第3話
「ふう、いい湯だった。うむ、やはりHの後の風呂は最高だな。がはは・・・・さて風呂あがりは牛乳だな」
一風呂浴びて上機嫌になった俺は、そう独り言を言いながら、台所に向かう。
冷蔵庫をあけ、牛乳を取り出す。しかし、そこには、牛乳は入っていなかった。
む、シィルのやつめ、牛乳が無いじゃないか。なんて気の利かない奴だ。これはお仕置きだな、ぐふふ・・・
俺は、シィルを探して台所を出た。
シィルの奴は、物干し場で洗濯物を干していた。
背後から気付かれないよう忍び寄り、ギュッと胸をわし掴みする。
「あっ、ランス様、何の御用ですか」
がはは、シィル、牛乳が無いではないか。お前のせいで、俺様の入浴後のGOODなひと時が台無しになったぞ。お仕置きをしてやる」
俺は、そのままシィルの胸を揉みはじめる。
もみ もみ おみ もみ もみ・・・・・
「いっ・・・ああぁぁ・・・あん・・そんなぁ・・あっ・・・、やっ・・胸が・・」
「がははは、うーん、このままでは罰にならないな。よし、このまま愛撫なしでHだ」
「えっ、あの、ランス様?・・・・・」
一気にシィルのやつのパンティをずりおろすと、シィルのあそこに俺様のハイパー兵器をあてがい一気につっこむ。
「・・!!あっっ、痛いです。ランス様」
「痛くないと、お仕置きにならないだろうが」
俺は、少しゆっくり動き、そしてまた、うごきを早める。
「あーん、またこのパターンですかー」
シィルの奴は、自分の不手際を反省せずに泣き言を言い始めやがった。
けしからん!!
「とりあえず、お前がしっかり、謝るまで続行だ。それっ!」
俺様は、そういうと、いっそう腰を大きく振りはじめた。
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一時間後、
「申しわけありませんでした、ランス様。あの、牛乳なら、今日配達されたのがポストに入っていると思います」
「俺様は冷蔵庫に無かったから怒っているのだ、。俺様はキンキンに冷えたやつが飲みたいのだ。ちゃんと冷蔵庫にいれておけmキンキンになるようにな。まったく、俺様の奴隷なのに気が利かない奴だな、今度から注意するように」
そう言ってシィルの奴を注意すると、俺様は寛大にも許してやることにした。
「まったく、風呂にせっかく入ったのに、また汗をかいてしまったではないか。もう一回風呂に入りなおすから、お前は、牛乳をちゃんと冷やしておくように」
そう言って、その場から立ち上がると、俺は再び風呂場へ向かった。
部屋に残ったシィルは、みずくろいを済ますと、玄関へ向かって歩き去った。
再び、脱衣所、
ざぁざぁとシャワーの音が漏れ聞こえてくる。
俺は、風呂に誰かが入っているのに気付いた。
む、そうか、かなみだな。さっき、入れと言ったしな。まだ入っていたのか・・・・・・・そうか、うむ、俺様を待っていたのだな、感心な奴だ。これはご褒美をやらねば。
俺は、一気に風呂場の扉を開け、一気に中へ進入した。
中に入るとかなみの奴は、体中を泡まみれにして、体を洗っていた。
「がはは、かなみ、待たせたな。今からかわいがってやるぞ」
「え、え、なんなの?なに!、なんなの?」
突然の事で、かなみは、状況に反応できず、訳が分からないようだ。
俺は気にせず一気に近寄り、かなみを抱き寄せ、彼女の動きを封じ込めた。
なぜか抵抗してきたが、忍者とはいえ所詮は女の力、スーパーな俺様の敵ではない。
「きゃ、きゃああぁぁぁぁぁぁ!!!」
事体をようやく把握したのか、かなみは悲鳴を上げた。
「ラ、ランス、何で入ってくるのよっ!!」
「そんなの、汗をかいたからに決まっているではないか。それにしても、体をきれいにして俺様を待っているとは、感心なやつだな。さすが、俺様の女だな」
「誰が俺の女よ!!」
「誰がって、お前のことに決まっているではないか。さっき、ちゃんと約束しただろ」
俺は、不思議そうにかなみに尋ねた。
「さっ、さっきって、一回だけじゃないの?!!」
「そんなはずないだろ、しかし、それにしても二回目は泡プレイか。マニアックな奴だな。初心者には難しいぞ・・・・ここは一つ、俺様が最初からレクチャーしてやろう」
そう言うと、俺は、無造作にかなみを抱きしめ、唇から腰にかけて、舌をはわし、一気にそのまま柔らかな茂みの内部へと、指を挿しいれた。
「あっ・・やめて、やめてっ」
