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!警告!壊れキャラ有り

「ある英霊?の物語 第7話(Fate+DUEL SAVIOR)」

柘榴 (2006-04-22 17:12)
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 「それじゃ、行くわよ〜」

 コロコロコロ………

 出た。次は俺と……

 「拙者でござるな」

 「却下却下、大却下!!」

 そう、大河が猛抗議する。

 「さっきも言ったけど、俺は例え勝っても何もしないぞ?」

 「それが嘘だって可能性もあるだろうが。」

 いやまぁ、確かにそうだけどさ。

 「けどな……」

 「こいつらは、俺の恋人たちだ。他の野郎になんか絶対に手出しはさせない。」

 うぁ、聞いてる方が恥ずかしいぞ、その台詞……

 普段じゃ考えられないような真面目な顔でそう言い放つ大河。

 「師匠…」

 「大河……」

 「マスター……」

 「お兄ちゃん……」

 チャララン♪

 ヒロインたちの好感度が10上がった。

 おい、今の効果音は何だ?

 「そういうわけで、振り直しを要求する!」

 「……だ、そうだが?」

 「ん〜……といっても、大河くんとシロウくん以外は全部振りなおしってことでしょ?それは流石にね〜」

 ダリア先生の最もなご意見。

 ふむ、さてどうしたものか……

 「大丈夫ですよ、大河さん」

 お?イリヤ、何かいい意見があるのか?

 「もしシロウさんが勝ったとしても、私が何もさせませんから♪」

 おいこら、どういう意味だそれは

 「……………聞きたいですか?」

 …………………イエ、エンリョシテオキマス。

 そうだよな、忘れそうになるけど、こいつスキルお仕置き持ちなんだよな……

 「と、いうわけで、このままの対戦で大丈夫です。」

 「安心してくだされ、師匠!拙者、師匠以外の男には決して負けませぬので!!」

 ぐっと拳を握り締めるカエデ。

 あぁ、もういっそあっさり負けようかな、俺……

 ま、そういうわけにもいかないんだけどね……色々、試したい事もあるし


 ある英霊?の物語

 第7話 日常を、楽しんでみよう(後編)


 ………よし、準備完了。

 「悪い、待たせたな」

 「随分遅かったでござ……ベンケイでござるか?」

 「言うな。俺だって格好は微妙だと思ってるんだから。」

 そう。通路から出てきた今の俺の格好は結構珍妙だ。

 両手にはいつもの双剣。その上、背中には二本の直刀を背負い、腰にも短刀を差している。カエデが弁慶呼ばわりするのも仕方ない。

 「てか、居たのか?お前の世界にも弁慶が?」

 「何百年か前にそのように大量の刀を持った武人がいたでござるよ。」

 あ、そ。居てもおかしくないだろうけど。

 「で、何なのでござるか?それ」

 「盾代わりって所。戦ってみれば分かる。」

 それ以上は手の内がバレるからな。教えないでおこう。

 「そっちは準備完了してるのか?」

 「っと、そうでござった……」

 闘技場中央に自然体で立っていたカエデが、右手を口元に近づける。

 と、いきなりその親指を犬歯で噛んだ。肉が少しちぎれ、指から血が垂れる。

 その血で、己の顎から頬にかけて大きく一本の跡を残す。

 「この戦いを偉大なる師匠に捧げるでござるよ」

 「待て。お前はいつから傭兵王国の住民になった?」

 「?何の話でござるか?」

 本気で知らないらしい。にしても、なぁ……こいつの場合素でやりかねないけどさ、交殺法。

 「てか、大丈夫なのか?血」

 「心配ご無用。師匠の愛でそれは乗り越えたでござる。……というか、何故知っているのでござるか?」

 「内緒。そっちが勝ったら教えてやるよ。」

 てか、またこれか……俺の知らない事象。何がどうなってるんだか。

 「ならば、勝って存分に聞かせてもらうでござるよ!」

 「来い!!」

 「それじゃ、はじめ〜」

 やる気のないダリア先生の号令で、カエデが動く。

 「はぁ!」

 突然のトップスピードから、腰の短刀を抜き放つカエデ。狙いは、首

 右手の莫耶でそれを受け止め、たと思う内に、カエデの姿が目の前から消える。

 どこへ、と考える間もなく右側面からの貫手。

 慌てて上体を屈めて回避、かすめた髪の毛が何本か宙に舞う。

 「せい!」

 その体に向けて、回し蹴り。狙いは鳩尾。これは左手で防御。

 受け止めた足を切ろうと、右手を振るうが即座に足を戻され、返しの足が後頭部へと放たれる。

 「くっ!?」

 転がりながら、それもどうにか回避。

 起き上が、る前にそのまま横に転がる。元居た場所に数本のクナイが突き刺さる。

 体勢を立て直そうと、立ち上がりカエデの方を向く。が、そこには誰もいない。

 どこだ!?右!?左!!?後!!!?

 違う!!

 「雷神!!」

 声と共に上空から打ち下ろされる拳。

 それに引かれるように、左手で背中に背負った剣を抜き、受け止める。

 「!?」

 「……くぉのぉおおおおおおお!!」

 受け止めた雷光ごと、手甲を纏った拳をなぎ払う。が、手ごたえがない。

 数メートル程弾き飛ばされたカエデは、空中で一回転すると、音もなく地面へと着地する。

 あの状態から、腕の力だけで飛んだのかよ……くそ、この化け物め。

 「何でござるか?それは」

 構えながら、こちらの様子を伺うカエデ。いや、俺というより手にした剣の方か……。

 未だ雷光の火花を見せながら、俺の左手の中にある直刀。本当なら、もうちょっとこれ抜くの遅くしたかったんだけどね……

 剣を一振りして、纏わりついた雷光を振り払うともう一度それを背中に収める。

 「さて、ね。当ててみた、ら!!」

 今度はこっちの番。

 改めて双剣を投影し、走りこむ。同時に向かってくるカエデ

 「槍連脚!!」

 名の通り、幾重もの槍の如き蹴りが放たれる。

 それを、弾く!

