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「風の聖痕 IF「右手に風を、左手に貴女を」 第02話(風の聖痕)」

タクハイ (2006-01-08 15:15/2006-01-08 18:32)
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風牙衆はもともと神凪一族とは発祥が異なる風術師の一族である。
彼らの先祖は金をもらえば暗殺や誘拐、諜報など様々な裏の仕事を引き受ける組織だった。
しかし神凪一族の先祖に力の源となる風牙の神を封印され風が火に力を与えるという性質のこともあり神凪一族の下部組織となった。

本来なら下部組織といっても戦闘担当の炎術師、情報収集などの補助を担当する風術師。
共に同じ目的を持ち戦う仲間として対等の関係を築きあげるのがもっとも理想だった。

しかし、神凪一族は四大精霊魔術における風術師の戦闘能力の低さ、さらに風術に対する炎術の圧倒的に有利な立場から風術師を見下し奴隷のような扱いを強いてきた。
結果として神凪一族と風牙衆の関係は劣悪なものになってしまった。

そんな悪い環境にもかかわらず風牙衆が神凪一族から逃げ出すことができないのは古くから東京の守護を行ってきた神凪一族が日本の政府に対し強い影響力を持ち、かつ海外の退魔の組織に対しても世界一の炎術師としての名が広く伝わっているためである。

たとえ逃げ出したとしても日本国内ではまず強制的に連れ戻されることになり立場が悪くなるだけ、海外で他の組織の庇護を受けようとしても神凪一族と無駄な争いを避けたい海外の組織は決して風牙衆を受け入れてくれることがないことがわかりきっているからである。

そんな袋小路の状況にある風牙衆にひとつの大きな運命の分岐点が訪れる。
分岐点のきっかけとなった人間は神凪 和麻、神凪本家の人間にして風術を使用する『異端者』である。


風の聖痕 IF 「右手に風を、左手に貴女を」
第02話「和麻と風牙衆」


和麻は高校の合格が決まったその日に神凪一族の宗主である重悟にある提案を持ちかけた。
その提案とは・・・

「おまえが実質的な風牙衆のトップとしてこれから風牙衆をまとめていく?」

重悟は不思議そうな口調で和麻の提案を口にするとしばらく考え込んだ後和麻に尋ねる。

「理由を聞こう」

重悟にそう言われ和麻は自分の考えを重悟に説明する。

「ハイ、ご存知だと思いまずが現在神凪一族と風牙衆の関係は非常に劣悪です。
それが原因で退魔の仕事における風牙衆のこうむる負担と被害は現在増加の一方です。
このままの状況が続けば早くて3年、遅くとも5年ほど経った時には風牙衆はほぼ活動不可能な状況まで追い込まれるでしょう。」

「それは確かなのか?」

「ハイ、詳しくはこの資料をご覧ください」

尋ねる重悟に和麻はそう言いながら現在の風牙衆の資料と現在の状況から予測される風牙衆の状態についての資料をわたす。
一通りそれに目を通した重悟は苦い顔になってこう言った。

「ここまで状況が悪化していたとはな、しかし和麻お前が風牙衆のトップになることが本当に風牙衆の衰退を解消することにつながるのか?」

そう尋ねる重悟に和麻は自信を持った口調で答える。

「もちろんです。
神凪本家の人間である私が風牙衆の実質的なトップになることにたいして確かに風牙衆の一部からは反対の声が上がるでしょう。

けれども、私が風牙衆の一員になることで今まで一部の神凪一族によって行われていた虐待を止めさせることができます。
今まで風牙衆が神凪一族による虐待をとめられなかったのはその立場上抵抗ができないことと被害を訴えてももみ消されることが理由です。
しかし、同じ神凪一族である私ならば風牙衆を虐待する神凪一族を止めること、訴えを確実に宗主まで届けることは可能です。

また、その立場上断ることのできなかった強引な仕事の押し付けも余裕のあるものに振り分けることで、風牙衆の負担を減らすことは可能です。

すでに風牙衆の長である風巻 兵衛殿には私が風牙衆を実質的に率いることはかまわないという返事をもらっております。
今現在私が風牙衆を率いることになったとして出てくる問題はただ一つです。」

「何だその問題とは?」

真剣な表情をして尋ねる厳馬に和麻は自信を持った口調を変えずに答える。

「それは神凪 厳馬です」

「厳馬が問題だと?いったいどう言うことだ?」

風牙衆を和麻が率いることと厳馬がどのように関係するのか解らない重悟は和麻に尋ねる。

「私の父である神凪 厳馬は風術を下術としてさげすんでいます。
実際に私が父の前で風術を見せた時父は私に『二度と私の前で風術のような下術を見せるな!!!』と怒鳴りつけました。

