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▽レス始

「もし世界に最強が居たら5(ラジアタ@いろいろ)」

ななし (2005-09-20 08:46/2005-09-20 08:51)
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  「熱心ですね。」

  「ええ、まぁ。」

  「ですが、本当に読めてるんですか?
   ページをめくる速度が速いような気がしますが。」

  「大丈夫ですよ。」

  「それならばいいのですが。」


  もしも世界に最強が居たら


   〜 第五話 「はい。お電話かわりました山田です。
             ああ、何時もお世話に・・・え?」〜


  「ジャック様・・・ジャック様・・・おられますか?」

  「はいは〜い。おられますけど?」

  「桃色豚闘士団の緊急召集です。三十分後に会議室に集合とのことです。」

  「は〜い。」

  「く れ ぐ れ も 遅刻などなさらないように。」

  「分かってますって。」


  ラジアータ城 会議室


  そこには、ジャックたち三人が集合していた

  「皆さん!我らが桃色豚闘士団に新たな任務が言い渡されました!」

  と、団長のガンツは意気揚々と笑顔で言う

  しかし、ジャックとリドリーは逆に浮かない顔である

  「団長。その任務の内容は?」

  リドリーが問う

  ジャックもそれにうなずいて同意をする

  当たり前のことである

  どんな任務かも分からないのだ、それは慎重にもなろう

  「おお、うっかりしてました。その任務とはリドリーさんの父上
   ジャスネ様が推奨しておられる、妖精との交流政策の一環で
   ・・・どうでもよさそうですね。
   まぁ、とにかく任務とはライトエルフに国書の配達です。」

