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「異世界横島騒動記 第七話(アクエリアンエイジ+GS)」

REKI (2005-07-12 11:26/2005-07-13 20:00)
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「ただ、フェ「ならいいわ。悪いけど、あなたを殺すなり気絶させるなりして連れて行かしてもらう!」ちょ・・・待っ!」

言い終わる前にそう言い放ち、一瞬身を屈めたと思った次の瞬間もの凄い速度で真正面から突っ込んで来るアシュレイ。

「だ〜〜〜!話しを〜〜〜〜!」

一撃目を咄嗟に展開した霊波剣でいなすのに成功し続きを聞かせるために話しかけるが、聞く耳を持たずにそのまま切りつけてくる。

「っ・・・。」

その速度と一撃一撃の威力に話している余裕などすぐに無くなる。

右手の上からの振り下ろしを半身を捻りかわし相手の腕を捕まえようとするが、かわされた瞬間に後ろに飛ばれその手は宙を切る。
そのかわされ一瞬体制がくずれた所にミドルキックが襲い掛かる。
なんとか体制を整えるのに成功し両腕でガードするが、自ら後ろに飛んだ事と合わせても3〜4メートルほど吹き飛ばされる。

「へ〜、今のを受け止めれるんだ。なかなかやるのね。」

蹴りを放った格好のままそう言ってくる。

(痛って〜。なんちゅう力だ。)

ガードの上からの衝撃に多少顔をしかめアシュレイの方を向くが、

「お、白。」

「へ?」

そんな想像したのとはまるで違う言葉に一瞬固まるが、自分の今の格好を思い出し赤面しつつ叫び怒鳴る。

「あ、あ、あ、あんたね!何処見てるのよ!?と言うか戦闘中に何考えてんの!!」

「いや、まあ、その。」

バツが悪そうに頬をポリポリと掻く横だが、

(いや〜眼福眼福。つかあんな格好で止まってれば見るだろう普通。いや!見ない奴は男じゃ無い!)

頭の中では悪いとはこれっぽっちも思ってなかったりする。

(しっかしなんちゅう身体能力だよ、動きは実戦なれした素人って所か?なにか習ってるようには見えんし。)

だがすぐに頭の中を切り替える。
アシュレイの攻撃は何か習っている物ではなく、ただ身体能力に任せた技術何かとは縁遠い攻撃だと解るが、

(だけど威力有りすぎだろ!?まともに喰らったら骨の一本や二本じゃすまねえぞこれ!?)

そう技術とは縁遠い攻撃、だがその並外れた力のおかげか一撃一撃が相手を戦闘不能にするのに十分な威力がある。

(霊気を纏わせた部分なら大丈夫だけど二発か三発耐えるのが限界か、受け流すしかねえな〜。)

そう考えると構えをとり両手両足に霊気を手甲状にして展開し纏いつかせる。

「へ〜やる気になったみたいね。」

それを見たアシュレイもまた重心を若干落とし突撃するような体制をとる。

数秒の静寂の後・・・アシュレイの体が爆ぜた!
一瞬で最高速に達すると真正面から突っ込んでくる。

「ちっ!」

そのまま放たれた打撃を、手の甲で一瞬受け止めそのまま体ごと斜めにして後ろに流す。
流した動きのまま相手の足元に自分の足を差し入れる、止められずそのまま前方に体を泳がせるアシュレイに上から肘を叩き込もうとするが!
なんと残った足で勢いよく踏み切り前方に飛び肘をかわす。
逆さになったまま腕を振るい爪で切り裂こうとしてくるが、無理な体制なせいかまるで力が篭っておらずあっさりと手甲で受け止める。
受け止めた手を振り払い追撃を入れようとするが片手で地面を押すと飛びのき距離を取られ不発に終わる。

立ち上がりこちらを睨むアシュレイに下手に仕掛ける事もできず構え直し様子を伺う。

(ん〜どうすっかな〜。今ならまだ気絶くらいはさせられっかもしれんけど、誤解で戦ってるんやし相手女の子やしやりにくいな〜。)

誤解で戦うことになりしかも相手が美少女(ここ重要!)なのもあり本気で打ち込めていないらしい。

(文珠で"縛"か?いや、なんか一個だと力ずくで破られそうな気がする・・・。どうすっかなあ?)

どうやら相手もさすがに警戒しているらしく、いつでも動き出せる体制のままこちらを窺っている。

(考えるチャンスは今しかない、攻め続けられたら考えてる暇なんぞ無くなる!何か方法は・・・そうだ!)

