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!警告!女女の絡み、男女の絡み有り
18禁注意

「幻想砕きの剣 3-4付け足し(DUEL SAVIOR)」

時守 暦 (2005-08-12 20:32/2005-08-12 20:34)
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「………ま、事情はわかったわ。
 結局何もシなかった事だし、今回は不問に処します。
 お兄ちゃんも戦って疲れてるだろうしね」


「理解ある恋人をもって幸せだよ」


 ダイレクトに『恋人』と呼ばれ、未亜は頬を赤らめた。
 ちょっと機嫌がよくなる。
 未亜は横目で時計を見た。
 とっくに短針は12を過ぎている。


「そ、それでね、お兄ちゃん…。
 もう十二時過ぎてるから、昨日の浮気の“オシオキ”は時間切れなんだけど…。
 つ、疲れてるかな?」


 平静を装って失敗している未亜を見て、大河は疲れが吹っ飛んだ。
 俯き指先を突付き合わせながらモジモジしている未亜。
 大河の一部が、急激に元気になった。


「いーや、全く疲れてない。
 むしろ朝までぶっ通しで腕立て出来る程元気だぞ。
 昨日何もしなかった分、それはもうねっとりと…」


 大河の言葉を聞いて、嬉しいやら恥ずかしいやら体が熱くなるやら、忙しい未亜。
 これも一種の言葉攻めだろうか?
 無論大河は解っていて言っている。


「で、でもお兄ちゃん、戦って汚れてるでしょ?
 とにかくお風呂は入ってきて!」


「ん? あ、ああ……」


 照れ隠しに言った未亜の言う通り、汗のニオイは余りしないが土や埃で汚れている。
 無用なお預けを喰らった心境だが、流石にこのまま未亜を抱くのもよろしくない。
 仕方なく大河は風呂に入る事にした。

 大河が出て行って、未亜だけになった屋根裏部屋。
 暫く静寂が舞い降りた後、溜息が響いた。


「……はふぅ…。
 あんな事言っちゃったけど……多少汚れててもいいから、早くして欲しかったなぁ…」


 そう言うと、未亜は自分の股の付け根に目をやった。
 大河には気付かれないように気をつけていたが、そこは僅かに湿っている。
 地球にいた頃は連日連夜、それはもう濃厚な夜を過していたので、たった一日空けるだけでも体が夜鳴きしそうだ。


「ちゃんと我慢出来るようにならなきゃ…。
 それもこれも、お兄ちゃんが底なしのせいだよ…」


 翌日が休みの日は、それこそ明け方まで続けられる事もあった。
 大抵未亜が途中でダウンして大河を置いてけぼりにしてしまうが、稀に未亜が主導権を握り、なるべく体力の消費が少ないやり方でスル事もあった。
 それでも結構厳しかったが…。
 若く生命力と適応力に溢れた肉体は、毎夜毎夜の行為に適応してしまい、さらに中毒気味になっている。
 昨日はリコとの戦いの疲れが溜まっていたからあっさり眠りに落ちたが、そうでなければ一人で女体の神秘を模索していただろう。


「ふぅ……。
 ん……やだ、濡れてる…」


 これからの行為を想像した未亜は、湿り気が少しずつ強まっているのを感じた。
 暫く迷ったが、パジャマを下だけ脱いで、パンティも脱ぐ。
 着ているのはパジャマの上半分だけ。
 何かマニアックな格好をしているという自覚はあったが、下着が濡れると気持ち悪いので仕方ない。


「……いけない…スイッチ入っちゃった…。
 ん…っ……あ、だめ…お兄ちゃんが帰ってくるまで…」


 駄目と言いつつも、未亜の手は剥き出しになった性器に伸ばされる。
 慣れた手つきで淵をなぞり、緩やかな快感を嚥下する。
 濡れた音は次第に大きくなり、未亜の指の動きもそれに従って早くなっていく。

 しかし、未亜は満足できなかった。


「や、やっぱりダメぇ…。
 こんなの、弱すぎる……おっきいの、来ないよ…。
 お兄ちゃん……早く来てぇ………」


 大河に送り込まれる激しい感覚を知ってしまい、未亜は自分一人での自慰では満足できなくなっていた。
 大河に見られながらした事もあったが、その時は大河の視線と言葉が未亜を高ぶらせていた。


