遠い海の向こうの野原で、一匹の蝶が羽ばたいた。
その羽ばたきにより生じた波は、遠く海を渡りある山の地滑りを生み出した。
世界は、それぞれが意識の有無に関わらずなんらかの関係を持ち、そして影響をお互いに与えて回り続けている。
それは、世界が世界であるためには必要なことであり、誰にも止めることは出来ない。
だが、もし、全ての事象、とりわけ世界そのものに影響を与える事象を無意識のうちに引き起こしてしまったとき、はたして羽ばたき大空を飛翔する蝶に罪はあるのだろうか。
それは、誰にも分らない。
こわいこわいこわい。
やみはこわい。くらいのはこわい。
だめだめ。くらいのはみんなをうばっちゃう。
○○○さんも、○○○さんもみんなやみがのみこんじゃった。
くらいのはこわい。
たすけてたすけて。
―ガシュン―
?かぜ?
…………ああ、ひかりだ。
やみがきえた。こわいのがいなくなったんだ。
はやく、にげないとだめ。
こわいのがくる。
こわいのがいない、ひかりへ。
ひかりのなかへいかなくちゃ…………
ヒュオォォォォーーーーー!!!!!!!
……………かぜが、はこんでくれるの?
ひかりのなかへ?
ああ、ひかりのなかをはこんでくれる。
ああ、そらをとんでるんだ。
これで、もう、こわいものはなくなった。
いきてるのね?
そうよ。だいじょうぶ。
いきてるのよ……………
「なんでさ?」
だれ?
「ミネルバ、発進します!」
艦長のタリアが宣言すると、クルー達の間にどよめきが走った。
未だ、進水式も済ませていない、最新鋭のこの艦が戦闘に参加することになるとは、誰もが予想していたが、そうはならないのではと期待していたためだった。
だが、港が潰されて増援及び、追撃が期待できない以上、自分達が行くしかない。
そう各々が納得するとそれぞれが自分の役割をこなそうと、その手をせわしなく動かし始めた。
タリアは、自分の言葉に反発せず、最善の行為に映ったクルー達に言いようの無い感動を覚えると同時に、何が何でもこのクルー達を守りきろうと心に決めた。
新たな決意を胸に秘めながら、確認の為に後方の席に座しているデュランダルを見据えると、彼は苦渋の表情で頷き同意を示した。
「頼む、タリア」
その言葉に、タリアは力強く頷き、再び席に着き、制帽を正した。
「ミネルバ、発進シークエンススタート。本艦はこれより戦闘ステータスに移行する!」
発進シークエンスが始まり、クルー達が次々に行動を起こす中でタリアは後ろを振り返った。
「議長は、早く下船を」
プラントの現最高責任者である彼を戦場に連れて行くことは、余りにも常識から乖離しているのでタリアは退艦を勧めるために声をかけた。
だが、相手はしれっとした顔で、思いもよらぬ言葉をタリアに返した。
「タリア、とても残って報告を待っていられる状況ではないよ」
その言葉に、アーサーを含めるブリッジ要員の数名が驚きながら議長を見やり、タリアも厳しい表情でデュランダルを見つめた。
いや、睨み付けると言う言葉がふさわしいほどの目力がそこにはあった。
「しかし!」
何とかそのような無能な申し出を撤回するように言葉をかけようとしたタリアの声を遮るように、議長はその目に力を宿しながら穏やかな声でタリアに対して逆に説得に掛かった。
「私には権限もあれば義務もある。私も行く、許可してくれ」
もちろん、例え議長でも、艦長権限で放り出すことは出来た。
だが、タリアにはそう出来ない事情があり、前に向き直ると密かに嘆息した。
―――だから、この人を艦橋に入れたくなかったのだ
そんな事を胸中で呟きを、帰艦してくる二機の赤と白のMSを目に入れながらこぼすと同時に、最終チェックを開始し始めた。
「ルナマリア機、左腕被弾しているそうです!!」
「消化剤の用意!!それと、医務室に負傷者がいつでも受け入れられるようにと伝えろ!!ジョニーとロールはレイのほうの受け入れ準備を若いやつを使って指揮しろ!!」
格納庫内で部下の一人の報告を耳にするとすぐに、ミネルバの整備班長マッド・エイブスは矢継ぎ早に周りの部下達に指示を出した。
最新鋭、その名に恥じない通りにこのミネルバ内の設備は従来の戦艦等に比べて格段に向上している。
だが、それに倣うかのように、クルーの多くが前大戦以降に入隊した新兵か、本格的な戦闘を経験したことが無い兵隊であった。
マッドは、前大戦の時所属していたローラシア級戦艦で、一時間で四機のゲイツを修理し戦線に復帰させたほどの腕を持ち、古参兵の貫禄を持つ数少ないベテランであった。
そのマッドから見て、ミネルバ所属の整備員達の多くに何か光るものを感じているのだが、まだそれは原石の状態であると言うことも感じていた。
それらを、最高級の宝石にするか消し炭にするかは、自分のこの腕に掛かっている、と言う事を改めて認識すると、マッドは声量を上げて指示を飛ばした。
「ヨウラン!!そのケーブルじゃなくそっちのケーブルだ!!ヴィーノ!!今のうちに梱包を解いておけ!!どのような事態になろうがすぐに対応できる。それが一流だ!!自分たちのその肩に、ミネルバ全部の命を背負ってると覚悟して取り掛かれ!!」
ここに、新たなる戦場の幕は開かれたのだった。
『シン、ガイアのコックピットが開放されている。どうやら、強奪犯は一足先に脱出したようだぞ』
「あ〜、ソウデスカ」
インフィの報告に対して、シンはヘルメットの中で大量に冷汗を流しながら、呂律の回らない口でそう応じた。
『?どうした?言動が不審だぞ?』
「ソンナコトナイデスニョ」
『…………先ほど救助した少女についてか?あれは人道的に見て正しい行動だった。誰に文句を言われる筋合いがある。胸を張るんだ』
疑問の声をかけるインフィに、シンは『自分は泥棒です』と自己主張しているような声で自分に向けられた不審の念を払拭しようとしたが、逆に余計に疑念を掻き立てる声を上げてしまった。
だが、それをどう捉えたのか、インフィは逆にシンの行動を肯定し、逆に褒める言葉を送った。
(ごめん、ごめんよ相棒!!そこまで成長してくれたことに対してはうれしいんだけど、今お前の優しさがすごく痛いんだよ!!)
