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「崩壊からの帰還 第六話 『初日は戦闘日和?』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-06-14 17:40)
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斬!
『ぐぎゃああああああ』
「に……にじぅろっぴきめ。」
私はこのかちゃんを事あるごとに追跡する式神にそろそろ辟易していた。
ドラグレッダーにミラーワールドに式神を引き込ませては退治すると言う単純な作業だ。
単純なだけにストレスも比例してたまっていくわけで……
「ねえ、手塚……」
「な……なんだ、城崎?」
ぷちだいばーこと手塚は振り向いた私を見ると壮絶に引く。失礼ね……
「ライドシューターで京都市内爆走しちゃ駄目かしら?」
「駄目に決まってるだろう……」
「よねえ………」
神様、何か大暴れしたくなってきました。こんな私に主の慈悲を……
そんな爆走と言う願いは後々叶えられるとは私も思わなかったし、ぷちだいばーの占いで予測すら出来なかっただろう…

「学園長様から聞いております。こちらへ…」
私はぷちだいばーとドラグレッダーにこのかちゃんの護衛を任せ、ある建物に来ていた。
着物を着こなした女性に奥の部屋に案内される。いざと言う時の為の連絡用の手鏡をポケットに携帯するのも忘れない。
部屋に到着すると着物を着た女性は襖を開けた後、中の人物が手で合図するとどこかに行ってしまう。
仕方なく、自分で挨拶することにする。
「初めまして、城崎 優と申します。」
ぺこりとお辞儀する。その瞬間見た顔はとても歳相応には見えない強固な意思と決意がにじみ出る男だった。
「ご苦労様です。関西呪術協会の長を務めております近衛 詠春です。」
私は挨拶を終えると、面をあげ、預かった新書を渡す。これが護衛と同時に頼まれたこと。
ネギ先生達には非常に悪いのだが、本物の新書を私が渡す手筈なのだ。
「……分かりました。学園長にはこちらから言っておきましょう。」
キィーンキーーーン!キィーンキーーーン!
『城戸!奴らだ!きたぞ!』
それと同時に鏡からぷちだいばーの連絡が入る。
「西の長、申し訳ありませんが彼女の危機ですので、これで…」
私は近くにあった鏡の前に出てデッキを出す、そして装填し……
「変身!」
掛け声と同時に鏡の中に飛び込む。

「このかお嬢様を離せ!」
私が出ようと舌先には刹那ちゃんとネギ先生とアスナちゃん、そして見知らぬ女性がこのかちゃんを抱えている。
アスナちゃんが構えているハリセンは何か違和感あるわね、なんだろう?
敵と思われる女性は良く見るといわゆる式神と言う奴を従えている。そーかそーかこいつかぁ……
「し、城崎、落ち着いてな?」
ぷちだいばーの応援(?)と共に私は奴が札を投げるモーションと同時に鏡から出る。
【アドベント】
「くらいなは(ズドドドドドドドドドドドド!)はぶぅ!」
13の契約モンスターの一つ【ゼール】の大群をアドベントで呼び出す。札を持った女性はパンチ・キック・肘打ち・裏拳・膝蹴り等を食らっていく。
どさくさにまぎれてライドシューターでついでに轢いておき、手から離れたこのかちゃんを確保する。
うふふふ、あの女が吹っ飛ぶのを見るのは気持ちいいわ。うふふ、ぞくぞくする……
おっと、このかちゃんをネギ先生達に返さなきゃね。
私はライドシューターから降りて、鏡へ指示するとドラグレッダーがこのかちゃんを3人の前に置く。
「ああ!城崎さん?!」
「「ええ?!」」
ネギ先生の言葉と同時に叫ぶ二人。ばらしちゃ駄目でしょ、ネギ先生……
「話は後で……」
私は起き上がろうとしている女性を睨みつける。ふ、勿論ただで済ませる気はないわ。くっくっくっ……
「させませんえ〜!ざんがんけ〜ん♪」
女性に近づく私に近くの建物から少女の声が聞こえる。
私は素早くカードを装填する。
【ガードベント】
声と共に私の両肩に盾が装着され……
ギャリィイイイイイイイ!
剣で作られたと思われる衝撃波を全て吸収する。
「あなたも彼女のお仲間かしら?」
私は吹っ飛ばした女性の近くに立った少女を見て言う。勿論冷気をたっぷりこめて…
「「ひぃ?!」」
失礼ね。吹っ飛んだ女性まで悲鳴上げるなんて……
「まあ、正体はどうでもいいのよ、どうでもね、ウフフフフフフフ……」
「ち、ちょっ!私達の正体は気にならんのかえ?!」
私は女性の言葉を聞きながらカードを装填する。
【スイングベント】
ぷちだいばーの尻尾に当たる部分が鞭となり、私の手に収まる。
「興味ないわ。ただ私はね……」
ピシィ!と【エビルウィップ】を手で張り詰めさせる。
「ストレス解消がしたいだけよ。ウフフフフフフフフ……」
「ひぃいいい!き、今日は見逃してあげますえ!」
女性が何か札を出すと少女ごと気配が消えていく。ちっ、逃がしたか。