 いつの間にか未亜の指は膣の中に潜り込み、激しく出入りしている。
 ベッドに仰向けになって両足を開き、両手で性器を弄り続ける。


「ん…んん……き、来たっ………ああ、でも小さい…。
 うっ……く、あああっ…!」


 未亜は体を軽くエビ反りにして硬直し、次の瞬間脱力した。
 しかしその指は未だに蠢いている。
 満足していないのだ。


 その時、扉が開いてようやく待ち望んでいた人物が入ってきた。
 超特急で体を洗った大河が戻ってきたのだ。


「おっ……おお!?」


 部屋に帰ってくるなり素晴らしい光景を見た大河。
 次の瞬間には、見事なルパンダイブを決めて未亜にのしかかっていた。
 当然服は全て脱いでいた。


「きゃっ!?
 お、お兄ちゃん……そ、その、あの…は、早く…」


「言われずとも即座にインサート!」


「ああああっ!」


 未亜の上に乗った大河は、愛撫もせずに一気に未亜の際奥まで突き進んだ。
 激しい中送に、未亜は最初の一突きだけで歓声をあげる。
 小さいながらも絶頂まで行った体は敏感になっており、未亜は目の前がスパークした。

 間髪入れずに、猛スピードで前後に動き始める。
 大河が動く毎に、未亜の体が勝手にくねる。
 それが未亜の中に入っている大河が当たる場所を不規則にし、予想外の衝撃を何度も未亜の体に走らせた。


「あっ、あっ、ああ!
 い、イクの!
 入れてもらったばっかりなのに、もうイッちゃう!」


「いいぞ、何度でもイケ!
 俺が射精しそうになるまで、何度イッても抜かないからな!」


「ああぅっ、嬉し…きゃふう!」


 一際強く奥を突かれ、未亜はまともな言葉を出す事が出来なくなった。
 それからはもう、何も考える事なく2人で腰を振る。
 未亜は絶頂に放り上げられたまま降りられず、大河は未亜のパジャマに手を潜り込ませて胸を弄る。
 2人の腰骨がぶつかる音が屋根裏部屋に響く。


「あ、あ、あ、あああああ!」


「っく、未亜、出すぞ!
 口を開けろ!」


 大河に言われるまでもなく、快楽が体を走るたびに未亜は首を仰け反らせ、大声を出して喘いでいる。
 大河の渾身の力で奥を突いた後、大河は未亜の中から抜け出して顔に狙いを定めた。
 自分で扱くまでもなく、未亜の手が大河に巻きついて、自身の愛液をローションにして扱き立てる。
 あっという間に大河は射精に導かれた。
 口を開けて待っていた未亜に、大河の精液が襲い掛かる。
 多くは未亜の口に入ったものの、それでも結構な量が顔に降りかかった。


「ん……美味し………」


 口の中の精を舌に絡ませ、よく味わって嚥下した。
 その間も顔にかかった精液を塗り広げている。
 こうすると大河は煩悩をよく刺激される。
 未亜の予想通り、すぐさま2回戦が始まった。


 それから何度大河が射精したのか。
 未亜はすでに一つ高い絶頂に押し上げられたまま、大河の上で嬌声を上げ続けている。
 未亜は後背座位で抱きしめられ、下から突き上げられていた。
 未亜は大河の行為には耐性があるが、そろそろ理性も完全に消える頃である。

 未亜の体力の限界が見え始めた頃、大河は気配を感じて窓に目をやった。
 次の瞬間、窓が開かれて人影が踊りこむ!


