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▽レス始

「ガンダムSEED Destiny――シン君の目指せ主人公奮闘記!!第二部――第二話 衝撃、そして岐路 前編(SEED運命)」

ANDY (2006-01-16 21:48/2006-01-16 22:40)
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 立ち込める黒煙。
 それは、無数の命を糧に生まれしもの。
 命を糧に咲き誇る焔の花園に、今新たなる巨人が降り立った。
 無限と言う名の相棒を引き連れた、大鷹を宿す紅の巨人が。
 その巨人が振りかざす剣先にあるのは、果たしてどのような運命なのか。
 それは、誰も知らない果てにあるのだろうか。


(くそくそくそ!!)
 モニターに映し出されるリアルタイムの情報を目にしながら、シンは心のうちで自分を何回も殴り飛ばしていた。
 甘かった。見通しが、覚悟が、全てが甘すぎた。
 自分はこことは異なる存在だから、ある程度展開を知っているから、などとタカを括っていた結果がこれだ。
 何をうぬぼれていた。
 お前は神になっていたつもりか。
 ただほんの少し世界の一部を知っていただけなのに、全知全能、運命すら指先一つで変えることが出来る神になったつもりだったのか。
 その驕りが生み出した結果がこれだ。
 目を逸らすな。耳を塞ぐな。
 お前が動かなかった結果、お前が安穏としていた結果が今目の前に広がる現状だ。
 この結果に、お前が間接的に関わっているのは事実だ。
 では、お前はどうする?
(全力でぶつかってやるさ!!)
 心のうちで尋ねてくる、冷静で酷薄な自分にそう応えると、シンは自分の分身と言っても過言でない巨人を操りこう吼えた。
「そんなに戦争がしたいのか!?」
(んなことはないさ。戦争なんてやるつもりは無い。でも、守るためには戦わせて貰う!!)
 誰かに尋ねる響きでありながら、自らの覚悟を内心で再び固める言葉を紡ぐと共に、シンは眼前に立つ黒き獣神に踊りかかった。


「なんだ?!コイツ!!」
 ステラは、突如現れた赤い見たことの無い機体の鋭い斬激をかろうじて防ぎながら叫んだ。
 一瞬前、自分と緑色のMSの前に降り立った赤いヤツは、バーニアを吹かしたと思った瞬間には、自分の間合いギリギリに飛び込んでいた。
 慌ててサーベルで迎撃しようと思ったが、頭の中で警報音が鳴り響き、それに従い慌ててシールドを掲げた結果、言いようの無い衝撃と、強烈な横Gが自分の体を蹂躙した。
 苦痛に唸る体を無視し、視線をモニターに向けると、先ほどまで合体させていた武器を再度分離させ、右手で順手に、左手で逆手に構えた姿で此方に斬りかかろうとしていた。
 その姿を確認するとすぐに、ステラはガイアを後方へと限界ギリギリの出力で下げさせた。
 そして、先ほどまで自分がいたであろう場所に、大剣が突き刺さるのを見ながら驚愕すると同時に、自分の不手際さに腹が立った。
 あの大剣が、両方の柄を合体させた後にビーム刃を形成させたことから合体しなくてはビーム刃は出来ない、と思い込んでいた自分に。
 その結果がどうだ。
 その隙をつかれ自分は今、無様にも逃げの一手を打っている。
「なんなんだ!お前―――――!!!」
 そんな屈辱を味合わせる相手にそう吼えると同時に、ステラは乾き始めた唇を舐めた。
 仄かな、本当に微細に感じられる甘さがなぜか、自分の心を刺激するような気がしたが、それを無視してステラはガイアをMAに変形させ大きく間合いを取った。
――仕切りなおしだ!!赤いの!!!
 そう心の中で叫び、黒き獣神を赤い剣士へと躍りかからせた。


「そうそう甘くないか!」
 必殺のつもりで振り下ろした剣は、その与えられた意味を全うすることなく大地に刺さってしまった。
『右40!カオスが狙っているぞ!!』
 相棒の警告に従うように、インパルスは右手に握っていたエクスカリバーを離すと同時に、腰にマウントされていたライフルをカオスに向けて放った。
 その動作は流れるようにすべらかで、余りにも自然すぎる動きだった。
 その動作で放たれた破壊の光を、カオスはシールドを掲げることで防いだ。
 防がれることを承知で放ったそれに落胆せずに、シンは自分の後方で的のように立っているMSへ通信を繋げるように相棒に頼んだ。