たとえ私が炎術の使えない『出来損ない』であっても父は私が風牙衆に属することに言い顔はしないでしょう。
それが風牙衆の実質的なトップと言う立場であったとしても。」

そんな和麻の答えに重悟はしばし考え込むと決断を下す。

「わかった、たしかにこのままでは風牙衆は近いうちに活動不能になってしまうだろう。
それを防ぐためにお前を風牙衆のご意見番として実質的なトップにしよう。
厳馬や頼道(前宗主)、分家の人間の反論は全て私が押さえよう。

ところで和麻具体的にどの時期にお前がこの役職につくのが良いと思う?
私は遅くとも一ヶ月以内にはお前をこの役職につけたいと思うが・・・」

「もちろん今すぐに私はこの役職につきます」

「今すぐにだと!いくらなんでもはや過ぎると思うのだが」

和麻のあまりにも性急に感じられる意見に重悟は難色を示す。
しかし、そんな重悟に和麻は真剣な顔で言葉を続ける。

「ですが宗主、風牙衆の被害は今このときにも増加しているのです。
この問題を解決するためには一秒でも早く対策を行ったほうが言いと思いますが」

和麻の思いの篭った言葉に思うところがあったのか、重悟はしばらくの間考え込むと迷いを振り切った力強よい言葉で和麻に答えた。

「わかった。お前の言うことはもっともだ。
直ちにお前は風牙衆ご意見番としての役割を果たしてくれ。
何かこれからすぐに必要になるものや必要な権限などはあるか?
あるのならできる限り早く用意させようと思うが・・・」

その重悟の言葉に和麻は少し考えて答える。

「ではまず風牙衆に耐火の装備を行うための資金をください。
風牙衆の退魔の仕事における妖魔によるもの以外の被害はおもに味方である神凪一族の攻撃の巻き添えになったものがほとんどです。
これに対してすぐにでも人数分の耐火の装備を整えることは必須です。

次に風牙衆に対して虐待を行う神凪一族をその場で実力行使により止めることを許可してください。
虐待を行う人間はその場ですぐに裁かなければ被害は広がるばかりです。

とりあえずこの二つが現在もっとも急いで欲しいものです。
その他の行動での必要経費、必要な権限はそのたびに要求したいと思います」

「耐火の装備を行うための資金は具体的な価格を提示してくれればなるべく早く用意しよう。
それまでは現在風牙衆が持っている活動資金で装備を整えてくれ。

風牙衆を虐待する神凪の者を裁く権限は今この場で与えよう。」

和麻の要求に重悟はほぼ独断で答える。
その答えに満足した和麻は

「ありがとうございます。
それでは私はこれから兵衛との細かい打ち合わせを行いたいと思います」

そう言って和麻は宗主の部屋から出て行く。
そんな和麻の様子を見ながら重悟は

(和麻もずいぶんと立派になったものだ。
このまま行けばきっと宗主となった綾乃を補佐する人間になってくれるだろう。)

現在神凪本家で次の宗主の座を受け継ぐと考えられる一番の有力候補は重悟の娘の綾乃である。
そのことを考えると重悟の考えもあながち間違ってはいない。
ただひとつ和麻が綾乃を本当に補佐する気があるのかとう重悟には考えつかない疑問のことを考慮しなければだが・・・。


一方重悟の部屋を出た和麻は廊下をとおって風牙の屋敷に向かっていた。
そんな和麻の横にフッと音もなく二つの人影が舞い降りる。

「話は聞いたな?」

和麻は特に驚いた様子もなく横にいる人影に向かって尋ねる。

「もちろんです和麻様、これで神凪から受ける被害を最小限に抑えることができますね」

その人影の背の低いほう風牙衆の長である風巻 兵衛が和麻の問いに対して答える。

「ああ、しかも神凪から資金をもらって風牙衆の耐火の能力も高めることができる。
今まで隠れて使っていた耐火の装備も隠さずに使えるようになるしな」

「ところで和麻様分家の連中の虐待の現場を押さえて裁く計画ですけどもいつ行いますか?
少なくとも今日結城家の連中が中心となって風牙に八つ当たりを計画していますがその現場を利用しますか?」

背の高いほうの人影兵衛の息子である風巻 流也が和麻にそう尋ねる。

「そうだな、まだ権限について宗主から神凪一族への説明が行っていないから少しもめることになるかもしれないが、なるべくなら早く風牙に対する虐待を止めたいからな・・・
よし!結城家の計画を利用して早速裁く権限を利用させてもらうか」

「わかりました。
彼らの計画では夕方に風牙の非番の連中が訓練をしている最中に難癖をつけるようです。
四時頃から監視を行っておけば現場を押さえることができるでしょう」