かなみは悲鳴と共に抵抗を強める。
しかし、俺様は、気にせず、愛撫を続けた。
しばらく抵抗していたかなみだが、やがて、俺様の愛撫に耐え切れず、あえぎ声を立て始めた。
「ふっ・・・あん・・ああ・・あああああ!!」
声を上げながら、体を振るわせる。
「がははは。かなみ、それでは、天国へ連れて行ってやろう」
準備が出来たようなので、俺はかなみのアソコにハイパー兵器をあてがい、ぐちょぐちょといじくる。
たまらず、かなみは静止の声を上げた。
「や、やめてっ!!」
「がはは、そんなことを言っても、俺様のハイパー兵器は走り出したら止まらないのだ。では、発射進行だ!!」
笑いながら、言葉と共に、俺は一気に突き入れるた。
「きゃ、そんな、ぁっ・・・・やん・・・・・・ああああ!!!」
「それそれそれ、がはははは」
笑いながら、俺は腰を振りまくった。
その後、一時間の間、風呂場には俺様の笑い声とかなみのあえぎ声が響き渡った。
頑張れ かなみ! 負けるな かなみ! 君の冒険の旅は、まだ出発もしてないではないか。
きっとこれから幸せになれるさ・・・・・・
たぶん・・・・
一時間後、俺とかなみは、今、リビングで牛乳を飲んでいる。
シィルの奴が、命令した通り、ちゃんと持ってきたのだ。
うむ、かんしん、かんしん。
俺はうまそうにキンキンの牛乳をしばらく飲んでいたが、ふと、横のかなみの奴を見ると、やつは何故かぐったりとしていた。
まだ、昼前で、風呂から上がったばかりだというのに変な奴だな。
そんな事を考えていると、シィルの奴が部屋に入ってきて。俺の前に座った。
「ランス様、食事のおかたずけと洗濯と掃除はすべて終わりました。もう、冒険に出る準備は整いました」
「よし、ご苦労だった。あとで、ご褒美をやろう」
「ありがとうございます、ランス様」
シィルは嬉しそうに返事した。
かなみは、ぐったりした様子でそれを黙ってみていたが、やがて、何かを思い出したのか、横でごそごそとし始めた。
なにしてるんだ?かなみのやつ?
しばらくすると、かなみは何かを取り出し、それを持って、俺に話しかけてきた。
「ランス」
「なんだ、かなみ、まだ満足してないのか。しかたないな。俺は、やさしいからもう一発してやろう」
「そうじゃありません。これを」
真顔で否定し、その後、俺に向かって白い盾を差し出した。
「ん?これは?」
俺は、疑問に思って尋ねてみた。
「リーザス王家に伝わる聖盾です。これは、この間お渡しした聖剣、聖鎧とセットでお使いください」
貰える物は貰う主義なので、素直に受け取る。
「そうか、くれるのか。よし、俺様が使ってやろう。おい、シィル、出発までお前が預かっておけ」
「はい、ランス様」
シィルは受け取ると、そのまま自分の横に置いた。
再び、かなみの方を向くと、奴は何故か、部屋の中をきょろきょろと見渡していた。
が、やがて、それをやめ、その後、再び真剣な顔で言いにくそうに俺に向かって話しかけてきた。
「ランス・・」
「なんだ?」
「あの・・聖剣と聖鎧は、どこに・・」
「聖盾ならお前に貰ったからここにあるぞ」
「いえ、聖剣と聖鎧です。たしか、ランスに渡していたはずですが」
「あれはだな、売った」
「・・・・・売った・・?・・・??」
かなみの顔が呆然とした表情になる。
俺の言葉の意味が分かっていないようだ。
しかたない、説明してやるか。
「なかなか豪華だったから高く売れたぞ。なぁシィル」
「はい、セットでたしか2000ゴールドで売れました」
うむ、しかし、あの親父、値切りやがって、もっと高く売れたかもな。くそっ!
「ばかな、あれを売るなんて!!どうしてそんな事をしたのですか!!」
俺とシィルの言葉をようやく理解したのか、かなみは大声を出す。
むかっ、何を怒ってるんだ?かなみの癖に生意気な。あれは俺達のものだぞ。
「俺がすることに文句を言うんじゃない。俺の持ち物を売ろうが捨てようが俺の勝手だろうが」
「実は、お金が無かったので仕方なかったのです。かなみさん、ごめんなさいね」
「シィル、余計なことを言うんじゃない」
「はぁ・・・。どこの武器屋で売ったのですか?店の方にお願いして返していただきましょう」
かなみは、しばらく呆れていたようだが、しばらくすると、何かを思いついたのか再び話し出した。
む、俺にくれた物なのに、何でかなみが取り戻そうとするんだ?