「なんだ、あれは……。あれも、新型なのか?」
「………アスラン」
 目の前で戦いと言う名の舞踏を繰り広げているMSを見つめながら、アスランは横にいるカガリの言葉を理解しようとはせずにただそう呟いていた。
 目の前の、二振りの大検を振りかざし戦う赤いMSは、かつて自分が死闘を繰り広げた親友の搭乗機にどこと無く似ていた。
 同じ新型とはいえ、あの二機を難なく捌いているところを見るに、あのパイロットはエース、すなわち赤であろうことが分った。
 だが、赤でもあの新型を抑えきることはできないだろう、とかつてのエースとしての感性がそう囁いていた。
 あの強奪犯達の腕もエースと言っても遜色が無い。
 今あのMSが優位に立っているのは虚をついたからに過ぎない。
 なにより、強奪された新型は二機ではなく三機なのだから。
 だが、どうする?それを知っていたとしても俺はどうするべきなんだ。
 アスランはそう自問した。
 自分がこのMSに乗り込んだのは、カガリを、自分が守りたいと思った最愛の人の安全を確保するためだった。
 そして、図らずもあの援軍として現れた新型のおかげでその目的は達成された。
 あの強奪犯達も目的があちらに変わった今、逃げるのが道理なのではないだろうか。
 だが、自分の安全を望むために、あのMSを見捨てることが本当に正しいのだろうか。
 わからない。わからない。何が正しい選択なのだろうか。
『そこのザク!!撤退しろ!!』
 突如コックピット内に響いた第三者の声にアスランとカガリは驚いた。
「なにを?!」
『その状態のザクで戦って生き残れると思ってるのか!!』
 疑問の声を掻き消すようにぶつけられた言葉に、アスランは言葉を飲み込んだ。
 確かに、いくらこのザクでもあの新型相手にそう簡単に勝てるとは思えなかったし、なにより、カガリを乗せたままこれ以上戦うのは不可能であろう事を感じていのだから。
「だが!」
『とっとと下がって援軍なり、新しい機体なりつれて来い!!以上、通信終わり!!』
 そう一方的に告げられると同時に、通信機から音声が流れることは無くなった。
 それをしばし呆然として聞いていたが、アスランはすぐに行動を起こすことにした。
「カガリ!しっかりと摑まっていろよ!!」
「え、アスラン?!」
 カガリの咎める様な声を無視して、アスランはザクを全力で後方へと飛び立たせた。
 こちらの気持ちを汲んで、援軍を呼ぶと言ういい訳めいた頼みを与えてくれた相手に感謝の言葉を送りながら、アスランは行動を起こした。
「これは、礼だ!!」
 そう叫ぶと同時に、アスランはスティックを巧みに動かし、その後全力でその場から撤退した。


「このー!!」
 スティングは、目の前に現れた新たなる敵に向けて銃口を向けると共に、心の中で自分の上司の仮面男と、その上司に情報を提供した情報部の人間に自分の知る限りの暴言をぶつけていた。
(新型は三機じゃなかったのかよ!!)
 そう心の中で毒づきながら、引き金を引こうとした瞬間、目の前の赤いMSが無造作に此方に銃口を向けていた。
「?!」
 声にならない驚愕を上げると同時に、慌ててシールドを掲げた。
 それと同時に感じる衝撃に舌を打ちながら、スティングは目の前の敵の性能と腕に唸るしかなかった。
(こいつは、さっきまで相手にしていた雑魚たちとは違う!!)
 そう確信したスティングの目には、吹き飛ばされたMA形態のガイアと弧を描きながら地面に刺さるトマホーク、そして刺突の構えを見せる赤いMSが立っていた。


(優先順位は明確だろうが、オーブのアスラン・ザラ)
 先ほどまでの通信先の相手にそう胸のうちで文句をつぶやきながら、シンはライフルを腰にマウントさせた。
 あの優柔不断ぶりによく我慢が出来るな、と場違いながら恋人のカガリに賞賛の声を送った。
 自分の立場と状況を鑑みれば、どういう行動を取るのが正しいかは明確のはずだった。
 一パイロットと国家元首。天秤にかけられた命の重さは明確に違うはずだ。
 それなのに躊躇する。それを美徳と見るべきか、どうなのか、そんな事を頭の片隅で考え、程よい緊張状態を維持させながらシンは右手にエクスカリバーを装備させようとしたその瞬間、相棒の警告音が響いた。
『ガイア、急速接近中!!』
「な?!」
 MA形態で突っ込んでくるガイアは、その形に相まって獰猛な肉食獣のように見えた。
 その背中に生やした翼に、ビームの刃が煌くのを見つめながら、シンはインパルスのダメージを最小限に抑えようと行動した。
『後方のザクより投擲物!!』
「!!」
 その言葉を聞いた瞬間、シンは防御の構えを解き、攻撃の構えを取った。
 なぜそのような行動を取ったのか、と聞かれてもシンに答えることはできなかったが、使いまわされた言葉ならば勘、というモノが働いたのだった。
 後ろから来るものは利をもたらす、と。
 その勘は正しく働いた。
 ザクが投げつけたビームトマホークは、激しい回転をしながら、ガイアの左ビームブレードにぶつかり、その体勢を切り崩した。
「うおぉぉぉぉ!!」
 それを確認すると、シンは逆手に持っていた左のエクスカリバーを持ち上げ、そのまま柄に右手を当て押し上げるような突きをガイアのシールドで覆われた腹部へと放った。
 空中で体勢を崩されたガイアに、その電光の如き突きを交わす術は無く、そのまま突き放され半壊している格納庫へとその身を沈めてしまった。
 吹き飛んでいくガイアを視界に納め、レーダーにこの場から遠ざかっていくザクの光点を確認すると、胸中で感謝の言葉を呟くと同時に、右手にエクスカリバーを構えなおし、カオスへと向き直った。
 まだ戦いは、終わる様相を見せていなかった。


