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▽レス始

「シン君の目指せ主人公奮闘記!! その6 B・School-side」

ANDY (2005-10-23 04:06/2005-10-25 19:05)
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『実習中の事故につき、シン・アスカはしばらくの間入院することになった』
 それが、私が食堂で耳にした情報だった。
 私の名前はメイリン・ホーク。
 アカデミーの情報科に所属していて、パイロット科のルナマリア・ホークとは姉妹の関係である。
 アカデミーに入学した当初は、お姉ちゃんと一緒に行動をとることが多かったのだけど、カリキュラムも無事に消化するに連れてそれぞれの専門の分野を学ぶために、教室が分かれることになってしまった。
 そのため、今まで仲良くなった友達のうち何人かともバラバラの教室で、違った内容の授業を受けるようになっていった。
 その離れ離れになった、仲の良かった友人の中に、先ほど私が耳にした話題の主のシン・アスカも含まれていた。
 シン・アスカ。彼について私はあまり詳しく知らない。
 私が知っていることといえば、元オーブ国民で、家族が自分以外全て先のオーブ解放戦線で失ったということしか聞いていない。
 なぜ、彼がプラントのアカデミーに入学しようと思ったのか、また、なぜ、初めて会ったときにあのよう変装をしていたのかも聞いていなかった。
 彼は、私にとっては何と言うか、ビックリ箱の様な人だ。
 彼の行動は、時に私の理解を超えて、数値的に言うと私の予想の斜め三十七度ぐらい上を行く事だってあるが、それでもそのあとの感想は決して悪いものではない。
 本当に不思議な人だと思う。
「そういえば、なんかパイロット科のレイ・ザ・バレルともう一人は反省室行きだって噂だぜ」
「え?あのレイ・ザ・バレルが?」
「もう一人って誰よ」
「ほら。よく一緒に行動してたルナマリアだよ」
「ああ、メイリンのお姉さんだったっけ?」
「でも、どうして反省室行きなのよ?」
「さあ?おおかた、実習中にどっちかがドジったんじゃないの?」
「うわ。その煽りを食らってアスカは入院?運がねぇ〜」
「はん。いい気味じゃないか。あのオーブ野郎に同情する必要なんてないんだよ」
「おいおい。まだそんなこと言ってるのかよ」
「あ〜。こいつ、アスカに返り討ちにあったことがあったからな」
「うわ。逆恨み?ダサ!」
「ダサ、っていうな!!」
「なあなあ。それよりさ、誰か課題を写させてくれ!!」
「いやだ」
「ケーキセット一週間おごってくれるならいいよ〜」
「うわ!何ていう暴利!!」
「俺は三日間スペシャルランチセットで手を打つぞ?」
「さらに悪徳な?!」
 私の耳に新たな情報が入ってきたことに驚いた。
 あの、完璧超人のレイ・ザ・バレルとお姉ちゃんが反省室行き?
 一体どういう事故を起こしたんでしょうか、マイシスター。
 あ、そういえば、昨日の夕飯の時に明日デブリ内での演習がある、とか言っていたけど、そこで事故を引き起こしたんだろうか?
 う〜む。気になる。
 これは、私の持つ技能を最大限に活用しない手はないよね。
 ふふふふ。伊達に情報科のトップを爆走してはいないのよ。その実力を見せてあげようじゃないの。
 私は急いで残りの食事を食べきると、一緒に食べていた友人に席を立つ断りを入れすぐに自室に向かった。
 部屋に入ってすぐに自分のモバイルを手にするとすぐに、急いで部屋から出て行った。その際、誰にも見つからないように慎重に行動するのは当たり前だ。
 なぜ、私が自室で行動しないか、と言うとそれは自殺行為に等しいからだ。
 いくら私の技能が優れていようとも、ここアカデミー内のプロテクトは複数存在しており、そのうちの一つに逆探をかけられ部屋を確認されたら言い逃れが出来ないし、同室の子にも迷惑を掛けてしまうからね。
 そんないらないリスクは進んで捨てるべきだ。だから、私は自室を出て空き部屋に潜り込むことにしたのだ。
 え?どうしてプロテクトが複数あるのを知っているのか?それは、乙女の秘密よ。
 さて、早速色々とダミーを作りながら情報を引き出させてもらいましょう。
 さて、ホストコンピューターよ。セキュリティーの防御壁は万全かしら?


 ふ〜。十分もかからずに何とか正規のアクセスをしている、とごまかすことが出来るようになっちゃった。
 まだまだ甘いですよ〜。もう少しレベルが高くないと色々と大変な目にあっちゃいますよ〜。主に生徒の成績方面で。
 まあ、私の成績改竄は今度するとして、まずは噂の事実確認をしないと。

 ………………変だ。
 なにこれ?
 お姉ちゃんとレイの反省室行きはすぐに確認が取れたのに、どうしてシンの入院先がUNKNOWNなの?
 ありえないでしょう。普通。いくらシンが天涯孤独の身だからって、アカデミーが入院先を知らないっていうのは問題でしょう?
 あれ?………もしかして、知らないんじゃなくて、入院していない?
 あれあれ?ちょっと待ってよ。
 入院していない、っていう仮説がどうして浮かぶのよ。
 でも、常識から考えて入院先が明記されていないというのは何か作為を感じるのよね。
 考えられることは、次のとおりよね。
 一つ、唯のウッカリ、または記入ミス。
 でも、学生の間で噂になっているんだからそんな凡ミスをするはずがないから却下。
 二つ目。実は怪我がたいしたことがなく、アカデミー内の医務室に運ばれただけ。
 これがありえそうだけど、でも医務室に運び込まれたという痕跡がないからこれも却下。
 三つ目は…………考えたくないけど、実習中の手違いで事故死?
 でも、もし本当にそうだとしたら、その事をちゃんと放送しなくちゃいけないはずだからこれも却下。そうであって欲しいし。
 じゃあ、なんなんだろう。
 もしかして、何らかの事件に巻き込まれて生死不明の状況だったりして。
 はははは。まさかねぇ〜。そんなことはないに決まってるじゃないの〜。
 …………でも、そう考えたらこの奇妙なデータも納得できるんだけど。
 う〜ん。どうなんだろう。

 その後私は、ダミーなどをいくつか残して空き部屋を後にして自室に戻ることにした。
 詳しい話は明日反省室にいる姉に直接聞けばいいだろう、と考えたからだ。
 少ない情報から答えを導くよりも、より簡単で正確だからだ。
 さて、反省室にはどういう理由で近づこうかしら?


