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「剣の王と新しい夜明け2(GS+Fate)」

不思議剣その4 (2005-07-16 19:41/2005-07-18 09:07)
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夢を見た。
懐かしくもあり、運命を感じさせる夢。
それは理不尽でちょっとだけ不思議な夢だった。


遠く響く剣戟の音、何故此処に倒れているのか?
廊下で血を流しながら倒れている俺、外で戦う弓兵と槍兵の輪舞曲。
あり得ない状況、ただ血を流し死んで行く俺。

それでも、ロクに見えない視界に映るのは真紅。
また、助かるのか? 救われるのか?

それはなんて奇跡、九死に一生を得る事など一体何度あっただろう?
そういえば遠坂が言ってたな、いつか必ずツケを払うときが来るって。
魔術の基本は等価交換、無償の奇跡は存在しない。

だから――大切なものから失くしていくぞ――

最後に映ったものはグッジョブと親指を立てる親父の姿だった…………


第一話 目覚め、辿り着いた先


真っ白な壁、真っ白な天井、窓があり入り口から此方が見えない様にカーテンが引かれている。
あぁ、此処は子供の頃に……

「……見慣れた天井だ」

ん、台詞が違う? 気にするな。

ゆっくりと身を起こして状況の確認、恐らく此処は病院……助かった、のか?
顔に掛かる白い髪を横に流し…………顔に掛かる白い髪??

そういえばあの人形も”白髪”だったな、と嫌な予感が頭を過ぎる。
肩を落とし俯いた視界が膨らみかけた胸を捉え……
――嫌な予感は良く当る…そう、それは大切なものから……――


結論:アァ、ナクナッチャッタヨ。


俺が再起動を果たしたのは様子を見に来た看護婦が医者を呼んでからだった……


「大丈夫かい? お嬢チャン?」

「……はい」

気遣ってくれるのはありがたいがお嬢チャンは嬉しくない。
その後俺が倒れていた時の状況をなんとか聞きだし、明日神父さんが来ると教えてもらった。
その後体を休める為に(現実逃避に)眠り、起きたのは夜中の一時。
こんな時まで日課の事を考えてしまう辺りどうだろう?

静かで人気が無いから大丈夫かな?
そう思いいつも通りにスイッチを入れる。

――トレース・オン――

……撃鉄が上がらない。
スイッチはある、ただソレが回路の起動に繋がらない。
悩む事10分、この身体が元の身体ではない事に気が付いた。
魔術師が作り上げた人形とはいえこの身体は一度も回路を通した事がない。
潜在的にあるのは分かっている、ただ回路を作り通した事が無いだけ。
まさか今更回路を作る羽目になるなんて……

少々違和感があるものの慣れた作業に支障は無く、回路は動いた……三本だけ。


なんでさ?


身体を走査して分かった事は放置されすぎて錆びてしまったという事。
魂が馴染めば元通りになるだろう、これはどうしようもないので保留。
明日は人が来るので今日は此処までにするとしよう、慣れない身体で無茶は出来ない。

……遠坂、お休み。


翌朝、

軽い診察と食事を済ませて、面会の時間が近づく。
神父、かぁ…余りいい思い出がないんだよな、偶々知り合った遠野さんの所のシエルさんもなんか変だったし。
俺の知ってる聖職者ってまともなのがいないんだよな。

考え込んでいると時間は過ぎるもので件の人物がやって来た。
一人は神父でもう一人は和服の女性。
神父の方は分かるがもう一人の女性が分からない、繋がりがサッパリなんだが?

「こんにちわ〜〜〜」
「お邪魔させてもらうよ?」

「こ、こんにちわ」

とりあえず挨拶は返した。


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アトガキ

おぉ、話がサッパリ進まない。
しかも何かキャラがおかしいかもしれない、これは壊れに入るのでしょうか?

取り合えず補足だけでもしときましょう、結構自己設定が多いから。

人形の魔術回路について、
士郎と遠坂は人形師ではないのでメンテはしてません。
というよりも技術が高すぎてそうそう手が出せない。
その内全部開くんじゃないですか?
人形の回路の最大数は五十、実際は魂に準拠するのでこの場合二十七ですね。
五十以上ある人が入ると五十までしか開かないんです。
男の魂以外が入らないのはあの愉快犯だからこそ?


並列世界について、
作者はこの世界を限りなく遠く離れた世界という事で考えてたりします。
ほら、塵も積もればってやつですね。
……ダメですか?
まぁ始まったものは始まったんだから後はクスクス笑ってゴーゴーですね。

遠野さんについて、
メール友達、っということにして置いて下さい。
都合上出さざるを得なかったんです。


辿ったルート、
その通り、UBWルートのTRUEです。
セイバーわりくってますね、結構好きなんだけどな?


凛の扱いについて、
凛ファンの皆様に不愉快な思いをさせてしまった事をここで謝罪いたします。
作者は凛のこと嫌いじゃありません、というか両作品とも嫌いなキャラはいません。凛ファンを代表した不愉快さんごめんなさい、外伝を書く事があれば凛の事書くつもりです。

以下気が付いたところから補足して行くつもりです。

感想を下さった法師陰陽師さん、ラックランドさん、アガレスさん、ゴーヤさん、不愉快さん、神威如岳さん、MAGIふぁさん、アンディーブさん、読んで下さった皆様方ありがとうございます、
ロクに考えもせず作っているので遅くなるとは思いますが
頑張って書いていこうと思います。
それでは。

追伸、設定のところ士郎の髪の色思いっきり間違ってますね、今度修正します。

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