インフィの言葉に、シンは胸の中で何度も謝罪の言葉を送りながら、目の幅ほどの何かを流しながら自分の胸の中の人物に視線を向けた。
救急用の治療セットから取り出した絆創膏で一応の米神からの出血を治療された、金髪の少女、ステラ・ルーシェがそこにはいた。
どういうことか、ガイアのコックピットから這い出たが力尽きて気を失ってしまった彼女を、偶々救助してしまったことに、シンは言いようの無い思いが胸のうちにわきあがるのを感じていた。
(ここでステラの死亡フラグが立ってたなんて。俺が気づかなかったら今頃宇宙に放り出されて……………うわ、想像したくないな)
真空では水分及び、水分を含むものがどうなるのか、それを想像したシンは胃の辺りが縮こまるのを感じて想像を放棄した。
(それにしても、さっきの黒いストライクといい、ステラといい、あまりにも俺の知っている展開と異なりすぎだろう。……………あれか?俺と言うイレギュラー的存在が、レギュラーになってしまったことで世界がそれに沿った形を取ってしまったのか?いわゆる、バタフライ効果って言うやつ?)
「…………最悪じゃん」
自分の仮説にそう言葉をこぼすと同時に、シンは今まで持っていた強みが一つ無くなるのを感じてしまった。
この世界の展開、未来を知っている、という強みが無くなるのを。
(………………いや、うすうす予想はしてたんですよ?あ、これはやばいな、って。どこかで、俺は取り返しの効かない選択をしたな、って)
胸中で、誰に向けたか分らない言葉を並べながら自己弁護を展開させようとしたが、時間はどうもそうは許してはくれないようだった。
『シン。ミネルバから圧縮文章で命令だ。ミネルバは発進して敵母艦を打破する、とのことだ。発進シークエンスは最終になっているそうで、インパルスはルート376を使いコロニー外周部で合流せよ、とのことだ』
「ああ。わかった。インフィ、センサー感度を最大に。最大警戒で最速でミネルバと合流するぞ」
『了解』
「それと、圧縮文章でガイアの状況も伝えておいてくれ」
『了解』
インフィから得た情報に応対しながら、シンはこれから起こることへと言いようの無い恐怖が胸の中に沸くのを感じた。
だが、それに対してシンは不安をそこまで感じなかった。
なぜなら―
「これからもよろしくな。相棒」
『こちらこそよろしく。相棒』
―自分には、共に戦ってくれる仲間がちゃんといるのだから。
シンは、インパルスでガイアを確保すると指示通りのルートを使い星の海へと躍り出ることにした。
星の海は、先は視ることが出来ない、と暗示するかのように闇で覆われていたが、それでもシンのこれからの未来を祝福するかのように煌く星達がインパルスを優しく迎え入れてくれた。
―――さあ、運命の輪を回そう。
そう胸中で呟くと、シンはインパルスを慎重に泳がせることにした。
『システムコントロール全要員に伝達。現時点を以って『LHM-BB01 ミネルバ』の識別コードは有効となった。ミネルバ緊急発進シークエンス進行中。………A55M6警報発令、ドックダメージコントロール全チーム、スタンバイ―――』
順調に発進シークエンスが進む中、ミネルバに繋がれていたメンテナンス用のケーブルが外れ、ドックのクレーンが下がった。
ミネルバの下では巨大なハッチが開き、ミネルバは横の壁ごと下へとスライドして行き、船体が完全に下がると開いていたハッチが閉まった。
ゲート内が減圧され、ミネルバの巨体がゆっくりと浮き上がった。
「発進ゲート内、減圧完了。いつでも行けます!」
先程までとは違い凛々しい声でアーサーが報告し、それを聞き終えると同時にタリアは声を張った。
「機関始動。ミネルバ、発進する!」
船体下のハッチが開き、ミネルバをそっと押し出すように繋留フックが外れた。
コロニーの遠心力を受け、船体はゆっくりと宇宙空間に沈んでいった。
そして、進水式も迎えないまま、ミネルバはその身を星の海へと漕ぎ出でさせた。
これが、これから数奇な運命を翻弄されながら歩んでいく女神の第一歩になるとは、この時誰も予想だにしていなかった。
ミネルバは、ドックから出て直ぐに帰還信号を出した。
これから行われるのは対艦戦闘であり、撃ち出される砲撃はMSのそれとは比べ物にならない。
万が一にでもそれに巻き込まれれば、いかなMSであろうと木綿豆腐の如く容易く破壊されてしまうことは必至である。
また、自分の位置を教えることで機関がスムーズに行えるようにと言う意味もあっての信号弾であった。
「このまま一気に敵艦を叩きます! 進路イエローアルファ!なお。不明艦をボギーワンと登録。以後そのように対応するように!」
タリアの号令と共に、ミネルバは主砲であるXM47『トリスタン』を放ちながら前を行く青銅色の艦を追った。
傍受していた僚艦からの通信記録から割り出したそこに、それはいた。
青銅色の艦は、コロニーをめちゃくちゃにしてくれた強奪犯の母艦なのだろう。
その姿を見た瞬間、艦橋にいた多くの者はその艦にたいして怒りの感情を向けた。
コーディネイターの多くは、プラントで生まれ、そこで死ぬことが当たり前だと認識している。
そのようなえ永住の地をこうも荒らされてしまって、良い感情を抱ける人間はこの場には存在しなかった。
艦橋の人間の思いを感じたのか、ミネルバはそのエンジンの出力を順調に上げ追撃に向かった。
向こうもかなりの高速艦のようだが、ミネルバの足の速さは先の大戦で活躍した『エターナル』にも引けをとらないのが自慢の一つであった。
その前評判に恥じることなく、案の定、彼我の距離は少しずつ縮まっていた。
だが、突然、ギーワンは両舷の構造物を切り離してしまった。
「ボギーワン、船体の一部を分離!」
そう報告するバートの声を耳に、タリアは疑問を感じていた。
―――重量を減らし、速力を得る為に切り離した?
