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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第37話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-06-03 01:05/2005-06-03 22:35)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第37話  会議を開こう  〜キラ編〜


アルテミス内第一ブリーフィングルーム。
そこにいるのはキラ、アスラン、シンの3人。
機体設定を終えた後、キラが2人を呼び出したのだ。

「キラ、一体何なんだい?」
「今後の事を話し合っておこうと思ってね」
「今後の事ですか。それならみんな一緒の方がいいんじゃないんですか?」

シンが提案する。
彼の場合、ステラやマユが一緒にいなければ基本的には真面目なのである。

「一応声をかけてみたんだけどね、女の子だけで大事な相談があるからって」
「いいんですか?」
「ああ、とりあえず2人に聞いてもらっておけば大丈夫だから。
 それじゃあ説明するよ」

そう言って、キラは話し始めた。


「この一ヶ月で戦力も十分整った。
 そこでいよいよ本格的に活動を始めようと思う、
 とりあえず当面の標的はブルーコスモスだ」
「ブルーコスモス・・・ですか?」
「連合じゃないのか?」

疑問符を浮かべる2人。
それを予測していたのか、すぐに説明を加えるキラ。

「考えてもみてくれ。僕達はただのレジスタンスだ。
 いくら連合軍がヘタレ役立たず集団であっても潰すのは無理だよ。
 ほら、ザコも群れると始末が悪いって言うだろ?」
「そ、そうですね・・・・・・(言わないと思うんだけど)」
「た、確かに・・・・・・(体が拒絶している。突っ込んではいけない)」

キラの言葉に久しぶりの違和感を感じる2人。
だがそこを突っ込むような真似はせずに聞き流す。

「まぁ、連合軍の本部に核ミサイルの2,3発でも打ち込めば楽勝で終わるんだけどね。
 あ、そうだ、その手があったな・・・・・打ち込むか」
「「キ、キラ(さん)!?」」
「「(核ッすか!?)」」

突然の不穏な言葉に動揺を見せる2人。
勿論二言目は心の中に留めた。
だが、彼が言うと冗談に聞こえないのでなお悪い。
しかし当のキラはあっけらかんとしている。

「大丈夫だよ、そんな事は絶対しないさ」
「キラ・・・」
「そ、そうですよね」

安心する2人。だが、

「そんな事したらその基地にいる女の子達が死んじゃうもんね」
「「え・・・」」
「基本的に野郎の命なんかどうなろうと知った事じゃないんだよね。
 て言うか消えてくれた方がマシ?
 でも女の子は大事にしないといけないんだよね、特に可愛い子とか美人とか。
 あ、年増とかはどうでもいいけど。だから・・・」

心のうちを話し始めるキラ。
言葉も弾み、表情も生き生きしている。

「「・・・・・・」」

それとは対照的なシンとアスラン。
顔は引き攣り、体が硬直して動けなくなっている。

「・・・・・・でもそうだとすると・・・って、聞いてる?」
「え?あ、ああ」
「も、勿論聞いていますよ」

突然振られ、戸惑いながらも答える2人。
その挙動に首をかしげるキラ。

「ふ〜ん・・・まぁ聞いてたんならいいや。
 もしかしたら調整しないといけないかと思ったけど、よかった」
「「(調整?)」」

明らかにおかしいだろうという言葉が飛び出す。
しかし当然突っ込まない
否、突っ込めない
それどころか、

「(調整・・・まさかな)」
「(俺・・・どっか改造されてるんじゃないだろうな)」

一瞬浮かんだ不吉な考えを振り払うアスラン。
シンにいたっては体の状態を確認し始める。

「2人ともどうしたの?」
「「な、何でもない(です)よ、キラ(さん)」」

キラの言葉に素早く返答する2人。
下手な事をすると本当に取り返しのつかない事態になってしまいそうな・・・
そんな予感(確信)があるからだ。

「それじゃあ話を続けるね。
 とりあえずブルーコスモスの盟主であるムルタ・アズラエルは僕が潰す。
 だがその間、連合の動きを封じておかないといけないんだ。そこで・・・」
「ちょ、ちょっと待てキラ!アズラエルを潰すって・・・そんなこと」

今度は突っ込んだアスラン。
さすがに流せる話ではないだろう。
アズラエルといえば連合においても相当な権力と財力を持っているのだ。
だが、キラは当たり前のように言い放った。

「何言ってるんだいアスラン。所詮相手は一民間企業だよ?
 ちょこちょこっとデータ改ざんするだけであっという間に戦闘不能さ。
 ・・・ここのところやってなかったから、ちょっぴり本気出しちゃうかもしれないけど♪」

フフフっと不気味に笑うキラ。
2人の背に悪寒が走る。

「おっと、話が逸れたね。
 ただその間連合の動きを封じ込めておかないといけないんだ。
 そこで世論を利用する」
「世論を、ですか?」
「ああ、民衆の怒りの矛先を連合に向けさせるんだ。
 さすがに同族に反抗されちゃあ下手な事出来なくなるはずだからね」

キラの言う事はもっともである。
だが、今の状況でそれが出来るとは、2人は到底思えなかった。

「キラ、いくらなんでもそれは無理じゃないかな?」
「確かに有効かもしれませんけど・・・」

それが一般論だろう。
だがキラには通用しない。

「民衆なんて無知な弱者の集まりさ。
 大局なんか判っていない、ただ周囲の流れに乗って騒いでいるだけだよ。
 連合のスキャンダルネタを大量に流してやればすぐに傾くさ。
 いざとなったら地球全土に催眠音波を流せばいいけど、
 さすがに非人道的だしね」

貴方の存在自体が非人道的ですよ、キラ君。

「・・・そうですね」
「・・・キラの言うとおりだな」

もはや突っ込む気力さえなくなっている2人。
ただただキラの言葉に相槌をうつだけである。

「と言うわけでさ、ブルーコスモスを片付けるまでの間部隊を3つに分けるからね」
「・・・3つ?」
「ああ、ここの防衛と直接ブルーコスモスと戦うのと、あとオーブの防衛だよ」
「オーブの防衛ですか?」
「あそこは僕達の生命線だからさ。万が一落連合に落とされでもしたら大変だからね」
「「なるほど」」

初めてまともに納得した2人。
こんなんでいいのか?

「それじゃあ編成を説明するね。まず・・・」


と、そんなこんなでようやく会議らしくなってきた。
だが、彼らは知らない。
この真面目?な会議の裏で、とんでもない事が話し合われていたことを。

会議を開こう 〜ハーレム編〜 に続く。


あとがき(短い!)

前回の予告話の前にワンクッション。
何だか当初の設定がまた薄れてきた今日この頃。
私は一体如何したいんだろう。
・・・とりあえず完結かな?

次回こそ裏会議開催。
議題は勿論ステラ嬢!

今回はレス返しは無しとさせていただきます。
最近これが多いですが、ご了承ください。

D,様・イワッペ様・スロバ様
レスありがとうございました。

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