「漆黒の闇に舞う、虹色の蝶。ブラック………!?」


 乱入してきた人影は、ブラックパピヨンだった。
 大河を驚かせてやろうと窓から一気に侵入したはいいが、予想だにしていなかった濡れ場に直面して固まってしまう。
 驚いたのは未亜である。
 消えかけている理性を必死に振り絞って、この状況を整理しようとした。
 一方大河はまだ腰を振っているが、さすがにそれもお座成りである。


「な、何でお兄ちゃんの部屋にブラックパピヨンが…?」


「ア、アンタ達そういう関係だったのかい!?
 まさかとは思ってたけど………大当たりだったとは…」


「い、いや! 見ないで……あれ?
 ひょ、ひょっとしてベリオさん!?」


「ギクッ!」


 混乱しながらも、未亜はブラックパピヨンの正体をあっさり見破った。
 先日大河が能力測定試験でつけた殴打の後が薄っすら残っていたからだ。
 ブラックパピヨンも動揺しているものだから、お約束にも口にだしてしまう。
 大河はどうしたものかと考えて、まず未亜を黙らせる事にした。
 止めていた腰を再び振り始める。


「きゃん!?
 お、お兄ちゃん、こんな事してる場合じゃ、ああう!
 あ、ああっ、ダメっ、ああああ!」


 未亜の抗議をお構い無しに黙殺し、大河は腰を振るスピードを上げる。
 嬌声をキスでかき消し、未亜のクリに指を伸ばす。
 あっという間に未亜は昇り詰め、脱力して動かなくなった。

 未亜をよりかからせたまま、大河はブラックパピヨンを見た。


「さっきの今と、随分早急な再登場だな?」


「え……あ、ああ…。
 そ、そんなに意外かい?
 アタシは汚れてるからパスって言ったんだよ。
 体を洗ってきたからねぇ、アタシはもう準備オッケーって事さ」


 本当は大河に奇襲をかけてやろうと思っていたのだが、見事に予想外の展開で出鼻を挫かれてしまった。
 ベリオは強がっていたが、ブラックパピヨンとしてはすぐにでもストレス解消をしたかった。
 だからベリオが風呂に入って部屋に戻るなり、ベリオを押し退けて表に出て大河に夜這いをかけに来たのだ。
 先客がいるとは思ってもみなかったが…。

 しかし、考えてみればこれはこれで楽しい状況だ。
 ブラックパピヨンは未だ放心している未亜を見てニヤリと笑った。
 大河もブラックパピヨンを見て、何を考えているのか察したらしい。
 無言で意思疎通が完成した。


「ブラックパピヨン、胸のほう頼む。
 唇にキスはダメだぞ、コイツ暴走するかもしれないから」


「ハイハイ。
 じゃあ下は任せたよ大河。
 いやぁ、夜這いに来てこんな面白いイベントに合えるなんてついてるねぇ。
 さすがのアタシも女同士ってのは初めてだわ」


「お、お兄ちゃん、一体何がどうなって、きゃああ!」


 ブラックパピヨンが、未亜の着ていたパジャマを脱がせてしまう。
 次の瞬間、ブラックパピヨンは未亜の乳首に軽く噛み付いた。
 それだけでビクビクと痙攣する未亜を実に楽しそうに見て、空いている方の乳房を片手で弄び始める。

 大河は大河で、未亜に入ったままだったイチモツを再び出入りさせ始めた。
 上と下を同時に責められ、未亜は再び快楽に囚われる。
 何とか抵抗しようとするが、全身に力が入らずに、逆に2人から与えられる刺激でオモチャのように跳ね回ってしまう。
 いや、今の未亜は2人にとってはオモチャそのものなのかもしれない。

 水音と甘い叫びが屋根裏部屋を満たす。
 未亜の体力が限界に達し始めた。


「ねえ大河、そろそろこの子限界じゃないのかい?
 反応が鈍くなってきてるよ」


「ああ、何時もより早いけど…。
 まあ攻め手が一名増えたからな。
 どれ、最後の一発だして今日は勘弁してやるか」


 そう言うと、大河は射精すべくスパートをかけた。
 ブラックパピヨンも胸を責めるのを中断し、大河が出入りしている場所に顔を寄せて舌を這わせる。
 ブラックパピヨンの舌がクリトリスを這う度、未亜の中は一層きつく締まった。
 大河はその度にうめき声をもらし、自分の袋を転がす手を堪能する。