「ああ!おしい!!」
 モニターに映る戦闘を見ながら、そう無意識のうちに叫んでいる自分の副官の言葉を聞きとがめ、タリアは叱責の声を上げた。
「アーサー、浮かれるのもいい加減にしなさい!!これは演習ではなく、実戦なのよ!!」
「は、はい!すみません!!」
その言葉に、アーサーは息を呑むと同時に、自分の傍らに立つアリシアから情報を受け取り、指示を出し始めた。
 自分の、どこか抜けている副官と、そのサポートをそつなくこなしている補佐官のコンビを見ながら、タリアは軍港に連絡を入れた。
「強奪部隊なら、外に母艦がいるはずです! そちらは?」
 そう。奪った機体を持ち帰るための移動手段がどこかに待っているはずなのだから。
 二年前のオーブのヘリオポリスで自軍が起こした作戦に類似している今回の件でも、この宙域付近に母艦に当たるものが存在するはずなのだから。
 そんな、確信めいた推測を滲ませながら、タリアは通信先の返事を待った。


 その頃、アーモリーワン軍港に二機のMSが密かに接近していた。
 ステルス塗料で黒く塗られたこの機体『ダークダガーL』は、地球連合の特殊部隊が好んで使う機体であった。
 彼らはバックパックからガスを噴射し、レーダーを掻い潜りながら静かに軍港へと忍び寄っていた。
 深く、静に接近している暗い短剣の存在に、まだ誰も気がついていなかった。


 同じ頃、付近を巡回中だったナスカ級戦艦二隻のすぐ近くに、その母艦はいた。
 特務艦『ガーティ・ルー』の艦橋で、顔の上半分を仮面で覆った男、ネオ・ロアノークは、左腕の時計に目を向けた。
 そこに表示された数字全てがゼロになると共にアラームが鳴り、ネオは口元を歪め言葉を発した。
「よぉーし、行こう。……慎ましく、な」
「慎ましく、ですか」
 おどけたような号令に、苦笑をもらすケーラの言葉と共に、ガーティ・ルーの艦橋はにわかに活気付いた。
「ゴットフリート、一番二番起動! ミサイル発射管一番から八番、コリントス装填!」
「イザワ機、バルト機、カタパルトへ」
 矢継ぎ早に命令を各セクションに伝え、その命令どおり操作する艦橋のクルーを眺めながら、ケーラは正面モニターに映るナスカ級戦艦を見つめ、音も無く笑った。
 その笑みは、酷く嘲笑を滲ませた言いようの無いものだった。
 まるで、自分たちの存在に気づくことの出来ないコーディネイターへと、新たなる人類と声高に叫んでいた存在への嘲りのようだった。
 それもそうだろう。もうすでに射程圏内に入っているのに、眼前の戦艦は悠然とその横腹を自分たちに向けているのだからだ。
 それを笑わず、何を笑えと言うのだろうか。
 そんな事を思いながら、ケーラは顔に嘲笑の仮面を貼り付け、その瞳は鋭く戦艦の向こうにあるコロニーへと向けていた。
 だが、ここでナスカ級戦艦の弁護をさせてもらうと、それは仕方がないことだった。
 なぜなら、彼らのレーダーはまったく異常を訴えていないのだから。
 それもそのはず、ガーティ・ルーが存在するはずの宙域には、いかなる艦影も無いく、星の海が広がっているだけなのだから。
 それは視覚的にも、そしてレーダーでも捉える事が出来ないという意味だ。
未だに気付かないナスカ級戦艦を見ながら、ネオは陽気な様子で命令を下した。
「主砲照準、左舷前方ナスカ級。発射と同時にミラージュコロイドを解除、機関最大。さぁて、ようやくちょっとは面白くなるぞ、諸君」
 軽口を叩く指揮官に、隣に座す艦長のイアン・リーが謹厳そうな顔に微かだが笑みを浮かべる。
 それを自覚する。と同時に、自分は根っからの軍人なのだ、と再認識すると同時に興奮する感情を抑え、おもむろに声を張り上げた。
「ゴットフリート、てーっ!」
 号令と共に放たれた225センチ二連装高エネルギー収束火線砲・ゴットフリートMk―71が、標的となったナスカ級の機関部を撃ち抜き、一隻の戦艦を乗組員ごと巨大な火球に変えてしまった。
 エンジンが唸りを上げ、それに比例して船体が加速する。
 すると、いままで何もなかった宙域に変化が現れた。
 揺らめきながらにじみ出てきたかのように、虚空から青銅色の戦艦がその姿を現せたのだった。
 先の大戦でMSの迷彩用として開発された技術―ミラージュコロイド。その、鏡の鎧を脱ぎ去り一隻の戦艦はその獰猛な牙を振り上げた。
可視光線を歪め、レーダー波を吸収するという性質を持つそれは、ガス状に散布したそれを磁場で安定させる事により、対象物を敵の目から完全に隠す事が出来る、究極の隠遁技術であった。
 だが、その技術は余りの危険性のために先のユニウス条約に使用を禁止されたはずであり、その技術を使用していた機体は破棄されたはずだった。
 なのに、この艦は、ユニウス条約によって使用を禁止されていたこの特殊兵装を装備していた。
 そのことから、この艦は戦う事を目的として造られた、と言うことが伺え知れた。
 その作られた意味を全うせん、とガーディ・ルーはその獰猛な力を全て解き放とうとした。