 シン君の目指せ主人公奮闘記!! その6 B−Side


 私は今狭い部屋に一人でいる。
 ここは、反省室。規律違反を犯した学生を一時的に隔離する事を目的とした場所だ。
 そんな所に入れられた私は、一体どんな規律違反を犯したのかと言うと、何も犯してはいない。規律違反は。
 ここに入れられたのは、本当に一時的に私と、もう一人を周囲から隔離するためなのだから。
 なぜか?それは、情報操作をしやすくするためだ。
 今回、私たちが遭遇した事件は本来あってはならないものであることは誰の目から見ても明白だ。
 そのため、せめて内部の情報だけでも統制させよう、と言うのが上の考えだろう。と、反省室行きを伝えられあとに、レイが私の耳に囁いた内容だった。あと、上の首もいくつかは飛ぶことになるだろう、とも言っていたが、そんなのは私には直接関係がないのでどうでもよかった。
 もう、丸一日がたとうとしている。
 でも、私の耳にはまだ何の情報も入ってきていない。
 シンは無事なのだろうか。
 私は、何も出来なかった。
 それが、悔しかった。
 シンは、私を信頼してくれていなかったのだろうか?
 どうして、レイに私を守るように言ったのだろうか。
 どうして、どうして…………
 そんな考えが頭の中を回っていて、ぐちゃぐちゃな答えしか導き出せないし、答えなんか引き出すことも不可能だった。

 ただ、頭に浮かぶのは、大好きなお父さんでもお母さんでもなく、十数年間一緒に過ごした妹のメイリンの顔でもなく、まだ出会ってから一年経っていないシンの顔だった。

 初めて会ったときは、変な変装をしていたからおかしな人だと思ってしまったけど、一緒に色々な事を話すうちに、プラントにはいないそのコーディネイターくさくない姿勢が私にはとても新鮮に見えて、またとても魅力的に見えてしまった。
 だからだろうか、私は気がついたらシンの姿を目で追っていたのは。
 多分、妹のメイリンも同じ理由だろう。あの子の目がシンを見る時だけ他の男友達を見るものとは異なっているから。
 でも、あの子は情報科を志望し、私とシンはパイロット科を志望してお互いの道が異なる結果になってしまった。
 ……………正直に告白すると、その結果を実際に目にしたとき私は言いようのない優越感をメイリンに対して感じた。
 メイリンが教室で講義を受けている時に、私はシンと一緒にMSのシミュレーションを体験することが出来る。メイリンとは違い、シンと同じ時間を私は一緒に送ることが出来るそのことに、私は喜びを感じていた。
 なんて意地汚いのだろうか。
 それでも、この気持ちだけは私は譲れない。
それは、私、ルナマリア・ホークはシン・アスカを友人としてではなく一人の異性として意識している、というこの気持ちだけは。
 神様、何ていう存在は信じない。でも、それでも、もしいたとしても、この思いは決して変えることは出来ない。

 でも、この思いは私だけの一方通行なものなのではないだろうか?

 そんな、漠然とした、それでいて明確な形として湧き上がった『不安』と言う名の水が私の心の底から湧き出し始めた。
 私が、シンを一人の異性として意識しているのに、シンにとって私と言う存在は、多くいる異性の友人の一人、とカテゴリー化されているのではないだろうか。
 いや、もしかしたらただの友人とも思っていなかったとしたら…………

「いやだよ〜。そんなの………シン、会いたいよ〜」

 余計なものが一切置いてない反省室の一室に、一人の少女のか弱い声が響いたが、その声は誰の耳にも届くことはなかった。


「出るんだ、レイ・ザ・バレル」
 今まで静かだった室内に生れ落ちた音に、レイは僅かに眉を動かせること意外反応を示さずにその指示にしたがって反省室内から出た。
 部屋から出ると同時に、隣室のドアが開き誰かが出てくる気配がした。
 その気配の主に視線を少し向け、レイは軽く嘆息した。
 視線の先にいたルナマリアの姿に、今ここにいない友人に対して何か言いたくなってしまったからだ。
 目にした彼女の姿は、反省室に入れられる前よりも悪くなっているようにしか思えなかった。
 冷却期間を有した方が正常な判断力が回復するのでは、と予想していただけに、ルナマリアの様子は理解できなたった。が、それは自分は男、彼女は女、と考え何かが根本的に異なるのだろう、と思うことにした。
 男の自分は、友人のシン・アスカに対して信頼を置いているが、女のルナマリアは、異性だからこそ何か感じえる部分があるのだろうか。
 そんな、どこか哲学的な事を頭の片隅で思いながら、レイはこんな影響力を持つ友人の事を思い浮かべた。