 キンキンキンキンキンキンキンキンキン………

 まるでFate序盤の名シーンを模倣しているかのような交戦。

 違うのは、俺が何発か食らってること。

 くそ、これが本人ならもっと上手くやってるだろうに。

 「シロウさん、頑張って〜〜〜!!!」

 イリヤの声が聞こえる。

 あいつが見てるんだ、踏ん張らないと!

 「はっ、はっ、はっ、はぁ!!」

 そのまま拳での連撃へと繋ぐカエデ。

 どうにか防ぐことは出来たけど、その勢いで双剣が弾かれる。

 それを勝機と見たのか、カエデが両手を腰溜めにする。その手に集まる火炎!!

 まずい!

 「!紅蓮衝!!」

 鳩尾へと叩き込まれる双掌打。共に打ち出される炎。

 「がはっ!?」

 息が止まる。衝撃で体が吹き飛ぶ。

 「!?」

 「シロウさん!!?」

 背中から地面へと叩きつけられ、ごろごろと地面を転がる俺。

 「…………ごほっ、ごほっ!!うぁ、今本気でやばかった……」

 「またでござる……一体何なのでござるか、その剣は?」

 あぁ、くそ。もうばれてるよやっぱり。

 喰らう寸前、どうにか握り締めることが出来たもう一つの直刀を杖代わりに立ち上がると、イリヤに小さく手を振る。

 「あ……」

 それを見て、ほっとした顔を浮かべるイリヤ。おし、ちょっと体力回復。

 「ばれたか……けど、上手くいくかは割と半々だったけどね。今のはどうにか半分防げたって所だし。」

 そう。カエデが放った炎は、俺に当たる前に何割か威力が削がれていた。

 「先の雷神も、そなたの持つ剣にまるで吸い取られるように防がれた。恐らく何かしらの加護が掛けられてると見たが?」

 「大正解。今持ってる方は、草薙剣(くさなぎのつるぎ)。背負ってる方は布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)って銘を持つ神剣だよ。」

 「!?なんと!?」

 「なにぃ!!?」

 カエデと大河の二人がその言葉に驚く。ま、大河は驚くだろうな。ラノベ読者らしいし。

 「カエデも知ってたのか」

 「と、当然でござる!拙者の世界の神話の剣でござるよ!!」

 なるほど、それは初耳。とすると、カエデの世界はちょうど俺たちの戦国時代って所なんだな。

 「何でそんなものをそなたが!?」

 「内緒。終わったら教えてやる……よ!!」

 言って、持っていた剣をカエデへと投げつける。

 「!?」

 驚いていたためか、反応が少し遅れ、寸前で剣をかわすカエデ。

 でも、紙一重じゃ駄目なんだよ。

 「壊れた幻想(ブロークン ファンタズム)」

 その言葉で、己が秘めた幻想に比例した爆発を起こす草薙剣。

 「うあああああ!!!」

 眼前で起こった大爆発に吹き飛ばされるカエデ。

 その元へと、背中の剣を抜きながら走りこむ。

 「………王手」

 「くっ………参ったでござる。」

 喉元に突きつけられた剣を見て、がくりとうなだれるカエデ。

 「は〜い、試合終了〜♪シロウくんの勝ち〜」

 その声で、俺とカエデの試験は終わりを告げた。


 「あ〜、やばかった〜。」

 「シロウさん!!」

 客席に戻ってきた俺に、がばっと抱きついてくるイリヤ。あ〜、うん。気持ちは嬉しいが、鳩尾はまだ痛むんだけど。

 「済みませぬ、師匠……」

 「ま、気にすんな。敵は今度俺が取ってやるから」

 「師匠……」

 チャララン♪

 カエデの好感度が5上がった。

 「お兄ちゃんって、カエデさんには優しいんだね……」

 「そ、そんな事はないぞ?お前にも、リリィにも、リコにも、ベリオにだって優しいぞ俺は。」

 「………同列なのは分かるけど、やっぱり悔しいんだけど」

 チャララン

 未亜のお仕置き度が10上がった(100溜まると暴走)

 ………だから、さっきから聞こえるこれは何だ?

 「……そういや、さっきのあの剣、いいのか?壊れたみたいだけど?」

 「あぁ、あれか?別に代わりは幾らでもあるし。」

 「なんだそりゃあ!!?」

 あ、本気で驚いてる。

 「つまり偽物ってことか!?」

 「そ。俺の召喚器の特性は『本物そっくりな偽物の魔剣』を生み出す能力なわけ」

 「ちょっと待って、どういう事よそれ?」

 リリィが質問してくる。ま、いい機会だから話しておくか。

 「元々、俺はああいう魔剣とかの複製を造る魔術を使ってたんだよ。で、それは本来本物よりも力が劣る代物だったんだけど、召喚器の力でその欠点がほぼ無くなった、本物同然のものが生み出せるようになった訳。」

 「何よそれ、無茶苦茶じゃない!!あんな代物を造れるですって?ただでさえ物質具現化って高等技術なのに!!」

 ぐ、ぐぇ。締まってる、首絞まってますから。

 「そうなのか?」

 「はい。形あるものに魔力を込めるのは魔術師としては割と初心者クラスでも出来ますけど、物体そのものを造り出すのは教師レベルでも早々出来ることじゃないんです。」

 「ついでに言うと、私でも無理よ。学園長なら出来るかもしれないけど、それだって一般的なものが精々。あんな魔力バリバリものなんて造れないわ」

 大河の問いに、ベリオが答え、ダリアが補足する。

 あ、やば……意識が……

 「リリィさん止めて下さい!!シロウさんが気絶しちゃいそうです!!」

それまで俺の首を絞めていた手が外れ、新鮮な酸素が肺に送られる。

 「げっほ、げほっ………助かった……ありがとな、イリヤ」

 お礼にいつもの3割り増しで頭を撫でてやる。

 「えへへへ……シロウさんを気絶させていいのは、私だけですから(ぼそ)」

 聞かないぞ〜、ぼそっと言った事は。

 リリィはというと、思い切りこっちを睨んでます。そんなに変なのか、この体は?