 間もなく大河の限界が訪れた。
 ギリギリまで粘ったため、未亜の中から引き抜いた瞬間に精液が勢いよく飛び出した。
 未亜の体と、間近にあったブラックパピヨンの顔を白く染める。
 虚ろな顔で荒い息をつく未亜にかかった精液を、ブラックパピヨンが舐め取った。
 自分にかかっている精液も拭い取り、指先に付着した精液を口に運ぶ。


「さて、先客はバタンQしてることだし、今度はアタシの番だね」


「ん? ああ、今なら未亜も大目に見てくれるだろうしな…。
 でも、さっきも言った通り最後まではやらないからな。
 ベリオに悪いし」


「ああ、それなら心配ないわ」


 ブラックパピヨンは、楽しくて堪らないといった表情だ。


「ベリオだったら、今でも起きてるよ。
 なのにどうしてアタシが表に出てきてると思う?
 理由は簡単、ベリオがアタシに支配権をあっさり渡したからさ。
 今アタシを自由にしたら、すぐさま大河の所に夜這いに行くってわかってるのにね。
 それに今だって、なんだかんだ言いながらも止めなかったしね」


「ほう……。
 つまり、自分で行くのが恥ずかしいからブラックパピヨンに行ってもらって、自分はお零れに預かろうと、そーゆーワケだな?」


「そーゆーワケさ。
 ……ベリオが騒いでるねぇ。
 ああはいはい、そういう事にしといてあげるから。
 大体、それだったらどうして支配権をアタシから奪い取らないのさ?
 奪い取って表に出たら、そのまま帰ればいいだろ?
 ………はいはい。
 大河、話はついたよ。
 最後までオッケーさ」


 ブラックパピヨンは実に人の悪そうな笑みを浮かべた。
 相手が自分と言えども、からかうのが楽しくて仕方ないらしい。


「いやぁ、ベリオの表情を見せてやれないのが残念で仕方ないよ。
 『最後までしていただいても構いません』だってさ。
 ククク、もうちょっと苛めてあげたいけど、これ以上ベリオに騒がれるとアタシも気分が乗らないからねぇ」


 きっとブラックパピヨンの中で、ベリオは物凄く真っ赤になって暴れているに違いない。
 そんな事を想像していると、大河はブラックパピヨンに押し倒された。


「さっきは見事に掌の上で踊らされたんだから、今度はアタシが主導権を握らせてもらうわよ。
 ほらほら、入れたいかい?」


 ブラックパピヨンは大河の上に馬乗りになり、ほとんど丸出しのヒップで大河の剛直を下敷きにした。
 柔らかく圧迫される感触に、思わず血が集中する。
 さらに腰を左右に動かし、大河の剛直を弄んだ。
 思わず呻き声をあげると、ブラックパピヨンは嬉しそうに嘲笑う。


「おやおや、尻にチ○ポを下敷きにされて感じてるのかい?
 随分おかしな性癖をもってる救世主候補サマだねぇ。
 いっそ首輪でもつけてあげようか?」


 大河が何かしら口答えしようとした瞬間、その口にブラックパピヨンの指が突きこまれた。
 指先をぐりぐり動かして、大河の口の中を弄り回す。
 皮手袋の味が大河の口内に広がった。
 その間にも、もう一方の手は大河の乳首を弄ったり、後ろに回されて袋を弄んだり、大河の性感を確実に刺激していく。
 ぐちゅぐちゅと、まるで膣内に挿入したかのような音が響く。
 ブラックパピヨンが大河の口から指を抜き取ると、唾液が糸を引いて切れた。
 それを大河の顔になすりつけ、陶然としているブラックパピヨン。


ガシャッ


「…あの」


「なんだい?」


「なんでまた手錠を?」


「大河…。
 SMは好きかい?」


 ブラックパピヨンは、どこからともなく再び取り出した手錠を、今度は確実に大河の両手にかける。
 どうやら先程の意趣返しのつもりらしい。
 SMと聞いて流石に顔をしかめるが、ブラックパピヨンは手荒な事をするつもりはなかった。
 自分のムチの使い方はそういったものではないと理解しているし、下手な事をして大河に傷がついても面白くない。
 精々『一方的に責めさせてもらうよ』くらいの意味でしかなかった。
 流石の大河も今回は脱出策がない。
 それを確認したブラックパピヨンは、逆襲開始とばかりに大河に襲い掛かった。
 首筋に舌を這わせ、片手で剛直を扱きあげ、しかし射精にまでは至らないように弱い刺激を送り続ける。


