「今回のお題は、真・副将プレイだ」
ループごとに、ランス王はテーマを決められる。
世界中の女をフルコンプするため、今までのループで出会わなかった女性を攻略するために。
出来る限り、意外な展開を目指すのがコツ、なんだそうだ。
とは言っても、ランス王がなされるのはテーマの決定だけで、具体的なお膳立ては私がしなければならない訳だが。
誰かもう一人くらい、道連れができないものかなあ・・・。
青の副将の2
副将プレイ。
コルドバ将軍やバレス将軍、リック将軍などのリーザス正規軍は勿論、ヘルマンやゼスやJAPANなどの降将も使わずに、副軍だけで世界を制覇する。
20回ほど前、久々にリーザス王として人生を過ごされたときにも試された筈だが。
・・・真?
「おう、真・副将プレイだ。
今回は美樹ちゃんも健太郎も、魔人連中も抜き。
俺様も、対魔人戦以外は出陣せんぞ」
クリーム将軍も元はヘルマン第4軍の副将ですが、駄目ですか?
「クリームちゃんは前回魔人にしたから、今回は抜きだ」
ああ、さいですか。
という訳で。
今回は久々のリーザス軍だというのに、当面は私とメナド副将の二人で反乱軍を何とかしなければならないようだ。
全滅覚悟で郊外で反乱軍と正面衝突して、早期にメルフェイス副将とハウレーン副将を確保して。
後は戦力が整うまでリーザス国内で焦土戦術でもとるしかないだろうか。
アールコート副将とラファリア副将が任官するのは、早くても1年先。
せめて、もう少し頭数があれば。
頭数、頭数、頭数・・・ん?
かくて、運命の反乱の日。
ランス王派の陣営には、黒の軍の副将であるジブル、ドッジ、サカナクの3将の姿があった。
ランス王としても、真・副将プレイ的には、これはこれでありらしい。
いやはや、何度もループ人生を経験すると、脅迫の種には事欠かないものだ。
それにしても、バレス将軍の親友として、人格者として知られるサカナク副将が、裏であんなことをしてたとはなあ。
・・・ああ、3人とも、そんな泣きそうな目でこっち見ないでくれたまえ。
あとがき
電波の大元は、川崎さんやMAGIふぁさんの魂の牢獄シリーズ。
それが、何故かこんなのになってしまいました。
非常に申し訳ない。
こんなノリで、暫く続けてみます。