注意:このお話は作者が『何となく』の『思いつき』でちまちまと書いているお話です。
思いつきで書いるので先の展開はまだおぼろげにしか組みあがっていません。(少しずつ構成していて結末は一応構想済み)
執筆スピードが遅いので更新は遅いです。
『<キラ>』の表記はその後の文がそのキャラ視点での文になるという表記です。(この場合はキラ)
後、こういうのが嫌いな方は読まない方が宜しいと思います。
誤字脱字修正感想等宜しくお願いします。
読んでも良いという方は下にスクロールしてください。
では。
考え込んでいた頭を休めようとPCをスリープさせ顔を上げて外を見ると既に夜が明けていた。
ふと時計を見る。
『AM08:38』
「…なんでさ」
お見合いまで後1時間弱!
キラは生き延びる事が出来るか?(ぇ
機動戦士ガンダムSEED 〜永遠の愛と自由の為に…〜
第01話 これからの始まりとお見合い その1
<キラ>
混乱してしまったが、今では自分の記憶と統合された別の記憶に違和感を感じない自分に苦笑しつつも自己を再確認する。
うん、僕は……じゃないんだれっきとした『キラ・ヒビキ』なんだから。
「唯、もう自分自身の記憶としても全然違和感が無いのが別の意味でちょっと怖いかなぁ…」
ぼやきながら慌ててパジャマから普段着に着替えて準備をはじめる。
軽く朝食を摂った後、身だしなみを整えていると自分の机の上に懐中時計が二つ有ることに今更ながらに気付く。
二つ共蓋の所には5対の翼を持った天使が彫られていた。
母さんとステラの旅行に行った日、家に届いた婚約候補の通知とお見合い写真を見てプレゼントとして作ったのだった。
今時珍しいアナログの懐中時計で、マイクロユニット製作が苦手な自分だったが中身の緻密な所も三日徹夜して完成させた。
それを包むフレームもちょっとやそっとではびくともしないように材質処理でメル友のジャンク屋に作ってもらった。
蓋の彫刻も僕がデザインをして彫ってもらった物だ。
片方のフレームはクリームピンクの色でもう一つはクリームブルーの色で世に二つしかない。
僕と彼女だけの時計だ。
トリィ!
机の上にいるトリィに「おはよう」と言いながら激動の一週間を回想し終わる。
「…一目惚れというのなんだろうな、恋の力って凄いなぁ」
……気に入ってくれると良いのだけれど。
ピンポーン
!…来たみたいだ。
ドキドキするなぁ。
<ラクス>
今私は婚約者有力候補として一番の『キラ・ヒビキ』様のご自宅に車で向かっております。
二週間程前でしょうか、お父様から渡されたお見合い写真を見たとき私は体に衝撃が走りました。
『茶色っぽい黒髪で肩まである艶のある髪』
『アメジスト色の綺麗な瞳』
『ロボット鳥を左手に留まらせてそれに優しく微笑むその表情』
私は彼の写真から目を離せずお父様が呼びかけても気付かない程でした。
今思えば、私はその瞬間に一目惚れをしてしまったのでしょう。
お父様に聞いたのですが、彼は現在オーブ所属のコロニー『ヘリオポリス』に住んでいて極秘でこちらから行く事になったようでした。
ですので私の服装は、薄紫の着物状の服の上にコートとゆったりとした帽子と伊達眼鏡で変装しています。
歌姫とまで呼ばれて有名になってしまっていますので、『騒ぎにならないように』とのお父様の提案です。
プラントからここまではシャトルで来ました。
港から現在は彼の幼馴染で親友でもあるという『アスラン・ザラ』さんが護衛も兼ねて運転しております。
お互いの親の職業柄、数度だけですがお話した事は有りました。
無口な方という印象でしたが、今回の移動時に彼の事を聞いたとき印象が変わりました。
一言で言えば
『キラ馬鹿』
と言えば良いのでしょうか?
彼の事を知ることが出来る事は良いのですが、事あるごとに「キラが、キラは、キラの奴、キラ」と話すので流石の私も「この人はもしかしてホモ?」と考えてしまいました。
「着きましたラクス嬢。…ラクス嬢?」
思考に沈みすぎたのか何時の間にか車は停まっており、アスランさんが反応の無い私を見ていました。
私とした事が…。
「…いえ、何でもありません。」
「そうですか。では行きましょう」
エスコートされて目の前の家の門のところに歩いていく、私が着いた時は既に呼び鈴を押したのかアスランさんがインターホンの方に耳を傾けていました。
「はい」
「…キラか?、俺だよ。アスランだ」
…この方は本当に何者なのでしょうか?
幾年被りに聞いた親友の声とはいえ、声を聞いたとたん顔がだらしなく緩んでいました。
少しすると門から見える玄関の扉が開く音が聞こえました。
その瞬間にそのだらしない表情は真面目な顔に戻っておりましたが…。
私はその時そちらに目を向ける余裕は無く、コンサートの時とは全く違う別の緊張でドキドキしてしまったのです。
目の前には門を開けてこちらに微笑んでいる殿方がいらっしゃるのですから。
「はじめまして、キラ・ヒビキです。キラで構いません」
「はっ、はい、では…きっ…キラ…さん。……私はラクス・クラインです。ラクスで構いませんわ」
「おーい?」
微笑みながら『名前で呼んで』攻撃に私は不覚にも動揺してしまいながらも辛うじて言うことが出来ました。
反則ですわ、あの微笑みは…。
「んー、本当は『さん』も要らないんだけど…」
「キラー?」
いきなり呼ぶことは流石に無理ですわ、…心の中では出来ますが。
「では、中にどうぞ」
「はい。では」
彼にエスコートされるのにドキドキしながら家の中に入らせていただきました。
…何か忘れているような…。(キラ&ラクス)
「おーい、キラー?ラクス嬢?」
まあ、良いか(でしょう)。
「おいっ!!」
つづく?
あとがき
二人の心情と出会い編です。
誰か一人忘れられている気がしますが気にしないで下さい。
ある意味『運命』ですから。(笑)
連載希望しか無くて正直ビックリしました。
少々更新速度は遅いですけれど連載する方針で行きますが、長編になるかはこれからの反応次第です。
宜しくお願いします。
では、レス返しです。
KATOUさん
殆ど思いつきで書いてので照れます。
頑張ります。
良介さん
確かに「なんじゃこら?」と言われても仕方ないかも^^;。
宜しくお願いします。
>・・・原作でのキラの両親ってこの作品だときっと出番無いだろうな〜
…展開次第では分かりませんよ?(ぇ
matyaruさん
うい、頑張ります。
54さん
うい、変わってます。(54さん所程じゃないですが(爆))
>戦争&キラ君の行方
どうします?(ぇ
あっきーさん&ぴりりさん
一票ありがとうございます。
蝙蝠さん
>「なんでさーーーーーー!!!」
某型月の二作目の主人公の口癖を使いました。
うけたようで嬉しいです。
若闇さん
ご期待に沿えるよう頑張ります。
では、また。
続編投稿に修正しました。
54さんレスしてくれてありがとうございます。