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▽レス始

「これが私の生きる道!外伝4.5秋葉原後日談編 (ガンダムSEED)」

ヨシ (2006-04-27 01:19/2006-04-27 09:04)
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(2月24日、秋葉原駅前)


 「へえ、これが秋葉原か」

カザマ達が秋葉原を探索した翌日、オーブから来
日したキラとレイナは秋葉原の駅前に立っていた

明日、温泉でみんなと落ち合う事になっていたの
だが、アスランから仕事を頼まれたのでここにい
るのだ。

 「まだ、約束の時間までかなりあるけど・・・
  」

 「じゃあ、寄り道してもいいよね!」

 「うん(お兄さんと細かい種類は違うけど同系
  統の人間なんだ。キラは)」

 「パソコンのジャンク品の掘り出し物を探すぞ
  ーーー!」

 「ほどほどにね・・・」

キラは早足で「ジャンク品街」のお店に突入して
部品を漁り出した。

 「キラ、安いけど保証書も無いし、止めようよ
  」

キラは大量の部品を用意した買物籠に入れていた

レイナもそれなりに知識があるので、どんな部品
でどのくらいの相場であるのかはわかっていたが
、値段が安い変わりに剥き出しで山積みされてい
るので本当に作動するのかもわからないのだ。

 「大丈夫だよ。それを見極めるのも力量の内さ
  」

 「見極めるって・・・。実際に付けて作動させ
  てみないとわからないでしょ」

 「予備も含めて同じ物を複数買っているし。そ
  れでも、正規品よりも格安なんだよ。僕が趣
  味のパソコンを集めるのにどれだけ苦労して
  いるか・・・」

 「オノゴロ島でジャンク拾いをしていたからね
  ・・・」

オーブ戦後のオノゴロ島は軍があらかた遺棄兵器
を回収した後は、多数のジャンク屋が出入りして
残りの掘り出し物を探していたのだが、キラは時
間が空くとその連中に混じって自作用のパソコン
に使えそうな主にコックピット内部の計器部品を
探していたのだ。
本当はキラには十分なお金があるのだが、両親と
レイナに「無駄遣いは駄目!」と言われて決まっ
た小遣いしか渡されていなかったからだ。

 「でも、これで何台目のパソコンなのよ?どん
  なに古い物でも部品を交換して再生させるし
  。大体、アスランが言ってたけどキラは細か
  い物の組み立てが苦手だって・・・」

 「電子ペットとかは駄目だけど、パソコンは大
  丈夫」

基本的に物臭なキラは自分の興味がある事しかや
らず、唯一の例外は報酬がかかった仕事のみとい
う現金な性格をしていた。

 「あっ、このディスプレイ最新型だ。これがあ
  ればもう一台・・・」

 「硫黄島で連合のストライクダガーの残骸の中
  にあったらしい。戦死した兵士の私物だった
  可能性が高い」

店員が詳しい情報を教えてくれる。

 「ねえ、キラ。死んだ人の物なんて買うの止め
  ようよ」

 「安いなー。これで、もう一台パソコンが組め
  るよ」

キラはレイナの言う事なんて聞いていなかった。


 「ようこそ、おいで下さいました。私、(株)
  ドールハウスの田中です」

 「アスラン・ザラの代理のキラ・ヤマトです。
  そして、彼女には秘書のような事をして貰っ
  ています」」

 「風間麗奈です」

キラがアスランに頼まれた事は、アスランが自作
したトリィーとハロを子供用の玩具として販売し
たいという会社との契約の代理人であった。
レイナは田中に細かい関係を話すのが面倒くさい
ので秘書という事にしている。
実際にオーブ軍技術二佐の彼には男性ではあるが
、秘書代わりの副官が付いている。
今回の来日には付いてきていないが。

 「わざわざ、来日していただいてありがとうご
  ざいます」

 「他の用事のついでなので、気にしないで下さ
  い」

(株)ドールハウスは三十年ほど前に設立された
高性能電子頭脳を内臓した様々な玩具を販売して
いる会社で、そのファンは男女を問わずに様々な
年代に広がっていた。
そして、この会社の経営者は秋葉原を第二の故郷
と明言している人物だったので、この街の「新オ
タク街」に自社ビルを建てて1階を直営店にして
いたのだ。