まず最初にその可能性が浮かんだが、慣性に従いこちらに近付いて来る二基の構造物の先端に噴射口があるのを見て、タリアは顔色を変えてしまった。
「っ!? 撃ち方止め! 面舵十、機関最大!」
慌ててタリアは、火器管制官のチェン・ジェン・イーにそう命じるとすぐに、進路変更も指示した。
矢継ぎ早に出される命令に従い操舵士のマリク・ヤードバーズが舵を切るが、一歩遅かった。
突如、艦の目前に迫っていたその破棄された構造物は瞬時に膨れ上がり、膨れきったと思った瞬間には炸裂したのだから。
至近距離で起こった爆発が目を灼き、艦はまるで乱気流に飲み込まれたかのように揺さぶられた。
その今まで感じたことのない振動に驚いたメイリンのかん高い悲鳴が艦橋に響く中、タリアはシートのアームを掴んで衝撃に耐え、唇を噛み締めていた。
―――やられた!
言葉にすれば一言だが、そこに込められた思いは筆舌に絶するものであった。
敵が分離し放ったのは、予備の推進装置だったのだ。
未だ推進剤がたっぷりと詰まったそれを機雷として叩き付ける等という奇策、そう簡単に思いつく戦術ではない。
そう思うと同時にタリアは確信した。
あの艦に乗っている相手は、一筋縄で決していかない相手だ、と。
「やってくれるわ。こんな手で逃げようとするなんて」
そう言葉をこぼすタリアにデュランダルが声をかけた。
「だいぶ手強い部隊のようだな」
その、どこか論点のすれた声にタリアは座席を動かし、体をデュランダルの方を向けて答えた。
「ならば尚の事このまま逃がすわけにはいきません。そんな連中にあの機体が渡れば………」
「ああ」
かみ締めるように言葉を発するタリアに、デュランダルは瞳に鋭い光を浮かべて言葉短く同意の言葉を返した。
「今からでは下船いただくこともできませんが、私は本艦はこのままあれを追うべきと思います。議長の御判断は?」
そんなデュランダルの態度に気づかない振りをしながら、タリアは決断を迫る言葉を放った。
その言葉を聞いてデュランダルは安心させるかのように顔をゆるめた。
「私のことは気にしないでくれたまえ、艦長。私だってこの火種、放置したらどれほどの大火になって戻ってくるか。それを考えるのは怖い。あれの奪還、もしくは破壊は現時点での最優先責務だよ。」
その言葉を聞き、タリアはひとまずボギーワンを本格的に追う事にし、指示を飛ばし始めた。
「ありがとうございます。バード、トレースは?」
「まだ追えます!」
「では本艦は此より更なるボギーワンの追撃戦を開始する。進路イエローアルファ、機関最大」
「進路イエローアルファ、機関最大」
それと同時にミネルバはエンジンの出力を上げ、ボギー・ワンを追いかけ始めた。
「やられたな」
ミネルバが敵艦にまんまとやられる瞬間を見た感想をそうシンは口にしていた。
信号弾の反応に従い来た結果、シンはミネルバがやりこまれる瞬間を目撃することになってしまったのだった。
『いたちの最後っ屁、というやつだな』
「お、うまいね」
相棒の的確な例えに賞賛の声を送りながら、シンはレーダーを最大に展開しつつ慎重にミネルバに帰艦を再び始めた。
(ああ。どういった言葉を言えばいいのかな〜)
そんな埒も明かない事を考えながら、シンはインパルスをミネルバの格納庫へと滑り込ませるように移動した。
そのさい、宇宙服を着て待機していた整備班にガイアに何らかの細工が施されていないかを確信してもらわなくてはならなかったのだが。
その確認が終わるのを待ちながら、シンはなんとなくステラの頭をなでながらこれからどうするかを考えていた。
―――さて、とりあえず目前まで迫っている一大イベントを何とか乗り切らなくてはな。
整備班のチェックで、機体に何の細工もされていないことがわかったと言うことが知らされると、シンは整備班の誘導に従い格納庫に移動を開始した。
ガイアはそのまま格納庫に置くようにと、出された指示に従いそのようにした。
それが終わると、シンはインパルスをメンテナンスヘッドに固定させステラを抱え上げてコックピットから身を投げ出したのだった。
「全艦に通達する。本艦はこれより、さらなるボギーワンの追撃戦を開始する!突然の状況から思いもかけぬ初陣となったが、これは非常に重大な任務である。各員、日頃の訓練の成果を存分に発揮できるよう努めよ!」
アーサーのやや興奮気味な艦内アナウンスを耳にしながら、タリアはコンディションレベルをイエローに下げさせ、ブリッジ遮蔽を解除するように指示を出した。
「議長も少し艦長室でお休み下さい。ミネルバも足自慢ではありますが、向こうもかなりの高速艦です。すぐにどうこうという事はないでしょう」
そう口にしながら、タリアは議長を艦長室へと案内してもらうために誰かを呼ぼうと受話器をあげた。
「ありがとう」
タリアに柔らかく微笑みながらそう答えると、議長はゆっくりと席を立ちあがろうとした。
その時、艦内から通信が艦橋に入ってきた。
『艦長』
モニターに映しだされたのは、銀色の髪をした女性、アリシアだった。
どこか困惑した様子のアリシアを見て、タリアは何故か嫌な予感を感じつつも画面の向こうの彼女に問い掛けた。
「どうしたの?」