「う……うぅ…も、もうちょっと…強く…」


「あら、もうイキそうなのかい?
 だらしないわねぇ……でもダメよ。
 アタシが許してあげるまでイカせてあげない。
 ほらほら、先っぽだけ刺激されると中々達せないだろ?」


 心底愉快そうなブラックパピヨン。
 大河の表情がよほどツボに嵌ったらしい。
 時々鋭い刺激を送るが、それと同時に圧力をかけて射精しないように細工している。
 大河が苦しそうに呻く度に、ブラックパピヨンの背中が妖しく震えた。

 大河だけでなく、ブラックパピヨンも興奮による発汗でずぶ濡れになる頃、ようやくブラックパピヨンは大河をイかせる事にした。
 体を移動させて、大河の足の間に体を収める。
 ゆっくり性器に顔を近づけて、長く伸ばした舌先で大河の裏筋をゆっくりなぞった。
 敏感になっていた大河はそれだけで射精してしまう。


「うぅっ、あっ、ああっ!」


 焦らされた分射精は長く続き、大河の体がビクビク跳ねる。
 ブラックパピヨンの顔が白く染まった。


「なんだい、ちょっと舐められただけでイッちまうなんて、早漏なのかい?
 そのクセ全然萎えてないし……どうしようもないわね。
 そんなヤツにはこれで十分よ。
 ほら、ニーソックスの感触はどう?」


 立ち上がったブラックパピヨンは、ハイヒールを脱いで大河の性器に足を擦り付け始めた。
 マゾヒスティックな興奮に襲われ、大河の息が一層荒くなる。
 すべすべした特有の感触に、大河の性器が一回り大きくなった。


「まだ大きくなるなんて…。
 足コキでこんなに興奮するなんて、やっぱりヘンタイじゃない。
 ま、いいわ……アタシも結構好きだしね。
 このままイかせてもいいんだけど、それも勿体無いわね…。
 そろそろ入れさせてもらうわよ」


 ブラックパピヨンは紐同然のコスチュームをずらして、自らの秘所を大河の目に晒した。
 それを見た大河は、無意識に腰を動かす。
 それを股で挟んで動かないように固定して、ブラックパピヨンは照準を定めた。
 先端が触れると、ブラックパピヨンは無意識に唾を飲み干す。
 一瞬逡巡した後、腰が一息に落とされた。


「………んっあ、ああああ!」


 今まで一度も突かれた事のない際奥に、一気に到達される。
 未知の衝撃に、彼女の背は弓なりに反り返った。
 そのまま暫く硬直して、力尽きたかのように前のめりに倒れた。
 ブラックパピヨンの荒い息が大河の顔に降りかかる。


「気持ちよかったか…?」


 大河の興奮で掠れた声にも、ブラックパピヨンは反応できない。
 ただ荒い息を噴出すだけである。
 しかし大河は容赦しなかった。
 メインウェポンが突き刺さっているのなら勝利できるとばかりに、手錠で繋がれたまま腰を上下に振る。


「ちょ、まっ、ああぅん!
 かっ、あはぁあ、ふっ、うぅぅん!」


 挿入だけで一度達していたらしい彼女は、敏感なままの内壁を擦り上げられて悶え狂う。
 先程の仕返しとばかりに、大河は目の前で揺れる乳首を噛み、伸ばした舌で谷間を嘗め回す。
 その度にブラックパピヨンの中は強く収縮し、大河をぬるぬる滑る壁で締め付けた。
 恐らく一度腰が振られるたびに、一つ高い場所にまで打ち上げられているのだろう。