何かを考えついたようでニッと不適な笑みを一瞬浮かべるがすぐに消し相手に向かって今度はこちらから突っ込む。

突っ込んできた横島に合わせて爪を突き出してきたのをかわし一回転し裏拳を叩き込もうとする。

その裏拳をアシュレイはとっさに上げた腕でガードするが、勢いを殺し切れずにたたらを踏む。
その隙に横島は文珠を地面に一つ転がし飛びのく。

「くっ、このっ!」

すぐに殴り掛かってくるが、その打撃をあるいは受け流しあるいはかわし後退していく。
そして有る地点に達すると後退をやめさきほどと同じ動作で横に回り込もうとするが、

「なんども同じ手に!」

今度はそのまま体を捻ったアシュレイの裏拳が飛んでくる、がそこに横島の姿は無い。

「へ?」

すでに屈んでいた横島に足を払われ間抜けな声を上げながら盛大に尻餅をつく。

「やっぱり白だ。」

「な!こ、この〜!」

そんな事をつぶやく横島に顔を真っ赤にさせ殴りかかるが、すでに横島は飛びのいておりそこには居ない。

足元にはまたしても文珠。

「この、また逃げる気!少しはまともに戦いなさいっ!」

すぐに立ち上がり横島を追う。

走りながら逃げる途中また一つ文珠を転がし向きを変え走り有る地点で止まり振り向く。

そこに、

「この〜〜〜〜!!」

盛大なジャンピングドロップキックが襲い掛かる。

丸見えになる白い布に一瞬全意識が向かうが、

「げ!」

すぐに誘惑を振り払い全力で防御する。

ズドゴォァッ!

もの凄い音がでそのまま吹き飛ばされるが、

「よし!」

「え?」

横島のしてやったりといった顔とセリフと同時に足元が輝きアシュレイが戸惑いの声を上げる。

足元には"発"と"動"の文珠!

その輝きに呼応するように四箇所に転がされた文珠が輝き、
アシュレイを不可視の力が押さえつけ地面に押し付ける。

「な、何が起こったっていうのよ〜!」

転がした文珠の文字は初めのから順に"封"・"縛"・"結"・"界"。

そう一つ一つ効果を発揮させずに転がした文珠を、
"発動"によりその場に押さえ込む結界として起動、発動させたのだ。

「ふ〜手持ちの文珠全部使っちまったけど、うまくいったみたいだな。」

そういいながら近づいてくる横島に、

「くっそ、このためだったのね!あんたが逃げてたのは!」

「そういう事。」

激昂し押さえ込まれながらも怒鳴りつけてくるアシュレイに涼しい顔で答える。

「いつ気づかれるかと冷や冷やしたぜ?」(てのは嘘なんだけどな、いきなり文珠を見破れるとは思わんし。)

だが何かしらの細工を施しているのを気づかれる恐れは有ったので、全てが嘘とも言えないが。

「まあ、力ずくで破るのはさすがに無理だろうしおとなしくしてくれ。」

「おとなしくって何する気よ?」

「さあって、何しよっかな〜。」

ニヤニヤ笑う横島に身の危険を感じたのか青ざめるアシュレイだが、

「まあなんだ、変な事はしないよ。話を聞いて欲しいだけだ。」

「話しって・・・何よ?」

その言葉に多少は安心したのか顔色は戻るが怪訝な声を挙げ聞き返してくる。

「フェンリルの事だけど絶対に連れて行かせないとは言ってないぞ?」

「は?何言ってるのよ!自分で連れて行かせないって!」

「無理やり連れては行かせないって言っただけだぞ?フェンリルが自分で行くって言うんなら、別に邪魔はしないよ?」

「ほへ?」

その横島の言葉に間抜けな声を出すがすぐに怒鳴り返してくる。

「そんな事一言も「言いかかったのを遮って攻撃してきたのは君だろが。」うっ・・・。」

確かにそうだ、最後に何か言いかかったのを遮って攻撃したのはアシュレイだ。
それを覚えているのか黙り込む。

「って訳で行くかどうかはフェンリルと話し合ってくれ、
 解いたと同時に連れ去らない攻撃してこないって約束してくれるなら、
 この結界すぐに解いて挙げるけど?」

「しなかったら?」

「このまんま放置。1日位で消えるとは思うけどフェンリル連れて逃げさせてもらう。」

「はあ、解ったわ。攻撃しないし連れ去らないわよ、約束するから放して。」

その会話から横島が本気だと気づいたのだろう、ため息を吐きながらもそう約束する。

「私の名にかけて、約束するわ。だから放して。」

「ん、解った。」

もう一度真剣な顔で言ってくるアシュレイの言葉を信用し結界を解く。(横島の事だから2度目の言葉が無くても解いたかもしれないが。)

「ふ〜ひどい目に遭った。あたしを押さえつけるなんてたいした結界ね。なんの儀式とか呪文も無かったのに・・・。」

「ま、まあな。」(文珠はバラさない方がいいよな?)