「おい、かなみ、なんでその聖シリーズにこだわるんだ?何か、訳でもあるな」
「・・・・・」
かなみは答えない。沈黙している。
これはいよいよ、なにかあるな。
「言え。言わないとリアは、助けないぞ」
「分かったわ。・・・リーザス城に攻込んで来たのは、ヘルマン軍だけじゃなかったの。彼らの中に魔人がいたの」
かなみは、俺の追求に信じられないことを話し出した。
「魔人・・・」
「そんな、魔人がどうして・・・彼等は、たしか仲間割れで戦争をしているはずです、こちらに来る余裕なんかないはずだわ」
シィルの言うとおり、つい先日、先代の魔王ガイが死んで、やつらの言うところのリトルプリンセスに代わったばかりのはずだ。年号もLP暦に変えられたのが証拠だ。
そして、魔人達はそのせいで仲間割れをしているはずなのだ。
しかし、かなみは、そんな俺達の疑問を気にせず、たんたんと事実だけ述べる。
「そうです、でも魔人がいたのです。彼らの狙いは、リーザス城の地下に隠されている日光です」
にっこう?JAPAN風の名前だな。なんだ?おんなか?
「日光、なんだそれは??」
「それは、私にもわかりません。ただ・・・」
「ただ?」
「リア王女とマリス様が魔人達の狙いは、日光と言ってました」
俺の疑問に、かなみは素直に答えた。
ならばと、俺はつづけて質問する。
「しかし、リーザス城が陥落してリアも捕まったんだ。もうその日光とやらは、魔人が手に入れたんじゃないのか」
「いいえ、いくら魔人と言えども、それは無理です。日光は、強力な封印で隠されています。その封印を解く為の鍵が」
「聖剣と聖鎧、そして聖鎧と言うわけだな」
「そうです。リア王女は、私に言いました。魔人を倒すには、日光が必要だと。そして、ランスにならそれを使いこなせるはずだと」
今までの話で、かなみが聖シリーズを取り戻そうとする理由は納得したが、まだ一番の疑問が残っている。
「ふむ、それで聖剣と聖鎧が必要なわけだな。そうか、ところで日光ってなんだ?」
「だから、私は知らないんです。魔人を倒せるぐらいですからすごい武器だと思いますけど。とにかく、三つの武器を手に入れてリア王女に会われれば全てわかるはずです」
そうか、やはり、JAPANの美人のねーちゃんに違いない。
俺の口元には、笑いがこみ上げてくる。
「そうか、日光か・・美人だったらいいのになぁ。でへへへへ」
「ランス様、武器なんだから女の子じゃないと思うんですけど」
俺の態度に、シィルの奴が茶々を入れてきやがった。
わかってないやつめ。しょせん、シィルだな、天才の俺様とやはりレベルがちがう。
ふん、ただの武器をわざわざ封印したりするもんか。なにか理由があるに決まってるのに。考えの足りないやつめ。
俺は、シィルのやつに反論した。
「そうかな、俺は太古の昔に封印された美人の女戦士か魔法使いに違いないと思うぞ。日光って名前からして、きっと黒髪のJAPAN美人だ、おまけにJAPANだから、侍に違いない。うむ、JAPANの美人の女侍、大陸でもJAPANでも希少だ、レアだ、うはうはだ、封印するのも納得できる。おそらくリアは、俺ならばそのじゃじゃ馬をSEXでならして、魔人を倒せる戦闘力をもつ部下に仕立てるだろうと、期待しているのにちがいない」
しかし、俺様が素晴らしい理論で反論したのにもかかわらず、シィルとかなみのやつは、それでも呆れていた。
「・・・・あのねぇ」
「ランス様・・・あまりにも無理があるのでは?」
むかむか・・・
俺はさらに反論を続ける。
「違うという保証も無いだろう。可能性は、五分五分だな」
「・・・・・・、まぁ、いいけどね」
そう言って、かなみのやつは、バカにしたように俺様の反論をきれいに流しやがった。
おまけに、シィルも同じ意見らしい。
むかむかむか
さらに怒りがこみ上げてくる。
くそっ、こうなったら、俺の考えが正しいことを示してやる。
「なんだ、かなみ!その俺様を馬鹿にした態度は!!俺の言うとおりだったら、俺様の言うことを一つ聞いてもらうぞ」
「・・・・・・」
かなみは何も答えない。呆れているようだ。
くそ!くそ!くそ!