『はい。戦闘中のこともあり、ご報告が遅れました。本艦発進時に、格納庫にてザクに搭乗していた民間人二名を発見いたしました』
「え?」
その報告を聞いた瞬間、タリアはその二名が少しわずらわしく感じてしまった。
―――厄介な事になった。これからこの艦は戦闘に向かうというのに。
そう思っている彼女の耳に、信じ難い言葉が飛び込んできた。
『これを拘束したところ、二名はオーブ首長国連邦代表、カガリ・ユラ・アスハとその随員と名乗り、デュランダル議長への面会を希望いたしました』
「オーブの!?」
余りにも予想外の単語を耳にしてしまい、愕然とした表情で聞き返すタリアの背後では、同じようにデュランダルも驚愕の表情を浮かべて報告に耳を傾けていた。
『僭越ながら独断で乗艦を許可し、現在は士官室でお休みいただいています。この件についての独断に対しての処罰は甘んじて後ほど受けるしだいです』
そんなアリシアの報告を耳にしながら、タリアは嫌な予感が当たってしまった事に頭を抱えそうになっていた。
―――次から次へとこうも厄介事ばかり転がり込んでくるなんて!!
余りにも無視できない、プラント最高評議会議長に、オーブの姫、という厄介ごとと言う名の荷物。
―――国家元首を二名も乗せたまま追撃戦をする羽目になるなんて!
余りにも突如持たされた厄介ごとのせいで、両肩に掛かる重圧が一気に跳ね上がるのを感じると、タリアは大きく溜息を吐き出した。
なお、その後すぐにインパルスからも民間人の保護の報告を耳にした瞬間、何か言いようの無いものに縛られているのでは、と考えてしまったのはタリアだけではなかっただろう。
「インパルスを固定!すぐに整備に取り掛かれ!!」
「各関節部の疲労具合をチェックだ!修理に時間が掛かりそうだったら予備の各種フライヤーにデータを写せ!」
「ガイアの損傷チェックは後でいいんだよ!!まずはザクが完璧な状態で使えるようにするのが先決だろうが!!」
カタパルトハッチが閉まり、気圧の調整が済んだ格納庫は蜂の巣を突いたような騒々しさに包まれていた。
そう、そこにあるのは熱気。
自分のするべきことに誇りを持つ者の情熱が大気に伝染し、熱となってその空間を浸透しているのだ。
プシュー
空気の抜ける音とともに、休息の床についた鉄灰色の巨人の胸部が開かれた。
そこから、目に鮮やかな赤を身に纏った一人の人物が身を出し現れた。
「シン!!」
それに気がついたヴィーノは、喜色を滲ませた声色でシンに声をかけた。
「ヴィーノ!医療班は?」
シンはその声に応えようとはせずに、逆にヴィーノにそのような事を尋ねてきた。
「医療班?って、シンどこか怪我したのか?!」
「俺じゃなくてこの子だよ」
慌ててシンに駆け寄ろうとしてくるヴィーノに、シンは腕に抱えている存在をあごで示した。
そこにいたのは、自分たちとそう年が違わないであろう金髪の少女だった。
「……………誘拐?」
「だれがするか!!偶々保護した女の子だ!!」
ぼけた事を呟くヴィーノの頭部に、シンは低重力空間だから出来る、自分とそう身長差が無い相手の頭頂部へと勢いを乗せた踵落としをプレゼントした。
「シン!こっちだ!」
何か人間の理解する範疇を超えた言葉を呟いているヴィーノを華麗に無視しているところに、ヨウランの声がシンに届いた。
見ると、通路口の傍でストレッチャーが待機しており、その傍で看護師とヨウランが待っていた。
シンはすぐにそこに向かおうと、傍にあった何かを蹴ってその反動で向かっていった。
「あべし!」
何か知り合いの声が聞こえたような気がしたが、それは無視してシンはすぐに看護師の下に到達し、抱え上げていた少女、ステラを渡した。
「一応止血はしておきました。でも、それ以外は俺には良くわからなかったんで。よろしくお願いします」
「わかりました」
ステラを渡すことに一瞬躊躇したが、それでも医学的知識の乏しい自分が受け渡しを拒否した結果、脳などに何らかの障害が発生することのほうが悪だと割り切り、シンは看護師にステラを渡したのだった。
ステラを受け取った看護師は、迅速にストレッチャーに寝かせるとすぐに医務室へと向かって行った。
「シン。さっきの子って……………」
「合縁、奇縁、腐れ縁。縁にも色々とあるけれど、この場合は奇縁かな?」
「腐れ縁になったりしてな?」
ヨウランの問いかけに、どこか演劇的な言い回しでそう肯定すると、ヨウランも苦笑しながらそう述べた。
(いや。結構鋭いぞ………)
ヨウランの軽口に、後頭部に大きな汗をかきながらシンは引きつりそうな笑みを何とか抑えて苦笑の表情を浮かべた。
「シン!!」
そんな二人に、パイロット待機所のほうから声が飛んできた。
声の方を振り返ってみると、先に帰還していたルナマリアとレイがこちらに駆け寄ってきていた。
「お疲れ!」
「ああ。二人もお疲れ」
「ミネルバはこのまま強奪犯追撃に就くとのことだ」
お互いにいたわりの言葉を掛け合い、レイから渡されたドリンクを口につけているとそのような情報を教えられた。
「そうか」
「ああ。何とか瀬戸際で防がないといけないと判断したのだろう。今の世界情勢ではほんの僅かな種火でも災いと言う名の炎へとすぐに変容してしまうだろうからな」
「また、戦争になるの?」
レイの推測を耳にし、ルナマリアはギョッとしながら起きては欲しくない可能性を口にした。
