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「これが私の生きる道!プラント編2 (ガンダムSEED)」

ヨシ (2006-01-19 14:56/2006-04-16 09:44)
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俺は今、夢を見ている。 
ここは、俺が通っていた小学校でクラスは6−D
組だ。
沢山いるクラスメート達はみんな12歳なのに、
僕はまだ6歳なのだ。

 「僕・・・。」

いい子の振りをする俺・・・、いや私の一人称は
僕だ。
俺なんて言葉を使うと、みんながコーディネータ
ーの私に警戒してしまうからだ。
さすがに、10歳を過ぎて僕はつらいので私に切
り替えたけど。
中傷や虐めを避ける為に、ささいな事に気を使い
、謙虚な人格を作って先生や生徒の嫉妬をかわす

近づいてくる人の野心や欲望に気が付きながらも
、自分の身を守る為に、協力する。

 「もう、こんな生活は俺は耐えられない・・・
  」

急に意識が覚醒する。

 「なんで、俺はあんな夢を見たんだ?」

  

まだ部屋は薄暗くて、時計を見るとまだ6時だっ
た。
部屋を見渡すと、まだ片付いていないダンボール
箱が幾つか見える。
まだ、このアカデミーの寮に引っ越してから二日
なので、片付けがまだ終了していないのだ。
今日はアカデミーの入学式で、その後も講義や訓
練が詰まっているので、暫く片付かないかもしれ
ない。
もう一眠りすると寝坊しそうなので、着替えてか
ら家族にメールなどを出して見る事にした。


俺が入寮したこの部屋は、二人部屋でベッドが二
つあるのだが、住人は俺一人だ。
本当はルームメイトが入居する予定だったらしい
が、病気で長期入院する為に入学を取りやめたら
しい。
初めて同年代の友達が出来ると思ったのに・・・

少しへこみそうになる。
大体、コーディネーターが病気になる確率は物凄
く低いはずなのに運が無さ過ぎだ。
俺は、孤独から逃れられない宿命なのかと思って
しまうが、この考えは数時間後には綺麗に消えて
しまうのだった。


俺は家族に出すメールには、公共の職業訓練学校
に入ったと嘘を書いておいた。
兵器が立派な警察くらいに思ってたザフトだが、
最近、大西洋連邦を中心とするプラント理事国と
の関係がキナくさくなり、本格的に軍としての体
裁を整えるらしい。
多分、外交カードを一つ手に入れる為だと思われ
るので、実際に俺が戦場に出る事はないだろう。
それでも、俺達今期入校生は期待の幹部候補生で
選抜は厳しいものだったらしいのだが、俺は書類
を出したらなんとなく受かっていたのでその事は
全然知らず、後で友達に教えてもらったくらいだ
った。


朝食を食べた後、制服に着替えてから校門で受付
を済まる。
入学式が行われる講堂に入って椅子に座り式が始
まるのを待っていたら、10分ほどで入学式が始
まった。
式の内容は、どこの国の学校でもそう変わった事
があるわけも無く、校長や教頭の長い話が主なも
のであり、日本特有のPTA会長の話は無いよう
だ。
唯一、軍の学校らしいところは、ニュースで顔を
見たことがある国防委員長のパトリック・ザラの
気合の入った訓辞が行われたところだった。


入学式が終わり、専攻コースやクラス別に分かれ
てから教室で教科選択のガイダンスを受けると、
今日は終わりなので、帰る事にする。
帰る準備をしていると、同じクラスの同年代の男
に声をかけられた。

 「よう!おまえさん。サムライとニンジャの国
  から来たんだって」

金髪でスラリと背が高くて、そこそこ男前の気の
良さそうな兄ちゃんが話しかけて来た。

 「???????」

今時の日本のイメージが忍者と侍。
数百年前の旧アメリカ人じゃあるまいし・・・。
俺が戸惑っていると、もう一人オレンジ色っぽい
変わった髪形の気のよさそうな兄ちゃんも話しか
けてきた。