「ランス様、そんな約束はしないほうが・・・」
「うるさいっ!」
ぽかり
俺様はシィルを軽くこづいた。
「・・・・しかたないわね。だけど私が勝ったときは、私の代わりにリア様の言うことを一つ聞いてもらうわよ」
シィルが可哀想になったのか、今まで黙って俺達の様子を見ていたかなみは、ようやく返事を返した。
・・・くそ、そうきたか・・・だがしかし俺が負けるはずが無いのだ。うん、俺様は正しい。
「よし、そうと決まったら聖剣と聖鎧を取り返すぞ」
そう言って俺は立ち上がろうとする。
「ところで、ランス、あんた今レベルいくつ?私は25だけど。困難な仕事だから、準備は念入りにしないとね」
俺を制止するように、かなみが横から質問してきた。
言われた俺は、素直に自分のレベルを見てみた。
「レベルか?んっ、・・・・・・げっ・・」
おもわず、うめき声が出てしまった。
「どうしたんですか、ランス様」
「俺のレベルが・・レベルがたった10しか無いではないか!!確か、俺は40以上は確実にあったはずだぞ」
「ランス様、しかた無いですよ」
「なぜだ」
「前回の冒険が終わってからというもの、遊んでばかりいましたから。体が鈍ってレベルが下がってしまったんですよ。ほら、私もレベル10になっています」
そう言って、シィルも自分のレベルを見せる。
「・・・・・・・・ちっ」
ちっ、低いな、ひくい・・・・ん?そうだ、いい事を思いついた。ぐふふ
いい事を思いついた俺はレベル神ウィリスを呼び出す。
「レベル神ウィリスよ、俺様の呼びかけに答え現れよ」
ぼわん
そして、煙と共にレベル神ウィリスがあらわれる。
レベル神ウィリスとは、俺様専用についた、俺のレベルを上げてくれる神だ。
赤い髪の、ぎりしゃ風の格好をした、俺にふさわしい、なかなか美人な神様だ。
「私は、偉大なるレベル神ウィリス、呼び出したのはあなたですね・・・・・あら、お久しぶりです、ランスさん、お元気でした?」
「うむ、呼び出したのは俺様だ。ところでウィリスこれは、どういうことだ?」
「なにがですか?」
予想通りウィリスは俺の質問が分からないらしい。
「俺のレベルが・・レベルがたった10しか無いではないか!!確か、俺は40以上は確実にあったはずだぞ」
シィルにしたのと同じ質問をウィリスにする。
「あの、しばらく呼び出されなかったことから考えて、きっと、体が鈍ってレベルが下がってしまったんですよ。ま、頑張って経験値を貯めてください」
ぐふふ、やはり、同じような答えだな、だがしかし、
「なんだと、自分の仕事を怠けていたくせに、俺様のせいにするのか。なんてやつだ」
「そ、それは・・・・」
突然の、俺の追求にウィリスは混乱しているようだ。
ぐふふ、俺は、一気に畳み掛けた。
「そうだな、おわびに一発やらせろ。せっかく上げたレベルを10までお前のせいで下げられたんだからな」
「そんな、そんなことできません」
「なんだと、責任を回避する気か!責任を取れ、責任を!お前はレベル神だろう」
「でも・・・・・」
俺の追求にウィリスはなんて答えたらいいのか困っている。
もう一押しだな、ぐふふ、
「一発させてくれないのなら、代わりに俺様のレベルが上がるごとに、お前の服を脱いでいけ。それなら出来るだろ、うむ、それが譲歩できるぎりぎりだ。俺もがんばれるからな。それが嫌ならHだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・わかりました。それだけなら帰ります。では、」
しばらく、葛藤していたウィリスだが、了承すると、打ちひしがれた様子で煙とともに消え去った。
辺りはポツンと静寂に包まれる。
「ランス様ぁ・・・」
「ランス・・・・」
かなみとシィルは、なんとも言えない顔で見ていた。
「がははは、上手くいったな。その辺のモンスターをげしげしと惨殺してもとのレベルにすぐ戻してやるぞ」
「はぁ、ランスって・・・・・」
かなみは呆れている。
「黙れ!よし、すぐに出発するぞ、準備しろ、シィル、かなみ」
「はい、ランス様」
「わかったわ」
二人に命令すると、装備品を手入れするため、俺は部屋を出たのだった。
あとがき
第3話です。みなさまレスありがとうございました。遅れて申し訳ありません。
B-クレスさま、ご指摘のことですが、上にあるように、オリジナル設定です。
魔人を倒せる武器は二つだから、日光でもいいかなと考えたのが、始まりです。
また、意見をおっしゃって下さると助かります。ありがとうございました。
ほかは、極力、性格や設定は変えないつもりです。だいたい、オリキャラも使わないつもりです。
ただでさえ、キャラ数が多いから。書くのも、描ききるのも無理です。
とりあえず、今回はこんなところで終わります。