 まず、出会いは一般的に考えても最低なものだったのだろう。
 なにせ、出会いがしらに裏拳を鼻頭に入れられたのだから。
 まあ、その後の真摯な謝罪の姿勢から偶発的な事故だということが分ったから不問にしたが。
 本来なら、その出会いで自分たちの縁は切れるはずだった。
 が、運命と言うものは自分とシンを結び付けたかったらしく、寮が同室になってしまった。
 今も鮮明に覚えている。部屋の前で、ネームプレートと自分の顔の間を、間の抜けた顔で見比べていたシンの姿が。
 自分も、この粋な計らいに失笑が漏れてしまったが。
 それから、シンとの寮生活が始まった。
 シンは、今までオーブに暮らしていたためか、プラントの自分たちぐらいの年齢なら出来ることがスムーズに出来ずに、最初色々と苦労をしていたが、一つコツをつかむと、乾いた砂が水を吸い込むかのようにその本来持ちえる才能を開花させていった。
 そんなシンの成長する様を、自分はすぐ横で見ていた。なぜなら、部屋の中で家庭教師の真似事をしていたのだから。
 その何事にも貪欲なシンの姿に、レイは言い様の無い羨望を感じてしまった。
 その思いに気がついたのかどうかは分らないが、シンはことあるごとに自分を色々なことに関わらせようとした。
 まるで、一緒にいる時間は本物だと。自分たちしか体験できない宝物なのだと、語りかけるかのように。
 シンは、自分の体のことを知らないはずだから、自分の浅ましい願望がそのような錯覚を生み出したのでは、と一時期思い悩んだ。
 いつも相談をしていた彼とは早々連絡が取れる状況ではなかったので、出口の無い迷路にはまり込んでしまったように感じてしまった。
 そんな時に、どういった偶然か、シンが複数の生徒に囲まれ殴られる場面を目撃したのは。
 周囲に悟られないように引き返し、教官を誰か呼んで来れば事足りるのに、なぜか声をかけてしまっていた。
 その行為に驚いている自分と、なにか言い様の無い充足感に包まれる自分という両極端を感じながら、自然とシンに自分の背中を預けており、シンも自分に背中を預けていた。
 たったそれだけだが、それだけだからこそ言い様の無い幸福感がレイを襲った。
 殺伐とした乱闘のはずなのに、自分が笑っている事を意識していたし、シンも笑みを浮かべながら相手を伸していたのを確認した。
 ああ、今この幸福感を感じているのは『彼』でも『オリジナル』でもなく、俺自身、『レイ・ザ・バレル』が友と共有している時間の中で得たものなのだ。
 そう思うと同時に、今まで見えていた世界に、鮮やかな色が足された気分になった。
 その言い様の無い幸福感を胸に収めながら、振り向いた先には、片手を上げ笑みを浮かべている、自分の世界を壊し再生させた男がいた。
 レイは、あまり浮かべない感情を浮かべ、その上げた手に自分の手を軽く、だが実際はオモイ一撃を加えた。
「サンキュー。友よ」
「気にするな。友よ」
 そんな言葉のやり取りさえ、心地よく響いた。

 この瞬間、レイ・ザ・バレルにとってシン・アスカは、『彼』と彼に次いで大切な存在になった。

 だから、シンが自分を信頼し続ける限り、自分もシンを信頼するし、その思いに答えようと思う。
 だからこそ、ルナマリアに罵声をかけられようが、彼女を無事にデブリ帯から牽引して帰還したのだ。

『………レイ。俺が囮になるからルナを頼む』
『シン?それは無謀だぞ』
『無謀?三人一緒に逃げ切ると思うほうが無謀だろうに。少しでも全員が生き残れる確率を上げれる方があるなら俺はそれに賭けるぞ』
『だがそれは無茶だ』
『無茶だけど無謀じゃないさ。そうだろ?』
『なら俺がやる。お前がルナマリアを牽引しろ』
『女性をエスコートするの慣れてないんでね。今回は頼むよ』
『………今回だけだぞ』
『うぃ』
『戻ったらエスコートの仕方からテーブルマナーまでみっちりと教えてやる』
『げ!?』
『覚悟しておけ』
『……へ〜い』
『それと―』
『ん?』
『―ちゃんと帰って来い』
『当たり前だろ』
『そうか』
『ああ。じゃあ、任せたぜ。友よ』
『任せろ。友よ』

 自分とシンの二人だけの接触回線を通じての会話を思い出し、その時のシンの言葉と顔を脳裏に描く。
 あの目と顔は生きる事を諦めていなかった。
 だから、シンは必ず自分たちの下に返ってくる。