 「これが契約の書類になります」

キラは田中が渡した書類を細かい所までチェック
してからサインを入れて代理人の委任状と一緒に
渡した。

 「これで、契約は終了です」

 「ありがとうございます。このトリィーとハロ
  は必ずヒットさせます」

 「でも、条件がかなり良いですけど大丈夫です
  か?オーブでは一回失敗している商品ですよ
  」

実は、トリィーとハロはオーブで一回商品化され
ていたのだが、その時は失敗していたのだ。 

 「失礼ですが、オーブの玩具会社は玩具を売る
  事の何たるかを理解していません。我々がや
  れば必ず世界中にヒットします」

 「はあ、そうなればアスランも儲かって嬉しい
  と思いますが・・・」

 「どうですか?時間があるのでしたら、うちの
  商品を見ていきませんか?トリィーとハロも
  試作品が完成していますし」

 「レイナ、どうする?」

 「私は見てみたい」

レイナが賛成したので、田中は一階の直営店に二
人を案内する。

 「まずは。トリィーとハロです」

 「あれ?トリィーはあんな色はしていませんけ
  ど」

 「まず、第一の改良点です。同じ色のトリィー
  を友達と飛ばしたら自分のトリィーがわから
  なくなってしまうので、自分で好きな色の組
  み合わせのパーツを選んで組み立てる事が出
  来ます。他にも頭部のパーツや足の形状、羽
  の形など組み合わせは何千種類にもなります
  」

 「凄いですね・・・」

 「第二の改良点は声の種類を増やしました。コ
  ンピューターで合成した数十種類の声を選べ
  ます。全部同じ声ではトリィーに愛着が湧き
  ませんから」 

 「ハロも同じですか?」

 「はい、あれは元々バージョンが豊富な上に、
  歌姫だったラクス嬢が愛用しているものなの
  で、自分の好きな色や模様を選べるようにな
  っています。そして、声も・・・」

 「アーユーレディー?」

 「マイド!マイド!」

 「ウチ、ハロダッチャ!」

 「ゲンキダセヨ!」

田中がスイッチを入れたハロが様々な声を発する

 「凄いですね」

 「様々な言語、方言、変わった話し方をする人
  などからデータを集めて音声を合成しました
  。後、高性能のAIが内臓されていて持ち主
  の言葉使い等を真似たり、自分のデータと組
  み合わせて独自の話し方に進化するんです。
  可愛がれば可愛がるほど自分のオリジナルの
  ハロに近づくわけです」

 「それは凄いですけど、値段が少し高いような
  ・・・」

トリィーはオーブ製の三倍、ハロに至っては五倍
くらいするようだ。

 「はい!確かに高いですが、これは趣味の玩具
  なんです!趣味にお金をかけるのは当然でし
  ょう?」

 「はあ・・・」

 「キラさん!趣味はお持ちですか?」

 「パソコンです」

 「では、あなたは値段がそこそこで性能もそこ
  そこのパソコンを買いますか?」

 「いえ、買いません」

 「物凄い値段で超高性能のパソコンが発売され
  たらどうします?」

 「即、買います!」

 「そういう事ですよ。まったく同じ作りで低コ
  ストで量産して性能もいまいち。そんなトリ
  ィーやハロを作ったからオーブのメーカーは
  失敗したんですよ」

 「なるほど、あなた方の会社の理念がわかりま
  した」

 「ご理解していただければ幸いです」

 「あの、参考までに他の商品を見せていただけ
  ませんか?」

 「はい!よろこんで!」

田中はウキウキしながら他の商品の紹介を始めた

 「まずは、これです。二十代から三十代の独身
  男性に大人気、(ミニ萌えメイドさんシリー
  ズ)です」

田中の指差した方向から80センチほどのメイド
服を着たロボットがお盆にお茶を載せて歩いてく
る。
その容姿は目が大きく、カラフルな髪をしていて
、アニメの美少女キャラクターそのものであった