流也のたてる計画にうなづきながら和麻はこれから起きるであろう問題に確実に対処するために頭の中でこれからとるべき行動をまとめていた。


和麻と風牙衆がこのような親しい関係になったのは3年前の和麻と操の初仕事の時からである。
当時風牙衆はいくら風術師であるといっても本家の人間である和麻のことを信用してはいなかった。
けれども何度も仕事を続けるうちに和麻と操が風牙衆を部下ではなく共に戦う仲間として接していることがわかり互いに信用するようになった。

そして和麻からは風牙衆に対して高い耐火の能力のある魔術道具の供給と作製のための知識の教授を行い。
風牙衆は彼ら独自の風術師の戦い方と風術の扱い方を和麻に教えた。

そんな関係が一年も続くと彼らは互いに信頼するようになり訓練を共に行うこともあるような間柄になった。
そして彼らは現在の自分達の状況を改善することはできないか話合うようになる。

数ヶ月彼らが話あってでた現状を改善するために一番現実的な方法は神凪一族から離反することだった。
神凪一族と風牙衆が共に対等の立場を築くことができるのならそれが一番良いことなのだろうが、神凪一族に染み付いた炎術至上主義と風牙衆に行われてきた虐待による互いの関係の悪化はほぼ修復不可能な状態になっていた。

風牙衆が今まで神凪一族に対して離反を行はなかったのは離反した後に頼るべき組織が存在しないことにある。
国内・国外共に神凪との関係が悪化することを覚悟してまで風牙をかくまおうとする組織が存在しないのは神凪が世界一の炎術師の一族と称されていることから考えても不思議ではない。

通常この時点で神凪からは逃れることはできないと考えるが現在は状況が違った。
それは和麻という存在である。
和麻は様々な術式を学んでおりその中には当然結界術の知識も含まれている。

和麻の持つ結界術と風術を組み合わせれば、探知能力の低い神凪から逃れることのできる場所を神凪の影響が少なくなる海外につくり出すことは技術的には十分に可能である。

しかしここでひとつ問題が起こった。
それは風牙の持つ資金の低さである。
本来なら下部組織とはいえ退魔組織として働く風牙に資金がないはずはない。
けれども神凪の虐待による治療費や退魔の仕事の際に被る被害によって風牙衆が組織として自由に活用できる資金はわずか三千万しかなかった。

通常の状態ならさほど問題はないが新たに風牙衆の隠れ里を海外につくり、そこで神凪からの追跡が収まるまでの期間見つからないように過ごすためには全然足りない。

そこで和麻達はこの問題を解決するために和麻を実質的なトップにする事にした。
和麻をトップに置く事で神凪一族による虐待を和麻が直接とめることができるようにし、また宗主に直接陳情する事を可能にする事で神凪一族との間に起きる問題を即座に解決出来るようにしようとしたのだ。

流石に中学生を組織のトップに置く訳にはいかなかったため和麻が高校生になったらすぐに風牙のトップに立てるように風牙衆の状況を説明する資料を用意し彼らは和麻が高校生になるのを待った。

そして今日高校への合格が決まった日に和麻は重悟に直接自分が風牙衆のトップになれるように説得を行い。
みごとに計画を成功させた。


その日の夕方頃和麻達の思わくどうりに結城家を中心とした分家の連中が動いたのに対して、和麻は自分が得た権限について説明したが、信じようとしない連中が襲いかかってきたので全員を吹っ飛ばして気絶させた後、臨時会を重悟に頼んで開いてもらい神凪の代表が集まる場所で結城家の当主を重悟のお墨付きを得た上で完膚無きまでたたきのめして神凪一族が風牙衆の虐待を行えないようにした。

その後も何度か起きそうになった虐待の現場を全て未然に止め、かつそのことに対する非難を行い問題を起こした家の財産をいくらか慰謝料として接収することにも成功した。

また、退魔の現場における神凪一族からの被害もほとんどを押さえることに成功し、徐々に神凪から離れるための準備が整い始めた。

それから約3年が経ち和麻と操が高校3年になったときに最後の分岐点とも言える出来事が起こる・・・。


設定
注:この設定はあくまで作者が考えたものであり原作「風の聖痕」でも同じ設定であるとは限りません。

<神凪一族>
初代にあたる人間が炎の精霊王と契約したためにその血脈に強い炎術の加護を持つ一族。
世界一の炎術師の一族とされておりその理由はただ単に炎の威力が強いということだけでなく、その炎に精霊王の加護による強い破魔の力を宿すことが可能なためである。
炎術師の一族であり非常に強大な力を生まれたときから持っているために炎術至上主義の傾向が強く他の術全てを下位の術として見下す人間が多い。
また自分達が精霊王に選ばれた人間であるという一種の選民思想に近い考えを持っている人間も多い。