 そんな、感覚的な確信を持ちながらレイはルナマリアと一緒に教官室へとその足を向けた。

 さて、まずは情報を集めないとな。
 自分の思いの裏づけとルナマリアを慰める意味合いで、教官室でのやり取りの後に自分が取るべき行動をレイは脳裏に描き始めた。


「何だよ!このベーコンは!!消し炭かってんだ!!」
 普段の朝食に出されるものと比べて微妙に固いベーコンに対して悪態をつき、口直しに傍らにあるコーヒーを一口すすったが、その少し煮詰まった味に不快指数がさらに上がるのを感じた。
 眉を顰めながら、レオナルド・ヴェルホーストは食欲が急激になくなるのを感じた。
「どうした。もう食べないのか?」
 自分の真向かいに座り、魚のフライを口にしている友人がそう尋ねてきた。
 普段ならなんてことのない問いかけなのだが、今のレオの耳には不快な音にしか聞こえなかった。
「は!お前は食欲旺盛そうじゃないか。トウマ・アマダ君よ」
「………適度な栄養補給があってこそより強い肉体を作ることが出来るのだからな」
「へ!ダチの心配より自分の体かよ」
 なにげない、それでいて侮蔑の思いを込めたその言葉に、トウマの纏う空気が代わった。
「………いい加減にしろ、ガキ。自分だけが心乱されているなんて思うんじゃない。ああ、そうか。ガキだからそんな周囲に対しての思いやりなんて高尚な考えが思い浮かばないんだな。すまなかったな、ガキ。失言だった」
「………へ。そんな枯れたような反応しか出来ないのが大人だって言うなら俺はガキのままでいいんだよ。ジジイ。止めてよね。枯れ木が若木に嫉妬するのなんて」
「…………」
「…………」
「……………」
「……………」
「「相手になってやるから面かせ」」
 お互いに右手にナイフを握り絞めると同時に立ち上がり、猛禽類のような眼差しでにらみ合いながら一触即発の空気を纏い始めた二人に周囲の視線が集中し始めたが、その淀んだ空気に近づくある存在を目にした瞬間、周囲の目に浮かんでいた驚愕の色が哀悼の色に変わってしまった。
「何をしてやがりますかー!!」
  スパンスパン!!
 軽快な音なのに、それに反比例するかのように呻きながらテーブルに突っ伏している男二人に、周囲の目は微妙に生ぬるい同情の視線を送ると食事を再開した。
「まったく。なに剣呑な空気をこんな大衆の前で撒き散らすんだか」
 右手に持ったあるもので軽く肩を叩きながら、どこか呆れて、それでいてどこか同意するようなニュアンスでそんなコメントをこぼした。
「ううう。なぜ、なぜだ。なんであんな紙製品にここまで破壊力があるんだ?」
「………キーファ。絶対それ、特殊合金混ぜてあるだろう」
 叩かれた場所を擦りながら文句を言いつつ立ち上がる二人の、どこか恨めしげな視線を気にすることなく、その少し同年代よりふくよかな胸を張ってキーファ・バルテズは右手に持つものを掲げた。
「これは本当にただの紙製品ですよ。それに、どうしてそんなに破壊力があるのかと言うと、製作者曰く『これはそういうものなんだよ。それで納得しろ』だそうですよ」
「あ〜………」
「………因みに、その製作者とは?」
 どこかうれしそうに言葉を述べるキーファに対し、男二人は今まで纏っていた空気を霧散させ、代わりに言い様の無い疲れが団体で襲ってくるのを感じた。
 が、その疲れも次の言葉で百万光年の彼方へと飛んで行ったが。
「残念ながら現在迷子中ですね」
「「……………あいつか!!」」
 その言葉を耳にした瞬間、二人の脳裏に赤い目をした黒髪の友人の顔が浮かんだ。
「……………なんか、真剣に心配していた自分がバカみたいだ」
「……………帰ってきたらどうしてやろうか」
 軽く眉間を揉み解しながら、二人は席に着きなおって食事を再開し始めた。
「それにしてもそれは何ていうものなんだ?」
「ふぇ?んぐんぐ。ほれはへすね」
 ちゃっかりと同席し、いつの間にか菓子パンを口に含んでいるキーファにトウマはそう尋ねた。
「…………いつのまに食べ物を持ち込んだのか何ていう無粋なことは言わんから、口の中のものを飲み込んでから答えてくれ」
 どこか小動物的な行為に呆れ半分滲ませた声で、トウマは注意を促した。
「んく。これはですね、なんでも地球の北半球にある国にあった伝説的な『対バカ突っ込み決戦兵器』で、製作者曰く「お笑いの道はボケとツッコミが両立して開かれるんやねん!君ver.1.67」』通称ハリセンだそうですよ」
「…………どこから突っ込んでいいのかいまいち分らんネーミングだな」
「というか、ボケとツッコミって何だよ」
 キーファの答えを聞き、百万光年の彼方へ行ったはずの団体さんが再び戻ってきたのを感じたが、それを再び振り払うのも馬鹿らしく思え、二人は飲み物を啜った。
「まったく、それにしてもいつになったら情報が公開されるんでしょうかね」
 オレンジジュースで喉を湿らせながら、キーファは誰へとなくそんな疑問の声を漏らした。
 その疑問に答えられるものはこの場には誰もいなかった。
「…………『果報は寝て待て』だな」
「あんまり待たせすぎるのもどうかと思うけどな」
「でも、それが今は確実なのは否定できない事実なんですよね。まあ、そろそろあの二人も戻ってくるはずですしね」
「反省室送り、か。どうして俺らは送られなかったんだか」
「同じチームメイトではなくその場を直接見たわけではないからでしょうね。それに、ルナは鎮静剤を打たれたという船医の証言と、レイがそんな事をべらべら話すとは誰も思わなかったんでしょうね」
「だから、俺達は何もわかっていない無害なガキ、と思われたって言うわけだ。舐められてるね〜」
「だが、その傲慢な考えのおかげで俺達は自由に振舞えるのだ。それを最大限に使わなくてはな」
「そうですね。で、私が調べて結果なんですが―」
「どうだった?」
「―結果から言うと、まだ良く判らない、って言うところですね。管制官や関係各所の責任者の首が面白いぐらいに飛んだっていうのは確認できたんですが、そんな情報は何の役にも立たないので無視してください」
「………そうか。まだわからないか」
「ええ。まあ、あとは艦長が救援要請した部隊名がわかったぐらいですね」
「ん?どこに救援要請したんだ?」
「ホーキンス隊、だそうですよ。ヤキンでも目覚しい活躍をした部隊だそうです」
「そうか。なら、ホーキンス隊の腕を信じるしかない?」
「遺憾ながら」
「癪だがそれ以外なさそうだな」
「「「………はぁ〜」」」
 三人はそろって盛大に溜め息をつくと、お互いの顔を見回した。
「なんというか」
「いつのまにか」
「ふりまわされているな」
 苦笑を浮かべながら、三人は胸の中で自分たちを振り回している友人へと思いをはせた。