 「全く、あんたもイリヤもそうだけど、何なのよその理不尽な能力は!!」

 「と言ってもな……結構欠点も多いんだぞ?皆みたいに地力の向上とかは全く無いし、俺は魔術はこれしか出来ないしな。」

 「「「「は?」」」」

 「いや、だから、俺は炎も出せなきゃ、飛行も出来ないし、回復魔法も全然使えないんだよ。」

 皆がぽかーんとしている。そりゃそうだろうなぁ。普通逆だろうし。

 「じゃあ何?あんたって……ある意味ど素人?」

 ぐさっ

 いや、その通りだけどさ、強化も今はまともに出来ないみたいだし。

 そんな俺の顔を見て、リリィがまるで遠坂みたいな笑みを浮かべやがった。

 「ふ〜ん。何だ、どんな凄い魔術師かと思ったけど、大したことないんじゃない。ま、ただ突進するだけの大河よりは幾らかましだけど。」

 「ほほぉ……リリィ、いい根性だな。俺の責めでこの前もヒィヒィ言っていた割りに」

 「ラブラブビーム!!!」

 「あんぎゃぁああああああああ!!!!!」

 おぉ、これが噂の。てか、恥ずかしくないのか、リリィ。

 「あ、あれは関係ないでしょう!!?そ、それにあれだってあんたがどうしてもっていうから……そ、そうよ!私は別にしてくれなんて頼んでないんだからね!!ま、まぁ、嫌ってわけじゃないけど……!か、勘違いしないでよ!!別にしてほしいとかじゃなんだからね!!分かった!!?」

 うん、リリィ。ツンデレするのはいいけど、聞こえてないと思うぞ。多分。

 「それにしても、普通は炎とかの方が出せるもんなんだけどねぇ……」

 「俺の世界でもそうだったな、ま、一種の異能とでも考えてくれ。」

 そうダリアに答える。

 「と、とにかく!いい気にならないでよね、一つしか魔法が使えない魔術師なんて、てんで使い物にならないんだから!!」

 「そういうなら、リリィも攻撃魔法以外も覚えてくださいね?」

 「う……分かってるわよ、今は練習中よ」

 ベリオのつっこみに、リリィが苦い顔を浮かべる。

 「おぉ、痛ぇ……ったく、照れ隠しにも程があるぞ?」

 「うるさいわね、あんたのせいでしょ、あんたの。」

 ぷいっと顔を赤くしてそっぽを向くリリィ。あぁもう、本当にツンデレだなこいつは。

 「ところで、その剣はどういう加護を秘めているのでござるか?」

 俺が背負った剣に興味深々な様子のカエデ。

 「これか?元々雷神が持っていたとされる剣だからな。雷に対して加護が受けられる。草薙剣の方は、持ち主の防御、特に炎に対する加護が得られるって所。後は元が水神から生まれたものだから、そっちの加護も幾らか受けられるって所か。」

 ちなみに、それ以外にも腰に持ち主を護るといわれる、今剣(いまのつるぎ)も差していたことを説明する。

 「は〜……いやはや、凄いでござるな。そこまでされてはそれがしの攻撃が効かぬのも道理」

 「カエデが雷と炎を使うのは、前の試験に見せてもらったからな。けど、そこまでやってようやく皆と同レベルだからな、大河とかが凄く羨ましいよ」

 「羨ましいだろう〜?」

 「やかましい。この強化系(単純馬鹿)が」

 こちとら具現化系だっての。

 俺の中では、カエデ=強化+変化、リリィ、ベリオ=放出、未亜=操作+変化、リコ=操作、イリヤ=特質って分類になっている。

 「今回勝てたのはそういうドーピングと、カエデが俺の剣に予想外に驚いてくれたせいなんだけどね。」

 「いやいや謙遜は無しでござる。本来、戦とはそういう備えこそが大事でござるからな。今回の負けを次回に生かすでござるよ。」

 そう言ってからっと笑うカエデ。う〜む、人間が出来てるな。俺だったら、悔しくてこうは言えないぞ。

 「そうだな。次回は頑張れ、カエデ。ま、その前に俺が仇を取ってるだろうけどな。」

 「いうじゃない大河。当然、私にもあんたの小細工は効かないからね、シロウ」

 ビシっとこちらを指差すリリィ。やめろ、ガンド出てきそうだから。体も怯えてるし。

 「私は……どうかな?もしかしたら負けちゃうかも」

 いやいや、あんたの本気喰らったら加護云々なんて屁みたいなもんですよ、未亜さん

 「は〜い、そこまで。次の試験行くわよ〜」

 あ、忘れてた。


 残りの試験はというと、大河がリリィになんだかんだで勝利。で、未亜とベリオは……イリヤの応援が効いたのか、ベリオが圧勝してました。凄い……未亜ジャスティ(真)なのに……