およそ本家と分家合わせて約200人ぐらいで構成されておりそのうちの半分にあたる100人ほどが実際に退魔師として働いている(本家の人間はその中の約一割)。
退魔師として働くのに男女は関係なく実力に合わせた仕事を宗主や厳馬などの本家の人間を経由して仕事を行う組に割り当てられる。
チームワークの関係上仕事を行う人間の組み合わせはほぼ固定されており簡単な仕事なら1人でそうでなければ2〜3人で組む。

<風牙衆>
神凪一族の下部組織にあたる風術師の一族。
組織全体の風術のレベルは十分に一流と呼べるだけの力を持っているが戦闘に向かない風術の性質上神凪一族からは下術として蔑まれている。

風牙衆全体で約300人くらいの集団で退魔の仕事に出ることが可能なのは本来250人ほど、神凪の酷使、虐待により現在は180名ほどしか退魔の仕事で働くことが可能な風牙衆はいない。

退魔の仕事につく際は偵察や情報伝達の支援を行い、また撤退時には殿を引き受けさせられる。
仕事の際には一グループにつき2〜3人が支援する人間としてつくことになる。


<和麻の作製した耐火の魔術道具>
・耐火の呪符
和麻の作製した耐火の呪符は陰陽五行の原理を利用したものである。
水気の呪符を用いて火気を克する事により炎術の威力を弱める働きを持つ。
基本的には使い捨てではあるがその分通常の炎には絶大な効果を発揮する。
また身につけているだけで有効射程(符から約半径2m)に入り込んだ火気に対して自動的に働くため陰陽術の知識がなくても仕様可能。

過去に作製したものは書物から得た知識を元に独自に作製したもので威力は低かったが、現在作製するものは賀茂や橘などの陰陽術の名家から直接作り方を学び作製したもので、厳馬や重悟を除く本家の人間の炎術に対しても逃げるだけの時間は十分耐えれるものになっている。


・耐火に特化した魔術礼装
陰陽五行の原理を利用して作られた炎に対してのみ特化した魔術礼装。
陰陽五行における火→土→金→水の流れを利用して火気から水気を生み出す回路を使い炎を防ぐ。
理論上はどのような炎も防げるが実際には媒介になるものの材質が絶えられるエネルギー量までしか絶えられない。

また精霊魔術で生み出される炎が完全に制御されている場合炎を利用することができないため本家の人間の炎に対しては完璧とはいえない。
また耐火の呪符と違い直接炎に触れさせる必要があるため、篭手などにこの回路を仕込み風術により炎の誘導、熱気の遮断等を行う必要があるので風術を使えない人間には扱いにくい。


あとがき

皆さんの予想を裏切って継承の儀ではなく風牙衆との関係についての話を持ってきました。
継承の儀の話は次回に持ってくるつもりです。

神凪に居る状態で既に風術を使える和麻なら風牙衆を救済してもおかしくないと思うのでこのような話を考えました。
今後和麻達や風牙衆が幸せになるのと反比例して神凪は不幸になっていく予定です。


>春風さん
継承の儀の話は次回に持ち越しですどんな話にするか大筋は決めているのでなるべく早く書きたいと思います。

和麻の強さについてですが戦闘のバランスが大きく崩れるほど強くなりすぎるようにはしない予定です。

>オコタコさん
和麻の強さは現時点では原作よりは上にする予定ですが、それによって必要以上に戦闘力のバランスを壊す事はしないようにしたいと思っていますので安心してください。

精霊王との契約までの過程もいろいろと考えていますがなるべく不自然にならないような流れで契約まで持って行きたいと思っています。

>みどりさん
操の年齢についての考察ありがとうございました。
本作での操の年齢の違いはそれほど影響がないと思いますのでこのまま同年代という事で進めさせて頂きます。

>mさん
文章の読みやすさにはやはり個人差があるのでなるべく多くの方に読みやすい文章になるようこれからも色々調節しながら書いていこうと思います。

継承の儀の話は次回の予定です期待に応えられるように頑張りたいと思います。

>スタープラチナさん
>やはり風の聖痕である以上は精霊王との契約は必須でしょう。
私もそう思います。
風の精霊王と契約させるのは今のところ決定しています展開も無理の内容に独自の話を進めていく予定です。

>古人さん
誤字の報告ありがとうございました。
さっそく修正させて頂きました。

応援ありがとうございますとても励みになります。

>フクロウさん
今回風牙との関係はこのようになりましたがいかがでしょうか?
期待通りならとてもうれしいです。


最後に駄文にもかかわらずここまで読んでくれてありがとうございました。感想、意見、誤字の修正などが有りましたら。どうぞよろしくお願い致します。

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