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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第40話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-06-16 23:01)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第40話  戦場を舞う白き堕天使 前編


漆黒の宇宙を突き進む戦艦、アークエンジェルとミネルバ。
アルテミスを発進して早数日。
ようやく地球にやってきた。

「そろそろ大気圏突入か・・・・・・」

そのうちの一隻、アークエンジェルの艦長用のシートに座っているキラ。
手元のコンソールを操作しながら艦を動かしている。

すでにアークエンジェルとミネルバはキラ達によって多大な改造を施されている。
攻撃、防御、機動力の面では勿論の事、
彼の作ったプログラムとそれにあわせた伝送系の変更によって、
1人いれば艦を運用できるという驚異的な戦艦に生まれ変わっていた。

「ラクス、ミネルバに通信を入れておいて。
 メイリン、大気圏突入用装備の点検をお願い」
「「了解しました(わ)、キラさん(様)」」

キラの声に応え、ラクスとメイリンが作業を開始する。
ちなみに彼女たちが座っているのは艦長用シートの後ろに背中合わせで付けられている席である。

本来、アークエンジェルを動かすにはキラ1人で十分なのだが、
キラだけにさせるわけにはいかない、と言う2人が半ば強引に手伝っていた。

「キラさん、装備のほうは問題ありません」
「ミネルバに連絡しましたわ、キラ様」
「ああ、2人ともありがとう」

礼を述べるキラ。
その感謝の言葉(微笑み付き)に頬を染める2人。

「キラ様、私たちもまずオーブへ向かうのですか?」
「うん。さすがにアークエンジェルで飛び回ってると見つかっちゃうからね。
 でもまぁ、軍のコンピューターに片っ端からハッキングかけて
 レーダーとかその他電子機器をぶっ壊してもいいんだけど・・・・・・
疲れるし

堂々と物騒なセリフを言わないで欲しい。
というか疲れなかったらやるのか?
だが、その言葉に2人の少女は何の疑問も抱かない。

「そうですよね、いくらキラさんでもさすがに疲れちゃいますよね」
「キラ様が無理をなさって病気にでもなられたら大変ですもの」

疑問どころかキラの体を気遣っている。
恋は盲目というが、この場合完全に洗脳の領域だろう。

「さて、それじゃあ大気圏突入に・・・おや?」

艦の姿勢制御していたキラの視界にある異常が映った。
彼の視線の先にあるのは広範囲索敵用のレーダー画面。
そこに表示されている多数の艦影。

「ライブラリ照合・・・・・・連合軍のようですけど、一隻だけデータにない戦艦がいます」
「データにない?連合軍の部隊なんだよね?」

メイリンの報告に首をかしげるキラ。
が、やがて何かを思い出したかのような顔になる。

「・・・・・・たぶん、あれだ」

納得したように頷くキラ。
そしてシートから立ち上がり出口へと向かっていく。

「キラ様?」
「もう降下シークエンスに入りますよ?」

彼の行動の意図が読めず、疑問の声を上げる2人。
そんな2人に軽い口調で告げるキラ。

「ちょっとデータ収集にいってくる。悪いけど先に行ってて」
「「・・・・・・え?」」

返答を待たずにブリッジを出て行くキラ。
残された2人は言葉の意味がつかめず呆けている。
が、自動ドアが閉まった直後にその意味を理解した。

「キラ様!」
「戦うつもりなんですか、キラさん!」

慌ててキラを追おうと席を立つ2人。
しかしすでにドアはロックされており、
アークエンジェルも自動で大気圏突入に移行していたのだった。


ブリッジから一直線に格納庫へとやってきたキラ。
迷う事無く一機のモビルスーツに乗り込んだ。

「実戦で使うのは初めてだからな」

手早くOSを立ち上げ機体を起動させる。
そのまま機体を発射口に移動させる。

「よし・・・じゃあ行くか」

内部からデータを転送し、ハッチを開かせる。
操縦桿を握りなおし、足元のスロットルペダルを一気に踏み込む・・・

『『キラさん(様)!』』
「おわっ!」

・・・直前で通信回線が開いた。
あまりの声量に思わずのけぞるキラ。

「2人とも・・・」
『キ・・・ま、・・・めて・・・さい!』
『・・・くら・・・んでも・・・危・・・です!』

必死に叫ぶラクスとメイリン。
だがかなり強引に回線に割り込んでいるのだろう。
画像が不鮮明で、所々途切れている。

(無理矢理とはいえ、僕のプログラムを突破するなんて)

彼女たちの思わぬ能力に内心驚いているキラ。
だがそれを表に出す事無く、あえて冷徹に言い放った。

「今奴らに地球に降りられると厄介な事になる。
 計画を狂わされるわけにはいかないんだ」
『で・・・も・・・』

すると今度は一転、優しく諭すような口調で語る。

「心配しなくても大丈夫だよ。
 無理はしないし、絶対無事に戻ってくるから」
『・・・・・・』

おそらく彼女たちにはキラからの声も途切れ遂げれにしか聞こえていないだろう。
それでも彼女達には伝わった。
言葉を不要にしてしまうその眩しい笑顔によって。

「それじゃあ行ってくる・・・・・・回線、切るからね」
『『・・・・・・』』

何も言わない少女たち。
だが、その目には先ほどまでにはない強さが感じられる。
キラはそれを信じ、回線を遮断した。


「・・・・・・ふぅ」

ため息を一つつくキラ。
俯いているために表情は読み取れない。
が、何やら異様なオーラを発している。

「ラクス、メイリン・・・」

操縦桿を握り直し、ペダルを踏み込む。
途端にキラの体を強烈なGが襲う。
だがそれを意に介すことなく、そのまま漆黒の戦場へと躍り出る。

「嘘ついてごめんね」

目前のドーム型レーダーで敵艦隊の位置を確認。
機体を高機動モードに移行し、艦隊目掛けて一直線に向かっていく。

「でも仕方ないんだ、だって・・・」

顔を上げるキラ。
その顔には・・・

「せっかくの獲物なんだからなぁ!」

悪魔の笑みが浮かんでいた。


一方、そんな悪魔が忍び寄ってきている事など気付いている訳もない連合艦隊。
哀れな子羊の運命は?

「艦長、もうすぐ地球ですね」
「ええ、そうねナタル」

和やかしている暇はないぞ!
一体どうなる?


あとがき+レス返し

最後にちょろっとキラが壊れましたね。
次回が心配・・・
ようやくキャラたちが復帰して来ました。
第一弾はマリュー&ナタルです。
ぼちぼち軍人さんたちも出していこうと思ってます。
次回はいよいよ戦闘だぁ!

前話のラストに出てきた金髪さんですが、
現時点ではのーコメントとしておきます。
ただ、マリューやナタルと面識があると言う点を考慮すると・・・てな具合です。

今回のメンバー編成はかなり狙った組み合わせにしてます。
その筆頭と言えるのはやはり、

 @ フレイ、ルナマリア×ステラ
 A シン×マユ

でしょうか?
いろいろと年齢制限がかかる事になる気が・・・

ハーレムメンバーについてですが、そろそろ増やそうかなーとか思っとります。
誰が増えるのかは謎ですが、もしかしたら既存のキャラではないかも・・・

ファス様・TAN様・煌く凶星j様・こうの様
レスありがとうございました。

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