 で、放課後である。

 「そう言えば、リコは勝者の権利として何て言ってきたんだ?」

 「明日も一緒にご飯を食べようってお誘いでした♪」

 ……つまり、また手伝いに行かなきゃいけないのね、ははは……。

 「リコちゃんから聞いたんですけど、シロウさん料理長に褒められたそうですね。やっぱりその体だからですか?」

 「まぁな。一応一通りの家事は経験してきたけど」

 元々一人暮らしのせいもあって料理を作るのは慣れていたけど、この体になって更にレベルが上がったらしい。凄いぞ、エミヤシロウ。……てか、お前も家事で苦労してたしな(涙)

 「へぇ〜。今度教えてもらってもいいですか?」

 「いいけど……どういう理由だ?」

 「内緒です♪」

 「ふ〜ん……」

 ま、リコにでも作ってやるんだろうな。仲良いみたいだし。

 そんな事を考えていると、前方にある意味珍しい4人組が見える。

 「……あ!クレアちゃ〜ん♪」

 「お〜♪イリヤ〜♪」

 お互いに存在に気づいて駆け寄ると、両手をがっしりと握り合う。

 また出たよ。このぶっ飛び王女は……

 チャキ

 「………今、クレアちゃんを心の中で侮辱しなかったか?」

 「してない。してないから、剣を収めろ。変態タキシード」

 首元に当てられた大剣に冷や汗をかく。今日もタキシードなんだな、セル

 「………お前ら知り合いだったのか?」

 「一応はな。出来れば関わり合いにはなりたくなかったが。」

 大河の問いに答える。てか、自己紹介すらしてないのに、何で首元に剣突きつけられにゃあかんのだ。

 「ダーリン、誰ですの?」

 「あぁ。右の剣突きつけてる方が、傭兵科の狂人セルビウム・ボルト。で、突きつけられてる方が突っ込みお兄さんのエミヤ シロウだ。」

 「誰が狂人だ」

 「誰が突っ込みだ。」

 俺にはそれしか能がないみたいに言うな。

 「で、こっちの可愛い子は……」

 「………」

 「………」

 「………」

 大河の紹介の続きを聞く前に、イリヤとクレア、そしてナナシの3人はお互いを見つめあう。

 「「「………………」」」

 それぞれが語らずとも理解しあっていた。そう、自分たちは同類であるという事を!!

 「「「我ら、生まれし日は別であろうとも、死する日は共にあらんことをここに誓おう!!!」」」

 ガシィとお互いの手を握り合う3人。

 「桃園の誓いかよ!!!?お前らいつから三国志の人間になった!!!?」

 (こうして、後に学園にその名を残す通称ボンクラーズが結成されたのである。)

 やめろナレーター(作者)!!その被害の大半は俺に来そうだから!!

 「うるさいのぉ……折角の誓いが台無しになるではないか。」

 「ですの〜。世話しないですの〜」

 「シロウさん、突っ込みが多すぎますよ。」

 「世話しない?……あぁ、忙しない、ね……とりあえず、突込みが多いと思うなら、手前らも少しはボケるのを止めたらどうだ?」

 って無理か、そうだよな、うん

 「私はクレアという。その方の名は?」

 「ナナシですの〜。ナナシはダーリンがそう名付けてくれたんですのw」

 「可愛い名前だね〜。」

 「……とてもそうは思えないんだが……」

 「安心しろ、名付けた俺もあんまり可愛くないと思ってる。」

 「だったら、別の名前付けてやれよ。」

 「そうは言ってもな……気に入ってるみたいだからな。」

 納得。

 で、ポンコツ3人組はというと、キャピキャピと女子高生みたくはしゃぎながら、楽しそうに会話している。

 残ったのは俺たち男3人。

 「……大河、こいつ誰なんだ?知り合いみたいだけど」

 「知らないのかセル?」

 「ああ。現時点ではクレアちゃんの敵として、抹殺対象のトップに位置する男なんだが……」

 恐ろしいことをさらっと言うな。

 「……俺の名前はエミヤ シロウ。あそこではしゃいでるイリヤの義理の兄で、一応救世主候補ってことになってる。」

 言って、手を差し出す。正直仲良くなりたいとは思えないけど。

 「傭兵科、セルビウム・ボルトだ………断っておくが、クレアちゃんに手を出したら……」

 「分かってる。分かってるから、殺意の波動に目覚めるな。」

 一応握り返してもらえたけど、めっさ手が痛いです。

 「しっかし、シロウとセルが知り合いだったとはな……」

 「お前らは元々仲よさそうだけどな。馬鹿同士」

 「「誰が馬鹿だ、誰が」」

 おお、ハモってる。

 「言っておくが、俺はこいつほど馬鹿じゃないぞ。正直毎日タキシード着るなんて、正気の沙汰とは思えん。」

 「何を言う、紳士はタキシード。基本だろうが」

 いや、そんな基本はさっさと止めて欲しい。

 「まさか、授業中もそれなのか……?」

 「らしい。噂だと、あの服を着てから腕前も上がったって話だ。何でも、あの服に汚れ一つ付けずに、相手を倒したとか」

 「ふ。いつ何時クレアちゃんに出会うか分からないんだ、その時の格好が薄汚れてたり、まして不恰好な姿では彼女に申し訳ないだろうが」

 前髪をかき上げるようなポーズ(はっきり言って似合ってない)をするセル。

 す、凄い……凄いけど、馬鹿だ。いや、馬鹿だから凄いのか?

 「………ですから………」

 「………ふむ、なるほど………」

 「………タメになるですの〜………」

 ふと、こちらをちらちら見ながら、3人組がこそこそ話をしているのに気付く………一体、何を企んでるんだ?