 突然現れ、主砲とミサイルを乱射しながら進んでくるガーティ・ルーに、撃沈されたナスカ級や付近の巡視部隊、アーモリーワンの管制が虚を衝かれたのは間違いなかった。
 だが二隻目のナスカ級はミサイルの殆どを迎撃し、回頭して応戦し、逆に此方の命を取ろうと向かってきた。
「そーら、来るぞォ!」
 ネオは緊迫した様子のない口調でそう言うとすぐに矢継ぎ早に命令を下した。
「モビルスーツ発進後、回頭20!主砲照準インディゴ、ナスカ級!あちらの砲に当たるなよ!」
 開いたハッチから『GAT-02L2 ダガーL』二機が飛び立っていくのを確認しながらそう指示を出した。
 先の大戦末期に量産された『GAT-01 ストライクダガー』の後継機であり、現在、地球連合の主力として活躍する機体であり、最も使い勝手が良い機体だった。
 汎用性に優れた機体で、発進した二機も対艦用バズーカ二門を追加兵装として背部に装備していた。
応戦しているナスカ級からもジンやシグーが次々と発進しているが、未だに
立ち直りきっていないのか、ダガーLに撃ち落されてその身を火の玉へと変えていた。 
 戦況は圧倒的に、ガーティ・ルーに有利な状況で進んでいた。
 その様子を見ながら、ネオはゆっくりと回転を続けるアーモリーワンに目を向けた。
――そろそろ、花火が上がる頃かな?
 そんな事を考えながら、矢継ぎ早に指示を出した。
 まるで、こちらに視線を全て集めるかのように。


 アーモリーワンの軍港司令部は、蜂の巣をつついたような騒ぎだった。
軍工廠が襲撃を受け、外に母艦の存在を予想して友軍艦を哨戒に出した途端、何もない空間から砲撃を受け撃沈されてしまったのだから。
「不明艦捕捉! 数1、オレンジ25マーク8ブラボー! 距離2300!」
 そのオペレーターの報告に、上官は耳を疑った。
 距離2300、それは、アーモリーワンからはほとんど目と鼻の先ではないか。
 管制官は何をやっていた!そう叫びたいのを押さえている上官の耳に、嫌な言葉が耳に入った。
「そんな位置に?」
「ミラージュコロイド?」
 別の上官の一人が可能性を口にした途端、辺りに動揺が走った。
 確かにそれしか考えられないが、ユニウス条約で禁止されたものを、一体誰が?
 そんな疑問を持ちながら、上官はオペレーターに尋ねた。
「地球軍なのか?」
 その問い掛けに、オペレーターは上官の望んでいたものとは違う、苛立ちの増す答えを返した。
「熱紋ライブラリ照合…………該当艦なし!」
 それが意味するところは、データにない新型艦という事だ。
 船籍を特定する事も出来ないが、このままやられる訳にはいかなかった。
「迎撃だ!艦を出せ、MSもだ!!」
 指示を受け、やっと係留されていたローラシア級が発進を始め、ゆっくりと司令ブースの前を横切って行った。
 先頭の艦が港口にさしかかろうとした時、突如として黒い影が躍り出てきた。
 ここまで接近してひたすら機を窺っていた、黒い短剣。ダークダガーLだった。
 それらはローラシア級の艦橋前に躍り出ると同時に、両肩に担いだバズーカを発射した。
 そして撃ち出された砲弾は艦橋を突き破り、そのまま爆発をした。
 その結果を確かめる間もなく、ダークダガーLは縦横無尽に動きながら後続の艦に向けて次々と砲撃を開始していった。
 一隻の艦がエンジンロックに砲撃を受けて激しい爆発を起こし、その衝撃で流された艦が司令ブースを直撃した。
 一隻が爆発すれば他の艦も次々に誘爆を起こし、この狭い発進路内では避ける事も出来ずに黙ってその爆発に巻き込まれるしかなかった。
 こうして、港口はあっという間に爆発と戦艦の残骸で埋め尽くされ、その役割を果たすことが不可能になってしまった。


