺はあいつの仲間だ。出来ないことはやらんさ。」
それを聞くと、ネギ君達は去っていく。そう、それでいい。
彼等が去り、結界をおそらく刹那君が修復したのを確認すると、俺は小太郎を離す。
「来たまえ、君が満足する戦いをしよう。」
俺はエビルウィップを放り投げ、独自の格闘術の構えを取る。
「はっ!あんたも戦いが好きなわけや!」
俺はその言葉にふっと笑う。あいつに会わなければそれも是として認めていただろう。
「小太郎君だったな。君に言っておこう、今日の君の運勢は最悪だな。」
「な、なんやて!なにを根拠に言うんや!」
くっと笑う。そして、生前何度も繰り返していた言葉を放つ。
「なぜなら……俺の占いは当たる。」
その言葉と同時にゆらりと体を傾け、小太郎君に向かう。そして、閃光が弾けた。
シュウウウと煙が晴れると俺の拳は彼の腹に、彼の拳は俺の頬を掠め、ぎりぎりで避けていた。
「くぅ、負け………た…」
どさりと倒れる少年。見たところ純粋すぎるがゆえに利用されたと言ったところか。
とりあえず、別段異常もないことを確認し、木陰に隠す。
同時に体がシュウウウと消えていく、それとほぼ同時にエヴァ君に借りた【ホムンクルス】としての体も崩壊していく。
やはり、人は簡単に生き返らせれないのだな。魂があの体に戻ることことを認識しつつ、俺はこう呟く。
「ライアとして蘇るのも今回が最後だったか……」
ぷちだいばーに戻り、鏡から元の彼女の場所に戻る。
やれやれ、今日はまだまだ終わらないようだ。

私は何食わぬ顔で刹那ちゃん達と合流する。刹那ちゃんはもみくちゃされる場から逃げ出し…
ネギ先生は途中、合流した。怪我をしているのを見てこのかちゃんがアワアワ混乱して光ったかと思うとネギ先生の傷はすっかり言えているなどハプニングがあったが…
「街中でも襲撃されたとなれば……お嬢様。」
「何?せっちゃん?」
私は刹那ちゃんが何を言うか想像がついた。
「お嬢様のご実家に参ります。今朝方連絡がありましたので。」
「ほんま?!皆で行くんや♪」
どうやら、総本山に行くのは決定事項らしい。やれやれ、今日はまだまだ終わりそうないわね。
_______________________________________________

と言うわけで2日目です!手塚!手塚!ライア!ライア!と、今回限りの復活ですが彼の格好良さが出てればいいなあ。
13のモンスターについてですが、こちらに城崎が来た後、契約しています。そのシーンは書く予定はないですがそれぞれが魔力を受け取るために契約しています。
餌はこの世界にある魔力です。なので式神を食べたり、空気を吸ったりするだけでも食事になるわけです。
ちと強引な設定ですがご理解の程を(ペコリ

>>ザヴィアさん
城崎の観光初日は終始式神つぶしで終了しました。後が怖いですね(笑)

>あぁ〜。駄目だよ城崎、そこはライドシューターじゃなくて膝蹴りで逝かなきゃ。
>後は敵相手に「イライラするんだよ・・・・・」とか言わないと。
しまった。そうすればよかったw

>>ニライ=カナイさん
初めまして、読んで頂きありがとうございます♪
モンスターの状況と食事につきましては上記の通りです。
面白かったという応援は何よりの励ましです。今後ともお付き合いくださいませ。

>>ATK51さん
個人的にこのかとネギのデート書きたかったんですけどね、それだとどう刹那と絡めるか書くのが難しくなって断念しました。

>それだけ優のうっぷんがたまっていたと言う事ですね。さすがシリーズ一「終始私怨のみで戦えるライダー」の一人と言いますか。(オイ)
乙女の静かな怒りは全てを凌駕します(笑)

>ぷちだいばーは…やはり最後で落とすのが彼のスタンスと言う事ですね。刹那には良い意味で誤解されそうですが…(笑)
今回格好イイシーンも書いてみましたがいかがでしょう?w

>音撃の鬼…確かにあちらまで出すとネギ達の影が薄くなる可能性も…それに龍騎とあちらには「因縁」もありますし…(ヒント:後半)
き、期待されてるーーー!w

>>R−44さん
おお、あの二人のおかげでエヴァ戦無いことは帳消しですか、良かった(ヲイw

>その上で他のライダー(モンスター)の武器(カード)が使えるということはファイナルベントも使えるってこと? (゜□ ゜)
>ま、まさか王蛇のユナイトベントも!? (□゜ヽ
シーッシーッ!言っちゃ駄目!w

>もしそうならレッダーとブラッカーを合体させて双頭竜に。それが無理でも二体同時召喚のファイナルベントで爛后璽僉"ドラゴンライダーキックとか!!?
そのネタ頂ます(めもめもニヤリ

>>流星さん
い、いつも読んで頂いてますか、ありがとうございます!
手、手塚はもうマスコットですよ。性格は戦いさえなければきっとああのはず(マテw

>女王様や女王様がおる。
うむ、女王様になってますなw
書きはしませんでしたが、千草に『女王様とお呼び!』と言う没シーンがありましたw

>我慢しなくてもいいと思いますよ?
いやいや、鬼さんまで出すともはやネギ先生が霞んじゃいますから我慢します。
何せ、本編の数倍ある蜘蛛をひっくり返したりする方達ですからw

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

G|Cg|C@Amazon Yahoo yV

z[y[W yVoC[UNLIMIT1~] COiq COsI