  こともなげに言うガンツにリドリーが言った

  「しかし、ライトエルフとは人間を嫌っていると聞きましたが?」

  「ですから、今回は専門家に来てもらうことになりました。
   彼とは現地で合流する予定ですので。
   さぁ、出発しましょう。」

  「へ〜い。」「はっ!」

  三人は、連れだってラジアータ城を出ていった


  一方そのころのラジアータ城 謁見の間


  「うふふふふふ・・。」

  「くすくす。」

  「あ、やぁん・・・」

  そこに、ベルフラワーが居た

  不穏な笑い声を上げ、自らの想像に身悶える

  端から見れば頭がおかしいようにも見られかねない状況

  この状況の中、ベルフラワーを見つめる4つの瞳

  「なぁ。大丈夫なのか?」

  ラジアータ国 国王であり ベルフラワーの父 ジオラス

  彼は娘の行動を不安げな表情で見つめている

  「なぁ!」

  不安が頂点に達したのか、隣に意見を求める

  その隣とは

  「あなた、何言ってるんですか。」

  王妃 セラセニアである

  彼女はベルフラワーの行動を温かい目で見つめている

  「あの瞳を見ましたか?あれは恋する瞳ですよ。」

  そう言ってベルフラワーに今日は部屋に行くように言う

  そして、ベルフラワーが部屋を出たことを確認すると

  「わ・・・私の娘に・・・む 虫がぁぁぁぁぁぁ!!!!」

  親馬鹿は何処に行っても同じようなモノである

  しかし、王妃は夫の行動にもあわてず

  「それならば、相手がどの様な人間か調べてみてはいかがですか?」

  「それだ!」


  「なんだ?」

  その時、ジャックは悪寒を感じたという


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  ジャック達は順調に移動していた

  地の谷から帰ってくるときに使ったジェットスライガーがあったので

  襲ってくる敵を轢いては捨て轢いては捨て

  途中で物欲しそうにしていたリドリーに操縦してみるか、と訪ねたら

  ものすごくうれしそうに頷いた

  なお、リドリーの操縦は素人素人しており、逆走、暴走当たり前で

  緑の髪の女とおかっぱ頭の男を轢いたところでジャックが運転を代わり事なきを得た

  そうしていると、合流予定地 エルフ地方にたどり着いた

  そこには、なにやら思案顔で地面を書き殴っている学者みたいな人が居た

  「あの〜?」

  ガンツが問いかけるが 返事がない 作業に没頭しているようだ

  「あの〜。」

  再度問いかける

  「ああうるさい!せっかく!
   もう少しでこれを完全な形で解くことができたのに!」

  そう言って男は地面を指した

  「どれどれ。」

  のぞき込む桃色豚闘士団の面々

  「何ですか・・これ?」
  「何かの公式でしょうか・・・」
  「てか、間違ってねえか?これ。」

  上からガンツ、リドリー ジャックである

  「なんだと!どういうことだ!」

  ジャックの台詞に反応する男

  「だってよ、ここのβが定数ってのはおかしくねぇか?
   このβは乱数であるべきで求める公式が━━━━━━━━━」


  男とジャックがマニアックな議論中です
  しばらくお待ちください


  「や〜、有り難う!やっと解き明かすことができたよ!」

  男は晴れ晴れとした表情で言った

  「それは良かった。で、あなたはジーニアスさんで良かったですかね。」

  「ああ、そうだ。」

  そうして、ガンツが男・・ジーニアスと話している傍らで

  「ジャック・・・お前、何であんな事を知ってるんだ?
   それに、あのジェットスライガーだったか?
   あんなモノ、何で持っているんだ?」

  リドリーが当たり前の疑問をジャックに突きつけていた

  「それは・・・」

  「それは?」

  リドリーの息をのむ音が聞こえる

  「ひ・み・つ・です。」

  「は?」

  どこぞの獣神官よろしく笑顔で返すジャック

  「似合ってないぞ。」

  「うるせえ。」

  「で、実際はどうなんだ?」

  「あ〜、どういえばいいかな。(しまった、言い訳を考えてなかった)」

  ごまかしきれず、頭をかくジャック

  (I-ブレインを使ったとはさすがに言えないしなぁ・・)

  頭に手をやったまま、しばらくにらみ合いが続く

  (あ、そうだ!)

  「リドリー。」

  「なんだ?」

  「てぃっ!」

  ジャックが不意にリドリーに押しつけたのは二つの小さな玉

  その玉の中には『納』と『得』という文字が浮かんでいた

  「貰い物だ。」

  説明もなく要点だけ言うジャック

  「ああ、なるほど。」

  しかし、リドリーは簡単に引き下がった

  (ふぅ・・・ 危なかった)

  一応、目的があってやっていたことだが言い訳を考えていなかったジャック

  とりあえずの危機回避である

  「さて、出発しますよ〜。」

  ガンツが声を上げる

  少しすると、ジャック達は滝の前に立っていた

  「ここだ。」

  ジーニアスが告げる

  「ただの滝だな。」

  リドリーの発言に頷くガンツ

  ジャックはと言うと

  (やな悪寒)

  みんなの後ろで複雑な悪寒を感じていた


  ちょうどそのころ ラジアータ城 ベルフラワーの部屋


  「入って良いかな?」

  「あ、お父様ですか?どうぞ。」

  キィィ と音を立てて扉が開き、ジオラスが入ってきた

  「どうしたんですか?」

  「ああ・・・ ちょっとな。」

  「?」


  不思議に思いながらもベルフラワーは作業に戻る

  「何をしているんだね?」

  「お人形を作っているのですわ。」

  「ほう・・・」

  そこでジオラスは一旦、言葉を切り

  その人形が人型であるのを確認し、言う

  「その・・・ 何だ。

   その人形は・・・プレゼントかね?」

  「?・・いえ、違いますが。」

  「そうか・・・いや、てっきり思い人に送るのかと思ったよ。」

  ボッ!

  ジオラスの言葉に反応してベルフラワーの顔が真っ赤に染まる

  「い・・・いやですわ。」

  ドンッ! とお約束のように父を突き飛ばす

  「え?」

  ドゴッ!