 勿論そんな荒行に何時までも耐えられるはずがない。
 ブラックパピヨンの体力は急激に消耗していった。


「もっ、もうダメぇぇぇぇ!」


「お、俺ももう出すぞっ!
 何処に、何処に欲しい!?」


「ひ、避妊の術は、かけてあるからっ!
 中に、子宮にぶちまけてぇ!」


「よっしゃあ!」


 大河の腰振りにターボがかかった。
 それに伴って、当然ブラックパピヨンの全身が激しく踊り狂う。
 紐の服も激しい運動で捩れてずれ、片方の胸だけが完全に露出していた。
 押さえつけられなくなった巨乳が、大河の目の前で素晴らしく揺れる。
 いつの間にか手錠を外した大河が、その胸に平手を叩きつけた。
 その衝撃で、まだ我慢しようと力んでいた体が、あっという間に弛緩してしまう。
 もう快楽に抗う術は失われ、ブラックパピヨンは真っ白な頭で送り込まれる快楽を受け止め続けた。


「だ、出すぞっ!」


 遠くから聞こえる声の意味も理解できない。
 ただ、次の瞬間自分の奥深い所に、何か熱い物が吹きかけられたのがわかった。
 ブラックパピヨンの意識は、何処へともなく沈んでいった。


「はぁ、はぁ、はぁ……パピヨン?」


「ん…むぅ、大河くぅん…私にも、もっとぉ…」


「…いいんちょ…もといベリオ!?」


 静かになったブラックパピヨンを覗き込むと、ブラックパピヨン改め惚けたベリオが抱きついてきた。
 胸板に当たる柔らかくて大きな塊が素晴らしい。
 あっという間に大河の理性が焼き切れた。

 無言で突き刺さったままだったペニスを、抉るように突きこんだ。
 全身を跳ねさせて痙攣するベリオ。
 その顔に影がかかる。
 ベリオが目を開くと、何かを後ろ手に持っている未亜が目に入った。


「あぅ…みあ、さん…?
 なにを………?」


 朦朧として問いかけるベリオに、輝かんばかりの笑顔と嫉妬で座った目を返す未亜。
 次の瞬間、未亜はベリオの胸に噛み付いてきた。
 流石に力は殆ど入れていないが、乳首に硬い歯が擦れてベリオは仰け反った。
 さらに、打ち込まれる大河に翻弄される腰に手を伸ばす。
 強引に腰を押さえつけ、大河から送られる振動がベリオの腰にダイレクトに叩き込まれる。


「〜〜〜〜〜!
 っ、っっっ、〜〜〜〜〜っ!」


 もはや声すらまともに出せない。
 しかし未亜はお構いなしに、手に持っていた何か…振動するピンクローターをベリオの敏感な場所に押し当てた。
 追い討ちに、残った片方の手でベリオの尻を揉みまくる。

 ベリオは刺激から逃れようとしたが、大河と未亜の2人がかりで抑え込まれ、全く抵抗できない。
 たちまちもう1ランク上の絶頂の世界にまで放り投げられてしまった。

 それから暫くベリオを弄んでいると、大河の目にブラックパピヨンが持ってきたオモチャが幾つか移る。
 それを見て、大河はちょっと思いついた。
 ベリオの口を塞いでいた唇を離す。
 ベリオの舌が追いかけてきたが、自分の舌の代わりに指を舐めさせた。
 艶かしい音が響く。


「未亜、ちょっと使う道具を変えてみろ。
 ほれ、そこに転がってるヤツだ。
 前にエロ本見せた時に使ってた写真があっただろ?」


「アレをやるの?
 ………うん、まぁいいけど…」


 ベリオを弄るのに夢中になっていた未亜は、一端離れて道具を取りに行った。
 少なくなった刺激にベリオが悲しげな声を上げるが、大河は激しくする所かベリオから抜いてしまった。


「ああ、どうして…」


 大河の下半身にしがみ付いて、続きを無言で強請るベリオ。
 しかし大河はニヤリと笑い、自分をベリオの顔に突きつけた。


「ほら、欲しいならしゃぶって綺麗にするんだ。
 四つん這いで、自分を慰めながらな」


「……はい…」


 理性が完全に飛び、ベリオは微かな羞恥を感じながら大河に従った。
 言われた通り四つん這いになり、尻を揺らしながら自分の指で濡れた音を響かせる。
 さっきまで受けていた刺激と比べると物足りないベリオだったが、これはこれでオッケーだった。