 レオナルド・ヴェルホーストがZAFTに入隊しようと思ったのは、最近の風潮と同じで所謂「復讐」のためであった。
 彼の両親は、第一世代のコーディネイターだったが、彼が物心着く前にこの世を去った。
 事故だったらしい。
 どういった事故だったかは、親戚縁者は詳しく教えてくれなかったが、それでも偶発的なものであり、誰も恨むことは出来ない出来事だったというのは理解できた。
 それから彼を養い、育ててきたのはプラントに移住していた祖父母であり、隣に住む母の双子の妹一家であった。
 祖父母は、永い間子供が出来なく、やっとめぐってきた子宝も、先天的な遺伝子異常が見つかったため、その治療のために子供達にコーディネイトを施したという過去を持っており、また、そのことに対し自分の子供達に誇りを持って語っていた。
 祖父母の代ではコーディネイトすることを、なにか流行のように錯覚している節があったが、二人にとっては子供を丈夫な体にしてくれたその技術に感謝こそしても忌避感を覚えることはなかった。
 だが、そんな思いを持っていても、母なる地球は優しくなかった。
 いつの間にかコーディネイターを悪と声高に叫ぶ風潮が蔓延し始めたのだ。
 あれだけもてはやしておいてのこの豹変に、多くの所謂第一世代の両親達は狼狽した。
 レオの祖父母も同じだった。昨日まで共に笑いあっていた隣人がいきなり自分たちを汚物を見るような目で見始めたのだから。
 祖父母は幼い子供をつれ、プラントへと移住する事を選択したのはそう難しいことではなかった。
 だが、祖父母はナチュラル、ひいては世界全てに対し絶望することなく、いつかまた仲良く暮らせることが出来ると信じていた。
 その思いは、自分たちの子供達にも伝わり、コーディネイターなのにナチュラルを馬鹿にした考えを持たない人間へと成長した。
 祖父母と、その子供達の考えは『血のヴァレンタイン』を経験しても代わることがなかった。
 だが、時の流れはそんな思いを受け継がせる事をよしとはしなかった。

「は?何を言ってるんだよ。じいさん。笑えないぞ」
 その日の夜、祖父の口から発せられた言葉に、レオはついに祖父が認識障害に陥ったのかと思ってしまったのは、仕方がないことだっただろう。
 それだけ、彼にとって許容できる内容ではなったのだからだ。
「ああ。わしだってこんな事を言うほどセンスが悪いわけではない。事実だ」
「………なんでだよ。なんで、ユニウスセブンの慰霊団が行方不明になるって言うんだよ!!」
「わからん。何も詳しいことは分らんのじゃよ」
「…………地球軍か?!地球軍が襲ったんじゃないのか?!」
「…………」
 興奮して叫ぶレオの言葉に、祖父は否定するものを持ち合わせていなかった。
 そんな祖父の態度をどう思ったのか分らないが、レオはあることに気がつき祖父に尋ねた。
「あ、そうだ。エリーにはこの事を知らせたのかよ」
 それは、自分の従妹であり、妹のように接してきた少女のことが頭に浮かんだのだった。彼女はつい先日十歳になったばかりの、笑顔が素敵な自慢の妹なのに。
「エドガー君が今頃教えておるはずじゃ」
「………おじさんも知ってるのかよ」
 祖父のその言葉で、岩のように無骨で、それでいて何よりも家族を大事にしている叔父の今の心境を思い、レオは力が抜けたようにいすにその身を沈めた。
「祈ろう。ジュリアの無事を。信じよう。無事に帰ってくると」
「…………うん」
 儚い様子のレオをどこにも行かせないように、祖父は優しく、それでいて力強くレオを抱きしめた。
 レオも祖父を抱きしめ返し、心の中で砂糖のように甘く優しい匂いのするもう一人の母親の無事を、生まれて初めて神と言う存在に祈った。

 そんな、儚くも切実な祈りの声は、神には届かず、ただ、無常なる現実だけがそれぞれの下へと届いた。

「………………」
 ただ白百合の花が敷き詰められた棺桶を目にし、レオは何も言葉が出なかった。
 遺体の無い葬式。
 そこには、現実を突きつけるだけの証拠がなく、悲しみにくれ、縋り付くべきものが存在していなかった。
 何の茶番なんだろうか。
 滞りなく進む葬式の様子を目にしながら、レオはこの現実を声高に否定したかった。
 今すぐあの棺桶をひっくり返したかった。
 だが、それは出来なかった。
 いや、してはならないと、自分が尊敬し、慕っている男の姿を見て何とか押し留まっていた。
 世間では、ラクス・クラインの無事の生還に湧きだっているようだが、そんなのは関係なかった。
 どうしてラクス・クラインが生き残ることが出来たのか、生き残るために犠牲になった人たちに対しての反応は微々たるものでしかなかった。
 それが、たまらなく悲しく、たまらなく悔しかった。
 それでも、葬式は終わりを迎えようとしていた。
 叔父と従妹の様子を伺い見る。
 叔父は、いつもの無骨な顔がまるで巌のように見えるほど表情がなかった。
 従妹は、いつも浮かべていた太陽のような笑顔がなくなり、その顔には何の感情も浮かんでいなかった。悲しみも、怒りも、憎しみも。何も浮かんでいなかった。
 そんな二人を見ていたくなかった。
 どこか淀んだ空気の中で、レオはプラントの空をにらみつけた。
 そうしなくてはならないと思ったから。
 空は晴れ渡っているのに、レオの足元には数滴の水が落ち、弾けて消えた。

「どうしても行くのか?」
 祖父のどこか懇願するような声を耳にしても、レオは自分の思いが微塵も揺るがないことを確認し頷いた。
「うん。やっぱり行くことにしたよ」
「………そうか」
「うん」
 一気に年をとったように見える祖父母に対し、罪悪感が湧き上がりそうになるが、それでもその思いは揺るがなかった。
「俺、ZAFTに入るよ」
「かわらんのか?」
「うん。変わんない。変わんないから俺は行くんだ」
「捨てることになるぞ?」
「捨てるんじゃないよ。選んだんだ」
「変わらんじゃろうに」
「変わらないかもしれない。でも、俺にとっては違うんだよ」
「………何度も言うようじゃが」
「わかってる。爺ちゃん達の思いを否定するつもりは無い。思いは受け継ぐ。でも、それを守り通すためには今のままじゃダメなんだ」
「………」
「だから、俺は行くんだ」
「…………わかった。じゃが、これだけは約束してくれ。命だけは粗末にせんと」
「わかってる。絶対に無駄にはしないから」
 その約束を交わし、一人の少年はかつて優しく暖かった世界から別の世界へと旅立った。