  「もう、お父様ったら・・・」

  「・・・・」

  「お父様?」

  ベルフラワーが目線をやると、

  そこには


  壁に埋まったジオラスの足が見えているだけだった


  「きゃあ! ごめんなさいっ!お父様。
   力の加減が━━━━━━━━━」


  視点を桃色豚闘士団に戻そう


  「ニンゲンは去れ!」

  ガンツ達三人はライトエルフの男女と対峙していた

  滝の前にガンツ達が付いた少し後に上から降りてきたのだ

  「ジーニアス、またお前か。
   何度来ても花の都には入れないぞ。」

  うんざりした表情でライトエルフの男が言った

  「今日はそうじゃない。国の依頼だ。」

  「ダメなモノはダメだ。去れ。

   次に来たときにいたら命の保証はしないぞ。」

  言いたいことを言うだけ言って、さっさと去っていくライトエルフの二人

  ジーニアスの話も全く聞いていない

  いや、聞いてはいるのだが取りつくしまも無かったが正しい

  「困りましたね。」

  明らかに落胆した様子でガンツが言う

  「強制的に通ってはいけないのですか?」

  「ばか、本当に殺されるぞ。」

  リドリーの多少乱暴な提案も却下される

  そうして、しばらく考え込む


  ふと、リドリーが気付く


  「なぁ。ジャックは何処だ?」


  「「え?」」


  リドリー達がジャックの不在に気が付く少し前

  具体的には二人のライトエルフが降りてくる前

  ジャックは三つの気配を察知し、

  気がつかないように近くの森の中に探しに出ていた

  一つは紫色山猫騎士団のナツメとレナード

  彼女達はリドリーの父であるジャスネからの護衛任務の真っ最中である

  もちろん護衛対象はリドリー

  ちなみに、顔には轢かれた後が残っている

  もちろんジェットスライガーの


  彼女たちを見つけたジャックは無視をした


  二つ目は騎士団員

  ジャックは会ったことがないため、おそらくエルフの監視だろうと完結した


  そして最後


  ジャックが動いた理由


  それは


  (殺気が充満してるが・・・・空っぽな殺気だな、気が付きにくい殺気だ。
   気配は・・・消せてるが 風には嘘はつけないぜ?)

  ジャック個人に向けての殺気があったからである

  ジャックが相手の位置を把握し

  そちらに向けてニヤリと笑みを浮かべる

  その瞬間、殺気が収束した

  今まで無かった気配に空気が満ちる

  (ほぅ・・・ なかなか)

  しかし、それでもジャックは笑みを絶やさない

  そして

  (が、甘い)

  ジャックはこの世界で初めて闇を解放した

  木々が揺らぐ

  風が止まる

  地面が天に舞い  木の葉が爆ぜる

  その闇は闇であって闇でない


  矛盾


  故に闇

  故に無意

  故に不干渉

  故に不感


  その闇は相手に届くも相手は感じない

  否、本能が拒否をする

  感じることを

  理解することを

  存在することを

  知れば 待つのは従属と隷属


  死?


  その方が生ぬるい

  その闇は

  離れることを許さない


  闇は闇 ジャックの闇は闇の中


  「でてきな。」


  ジャックが命ずる


  
  相手は無反応


  「まぁ、ここで出てきたら暗殺者失格か。」


  大きく手を広げ、不自然に足を曲げてのオーバーリアクション


  殺し屋が居ると解っているには隙だらけである


  ザッ!


  それを好機と取ったか、森の茂みから一筋の白い線が躍り出る


  ヒュッ!