 突如コロニー内に鳴り響く轟音と、鳴動する偽りの大地を感じた瞬間、その場にいたものは同じ考えを持った。
 すなわち、外部から攻撃を受けている、と。
 この音と揺れが何を意味しているか分ったスティングの耳に、もう一人の声が入ってきた。
『スティング!これって』
「アウル?!わかってる!お迎えの時間だろ?!」
 自分の横に降り立った、ネイビーブルーの機体、アビスに乗り込んでいるアウルの問いかけに苛立ちを滲ませた声で答えた。
『それより、あいつなんだよ。確か新型って三機、って言う話じゃなかったっけ?』
「俺が知るか!」
 自分の苛立ちを理解しながら、スティングはそれを煽り立てるアウルにそう怒鳴り応えた。
「だが、これだけは分ってる。あいつが厄介だって言うことがな。あいつを落とすぞ!!」
『あいよ』
 そう声をかけると同時に、アビスが一歩躍り出て、その全身に搭載されていたビーム砲に火を吹かせた。
 赤いMSはその攻撃をサイドステップでかわすと同時に、スラスターを吹かせて一斉射撃を行い無防備に成ってしまったアビスへと肉薄しようとしていた。
「させるかよ!」
 その赤いMSへと、スティングはカオスのビームライフルとポッド内に内蔵されているミサイルを打ち出し、その動きを封じようとした。
 ミサイルは赤いMSとアビスを巻き込み、爆炎を生んだが、その中から盾を掲げて赤いMSは飛び立ち間合いを広げた。
「ち!防いだのかよ!!」
『おい!スティング!!なにやってるんだよ!!』
 なにか喚きたてているアウルの声を無視しながら、スティングはあのパイロットの技量に舌を巻かずにいられなかった。
 ミサイルはこのカオスと似た形状をしていることから、あの赤いMSもPS装甲を装備していることが予想できたが、その爆炎の中を飛び掛ってくるビームまで防がれるとは思えなかった。
 避けるのではなく、防ぐと言う選択をしたことに驚くべき点があった。
 実際ならば、あのパイロットの腕ならば防がずに避けることは可能なはずだった。だが、それをすることはなかった。
 なぜなら、あの赤いMSの前にはアビスが立ちふさがっており、一瞬でも体勢を防げばアビスが何らかの動きを起こしていただろうから。通信越しに喚くアウルだが、その技量は高く、突発的な状況でもその変化に応じて最良な行動を取れるようにさせられたのに、その行動が出来なかった。避ける、と言うことは一瞬隙を生み出すことに繋がるのに、防がれたために動くことが出来なかったためだ。
 それを未然に防ぎ、防御姿勢をとることでカオスの攻撃と、アビスの攻撃を二重の意味で防いだ相手にスティングは苦い思いを持たずにはいられなかった。
「アウル!」
『なんだよ!』
「同時に仕掛けるぞ!!」
『あいよ!!でも、次は俺ごと撃つなよ!!』
「考えとく!!」
 そう会話をすると、スティングはアウルと連携を取りながら赤いMSに斬りかかった。


「思い切りが良いことで!!」
『機体損傷なし。エネルギーゲインが三パーセント消費した以外損傷は無いぞ』
 ミサイルが生み出した爆炎の中からインパルスを飛び立たせた後、吐き捨てるようにシンは叫んだ。
 本当に思い切りが良い。
 爆炎と言う視界状況が悪い中、仲間に当たることを躊躇せずに攻撃をしてくるなんて。よほど自分の腕に自信があるのか、仲間など消耗品としか見ていないやつのどちらかだろう。
 この場合は、前者だろうが。
 インパルスに、エクスカリバーを自分の師匠の必殺の構えと同じように切っ先を二つそろえて、いつでも対応できるように視線を向けた。
 その視線に気づいたのか、アビスとカオスはそれぞれサーベルとランスを構え斬りかかって来た。
「接近戦かよ!!」
 そう叫ぶと同時に、相手が完全に攻勢の体勢に入れないように、インパルスのスラスターを吹かせて間合いをつめた。
 カオスの鋭く振り下ろす斬激をシールドで防ぎ、鋭い突きで襲ってくるアビスのランスを右のエクスカリバーの腹で打ち落とすと同時に、切り払おうと振るったのだが、切っ先が少しかすった程度で、アビスは難なくかわすと間合いを広げ、両肩のシールドに内蔵されているM68連装砲を放った。
 それをかわすため、シンはインパルスを半円を描くように下がらせ、その時同時にカオスの力のベクトルを動かすことによって体勢を崩させた。
 アビスの攻撃がカオスに当たれば万々歳、と思いながら行ったのだが、どうやらカオスのパイロットの運はよいようで攻撃に当たることは無く、逆に脚に内蔵されているビームクローで蹴りを放ってきた。
 そのクローを左のエクスカリバーで切り払い、その衝撃に身を任せて機体を後退させた。
 その一連の行動で分ったことは、二機のパイロットの技量がエース級である、と言うことだった。
「勘弁してくれ」
 その事実に、ついついそんな弱気な発言を発してしまったシンに、相棒は素敵な事を提案してきた。
『頭を地面にこすり付けて、山吹色のお菓子でも渡したら許してくれるかもしれないぞ』
「………ちなみに確率は?」
『神のみぞ知る』
「ダメダメじゃん」
 そんな他愛無い、それでいて、緊張のしすぎで精神が焼ききれないようなやり取りをしながらシンは目の前の敵に視線を戻した。
 それと同時に、大胆な行動を取った。
 それは、両手のエクスカリバーを投げつけると言う暴挙だった。
 そのような行動を取るとは予想していなかったのか、カオスとアビスは避けようとはせずに、それぞれシールドを掲げて防ごうとした。
 人間は突然対処できない状況に出会った場合はその身を固め、防御の姿勢をとってしまうという習性を生かした攻撃だった。
その際に生じた隙で、シンはライフルとM71-AAK「フォールディングレイザー」対装甲ナイフを使用し二体のコックピットに攻撃を加えようと考えた。
 一方的に知っている存在と、自分と共に生活をした存在、そのどちらか一方を選ぶと言う問題に、シンが答えた瞬間だった。
 左手にナイフ、右手に逆手にナイフを持たせようとしたその瞬間、相棒の警告音がうるさく鳴り響いた。
『後方よりガイア!!回避不能!!』
 その警告を打ち消すようなアラーム音が、狭いコックピットの中で鳴り響いた。