 「違うだろ!ミゲル!ジャパンといったらゲイ
  シャガールだ。キモノの帯を解いてくるくる
  まわしてパラダイスへ直行さ!」

ツッコミどころ満載のセリフを吐きながら二人男
が言い争っている。
とりあえずなにか話さないと・・・。

 「えーと・・・。君達は・・・。」

 「ああ、まだ紹介してなかったな。俺の名前は
  ミゲル・アイマン。ミゲルとよんでくれ。
  そして、あいつはハイネ・ヴェステンフルス
  一応俺の友達さ」

 「一応は余計だ!ピュアな俺の心が傷つくだろ
  。俺はハイネと呼んでくれ。お前も俺達と同
  じパイロット専攻だろ。よろしくな」

そう、俺の専攻はパイロット科なのだ。
選んだ理由はかなり幼稚なものから来ている。 
始めは、食いっぱぐれないように整備科か管制科
にしようと思っていたのだが、子供の頃から大人
びていて早熟だった俺にとって、パイロットと運
転手と操縦士は禁断の果実だったのだ。
幸い眼も悪くないし、運動神経も良いので大して
迷わずにパイロット専攻にしたのだ。

 「俺の名前はヨシヒロ・カザマだ。呼び方は好
  きにしてくれ」 

 「そいつはありがたい。俺達はヨシヒロって呼
  び難いからさ。カザマって呼ばせてもらうよ
  」

 「東洋系の名前は西洋系の人には発音しにくい
  からな。カザマでいいよ。よろしくな!ミゲ
  ル、ハイネ」

 「さてと、俺達は友達になったわけだし。午後
  は空いているから、さっそくカザマのお宅訪
  問だな。情報によるとこいつは、ルームメイ
  トが急病で一人部屋状態という強運の持ち主
  らしい」

 「ミゲルは情報収集が速いな。何処で調べたん
  だよ。まあいいか、まだ荷物が片付いて無い
  けど来いよ」

 「ああ、いいんだよ。荷物は下手に開けない方
  がいい」

 「なんで???ハイネ君、その答えは?」

 「アカデミーは今日の情勢に鑑み、入学者数を
  増やした。競争率は志願者数の急増で厳しく
  なっているが。よって、寮は通学困難な者が
  優先されてしまう。俺とミゲルはここから車
  で30分くらいの郊外に住んでいるので、寮
  の抽選に外れてしまったのだ。だが、俺達は
  アカデミーに緊急に召集される可能性がある
  ので、これは非常にまずい。しかも、いった
  ん家に帰ると遊びに行くのが非常に面倒くさ
  い。よって、その解決策としてカザマの部屋
  を3人で使い、週末だけ俺達は家に帰る事に
  したんだ。以上、要点だけを説明した」

 「何か質問は?」

 「俺の意思は・・・?」

 「そんなもの俺達の友情の前には紙キレのよう
  なものさ!」


この後、俺達は部屋の中で様々な事(家族や今まで
の生活の話)を語り合い。
二人は俺の部屋に住み込む事を勝手に決定した。
部屋に来るときにすでに荷物を持っていたので、計
画犯であることは確信できたが、初めて同年代の友
達が出来て嬉かった俺にはどうでもいい事だった。

その後、俺達三人は卒業まで同じ部屋に住み、遊び
に行くのも、悪さをするのもいつも一緒で極悪3人
組のあだ名がついたほどであった。

  


   おまけ 

 
 「あれ、この写真カザマの家族?」

 「この二人妹か?かわいいなー」

 「俺は長い髪の大人しそうな娘が好みだな」

 「いや、ショートカットの勝気そうなこの娘
  もなかなか」

 「「おい!カザマ!」」

 「何?」


 「「お兄さんってよんでいい?」」


 「怒るぞ!」

   


       あとがき
今日・明日休みなので、書けるだけかいてみます。
気力が続くといいな。 

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