  切れのいい音と共にジャックの首筋に剣が舞う


  ジャックは上体を逸らし、回避


  それだけでは留まらず


  斬


  突


  斬


  斬


  よどみない連撃


  しかし、ジャックはそれをわざと大げさに避け続ける


  「うあっ!」「おおっ!」「やばっ!」


  そして、荒ぶる息


  「ハァハァ。・・・おい、何で俺を狙うんだ。」


  ジャックが息を荒げて居るのに対し暗殺者は息を切らしてはいない


  だから、答えた


  「冥土のみやげに教えても良いかなぁ。

   あたしはリーリエ

   あんたの嫁になれって言われてんだけど〜

   嫌なんで殺す。


   そゆこと。」


  それを聞いたジャックは思った


  「お前は何処の神城だ?」


  思わず口に出してしまった


  「? 何それ。良いから死んで。」


  リーリエは先ほどと変わらぬ速度でジャックを襲う


  だが


  「それが理由か?」


  ジャックの方は避け続ける


  この時、リーリエは気が付くべきだった


  ジャックの息が全く乱れてないこと


  そして、もう一人の存在に


  「そうだよ。」


  ある意味律儀に答えるリーリエ


  「そうか。」


  ジャックは目をつぶった


  リーリエは諦めたと思った


  暗殺者の前で目を閉じることは死を意味する


  それが合図だとも気が付かずに


  「殺ったっ!」


  『アギ!』


  リーリエの剣は火球に阻まれ、止められた


  「だれだっ!」


  リーリエはジャックから距離をとりながら振り向いた


  リーリエの思考が止まった


  外見こそ、ライトエルフと相違ない


  驚くべきはそのサイズ


  約30センチ


  「ジャックに手を出すヤツは許さないんだからっ!『メギドラオンッ!!!』」


  そこで、リーリエの意識はとぎれた


  「サンキュー、ピクシー。」

  「どういたしまして。でも、何で自分で戦わなかったの?」

  「ああ、隠しって事だ。」

  「そっか。で、こいつどうする?」


  ピクシーはジャックの肩に乗りつつ足下に転がっているリーリエを指さした


  所々、焦げているモノの何とか生きているようだ


  「ケルベロスとJ・F出すから見張っててくれるか?いろいろ聞きたい。」

  「了解。でも何で影分身使わないの?」

  「ああ、奴らに嫌な予感がしてな。中心に居ておきたい。」

  「そかそか。おっけ まかせて。」

  「よろしく頼む。」


  ピクシーに礼を言い、ジャックはリドリー達に所に戻っていった

  どうやらダークエルフの集落に行くようだ


  「さてと、いい加減に起きたら?」

  ピクシーがリーリエに声をかける

  「気が付いて・・・」

  何か言おうとして声が止まる

  リーリエの目の前には一匹の獣

  それは三首の獅子

  「お前・・・達は・・何なの・・・。
   それに・・・あいつは。」

  リーリエは自らを振り絞った


  それに、ピクシーはいたずらな笑顔で答える

  「聞いたら離れられなくなるよん?」


  「コンゴトモヨロシクっ はい復唱っ!」


  「あ、でもジャックのお嫁さんは私だからねっ!」


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 後書き


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ダメだ orz


 キャラが勝手に動くななしです

 ジャック君達、思い通りに動いてくれません


 ダメです ダメダメです ダメなヤツは何をやってもダメです


 それと、友人からの一言

 「技よりも道具の説明の方が居るんじゃないか?」

 そうですかね・・・

 と言うことで技も道具も〜ってやると大変なことになりそうなので凍結

 よく考えるとネタばれしそうだし

 ああっ!石を投げないでっ!手抜きと言わないでっ!

 解らない道具や技があればレスでお願いしたいですm(_ _)m


 以下レス返しっ!!!!!!!!!


 獣様

>ジャック君、某どら焼きが大好きな耳が無い青い狸・・・失礼、青い猫から物理法則を素敵に無視してくれやがる、不思議なポケットでも貰ったんですか?

 もらってます
 スペ○ ポケット ですが


>ピンクのトビラが、どこで○ドアにしか見えませんもんで(;´Д`)


 ええ、どこでも○アです 行き先は精神と時のげふげふ


 ブック様


>やっぱりアレなんですか!?(涙)
>某『頭皮がはがれて飛んでいきそうな秘密道具』なんですか!!?

  ええ、アレです


>ジャック君はあの世界にも行ってしまったんですか?

 行ってます、行ってしまわれました
 ついでに、帰ってくる直前の世界がここです
 番外編 書くかな

 ドラ○もん の○太と 時空の漂流者 とか(マテ

>いったいイセリアは何がしたいのだろうか、、、、ん?まてよ、そうか!そうだったのか!!
>この展開こそイセリアの思惑道理だったんだよ!!!(MMR風)

 な、なんだってー!?


 正味な話 イセリアがジャックを送った世界=作者の知ってる世界すべてです


 3X3EVIL様

>やっぱ翼って、ちょーのーりょくで出てたアレですか?
>『光よ・・・』とか言わないでしょうね? いえ別にかまいませんがw

 えと、ジャックの翼はベルフラワーにだけ見えた幻です
 実際には生えてないのです

>同性的にポコポコ女の子と関係しまくるのは否定しますけど(特にラジアータは>一人の女の子で世界が左右する話でしたからw)、ま、コレはコレでw


 ふむ、なるほどなるほど
 いえ、自分はラジアータは一人の男が愛か名誉かの選択で
 世界が右往左往すると思ってマスタ
 なるほど、こんな考えもあるのか・・・

 ちなみにジャック君 

 女性経験よりも男性経験の方が多いです


 HAPPYEND至上主義者様

 イセリア再登場 実はすでに予定してます
 何処で出るかは秘密ですよ〜


 読んでくださったみなさまに感謝と親愛を

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