 「いらっしゃいませ。ご主人様のお友達ですか
  ?ゆっくりしていって下さいね。私、レイナ
  と申します」

モロにアニメ声の挨拶が入る。

 「うーん、可愛いなー」

 「私と同じ名前・・・」

 「去年、流行ったアニメのキャラクターを採用
  しています。専用の冷蔵庫とポットセットを
  ご購入いただくと来客時にお茶やジュースを
  出してくれます」

 「でも、よく出来ているなー。材質は・・・」

 「いやん、お客さんのエッチ!」

キラがメイドロボを触るとロボットから抗議の声
が上がった。

 「エッチって言われてしまった・・・。でも、
  反応が本物の人間みたいだ」 

 「一番苦労したのが、この人工知能でした」

 「わかりますよ」

 「お客さんの名前を教えてくれると嬉しいな」

 「キラ・ヤマトだよ」

 「キラさん、よろしくね」

 「これで、次回の来店時には(お久し振りです
  ね)って呼ばれますよ」

 「高性能ですね」

 「定価は一万アースダラーですけど、飛ぶよう
  に売れています。最近は海外からの注文も多
  いです」

 「私にはよく理解出来ない。でも、お兄さんは
  欲しがりそう・・・」

 「欲しいな・・・。買おうかな・・・」

キラが物欲しそうな顔でメイドロボを眺めていた
。 

 「お茶くらい私が淹れているでしょうが!」

 「レイナ、痛いよ!ロボットにヤキモチ焼かな
  いでよ!」

レイナに耳を掴まれてキラが悲鳴を上げる。

 「私・・・、キラさんに痛い事なんてして無い
  もん!バカーーーー!」

急にメイドロボが走り去ってしまった。

 「あれ、どうして?」

 「メイドロボの名前がレイナだからですよ。非
  難されたと誤解して、いじけてしまったんで
  す」

 「そこまで、反応するんだ・・・」

 「やっぱり、欲しい・・・」

二人は感心してしまった・・・。


 「次はこれです」

 「猫耳だ・・・」

先程のメイドロボと同じくらいの大きさの美少女
ロボットが登場するが、今度はゴスロリ姿で猫耳
が付いていた。

 「にゃんにゃん」

 「へっ?何て言ったんです?」

 「こんにちはです」

 「「わかるのかよ!」」

キラとレイナが同時にツッコミを入れてしまう。

 「この娘は(猫耳少女ニャー子ちゃん)です。
  このように、二万通りのニャン語を話します
  」

 「・・・・・・」

 「・・・・・・」

田中の話す衝撃の事実に二人は言葉が出ない。

 「二万通りですか?」

 「はい!そうです!」

 「田中さんは聞き分けられるんですか?」

 「開発者は私ですから!」

 「にゃんにゃん、にゃんにゃんにゃん」

 「ふむふむ」

 「にゃんにゃん、にゃんにゃんにゃん、にゃん
  」

 「なるほど」

 「にゃーん、にゃん」

 「わかったよ。ニャー子ちゃん」

 「あの、何て言ったんです?」

 「田中君、大好きって」

 「「本当かよ!しかも、もっと長く話してた!
  」」

二人で再びツッコミを入れた。

 「説明書にニャン語の辞書が付いていますから
  。それと、同時発売したワン語を話す(犬美
  ちゃん)とピョン語を話す(ウサ江ちゃん)
  がいまして。見ますか?」

 「「いえ、いいです」」

ウサギはピョンとは鳴かないとツッコミを入れた
かったのだが、話が長くなりそうなので、無視す
る事にした。 

 「最後に、このロボットです」

ロングヘアーの気の強そうな顔をした美少女ロボ
が登場する。

 「ふん、別にあなたなんて歓迎してないわよ」

 「あなたに教える名前なんてないわ」

 「私、あなたなんて大嫌い!」

その美少女ロボは物凄く態度が悪かった。

 「えらく態度の悪いロボットですね」

 「ええ、でも二人っきりになるとベタベタ甘え
  てきますよ。これが一番人気の(ツンデレロ
  ボアスカちゃん)です。これも、最近ヒット
  したアニメのキャラクターを参考に・・・」