 アカデミーに入学したレオは、その空気に辟易としていた。
 本来ならば、プラントを、コーディネイターを害意から守るための剣を養成するべきこの場に渦巻いている空気は、憎悪、という負のものばかりだったからだ。
(はやまったか?)
 レオはアカデミーの空気に辟易しながら、この場に来た自分の選択に疑問を持ちながら惰性的に日々の生活を送ることにし、劣等生として見られるように振舞った。
 その結果、授業よりも女の子の方が好きな劣等生と周囲に認識されるのにそう時間はかからなかった。
 そんな日常に変化が生じるきっかけがある日起きた。

 レオがなんとなくアカデミー内を歩いている時に、その現場に出くわしたのは本当に偶然であった。
(なんだ?ありゃ)
 視線の先には、一人の男に詰め寄る数人の女がいた。
 だが、その空気は剣呑なもので、誰かの告白を応援しているという雰囲気ではなかった。
(なんなんだ?)
 その何に興味を持ったのかは分らなかったが、レオは身を隠しながらその場に近づくことにした。

     パチン!!
 レオがその場について耳にした最初の音がそれだった。
 女が男を叩いたのだ。
(お〜。生修羅場か?)
 どこか野次馬根性を出してそんなこと思いながら、叩かれた男の間抜け顔を見ようと思い、視線を向けた瞬間―
―世界が震撼した。
 そこに赤く輝く瞳を見た瞬間、何か言い様のないものに縛られた気がした。
 相手もそれを感じたのだろう。それを振り払うかのように、もう一撃を加えようとした。
 が、それは叶うことはなかった。
 女の平手が頬に当たると思った瞬間、いつの間にか手首を男に掴まれていたのだから。
 女の一撃の速さが遅い、と言うわけではなかった。
 ただ、男の動きの方が女の方を上回っていたのだった。
「一発目は甘んじて受けた。あなたの思いをガス抜きさせる意味合いで。だが、二発目を加えるというならば俺も自衛のために容赦なくこの拳を振りかざすぞ。………選べ。このまま手首を折られてまで自分のその思いを成就させる道をとるか、それとも、このまま下がるか」
 感情のこもっていない声色で、男は赤い瞳を光らせながら選択と言う名の刃を女の喉下に突きつけた。

 取り巻きたちを引き連れて去っていく女達を見送り、赤い目の男も反対方向へと去っていった。
 その後姿を見送りながら、レオは言い様の無い感情が胸のうちで生まれるのを感じた。
「おもしれぇ」
 その時浮かべた笑みは、アカデミーに入学して以来初めて浮かべる本当の笑みだった。

 レオは翌日すぐに行動に移った。
 昨日の相手の女の顔を覚えていたので、見つけ出しナンパをする様に見せかけて情報を引き出すことにした。
 きっかけは単純で、愛想笑と軽い言葉で相手の緊張を解き、相手が今最も触れて欲しい場所を突き有益な情報を得ることにした。
 どうもあの男は、女相手に容赦をすることがなかったようで、女の手首には包帯が巻かれていた。多分、その下には内出血した痕があるのだろうと思いながらレオは女の話を聞いた。
 そこから得られた情報は、名前が『シン・アスカ』であり、オーブ出身のコーディネイターであるということだった。
 その後の女の言葉は意味がなく無益なものだったので聞き逃し、ある程度ふざけて自分から興味を失わせるように仕向けて女の下から去った。
 有益な情報と、時間の浪費を提供してくれた女の名前をすぐさま忘却の彼方へと追いやり、レオはシン・アスカを探すことにした。

                A-part end.
Next B-part


―中書き―
 お久しぶりです。運命の後の『血液』がグロいけどすごく面白いな〜、とおもっているANDYです。
 さて、前回のコメント数が三十という大台を超えたのも一重にみなさんの応援のおかげです。ここに感謝の言葉を。
 今回は、主役のシン君が語り部として登場する予定がありません。
 いえ、シン君のいない四日間と言うのが今回のコンセプトなのですよ。
 まあ、別名色々と旗を揚げる回ともいいますがw
 さて、今回の話は私の子供達といってもよいオリキャラたちの背景説明や、色々な原作キャラたちとの違いを明確に差別化できる事を目指していますが、今のところどうでしょうか。
 現在、個人的なことですが色々と慌しいために執筆スピードは落ちているのですが(ネタ帳にはネタが色々とたまっているんですよね〜)、それでも皆さんのお眼鏡に適う作品を作っていきたいと思うのでこれからもよろしくお願いします。
 B-partはなるべく早く発表できるようにいたしますので、もう少し待っておいてください。
 次回は今回中途半端なところで引きに入ったレオと、トウマ、私の大好きなヒロインと同じようにハリセンを装備してしまったキーファとの出会い、友情の形成を描くことが出来たら、と思いがんばっているところです。

さて、レス返しに行きたいと思います。
 三十以上か〜………
よし!覚悟完了!!ではいきます

>飛べないブタ様
 監督についてはノーコメントでw
 はい。目指しますよフェイスの星を!!家のシン君は!!

>リーヴァル様
 はい。まあ、テレビのシン君よりは幸せにいたしますので。

>kool様
 はい。明確な意思を持ってこれから彼は走り出します。
 応援してやってください。でも、原作のシンって一体何番だったんでしょう?
 あと、最終回はもうコメントできないぐらいの構成でしたね。
 プロの仕事だったんでしょうかね?