 自分の今の状態が、酷く不愉快だった。
 頭の中に、まるで自分が二人いるような。そんな矛盾でいて、正しい、酷く歪な状態に苦悩しながら、ステラは頭を振りながらモニターを覗き見た。
 青と緑の巨人が、赤い剣士と立ち回りを演じていた。
 その姿を認めた瞬間、頭の中で声が聞こえた。

――赤いのは敵だ。殺せ。壊せ。蹂躙しろ。侵食しろ。この世から消去しろ。

――たすけてたすけてたすけて。しにたくないしにたくない。

 相反する声が頭の中に響いた。
 一方は、機械のような冷たく感情がこもっていない声。
 もう一方は、感情がこもり、生きたいという熱意が込められた声だった。
 後者の声を聞くと、酷くそれが正しいもののように思え、だからこそ不愉快に思えた。
 まるで、今の自分を否定するようなので。
 だから、自分の存在を肯定する声に従うことにした。
 機械的な声に従い、機械のように相手を殺す、悲しき殺戮機械になることを。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
 その叫びは一体どのような意味が内包されていたのだろうか。
 怒り?恐れ?それとも、悲しみ?
 ただ分っていることは、後ろを見せている赤いMSを切り裂こうとしている事だけだった。
 必殺の意を込めて振るった横薙ぎの一撃は、赤いMSを二つに分った。
 まるで、最初からそうなるのが当たり前のかのように綺麗に。
 その事実にどこか警鐘が鳴り響いた。
――おかしい。なぜ、綺麗に斬れた。
 その疑問の声に応えるように、目の前の切り離した上半身と下半身が、炎を撒き散らしながら飛び去った。
「?!」
 その事実に、声に出来ない驚きの声をあげると同時に、後ろからすざましい衝撃がステラを襲った。
 その衝撃のためか、ステラの目の前で計器から火花と放電が生じたのは。
 その明かりを最後に、コックピットの中から光明が無くなった。
 それに促されるように、ステラの意識も闇の中に深く沈んでいった。
 意識が沈む最後に、唇に何の味もしなかったことが、酷く寂しく思えてしまった。


『後方よりガイア!!回避不能!!』
 その、どこか切羽詰った相棒の声に『ああ、成長したのね』と、場違いな思いを描きながらシンは冷静に状況を判断した。
 ガイアは、いつの間にかMS形態に移行して、左腰のサーベルを抜き放とうとしていた。
 その動きから予想される斬激は、横薙ぎ。
 ならば、自分の運はまだ生きている!!
 そう思うと同時に、シンは合体解除ボタンを押し叫んだ。
「緊急分離!!」
その声に弾かれるように、合体を解除したインパルスは、上半身をシンがコアスプレンダーの噴射口を全開にして舞い上がらせ、下半身の制御をインフィに任せ、ガイアの横を通り抜けさせた。
 テストパイロット時代に思いつき、インフィと何度も練習をした緊急回避方法の一つであった。
 かつて見たアニメで、三機合体ロボットが見せた技で、同じ合体機構だから再現できないか、と思ったのが発端だった。
 長く辛い修行の結果、見事その試みは成功し、その結果剣の師匠から一本を取ることができた逸話を持つ技だった。
 そんな、回想を浮かべながらシンは、動きの固まっているガイアの後方で再合体すると同時に、右手にナイフを装備させて、ガイアの装甲の間を縫うように、師匠の戦い方を真似た、装甲と装甲の間にナイフの鋭利な刃先を捻じ込ませた。
 その場所は、人間で言うところの腰椎にあたり、MSの情報伝達機構のある場所であった。
「だてにテストパイロットはやってないんでね」
 そう呟くのが聞こえたのか、ガイアはその身を黒から鉄灰色に変え、右手からサーベルを落としその体を弛緩させてしまった。
 この攻撃は、彼の英雄が技を伝授してくれなければ、テストパイロットの時に整備班と仲良くなり図面を覚えこまなかったら出来なかったことだろう。
 胸の中で、師とお世話になった整備員達に礼を述べ、シンはガイアに刺さったままのナイフの柄を手放した。
 支えがなくなったため、ガイアは擬似重力に引かれて大地に横たわった。
「とりあえず、一機確保、だな?」
『まあ、大破に近い中破だがな』
「大丈夫。艦長のお墨付きだ」
『だが、整備班からは苦情がくるのでは?』
「…………誠心誠意謝ろう」
 ガイアから他の二機に視線を移しながら、そんな軽口を叩きあうが、内情では少しギリギリだった。
 なぜなら、今装備しているモノが心許なかったからだ。
 ライフルとシールド、それにナイフ一本とバルカン。背中にまだビーム兵器はあるが、接近戦に使い回しが良いものではなかった。
 視線を走らせる。
 エクスカリバーはそれぞれ弾かれ、まるで墓標のように地面に突き刺さっていた。
 その距離は、絶望的に遠かった。
(あ〜、もう少し考えて動けばよかったかな)
 そう思いながら、ガイアのサーベルをどう拾い上げようかと思っている時に朗報が訪れた。
『シン!援軍だ!!』
 インフィの声に応えるように、ビームの銃弾がカオスとアビスに降り注いだ。
「レイ!ルナ!!」
 その銃弾の先にいる、赤と白のザクを見ると、シンは笑みを浮かべながら仲間の名前を叫んだ。