 「うーん、凄い」

 「あきれて物が言えないわ・・・」

その後も色々な商品を見せて貰い、二人は滞在先
のホテルに帰り、アスランに詳細を報告した。

 「えらく気合が入った会社だから成功すると思
  うよ」

 「キラがそこまで言うのなら大丈夫か」

 「さて、僕は新しいパソコンを組むとするかな
  」

 「お前、何台目だよ・・・」

 「十二台目だよ」

 「あきれて物が言えない・・・」

半年後、トリィーとハロは世界的に大ヒットして
アスランに莫大な収入が入った事だけは報告して
おく。 


(3月某日、アフリカ某国)

今日の俺の任務はアフリカのある国の独裁者の軍
勢を撃破する手伝いをする事であった。
この国はアフリカではお決まりの軍人出身の独裁
者がユーラシア連合の鉱山会社から援助を受けて
アフリカ共同体からの独立と隣国の鉱山への占領
作戦を計画していたのだ。
さすがに、ここまで来ると黙視出来ない事態だ。

 「そんなわけだから、頼むよ。ムラクモ・ガイ
  」

オブザーバー資格で作戦に参加しているバルトフ
ェルド司令が軽口でお願いする。

 「ザフトは参加しないのか?」

 「ザフトは外敵との戦闘のみに出撃する。これ
  がアフリカ共同体との同盟の基本だ。これは
  内乱に属するものだからな」

 「ユーラシア連合の関与が濃厚だが・・・」

 「新国連の安保理で文句は言っているが、あく
  までも援助しているのはアフリカで鉱山利権
  を失った鉱山会社だそうな。ユーラシア連合
  はそう言っている」

 「ふん、まあいい」

 「モビルスーツが三十機ほどあるから、結構キ
  ツイかも知れないよ」

 「大丈夫だ!俺はプロだ」

俺は「ピンクちゃん」を機動させて颯爽と出撃す
る。
ブルーフレームは長期間の修理に出してしまった
ので、俺にはもう「ピンクちゃん」しか残ってい
ないのだ。
敵が「ピンクちゃん」を見て爆笑している声が無
線に入ってくる事にも慣れてきたし、報酬を渡す
クライアントの笑い声も気にならなくなってきた
・・・と思いたい・・・。

 「敵はストライクダガーが大半か」

俺はミニビームガンでストライクダガーを撃ち抜
き、サムライソードで切り裂いていく。
俺の横では他の傭兵やアフリカ共同体のパイロッ
ト達も奮戦していた。

 「ちくしょう!このままでは全滅か!こうなれ
  ば・・・」

敵国の独裁者はモビルスーツのパイロット上がり
らしく、自分でモビルスーツに搭乗して俺に勝負
を挑んできた。

 「ふん、愚かな。一国の指導者がモビルスーツ
  で出撃するとは」

 「我が事は成就せず!後は、最強と噂される(
  ピンクの死神)を倒して武人の本懐を遂げる
  のみだ。お前のようなふざけた色のモビルス
  ーツに乗っている男には絶対に負けん!」

独裁者はカスタマイズしたセンプウで俺に挑んで
きた。
別に好きでこの色のモビルスーツに乗っているわ
けでは無いので色々と言いたい事はあるが、今は
戦闘中だ。

 「センプウとはやっかいな!」

ガイはサムライソードでセンプウの胴体を斬りつ
けるが、その攻撃は全て弾かれてしまう。

 「ふん!ビームサーベルを装備していなくて残
  念だったな」

 「ちい!ならば、ビームガンで・・・」

 「させるか!」

センプウはビームライフルを乱射して俺の足止め
にかかった。
俺はハート型のシールドでビームを弾くが、その
動きを止められてしまう。
今回は天使の羽は修理中で装備していなかったの
だ。