口にしたのは、否定して欲しかったからだったのだが、レイは無常にもその希望を斬り捨てた。
「その可能性は否定できない。いや、例え平和な時代であったとしてもその可能性は永遠になくならないのかもしれないがな」
「だから、俺たちがいるんだろう」
「え?」
「シン?」
「シン?」
「その可能性が永遠に続くなら、その可能性を永遠に否定し続けてやるさ。そのための俺達だろ?」
重くなりかけた空気に、シンの軽さを滲ませた声が響いた。
その声色は軽かった。だが、不思議と耳に残る言葉であり、言いようの無い力を胸の底から湧きあがらせるものだった。
「そうだな」
「うん!」
「ああ!」
先ほどまでの深刻な顔はどこへ行ったのか、皆それぞれの顔に笑みを浮かべながら力強く頷いた。
そうだ。自分たちはどういった存在なのか。
自分たちは守るための剣であり、防ぐための盾なのだ。
その思いを再び確認しあうと、それぞれが今出来る事を行うことにした。
ヨウランは一秒でも早く、些細なズレも無いようMSの整備をするために。
残された三人は、報告を済ませた後は臨機応変に対応できるように休息を取ろうと。
「あ、そうそう。シン?」
汗を流し着替えようとシャワールームへと向かおうとしたシンの背中に、ルナマリアの声が掛かった。
だが、気のせいだろうか?
先ほどまでとは声の温度がかなり違うような気がするのは。
「ナンデショウカ?」
「さっき抱き上げていた、いわゆるお姫様抱っこをしていたあのかわいい子のこと。ちゃんと説明してね?」
「イエス、マム!」
ああ、見ほれるほどの素晴らしい笑みなのに、どうしてそんな目が猫科の肉食動物を連想させる光を宿しているんでしょうか?
ルナマリア様が見ている?なにを?俺の喉笛を………………いやー!!
そんな事を胸のうちで思いながら、シンは先ほどまで感じていた疲労とは別のものを感じながらシャワー室へと向かった。
『やれやれだぜ』
そんなやり取りを見ていた『無限』の名を冠したものは、そのような言葉をひっそりと呟き、知識の海へとその身を泳がせに行った。
ミネルバから逃れたガーティ・ルーの格納庫では、奪い取ったカオス・アビスの2機のデータの吸出しが修理と並行に行われていた。
そのガーティ・ルーのある1室で、アウル、スティングの2人はガラス状のカバーのついたカプセルの中に寝そべりながら特殊な光を浴びていた。
その光は、幻想的でありながら、どこか儚さを含んだものだった。
このカプセルは通称“ゆりかご”と呼ばれる代物で、エクステンデットをこのカプセルに入る事で、ブロックワードと呼ばれる言葉で溢れ出した恐怖や戦闘中に溜まったストレスを除去する効果がある代物であった。
また、場合によっては戦闘に都合が悪くなりかねない記憶を消去する事も出来る、人というものの持つ尊厳を無視した、まさに兵器を調整するための代物であった。
そして、恐るべき事にエクステンデットの体内には特殊な薬品が打たれており、一定期間内にゆりかごで処置を受けないと身体機能が維持できなくなっていたのだった。
そのような、非人間的な扱いを受けている二人と、主のいない空のカプセルを数分見つめるとネオはその場から立ち去った。
そしてそのまま艦橋へと戻ってきたネオを見てリーは声をかけた。
「どうやら成功、というところですかな?」
「ポイントBまでの時間は?」
リーの問いかけに肩を軽くすくめることで答え、ネオは別の事をオペレーターに尋ねた。
ネオの問いにオペレーターはすぐに答えた。
「2時間ほどです」
そのネオの問いを聞き、彼が何を懸念しているかを察したリーは確認のためにネオに尋ねた。
「まだ追撃があるとお考えですか?」
返ってくる答えは予想できていたが、それでも尋ねるのが副官の務め。そう思いながらたずねた。
その問いにネオはあっさりと素直に答えた。
「判らんね。判らんから、そう考えて予定通りの針路をとる。予測は常に悪い方へしておくもんだろう?特に戦場では」
リーはネオの返答の言葉に、もっともだと同意すると同時に、もう一つ気になっていた事を聞いた。
「彼らの最適化は?」
「概ね問題はないようだ。みんな気持ち良さ気に眠っているよ。ただ、アウルがケーラ嬢にブロックワードを使われてしまったようでね。それがちょっと厄介ということだが」
肩をすくめながらそう答えるネオの言葉を聞き、リーは眉間にしわを寄せながら自分の考えを述べた。
「何かあるたび、ゆりかごに戻さねばならぬパイロットなど、ラボは本気で使えると思っているのでしょうかね?」
ほんの些細なことですぐに調整が必要なモノが、果たして戦場で役に立つのだろうか。
現場たたき上げであるリーにとって、エクステンデットとはいまいち信頼性の置けない粗悪品、または実験用試作品としか思えなかった。
「それでも、前のよりはだいぶましだろう?こっちの言うことや仕事をちゃんと理解してやれるだけ」
ネオの答えは自分の問いかけに答えるものではなかった。
それでも、自分たちの立場でこれ以上の言い合いは不毛だと感じリーは口を噤んで黙ることにした。
ネオは、そんなリーをなだめるように言った。
「仕方ないさ。今はまだ何もかもが試作段階みたいなもんさ。艦もモビルスーツもパイロットも。そして、世界もな」