このかちゃんは、どうやら無事なようね、良かった。
「あーせっちゃん……ウチ、変な夢見たえ……変なおサルさんにさらわれて…でも、せっちゃんやネギ君やアスナが助けてくれるんや……」
「良かった。もう大丈夫です。このかお嬢様…」
ふわっと彼女が笑う。ふ〜ん、ああいう顔もできるんだ?
感動の再開ってやつね。と奥で見ていると突然、刹那ちゃん血相を変えて去ろうとする。
「城崎、彼女は任せてくれないか?」
ぷちだいばーが鏡から出てきて言う。彼なりに何か思うところがあるのだろう。
「ん、任せる。」
ぷちだいばーが去った後、私もさくさくと泊まっているホテルに帰る。
後ろで「アレ?城崎さんは?」と言う声が聞こえたが無事であればそれでいいわけだし。
あの敵については実はひそかに尾行させてるのよね。鏡の世界に残したゼールを……
そんなこんなで私の修学旅行初日は終わった……

<<刹那サイド>>
「はぁ……」
また、ああいう言い方しかできなかった。
「ずいぶん悩んでいるようだな。」
「っ?!」
周りを見渡すとエイの様な何かが浮いていた。
「剣を収めてくれないか?俺は君達の言うところ城崎の式神だ。もっとも、意思はあるがな。」
驚いた。これは完全に意思を持っている。そして何より目を引くのはその体が機械のようなもので構成されることだ。
「このかという女生徒と仲良く出来ないのにも訳ありそうだな話してみないか?」
……なんとなく分かる、この式神は過去に大切な者を亡くしたのだと。
私は……全てを話した。話すと不思議と胸のつかえが消えていく。
「なるほどな、ならばなおの事、君は彼女と心の交流を持つべきだ。」
「なぜですか!」
「その身で彼女を守っても彼女を拒絶すればするだけ彼女は傷ついている。」
分かっている、分かっているのだ。この態度がお嬢様を傷つけていることを。
「俺にもかって友が居た、だが救えなかった。俺は後悔した。なぜあの時彼が救えなかったかをな。」
悲痛な言葉だった。もし私がお嬢様を同じように亡くしたらどうするだろう?きっと身も心も崩壊してしまう。
この人は……強い。私と比べ物にならないほどに……
「そうだな、まずはおはようの挨拶からしてみたらどうだ?」
彼には表情はないがきっと笑ったのだろう。私もしばし考え、笑う。
「そうですね、そうします。」
そう言って彼が居る後ろを振り向くと何も居なかった。でも、今日はきっとゆっくり眠れるだろう。
お休みなさいませ、お嬢様……
<<刹那サイド終了>>

「ところで、城崎。」
ぷちだいばーが帰ってきた。私はお風呂をすでに済ませている。
「なぜ、俺が帰ってくるまでお風呂を我慢しな…へぶぅ!」
思いっきり手塚を叩き落とし踏む踏む踏む。
動かなくなったところで、私はひと時の休息をとることにした。おやすみなさい。
「お、おのれ、読者サー…ぶぎゅる!」
_______________________________________________

と言うわけで、修学旅行編初日終了です〜。
京都弁は難しいです、はい。自分自身関西出身ですが、京都弁を使う地域ではないので(^^;)
え〜、一応報告、よく聞かれるのですがエヴァンジェリンとの対決はプロローグのあとがきに書いてある通り、終了しております。
決して書かなかったわけじゃないですのでご報告まで。
しかし、今回の城崎……女王様でした……と思うのは自分だけかなあ?w

>>ATK51さん
修正指摘ありがとうございます〜。でも京都弁やっぱり慣れないなあ…

>なぜかキャンセルばかりの車両…某いいんちょさんがネギを引き込もうとしていた場所ですね。(苦笑)
ええ、使わせていただきました。なぜ買い占めた席に城崎がいるかと言うと学園長の小細工です(笑)

>オリジナル設定…果たしてどうなるのか。かなり楽しみです。さすがにこちら版の「鬼」が絡む事はないでしょうけど。(オイ)
ああ、いいなあ。音撃の鬼は出したいなあ……でもぐっと我慢しますw

>>R−44さん
初めまして、見ていただきありがとうございます♪
すいません、最初に書いたとおりエヴァ戦は終えた後が前提になっていますので…
それを了承していただいた上で呼んでいただければ幸いです(ペコリ)

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