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!警告!壊れキャラ有り

「崩壊からの帰還 第四.五話 『手塚』(元ネタ仮面ライダー龍騎+魔法先生ネギま!)」

かわめん (2006-06-04 17:51)
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目の前の【それ】はふよふよ浮いていた…
ふよふよと浮かぶそれはエイと呼ばれる物だった。
それはデフォルメ化されたおもちゃのようなものだった。手のひらサイズだった…
そしてそれは……亡き友の契約モンスターエビルダイバーに似ていた。そして…
「久しぶりだな、城戸」
とめっちゃ覚えのある声で尻尾をおっすという感じで動かした…
「手塚?!なんでお前がそんなことになってるんだぁああ!」
とりあえず、現実と共にチョップで床にはたいた私だった……

聞けば、昨夜、エヴァちゃんがいつも通り学園を回っているときに何か侵入する気配を察し、世界樹に向かうと…
『そこの幼女。俺の占いをしていかないか?』
とこのエイ、もとい手塚が器用に尻尾でタロットを出してきたそうだ。
『誰が幼女か!』
エヴァちゃんは攻撃したらしいが空中を泳ぐこのエイ……ああ、面倒な!手塚はひょいひょい避ける。
エヴァちゃんもそれに対しボルテージが上がり、最大魔法を食らわそうとしたとき…
『冗談だ。城戸 真司と言う男は知らないか?』
といわれ、エヴァちゃんは一瞬ポカーンとし、事情を聞きだした。
そして、一夜明け私はこの学園長室でめでたく手塚と再会したと言う訳だ……嫌な再会だ……

「痛いじゃないか。」
ふよふよと器用に体を揺らしながら浮かぶ機械のようなエイ…シュールだ…
「どうなってるの?それ…」
「うむ、女言葉も板に、いたたた……アイアンクローするな。予測だけ話してやる。」
余計なことを言うコレに一度ファイナルベント叩きこもうとした私ですがどうにか抑える。
「学園長とエヴァンジェリン君、ここは並行世界だ。間違いないな?」
二人は頷く。俺もそれは間違いないと確信していることだ。
「この世界に来たとき、城戸、お前も俺も死亡した。ここまではいいな?」
「ええ、それは間違いないはず…」
間違いない。私は死を自覚したし、手塚も私が死を確認した。
「死亡したとき、体から魂が離れると言うのは有名な説だ。」
確かにそれはどの世界でも言える事だろう。ゲームのような世界でもおそらくは同じはずだ。
「人は夢を見る。これは知識と精神に蓄積・経験されたものが睡眠中具現するものであると言う。ある意味魔法だな。」
私達はもう手塚の説をじっと聞いていた。
「つまりだ。魂と言うものはそれを限りなく集約したものと言うことだ。」
「なるほど、シンジの場合は優衣と言う少女に対する謝罪と死の直前助けた女の子への心配が強く残ったからか。」
エヴァちゃんの言葉に私はハッとなる。そうか、それで……
「その通り。俺の場合は親友が持っていたデッキで最後まで戦う事の為にこういう体になったのであろうことが予測される。」
考えられないことは無かった。これはつまり……
「世界樹はその情報を元に私…いえ、私達の体を構成した?」
「うむ。もっと正確に言うならある程度までは戦闘が可能な体であることも前提だな。」
なんてことだ……ここ数日の調査の謎がすべて解けてしまったではないか…全ては世界樹が行った魂の情報による体の再構成……
「だが、城戸。世界樹に悪気はないんだ。何故か分かるか?」
思考の海に入りかけた私に手塚は呟く。
「世界樹は俺にわずかばかり教えてくれた。これはある気高き騎士の心を持つ男が願った…小さな奇跡だと…」
聞いた瞬間、涙が溢れた。騎士の心……それはただ一人しかいない。
「蓮………ッ?!」
ライバルであり、友であり、そして相棒であった彼に感謝する。彼の願いは今ここに小さな奇跡として顕現したのだ。
エヴァちゃんがそっと私を支えた。私は何も言わずしばらく泣き続けた。