「よくおわかりですね。ロアノーク大佐」
どこか演劇めいた台詞回しを口にしたネオに、リーのものではない声がそう応えた。
声のした方を二人して向くと、そこには白い軍服姿に着替えたケーラが立っていた。
「これはこれは。ケーラ嬢。事態の説明は願えるのかな?」
「説明?なんのです?」
「なんの、って……どうして、ステラを見捨てたのか、って言うことさ」
「ステラ…………ああ、大佐の部隊所属の女性型エクステンデットのことですか。回収が不可能だと判断したためですが?」
数瞬、記憶の確認を行うしぐさを見せた後、ケーラはまるで「ウーロン茶が売り切れてましたから代わりに紅茶のストレートを買ったのですが。それがなにか?」と言うような重みでそう答えた。
その返答を聞き、ネオは愕然とすると同時に怒りがふつふつと湧きあがるのを感じた。
「回収不能だから仲間に銃口を向けたのか?」
「仲間?誰がです?もしかして、そのステラというのがですか?」
「そうだ!」
「…………本気で言ってるのですか?生態CPUとしての存在意義しか持たないあれが仲間?大佐、大丈夫ですか?」
声を荒げるネオに、ケーラは逆にネオの頭が大丈夫かと尋ねてきた。
その様子を見て、ネオは一瞬自分のほうが常識が無い者なのか、と考えてしまった。
だが、どう考えてもおかしいのは自分と対峙している相手としか思えなかった。
そう思うと同時に、ネオは自分の対面に立っている存在が、未知の生物のように思えて仕方がなかった。
―――なんだ、こいつは?
ネオは今まで感じたものとは異なる恐怖を感じた。
これは、自分とは根本的に何かが異なる。千年語り合っても理解することなど出来ない。
そのような言葉が脳裏に浮かんではきえた。
「それに、大佐殿が言ったのですよ」
「……………なにをだ?」
「『こちらの正体が分るようなものは残してくるな』と。そう命じたのをお忘れですか?」
ケーラは、先ほどまでとは違い冷ややかな視線でそうネオに述べた。
「?!」
その言葉に、ネオの怒りは頂点に達し、拳を振り下ろそうと一瞬考えた。
だが―
「なにを人権擁護派のような事を考えているんですか。ネオ・ロアノーク、あなたは何だ?あなたは軍人だ。合法的に人を殺すことが、敵を消すことが、多くの犠牲の上に勝利と言う名の旗を立てる事を義務付けられている存在だ。そのあなたが、たかが作戦上損失した存在になぜそこまでこだわる。あなたに下された命は何だ?新型の強奪だ。三機奪うことが出来ないのならば、奪えるだけ奪うことの方が確実に任務を遂行することが出来ると考えないのか?それとも、動けない荷物でしかないものを奪おうと躍起になって、作戦、ひいては作戦参加者全ての命を危険にさらすほうが正しいと言うのか?さあ、どうだ。大佐殿。私は間違っているのか?あなたが正しいのか?さあ、どちらです?」
冷厳な声がネオの激情を一瞬で凍らし、その場に縛り上げた。
その場に一瞬、静寂が生まれる。
全てのブリッジクルーの視線が集まっているのが感じられた。
それに、歯軋りをするとネオは大きく息を吐き出した。
「……………その件は不問にしよう」
「感謝を」
ニコリともせずにそう素っ気無く返すケーラに、ネオはポツリと言葉をこぼした。
「…………考えれば、お前さんに介錯されたほうがよかったのかもな」
「どういうことです?」
「どういうって、お前さんも知ってるだろう?ゆりかごで調整を受けなければあいつらは………」
「ああ。そのことですか。大佐、あなたは一つ勘違いをされている」
ネオが怒りを再燃させながら述べた内容に、ケーラは一つ大きく頷くと間違いを教え諭す教師のように言葉を紡いだ。
「勘違い?なんのことだ?」
「あなたがそう認識しているものは、男性型エクステンデットのみですよ」
「…………なに?」
「女性型エクステンデットには薬品は極力抑制されており、それよりも催眠が重点的に施されているんです。ですから、仮に敵に捕まったとしても、催眠作用のある薬物と、あといくつかの麻薬が検出されるだけで我々のエクステンデットの情報はそうそう漏れませんよ」
ケーラの言葉が一瞬理解できなかったネオであったが、それを耳にすると新たな疑問が生じてしまった。
「なんで、ステラだけ二人とは違うんだ?」
その疑問を尋ねたあと、ネオは後悔をした。
「そんなのは簡単なことですよ。女には出来て男には出来ないこと。すなわち、第二世代のエクステンデット生成の母体としての役割を担うためですよ」
人としての尊厳は、その言葉の中には一切の容赦も無く存在しなかった。
その言葉を聞き、何もいえなくなったネオにケーラは、整備がある、と断りを入れてその場を去っていった。
ネオは、言いようの無い闇をケーラの中に垣間見た気がした。
―中書き―
今月号の「ガンダムA」で、「the Edge」のアスランの「シンを止めてくれ」という言葉に「は?」と思ってしまったANDYです。
いや、止めるべき相手が完璧に違うでしょう。
ああ、今まで秀作であったモノの崩壊の序曲が鳴り始めました。
次回の脱走はどのように料理をされるのかが楽しみですよ。
アストレイは相変わらず面白い展開です。というか、ミナ様、あなた最高です!
