インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「ガンダムSEED DESTINY 〜紅き鷹の幻想曲〜  第01話(SEED DESTINY)」

桑ジュン (2006-04-07 23:07/2006-04-07 23:09)
BACK< >NEXT

注意:このお話は作者が『何となく』の『思いつき』で書いているお話です。
思いつきで書いるので構想はまだおぼろげにしか組みあがっていません。
執筆スピードが遅いので更新は遅いです。
基本的に主人公の視点ですが、<キラ>と頭に表記される場合その後の文がそのキャラ視点での文になるという表記です。
(この場合はキラ)
それと、作者の設定上微妙にキャラの年齢や性格等が違ったりする場合があります。
後、このお話は『記憶憑依系』?です。
嫌いな方はお気をつけ下さい。
後、こういうのが嫌いな方は読まない方が宜しいと思います。
誤字脱字修正感想等宜しくお願いします。

読んでも良いという方は下にスクロールしてください。
では。


扉が開くと同時に飛び込んできたのは、妹『メイリン・ホーク』だった。
抱きついて胸に顔を埋め泣きじゃくっている。

「良かった。私…独りぼっちに…なっちゃうかと思った…」

「メイリン…。ごめんね」

メイリンを抱きしめ返し頭を撫でていてあげると、涙が出てきてしまった。
そうだった、両親は数ヶ月前にシャトル事故で他界していたんだ。
家族は姉妹だけなのだ。
お互いを失いたくないと言う気持ちで、後に先生が来るまで抱きしめあって泣いていた。
『僕』は『私』で『私』は『僕』、『如月志音』で『ルナマリア・ホーク』。
そして『妹を護る』、それが誓い。


ガンダムSEED DESTINY 〜紅き鷹の幻想曲〜
第01話 アカデミー時代、ある日の日常?


退院した後アカデミーに復帰して半年、身の回りの事を整理しながら訓練項目をこなしていた。
だけれど思考も体に引っ張られてるみたいで『前』とは大分違うみたいだ。
女の子という事を差し引いてもコーディネイターな為か訓練して覚えようとすればするほど驚くほど習得が早く、『前』で使えた剣術は奥義系を除いて大半は習得しなおせれた。
もっとも、『飛天御剣流』は二次大戦以後日本が平和になると流派を継げる者が少なくなりかつての使い手程の強さを会得できるものが殆ど居なくなってしまった。

「ちょっルナ!ごめんって…ぐはっ!…もうしないから手加減して…よぶらぁ!!」

自惚れるつもりは無いけれどあの時代、『平成』の世で剣道大会で4年連続で日本一になった腕前だ。
そんな『僕』でもかつての使い手の強さに比べれば児戯に等しいと思う。
本当の意味での『飛天御剣流』最後の使い手『十五代・比古清十郎』『抜刀斎・緋村剣心』両名を最後に幕を閉じてしまう。
それ以後は『活心流』の思想を取り込む形で変わり『活かす剣』として…あれ?

「…………ルナマリア、そろそろシンを許してはやってはくれないか?」

「レイ?」

…そういえば着替えを覗いた上にどさくさ紛れに胸を揉んだシンを『訓練』という名目で『お仕置き』してたんだっけ。
最近プラントに出来た骨董品を扱っている店で見つけ、以後訓練等で使っている木刀『夜叉姫』をレイが両手で押さえ込んでいる。
見るとシンは結構ボロボロだ。
…やりすぎたかな。

「しょうがないなぁ、…レイに免じて許してあげる」

「すまない」

レイは押さえていた手を離すと、気絶したシンを抱え上げ運ぼうとする。

「レイ」

「…なんだ?」

「シンが起きたらこう伝えて、…『今度こういう事したら地獄見せるから』って」

「…………了解した」

ずり落ちそうになったシンを抱えなおし去ろうとするレイに釘を刺しておこうかな。

「後…今度シンがそういう事をやったら、レイも連帯責任で『お仕置き』するからね」

「………………何故に?」

「シンとは同室で親友なんでしょ?…それに、ミーアさんだっけ?付き合っている彼女」

ビクッ!!
ドサッ

凄い反応…。
担いでいたシンを落としちゃっているし。

「…………………………何故、それを?」

錆びたロボットのように『ギギギッ』と音がしそうなほどにうろたえながら振り返ってる。
ダメ、顔が緩んじゃう。

「この間ピアノコンサートに招待してくれたじゃない?」

「ああ」

「あの後帰る前に挨拶しようと控え室に行ったらねぇ…」

「……………………シンは?」

「知らないわよ?終わったらさっさと帰っちゃったし」

っていうか、コンサート中は爆睡してたしねぇ。
あっ、シンが痙攣してる。

「…シン、痙攣してるわよ?」

「そんな事はどうでも良い」(0.1秒)

うわ、即答した。

「……何が望みだ」

「ん?大丈夫よ?ギルバートさんやグラディスさんには言わないで居てあげるから」

「……………………」

元々告げ口はする気なんて無いし。

「シンの行動のブレーキ役になって、押さえて欲しいだけよ?」

「……………了解した」

諦めたようにそう返事をすると、シンを担いで救護室に運んで行く姿を見えなくなるまで見た後考え事に耽る。


……………もう直ぐアカデミーを卒業することになる。
赤服確定の私とレイとシンにザフトの新型MSのテストパイロットをする事になると通達が来ていた。
多分シンが『インパルス』で私とレイは『ザクウォーリア』に乗ることになるんだと思う。
戦争は起こさせたくない。
けれど私個人で出来る事にも限りがある。

「お姉ちゃーーーん!!」

タオルを持って私の方に走ってくる唯一の家族。
大切な妹。
私は、私の手の届く範囲で護れるものは全力で護る。


…それが私の想いだから。


つづく?

あとがき
アカデミーでの一コマと言った感じのお話です。
ここのシンは『ラッキースケベ』ではなく『スケベ小僧』です。
スローペースなので気長にお待ちください。
では、また。

PS.
>『飛天御剣流』師範代なのに車に撥ねられるのか?
と言う話ですが、今回の本文中にも書いた通り平和な世の中になっているので流派としては衰退していて嘗ての超人的な強さを誇りません。
なので『十五代・比古清十郎』『抜刀斎・緋村剣心』達を基準にしてもらっては流石に無理があります。

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

yVoC[UNLIMIT1~] ECir|C Yahoo yV LINEf[^[z500~`I


z[y[W NWbgJ[h COiq O~yz COsI COze