 しかし、腰を後ろから掴まれて尻の揺れが止まる。
 驚いて振り返ろうとしたが、ベリオの顔を大河が固定していて振り返れない。

 ベリオ越しに大河が問いかける。


「未亜、一気に行くか?
 それともジワジワ行くか?」


「ジワジワ行くよ。
 一気に入れたら、お兄ちゃんのが噛まれちゃうかもしれないよ」


「そっか?
 ……最近硬気功を使えるようになったから、別に平気だぞ?」


「いいよ。
 こう言うのは、じっくり味わう方がいいと思うの。
 だって私の童貞でしょ?」


 未亜の童貞。
 ちょっと言葉に不整合があるような気がするベリオ。
 しかし、掴まれて動かない腰の重要な部分には、確かに屹立したナニカの感触がある。

 未亜はディルドーを着けていたのだ。


「じゃ、行くよ……んっ…。
 締め付けられると……私の中も…」


「未亜…」


 大河は未亜にキスをした。
 ベリオの背中の上で、2人の舌が絡み合う。
 垂れた涎がベリオの背中を濡らした。

 挿入されているベリオの舌は、もどかしさと歓喜を表すように激しく蠢いている。
 上の口を大河に犯され、下の口を未亜に犯され、ベリオは歓喜で鳴いた。

 その間にも、未亜は腰を動かしている。
 自分も気持ちいいが、それ以上にベリオの体がうねる様子が気になる。

 突く。
 ベリオが反り返る。

 突く。
 ベリオの体が波打つ。

 引く。
 ベリオの体がくず折れる。


「……お兄ちゃん」


「ん?」


「これ、結構楽しいね」


「だろ?」


 大河がセクハラしたり、女性をよがらせたりしたがる理由がちょっと判った未亜だった。

 未亜が腰を激しく動かすと、ベリオの体が不規則に波打つ。
 ゆっくり動かすと、周期的に動く。
 それが楽しくて、緩急をつけて普段自分が大河にやられているような行為を散々ベリオに打ち込んだ。

 テクニックは大河と比べるべくもないが、それでもベリオには十分すぎた。
 激しい律動で、あっという間に限界まで上っていく。

 ベリオが一際激しく収縮すると、銜え込まれているディルドーが激しく蠢き、未亜も絶頂に向かって迸る。
 それに合わせて、大河も引き金を引いた。


 大河の精液を飲み干して、ベリオは力尽きたように倒れる。
 未亜もその上に圧し掛かり、まるで親子亀のようだ。
 しかしベリオがすぐに動き出す。

 未亜を押しのけて自分が上になり、未亜からディルドーを引き抜いた。


「あうっ!
 べ、ベリオさん…?」


「ベリオじゃないよ。
 さっきはよくもやってくれたねぇ…たぁっぷりお返しするから、受け取っておくれ!」


 ベリオは気を失って、ブラックパピヨンが表に出てきた。
 大河も復活し、今度は未亜を押し倒す。
 ブラックパピヨンと未亜が抱き合い、それに割り込む形で大河が突き出された。

 目の前に突き出されたイチモツに反射的に下を這わせる二人。
 その間も、ブラックパピヨンが未亜を責めるのは忘れない。
 大河も屹立したままで、まだまだ終わらない。


 ブラックパピヨンと共に未亜は大河に奉仕し、それが終わったら未亜かブラックパピヨンが受けに回り、ブラックパピヨンの体力が限界に来たらベリオに代わりと、延々と繰り返される。
 結局、ブラックパピヨン・未亜・ベリオの三人が撃沈されるまで、淫靡な饗宴は終わりを告げることはなかった。




……ムリっす。
俺にエロスはムリです!
これが限界っす!

今後は台詞のみの描写にしようかなぁ……。
他のシーンも詳しく描写しようと思ったら、年単位の時間がいるかもしれません。
尻切れトンボの期待外れでスイマセン。

レス返しはもう一本の方でやります。

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