―中書き―
 ボンボン版のコミックを片手に、「高山先生は神だね」と友人に語ったところ、「ときた洸一を裏切るの?」と聞かれてしまったANDYです。
 いえ、二人とも大好きですよ。もちろん久織先生も。
 さて、今回のお話はどうだったでしょうか。
 読まれて叫び声を上げた部分があると思います。
「ゲッ○―かよ!!」とw
 いえ、別に偶々『チェンジ!!真ゲ○ターロボ〜地球最後の日〜』を見たその影響ではないですよ?
まあ、「オープン、○ット!!」は叫ばせたかったのですが。泣く泣く自主規制しましたw
 合体したのならば、ああいう避け方をしても面白いよな〜、と思いましたし、インパルスの売りはあの合体機能ですから。
 今回、少しでもインパルスの魅力が表現できていればうれしいのですが。
 さてさて、今回から私の独自路線に入ってしまいましたが、どうだったでしょうか。
 楽しんでいただけたのなら幸いです。

 また、前回、多くの方が感じられた不都合な部分は、私の表現不足と小説などの媒体を模倣しすぎたために生じたものでした。
 そのため、微妙に家の子の味が生かせておらず、多くの方に不愉快な思いをさせてしまった事をお詫びいたします。

 では、恒例のレス返しに行きたいと思います。

レス返し
>シヴァやん様
 感想ありがとうございます。
 オリキャラは女性ばかりが今のところ出ていますが、主人公と男女の仲として絡ませるつもりは今のところありません。
 これから物語が進むにつれて、他のうちの子達も再登場させやすいようにするための複線がいくつもある、と思っていただければ幸いです。
 ステラについては、ノーコメントでw
 ダガーは今回アーモリーワンにはおらず、別のコロニーで整備中のため登場できませんでした。
 次回も応援お願いいたします。

>直樹様
 感想ありがとうございます。
 シンについては、冒頭に述べたように私の力不足でした。
 これからも精進していくので応援お願いいたします。

>Kuriken様
 感想ありがとうございます。
 今回のシンとインフィのやり取りはどうだったでしょうか。楽しんでいただけたのなら幸いです。
 また、前回のシンの内情を冒頭で述べましたが、少し油断をしていたためなのです。
 その自分が許せなくて、どうしようもない思いがあのようなセリフを叫ばせたのです。
 まあ、すこし八つ当たりも含まれていましたが。
 あの二人との絡みは今ちょっと悩んでいるところです。
 感情にまかせて烈火のごとく言い合うか、ただ淡淡に事実をぶつけ意見を打ち落としていくか、方向性を今考えているところです。
 まあ、ガツンといえるよう頑張りますので応援お願いいたします。

>3×3EVIL様
 感想ありがとうございます。
 シンはどこか傍観者になりえる部分はそうなろうと思っていた傾向があったようです。
 そのため、あのような事態になってしまったことに自分を許せないと思ってしまったようです。
 バタフライ効果は、ええ、もう大量に起こっていますよw
 これから話の展開は原作どおりに行かない方向性で行きます。
 ついてこれるかな?w
 これからも応援お願いいたします。

>TNZK様
 感想ありがとうございます。
 今回のうちの子の活躍はどうだったでしょうか。八面六臂していましたかな?w
 ヒロイン候補の活躍は次回に持越しですw
 どうやって活躍させようかな〜。
 次回も応援お願いいたします。

>ABCマント様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 前回のシン君の心境は、今回の冒頭の通りです。
 納得していただけたでしょうか。
 また、インフィについては、秘密と言うことでw
 これからも応援お願いいたします。

>T城様
 感想ありがとうございます。
 今回のシンの戦いはどうだったでしょうか。 
 大破させてはいけない戦い方、それはアストレイのほうで出た英雄の戦い方が一番理に適っていると思いそのようにしてみました。
 まあ、今のところ三機のうち一機ゲットしたわけですが、次回以降どうなることやら。お楽しみにしていてください。
 オリキャラはこっちの世界の人ですので、残念!!w
 次回も応援お願いいたします。

>輝翔様
 感想ありがとうございます。
 パワーアップ、と言うよりもバージョンアップ?でしょうかw
 他の三機についてですが、それは未定です。
 今回のシンの活躍はどうだったでしょうか。
 皆さんに納得していただければ幸いですが。
 次回もよろしくお願いいたします。

>御神様
 感想ありがとうございます。
 今回の戦闘はどうだったでしょうか。
 前回の最後のセリフは、冒頭の通りです。
 次回も応援お願いいたします。

>ジント様
 感想ありがとうございます。
 シンの叫びは、冒頭の通りです。
 パーソナルマーク、それはエースに許されたもの、という認識でしたので作ってみました。
 いえ、少し色以外にもなにか特徴を持たせた方がいいな〜と思ったもので。
 そのマークに誇りをもてればよいのですが。ラフィールのようにw
 これからも応援お願いいたします。

>なまけもの様
 感想ありがとうございます。
 カガリに突っかかるのは、デブリ戦前のはずです。
 最後のセリフの説明は冒頭です。
 また、ロゴスについては、ほんの触り程度、死の商人のめちゃくちゃでかい版としか認識していません。
 まあ、彼の見ていた話数の関係上仕方がないのですがw
 次回も応援お願いいたします。