新型のRフレームもかっこよいですし。
さて、今回は少し箸休め見たいな感じでしたね。
ミネルバ発進シーンしか戦闘が無く、MS戦の欠片もありませんでしたがw
今回の話はどうだったでしょうか。
今回は色々と熱く、冷たく、暗く、を目指して書いてみたのですが。
それが少しでも伝わっていれば幸いです。
では、恒例のレス返しを。
>GZM様
お久しぶりです。感想ありがとうございます。
いえ、純粋に某所(笑)が作り上げた機体ですよ。Mk-2は。
皆様に愛されているあの子は、出番をプラントで今か今かと待っていますw
予定では、核攻撃の時に再登場しますので。
どうか、楽しみにして置いてください。
また、プラモの作成も頑張ってください。
私も、Mk-2を自力で作ろうと無謀にも思っていますのでw
次回も応援お願いいたします。
>御神様
感想ありがとうございます。
はい。シン達三人は今まで共に築き上げていたものがあったのに対し、三人組は初乗りの機体であったために実力の半分ほどしか出せていなかったのでこのような展開になりました。
三人組は、時間をかけて期待の特性を把握した場合、シン達も前回のような展開に持ち込むことは不可能ではないでしょうか。
ケーラを気に入っていただけたようでうれしい限りです。
彼女にはある秘密があります。
それは、話の展開と共に徐々に明かされていきますので、どうか楽しみにしていてください。
では、次回もよろしくお願いいたします。
>Kuriken様
感想ありがとうございます。
誤字指摘ありがとうございました。
うわ〜い。恥ずかしい!!
何、舌の先が乾かないうちにこんな誤字をしているんだか………OTL
ちなみに、「相死あおう」は「相死合おう」と表記するはずで、「愛し合おう」と掛けたつもりだったのですが…………
次回も楽しみにしてください。
>TNZK様
感想ありがとうございます。
はい。ガンバレル使用出来たわけは、ケーラには恐るべき秘密があり、それが大きく関係しております。
それは物語の中で徐々に明らかになっていきますので、どうかお楽しみに。
また、誤字指摘の方ありがとうございます。
以後気をつけます。
また、ステラの設定は、自分設定でこうしてしまいました。
どうだったでしょうか。
次回も楽しみにしてください。
>ジント様
感想ありがとうございます。
はい。もう、正史を変えてしまって大変な状況ですw
これからどうなるのかは、神のみぞ知る、ですよw
カラーの方は、アドヴバンスド・ヘイズルが今大変お気に入りですのでその影響かとw
マークを気に入っていただけたようでうれしい限りです。
さて、彼女はシンに何を与え、シンはケーラに何を与えるのでしょうか。
これからの展開に期待してください。
次回もお楽しみにしてください。
>ATK51様
感想ありがとうございます。
SRW参戦に難色は、彼らが確固とした主張を訴えかけないことも関係しているような気がします。
いえ、持っているんでしょうが、それが受けてである我々に伝わりきっていないところでしょうか。
サルファで、クルーゼと戦う時にそれぞれのニュータイプ組みや勇者王、それにバサラの主張に彼は真っ向から否定の言葉をぶつけており、そこにSRWの監督、関係者各位の手腕を見ました。
もし知り合いにソフトをもたれている方がおられたら、借りてそこだけでも見られたらどうでしょうか。なかなか素晴らしいですよ。
二人の搭乗シーンですが、気にいっていただけてもらえたようでよかったです。
整備員達はそのあと無事に修復作業に加わったそうなのでご安心をw
「相死あおう」は「愛し合おう」と掛けたものです。
「悪」とは、果たして「正義」の対義語なのか?それとも………
ステラの運命は、今一条の光が差し込んでいますが、果たして…………
これからも頑張りますので、次回もよろしくお願いいたします。
>へろ様
感想ありがとうございます。
今回のケーラ嬢はどうだったでしょうか。
闇は感じられましたか?w
今回、修羅場の予感がびんびんでしたがどうだったでしょう?w
…………シン、にげてーーーーーーーー!!(爆笑)
次回もお楽しみにしていてください。
>輝翔様
感想ありがとうございます。
キラはどういった反応をするんでしょうね。今から楽しみです。
今回、ステラの現状の一端を触れました。
どうだったでしょうか。
次回もよろしくお願いいたします。
>ルーア様
初めまして。感想ありがとうございます。
ご指摘の点ですが……………ナンノコトダカワタシワッカリマッセーン。
ええ。けっしてあのモチモチプリンなお腹の二足歩行の可能な猫なんて…………
「ぷいにゅ〜?」
ナンデココニイルンデシュカー?!