 「そういや、お前らクレアがどこのどういう人間なのか、知ってるのか?」

 「いや、俺はそもそもあんまり話をしてないし……セルはどうだ?」

 「俺も知らん。一応後をつけたりして探ってるんだが、中々掴めなくてな。身形からして、上流階級だと思うんだけど」

 俺の問いにそう答える二人。

 「つうか、さらっと犯罪者な発言するな。このペドフィリア。」

 「真実の愛に目覚めたと言え。ガングロ突込み魔人」

 「どっちもどっちだな……」

 「「お前にだけは言われたくないぞ。大河」」

 ……不毛だ、果てしなく不毛だ。

 なんて、考えてると……

 「ダ〜リ〜ン♪」

 「シロウさ〜ん♪」

 「セルビウム〜♪」

 ギュム、ギュム

 ズダン!

 「ごはっ!いきなり何すんだお前は!!?」

 「え〜っと、イリヤちゃんがこうするのが日頃のかんしゃの気持ちを表すって教えてくれましたの。」

 大河に馬乗りになりながらナナシがあっけらかんと答える。

 「お前、また変なことを……」

 「えへへ〜。でも、嘘じゃないですよ〜」

 すりすりと胸に頬擦りしてくるイリヤ。………まぁ、許してやるか。

 「ふむ……初めてやってみたが、中々良いものだなこれは。」

 「でしょ〜?こう、胸にスリスリするともっといいよ〜。」

 「ですのですの〜。だ〜り〜ん」

 それぞれが相手に頬擦りするボンクラーズ。

 「だぁもう、引っ付くな。………ったく……今日だけだぞ」

 「てか、情けないな大河。その程度で押し倒されるとは。」

 「やかましい。心の準備無しに、こいつの勢いで体当たりされたら普通倒れるっての」

 ふ、まだまだだな。いつ何時抱きついてこられようと、それを受け止められなければな。

 「……どうした、セルビウム?返事がないようだが?(スリスリ)」

 「………」

 「………あ〜。安心しろクレア。無茶苦茶喜んでるみたいだから。」

 何ていうか、ね。我が生涯に一片の悔い無し!!って顔してるし。

 「そうかそうか♪それほど喜んでくれたなら、こちらもやった甲斐があったというものだ♪」

 うん、そうだね。だけど、そろそろ放してあげたほうがいいと思うよ。昇天しそうだから。

 「………クレシーダ?」

 「む、その声は……おぉ、どうしたシアニー?」

 クレアが声の方に振り返る(抱きついたままだが)。

 そこには、青い髪の女性が二人の子供の手を繋いで立っていた。

 「また、抜け出してきたのか?」

 「う゛………な、内緒にしていてはくれぬか?」

 「………アスパラガスをきちんと食べるのなら」

 そう言われたクレアが唸る。どうやら苦手な食材のようだ

 「え〜。クレアちゃん、ご飯残してるの〜?」

 「食えよな、その位。ガキじゃないんだから。」

 「う、うるさいぞお主等!!そなた達の方がずっと子供ではないか!!」

 5歳くらいの女の子と、それよりちょっと年上な男の子に馬鹿にされ、赤面するクレア。

 「なら、残さず食べろよ。年上ならさ」

 にやりとむかつく笑みを浮かべる少年。

 「確かにな。少年、いい事を言ったぞ。」

 「むき〜〜〜!!!」

 猿のように吼えるクレア。しかし、今現在弁護してくれる相手のセルは別世界に行っている。

 「………よ、よかろう。アスパラガスごとき食べてみせるわ!!」

 「ん。なら、黙ってる。」

 青い髪の女性がにこりと笑う。……笑うとやたら美人に見えるな、笑わなくてもそうだけど。

 「…………む〜〜〜〜」

 メキメキメキ

 「いたたたたたた!止めろイリヤ!!何をするお前は!!?」

 「知りません!」

 ぷいっとそっぽを向くイリヤ。あのな、拗ねるなら抱きついた手を放せよな。拗ねた理由は知らんけど。

 「で、お嬢さんのお名前は?あ、俺当真 大河。今断然ブレイク中の男性救世主!」

 早速口説きにかかる大河。凄いな、その根性も。

 「………アントシアニー=リライト」

 「は〜い。私はリジン=リライトで〜す♪」

 ………リライト?あれ、その名前って……

 「あのさ、もしかして栄養学講師の知り合い?」

 「お前邪魔するな、人が今話してる最中だろうが」

 「フィルを知ってるのか?」

 とりあえず、大河は無視してアントシアニーとか名乗った女性に頷く。

 「知ってる。何度か一緒に料理作ったからな。」

 そう。料理長の助っ人に良く現れる人が確かリライトって名前だった。

 「そうか。私は嫁だ」

 「娘で〜す。」

 「息子。そういうわけだから、口説いても無駄だぞおっさん」

 「どぅあ〜れがおっさんだ!このくそガキ!!」

 先ほどの子憎たらしい笑みを、今度は大河に浮かべる。

 「ダーリン、落ち着くですの〜」

 後から大河を羽交い絞めにするナナシ。微妙に背が足りてないけど。

 「俺はエミヤ シロウ。で、こっちが……」

 「イリヤです。どうぞ、よろしく」

 ペコリ

 「ナナシですの〜」

 「こちらこそ。ほら。」

 「……トリフトフ=リライト、です」

 お互いに簡単に自己紹介を済ませる。しかし、息子の方は父親に似て愛想が無いな……

 「で、おぬしらはどうしてここに?」

 「今日は皆でお食事なんだ〜。いいでしょう〜?」

 本当に嬉しそうにリジンが笑って、母親にしがみ付く。

 「へ〜。いいですね〜、家族皆でお食事ですかぁ」

 「最近は忙しくてあんまり構えなかったから……ごめんな。」

 「別に……二人とも忙しいのは分かってるし。それより早く行こうよ、親父も待ってるだろうし」

 素っ気無く答えるが、母親の手を引く様子から見るとこいつも楽しみにしてたのだろう。

 「ん……それじゃあ。また明日な」

 「うむ。存分に楽しんで参れ」

 偉そうに言うクレアに見送られ、親子3人は学園の方へと向かう。おそらく迎えにいくのだろう。

 「じゃ〜ね〜」

 「うん、ばいば〜い」

 「またですの〜」

 一度だけこちらに振り返って手を振ると、母親に甘えるようにしながら歩いていく少女。

 そうして、去っていく3人。

 ………何故だろう?