>あるふぉんす様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 え〜、改造した件についてなのですが、整備班長曰く、データも取ったし一回全部ばらしてまた組み立てなおしたから問題なし、だそうです。
 おいおい。本当かよ(汗)
 まあ、MSが助けを呼ぶぐらいだからすごくばらしたのは本当なんでしょうw
 さて、GAの方でのアストレイは本当に面白い展開になってるな〜、と感心しています。
 MSVでアウトフレームが出ないかな〜。選択式でテスタメンとに変更するっていうギミックだったら買うんですけどね〜。
 105はいつか再登場するので首を長くして待っていてください。
 ……………パイロットになるのはシンではなく「あの人」ですがね。誰か予想できる人いるかな。

>桑ジュン様
 ええ、予想されてへこんだANDYです。
 プロットに書いてあったとおりの予想をされていたので結構グサッときました。読まれやすい薄っぺらさなのか、とw
 ストロベリーですが、早々味あわせてやりませんとも!
 因みに電波な人たちは物理的に介入は出来ません。注射器は空色の悪魔が投擲したものです。
 最終回につきましては、まあ、前作を真っ向から否定したね監督、で済ませるのが精神的にベターかとw
 第三部は本当に勘弁して欲しいな〜。

>タカちゃん様
 ええ、フェイスは本当は強いんですよ。そうでなかったらそんな特権意味ないんですから。
 105ダガーは更なる改造をこれから受けるのです。そう、仮面ライダー魂のZXの如くコマンダーから神の体へとレベルアップしたように。
 最終回は、救いがなかっただけにSS書きとしては料理の仕方が無限に広がったとプラス方面で考えましょう。
 因みにインパルスは……………秘密ってことで♪

>R・E様
 最終回は幻ですよ。意味がよくわかんなかったですし。
 ダガーの肩パーツは、ドレットノートのものと同じだと思ってください。いえ、この機体ってゲイツのパーツでほとんど構成されているもので。
 それと、今回手に入れられたストライカーパックは、背中のウエポンラックとシールド部分だけだったので、その特性を活かす事は諦めたそうです。
 でも、まあ、プラントに帰ったら色々と改造されるのでしょう。ナムナム。
 まあ、これから105には頑張ってもらう予定なので楽しみに待っていてください。

>アーク様
 感想ありがとうございます。
 ええ、ハイネ兄貴は私の中ではレギュラー化確定なので、頑張らせます。
 何ていったってグフの後に乗せる機体設定も終了していますから。
 ですから、「グフとは違うんだよ!グフとは!!」という台詞が飛び出すのを楽しみにしていてください。
 105についてですが、まあ、その、お楽しみに?としかいえません………ええ。

>輝翔様
 そのペースを崩してしまって申し訳ありません。
 で、最終回ですが、何一つ解決していませんし、余計に混沌とした世界に導いただけですよ。局地的には平和になったかもしれませんが、世界すべてから見れば「戦乱の世界こんにちは」ですからね。だって、テロリストが一国の代表を殺したんですからね。どこかの国の兵士だとしても宣戦布告をしていないのも問題ですよ。戦争には一応始まりのルールはあるんですから。布告が無い場合はテロ行為とみなされるんですよ。ちゃんとその辺を調べるべきだよね〜。
 電波は、あれです。旅行から帰ってきてメールボックスを開いてみたら百件以上一気に受信してしまった、と言う状態なんですよ。
 それにしても、はっちゃけたな〜(苦笑)

>来生様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 最終回、違う意味で歴史に残りますよね。絶対。
 DVDでホローできるんでしょうか?というか、小説を書いておられる後藤リウ氏はどう解釈されるのか、非常に楽しみです。(小説版じゃあ、鷹さん細胞が燃えつきる描写があったんだけどな〜)
 これからも頑張るので応援よろしくお願いいたします。

>くろがね様
 違います!!正式名称は「融合合体!機動戦士105ゲイガー!!」です(嘘)
 勇気が原動力で、動輪のついた聖剣でバッタバッタと敵を倒すんです!!(大嘘)
 と、まあ脳内設定は置いておいて(え!)
 さて、105ダガーはこれから更なる改造手術を受けなくてはいけないのです。そう、JUDEを受け入れるため(ウワナニヲスr
 ………え〜、いろいろとぶっちゃけましたが、再登場をお楽しみに!!と言うことでどうでしょう?w
 あと、嫁さんにはもう仕事が入らないのではないでしょうか。

>レンヤ様
 まあ、科学考証がおかしいのはいまさらですから。
 兄貴ネタは持ち越しですね。
 ええ。あれだけの熱烈な歓迎を受けたのですから、すごく実感したでしょう。
 …………嫌な実感方法だな〜w

>トシ様
 ハイネは本当に魅力的な人だと思ったので、こんな理想の先輩像を体現してもらいました。
 あ〜、こんな先輩が欲しいな〜w
 105ダガーですが、これの活躍はいずれあるので楽しみに待っていてください。

>紅様
 いえ、最終回を見る寸前に後書き以外を書き終えていたのが今回は僥倖でした。
 まあ、見た直後はもうやめようかな〜、と友人に愚痴ったほどでしたが。
 ですが、これからも頑張っていくので応援よろしくお願いいたします。

>ユキカズ様
 感想ありがとうございます。
 まあ、すごい所を弄っていたんですよ。ええ、そりゃあすごいところを。
 ちなみに、アウトフレームはもうジェスのものになっている時間軸なので、ガンダム顔へは移行できないのですよ。
 まあ、違う様相で再会させる予定ですのでお楽しみに。

>飛竜のしっぽ様
 感想ありがとうございます。
 ハイネはこれからも先輩としてシン達を導いていけるポジションにつけるつもりですので、ご期待ください。
 原作では、アスランが苦悩しながらシン達を導くと思っていただけにあの裏切りにはショックでしたね。
 なんかすごい人気だな、ダガーは。まあ、再登場を楽しみにしていてください。予定ではかなりインパクトのある再登場をさせますので。予定ですよ?