>大仏様
 感想ありがとうございます。
 今回の展開はどうだったでしょうか。
 色々と独自展開に突入し始めたのですが。
 これからも応援お願いいたします。

>花鳥風月様
 感想ありがとうございます
 まあ、インフィは真面目な部分での漫才の相方、と言うのが今のところのポジションです。
 今回の彼らはどうだったでしょうか。
 ディスティニーインパルス、出す予定ですよ!(少し自棄。ここの読者様にはサイコメトラーが本当にいるのでは、と疑い始めた今日この頃)
 まあ、誰が乗るかは秘密で!!
 次回も応援お願いいたします。

>レンヤ様
 感想ありがとうございます。
 オリキャラは副官の座は奪いませんよ。ええ、副官の座は。
 議長についての認識は、あの話にしては珍しいまとも?な為政者かな〜、が家の子の認識ですw
 まあ、これから彼は色々な事を経験して何かを見つけていくと思います。
 応援お願いいたします。

>葱ンガーZ様
 感想ありがとうございます。
 ああ、立派なパワーアップをされてw
 次は『グレート』?それとも『皇帝』?オーソドックスに『スーパー』ですかな?w
 今回のインフィの活躍はどうだったでしょうか。
 これからも、AI萌えの葱ンガーZ様を悩殺できるように頑張っていきますw
 応援お願いいたします。

>ユキカズ様
 感想ありがとうございます。
 デュランダルとカガリの会話は、実に無駄だと思います。
 それらを踏まえたうえでどうするかを話し合わなくてはならないのに、そんなどっちが先かを議論するのは無駄だと思いますね。個人的に。
 どうも、カガリは潔癖の気がありすぎたように思えました。
 前作では、レジスタンスに混じってバズーカーぶっ放したりしていたのにな〜。
 どう彼女を料理すべきか、今のところの悩みどころです。
 ルナマリアのパーソナルマーク、知らなかった!!そんなものがあったなんて。
 どうしましょうか、自分で考えたマークで行くべきか。それとも公式を尊重すべきか。
 う〜む、新たな悩みが発生ですw
 次回も応援お願いいたします。

>桑ジュン様
 感想ありがとうございます。
 前回のシンの違和感は今回補完したのですが、どうだったでしょうか。
 で、ステラについての解釈ですが、私は「未必の故意」があったように感じました。
 いえ、デストロイの構造上なぜかコックピットの上にスキュラがありましたが(シンがネオに指摘され確認した際にそのように私には見えました)、そこを臨界に達しようとしているところにビームサーベルを突っ込んだ場合、最悪大爆発が発生する事を覚悟の上でキラはあのような行動を起こした、と解釈しています。ここに、明確な殺意は無いのですが、殺してしまう可能性を考えていなかった、とはどうしても思えないのです。
 また、逆に描写が足りなさ過ぎて、監督達の偏屈的な愛の結果、そこまでグロイ外傷を見せなかったのでは、と邪推してしまいます。
 寿命で死んだ、とも捉えることも出来ますし、キラに殺された、とも解釈できるのではないでしょうか。
 家の子の場合は後者のように解釈しました。
 ですが、本当に愛が平等に配られていませんでしたよね。
 これからも応援お願いいたします。

>へろ様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 今回の話はどうだったでしょうか。
 ええ、家の子はスーパーではないので、出来る範囲が決まっています。
 前回の叫びの理由は今回の冒頭の通りですが、どうだったでしょうか。
 次回も応援お願いいたします。

>カシス・ユウ・シンクレア様
 感想ありがとうございます。
 AIはオリジナリティーや、アストレイ組との関係を生かせるように少し狙ってやって見ました。
 これからも頑張りますので応援お願いいたします。

>ATK51様
 感想ありがとうございます。
 カガリについてなのですが、視聴者の多くが、前作で彼女が深窓の令嬢のようにくらしていたのではなく、バズーカー持ってゲリラ活動をしていたのを知っていたために、辛口批判になっているのだと思います。
 前作で、どれ位ゲリラ生活をしていたのかは知りませんが、その間に汚い部分などを見ているはずですし、また、体験したはずだと思うためではないでしょうか。
 一方しか理解しているのを、世界を知っている、と証してよいのか、難しいところですね。
 羽ガンの場合は、あのお方は柔軟な思想とそれに見合う行動力があったためではないでしょうか。
 主権放棄したり、MSに非武装の飛行機で手紙を渡すために割り込んだり。…………素敵な行動力ですねw
 もし、原作のシンが〜、と言う話ですが、かなり変わってしまうのではないでしょうか。
 ミナ様がシンの思いを全て受け止め、それらを踏まえて新たな道を指し示すか、いかにその思いが幼稚だと切り捨てて鍛えなおすか、そんな事をあのお方ならばしそうですね。
 そうなれば、色々とまた異なった主人公になったんでしょうね〜。ああ、そのようなシン君を見てみたいですw
 これからも応援お願いいたします。

 今回も多くの方に感想をいただけたことに感謝の思いで一杯です。
 これからも頑張っていきますので応援お願いいたします。
 そういえば、イザグフとアウトフレームのプラモ化が企画中と言う情報を入手しました。
 早く出てもらいたいものです。
 では、次回もお楽しみに。

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