「それで、そろそろいいか?」
手塚がある程度時間を置いてから言う。
「え、ええ。」
エヴァちゃんに感謝の言葉を述べた後、改めて手塚に向き直る。
「学園長と話したのだが……今日から俺はお前の使い魔らしい。」
………杯?
「違うぞ、城戸…いや城崎!魔法少女ならば、はい?と可愛くだな……」
ベシコン!げしげしげし!
とりあえず全力チョップで手塚エイを床にたたきつけた後蹴る。
「ぬ、痛いぞ。そうか、契約カードがいるのか。」
尻尾で彼がライダーであった頃のファイナルベント【ハイドベノン】を差し出す手塚エイ。
「城崎君。今日から君の部屋に寝泊りするのだから程々にしたまえよ?」
学園長からの言葉で思考停止する私。
「マジ?」
思わず女言葉から男言葉に代わってしまう。
「うむ、人間の姿だと、犯罪だがこの姿ならばいくらでものぞ…げぼぁ!」
何か余計なことを言おうとした手塚エイの尻尾を掴み叩きつける。
こうして手塚エイ……いや、ぷちだいばーとの再会と付き合いが始まった……

追記………
「ところで学校でも君といなければ……ってなぜドリルとビスを出す?!」
「ストラップにしようと思ってね。くすくす……これなら身動きも簡単に任意でなければ取れないし…」
「や、やめたまえよ?なっ?なっ?」
チュィイイイイインン!ゴリゴリゴリ!
「んぎゃあああああ!」
翌日、私のストラップはおおむね好評だったことを言っておく…

_______________________________________________

え〜、番外編です!(ぉ
手塚の女性化や、男性のまま占い師に期待してた方ごめんなさい!ついでにシリアスキャラと思った方ごめんなさい!(爆)
この扱いはすでに決まっていたもので、せめてぷちだいばーで和んでいただければ幸いです(マテw
あ、ちなみにこのぷちだいばーは【ハイドベノン】が使われたときのみ大きくなりますw

>>ATK51さん
今回も読んでいただきありがとうございます〜。
あの学園、入れるものなら入りたいですね、マジでw

>エヴァの視線・・・惚れられていますね?
いえ、あの視線は胸に(爆発魔法炸裂)ぎゃーーーっす!w

>そしてこちらでは女性として存在している占い師…どうなるのやらです。
すいません、マスコットになりました(笑)

>>アサガミさん
いえいえ〜、感想は次回への原動力になりますからありがたいです。こちらこそこれからもよろしくお願いします。

>そして手塚がついにキターーーー!
ある意味、キターーーーーな姿だと思っていただければ幸いです(ヲイw

>北岡・・・そこまで城戸をいじめて楽しかったのか?(^^;;
彼がノリノリでスーツとめがねで教えてる姿が目に浮かんだら、あなたは立派な北岡ファンです(何?w

>全教科を徹底的に一部蓮と北岡の協力もあって鍛えた城戸はやはり努力家ですかね?(なぜ?だ
まあ、やらなければ色んな意味でお仕置きがあったでしょうからw

>>てぃREXさん
手塚についてはマスコットになりましたが応援していただけると幸いです。言うなればカリスママスコット?(爆)

>編集長と蓮と北岡は、必死になって芸を一般常識を仕込んだのだろな、城戸の性格上(自覚なしに)周囲を巻き込んで自爆しそうだから
編集長は現代文を必死で覚えさせたのは間違いないでしょう。じゃなけりゃあ取材なんて怖くていかせれません(笑)

>>fookさん
初めまして、読んでいただきありがとうございます(ペコリ
GJでしたか、良かったです。これから先どう城戸は過ごすのかを楽しみにしていただければ幸いです♪

>最後の方には海の加護を得て光の巨人になっていただきたいですね
………すいません、一瞬だけイイナアと思いました(爆)

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