 こんなにも、その後姿が尊く思えるのは。

 「えへへ、やっぱり良いですね、家族って……シロウさん?」

 「どうかしたんですの?」

 「お主、具合でも悪いのか?」

 「………え?」

 ふと、セル以外の全員の視線を感じる。

 「……どうかしたか?」

 「どうかしたかも何も……お前、何泣いてるんだ?」

 言われて、頬を涙が通っているのに気付く。

 「あ、れ………?なん、で………」

 別に珍しい光景でも無かったはずなのに。

 ただ、母親が居て、兄が居て、妹が居て……

 モウ、テニハイラナイコウケイデ

 「……………今、何を………」

 考えたんだろう?

 そう、思ったのに、それは思い出せなくなった。

 「おい、本当に大丈夫か?」

 「あ、あぁ………ちょっと目にごみでも入ったみたいなんでな。大丈夫だって。ほら、イリヤも心配するな」

 「シロウさん………」

 心配げに見上げるイリヤの頭を撫でる。そう、何の心配も無いんだ、思い出せないのは大した事じゃないから……

 「おいおい、お前もセルみたくトリップでもしてたのか?って、そういやセル!!?」

 「や、やばい!!本気で天に昇ってるし!!」

 セルの体から浮かび上がった霊魂?が何か光の階段のようなものを見上げている。

 (…………いける!!)

 「「行くな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」」

 こうして騒いでる間に、俺はその事を完全に忘れてしまっていた。


 「おい、イリヤ。そろそろ寝るぞ〜」

 「は〜い、分かりました〜」

 で、夜。飯も食ったし、風呂にも入った。後は明日の為に寝るだけである。

 「シロウさん、今日は……」

 「俺はソファーで寝る。」

 そう答えると、あからさまに不満げな顔をするイリヤ。

 「またですか?体に良くないですよ。」

 「この大きさなら十分だっての」

 というか、俺がこっちで寝ないとお前がこっちで寝ることになるだろうが。

 「………やっぱり一緒に」

 「さ、寝よう寝よう。明日も早いぞ〜。起きなかったら、干将莫耶で叩き起こすからな〜」

 無視無視無視。イリヤの提案は絶対に無視。俺の精神の安定と、安眠の為にも!!

 「じゃあな、お休み〜」

 「ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜………お休みなさい。」

 そうして、お互いの寝床に付く二人。

 さ……あしたも……がんば……ろ………


 「…………」

 数分の後、そっとベットから起き上がる。

 「すぅ………すぅ………」

 規則正しい寝息。今日ももう寝てしまっている。

 それを確かめて、音を立てないようベットから降りると、シロウさんの枕元に静かに座る。

 「………すぅ………すぅ………すぅ………すぅ………」

 シロウさんの寝つきがいいのも、一度寝たら朝まで起きないのも、ここ数日で確認している。だから、こうしても大丈夫。

 「シロウさん……」

 そっと手を握り、頬を触れさせる。

 「シロウさん、私、内緒にしていることがあるんです………」

 言っても、答えてはくれない。分かっていて話している。

 「でも、言えないんです。シロウさんが気付くまで……」

 それは私の身勝手な決め事。

 「早く、気付いてくださいね……」

 きっと気付くと思う。けど、もし気付かなかったら?

 もし、気付いても拒絶されたら?

 そう思うと、怖くて話せない。

 だから、言わない。

 怖いから。失うのが怖いから。

 「…………ずるいですよね、私。でも、幾らでもずるくなります。」

 今を失うくらいなら。

 「■■■■■……」

 今のこの幸せな時が失われないように。私から離れないように。

 そう願って、■■■■■の頬にそっと口付けた。


 翌日、召喚の塔が破壊されるという、事件が起きた。


 宝具リストが更新されました。


 宝具 草薙剣(くさなぎのつるぎ) ランクA

 八俣大蛇の尾から生まれたとされる剣。その力は切れ味もさることながら、持ち主に多大な加護を与える所にある。また、日本武尊がその剣を用いて、炎に囲まれた草原を切り開いて助かったという故事から、炎に対しては絶大な防護を誇る。


 宝具 布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ) ランクB

 雷神、建御雷神が神武天皇に授けたとされる剣。本来の持ち主の加護により、雷に対して耐性を与える。


 宝具 今剣(いまのつるぎ) ランクD

 源義経が持っていたとされる守り刀。持ち主の防御、抗魔力、幸運に付加を与える


あとがき

あ〜、ようやく出来た……。と、いうわけで第7話お送りしました。

これでようやく事件が起こせますよ。はっはっは。

 えっと、今回新しく出てきた宝具の加護やらなんやらは、一応ネットなどで調べたりしましたが、結構勝手に付けたりなんだりしましたwここはこうだろ、ってご意見ありましたら、どうぞお願いします。

 

ほんでは、恒例のレス返しをば。


 陣様>今回もお早いレスありがとうございます。
 シロウくんがお父さん化するのは仕方ないとして、ベリオは……どこまで壊しましょうかねw
 イリヤははっきり言って銃使いのメリットを生かせてませんからね〜。ま、その辺の対策も一応考えてます。ポヨリンの活躍の機会もw
 最後に、誤字指摘ありがとうございました。