その言葉に内心汗をだくだくと流しながら表面上は多少どもる程度で返す。

「何かひっかるけど、まあいいわ。じゃあフェンリルを起こし「う〜ん、どうしたの〜?お兄ちゃん。」・・・」

狙った様なタイミングで目を両手でこすりつつ起き上がり、半分寝ぼけながら聞いてくる。

(可愛い・・・っは!いかんいかん!俺はロリコンじゃないんだ〜〜〜〜〜!)「あ〜ごめんお越しちゃったな。」

内心の葛藤は見事に隠しつつ、起きてしまったフェンリルにこやかに話しかける。

「ちょっとこのお姉ちゃんと色々有ってさ。心配無いからもう一度寝ような?」

「は〜い、また寝るまで抱っこして〜。」

「う・・・わ、解った。」

両手を前に出してせがむフェンリルにすぐに白旗を揚げ答える横島に、

「ロリコン・・・。」

「うっさいわ!話は明るくなってからでいいよな?」

「解ったわよ、あたしも一眠りするわ。夜更かしは美容の天敵だし。」

(夜更かしは美容の天敵って・・・この娘本当にヴァンパイアか?)

ボソッと言われた一言に反論しつつ聞いた事の答えに対して、頭に?マークを浮かべつつもフェンリルを腕に抱き、横になる横島だった。


━後書き━
どうも〜REKIです。
第七話お送りしました〜。
戦闘シーンしょぼいのは簡便してください。シリアスは苦手です(T―T)
今回は誤解な上にしかも相手が美少女な事が重なった結果、
体術は本気で使えませんでした。(しかもこれで文珠のストックゼロ、まあ6時間ほど寝て起きればば3〜4個は作れるのですが。)
さてさて次回はアシュレイとフェンリルの話し合いと、
"あの事件"とかかわりの深い名前を持つ方と第二のちびっ子の登場です!
ご期待に応えれるようがんばります!

レス返し〜。

遊鬼様
ええ、横島はやる時はやる、言う時は言う男だと思うので多少かっこいいかな〜?って感じに書いてみました。
舐めた場所?さあ?何処でしょうか?w(夢の中は18禁です。)
楽しみにしていただけますか!がんばります!

桜葉 愛様
アシュレイは結構ドジキャラおちゃらけキャラに書くつもりだったのですが
お姉さんに見えますか・・・むう。
まあ確かに実年齢20歳以上ですが、中身16歳のままのつもりだったのですが^^;
今回の話でドジっ子と少しでも思っていただけたら幸いです。
次回新キャラ登場予定!がんばりますんでよろしくお願いします!

森型様
そうですか、大きいことはいい事ですか。小さいのもそれはそれ(グホッ
かなり後半の予定ですがね^^;(最終話近いかも。)
アシュレイは一段です。三段は反則でしょう・・・強すぎる。
アクエリ世界の真祖みたいなもんやしね・・・アーカードさん(単体三段の男キャラヴァンパイア)って、
ヴァンパイア耐性持ってるからヴァンパイア王なだけだし大して強くないし・・・太陽光浴びて灰になるしね。
(アシュレイはなりません。女神マガジンの出してる漫画で海辺で水着着て日光浴してました。)
舐めてる場所・・・秘密ですw
誤字報告いつもありがとうございますねw助かりますw
ではまた次回〜。

D,様
横島君が女絡みで大変な目に遭うのは世界が決めた原則ですのでw
ん〜横島にいたずらされてる夢かな?w
ロリコン・・・いつか認める日が来るのか来ないのかw

なまけもの様
だいたい合ってますよ〜。
細かい設定はブロッコリーホームページやファンサイトなどでどうぞw
さあどうなる事やらw今後にご期待くださいなw
応えられるようにがんばります^^

ガルガンチュア様
運命ですねw付いてますよ確実にw
あ〜PSにありましたね〜アクエリゲーム、カードバトルじゃないですが。

triger様
ええ文珠初見じゃ見抜けないでしょう。
今回も文珠で捕獲しましたしw
戦闘シーン楽しんでいただけたら幸いです。
全力戦闘はもう少し先になるかと思います、多分イレイザーのロボットと戦うかと。


では皆様また次のお話でお会いしましょうさよ〜なら〜。

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