 「なんとかしなければ・・・。ええい!使いた
  くは無かったが!」

俺は一瞬、考えてからシールド裏に装備された新
兵器の手榴弾を投げつけた。

 「何だ?あのふざけた形の球は?」

手榴弾はラクスから送られてきた物で恐ろしい事
にハロの形をしていた。

 「フェイズシフト装甲に効くものか!」

センプウが手榴弾をビームライフルで狙撃する。

 「ふん、やっぱり効かない・・・うわー!」

炸裂した手榴弾は大量の破片を撒き散らした。
そして、その破片は恐ろしい勢いでセンプウを叩
き続ける。

 「今だ!」

ガイは動きが鈍ったセンプウの首筋部分にサムラ
イソードを突き入れた。
フェイズシフト装甲が無い可動部部から胴体内部
にサムライソードが侵入して内部の中枢部を破壊
すると、センプウはその動きを止めた。

 「残念だったな」

 「ちくしょう!戦死すら出来ないとは」

独裁者はアフリカ共同体軍の捕虜になってしまう

多分、彼は裁判にかけられて極刑になり、変わり
に新しい為政者がこの国を統治するのだろう。
今度の統治者が多少はマシな事を願いつつ俺は現
場を後にした。

 「ガイ、最近はあまり怒らないな」

再び、バルトフェルド司令やその副官のアイシャ
とかいう女に笑われたが、俺は全ての感情を押し
殺して冷静に対処したのだ。

 「イライジャ、俺はプロだ。もう、道具にケチ
  をつけるのは止めにする」

 「そうか。所で、新兵器の炸裂手榴弾は役に立
  ったか?」

 「初対面の敵の足止めくらいには使えそうだな
  」

 「サムライソードはセンプウにはつらいな」

 「そうなんだ。だから、ビームサーベルが使え
  るブルーフレームを早く・・・」

 「それは、大丈夫だ。ラクス様から新しいビー
  ムサーベルの試作品が届いている」

 「ふっ、さすがの俺も学習しているぞ!また、
  おかしな形なんだろう?」

そう言いながら現物を見ると、鍔の部分がピンク
のハート型の物やマイクの形をしている物、ハロ
の形をしている物が置いてあった。

 「こんな恥かしい物が使えるか!」

 「では、これはどうだ?ビームランスの試作品
  で背中に装着可能だそうな」

 「リーチが長いのが気に入った。形も普通だし
  」

 「では、装備しておくぞ」


(数日後、某国草原地帯)

 「ふっ、もう逃げられないぞ!機体を降りて投
  降するなら命だけは助けてやる」

 「俺もプロの傭兵だ。そんな事をしたら、命は
  助かっても傭兵としては終ってしまう。察し
  てくれ」

 「そうか」

 「一騎討ちを希望する」

 「受けよう」

 「ありがとう。(ピンクの死神)」

 「すまんが、そう呼ばないでくれ・・・」

 「わかった」

敵の傭兵はビームサーベルを抜き、俺は試作品の
ビームランスを抜いた。

 「ビームランスか・・・って、あーはっはっは
  っはっは」

 「何が可笑しい!」

俺がビームランスの先を見るとその先端はハート
の形をして、それを見た敵の傭兵が爆笑していた

 「ガイ、悪い。それ、ビームジャベリンの試作
  品だって」

イライジャが無線を入れてくる。

 「ふっ、そうかい。プロの傭兵のニヒルな日常
  とか、死に行く男達の悲しい悲話とか全部台
  無しにするんだな・・・」

 「はははは、ピンクのジンで武器もハートだし
  、最高に可笑しいや!腹よじれる!」

 「五月蝿い!笑うな!」

俺は爆笑している敵の傭兵のモビルスーツをビー
ムジャベリンで一撃で突いた。

 「カザマの野郎!覚えてろよ!」

ガイの絶叫は某国でまたまた響き渡っていた。


         あとがき

私は書きながら細かい話を考える性質なので、書
いて送信してから「あっ!これ書いておけば良か
った」と思う事が多々あります。
前半はそういう話でガイはオマケです。
次回は温泉ネタです。

 


 

  

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