 PK様>ある意味スキルお子様の影響ですw作者の暴走とも言える
 >そのうち常に生えてるようになったりして。
 ふっふっふ。既にネタは考えてますよ〜
 次回以降からはステータス更新する際は気をつけます。ご指摘ありがとうございました。

 セラト様>えっと、いいんでしょうかね、ほとんど突発的なネタで思いついたキャラなんですけど……
 ま、喜んでもらえたみたいだし、いいかw

 監獄様>うぃ、この二人はめっさ使えないです、現時点では。ちなみに今回の投影での加護云々を加えても、多分主人公は全キャラ中1,2を争う防御の低さと思われorz
 イリヤの弾丸変化は未亜の矢の変化と同じ物と考えてください。そういうイメージで弾丸の効果を変化できるって所です。
 微妙なネタに良く気付きましたねw
 ポヨリンはほとんど思いつきです。………なのに、もう設定が作者内で出来てるんだよな、何で?
 そして、スキルお子様はもう当然かな、と。ちなみに保有候補者は他にボンクラーズがエントリーしております

 くろこげ様>う〜ん、ほのぼのが上がってるか……書いててどっちも楽しいですからね。うん、頑張って壊れを増やさないと。具体的には変態とか変態とか変態とか使ってw
 紳士です、ポヨリンは何故かw
 エアに関する補足ありがとうございます。やっぱり造れないで合ってたか

 MT様>直球な感想ありがとうございます!!作者も犬耳は大好きです!!

 カミヤ様>弾の反動は無いんですけどねぇ。とにかく当たらない、頑張れイリヤw
 イリヤが帰りたくない理由の一つを今回ちらっと出させてもらいました、ま、彼女にも色々あるんですよ。アホやってますけど
 今回のシロウのお相手は見事当たったでしょうか?というか、これを読めたら貴方は凄い人です

 ミゼル様>あれ?犬耳って概念武装だったの?しかもEX!?………お、俺は何て恐ろしいものを造ってしまったんだ……
 投影宝具は大半が封印ですね。加護メインなら出せますけど、それ以外は破壊力でか過ぎますし。銃撃戦にミサイル持ってきても仕方ないでしょうしね。

 アレス=アンバー様>犬ミミイリヤは何故か無駄に強いです、ギャグモードではw
 >未亜のオヤシロ化〜
 未亜ルートでの彼女の怖さは同程度と思ったのは、私だけ?w
 銃が上手く当たらなくても主人公なら幾らでもナデナデしそうですけどね……
 ベリオの壊れは実は予定外でした。何か、どんどんキャラが変になってるな……
 ぽよりんの言葉が分かるのは、実は周囲の空気分子の振動を計算し、相手の耳に届くまでの所でちょうど言葉を発したように聞こえるように体を振動させていたという、どこぞの指パッチン魔法士なことをやっていたんですよ!!(ぇ 冗談です、そういう言葉のイメージが相手に伝わるような、一種のテレパシーですね


 なみれい。様>リリスの能力はダメージ減少です。分かりやすく書くと、
 リリスフィールド=ダメージ5000減少、それ以下のダメージは無効化
 イリヤ防御力=100
 イリヤ耐久力=1000(スパロボ風)
 って感じです。わ〜い、低すぎw
 見劣りしますよ、現段階では。主人公はまだどうにかって位ですけど(一発まともに喰らえば落ちるけど)、ヒロインは本当に弱いです。
 広まっても大河だと、「色々あるからいいんじゃないか!!」とか豪語しそうですけどねw
 今回の戦闘は楽しんでもらえたでしょうかね?
 それでは、る〜る、る〜

 蒼一様>どうも、こちらこそ初めまして。楽しんでいただいてるようですね
 ヒロインがお子様だと、主人公はどうしてもお父さんになっちゃうんですよね……(ふと、過去自分が書いていた小説でも主人公がお父さんになっていた事を思い出す)
 イリヤの犬ミミはスキルも原因の一つです。体は守護者の為、魂に引っ張られるって感じ?
 ダウニーの壊れは幻想でアフロ等の壊れをやられてるので、それ以外の壊れを!!と考えてみた結果ああなりましたw
 ベリオは作者が見てる感じだと、結構母性本能強そうですからね。そして、次のスキルお子様の犠牲者はあの妙齢女魔術師が……(バレバレ?)
 あの4人が家族か……エンゲル係数が死ぬほど高そうだなw
 ぽよりんは今後ずっと紳士です。もう、確定ですよ。彼の言葉が分かるのは体の振動が空気分子に作用して云々(それはもういいだろ)実際はテレパシーで伝えてます。
 ダンス・マカブルは残念ながら元ネタはTRPGからです。FEARというゲーム会社が出しているTOKYON◎VAってゲームから取りました。

 seilem様>投影に関しては、作者の適当な答えでとりあえず納得しといてください。
 固有結界は一応出す予定はありますが、出るのは早くても中盤以降ですね。
 イリヤの戦力アップイベントは本当に能力がガラっと上がりますので、お楽しみにw
 >好きな人を守るために努力する少女〜
 後半というか、シリアスシーンではまんまそれになると思いますよ。
 >ついついその光景を〜
 描き起こしてください!是非とも!!むしろ作者が見てみたいです!!w
 今回は鬼隠しだったので、次あたりは綿でも流そうかな……w
 5人のひそひそ話はその内実現するでしょうね、何と言ってもヒロインが既に落ち気味ですしw