>カットマン様
 え〜、スパロボ参戦できるのでしょうか?機体的には参戦させたいものがちらほらありますが、ストーリーバランスがすごいことになるのでは?
 あと、中の人などはいないんです!!そう、決してアトラクションのマスコットの背中にはチャックなどないんだーーーーー!!!

>朱鷺様
 感想ありがとうございます。
 ご指摘の部分、謹んでお受けさせていただきます。
 今までの思い空気のリバウンドが、少しは目を外しすぎたようですね。
 これから気をつけていきますので、またご指摘いただける場面があったらお願いいたします。

>T城様
 感想ありがとうございます。
 いや〜、家の子達を気に入っていただけたようでうれしい限りです。
 それにしても、原作の方はAAサイドを削ればミネルバ側をもう少し掘り下げることが出来ただけに残念ですよね。そうすれば、ルナももう少しかわいくくっつくことが出来ただろうに。
 あと、ご指摘の件、真摯に受け止めさせていただきます。
 これからもよろしくお願いいたします。

>DORAIN様
 感想ありがとうございます。
 ああ、ガンダムらしい空気を何で自分で壊してしまったんだろうw
 今回はどうだったでしょうか?御大のような空気になってたらな〜ナノ単位でも。
 運命の裏話、私も聞いたことがあるのですが、大人の対応か?と思ってしまいました。
 プロじゃなくても番組作れるんだ〜、と錯覚しかけましたよ。
 これからも頑張りますので応援お願いいたします。

>九重様
 感想ありがとうございます。
 これからも頑張りますので応援お願いいたします。

>ウィード様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 足掻く人生に感動は生まれる!と、誰かの言葉にあったようななかったような……ま、まあ、そういうスタンスで頑張りますので応援お願いいたします。
 ご指摘の件は真摯に受け取らせていただき、これからの作品に生かして行こうと思います。
 これからも応援をお願いいたします。

>御神様
 最終回は、もう色々と突っ込みどころがありすぎて疲れた記憶しかありませんでした。
 土壇場であの二人が裏切ったのは驚きましたよ。白を着てるくせに。議長に命救ってもらったくせに。銀髪とモカ肌のバカヤロー!!
 で、最後の唇の正体は、今回のB−sideで明らかにするのでお楽しみにw

>葱ンガー様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 色々とお褒めのお言葉ありがとうございます。
 これからも家の子達を応援してあげてください。
 まあ、原作どおりには歴史は回らない、とここで予言しておきましょう。当たる確立は最近の天気予報波ですが。

>A・H様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 原作は、どうしてあんなに薄味になってしまったんでしょうねw
不思議だ。
 整備班になるからには、オタクでなくてはならないんですよ。プロとはそういうものなんです。………多分。

>なまけもの様
 まあ、現実の日本から行ったので、口癖とかはご愛嬌と言うことで。
 電波は、今回は少し悪乗りしすぎました。反省です。
 で、注射器を投げたのは空色の悪魔ですよ。ええ。最強のアイテムを今回装備してしまった彼女です。
は!殺気?!

>HAPPYEND至上主義者様
 ええ。絶望的ですよ。残念なことに。参入させるとなると、UCシリーズは登場させられないでしょうしね。シンは修正の嵐を受けそうですからね〜。色々な人に。ブライトさんとか、バニング中尉とか色々な本物の軍人の大人の人たちにw
 因みにシン君、ハイネ兄貴と兄貴の関係にまだ気づいていません。うわ、ニブ!!近いうちに再会させるつもりですのでお楽しみにしていてください。
 目標を掲げる人間ほど伸びが速い存在はない、ので赤を目指して日々精進です!!
 105ダガーはなぜか大人気で驚いています。これで再登場させなかったら暴動が起きそうで怖いですw
 まあ、出しますけどw
 電波は、今までたまっていた分が爆発したんですよ。まあ、次回以降はウィルスソフトを使って整理選別する方向で行きますがw
 ルナマリアは、書いていて本当にかわいくなったな〜と思ってしまいました。ああ、ヒロインだよ。
 で、甘い空気に邪魔が入るのは世の常かと(苦笑)
 レイは、さっぱりと、それでいてしっかりとした友情のスタイルだと思うのでこうなりました。いい男です。
 次回も楽しみにしていてください。

>A・ひろゆき様
 感想ありがとうございます。
 うれしい感想ありがとうございます。脳内電波の方はまあ、色々と整理する方向で行きますのでご勘弁を。
 プレッシャーは、めちゃくちゃ感じているのが現状です(泣)
 うう、胃が〜

>大仏様
 感想ありがとうございます。
 ぐは!い、痛いところを。これも一重に私の力量不足です。精進いたしますのでご勘弁を。
 これからのシンの成長を楽しみにしていてください。本編とは違った男になるよう頑張りますので。

>カシス様
 感想ありがとうございます。
 最終回は、まあノーコメントでw
 今回は、シンがハイネさんに戦士として背中を押された裏話でしたが、どうだったでしょうか。
 これからも頑張るので応援お願いいたします。

>春の七草様
 初めまして。感想ありがとうございます。
 完結までいけるよう頑張ります。いえ、青写真は出来ているんですよ。もう、色々と原作無視したストーリーが。
 電波の部分のご指摘、これからの作品作りに活かしていきたいと思います。
 これからも応援お願いいたします。

ふう、なんとか過去最高32のレス返しが完了いたしました。
 こんなに感想をいただけて、感謝感激です。
 では、次回をお楽しみにしてお待ちください。再見!

 あ、因みにHGの伝説、すごく良い出来です。各シルエットが装備可能なのが素敵ですよ。運命発売が待ち遠しいです。

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