次回もお楽しみにお願いいたします。
>ユキカズ様
感想ありがとうございます。
パーソナルマークですが、ルナのほうはその通りで、レイは砂時計に「寿命」と「プラント」を掛けています。
また、ハイネのマークについての情報、提供していただきありがとうございます。
今後の作品で参考にさせていただきます。
パーソナルマークですが、そのほとんどを番台が独断で作ったのではないでしょうか。MSVシリーズで展開した商品にしかないのですから。
次回もよろしくお願いいたします。
>花鳥風月様
感想ありがとうございます。
ぐっすりと寝られておられますでしょうか?w
今回、なんかある状況のカウントダウンが始まってしまいましたよw
ああ、シン。ガンバレ!
これからも頑張りますので、応援お願いいたします。
>sasaki様
初めまして。感想ありがとうございます。
ご指摘の点ですが、「相死合おう」で、「愛し合おう」に掛けていました。
今後気をつけます。
これからも応援お願いいたします。
>ダレカ様
初めまして。感想ありがとうございます。
ご指摘の点ですが、実にその通りでございます。
これからも頑張りますので応援お願いいたします。
>3×3EVIL様
感想ありがとうございます。
はい。そのようなニュアンスで表記させていただきました。
まあ、3×3EVIL様のストレートな表現はあれですがw
私もそのように捉えている側面がありますので、そのように理解していただけたのなら幸いです。
さて、どこまでお互いを高み合い続けれるのか。
これからも応援お願いいたします。
>zero様
感想ありがとうございます。
シン達のパーソナルマークですが、それは客寄せの意味と、話題性を作るために特別あかふくに許可が降りた、と言う設定であります。
少しでもインパクトを与えるために、また、市民の理解を呼ぶための処置だと思ってください。
これからも頑張りますので応援お願いいたします。
>HAPPYEND至上主義者様
感想ありがとうございます。
連携技ですが、アカデミー編であのような状況に遭遇したのだから、その打開策の一つや二つ考えるよな〜、と思ったのでこうなりました。
ガンバレルですが、私も好きですよこれ。ですから装備させたのですがw
スパロボの場合、ある程度HPを削れば撤退するイベント機体ですよw
ステラはこのような設定です。どうだったでしょうか。
ああ、これから一体どういった展開になるのか。
次回も応援お願いいたします。
>シヴァやん様
感想ありがとうございます。
ステラは、このような設定ですのでなんとかなる、のかな?
バッテリーの方は新型のものを使っており、従来のものよりは持ちがよくなっております。
また、ガンバレルが展開できたのは、コロニーなどの中心部は重力、遠心力がとても弱くなっておりほぼ無重力状態なのです。その証拠に、飛行能力の無い素ザクがテレビでも空中戦を繰り広げています。
また、ソードインパルスの盾ですが、インパルスの盾は展開式で、状況によってその大きさを調整できるものになっております。
そのため、小型化した盾を腕に装備したまま戦闘することも出来るのです。
模型店に寄られる際には箱の方で確認をお願いいたします。
次回も頑張りますので応援お願いいたします。
>蓮葉 零士様
感想ありがとうございます。
活躍できなかったのは、まあ、脚本の都合上ですよね。
ですが、レーザー核融合炉ですか?
なんですそれは?
なんで正規軍のよりも高性能なものを使っているんだか。
ミリタリーバランスを思いっきり無視してますね〜。
負けて当然ですね。それは(苦笑)
次回も頑張りますので応援お願いいたします。
>T城様
感想ありがとうございます。
今回の展開はどうだったでしょうか。
これから、もっとケーラ嬢の魅力が伝わるよう頑張りますので、応援してやってください。
ステラの運命はどうなるのか。そこも期待してください。
次回もお楽しみにお願いいたします。
>オーニュ様
感想ありがとうございます。
今回の話はどうだったでしょうか。
我がアブール軍は優勢になったでしょうかw
色々とキャラの魅力が伝わっていたら良いのですが。
次回もお楽しみにお願いいたします。
>紅様
お久しぶりです。感想ありがとうございます。
今回、オリキャラのケーラ嬢の新たな魅力が伝わりましたでしょうか。
その奇怪情報ですが、いくらなんでもそれはないでしょう。
もしそういう設定だったとしたら、物理を勉強しなおせ、と叫びたくなりますよ。
Nジャマーの存在意義がなくなってしまうじゃないですか。
ケーラの運命はどうなるのか。これからの展開に期待してください。
これからも応援お願いいたします。
>なまけもの様
ご指摘の点は「相死合おう」で「愛し合おう」に掛けておりました。
ですが、ご提示されたものも良いですね。いつか使わせて頂きます。
なんだか、ケーラを気に入っていただけているようでうれしい限りです。
今回の彼女はどうだったでしょうか。
これからも応援お願いいたします。
>KARUTU様
感想ありがとうございます。
ステラの今後の運命はどうなるのか、期待して待っていてください。
その突っ込みは、シリアスパートでは危険ですw
それ見た瞬間、シンなら全力で離脱しますよw
これからも応援お願いいたします。
今回も多くの方に感想をいただけてうれしい限りです。
まだまだ寒い日々が続いていますが、皆さんインフルエンザにはご注意を。
友人の一人が罹ってしまい地獄を見たとのことです。
では、次回もお楽しみに。