 ひげ様>うちの男キャラは見た目と内面のマトモさが反比例の法則にあるようですw
 黒爪は多分使わないと思います。むしろリフレクショットとか使うかも
 今回の話で本当にハリネズミになりました。いや、元々考えてたんですけどね。
 何度も繰り返せばラグは多少は減ります。というか、どうして作者の考えていた解決案がぽろぽろ分かるんだろう……もしかして、エスパー?w

 なまけもの様>誤字指摘ありがとうございます。
 ゲイボルクに関してですが、確かあれって宝具として使用するとコストが低いんじゃなかったでしょうか?(勘違いの可能性大)基本的に主人公の投影は元の体が余程慣れていないと投影がやたら時間掛かると思ってください。ただ、あんまり高ランクのものは槍だろうが剣だろうがほぼ同時間で投影出来ます。一定以上のラグはある程度均一化されてしまうんですよ、と今更のように誤魔化して見たりwアヴァロンに関しては、次々回辺り説明するので、ちょっと待っててください。あ、ちなみにルールブレイカーは割りと造り易い方です。
 ホーミング、ですか……うん、悪くないかも。ただ、それよりも先にヒロインがパワーアップイベント起きるので、それを考慮してって所ですね。「イタクァ」はちょっと分かりません、ごめんなさい。
 この世界は時守さんのとは違うんですよ、一応。ギャグとか壊れはかぶっても一応は違うんです!どうかそういうことにしといてください!!(必死だなw)
 前回、というのは間の空いた数日間で起きた出来事です。話としては書きませんでしたが、イリヤ対シロウというのがあったんですよ。(結果はイリヤの不戦勝でしたが)混乱させてしまったようですね。すみません。
 ぽよりんの過去には色々あったんですよ……数千年も存在しているわけですから
 犬ミミイリヤは正直皆さんの反応が良すぎるくらい良いので、有難く思ってます。これもあなたのおかげです、誇ってくださいw
 セルビウムと同等扱いはもう仕方ないかな、と。多分犬ミミモード(笑)の時にはイリヤの頭身きっと下がってるでしょうしw

 悠真様>えっと、お初でいいんでしょうかね?(既にレス送ってくれる人の名前を把握しきれなくなってる馬鹿)
 アイアスが即座に投影できるのは、そういう目によくあっていたからです。具体的にはガンドとかガンドとかガンドとかw
 ネクロノミコンは……次々回辺り出そうと思います。えぇw

 ななし様>他作品の投影というお話でしたが、それは一応次々回にでも書こうと思いますが、ちょっとだけ説明を。
 早い話、上手く読み取れないんですよね。どうしても基本骨子とか憑依経験の辺りでつまづいてしまうという。後は、他作品のふざけたの投影しようとすると話のバランス崩れるだろ、という作者内でのつっこみがあったりw

 黒アリス様>実はイリヤシリアスバージョンも元ネタというか、参考にしたのがあるんですよね。ビジュアル的に。確かどこぞのWEB漫画のアチャ子さんで、そういうのがあったんですよ。
 他の方のレスにも返しましたけど、ホーミングは割と早い段階である(というか、今回の事件で起こる)パワーアップイベントを考慮して、ってところですね。エトガンネタは作者も分かるので参考にするかもしれません。
 Gガンか、上手い例えかも。主人公は乗り手としてはかなりレベル低いですからね。

 カシス・ユウ・シンクレア様>犬ミミイリヤ、気に入ってもらえたようですねw(てか、本当にレス多いよな……)
 家族に見えるのは、ある意味当然かもしれませんね。ただ、ベリオが奥さんってことになると大河が文句いいそうですけど……は、もしや、それをうまく使って米屋プレイ!?(コラ
 主人公はどうにか考えてやりましたけど、ヒロインは本当にポンコツですからね……
 経験は一応出来てます。ただ、やっぱりそういう経験を上手く使うのに主人公が慣れてないんですよね。人の体つかってる上に、また別な経験とか入ってこられても普通上手く使えないでしょう。
 今回はこんなでしたけど、楽しんでもらえたでしょうかね?

 バルカン9999様>萌えましたか、ふっふっふw
 ゲイボルクが投影出来た訳なんですけど、ちょっとネタバレすると、補正がかかるんですよ。ある程度やりづらいというか、出来ないものには『召喚器』から補正がかかり、同ランクの宝具とほぼ同じ扱いになるという。ただ出し口はやっぱり投影という形なので、体に慣れてない主人公だとラグがかかるという。あ〜、上手く説明できん。

 クーロン様>こちらこそ初めまして。
 今回はカエデがお相手ということになりました。VS大河はもう少し先でやろうと思っていたので。それとエクスカリバーという話でしたが、あれは主人公自ら封印してます。本気でやばい所に行くとか以外だと、あの武器は強すぎるので(下手すりゃ周りがひどいことになるし)
 イリヤが傷物にでもなったら、そりゃあもう半殺し所じゃすみませんよ。死ねない地獄を味わうことになるかとw

 魔砲使い様>ども、初めまして。
 黒姫ですか、イリヤの場合やっても子供バージョンの黒姫のように変な効果しか現れないかも。それはそれで面白いか……?
 他作品武器はやってはみたいんですけどね……どこらへんまでがバランス崩さないかも結構考えちゃって。
 イリヤはほっとくと何故か交流を持っているという状況です。主人公は無駄にストーリーやらキャラとか分かってるから、あんまり突っ込んで交流できなかったりして。

 七誌様>どうも、初めましてでいいですよね?
 調理道具ですが、実は既に投影していたりwいや、あの胃袋は宇宙な二人と戦わなきゃいけないんですから、使わないととてもとても
 >当たらないのなら全部吹き飛ばせ〜♪
 間違いなくするでしょうね、で、主人公がそれに巻き込まれ、後でしこたま怒られるというオチが……

 


 

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